JPS6154077B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6154077B2
JPS6154077B2 JP53157908A JP15790878A JPS6154077B2 JP S6154077 B2 JPS6154077 B2 JP S6154077B2 JP 53157908 A JP53157908 A JP 53157908A JP 15790878 A JP15790878 A JP 15790878A JP S6154077 B2 JPS6154077 B2 JP S6154077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
zns
cub
blue
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53157908A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5583132A (en
Inventor
Seiji Murakami
Tomohiro Myazaki
Tomoki Mikami
Goro Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Toryo KK filed Critical Dai Nippon Toryo KK
Priority to JP15790878A priority Critical patent/JPS5583132A/ja
Publication of JPS5583132A publication Critical patent/JPS5583132A/ja
Publication of JPS6154077B2 publication Critical patent/JPS6154077B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は青色発光螢光体およびこの青色発光螢
光体を青色発光成分螢光体として用いた螢光膜を
有するカラーテレビジヨンブラウン管に関する。
従来のカラーテレビジヨンブラウン管(以下カ
ラーブラウン管と称する)の螢光膜には青色発光
成分螢光体として立方晶系銀付活硫化亜鉛螢光体
(cub.−ZnS:Ag)または立方晶系銀およびアル
ミニウム付活硫化亜鉛螢光体(cub.−ZnS:Ag、
Al)が、緑色発光成分螢光体として立方晶系銅
およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体(cub.−
ZnS:Cu、Al)または銅およびアルミニウム付
活硫化亜鉛カドミウム螢光体〔(Zn、Cd)S:
Cu、Al〕が、赤色発光成分螢光体としてユーロ
ピウム付活酸硫化イツトリウム螢光体(Y2O2S:
Eu)またはユーロピウム付活酸化イツトリウム
螢光体(Y2O3:Eu)またはユーロピウム付活バ
ナジン酸イツトリウム螢光体(YVO4:Eu)が用
いられている。
カラーブラウン管螢光膜を構成する各色発光成
分螢光体には適当な成分色領域に発光すること、
発光輝度が高いことおよび発光輝度の刺激電流密
度特性が良いことが望まれる。従来カラーブラウ
ン管の青色発光成分螢光体として使用されている
上記cub.−ZnS:Ag螢光体およびcub.−ZnS:
Ag、Al螢光体のうち、cub.−ZnS:Ag螢光体は
発光色および発光輝度は良好であるが発光輝度の
刺激電流密度特性が悪く、一方cub.−ZnS:Ag、
Al螢光体は発光輝度の刺激電流密度特性は良好
であるが、cub.−ZnS:Ag螢光体に比べて発光色
が短波長側によつたものであり、また発光輝度も
低い。すなわち、カラーブラウン管の青色発光成
分螢光体には (1) CIE表色系色度座標のx値がおよそ0.145乃
至0.150、y値がおよそ0.055乃至0.065である色
度領域内に発光色を有すること、 (2) 発光輝度が高いこと、および (3) 発光輝度の刺激電流密度特性が良く、刺激電
流密度が高くなつても発光輝度が飽和しないこ
と が望まれるが、cub.−ZnS:Ag螢光体は上記(1)お
よび(2)については良好であるが(3)が悪く、一方
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体は上記(3)については
良好であるが(1)を満たし得ないものであり、また
(2)についてもcub.−ZnS:Ag螢光体より劣るもの
であつた。なお、最近実用され始めた高コントラ
ストカラーブラウン管の螢光膜においては、青色
発光成分螢光体はその螢光体粒子表面にアルミン
酸コバルト、群青等の青色顔料粒子を付着せしめ
た、いわゆる顔料付螢光体として使用される。こ
の場合、用いられる青色顔料粒子は一般に青色発
光成分螢光体の発光のうち長波長側の光をより多
く吸収するので、顔料付螢光体の発光色が上記(1)
に述べられる色度領域内に含まれるようにするた
めには、青色発光成分螢光体自体の発光色は上記
(1)に述べられる色度領域よりも長波長側、すなわ
ちx値がおよそ0.145乃至0.150、y値が0.062乃至
0.070である色度領域内にあることが必要であ
る。従つて青色発光成分螢光体を顔料付螢光体と
して使用することも考慮に入れると、青色発光成
分螢光体には (4) CIE表色系色度座標のx値がおよそ0.145乃
至0.150、y値がおよそ0.055乃至0.070である色
度領域内に発光色を有すること が望まれる。cub.−ZnS:Ag螢光体は上記(4)をも
ほぼ満たし得るものであるが、cub.−ZnS:Ag、
Al螢光体は当然に上記(4)を満たし得ないもので
ある。
最近のカラーブラウン管は印加電圧の高電圧化
およびカソード、ゲツター、電子銃等の改良に伴
い高電流化し、刺激電流密度が従来に比べ著しく
高くなつてきた。従つて発光輝度の刺激電流密度
特性の良い螢光体が好まれるようになり、青色発
光成分螢光体においては、従来cub.−ZnS:Ag螢
光体に比べて使用される機会の少なかつたcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体が注目されるようになり、
この螢光体の発光色および発光輝度の改良、すな
わち発光色の長波長化および発光輝度の向上が望
まれるようになつた。
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたも
のであり、CIE表色系色度座標のx値が0.145乃
至0.150、y値が0.055乃至0.070である色度領域内
に発光色を有し、向上した発光輝度を有し、また
発光輝度の刺激電流密度特性の優れた、カラーブ
ラウン管の青色発光成分螢光体としてより適した
改良されたcub.−ZnS:Ag、Al螢光体を提供す
ることを目的とするものである。
また本発明は、上記本発明の改良されたcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体を青色発光成分螢光体とし
て用いた、青色の発光色、青色輝度と白色輝度お
よび青色輝度と白色輝度の刺激電流密度特性の優
れた螢光膜を有するカラーブラウン管を提供する
ことを目的とするものである。
本発明者等は上記目的を達成するためcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体について種々の研究を行な
つてきた。その結果、特定量のAgおよびAlを付
活したcub.−ZnS:Ag、Al螢光体に青色発光の
立方晶系自己付活硫化亜鉛螢光体(cub.−ZnS:
Zn)を適当量混合すれば上記目的が達成される
ことを見出し本発明を完成するに至つた。
本発明の青色発光螢光体はAgおよびAl付活量
がZnS母体1gに対していずれも10-5g乃至10-3
gであるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体とcub.−
ZnS:Zn螢光体との混合螢光体であつて、CIE表
色系色度座標のx値が0.145乃至0.150、y値が
0.055乃至0.070である色度領域内に発光色を有す
ることを特徴とする。
また本発明のカラーブラウン管は上記本発明の
青色発光螢光体を青色発光成分螢光体とする螢光
膜を有することを特徴とする。
従来cub.−ZnS:Ag、Al螢光体をカラーブラ
ウン管の青色発光成分螢光体として用いる場合に
は、発光色および発光輝度を考慮してAgおよび
Al付活量がZnS母体1gに対してそれぞれ10-4
乃至6×10-4gおよび10-4g乃至10-3gのものが
用いられていた。この螢光体の発光色は一般に
CIE表色系色度座標のx値がおよそ0.145乃至
0.150、y値が0.048乃至0.055である色度領域内に
含まれるものであり、従つて先に述べた青色発光
成分螢光体に望まれる発光色よりは短波長側によ
つたものであり、またこれに起因して発光輝度も
満足のゆくものではなく、cub.−ZnS:Ag螢光体
よりも低いものであつた。Ag付活量を上記範囲
より多くすることによつてy値がおよそ0.060と
なるまで発光色を長波長化することができるが
(青色領域においてはy値が大きい程長波長を意
味する)、発光効率が低下し実用的な発光輝度は
得られない。一方Ag付活量が上記範囲よりも少
なくなると発光色はさらに短波長側へ移動し、ま
た発光効率も低下し実用的な発光輝度は得られな
い。
本発明の青色発光混合螢光体の構成成分である
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体としては、Agおよび
Al付活量がZnS母体1gに対していずれも10-5
乃至10-3gのものが用いられる。すなわち 本発明においては、発光輝度の点で従来実用さ
れ得なかつたAg付活量がZnS母体1gに対して
6×10-4gより多く10-3g以下のcub.−ZnS:
Ag、Al螢光体、および発光色および発光輝度の
両方の点から従来実用され得なかつたAg付活量
がZnS母体1gに対して10-5g以上であり10-4
より少ないcub.−ZnS:Ag、Al螢光体も用いる
ことができる。
本発明の青色発光混合螢光体の構成成分である
上記cub.−ZnS:Ag、Al螢光体は以下のように
して製造される。すなわち、まずZnS生粉に付活
剤であるAgおよびAlの原料として硝酸塩等のAg
化合物および硝酸塩、硫酸塩等のAl化合物を加
え、ボールミル、ミキサーミル等を用いて充分に
混合し螢光体原料混合物を得る。ここで各付活剤
化合物は化学量論的に目的とする螢光体の各付活
剤量となるように加えられることは言うまでもな
い。また上記各螢光体原料に硫化物螢光体製造に
おいて一般に用いられる融剤あるいは酸化防止の
ための少量の硫黄を加えてもよい。次に得られた
螢光体原料混合物を石英ルツボ、アルミナルツボ
等の耐熱性容器に充填して焼成を行なう。焼成は
硫化水素雰囲気、硫黄雰囲気等の硫化性雰囲気中
で800℃乃至1030℃の温度で行なう。焼成時間は
螢光体原料混合物充填量、採用する焼成温度等に
よつて異なるが、一般には30分乃至5時間が適当
である。焼成後、得られる焼成物を水洗、乾燥し
てcub.−ZnS:Ag、Al螢光体を得る。このよう
にして製造されたAgおよびAl付活量が上記範囲
内にあるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体は、CIE表色
系色度座標のx値およびy値がそれぞれおよそ
0.147乃至0.150およびおよそ0.043乃至0.060であ
る色度領域内に発光色を有している。上記cub.−
ZnS:Ag、Al螢光体のなかでも特にAgおよびAl
付活量がZnS母体1gに対してそれぞれ10-4g乃
至6×10-4gおよび10-4g乃至10-3gである。
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体を用いるのがより好
ましい。
一方、本発明の青色発光混合螢光体のもう一方
の構成成分であるcub.−ZnS:Zn螢光体は、ZnS
生粉を石英ルツボ、アルミナルツボ等の耐熱性容
器に充填し、空気中または硫化水素雰囲気、硫黄
雰囲気等の硫化性雰囲気中で880℃乃至950℃の温
度で焼成し、しかる後得られる焼成物を水洗、乾
燥することによつて得ることができる。焼成時間
はZnS生紛充填量、採用する焼成温度等によつて
異なるが、一般には30分乃至5時間が適当であ
る。また一般に螢光体原料であるZnS生粉にアル
カリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲ
ン化物等の融剤が適当量添加される。このように
して製造されたcub.−ZnS:Zn螢光体は、CIE表
色系色度座標のx値およびy値がそれぞれおよそ
0.135乃至0.150およびおよそ0.110乃至0.140であ
る色度領域内に発光色を有する高輝度の青色発光
を示す。このcub.−ZnS:Zn螢光体は高輝度の発
光を示すとは言うものの発光色が実用的なもので
はなく、従つて従来用途が全くなかつたものであ
る。
本発明の青色発光螢光体は上述のcub.−ZnS:
Ag、Al螢光体に上述のcub.−ZnS:Zn螢光体を
混合し、cub.−ZnS:Ag、Al螢光体の発光色を
長波長側へシフトさせてCIE表色系色度座標のx
値およびy値がそれぞれ0.145乃至0.150および
0.055乃至0.070である色度領域内に発光色が含ま
れるようにすることによつて調製される。cub.−
ZnS:Zn螢光体の混合量は用いられるcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体の発光色度点、用いられる
cub.−ZnS:Zn螢光体の発光色度点等によつて異
なるが、一般には得られる混合螢光体全量の30重
量%以下となるように混合することによつて上記
色度領域内に発光色を得ることできる。
本発明の青色発光螢光体は、cub.−ZnS:Ag、
Al螢光体の発光色が長波長側へシフトしてCIE表
色系色度座標のx値およびy値がそれぞれ0.145
乃至0.150および0.055乃至0.070である色度領域内
に発光色度点を有するものであることは勿論であ
るが、その発光輝度もcub.−ZnS:Ag、Al螢光
体よりも著しく高いものである。またcub.−
ZnS:Zn螢光体を30重量%まで混合した本発明の
青色発光螢光体の発光輝度の刺激電流密度特性は
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体と比較して遜色のな
いものであり、従つてcub.−ZnS:Ag、Al螢光
体が有する優れた発光輝度の刺激電流密度特性
は、本発明の螢光体においてもそのまま維持され
ている。
本発明のカラーブラウン管においては、螢光膜
の青色発光成分螢光体として上述の本発明の青色
発光螢光体が用いられる。先に述べたように本発
明の青色発光螢光体は従来のcub.−ZnS:Ag、
Al螢光体よりも発光色および発光輝度が優れた
ものであるので、本発明のカラーブラウン管は、
青色発光成分螢光体としてcub.−ZnS:Ag、Al
螢光体を用いた螢光膜を有する従来のカラーブラ
ウン管よりも青色の発光色および青色発光輝度が
優れたものであり、さらに青色発光輝度が優れて
いることに起因して、緑色および赤色発光成分螢
光体が同じである場合、白色輝度がより高いもの
である。
また本発明のカラーブラウン管はcub.−ZnS:
Ag螢光体を用いた従来のカラーブラウン管より
も青色発光輝度の刺激電流密度特性が優れてお
り、このために緑色および赤色発光成分螢光体が
同じである場合、白色発光輝度の刺激電流密度特
性も優れたものである。
本発明のカラーブラウン管は従来と同じ方法で
製造される。緑色発光成分螢光体としては、従来
のcub.−ZnS:Cu、Al螢光体、(Zn、Cb)S:
Cu、Al螢光体、最近提唱されている立方晶系
銅、金およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体
(cub.−ZnS:Cu、Au、Al)のうちの少なくとも
1つを用いるのが好ましく、また赤色発光成分螢
光体としては、従来のY2O2S:Eu螢光体、
Y2O3:Eu螢光体およびYVO4:Eu螢光体のうち
の少なくとも1つを用いるのが好ましい。
なお本発明の青色発光螢光体のうちy値が
0.065よりも大きく0.070以下であるものは高コン
トラストカラーブラウン管の螢光膜の青色発光成
分螢光体として使用されるものであるが、その使
用にあたつては螢光体粒子表面にアルミン酸コバ
ルト、群青等の青色顔料粒子を付着せしめて顔料
付螢光体とすることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明はカラーブラウン
管の青色発光成分螢光体として発光色、発光輝度
および発光輝度の刺激電流密度特性の優れた青色
発光螢光体およびこの青色発光螢光体を青色発光
成分螢光体とするカラーブラウン管を提供するも
のであり、本発明の工業的利用価値は非常に大き
い。なお本発明の青色発光螢光体の用途はカラー
ブラウン管の青色発光成分螢光体のみに限られる
ものではなく、例えば白黒テレビジヨンブラウン
管の螢光膜の青色発光成分螢光体等として用いる
ことができる。
次に実施例によつて本発明を説明する。
実施例 1 AgおよびAl付活量がZnS母体1gに対してい
ずれも2×10-4gであり、電子線励起下における
発光色度点が(x=0.148、y=0.052)である
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体9重量部と、電子線
励起下における発光色度点が(x=0.147、y=
0.115)であるcub.−ZnS:Zn螢光体1重量部と
を均一に混合した。得られた混合螢光体は電子線
励起下で発光色度点が(x=0.148、y=0.058)
で表わされる青色発光を示し、その発光輝度はも
とのcub.−ZnS:Ag、Al螢光体の115%であり、
発光輝度の刺激電流密度特性は優れたものであつ
て刺激電流密度が20μA/cm2以上になつても発光
輝度は飽和しなかつた。(上記発光色はCIE表色
系色度座標で表わしたものであり、また発光輝度
は混合螢光体の一方の構成成分であるcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体の発光輝度を100%とした時
の相対値である。以下の実施例2乃至7も同様で
ある。)なおこの混合螢光体の発光輝度は発光色
がほぼ同等であるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体の
発光輝度の105%であつた。(発光色がほぼ同等で
あるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体の発光輝度を100
%とした時の相対値である。以下の実施例2およ
び3も同様である。) 次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、CuおよびAl付活量がZnS母体1gに対して
いずれも1.2×10-4gであるcub.−ZnS:Cu、Al
螢光体を緑色発光成分螢光体とし、Eu付活量が
Y2O2S母体1gに対して5×10-2gである
Y2O2S:Eu螢光体を赤色発光成分螢光体とする
螢光膜を有するカラーブラウン管を通常の方法で
製造した。このカラーブラウン管の白色輝度は刺
激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧22KVの刺激条
件下で103%であつた。(上記白色輝度は混合螢光
体の一方の構成成分であるcub.−ZnS:Ag、Al
螢光体を青色発光成分螢光体とし、緑色および赤
色発光成分螢光体は上記と同じ螢光体を用いた螢
光膜を有するカラーブラウン管の白色輝度を100
%とした時の相対値である。以下の実施例2乃至
7も同様である。) 実施例 2 AgおよびAl付活量がZnS母体1gに対してい
ずれも4×10-4gであり、電子線励起下における
発光色度点が(x=0.148、y=0.054)である
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体23重量部と実施例1
と同じcub.−ZnS:Zn螢光体2重量部とを均一に
混合した。得られた混合螢光体は電子線励起下で
発光色度点が(x=0.148、y=0.060)で表わさ
れる青色発光を示し、その発光輝度はもとのcub.
−ZnS:Ag、Al螢光体の111%であり、発光輝度
の刺激電流密度特性は優れたものであつて刺激電
流密度が20μA/cm2以上になつても発光輝度は飽
和しなかつた。なおこの混合螢光体の発光輝度は
発光色がほぼ同等であるcub.−ZnS:Ag、Al螢
光体の発光輝度の120%であつた。
次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例1と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびY2O2S:Eu螢光体をそれぞれ緑色および赤
色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラーブ
ラウン管を製造した。このカラーブラウン管の白
色輝度は刺激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧
22KVの刺激条件下で108%であつた。
実施例 3 AgおよびAl付活量がZnS母体1gに対してい
ずれも6×10-4gであり、電子線励起下における
発光色度点が(x=0.148、y=0.055)である
cub.−ZnS:Ag、Al螢光体19重量部と実施例1
と同じcub.−ZnS:Zn螢光体1重量部とを均一に
混合した。得られた混合螢光体は電子線励起下で
発光色度点が(x=0.148、y=0.060)で表わさ
れる青色発光を示し、その発光輝度はもとのcub.
−ZnS:Ag、Al螢光体の107%であり、発光輝度
の刺激電流密度特性は優れたものであつて刺激電
流密度が20μA/cm2以上になつても発光輝度は飽
和しなかつた。なおこの混合螢光体の発光輝度は
発光色がほぼ同等であるcub.−ZnS:Ag、Al螢
光体の発光輝度の123%であつた。
次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例1と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびY2O2S:Eu螢光体をそれぞれ緑色および赤
色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラーブ
ラウン管を製造した。このカラーブラウン管の白
色輝度は刺激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧
22KVの刺激条件下で109%であつた。
実施例 4 実施例3と同じcub.−ZnS:Ag、Al螢光体43
重量部と実施例1と同じcub.−ZnS:Zn螢光体7
重量部とを均一に混合した。得られた混合螢光体
は電子線励起下で発光色度点が(x=0.149、y
=0.065)で表わされる青色発光を示し、その発
光輝度はもとのcub.−ZnS:Ag、Al螢光体の117
%であり、発光輝度の刺激電流密度特性は優れた
ものであつて刺激電流密度が20μA/cm2以上にな
つても発光輝度は飽和しなかつた。
次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例1と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびY2O2S:Eu螢光体をそれぞれ緑色および赤
色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラーブ
ラウン管を製造した。このカラーブラウン管の白
色輝度は刺激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧
22KVの刺激条件下で115%であつた。
実施例 5 AgおよびAl付活量がZnS母体1gに対してい
ずれも10-3gであり、電子線励起下における発光
色度点が(x=0.148、y=0.060)であるcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体91重量部と実施例1と同じ
cub.−ZnS:Zn螢光体9重量部とを均一に混合し
た。得られた混合螢光体は電子線励起下で発光色
度点が(x=0.149、y=0.065)で表わされる青
色発光を示し、その発光輝度はもとのcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体の113%であり、発光輝度の
刺激電流密度特性は優れたものであつて刺激電流
密度が20μA/cm2以上になつても発光輝度は飽和
しなかつた。
次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例1と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびY2O2S:Eu螢光体をそれぞれ緑色および赤
色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラーブ
ラウン管を製造した。このカラーブラウン管の白
色輝度は刺激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧
22KVの刺激条件下で105%であつた。
実施例 6 AgおよびAl付活量がZnS母体1gに対してそ
れぞれ5×10-5gおよび10-4gであり、電子線励
起下における発光色度点が(x=0.148、y=
0.048)であるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体18重量
部と実施例1と同じcub.−ZnS:Zn螢光体7重量
部とを均一に混合した。得られた混合螢光体は電
子線励起下で発光色度点が(x=0.149、y=
0.065)で表わされる青色発光を示し、その発光
輝度はもとのcub.−ZnS:Ag、Al螢光体の145%
であり、発光輝度の刺激電流密度特性は優れたも
のであつて刺激電流密度が20μA/cm2以上になつ
ても発光輝度は飽和しなかつた。
次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例1と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびY2O2S:Eu螢光体をそれぞれ緑色および赤
色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラーブ
ラウン管を製造した。このカラーブラウン管の白
色輝度は刺激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧
22KVの刺激条件下で104%であつた。
実施例 7 実施例1と同じcub.−ZnS:Ag、Al螢光体79
重量部と実施例1と同じcub.−ZnS:Zn螢光体21
重量部とを均一に混合した。得られた混合螢光体
は電子線励起下で発光色度点が(x=0.148、y
=0.060)で表わされる青色発光を示し、その発
光輝度はもとのcub.−ZnS:Ag、Al螢光体の130
%であり、発光輝度の刺激電流密度特性は優れた
ものであつて刺激電流密度が20μA/cm2以上にな
つても発光輝度は飽和しなかつた。
次に上記混合螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例1と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびY2O2S:Eu螢光体をそれぞれ緑色および赤
色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラーブ
ラウン管を製造した。このカラーブラウン管の白
色輝度は刺激電流密度0.5μA/cm2、加速電圧
22KVの刺激条件下で110%であつた。
実施例 8 実施例3と同じcub.−ZnS:Ag、Al螢光体81
重量部と実施例1と同じcub.−ZnS:Zn螢光体19
重量部とを均一に混合した。得られた混合螢光体
は電子線励起下で発光色度点が(x=0.149、y
=0.067)で表わされる青色発光を示した。次に
この混合螢光体に、この混合螢光体の2重量%の
アルミン酸コバルト青色顔料粒子をゼラチンとア
ラビアゴムの混合物を接着剤とする従来の方法で
(特開昭53−5088号参照)均一に付着せしめた。
得られた顔料付螢光体は電子線励起下で発光色度
点が(x=0.149、y=0.065)で表わされる青色
発光を示し、その発光輝度はもとのcub.−ZnS:
Ag、Al螢光体に同量のアルミン酸コバルト青色
顔料粒子を付着せしめた顔料付螢光体の125%で
あり、発光輝度の刺激電流密度特性は優れたもの
であつて刺激電流密度が20μA/cm2以上になつて
も発光輝度は飽和しなかつた。(上記発光輝度は
上記混合螢光体の一方の構成成分であるcub.−
ZnS:Ag、Al螢光体に上記と同じ青色顔料粒子
を上記と同じ方法で上記と同じ量付着せしめた顔
料付螢光体の発光輝度を100%とした時の相対値
である。以下の実施例9および10も同様であ
る。) 次に上記顔料付螢光体を青色発光成分螢光体と
し、CuおよびAl付活量がZnS母体1gに対して
いずれも1.2×10-4gであるcub.−ZnS:Cu、Al
螢光体を緑色発光成分螢光体とし、Eu付活量が
Y2O2S母体1gに対して5×10-2gである
Y2O2S:Eu螢光体にその螢光体の0.3重量%のべ
んがら赤色顔料粒子を付着せしめた顔料付螢光体
を赤色発光成分螢光体とする螢光膜を有するカラ
ーブラウン管を通常の方法で製造した。このカラ
ーブラウン管の白色輝度は刺激電流密度0.5μA/
cm2、加速電圧22KVの刺激条件下で120%であつ
た。(上記白色輝度は上記混合螢光体の一方の構
成成分であるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体に上記
と同じ青色顔料粒子を上記と同じ方法で上記と同
じ量付着せしめた顔料付螢光体を青色発光成分螢
光体とし、緑色および赤色発光成分螢光体は上記
と同じ螢光体を用いた螢光膜を有するカラーブラ
ウン管の白色輝度を100%とした時の相対値であ
る。以下の実施例9および10も同様である。) 実施例 9 実施例1と同じであるcub.−ZnS:Ag、Al螢
光体3重量部と実施例1と同じcub.−ZnS:Zn螢
光体1重量部とを均一に混合した。得られた混合
螢光体は電子線励起下で発光色度点が(x=
0.149、y=0.067)で表わされる青色発光を示し
た。次にこの混合螢光体に、この混合螢光体の2
重量%のアルミン酸コバルト青色顔料粒子を、ゼ
ラチンとアラビアゴムの混合物を接着剤とする従
来の方法で均一に付着せしめた。得られた顔料付
螢光体は電子線励起下で発光色度点が(x=
0.149、y=0.065)で表わされる青色発光を示
し、その発光輝度はもとのcub.−ZnS:Ag、Al
螢光体に同量のアルミン酸コバルト青色顔料粒子
を付着せしめた顔料付螢光体の138%であり、発
光輝度の刺激電流密度特性は優れたものであつて
刺激電流密度が20μA/cm2以上になつても発光輝
度は飽和しなかつた。
次に上記顔料付螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例8と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびべんがら赤色顔料粒子付Y2O2S:Eu螢光体
をそれぞれ緑色および赤色発光成分螢光体とする
螢光膜を有するカラーブラウン管を製造した。こ
のカラーブラウン管の白色輝度は刺激電流密度
0.5μA/cm2、加速電圧22KVの刺激条件下で114%
であつた。
実施例 10 AgおよびAl付活量がZnS母体1gに対してそ
れぞれ10-4gおよび2×10-4であり、電子線励起
下における発光色度点が(x=0.148、y=
0.048)であるcub.−ZnS:Ag、Al螢光体7重量
部と実施例1と同じcub.−ZnS:Zn螢光体3重量
部とを均一に混合した。得られた混合螢光体は電
子線励起下で発光色度点が(x=0.149、y=
0.067)で表わされる青色発光を示した。次にこ
の混合螢光体に、この混合螢光体の2重量%のア
ルミン酸コバルト青色顔料粒子を、ゼラチンとア
ラビアゴムの混合物を接着剤とする従来の方法で
均一に付着せしめた。得られた顔料付螢光体は電
子線励起下で発光色度点が(x=0.149、y=
0.065)で表わされる青色発光を示し、その発光
輝度はもとのcub.−ZnS:Ag、Al螢光体に同量
のアルミン酸コバルト青色顔料粒子を付着せしめ
た顔料付螢光体の150%であり、発光輝度の刺激
電流密度特性は優れたものであつて刺激電流密度
が20μA/cm2以上になつても発光輝度は飽和しな
かつた。
次に上記顔料付螢光体を青色発光成分螢光体と
し、実施例8と同じcub.−ZnS:Cu、Al螢光体お
よびべんがら赤色顔料粒子付Y2O2S:Eu螢光体
をそれぞれ緑色および赤色発光成分螢光体とする
螢光膜を有するカラーブラウン管を製造した。こ
のカラーブラウン管の白色輝度は刺激電流密度
0.5μA/cm2、加速電圧22KVの刺激条件下で106%
であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 銀およびアルミニウム付活量が硫化亜鉛母体
    1gに対していずれも10-5g乃至10-3gである立
    方晶系銀およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体
    と、立方晶系自己付活硫化亜鉛螢光体との混合螢
    光体であつて、CIE表色系色度座標のx値が
    0.145乃至0.150、y値が0.055乃至0.070である色
    度領域内に発光色を有することを特徴とする青色
    発光螢光体。 2 前記銀およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光
    体の前記銀およびアルミニウム付活量がそれぞれ
    10-4g乃至6×10-4gおよび10-4g乃至10-3gで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の青色発光螢光体。 3 銀およびアルミニウム付活量が硫化亜鉛母体
    1gに対していずれも10-5g乃至10-3gである立
    方晶系銀およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体
    と、立方晶系自己付活硫化亜鉛螢光体との混合螢
    光体であつて、CIE表色系色度座標のx値が
    0.145乃至0.150、y値が0.055乃至0.070である色
    度領域内に発光色を有する青色発光螢光体を青色
    発光成分螢光体とする螢光膜を有することを特徴
    とするカラーテレビジヨンブラウン管。 4 前記銀およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光
    体の前記銀およびアルミニウム付活量がそれぞれ
    10-4g乃至6×10-4gおよび10-4g乃至10-3gで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
    のカラーテレビジヨンブラウン管。 5 緑色発光成分螢光体が立方晶系銅およびアル
    ミニウム付活硫化亜鉛螢光体、銅およびアルミニ
    ウム付活硫化亜鉛カドミウム螢光体および立方晶
    系銅、金およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体
    のうちの少なくとも1つであり、赤色発光成分螢
    光体がユーロピウム付活酸硫化イツトリウム螢光
    体、ユーロピウム付活酸化イツトリウム螢光体お
    よびユーロピウム付活バナジン酸イツトリウム螢
    光体のうちの少なくとも1つであることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項または第4項記載のカ
    ラーテレビジヨンブラウン管。
JP15790878A 1978-12-18 1978-12-18 Blue luminous fluorescent member and color televison braun tube Granted JPS5583132A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15790878A JPS5583132A (en) 1978-12-18 1978-12-18 Blue luminous fluorescent member and color televison braun tube

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15790878A JPS5583132A (en) 1978-12-18 1978-12-18 Blue luminous fluorescent member and color televison braun tube

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5583132A JPS5583132A (en) 1980-06-23
JPS6154077B2 true JPS6154077B2 (ja) 1986-11-20

Family

ID=15660065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15790878A Granted JPS5583132A (en) 1978-12-18 1978-12-18 Blue luminous fluorescent member and color televison braun tube

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5583132A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072946B2 (ja) * 1985-10-21 1995-01-18 化成オプトニクス株式会社 螢光体
MY109224A (en) * 1993-02-11 1996-12-31 Samsung Display Devices Co Ltd Mixed blue emitting phosphor.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4998795A (ja) * 1973-01-11 1974-09-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4998795A (ja) * 1973-01-11 1974-09-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5583132A (en) 1980-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4208299A (en) Method of preparing zinc sulfide phosphor coactivated with copper and gold
JP2994058B2 (ja) 電場発光蛍光体および表示素子
US5231328A (en) Phosphor and ultraviolet ray excited fluorescent tube employing it
JP2006274088A (ja) 紫外線励起発光蛍光体およびそれを有する混合蛍光体、並びにそれを用いた蛍光ランプ及び冷陰極蛍光ランプ
JPH08120262A (ja) 混合緑色発光蛍光体およびこれを採用した陰極線管
JPS6154077B2 (ja)
JPS6021676B2 (ja) 青色発光螢光体およびカラ−テレビジョンブラウン管
JP3187952B2 (ja) 三波長形蛍光体およびそれを用いた蛍光ランプ
JPS6121581B2 (ja)
JPS632314B2 (ja)
JP2856895B2 (ja) 顔料付き緑色発光蛍光体
JPS6351480B2 (ja)
JPS6038431B2 (ja) カラ−ブラウン管
US5185553A (en) Green emitting phosphor and cathode ray tube using said phosphor
JPS6248716B2 (ja)
JPH06103915A (ja) カラー陰極線管
JP3729912B2 (ja) 赤色発光蛍光体および陰極線管
JPH07116430B2 (ja) 長残光性青色発光混合物螢光体
JPS6410557B2 (ja)
JPH0129834B2 (ja)
JPS6295378A (ja) 螢光体
JPH0673375A (ja) 蛍光体および蛍光ランプ
KR910002681B1 (ko) 녹색 발광 형광체
JPS6144116B2 (ja)
KR910007796B1 (ko) 음극선관