JPS5914074B2 - けい光体の処理方法 - Google Patents
けい光体の処理方法Info
- Publication number
- JPS5914074B2 JPS5914074B2 JP51092337A JP9233776A JPS5914074B2 JP S5914074 B2 JPS5914074 B2 JP S5914074B2 JP 51092337 A JP51092337 A JP 51092337A JP 9233776 A JP9233776 A JP 9233776A JP S5914074 B2 JPS5914074 B2 JP S5914074B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- colloidal silica
- recovered
- phosphors
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はけい光体、特に硫化亜鉛系の緑色発光けい光体
(ZnS:Cu、Al)または青色発光けい光体(Zn
S:Ag)の回収品の処理方法に関するものである。
(ZnS:Cu、Al)または青色発光けい光体(Zn
S:Ag)の回収品の処理方法に関するものである。
従来一般に、カラー受像管のパネルにけい光体を塗布す
る場合には写真法が用いられている。
る場合には写真法が用いられている。
この写真法としては、けい光体に重クロム酸アンモニウ
ムを含むポリビニルアルコールのような感光性樹脂を加
えてスラリを作り、このスラリをバネ5 ル全面に塗布
した後、紫外線で露光して必要な部分のみを硬化させ、
その後温水で現像することによつて所望のストライプ状
またはドット状のけい光面を得るものである。この場合
、必要部分以外に塗布されたけい光体は現像廃液中に含
まれて除10去されるが、この現像廃液中に含有される
けい光体の量は、使用されたけい光体量の70%以上に
も及ぶため、このような現像廃液中のけい光体は回収さ
れて再使用されているものである。一般に、現像廃液中
に含まれているけい光体は15スラリ構成物などととも
に、濾過器または遠心分離機などを用いることにより回
収することは可能であるが、この回収された固形成分は
スラリ構成物を含んでいるほか、回転塗布機および回収
機などの油脂分が混入しているため、そのままで再使2
0用するとけい光体スラリの構成物であるポリビニルア
ルコールが固化したり、または油脂分によつてはじかれ
たりするため均一な塗布面を形成することが著しく困難
となるものである。
ムを含むポリビニルアルコールのような感光性樹脂を加
えてスラリを作り、このスラリをバネ5 ル全面に塗布
した後、紫外線で露光して必要な部分のみを硬化させ、
その後温水で現像することによつて所望のストライプ状
またはドット状のけい光面を得るものである。この場合
、必要部分以外に塗布されたけい光体は現像廃液中に含
まれて除10去されるが、この現像廃液中に含有される
けい光体の量は、使用されたけい光体量の70%以上に
も及ぶため、このような現像廃液中のけい光体は回収さ
れて再使用されているものである。一般に、現像廃液中
に含まれているけい光体は15スラリ構成物などととも
に、濾過器または遠心分離機などを用いることにより回
収することは可能であるが、この回収された固形成分は
スラリ構成物を含んでいるほか、回転塗布機および回収
機などの油脂分が混入しているため、そのままで再使2
0用するとけい光体スラリの構成物であるポリビニルア
ルコールが固化したり、または油脂分によつてはじかれ
たりするため均一な塗布面を形成することが著しく困難
となるものである。
そこで、この困難さを解決するために、回収さ25れた
固形成分をアルカリ水溶液洗浄などの化学的処理で固形
成分中の有機成分を除去している。
固形成分をアルカリ水溶液洗浄などの化学的処理で固形
成分中の有機成分を除去している。
しかし、このようにして回収処理したけい光体を使用し
てポリビニルアルコール、重クロム酸アンモニウムとと
もにけい光体スラリを調合し、通常法30によりパネル
に塗布し、露光、現像を行なうと、回収前のけい光体と
比較して、けい光膜の接着力が10〜20%低下するこ
とが明らかとなつた。これは、接着力を維持するのに必
要なコロイダルシリカの脱落することによるものである
。35本発明の目的は上記の如き従来の欠点を改善する
ためのけい光体の処理方法を提供することにある。
てポリビニルアルコール、重クロム酸アンモニウムとと
もにけい光体スラリを調合し、通常法30によりパネル
に塗布し、露光、現像を行なうと、回収前のけい光体と
比較して、けい光膜の接着力が10〜20%低下するこ
とが明らかとなつた。これは、接着力を維持するのに必
要なコロイダルシリカの脱落することによるものである
。35本発明の目的は上記の如き従来の欠点を改善する
ためのけい光体の処理方法を提供することにある。
qAクー
以上の目的のための本発明のけい光体の処理方法は下記
の如きものである。
の如きものである。
すなわち、固形成分として回収した硫化亜鉛系けい光体
に、先ず、アルカリ水溶液洗浄などの化学的処理をほど
こし、スラリ構成物などを除去し粒子表面をストリツプ
な状態とする。
に、先ず、アルカリ水溶液洗浄などの化学的処理をほど
こし、スラリ構成物などを除去し粒子表面をストリツプ
な状態とする。
次に、脱落したコロイダルシリカを粒子表面に被覆させ
るのであるが、上記のような化学処理を経たけい光体は
粒子表面の極性が非陽性か、または陽性が小さいため、
コロイダルシリカが被覆されないものである。そこで、
これの解決策としては低温加熱処理を実施することによ
り可能となるものである。その理由は第1図のグラフに
より説明することができる。第1図は、ZnS:Cu.
Alけい光体粒子の加熱処理温度(60分間)に対する
ζ−POtentialコロイダルシリカ被覆量の関係
を示すグラフである。第1図から明らかなように、コロ
イダルシリ力被覆前のけい光体に対し、加熱処理温度が
高くなる程けい光体粒子表面の陽性電位が高くなり、そ
れと相関してコロイダルシリカ被覆量が増加するのであ
る。その被覆量は、平均粒径8〜12μ位のけい光体粒
子の場合には、0.05〜0.15重量?で十分に粒子
全体を被覆することができ、その加熱処理温度は200
〜400℃が適当である。また、コロイダルシリカ供給
源としては、水ガラスと電解質の反応によるコロイド状
シリカの析出によるもの、または市販のものの適用がで
きる。なお、コロイダルシリカは、粒子表面に均一に被
覆することが肝要であり、攪拌方式等を十分に考慮しな
ければならない。次に、静置上澄液除去、濾過器または
遠心分離機によりけい光体を分離し、乾燥、篩分けして
粉末とすれば上記欠点の改良された緑色発光または青色
発光けい光体が得られる。以ド、本発明方法を一実施例
につき具体的に説明する。緑色発光または青色発光の硫
化亜鉛系けい光体を用いてけい光面を形成したときの現
像廃液中から回収した固形成分1蛇を純水にけん濁させ
、325メツシユの篩を通し、ゴミ等の異物を除去する
。
るのであるが、上記のような化学処理を経たけい光体は
粒子表面の極性が非陽性か、または陽性が小さいため、
コロイダルシリカが被覆されないものである。そこで、
これの解決策としては低温加熱処理を実施することによ
り可能となるものである。その理由は第1図のグラフに
より説明することができる。第1図は、ZnS:Cu.
Alけい光体粒子の加熱処理温度(60分間)に対する
ζ−POtentialコロイダルシリカ被覆量の関係
を示すグラフである。第1図から明らかなように、コロ
イダルシリ力被覆前のけい光体に対し、加熱処理温度が
高くなる程けい光体粒子表面の陽性電位が高くなり、そ
れと相関してコロイダルシリカ被覆量が増加するのであ
る。その被覆量は、平均粒径8〜12μ位のけい光体粒
子の場合には、0.05〜0.15重量?で十分に粒子
全体を被覆することができ、その加熱処理温度は200
〜400℃が適当である。また、コロイダルシリカ供給
源としては、水ガラスと電解質の反応によるコロイド状
シリカの析出によるもの、または市販のものの適用がで
きる。なお、コロイダルシリカは、粒子表面に均一に被
覆することが肝要であり、攪拌方式等を十分に考慮しな
ければならない。次に、静置上澄液除去、濾過器または
遠心分離機によりけい光体を分離し、乾燥、篩分けして
粉末とすれば上記欠点の改良された緑色発光または青色
発光けい光体が得られる。以ド、本発明方法を一実施例
につき具体的に説明する。緑色発光または青色発光の硫
化亜鉛系けい光体を用いてけい光面を形成したときの現
像廃液中から回収した固形成分1蛇を純水にけん濁させ
、325メツシユの篩を通し、ゴミ等の異物を除去する
。
次に、このものと1重量?の苛性ソーダ水溶液10tと
をビーカ一内に入れ、2時間攪拌する。その後、静置し
て上澄液を除去し、さらに十分に純水で洗浄して、けい
光体を沈降させて、蒸発皿に取り出し、150℃で5時
間熱風乾燥する。次に、磁製さじでよくほぐし、350
℃の電気炉で、空気雰囲気中、1.5時間加熱処理する
。このけい光体と純水2tをビーカ一に入れ、ミクロア
ジタ一(島崎製作所Kk製撹拌機)で5分間撹拌し、け
い光体をよく分散させる。次に、コロイダルシリカ(日
産化学Kk製スノーラツクス)を、スノーラツクス中の
SiO2量がけい光体の0.15重量%となるような分
量を、徐々に分散液中に添加しながら30分間撹拌を続
ける。その後静置して上澄液を除去し、けい光体を蒸発
皿に取り出し、150℃で5時間熱風乾燥する。さらに
、200メツシユの篩分けをして粉末けい光体を得る。
以上の実施例により処理された緑色発光けい光体(Zn
S:Cu.Al)および青色発光けい光体(ZnS:A
g)の透過法電子顕微鏡写真を第2図および第3図に示
したが、コロイダルシリカの袖覆性は均一であり、さら
には被覆前けい光体と比較したところ、発光強度の低下
もなく、実球にした場合のけい光膜接着力は、従来の回
収品に比し、20〜30%向上することが認められた。
以上の説明から明らかなように、本発明方法により再生
処理した緑色発光または青色発光けい光体は回収前のけ
い光体と何等変わりなく再使用できるものであり、接着
力は同等乃至以上であり作業性を向上させることができ
るものである。
をビーカ一内に入れ、2時間攪拌する。その後、静置し
て上澄液を除去し、さらに十分に純水で洗浄して、けい
光体を沈降させて、蒸発皿に取り出し、150℃で5時
間熱風乾燥する。次に、磁製さじでよくほぐし、350
℃の電気炉で、空気雰囲気中、1.5時間加熱処理する
。このけい光体と純水2tをビーカ一に入れ、ミクロア
ジタ一(島崎製作所Kk製撹拌機)で5分間撹拌し、け
い光体をよく分散させる。次に、コロイダルシリカ(日
産化学Kk製スノーラツクス)を、スノーラツクス中の
SiO2量がけい光体の0.15重量%となるような分
量を、徐々に分散液中に添加しながら30分間撹拌を続
ける。その後静置して上澄液を除去し、けい光体を蒸発
皿に取り出し、150℃で5時間熱風乾燥する。さらに
、200メツシユの篩分けをして粉末けい光体を得る。
以上の実施例により処理された緑色発光けい光体(Zn
S:Cu.Al)および青色発光けい光体(ZnS:A
g)の透過法電子顕微鏡写真を第2図および第3図に示
したが、コロイダルシリカの袖覆性は均一であり、さら
には被覆前けい光体と比較したところ、発光強度の低下
もなく、実球にした場合のけい光膜接着力は、従来の回
収品に比し、20〜30%向上することが認められた。
以上の説明から明らかなように、本発明方法により再生
処理した緑色発光または青色発光けい光体は回収前のけ
い光体と何等変わりなく再使用できるものであり、接着
力は同等乃至以上であり作業性を向上させることができ
るものである。
第1図は緑色発光けい光体(ZnS:Cu.Al)の加
熱処理温度に対するζ−POtentialおよびコロ
イダルシリカ被覆量の関係を示すグラフ、第2図および
第3図は本発明の一実施例によるコロイダルシリカを被
覆した回収けい光体の透過法電子顕微鏡写真で、第2図
は緑色発光けい光体(ZnS:Cu.Al)、第3図は
青色発光けい光体(ZnS:Ag)についてのものであ
る。
熱処理温度に対するζ−POtentialおよびコロ
イダルシリカ被覆量の関係を示すグラフ、第2図および
第3図は本発明の一実施例によるコロイダルシリカを被
覆した回収けい光体の透過法電子顕微鏡写真で、第2図
は緑色発光けい光体(ZnS:Cu.Al)、第3図は
青色発光けい光体(ZnS:Ag)についてのものであ
る。
Claims (1)
- 1 緑色の発光色または青色の発光色を有する硫化亜鉛
系けい光体を固形成分として回収し、回収けい光体中の
有機成分を化学的方法で除去したものに対し、けい光体
粒子表面の極性を陽性化するため200℃〜4000C
空気雰囲気中において低温加熱処理する工程を加えた後
、コロイダルシリカを被覆することを特徴とするけい光
体の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51092337A JPS5914074B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | けい光体の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51092337A JPS5914074B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | けい光体の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5318489A JPS5318489A (en) | 1978-02-20 |
JPS5914074B2 true JPS5914074B2 (ja) | 1984-04-03 |
Family
ID=14051570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51092337A Expired JPS5914074B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | けい光体の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914074B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251278U (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-30 | ||
JPS6333475U (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-03 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH075883B2 (ja) * | 1990-04-21 | 1995-01-25 | 日亜化学工業株式会社 | 蛍光体の再生方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5079491A (ja) * | 1973-11-19 | 1975-06-27 |
-
1976
- 1976-08-04 JP JP51092337A patent/JPS5914074B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5079491A (ja) * | 1973-11-19 | 1975-06-27 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251278U (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-30 | ||
JPS6333475U (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5318489A (en) | 1978-02-20 |
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