JP2018190793A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気感受部への空乏層の広がりをより確実に抑制し、特性ばらつきを低減したホール素子を有する半導体装置を提供する。【解決手段】第一導電型の半導体基板と、半導体基板上に設けられたホール素子とを有する半導体装置であって、ホール素子は、半導体基板上に半導体基板と離間して設けられた第二導電型の磁気感受部と、半導体基板上において、磁気感受部の側面および底面を囲むように設けられ、磁気感受部より低濃度かつ濃度分布が一定の第二導電型の半導体層とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、半導体基板に対して垂直な方向の磁界を検知するホール素子を有する半導体装置に関する。
ホール素子は、ホール効果を用いて磁界を検出することができ、磁気センサとして用いることにより、非接触で位置や角度の検知が可能であることから、様々な用途に使用されている。一般的には垂直方向の磁界を検出することの出来る横型ホール素子が広く知られている。
横型ホール素子は、例えば、半導体基板に設けられた磁気感受部と、該磁気感受部の表面に設けられた一対の入力電極と、一対の出力電極とを有して構成される。
そして、半導体基板に垂直な方向に磁界を印加し、一対の入力電極間に電流を流すと、磁界の作用により、電流と磁界の双方に垂直な方向にローレンツ力が発生する。これにより、一対の出力電極間に起電力が生じ、これを出力電圧として得ることにより磁界を検出することができる。
このような横型ホール素子においては、入力電極に印加される電圧によって、磁気感受部に広がる空乏層の幅が変動することにより、電流経路となる磁気感受部の抵抗値が変動し、ホール素子の特性のばらつきが生じる等の問題がある。
かかる問題への対策として、特許文献1に示されたホール素子では、P型半導体基板内に、磁気感受部となるN型の第一のウェル層と、その外側を取り囲み第一のウェル層よりも低濃度のN型の第二のウェル層とを設け、半導体基板と第二のウェル層との間に形成される空乏層が第一のウェル層まで広がることを抑制している。これにより、磁気感受部(第一のウェル層)は空乏層の影響を受けないことから、抵抗値が変動することを防止でき、したがって、特性ばらつきを抑制できるとしている。
特開2013−149838号公報 特開平06−186103号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、以下のような問題が生じる。
すなわち、第一のウェル層の外側に設けられた第一のウェル層よりも濃度の低い第二のウェル層は、イオン注入等により半導体基板にN型の不純物を導入することにより形成されているため、第二のウェル層には、不純物の濃度分布が生じる。このように、第二のウェル層が濃度分布を有していると、第二のウェル層と半導体基板とのPN接合部に形成される空乏層は、第二のウェル層が濃度分布を有することの影響により、均一な厚さにはなり難い。このため、場所によっては、第一のウェル層内にまで空乏層が伸びてしまう可能性がある。結果的に、磁気感受部となる第一のウェル層が場所によって空乏層の影響を受けることになり、その抵抗値が変動し、特性ばらつきが生じることとなってしまう。
一方、磁界が印加されていないときに出力される所謂オフセット電圧は、スピニングカレント法を用いて除去する(オフセットキャンセルを行う)ことが一般的である(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、特許文献1に示されたホール素子では、上述のとおり、空乏層の広がり方が均一になり難い。したがって、特許文献1のホール素子において、スピニングカレント法によるオフセットキャンセルを行った場合、電流を流す方向(電流印加方向)を切り替えると、各電流印加方向において生成される空乏層の広がり方が異なることとなり、よって、オフセット電圧が除去しきれずに残ってしまう。
したがって、本発明は、磁気感受部への空乏層の広がりをより確実に抑制し、特性ばらつきを低減したホール素子を有する半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、第一導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に設けられたホール素子とを有する半導体装置であって、前記ホール素子は、前記半導体基板上に前記半導体基板と離間して設けられた第二導電型の磁気感受部と、前記半導体基板上において、前記磁気感受部の側面および底面を囲むように設けられ、前記磁気感受部より低濃度かつ濃度分布が一定の第二導電型の半導体層とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第一導電型の半導体基板と第二導電型の半導体層とのPN接合部に空乏層が生じる。かかる空乏層は、半導体基板と半導体層側の両方に広がり、該空乏層のうち、半導体層側に広がる部分は、磁気感受部の方へ向かって広がることになる。しかし、半導体基板と磁気感受部とは直接接しておらず、半導体基板と磁気感受部の間には、半導体層が介在していること、および磁気感受部の濃度が半導体層の濃度よりも高いことから、空乏層が磁気感受部まで到達することを防止することができる。そして、半導体層は、その濃度分布が一定であるため、半導体基板との接合部のどの部分においても、形成される空乏層の広がり方が均一となる。したがって、磁気感受部へ空乏層が広がることを確実に抑制し、これにより、ホール素子の特性ばらつきを低減することが可能となる。
したがって、スピニングカレント法によるオフセットキャンセルを行った場合に、電流を流す方向を切り替えても、各電流印加方向において生成される空乏層の広がり方がほぼ同等となることから、オフセット電圧を十分に除去することが可能となる。
(a)は、本発明の第一の実施形態による半導体装置の平面図であり、(b)は、(a)のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第二の実施形態による半導体装置の断面図である。 本発明の第三の実施形態による半導体装置の断面図である。 本発明の第四の実施形態による半導体装置の断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態による半導体装置100を説明するための図であり、図1(a)は、平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿った断面図である。
図1に示すように本実施形態の半導体装置100は、P型(第一導電型)の半導体基板11と、半導体基板11上に設けられたホール素子10と、ホール素子10の周囲を取り囲むように設けられたP型の素子分離拡散層14とを備えている。
ホール素子10は、半導体基板11上に半導体基板11と離間して設けられたN型(第二導電型)の磁気感受部12と、半導体基板11上において、磁気感受部12の側面および底面を囲むように設けられ、磁気感受部12より低濃度かつ濃度分布が一定のN型の半導体層13と、磁気感受部12の表面に設けられた磁気感受部12より高濃度のN型不純物層からなる電極15〜18とを備えている。
また、磁気感受部12および半導体層13の表面の電極15〜18および素子分離拡散層14が設けられている領域を除く領域を覆うように、絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)19が設けられている。これにより、磁気感受部12表面において、半導体基板11と平行に流れる電流を抑制することができる。
かかる構成によれば、半導体基板11と半導体層13とのPN接合部に生じた空乏層は、半導体基板11側と半導体層13側の両方に広がり、半導体層13側に広がる空乏層は、磁気感受部12の方へ向かって広がる。しかし、半導体基板11と磁気感受部12とは直接接しておらず、半導体基板11と磁気感受部13の間には、半導体層が介在しており、かつ、磁気感受部12が半導体層13よりも高濃度であることから、空乏層が磁気感受部12まで到達することを防止することができる。
さらに、半導体層13は、その濃度分布が一定であるため、半導体基板11との接合部のどの部分においても、形成される空乏層の広がり方が均一となる。したがって、磁気感受部12にまで空乏層が広がることを確実に抑制し、ホール素子の特性ばらつきを低減することができる。
したがって、本実施形態のホール素子10において、スピニングカレント法によるオフセットキャンセルを行った場合に、電流を流す方向を切り替えても、各電流印加方向において生成される空乏層の広がり方をほぼ同等とすることができる。よって、オフセット電圧を十分に低減することが可能となる。
なお、N型不純物の濃度分布が一定である半導体層13は、例えば、半導体基板11上にエピタキシャル成長することにより形成される。そして、磁気感受部12は、例えば、エピタキシャル成長により形成した半導体層13にN型の不純物を導入することにより形成される。
ここで、一般に、ホール素子の磁気感度は、移動度に比例して高くなることが知られていることから、磁気感受部12の不純物濃度は低いほど好ましく、例えば、1×1016〜1×1018atoms/cm3程度であることが好ましい。また、エピタキシャル成長によって形成される半導体層13の不純物濃度は、半導体基板11と半導体層13とのPN接合部に形成される空乏層が磁気感受部12に達することが確実に抑制されるように、磁気感受部12よりも低い濃度に設定する必要がある。そのため、例えば、1×1015〜1×1016atoms/cm3程度であることが好ましい。
また、深さ(厚さ)方向に関しても、半導体基板11と半導体層13とのPN接合部に形成される空乏層が磁気感受部12に到達しないようにするため、それぞれの厚さを適宜設定する必要があり、例えば、磁気感受部12の深さ(厚さ)を3〜5μm程度とした場合、半導体層13の深さ(厚さ)を6〜9μm程度とすることが好ましい。
素子分離拡散層14は、半導体層13の底よりも深く、半導体基板11に達するように形成されている。これにより、ホール素子10を半導体基板11上の他の領域(図示せず)に形成されるホール素子10からの信号を処理する回路等を構成する素子、例えば、MOSトランジスタ等から電気的に分離している。このように、図示せぬ領域にMOSトランジスタ等を設ける場合、これを形成するためのウェルとホール素子10を構成する磁気感受部12とは同じ工程によって形成することができる。したがって、製造工程数の増加を抑制することができる。
本実施形態による半導体装置100では、PN接合を構成するP型の半導体基板11とN型の半導体層13とは、いずれも濃度が低いため、高温になると接合リークが生じやすくなる。接合リークが生じると、本来流れるべき磁気感受部12以外へ電流が流れてしまうことになる。そのため、感度が低下したり、スピニングカレント法によるオフセットキャンセルを行った場合に、電流を流す方向を切り替えた際の各電流印加方向でのリーク電流にばらつきが生じることから、オフセット電圧を除去しきれなくなる場合が生じる。
そこで、本発明の第二〜第四の実施形態として、第一の実施形態の半導体装置100において得られる上記効果を維持しつつ、さらに高温時の接合リークを低減する構成につき、以下に説明する。
図2〜4は、本発明の第二〜第四の実施形態による半導体装置200〜400をそれぞれ説明するための断面図である。各断面図については、図1(a)の平面図に対応しているため、図示を省略する。
なお、図1に示す半導体装置100と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
第二の実施形態による半導体装置200は、図2に示すように、第一の実施形態による半導体装置100に対し、ホール素子10の下部において、P型の半導体基板11とN型の半導体膜13との間にP型の埋込層201をさらに備えている。
このP型の埋込層201の濃度は、P型の半導体基板11よりも高くなっている。
このように、半導体基板11よりも高濃度のP型の埋込層201を設けることにより、ホール素子10の下部に形成されるPN接合は、半導体基板11と半導体層13との間ではなく、P型の埋込層201とN型の半導体層13との間に形成される。
PN接合におけるリーク電流は、少なくとも一方を高濃度にすることにより低減することができる。したがって、上記構成によれば、PN接合を形成する埋込層201と半導体層13の一方である埋込層201が高濃度であるため、第一の実施形態による半導体装置100と比べ、接合リークを低減することが可能となる。よって、スピニングカレント法によるオフセットキャンセルを行った場合、オフセット電圧を十分に低減することが可能となる。
ただし、半導体層13が半導体基板11とではなく高濃度の埋込層201と接合することになるため、第一の実施形態による半導体装置100における空乏層よりも、半導体層13側への空乏層の広がりが大きくなる。したがって、本実施形態では、空乏層が磁気感受部12へ到達しないように、半導体層13の深さ(厚さ)や濃度、および埋込層201の厚さや濃度を適宜調節し、最適化する必要がある。
ここで、埋込層201は、例えば、半導体基板11の表面からP型不純物を導入し、その後、エピタキシャル成長により半導体層13を形成することにより形成される。
次に、第三の実施形態による半導体装置300は、図3に示すように、第一の実施形態による半導体装置100に対し、ホール素子10の下部において、P型の半導体基板11とN型の半導体膜13との間にN型の埋込層301を備えている。
このN型の埋込層301の濃度は、N型の半導体膜13よりも高くなっている。
このように、半導体膜13よりも高濃度のN型の埋込層301を設けることにより、ホール素子10の下部に形成されるPN接合は、半導体基板11と半導体層13との間ではなく、P型の半導体基板11とN型の埋込層301との間に形成される。
かかる構成によれば、PN接合を形成する半導体基板11と埋込層301の一方である埋込層301が高濃度であるため、第二の実施形態による半導体装置200と同様、第一の実施形態による半導体装置100と比べ、接合リークを低減することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、半導体基板11と埋込層301とのPN接合部に形成される空乏層は、N型の埋込層301の濃度が高いことから、半導体層13側に広がる空乏層は、埋込層301内に収まるか、埋込層301よりも広がった場合でも半導体層13内に少しかかる程度となる。したがって、半導体層13の厚さを薄くしても、空乏層が磁気感受部12に達することを防止することができる。よって、半導体層13をエピタキシャル成長により形成する場合には、その厚さを薄くできることから、製造コストを低減することも可能となる。
ただし、N型の埋込層301の濃度を高くし過ぎてしまうと、電極15、16間の磁気感受部12内を流れるはずの電流が抵抗の低い埋込層301へ流れやすくなってしまう。そのため、半導体層13の深さ(厚さ)や濃度、および埋込層301の厚さや濃度を適宜調節し、最適化する必要がある。
ここで、埋込層301は、例えば、半導体基板11の表面からN型不純物を導入し、その後、エピタキシャル成長により半導体層13を形成することにより形成される。
次に、第四の実施形態による半導体装置400は、図4に示すように、第一の実施形態による半導体装置100に対し、ホール素子10の下部において、P型の半導体基板11とN型の半導体膜13との間に埋込層401を備えている。
埋込層401は、半導体基板11側に設けられたP型の埋込層402と、埋込層402の上面に接するように半導体層13側に設けられたN型の埋込層403とを含んで構成されている。
P型の埋込層402は、P型の半導体基板11よりも高濃度であり、N型の埋込層403は、N型の半導体層13よりも高濃度である。
このように、本実施形態においては、ホール素子10の下部に形成されるPN接合は、半導体基板11と半導体層13との間ではなく、P型の埋込層402とN型の埋込層403との間に形成される。
かかる構成によれば、PN接合を形成するP型の埋込層402とN型の埋込層403がいずれも高濃度であるため、第二および第三の実施形態による半導体装置200および300よりもさらに接合リークを低減することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、P型の埋込層402とN型の埋込層403とのPN接合部に形成される空乏層は、埋込層402および埋込層403がいずれも高濃度であることから、半導体基板11側に広がる空乏層も、半導体層13側に広がる空乏層も狭くなる。したがって、半導体層13側に広がる空乏層は、第三の実施形態による半導体装置300と同様、埋込層301内に収まるか、埋込層301よりも広がった場合でも半導体層13内に少しかかる程度となる。したがって、半導体層13の厚さを薄くしても、空乏層が磁気感受部12に達することを防止することができる。よって、半導体層13をエピタキシャル成長により形成する場合には、その厚さを薄くできることから、本実施形態においても、製造コストを低減することも可能となる。
ただし、第三の実施形態による半導体装置300と同様、N型の埋込層403の濃度を高くし過ぎてしまうと、電極15、16間の磁気感受部12内を流れるはずの電流が抵抗の低い埋込層403へ流れやすくなってしまう。そのため、半導体層13の深さ(厚さ)や濃度、および埋込層403の厚さや濃度を適宜調節し、最適化する必要がある。
ここで、埋込層401は、例えば、半導体基板11の表面からP型不純物を少し深めに導入し、さらに、N型不純物をP型不純物よりも浅めに導入し、その後、エピタキシャル成長により半導体層13を形成することにより形成される。
なお、埋込層402および403は、P型の埋込層402を半導体基板11側、N型の埋込層403を半導体層13側に形成する、すなわち、半導体基板11と同一導電型の埋込層を半導体基板11側に、半導体層13と同一導電型の埋込層を半導体層13側に形成する必要のが望ましい。N型の埋込層403をP型の半導体基板11側、P型の埋込層402をN型の半導体層13側に配置した場合でも、接合リークの低減にはつながる。しかし、このように配置してしまうと、埋込層403と半導体基板11とのPN接合部、および埋込層402と半導体層13とのPN接合部のそれぞれに空乏層が形成され、特に、P型の埋込層402とN型の半導体層13との間に形成される空乏層は、濃度の薄い半導体層13側へ大きく広がり、磁気感受部12へ影響を与え易くなってしまう。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、第一導電型をP型、第二導電型をN型として説明したが、導電型を入れ替えて、第一導電型をN型、第二導電型をP型としても構わない。
10 ホール素子
11 P型半導体基板
12 N型磁気感受部
13 N型半導体層
14 素子分離拡散層
15、16、17、18 電極
100、200、300、400 半導体装置
201、402 P型埋込層
301、403 N型埋込層
401 埋込層

Claims (5)

  1. 第一導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられたホール素子とを有する半導体装置であって、
    前記ホール素子は、
    前記半導体基板上に前記半導体基板と離間して設けられた第二導電型の磁気感受部と、
    前記半導体基板上において、前記磁気感受部の側面および底面を囲むように設けられ、前記磁気感受部より低濃度かつ濃度分布が一定の第二導電型の半導体層とを備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記磁気感受部の下部において、前記半導体基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体基板よりも高濃度の第一導電型の埋込層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記磁気感受部の下部において、前記半導体基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体層よりも高濃度の第二導電型の埋込層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記磁気感受部の下部において、前記半導体基板と前記半導体層との間に設けられた埋込層をさらに備え、
    前記埋込層は、
    前記半導体基板側に設けられ、前記半導体基板よりも高濃度の第一導電型の第一の埋込層と、
    前記第一の埋込層の上面に接するように前記半導体層側に設けられ、前記半導体層よりも高濃度の第二導電型の第二の埋込層とを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体層は、エピタキシャル層であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
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