JPS597746B2 - けい光体の処理方法 - Google Patents
けい光体の処理方法Info
- Publication number
- JPS597746B2 JPS597746B2 JP51091349A JP9134976A JPS597746B2 JP S597746 B2 JPS597746 B2 JP S597746B2 JP 51091349 A JP51091349 A JP 51091349A JP 9134976 A JP9134976 A JP 9134976A JP S597746 B2 JPS597746 B2 JP S597746B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- treating
- aqueous solution
- alkaline aqueous
- phosphors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はけい光体、特に硫化亜鉛系の緑色発光けい光体
(ZnS:Cu、Al)または青色発光けい光体(Zn
S:Ag)の処理方法に関するものである。
(ZnS:Cu、Al)または青色発光けい光体(Zn
S:Ag)の処理方法に関するものである。
従来、カラー受像管のけい光面の形成は、たとえば、け
い光体を所定組成となるようにポリビニルアルコール、
重クロム酸アンモニウム水溶液と混合してけい光体スラ
リを調合し、このけい光体スラリを、たとえば回転塗布
機などを用いて、カラー受像管用のフェースプレート内
面に均一に塗布したのち、シヤドウマスクなどの色選別
電極をその前面に配置して、露光装置を用いて露光し、
露光部分以外を水洗現像することにより除去するという
工程を、赤、青、緑の各発光色を有するけい光体に対し
て行ない、ストライプ状あるいはドット状のけい光面を
得ているものである。このようなけい光面形成において
は、現像除去されるけい光体量は全塗布けい光体量の7
0%以上となるものである。
い光体を所定組成となるようにポリビニルアルコール、
重クロム酸アンモニウム水溶液と混合してけい光体スラ
リを調合し、このけい光体スラリを、たとえば回転塗布
機などを用いて、カラー受像管用のフェースプレート内
面に均一に塗布したのち、シヤドウマスクなどの色選別
電極をその前面に配置して、露光装置を用いて露光し、
露光部分以外を水洗現像することにより除去するという
工程を、赤、青、緑の各発光色を有するけい光体に対し
て行ない、ストライプ状あるいはドット状のけい光面を
得ているものである。このようなけい光面形成において
は、現像除去されるけい光体量は全塗布けい光体量の7
0%以上となるものである。
したがつて、このような現像除去けい光体は回収されて
再使用されることが行なわれているものである。このよ
うな場合、一般に現像廃液中に含まれているけい光体は
、スラリ構成物などとともに、濾過器または遠心分離機
などを用いることにより回収することが可能であるが、
この回収された固形成分はスラリ構成物を含んでいるほ
か、回転塗布機および回収機などの潤滑油が混入してい
るために、そのままで再使用すると、けい光体スラリの
構成物であるポリビニルアルコールが固化したり、ある
いは油脂分によつてはじかれたりするため、均一な塗布
面を形成することが著しく困難なものである。そこでこ
の困難さを解決するために、回収された固形成分を40
0〜450℃の温度範囲で所定時間加熱処理を行ない、
固形成分中の有機成分を熱分解または燃焼により除去し
ているものである。このようにして回収して加熱処理し
ただけのけい光体は、それを用いて、通常法である写真
法によりフェースプレート内面に塗布することは可能で
あるが、その品質は劣化したものであり、すなわち、粉
末輝度、反射率は低下し、発光色の色調、すなわち、色
度は変化をきたしたものであり、それらの特性値は第1
表に示すように回収前のけい光体に比し劣るものである
。本発明の目的は上記の如き回収けい光体における欠点
を解決して、固形成分として回収した緑色または青色発
光のけい光体が上記の如き特性の劣化をきたさないよう
なけい光体の処理方法を提供することにある。
再使用されることが行なわれているものである。このよ
うな場合、一般に現像廃液中に含まれているけい光体は
、スラリ構成物などとともに、濾過器または遠心分離機
などを用いることにより回収することが可能であるが、
この回収された固形成分はスラリ構成物を含んでいるほ
か、回転塗布機および回収機などの潤滑油が混入してい
るために、そのままで再使用すると、けい光体スラリの
構成物であるポリビニルアルコールが固化したり、ある
いは油脂分によつてはじかれたりするため、均一な塗布
面を形成することが著しく困難なものである。そこでこ
の困難さを解決するために、回収された固形成分を40
0〜450℃の温度範囲で所定時間加熱処理を行ない、
固形成分中の有機成分を熱分解または燃焼により除去し
ているものである。このようにして回収して加熱処理し
ただけのけい光体は、それを用いて、通常法である写真
法によりフェースプレート内面に塗布することは可能で
あるが、その品質は劣化したものであり、すなわち、粉
末輝度、反射率は低下し、発光色の色調、すなわち、色
度は変化をきたしたものであり、それらの特性値は第1
表に示すように回収前のけい光体に比し劣るものである
。本発明の目的は上記の如き回収けい光体における欠点
を解決して、固形成分として回収した緑色または青色発
光のけい光体が上記の如き特性の劣化をきたさないよう
なけい光体の処理方法を提供することにある。
以上の目的のための本発明におけるけい光体処理方法は
下記の如きものである。
下記の如きものである。
すなわち、現像廃液から固形成分として回収した硫化亜
鉛系けい光体を、アルカリ水溶液で、好ましくは常温〜
100℃の液温において、洗浄し、スラリ構成物である
ポリビニルアルコール、重クロム酸アンモニウムおよび
油脂分を溶解除去する。
鉛系けい光体を、アルカリ水溶液で、好ましくは常温〜
100℃の液温において、洗浄し、スラリ構成物である
ポリビニルアルコール、重クロム酸アンモニウムおよび
油脂分を溶解除去する。
このアルカリ水溶液の液温は高い程その効果は大きく、
例えば、液温以外が同一の場合、洗浄処理液中の抽出ク
ロム量は、液温が常温の場合は0.70P1]lであつ
たのに対し、80℃の場合は1.55ppInであつた
。このようにして、アルカリ水溶液で処理したけい光体
を、次に、純水で充分に洗浄し、アルカリ分を除去し、
その後静置して上澄液の除去、ろ過器または遠心分離機
によりけい光体を分離し、乾燥、篩分けを行うことによ
り、従来処理法における上記の如き欠点のない、回収前
のものと同様な良品質のものとして再使用可能な緑色発
光または青色発光の螢光体が得られる。以下本発明を一
実施例につき具体的に説明する。
例えば、液温以外が同一の場合、洗浄処理液中の抽出ク
ロム量は、液温が常温の場合は0.70P1]lであつ
たのに対し、80℃の場合は1.55ppInであつた
。このようにして、アルカリ水溶液で処理したけい光体
を、次に、純水で充分に洗浄し、アルカリ分を除去し、
その後静置して上澄液の除去、ろ過器または遠心分離機
によりけい光体を分離し、乾燥、篩分けを行うことによ
り、従来処理法における上記の如き欠点のない、回収前
のものと同様な良品質のものとして再使用可能な緑色発
光または青色発光の螢光体が得られる。以下本発明を一
実施例につき具体的に説明する。
緑色または青色発光けい光体を用いてけい光面を形成し
たときの現像廃液中から回収した固形成分1k9を純水
にけん濁させ、325メツシユの篩を通し、ゴミ等の異
物を除去する。次に、このものと5重量?苛性ソーダ水
溶液101をステンレスビーカに入れ、液温を80℃に
保つて2時間攪拌を続ける。その後、静置して上澄液を
除去し、さらに十分に純水で洗浄して、けい光体を沈降
させて蒸発皿に取り出し、150℃の温度で5時間熱風
乾燥をし、篩分けをして粉末けい光体を得る。以上の実
施例の処理により得られた緑色および青色発光けい光体
の特性値を上記の表1に併せ掲げた。表1から明らかな
ように粉末輝度、粉末反射率は何れも低下することなく
、色調を示す発光色のCIE色度図におけるX,y値も
回収前品と実質的に同一であり、品質は回収前と同一で
あるものである。上記の説明から明らかなように、本発
明方法により処理し再生した緑色発光および青色発光け
い光体は回収前けい光体とほとんど変りない粉末特性値
を示すものであり、再使用することができるものである
。
たときの現像廃液中から回収した固形成分1k9を純水
にけん濁させ、325メツシユの篩を通し、ゴミ等の異
物を除去する。次に、このものと5重量?苛性ソーダ水
溶液101をステンレスビーカに入れ、液温を80℃に
保つて2時間攪拌を続ける。その後、静置して上澄液を
除去し、さらに十分に純水で洗浄して、けい光体を沈降
させて蒸発皿に取り出し、150℃の温度で5時間熱風
乾燥をし、篩分けをして粉末けい光体を得る。以上の実
施例の処理により得られた緑色および青色発光けい光体
の特性値を上記の表1に併せ掲げた。表1から明らかな
ように粉末輝度、粉末反射率は何れも低下することなく
、色調を示す発光色のCIE色度図におけるX,y値も
回収前品と実質的に同一であり、品質は回収前と同一で
あるものである。上記の説明から明らかなように、本発
明方法により処理し再生した緑色発光および青色発光け
い光体は回収前けい光体とほとんど変りない粉末特性値
を示すものであり、再使用することができるものである
。
また、上記本実施例の処理を3回繰り返したものについ
での粉末特性値も回収前けい光体のものと実質的に同一
のものであつた。
での粉末特性値も回収前けい光体のものと実質的に同一
のものであつた。
それらのことから、本発明方法の処理は写真法塗布処理
けい光体lごつ去里〃半去玖丙lこ擺用可能k推論で六
るものである。なお、上記において使用したアルカリな
る用語は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水
酸化リチウムを意味するものである。
けい光体lごつ去里〃半去玖丙lこ擺用可能k推論で六
るものである。なお、上記において使用したアルカリな
る用語は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水
酸化リチウムを意味するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カラー受像管のけい光面形成時の現像廃液中から緑
色または青色の発光色を有する硫化亜鉛系けい光体を含
む固形成分を回収する工程と、その回収した固形成分を
アルカリ水溶液で洗浄する工程と、さらにその後純水で
洗浄する工程を含み、前記発光色けい光体を再生するこ
とを特徴とするけい光体の処理方法。 2 前記アルカリ水溶液は、苛性ソーダ、苛性カリまた
は苛性リチウムを含んでなるものであることを特徴とす
る前記特許請求の範囲第1項記載のけい光体の処理方法
。 3 前記アルカリ水溶液の液温は常温乃至100℃であ
ることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項または第
2項記載のけい光体の処理方法。 4 前記アルカリ水溶液の濃度が0.1重量%以上であ
ることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項乃至第3
項いずれか1つ記載のけい光体の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51091349A JPS597746B2 (ja) | 1976-08-02 | 1976-08-02 | けい光体の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51091349A JPS597746B2 (ja) | 1976-08-02 | 1976-08-02 | けい光体の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5317587A JPS5317587A (en) | 1978-02-17 |
JPS597746B2 true JPS597746B2 (ja) | 1984-02-20 |
Family
ID=14023918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51091349A Expired JPS597746B2 (ja) | 1976-08-02 | 1976-08-02 | けい光体の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597746B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56112050A (en) * | 1980-02-07 | 1981-09-04 | Kasei Optonix Co Ltd | Cathode ray tube |
DE4000755A1 (de) * | 1990-01-12 | 1991-07-18 | Nokia Unterhaltungselektronik | Verfahren zum rueckgewinnen von leuchtstoff fuer bildroehren |
JP2002265942A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-18 | Sony Corp | 蛍光体粉末及びその製造方法、表示用パネル、並びに、平面型表示装置 |
-
1976
- 1976-08-02 JP JP51091349A patent/JPS597746B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5317587A (en) | 1978-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5910709B2 (ja) | フイルタ付螢光体 | |
JPH044286A (ja) | 蛍光体の再生方法 | |
JPS597746B2 (ja) | けい光体の処理方法 | |
JPS638572B2 (ja) | ||
US3474040A (en) | Phosphor reclamation | |
JP3385046B2 (ja) | 赤色顔料付蛍光体の再生方法 | |
JPS5914074B2 (ja) | けい光体の処理方法 | |
JPS6123836B2 (ja) | ||
JPH02504162A (ja) | 三色テレビジョン受像管に用いられる蛍光体を再生する「非粉砕」法 | |
JPS597747B2 (ja) | けい光体の処理方法 | |
KR950006095B1 (ko) | 회수형광체 재가공방법 | |
JPH0345503B2 (ja) | ||
CA1039942A (en) | Process for reclaiming rare earth oxysulfide phosphor material | |
JP2721254B2 (ja) | 電場発光蛍光体の製造方法 | |
JPH09176632A (ja) | 回収蛍光体スラリーの再生方法 | |
JP2655926B2 (ja) | 回収蛍光体の再生方法 | |
JP2739720B2 (ja) | 表面処理蛍光体の製造方法 | |
JPS5944328B2 (ja) | 緑色発光螢光体の精製方法 | |
KR950011216B1 (ko) | 형광체의 처리방법 | |
JPH0412751B2 (ja) | ||
KR0147009B1 (ko) | 회수 레드 형광체 재생방법 | |
JP3464072B2 (ja) | 回収蛍光体の再生処理方法 | |
JPH01301785A (ja) | 感光性樹脂組成物とそれを利用するカラー陰極線管の製造方法 | |
KR900001601B1 (ko) | 칼라 음극선관용 감광성수지 조성물을 이용한 형광면 제조방법. | |
DE2449422A1 (de) | Verfahren zum entfernen von verunreinigungen aus einer leuchtstoffe enthaltenden aufschlaemmung |