JPS6248716B2 - - Google Patents

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JPS6248716B2
JPS6248716B2 JP55013967A JP1396780A JPS6248716B2 JP S6248716 B2 JPS6248716 B2 JP S6248716B2 JP 55013967 A JP55013967 A JP 55013967A JP 1396780 A JP1396780 A JP 1396780A JP S6248716 B2 JPS6248716 B2 JP S6248716B2
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JP
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zns
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JP55013967A
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Hiroshi Uchida
Chihiro Yoshida
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Kasei Optonix Ltd
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Kasei Optonix Ltd
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Priority to US06/679,599 priority patent/US4740728A/en
Publication of JPS6248716B2 publication Critical patent/JPS6248716B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/10Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
    • H01J29/18Luminescent screens
    • H01J29/20Luminescent screens characterised by the luminescent material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/64Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing aluminium
    • C09K11/641Chalcogenides
    • C09K11/642Chalcogenides with zinc or cadmium

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陰極線管、さらに詳しくは銅およびア
ルミニウム付活硫化亜鉛螢光体(ZnS:Cu、
Al)からなる螢光膜を有する陰極線管に関す
る。
従来、カラーテレビジヨン陰極線管の螢光膜の
緑色成分螢光体としてZnS:Cu、Al螢光体が実
用されていた。このZnS:Cu、Al緑色成分螢光
体はCIE表色系色度座標のxおよびy値がそれぞ
れ0.250≦x≦0.285および0.578≦y≦0.635であ
る緑色領域に発光色度点を有するが、最近白色輝
度の高いカラーテレビジヨン陰極線管が望まれる
ようになつたこと等から、上記緑色領域よりも長
波長の黄緑色領域に発光色度点を有する緑色成分
螢光体が使用されるようになつた。具体的には発
光色度点のx値が0.295以上の黄緑色発光を示す
緑色成分螢光体が使用されるようになつた。以下
に説明するように、ZnS:Cu、Al螢光体によつ
てはこのような黄緑色発光は得ることができない
ために、黄緑色発光緑色成分螢光体として、上記
ZnS:Cu、Al緑色発光螢光体と金およびアルミ
ニウム付活硫化亜鉛黄色発光螢光体(ZnS:
Au、Al)とを適当量混合して発光色が黄緑色と
なるようにした混合螢光体か、あるいはそれ単独
で黄緑色の発光を示す金、銅およびアルミニウム
付活硫化亜鉛螢光体(ZnS:Au、Cu、Al)が用
いられている。
しかしながら、上記ZnS:Au、Al螢光体およ
びZnS:Au、Cu、Al螢光体はいずれも熱に対し
てかなり不安定な螢光体であり、螢光膜作製時の
ベーキングの際に通常のベーキング温度(450〜
480℃)によつては発光輝度が低下し、また発光
スペクトルが短波長側にシフトしてしまう。従つ
て、上記混合螢光体あるいはZnS:Au、Cu、Al
螢光体からなる螢光膜を作製するに際しては、ベ
ーキングを通常のベーキング温度よりも低い温度
で長時間行なう必要があり、作業効率およびコス
トの点で問題があつた。また、ZnS:Au、Al螢
光体およびZnS:Au、Cu、Al螢光体は製造時に
高温で長時間の焼成を必要とし、またいずれも非
常に高価なAuを成分として含んでいるので
ZnS:Cu、Al螢光体に比較するとコストが非常
に高いものとなる。従つて、上記混合螢光体ある
いはZnS:Au、Cu、Al螢光体に代わる上記のよ
うな欠点のないカラーテレビジヨン陰極線管用黄
緑色発光緑色成分螢光体が求められている。
ZnS:Cu、Al螢光体はZnS:Au、Al螢光体お
よびZnS:Au、Cu、Al螢光体が有する上記欠点
を有していない。すなわち、ZnS:Cu、Al螢光
体は通常のベーキング温度で安定であり、発光輝
度が低下したり発光色が変化したりすることがな
い。また、ZnS:Cu、Al螢光体はZnS:Au、Al
螢光体およびZnS:Au、Cu、Al螢光体に比較し
て製造が簡単であり、またAuを成分として含ん
でいないのでより安価である。このような点から
上記混合螢光体あるいはZnS:Au、Cu、Al螢光
体の代わりにZnS:Cu、Al螢光体を使用するの
が望ましいのであるが、以下に詳細に説明するよ
うに、従来のZnS:Cu、Al螢光体によつては黄
緑色発光は得ることができなかつた。従つて、黄
緑色発光を示すZnS:Cu、Al螢光体が強く望ま
れている。なお、黄緑色発光を示す螢光体とし
て、ZnS:Cu、Al螢光体以前に緑色成分螢光体
として実用されていた銅およびアルミニウム付活
硫化亜鉛カドミウム螢光体〔(Zn、Cd)S:
Cu、Al〕が知られている。しかしながらこの
(Zn、Cd)S:Cu、Al螢光体は人体に非常に有
害なカドミウムを成分として含んでいるので公害
防止の点から実用することができない。
ZnS:Cu、Al螢光体は亜鉛イオン含有水溶液
から沈殿せしめた硫化亜鉛(ZnS)生粉に、Cu付
活剤原料およびAl付活剤原料を適当量添加混合
し、得られる混合物を炭素雰囲気、硫化水素雰囲
気等の還元性雰囲気中で800乃至1200℃の温度で
焼成することによつて得ることができる。なお、
通常は上記原料混合物にさらに酸化防止のための
硫黄および得られる螢光体の発光輝度を高める等
のための融剤が添加混合される。上記製造方法に
よつて得られるZnS:Cu、Al螢光体の発光色は
Cu付活量によつて決定されるが、上記製造方法
によつてはCu付活量をいかに変化させようとも
CIE表色系色度座標で表わした発光色度点のx値
は0.285以下であり、x値が0.295以上の黄緑色発
光は得ることができなかつた。第1図において、
曲線cおよびdはそれぞれ従来のZnS:Cu、Al
螢光体におけるCu付活量と該螢光体の発光色度
点のxおよびy値との関係を示すものである。曲
線cから明らかなように、発光色度点のx値は
Cu付活量がZnS1gに対して約2×10-4g(以下
同様にCuおよびAl付活量はZnS1gに対するグラ
ム数で表わす)まではCu付活量が増加するに従
つて増加するが、Cu付活量が約2×10-4g/g
で最大(x=0.285)となり、Cu付活量がさらに
増加するとx値は次第に減少する。一方曲線dか
ら明らかなように、発光色度点のy値はCu付活
量が増加するに従つて次第に減少する。緑色乃至
黄色領域においては色相の変化への寄与率はx値
の変化の方がy値の変化よりも著しく高いもので
あるので、従来のZnS:Cu、Al螢光体の発光色
はCu付活量が約2×10-4g/gまではCu付活量
が増加するに従つて次第に長波長側に移動し、
Cu付活量が約2×10-4g/gで最も長波長とな
り、Cu付活量がさらに増加すると次第に短波長
側に移動する。このように従来のZnS:Cu、Al
螢光体はx値が0.285以下の緑色領域に発光色度
点を有するものであり、従来のZnS:Cu、Al螢
光体によつては0.285よりも大きなx値は得るこ
とができなかつた。
Cu付活量はZnS:Cu、Al螢光体の発光輝度に
も影響を及ぼす。第2図において、曲線bは従来
のZnS:Cu、Al螢光体におけるCu付活量と該螢
光体の発光輝度との関係を示すものである。曲線
bから明らかなように、Cu付活量が10-4g/g
以上においては発光輝度はCu付活量が増加する
に従つて低下し、特に5×10-4g/g以上では急
激に低下する。ZnS:Cu、Al螢光体の体色はCu
付活量が増加するに従つて白色から灰色に変化す
ることから、このような発光揮度の低下はCu付
活量が増加するに従つて次第にCuがZnS母体結晶
中に取込まれなくなつて黒色の硫化銅が螢光体表
面に析出するようになり、この硫化銅によつて螢
光体の発光が吸収されるためであると考えられ
る。第3図において、曲線cおよびdはそれぞれ
従来のZnS:Cu、Al螢光体におけるCu付活量と
該螢光体の体色色度点のxおよびy値との関係を
示すものであり、また第4図において、曲線bは
従来のZnS:Cu、Al螢光体におけるCu付活量と
該螢光体の可視波長領域における平均反射率との
関係を示すものである。第3図曲線cおよびdか
ら明らかなように、従来のZnS:Cu、Al螢光体
は白色領域に体色の色度点を有しており、また第
4図曲線bから明らかなように、従来のZnS:
Cu、Al螢光体の反射率はCu付活量が増加するに
従つて次第に低下する。すなわち、従来のZnS:
Cu、Al螢光体はCu付活量が少ない場合には白色
の体色を有しているが、Cu付活量が増加するに
従つてその体色は次第に灰色となり、螢光体の反
射率は次第に低下する。
以上説明した従来のZnS:Cu、Al螢光体にお
けるCu付活量と発光色との関係(第1図曲線c
およびd)およびCu付活量と発光輝度との関係
(第2図曲線b)から、従来カラーテレビジヨン
陰極線管の螢光膜の緑色成分螢光体として、Cu
付活量が10-5乃至3×10-4g/gであり、xおよ
びy値がそれぞれ0.250≦x≦0.285および0.578≦
y≦0.653である緑色発光を示すZnS:Cu、Al螢
光体が実用されていた。このようなZnS:Cu、
Al螢光体は例えば米国特許第4038205号に開示さ
れている。すなわち、この米国特許にはCu付活
量が10-5乃至2×10-4g/gであり、xおよびy
値がそれぞれ0.250≦x≦0.280および0.560≦y≦
0.615である緑色発光を示すカラーテレビジヨン
陰極線管の螢光膜の緑色成分螢光体として使用さ
れるZnS:Cu、Al螢光体が開示されている。な
お、従来のZnS:Cu、Al螢光体においては、一
般にAlは重量でCu付活量の1/2乃至7倍量付活さ
れている。
以上説明したように、従来のZnS:Cu、Al螢
光体によつては黄緑色の発光は得ることができな
かつた。しかしながら、先に述べたように、
ZnS:Cu、Al螢光体は現在黄緑色発光の緑色成
分螢光体として実用されている上記混合螢光体あ
るいはZnS:Au、Cu、Al螢光体よりも螢光膜作
製時のベーキング特性が優れており、またより安
価であるという点から、高輝度の黄緑色発光を示
すZnS:Cu、Al螢光体が強く望まれており、ま
たそのようなZnS:Cu、Al螢光体を緑色成分螢
光体とする螢光膜を有するカラーテレビジヨン陰
極線管が強く望まれている。
本発明は高輝度の黄緑色発光を示すZnS:Cu、
Al螢光体からなる螢光膜を有する陰極線管、特
にカラーテレビジヨン陰極線管、を提供すること
を目的とするものである。
本発明者等は上記目的を達成するためにZnS:
Cu、Al螢光体について種々の研究を行なつてき
た。その結果、ZnS:Cu、Al螢光体を製造する
に際して、ZnS生粉としてPH値が3以下の亜鉛イ
オン含有水溶液から沈殿せしめたZnS生粉を使用
し、かつ原料混合物に有機物質に硫化水素を吸着
せしめた固形硫化水素を添加した場合には、Cu
付活量を3×10-4乃至5×10-3g/gとした場合
に高輝度の黄緑色発光を示し、また反射率の高い
黄色の体色を有するZnS:Cu、Al螢光体を得る
ことができることを見出し本発明を完成するに至
つた。
本発明の陰極線管はCu付活量が3×10-4乃至
5×10-3g/gであり、CIE表色系色度座標のx
およびy値がそれぞれ0.295≦x≦0.370および
0.570≦y≦0.630である黄緑色領域に発光色度点
を有し、CIE表色系色度座標のxおよびy値がそ
れぞれ0.380≦x≦0.400および0.390≦y≦0.440
である黄色領域に体色色度点を有し、かつ可視波
長領域における平均反射率が酸化マグネシウム拡
散板の平均反射率を100%とする時75%以上であ
るZnS:Cu、Al螢光体からなる螢光膜を有する
ことを特徴とする。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の陰極線管に用いられるZnS:Cu、Al
螢光体は以下の様な新規な製造方法によつて製造
することができる。
まず、PH値を3以下に調整した亜鉛イオン含有
水溶液からZnS生粉を沈殿せしめる。一般にこの
ZnS生粉の生成はPH値を3以下に調整した硫酸亜
鉛、硝酸亜鉛等の亜鉛化合物の水溶液に硫化水素
を吹込むことによつて行なわれる。生じたZnS生
粉を濾別し、洗浄し、乾燥する。次に得られた
ZnS生粉にCu付活剤原料、Al付活剤原料および
固形硫化水素を適当量添加し、乳鉢、ボールミル
等によつて充分に混合して原料混合物を得る。
Cu付活剤原料としては硝酸銅、硫酸銅、塩化銅
等の銅化合物が用いられる。このCu付活剤原料
はCuの量がZnS生粉1gに対して3×10-4乃至5
×10-3gとなるのに必要な量添加される。またAl
付活剤原料としては硫酸アルミニウム、硝酸アル
ミニウム、酢酸アルミニウム等のアルミニウム化
合物が用いられる。一般にAlは重量でCuの1/2乃
至7倍量用いられる。固形硫化水素は有機物質
(基体)に硫化水素を吸着せしめたものであり、
広く市販されている。例えば、関東化学株式会社
からパラフインを基体とする固形硫化水素が販売
されている。以下に述べる焼成の間に固形硫化水
素の有機基体は分解蒸発し、また基体に吸着され
ている硫化水素も気体となるので、得られる螢光
体中に固形硫化水素は全く残留しない。硫化水素
の吸着量、有機基体の種類、焼成条件等によつて
異るが、一般にこの固形硫化水素はZnS生粉の
0.05乃至5重量%使用される。なお、通常上記原
料混合物にさらに酸化防止のための硫黄および得
られる螢光体の発光輝度を高める等のための融剤
が適当量添加される。融剤としてはアルカリ金属
ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、
ビスマスや鉛等のハロゲン化物等が用いられる。
次に、上記原料混合物を石英ルツボ、アルミナ
ルツボ等の耐熱性容器に充填し、炭素零囲気、硫
化水素雰囲気等の還元性雰囲気中で800乃至1200
℃の温度で焼成を行なう。焼成時間は原料混合物
の耐熱性容器への充填量、採用する焼成温度等に
よつて異なるが、一般には30分乃至6時間が適当
である。焼成後、得られる焼成物を粉砕し、その
後洗浄、乾燥、篩分け等螢光体製造において一般
に採用されている各操作を行なつてZnS:Cu、
Al螢光体を得る。
以上述べた新規な製造方法によつて、Cu付活
量が3×10-4乃至5×10-3g/gであり、xおよ
びy値がそれぞれ0.295≦x≦0.370および0.570≦
y≦0.630である黄緑色領域に発光色度点を有す
る本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢光体を得
ることができる。このような黄緑色発光を示す
ZnS:Cu、Al螢光体は従来全く知られていなか
つたものである。また、Cu付活量が上記範囲に
ある従来のZnS:Cu、Al螢光体はCu付活量が増
加するに従つて発光輝度が急激に低下するのに対
して、本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢光体
のCu付活量の増加に伴う発光輝度の低下は著し
く小さい。さらに、Cu付活量が上記範囲にある
従来のZnS:Cu、Al螢光体の体色は灰色である
のに対して、本発明に用いられるZnS:Cu、Al
螢光体の体色はxおよびy値がそれぞれ0.380≦
x≦0.400および0.390≦y≦0.440である黄色であ
り、反射率が高いものである。
第1図は本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢
光体におけるCu付活量と該螢光体の発光色度点
のxおよびy値との関係(それぞれ曲線aおよび
b)を、従来のZnS:Cu、Al螢光体におけるCu
付活量と該螢光体の発光色度点のxおよびy値と
の関係(それぞれ曲線cおよびd)と比較して示
すグラフである。第1図から明らかなように、従
来のZnS:Cu、Al螢光体の発光色度点のx値
(曲線c)はCu付活量が約2×10-4g/gである
場合に最大(x=0.285)となり、Cu付活量がさ
らに増加するとx値は次第に減少する。すなわ
ち、従来のZnS:Cu、Al螢光体によつてはx値
が0.295以上の黄緑色発光は得ることができなか
つた。これに対して上述の新規な製造方法によつ
て得られる本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢
光体(Cu付活量は3×10-4乃至5×10-3g/g
である)の発光色度点のx値(曲線a)は0.295
以上である。このx値はCu付活量が約2×10-3
g/gまではCu付活量の増加とともに増加し、
Cu付活量が約2×10-3g/gである場合に最大
(x=0.357)となり、Cu付活量がさらに増加す
ると次第に減少する。すなわち、本発明に用いら
れるZnS:Cu、Al螢光体は従来のZnS:Cu、Al
螢光体では不可能であつた黄緑色の発光を示す。
本発明に用いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢
光体の発光色度点は製造条件によつて多少変化す
るが、xおよびy値がそれぞれ0.295≦x≦0.370
および0.570≦y≦0.630である色度領域に在る。
第2図は本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢
光体におけるCu付活量と該螢光体の発光輝度と
の関係(曲線a)を、従来のZnS:Cu、Al螢光
体におけるCu付活量と該螢光体の発光輝度との
関係(曲線b)と比較して示すグラフである。第
2図から明らかなように、いずれの螢光体もCu
付活量が増加するに従つて発光輝度は低下する
が、従来のZnS:Cu、Al螢光体のCu付活量増加
に伴う発光輝度の低下が急激であるのに対して、
本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢光体のCu付
活量増加に伴う発光輝度の低下は非常にゆるやか
である。そして本発明に用いられるZnS:Cu、
Al黄緑色発光螢光体はカラーテレビジヨン陰極
線管の螢光膜の緑色成分螢光体として実用可能な
発光輝度を維持している。
発光色および発光輝度の点から、本発明に用い
られるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体のうちで
カラーテレビジヨン陰極線管の螢光膜の緑色成分
螢光体としてより好ましい螢光体は、Cu付活量
が4×10-4乃至3×10-3g/gのものである。こ
の螢光体はxおよびy値がそれぞれ0.300≦x≦
0.370および0.570≦y≦0.630である色度領域に発
光色度点を有している。
第3図は本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢
光体におけるCu付活量と該螢光体の体色色度点
のxおよびy値との関係(それぞれ曲線aおよび
b)を、従来のZnS:Cu、Al螢光体におけるCu
付活量と該螢光体の体色色度点のxおよびy値と
の関係(それぞれ曲線cおよびd)と比較して示
すグラフである。また第4図は本発明に用いられ
るZnS:Cu、Al螢光体におけるCu付活量と該螢
光体の可視波長領域における平均反射率との関係
(曲線a)を、従来のZnS:Cu、Al螢光体におけ
るCu付活量と該螢光体の可視波長領域における
平均反射率との関係(曲線b)と比較して示すグ
ラフである。なお第4図において、縦軸の平均反
射率は酸化マグネシウム拡散板の平均反射率を
100%とした場合の値である。第3図曲線cおよ
びdから明らかなように、従来のZnS:Cu、Al
螢光体は白色領域に体色の色度点を有しており、
また第4図曲線bから明らかなように、従来の
ZnS:Cu、Al螢光体の反射率はCu付活量が増加
するに従つて次第に低下する。すなわち、従来の
ZnS:Cu、Al螢光体は高Cu付活濃度においては
灰色の休色を有している。これに対して、第3図
曲線aおよびbから明らかなように、本発明に用
いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体は黄色
の体色を有している。また第4図曲線aから明ら
かなように、本発明に用いられるZnS:Cu、Al
黄緑色発光螢光体のCu付活量の増加に伴う反射
率の低下は従来のZnS:Cu、Al螢光体と比較す
ると著しく小さなものである。本発明に用いられ
るZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体の体色色度点
は製造条件によつて多少変化するが、xおよびy
値がそれぞれ0.380≦x≦0.400および0.390≦y≦
0.440である黄色領域に在る。このような体色の
ZnS:Cu、Al螢光体は従来知られていなかつた
ものであり、この体色によつても本発明に用いら
れるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体は従来の
ZnS:Cu、Al緑色発光螢光体と明確に区別され
る。また第4図曲線aで例示されるように、本発
明に用いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体
は75%以上の反射率を有する。
本発明の陰極線管に用いられるZnS:Cu、Al
黄緑色発光螢光体が従来のZnS:Cu、Al緑色発
光螢光体とは異なり反射率の高い黄色の体色を有
するのは、上述の新規な製造方法によれば高Cu
付活濃度においてもCuが完全にZnS母体結晶中に
取込まれ、従来のZnS:Cu、Al螢光体のように
硫化銅が螢光体表面に析出することがないためで
あると考えられる。そして本発明に用いられる
ZnS:Cu、Al螢光体が第1図および第2図に示
されるように従来のZnS:Cu、Al螢光体とは異
なつた発光特性(発光色および発光輝度)を示す
のは、上述のようにCuが完全にZnS母体結晶中に
取込まれる結果、従来のZnS:Cu、Al螢光体と
は構造が異なつた螢光体が生じるためであると考
えられる。
本発明に用いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光
螢光体は従来のZnS:Cu、Al緑色発光螢光体と
同様に熱に対して安定な螢光体であり、螢光膜作
製時のベーキングの際に現在実用のZnS:Cu、
Al螢光体とZnS:Au、Al螢光体の混合螢光体あ
るいはZnS:Au、Cu、Al螢光体のように発光輝
度が低下したり発光色が変化することがない。ま
た本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢光体は原
料コストも含めた製造コストが上記混合螢光体お
よびZnS:Au、Cu、Al螢光体よりも安価であ
る。さらに本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢
光体は一般に螢光膜とする前(すなわちベーキン
グ前)の発光輝度が上記混合螢光体あるいは
ZnS:Au、Cu、Al螢光体と同等であるか、ある
いはそれ以上である。従つて、このZnS:Cu、
Al黄緑色発光螢光体を緑色成分螢光体とする螢
光膜を有する本発明のカラーテレビジヨン陰極線
管は、上記混合螢光体あるいはZnS:Au、Cu、
Al螢光体を緑色成分螢光体とする螢光膜を有す
る従来のカラーテレビジヨン陰極線管よりも螢光
膜作製時のベーキングを容易に行なうことがで
き、安価に製造することができ、また一般に緑色
輝度が高いものである。
第5図は本発明に用いられるZnS:Cu、Al螢
光体の熱安定性(曲線a)をZnS:Au、Cu、Al
螢光体の熱安定性(曲線b)と比較して示すグラ
フである。第5図に示されるデータは各螢光体を
第5図の横軸に示される各温度で2時間加熱した
後発光輝度を測定することによつて得た。加熱前
の各螢光体の発光輝度は第5図の縦軸上に示され
る。なお、実験にほぼ同じ発光色度点を有する
ZnS:Cu、Al螢光体およびZnS:Au、Cu、Al螢
光体を使用した。第5図から明らかなように、
ZnS:Au、Cu、Al螢光体は300℃までは安定であ
るが、300℃以上になると発光輝度が低下する。
これに対して本発明に用いられるZnS:Cu、Al
螢光体は600℃付近まで安定であり、発光輝度の
低下は見られない。陰極線管製造において、螢光
膜作製時のベーキングは塗膜中のバインダーを分
解除去すること等から400℃以上の温度で行なう
必要があり、通常は作業効率等の点から450乃至
480℃の温度で行なわれるが、第5図から明らか
なように、本発明の陰極線管に用いられるZnS:
Cu、Al螢光体はこの通常のベーキング温度にお
いて安定であり、発光輝度が低下することがな
い。
また、本発明に用いられるZnS:Cu、Al黄緑
色発光成分螢光体は従来カラーテレビジヨン陰極
線管に実用されていたZnS:Cu、Al緑色発光螢
光体よりも電流特性が優れたものである。第6図
は本発明に用いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光
螢光体および従来のZnS:Cu、Al緑色発光螢光
体の電流特性(電流密度−発光輝度特性)を示す
グラフであり、曲線a,b,c,dおよびeはそ
れぞれCu付活量が5×10-4、7×10-4、1.3×
10-3、2×10-3および3×10-3g/gである本発
明に用いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体
であり、曲線fおよびgはそれぞれCu付活量が
10-4および3×10-4g/gである従来のZnS:
Cu、Al緑色発光螢光体である。第6図から明ら
かなように、本発明に用いられるZnS:Cu、Al
黄緑色発光螢光体は従来のZnS:Cu、Al緑色発
光螢光体よりも電流特性が優れている。本発明に
用いられるZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体のう
ちでもCu付活量が6.5×10-4乃至5×10-3g/g
のものは電流特性が特に優れている。上記から明
らかなように、ZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体
を緑色成分螢光体とする螢光膜を有する本発明の
カラーテレビジヨン陰極線管は、ZnS:Cu、Al
緑色発光螢光体を緑色成分螢光体とする螢光体を
有する従来実用のカラーテレビジヨン陰極線管よ
りも電流密度−緑色輝度特性が優れたものであ
り、本発明のカラーテレビジヨン陰極線管は電流
密度を高めることによつて緑色輝度を著しく高く
することができる。
なお、以上の説明から明らかなように、本発明
は特に上記の新規なZnS:Cu、Al黄緑色発光螢
光体を緑色成分螢光体とする螢光膜を有するカラ
ーテレビジヨン陰極線管を提供しようとするもの
であるが、本発明の陰極線管はカラーテレビジヨ
ン陰極線管に限られるものではなく、例えば上記
ZnS:Cu、Al黄緑色発光螢光体のみからなる螢
光膜を有する単色管のようなその他の陰極線管で
あつてもよい。また本発明のカラーテレビジヨン
陰極線管は高コントラスト管であつてもよい。こ
の場合、赤色および青色成分螢光体として顔料付
螢光体が用いられるが、ZnS:Cu、Al緑色成分
螢光体はそれ自体黄色の体色を有しているので顔
料付螢光体とする必要はない。
本発明の陰極線管は上記ZnS:Cu、Al黄緑色
発光螢光体を螢光膜に使用すること以外は通常の
方法と同じ方法で製造される。本発明の陰極線管
の螢光膜は通常のスラリー法で作製される。
次に実施例によつて本発明を説明する。
実施例 1 硫酸亜鉛水溶液に濃硫酸を加えてPH値を1.2に
調整した後、この溶液に硫化水素を吹込みZnSを
沈殿させた。ZnS沈殿を濾別し、洗浄し、乾燥し
た。このようにして得たZnS生粉200gに 硝酸銅Cu(NO32・3H2O 1.52g 酢酸アルミニウムAl2O(CH3COO)4・4H2O 2.8g 沃化ビスマスBiI3 0.2g 硫黄S 2.0g 固形硫化水素(パラフイン100gにつき硫化水素
2.8を吸着させたもの:関東化学製) 0.6g を添加し、充分に混合した。得られた混合物をア
ルミナルツボに充填した後電気炉に入れ、炭素雰
囲気中で1000℃の温度で2時間焼成した。焼成
後、焼成物を粉砕し、洗浄し、乾燥した。このよ
うにしてCuおよびAl付活量がいずれも2×10-3
g/gであるZnS:Cu、Al螢光体を得た。この
ZnS:Cu、Al螢光体は発光スペクトルのピーク
波長が544nmであり発光色度点が(x=0.357、
y=0.577)である高輝度の黄緑色発光を示し
た。このZnS:Cu、Al螢光体の発光スペクトル
を第7図に示す。また、このZnS:Cu、Al螢光
体は色度点(x=0.395、y=0.434)で表わされ
る黄色の体色を有しており、可視波長領域におけ
る平均反射率は90%であつた。
次に、上記ZnS:Cu、Al螢光体を緑色成分螢
光体とし、ユーロピウム付活酸硫化イツトリウム
螢光体(Y2O2S:Eu)および銀付活硫化亜鉛螢
光体(ZnS:Ag)をそれぞれ赤色および青色成
分螢光体とする螢光膜を有するカラーテレビジヨ
ン陰極線管を通常の方法で製造した。この場合、
螢光膜作製時のベーキングは460℃の温度で2時
間行なつた。得られた陰極線管の螢光膜のZnS:
Cu、Al緑色成分螢光体の発光輝度および発光色
はいずれも螢光膜とする以前とほぼ同じであつ
た。
実施例 2 硫化亜鉛生粉(実施例1と同じもの)ZnS 200g 硝酸銅Cu(NO32・3H2O 0.99g 酢酸アルミニウムAl2O(CH3COO)4・4H2O
1.82g 沃化ビスマスBiI3 0.2g 硫黄S 2.0g 固形硫化水素(実施例1と同じもの) 0.6g 上記各原料を用いること以外は実施例1と同様
にしてCuおよびAl付活量がいずれも1.3×10-3
g/gであるZnS:Cu、Al螢光体を得た。この
ZnS:Cu、Al螢光体は発光スペクトルのピーク
波長が538nmであり発光色度点が(x=0.341、
y=0.596)である高輝度の黄緑色発光を示し
た。また、このZnS:Cu、Al螢光体は色度点
(x=0.389、y=0.426)で表わされる黄色の体
色を有しており、可視波長領域における平均反射
率は92%であつた。
次に上記ZnS:Cu、Al螢光体を用いて実施例
1と同様にしてカラーテレビジヨン陰極線管を製
造した。得られた陰極線管の螢光膜のZnS:Cu、
Al緑色成分螢光体の発光輝度および発光色はい
ずれも螢光膜とする以前とほぼ同じであつた。
実施例 3 硫化亜鉛生粉(実施例1と同じもの)ZnS 200g 硝酸銅Cu(NO32・3H2O 0.38g 酢酸アルミニウムAl2O(CH3COO)4・4H2O 0.7g 沃化ビスマスBiI3 0.2g 硫黄S 2.0g 固形硫化水素(実施例1と同じもの) 0.5g 上記各原料を用いること以外は実施例1と同様
にしてCuおよびAl付活量がいずれも5×10-4
g/gであるZnS:Cu、Al螢光体を得た。この
ZnS:Cu、Al螢光体は発光スペクトルのピーク
波長が534nmであり発光色度点が(x=0.308、
y=0.625)である高輝度の黄緑色発光を示し
た。また、このZnS:Cu、Al螢光体は色度点
(x=0.393、y=0.435)で表わされる黄色の体
色を有しており、可視波長領域における平均反射
率は95%であつた。
次に、上記ZnS:Cu、Al螢光体を用いて実施
例1と同様にしてカラーテレビジヨン陰極線管を
製造した。得られた陰極線管の螢光膜のZnS:
Cu、Al緑色成分螢光体の発光輝度および発光色
はいずれも螢光膜とする以前とほぼ同じであつ
た。
実施例 4 硫化亜鉛生粉(実施例1と同じもの)ZnS 200g 硝酸銅Cu(NO32・3H2O 0.53g 酢酸アルミニウムAl2O(CH3COO)4・4H2O
0.98g 沃化ビスマスBiI3 0.2g 硫黄S 2.0g 固形硫化水素(実施例1と同じもの) 0.5g 上記各原料を用いること以外は実施例1と同様
にしてCuおよびAl付活量がいずれも7×10-4
g/gであるZnS:Cu、Al螢光体を得た。この
ZnS:Cu、Al螢光体は発光スペクトルのピーク
波長が536nmであり発光色度点が(x=0.320、
y=0.611)である高輝度の黄緑色発光を示し
た。また、このZnS:Cu、Al螢光体は色度点
(x=0.387、y=0.422)で表わされる黄色の体
色を有しており、可視波長領域における平均反射
率は93%であつた。
次に、上記ZnS:Cu、Al螢光体を用いて実施
例1と同様にしてカラーテレビジヨン陰極線管を
製造した。得られた陰極線管の螢光膜のZnS:
Cu、Al緑色成分螢光体の発光輝度および発光色
はいずれも螢光膜とする以前とほぼ同じであつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の陰極線管に用いられるZnS:
Cu、Al螢光体におけるCu付活量と該螢光体の発
光色度点のxおよびy値との関係(それぞれ曲線
aおよびb)を、従来のZnS:Cu、Al螢光体の
場合(曲線cおよびd)と比較して示すグラフで
ある。第2図は本発明の陰極線管に用いられる
ZnS:Cu、Al螢光体におけるCu付活量と該螢光
体の発光輝度との関係(曲線a)を、従来の
ZnS:Cu、Al螢光体の場合(曲線b)と比較し
て示すグラフである。第3図は本発明の陰極線管
に用いられるZnS:Cu、Al螢光体におけるCu付
活量と該螢光体の体色色度点のxおよびy値との
関係(それぞれ曲線aおよびb)を、従来の
ZnS:Cu、Al螢光体の場合(曲線cおよびd)
と比較して示すグラフである。第4図は本発明の
陰極線管に用いられるZnS:Cu、Al螢光体にお
けるCu付活量と該螢光体の可視波長領域におけ
る平均反射率との関係(曲線a)を、従来の
ZnS:Cu、Al螢光体の場合(曲線b)と比較し
て示すグラフである。第5図は本発明の陰極線管
に用いられるZnS:Cu、Al螢光体の熱安定性
(曲線a)をZnS:Au、Cu、Al螢光体の熱安定性
(曲線b)と比較して示すグラフである。第6図
は本発明の陰極線管に用いられるZnS:Cu、Al
螢光体の電流特性(曲線a,b,c,dおよび
e)を従来のZnS:Cu、Al螢光体の電流特性
(曲線fおよびg)と比較して示すグラフであ
る。第7図は本発明の陰極線管に用いられる
ZnS:Cu、Al螢光体の発光スペクトルを例示す
るグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硫化亜鉛を母体とし、銅およびアルミニウム
    を付活剤とし、上記銅の付活量が上記硫化亜鉛1
    gに対して3×10-4乃至5×10-3gであり、CIE
    表色系色度座標のxおよびy値がそれぞれ0.295
    ≦x≦0.370および0.570≦y≦0.630である黄緑色
    領域に発光色度点を有し、CIE表色系色度座標の
    xおよびy値がそれぞれ0.380≦x≦0.400および
    0.390≦y≦0.440である黄色領域に体色色度点を
    有し、かつ可視波長領域における平均反射率が酸
    化マグネシウム拡散板の平均反射率を100%とす
    る時75%以上である銅およびアルミニウム付活硫
    化亜鉛螢光体からなる螢光膜を有することを特徴
    とする陰極線管。 2 上記銅およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光
    体が、上記銅付活量が4×10-4乃至3×10-3gで
    あり、上記発光色度点をxおよびy値がそれぞれ
    0.300≦x≦0.370および0.570≦y≦0.630である
    黄緑色領域に有する螢光体であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の陰極線管。
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