JP2552145B2 - 蛍光体粒子、螢光体ブレンド及び螢光ランプ - Google Patents

蛍光体粒子、螢光体ブレンド及び螢光ランプ

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JP2552145B2 JP62213205A JP21320587A JP2552145B2 JP 2552145 B2 JP2552145 B2 JP 2552145B2 JP 62213205 A JP62213205 A JP 62213205A JP 21320587 A JP21320587 A JP 21320587A JP 2552145 B2 JP2552145 B2 JP 2552145B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景] この発明は、蛍光ランプ及び蛍光ランプ蛍光体に関す
る。より詳細には、この発明は、マンガンで活性化され
たオルト珪酸亜鉛蛍光体を含む、改善された性能を持つ
蛍光ランプに関する。
マンガンで活性化されたオルト珪酸亜鉛(以下マンガ
ン活性化オルト珪酸亜鉛と略す)Zn2SiO4:Mnは、緑色放
射性蛍光体である。Zn2SiO4:Mnに関する1つの問題点
は、蛍光ランプ性能及び光束維持性が比較的低いという
ことである。低い光束維持性とは、ランプ寿命の間に蛍
光体の光出力又はルーメン/ワットが所望より大規模に
低下するということを意味する。Zn2SiO4:Mn蛍光体はそ
の比較的低い蛍光ランプ光束維持性のために、一般に商
品としての蛍光ランプにおける緑色放射性蛍光体として
使用するのには不適であると見なされていた。従来、緑
色放射性蛍光体を含む商品化された蛍光ランプには、代
表的には、アルミン酸マグネシウムテルビウムセリウム
のような高価な希土類系緑色放射性蛍光体が使用されて
いた。
近年、高いCRI(演色性)性能を持つランプの要求が
増して来るにつれて、蛍光ランプにおいては減光特性の
優れた高性能の緑色放射性蛍光体の重要性が増してきて
いる。この理由から、より安価で光束維持性の高い緑色
放射性蛍光体を含む蛍光ランプが望まれている。
[発明の概要] 本発明のこれらの及び他の目的、特色及び利点は、表
面層を覆う酸化アルミニウム連続被覆を有する蛍光体粒
子であって、前記蛍光体が次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体である前
記蛍光体粒子を提供することによって達成される。
本発明の他の局面に従えば、1種以上の蛍光体層を含
む被膜で内壁を被覆されたガラス製外囲器を備えた蛍光
ランプであって、前記蛍光体層の少なくとも1種が次の
実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
含む蛍光体成分を含有し、前記のマンガン活性化オルト
珪酸亜鉛蛍光体の粒子がそれぞれ酸化アルミニウム連続
被膜で被覆されている、前記蛍光ランプが提供される。
本発明のさらに他の局面に従えば、緑色放射性蛍光体
成分を含有する白色放射性蛍光体ブレンドであって、前
記緑色放射性蛍光体成分が次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
含み、このマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子
がそれぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆されてい
る、前記白色放射性蛍光体ブレンドが提供される。
本発明を、本発明のさらに他の目的、利点及び利用可
能性と共によりよく理解するために、以下の開示を図面
と関連づけて参照されたい。
[発明の具体的な説明] 本発明によって、次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有し且つ形状合致性酸化アルミニウム被膜で連続的に
被覆されているマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の
粒子が、蛍光ランプ及び蛍光体ブレンドに使用するのに
適した光束維持性及びルーメン特性を有する緑色放射性
蛍光体物質を提供するということがわかった。
本発明の蛍光体粒子基材は、実質的に化学量論的なマ
ンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体である。この蛍光体
基材は、下記の元素を特定した重量%範囲で含有する: ・亜鉛:約54.06〜約57.60重量% ・珪素:約12.60〜約12.93重量% ・マンガン:約0.98〜約3.79重量% ・タングステン:約0〜約0.169重量% 及び ・酸素:約28.76〜約29.10重量%(残分)。
また、陽イオン組成によって蛍光体基材を定義し且つ
同定することもできる。本発明の実質的に化学量論的な
マンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体基材の陽イオン組
成は、下記から成る: ・亜鉛濃度:約54.06〜約57.60重量% ・珪素濃度:約12.60〜約12.93重量% ・マンガン濃度:約0.98〜約3.79重量% ・タングステン濃度:約0〜約0.169重量%。
用語「陽イオン」とは、蛍光体基材中に存在する元素
を表わすのに用いた時、蛍光体基材中に存在する酸素以
外の元素を意味するものとする。
また、これらの組成範囲は、次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) によって定義することもできる。
この式において、非化学量論的なパラメーターyは、
(Zn+Mn)/Si=2.00の理想的な化学量論からの逸脱が
ごく僅か、即ち1.95/1〜2.00/1であるような値に制限さ
れる。規定されたyの上限0.05において、余計なシリカ
SiO2の量は0.7重量%未満と計算され、これは余計なシ
リカによる不利益を最小限に保つような許容できる値で
ある。本明細書において用いられる場合、「実質的に化
学量論的な」蛍光体とは、非化学量論的なパラメーター
yが0.05である蛍光体を意味する。この非化学量論的な
パラメーターyは、0〜0.03であるのが好ましい。特に
好ましくは、このyは0{これは、(Zn+Mn)/Si=2.0
0の理想的な化学量論を意味する}である。
本発明の珪酸亜鉛蛍光体基材には、WO3の形のタング
ステンを随意に導入することができる。WO3の添加率
は、前記実験式中のパラメーターzによって表わされ
る。式単位当たりのWO3の量は、0〜0.002モルである。
マンガン濃度xは、式単位当たりに約0.04〜約0.15モ
ルの範囲に渡って変化し、この範囲内に最適なルミネセ
ンス性能をもたらす濃度が含まれる。最適なルミネセン
スは、粉末の固有の蛍光と40ワットのT12型蛍光ランプ
における実際のランプとを評価した結果、xが約0.11〜
約0.12である蛍光体組成物によって示されている。
下記の表Iに示されたデータを得るために用いた蛍光
体組成物は、マンガン含有率について以外は下記の例II
Iに記載した方法と同様の方法によって処方し製造し
た。この蛍光体組成物中のマンガン含有率は、表Iに示
されたx値に従った。
表Iにおいては、一連のMn濃度についての計算Mn重量
%濃度と実際に後燃焼定量分析によって測定したMn濃度
とを比較する。これらのデータが近似しているというこ
とは、最終組成物が前記の実験式によって正確に表わさ
れるということを意味する。 表 I xの値 計算Mn重量% 分析Mn重量% 0.0457 1.13 1.2 0.0575 1.42 1.5 0.0724 1.79 1.7 0.0911 2.26 2.2 0.1147 2.84 2.8 0.1444 3.58 3.5 本発明において基材として使用するのに好ましい蛍光
体組成物は、前記実験式において0.11≦x≦0.12、0≦
y≦0.03且つz=0.001であるものである。
前記の好ましい蛍光体組成物は、下記の陽イオン組成
を有する: ・亜鉛:約55.13〜約55.68重量% ・マンガン:約2.72〜約3.01重量% ・珪素:約12.66〜約12.81重量% ・タングステン:約0.0828〜約0.0838重量%。
前記の好ましい組成物の酸素含有率は、残分によって
計算して、約28.86〜約28.97重量%である。
改善されたウイレマイトの合成は、実質的に化学量論
的な処方;所望の粒子成長及び鮮明性(明確さ)を達成
するように調節された比で予め決定されたNH4Cl及びNH4
F塩の混合;密閉容器、例えば比較的きつく嵌着するア
ルミナ製の蓋を備えたアルミナ製るつぼ又は同様の密閉
耐火材製反応容器;不活性ガス炉雰囲気中における単一
工程熱処理;並びに希枸櫞酸中における蛍光体の最終粉
砕・洗浄処理によって支配される。
単一工程熱処理は、好ましくは昇温現象の迅速な伝搬
を含む。理論によって拘束されるのは望まないが、昇温
現象の迅速な伝搬は本発明の方法の蒸気搬送機構を促進
且つ助成すると考えられる。有利には、昇温現象の伝搬
は、気体状態の反応成分間の反応を起こすのに充分早く
なければならない。昇温現象の伝搬が遅すぎると、所望
の反応が起こる前に気体状反応成分が反応容器から消散
してしまうことがある。また、昇温現象の伝搬が早すぎ
ると、反応容器が亀裂等のような構造的破壊を起こし得
る。例えば700℃から1250℃までの温度上昇のための昇
温時間は、約30分〜約1時間の範囲であるのが好まし
い。
換言すれば、本明細書において用いられる場合、昇温
現象の迅速な伝搬は、気体状反応成分が密閉容器外に放
散する前に気体状反応成分間の反応を起こすのに充分な
昇温速度で密閉容器内で反応成分を加熱することを必要
とする。
蛍光体の製造には、有効量のハロゲン化アンモニウム
塩、即ち塩化アンモニウム(NH4Cl)及び弗化アンモニ
ウム(NH4F)を、蓋付の耐火材製の反応容器及び不活性
炉雰囲気と組合せて使用する。炉中には、遅い動的流れ
の窒素流{例えば1cm2当たり毎分窒素0.2〜0.5(即ち
200〜500cm/分)の線速度}を用いるのが好ましい。
理論によって拘束されるのは望まないが、ハロゲン化
アンモニウムを用いる反応の作用は、下記のように、蒸
気搬送機構によって、MnSiO3中間体の生成を促進且つ助
成することと思われる: 式(1)は、本発明において基材として用いる蛍光体
の総合的な生成反応を表わす。式(2)〜(4)は、前
記方法に伴う反応機構の段階を示す(式(2)〜(4)
は釣合わせていない。) ハロゲン化アンモニウムの添加は、種々の機能を果た
す。塩化アンモニウム及び弗化アンモニウムによってる
つぼ内の空気及び(又は)O2がパージされ、従ってマン
ガンが2価イオンとして保持される。塩化アンモニウム
は迅速なMn蒸気搬送をもたらし、全体の反応を促進し、
2価Mnイオンを保持し、そして制限された粒子成長又は
溶融作用をもたらす。弗化アンモニウムは多少のマンガ
ンの蒸気搬送及び激しい溶融作用をもたらし、従ってか
なりの粒子成長をもたらす。塩化アンモニウムをごく少
量の弗化アンモニウムと組合せて使用することによっ
て、高い反応性と共に調節された粒子成長がもたらされ
る。
未焼成組成物へのハロゲン化アンモニウムの添加濃度
範囲(重量%)は、以下の通りである: 0<NH4Cl<2.0 0<NH4F<0.2 5≦FSSS≦6{FSSSとは、フィッシャー超分粒寸法の
略語であり、FSSSの単位はμmで表わされる)}の範囲
の好ましい粒子寸法を有する高性能珪酸亜鉛蛍光体を得
るためには、約0.5〜約1.0重量%のNH4Clの量及び約0.0
2〜約0.06重量%のNH4Fの量が最適であると思われる。
ハロゲン化アンモニウムの添加量の関数としての粒子
寸法変化の例及び対照例を、表IIに示す。試料C、E及
びFの蛍光体組成物は、NH4Cl及びNH4Fの使用量につい
て以外は下記の例IIIに記載した方法と同様の方法によ
って処方し製造した。NH4Cl及びNH4Fの使用量は、表II
に示された値に従った。
[実施例] 以下の実施例は、実質的に化学量論的なマンガン活性
化オルト珪酸亜鉛蛍光体基材の製造をさらに例示するた
めのものである。これらの例は、前記蛍光体基材を製造
せしめ得る方法を単に例示するためのものである。
例I この例は、表IIにおける試料Aで代表されるような、
出発処方への唯一のハロゲン化アンモニウム添加物とし
てNH4Clを使用した。改善されたマンガン活性化オルト
珪酸亜鉛の製造に関する。
この例においては、下記の出発原料を用いた。各出発
原料についての相対モル量(即ち式単位当たりのモル
数)及び1バッチ当たりの対応するグラム数は以下の通
りである: 相対モル量 g/バッチ 酸化亜鉛 1.8852 153.40 珪酸(SiO2約87%) 1.000 69.35 MnCO3(Mn約47%) 0.1147 13.34 NH4Cl 0.0221 1.180。
これら原料を充分にブレンドし、蓋付のアルミナ製の
るつぼ内で、30分以内に約700℃から約1250℃に昇温
し、1250℃に約2〜3時間保持し且つ約60分で700℃ま
で下げるようにプログラムされた炉内で焼成した。
次いで焼成された物質を粉砕・洗浄処理にかけて、こ
の物質を希枸櫞酸溶液{蛍光体粉末の単位当たり約0.2
%の枸櫞酸(HOC(CH2COOH)2COOH)}中で約30分〜1
時間ボールミル粉砕した。この粉砕・洗浄した物質を次
いで脱水・乾燥させた。
例II この例は、表IIにおける試料Bで代表されるような、
出発組成物にWO3及び唯一のハロゲン化アンモニウム添
加物としてのNH4Clを使用した、改善されたマンガン活
性化オルト珪酸亜鉛の製造に関する。
この例においては、下記の出発原料を用いた。各出発
原料についての相対モル量(即ち式単位当たりのモル
数)及び1バッチ当たりの対応するグラム数は以下の通
りである: 相対モル量 g/バッチ 酸化亜鉛 1.8852 153.40 珪酸(SiO2約87%) 1.000 69.35 MnCO3(Mn約47%) 0.1147 13.34 NH4Cl 0.0221 1.180 WO3 0.0011 0.255。
これら原料を、例Iに記載した操作と同様にしてブレ
ンド、焼成及び粉砕・洗浄した。
例III この例は、表IIにおける試料Dで代表されるような、
出発組成物にWO3並びにハロゲン化アンモニウム添加物
としてのNH4Cl及びNH4Fの両方を使用した、改善された
マンガン活性化オルト珪酸亜鉛の製造に関する。
この例においては、下記の出発原料を用いた。各出発
原料についての相対モル量(即ち式単位当たりのモル
数)及び1バッチ当たりの対応するグラム数は以下の通
りである: 相対モル量 g/バッチ 酸化亜鉛 1.8852 153.40 珪酸(SiO2約87%) 1.000 69.35 MnCO3(Mn約47%) 0.1147 13.34 NH4Cl 0.0199 1.062 NH4F 0.0032 0.118 WO3 0.0011 0.255。
これら原料を、例Iに記載した操作と同様にしてブレ
ンド、焼成及び粉砕・洗浄した。
例IV この例は、より大規模なるつぼ及び炉装置に適合させ
るようにNH4Cl添加率をほぼ倍にした以外はWO3、NH4Cl
及びNH4Fを用いた表IIにおける試料Dと同様の、改善さ
れたマンガン活性化オルト珪酸亜鉛の製造に関する。
この例においては、下記の出発原料を用いた。各出発
原料についての1バッチ当たりの相対モル量(即ち式単
位当たりのモル数)及び対応するキログラム数は以下の
通りである: 相対モル量 g/バッチ 酸化亜鉛 1.8852 30.68 珪酸(SiO2約87%) 1.000 13.81 MnCO3(Mn約47%) 0.1147 2.68 NH4Cl 0.0438 9.469 NH4F 0.0038 0.282 WO3 0.0011 0.054。
これら原料を、例えば温度−時間関係が例I、II及び
IIIに示した温度変化プログラムと類似している連続炉
のようなより大規模な焼成操作用に処方が企図された以
外は例Iに記載した操作と同様にしてブレンド、焼成及
び粉砕・洗浄した。
蛍光体製造操作の重要点は、枸櫞酸による粉砕・洗浄
工程である。全体的な反応機構は実質的に完全なMn2+
導入が達成されるように企図されているが、痕跡量の未
反応マンガンが残存してもよい。粉砕・洗浄操作は、蛍
光体の変色及びエミッションの低下に寄与し得る未反応
マンガンを溶解・除去するように企図される。粉砕・洗
浄操作はさらに、粒子群の解凝集を補助し且つ物質を小
さくしてその基本粒子寸法にするように企図される。粉
砕・洗浄に用いる枸櫞酸の好ましい濃度範囲は、蛍光体
粉末の単位当たりに約0.2〜0.4重量%である。
この製造方法はさらに以下の工程を含むのが好まし
い: ・枸櫞酸で洗浄された蛍光体の水酸化アンモニウムによ
るすすぎ洗い ・すすぎ洗いされた蛍光体の乾燥 ・乾燥させた蛍光体を例えば約200〜約400の範囲のメッ
シュを有するスクリーンに通す篩。
酸粉砕洗浄と組合せてWO3を導入することから得られ
る利点は、下記の表IIIに示した結果によって明白にわ
かる。表IIIは、相対モル量1.8852、1.0000、0.1147及
び0.0221の酸化亜鉛、珪酸(SiO2約87%)、MnCO3及びN
H4Clから製造した蛍光体のランプ試験データ、蛍光体の
テキスチャー及び粒子寸法を比較する。タングステンを
含有する試料G及びIにおいては、タングステンを0.00
11モルの相対モル量で添加する。試料G〜Jのための出
発原料を、例Iに記載したブレンド及び焼成工程と同様
にしてブレンド且つ焼成し、焼成した物質を枸櫞酸溶液
中に懸濁させ、そしてゆっくり撹拌した。試料I及びJ
はさらに例Iに記載したような枸櫞酸粉砕・洗浄工程に
よって処理した。
表IIIにおいてテキスチャーについて用いた時、用語
「不良」とは、蛍光ランプ中の蛍光体被膜が許容できな
い程まだらであるということを意味し、「良好」とは、
蛍光ランプ中の被膜が許容できる程度に平滑で、実質的
に欠陥がないということを意味する。
酸化アルミニウム被膜 本発明に従う実質的に化学量論的なマンガン活性化オ
ルト珪酸亜鉛蛍光体のそれぞれ被覆された蛍光体粒子
は、各蛍光体粒子の表面層を覆う酸化アルミニウムの連
続的即ち非粒状で形状合致性の非結晶性被膜を有する。
この被膜は、各被覆粒子の表面層を実質的に完全に覆
う。被膜の厚さは、蛍光体の性能が高められるように選
定されなければならない。好ましくは、酸化アルミニウ
ム被膜の厚さは、少なくとも90Åである。特に好ましく
は、被膜厚さは約100〜約300Åである。
本発明の個々に且つ連続的に被覆された蛍光体粒子
は、各蛍光体粒子の表面層上に連続的な非粒状で形状合
致性の酸化アルミニウム被膜を付着させることによって
製造される。この被膜は、例えば薬品蒸着又は好ましく
は流動床中における薬品蒸着のような被覆方法によって
塗布される。特に好ましくは、それぞれ連続的に被覆さ
れた蛍光体粒子は、米国特許第4,585,673号に記載され
た方法によって製造される。
以下の例は、当業者が本発明をより明確に理解し実施
することを可能にするためのものである。これらの例
は、本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明
を例示するためのものと解されたい。
例V 例IIIにおいて製造したのと同様の蛍光体を、米国特
許第4,585,673号に記載の被覆方法を用いて酸化アルミ
ニウムの非粒状で形状合致性の連続被膜で被覆した。被
覆前に、蛍光体を流動化剤「Aluminum Oxide C」{デグ
ッサ(DeGussa)社製}と混合した。この混合物には、
蛍光体に対して約0.05重量%の流動化剤を含有させた。
この混合物260gを反応器内に装入した。被覆方法のパラ
メーターは以下の通りである: ・キャリアーガス(N2) 500cc/mm ・アルキルバブラー流(N2) 150cc/mm ・酸素流 500cc/mm ・酸素キャリアー(N2) 50cc/mm ・加熱帯域(最高温度) 500℃。
被膜先駆体材料はトリメチルアルミニウムである。酸
化アルミニウム(Al2O3)被膜の計算厚さは約100Åだっ
た。特に好ましい被膜厚さは約100〜約300Åである。被
覆前の蛍光体の表面積は約0.39m2/gであり、これは0.31
〜0.39m2/gの好ましい範囲内にある。被覆された蛍光体
粒子を高分解能走査電子顕微鏡で分析した結果、酸化ア
ルミニウム被膜は形状合致しているということがわかっ
た。流動化剤粒子が流動化及び被覆工程の際に蛍光体粒
子表面に接着していた場合には、被膜成長が高められ
た。オーガー(Auger)分析の結果、蛍光体基材の陽イ
オンのピーク対ピーク高さの減衰を基にして、分析限度
(99.8%)内で、各蛍光体粒子の表面が酸化アルミニウ
ム連続被膜で完全に被覆されているということが確認さ
れた。
本明細書において酸化アルミニウム被膜について用い
た時、用語「連続的」とは、非粒状であるということ、
即ち各蛍光体粒子を覆う酸化アルミニウム被膜が個々の
酸化アルミニウム粒子から成るものではないということ
を意味する。
本発明の酸化アルミニウム被覆蛍光体粒子の主たる特
徴は、 (1)各粒子上の被膜が連続的又は非粒状であるという
性質; (2)各粒子上の被膜が形状合致性である(即ち、被覆
前の蛍光体粒子上に初めから存在していた1μ未満の形
状的特徴を写し取れる)という性質); (3)各蛍光体粒子がそれぞれ被覆されているというこ
と である。
本発明の被覆蛍光体粒子のこれらの特徴は、走査電子
鏡検法(SEM)、オーガー分析、反射電子回折法及びBET
測定によって確認・証明される。
被覆粒子の走査電子顕微鏡分析によって、粒子がそれ
ぞれ被覆されていて、蛍光体粒子上の酸化アルミニウム
被膜が連続的であり且つ酸化アルミニウム粒子から成っ
ておらず、そして被膜がその下の蛍光体粒子の1μ未満
の形状特徴を写し取る形状合致性であるということがわ
かる。
オーガー分析によって、被膜が蛍光体粒子の表面層を
実質的に完全に被覆しているということがわかる。
反射電子回折によって、酸化アルミニウム被膜が非結
晶性即ち非晶質であるということがわかる。
BET測定によって、被覆された蛍光体の表面積が被覆
前の蛍光体の表面積と比較してそれ程変化しない程度の
酸化アルミニウム被膜の形状合致性及び連続性が証明さ
れる。被膜が粒状であれば、被覆された蛍光体の表面積
はかなり増大するであろう。また、BET測定によって、
蛍光体粒子がそれぞれ被覆されているということも証明
される。
蛍光ランプ 本発明に従う蛍光ランプは、内部表面に被膜を有する
ガラス製の外囲器、その外囲器の末端内部に封設された
電極、前記外囲器内に低圧で封入された不活性ガス及び
少量の水銀から成る。前記被膜は1種以上の蛍光体層を
含む。前記外囲器に塗布される各蛍光体層は、少なくと
も1種の蛍光体成分を含有する。1種より多い蛍光体成
分を含有する蛍光体は、一般的には蛍光体ブレンドと呼
ぶ。ランプ外囲器に塗布される蛍光体層の少なくとも1
種は、実質的に化学量論的なマンガン活性化オルト珪酸
亜鉛蛍光体の個々に且つ連続的に被覆された粒子を含む
蛍光体成分を含有する。被覆された外囲器は次いで既知
の方法に従って加工されて最終製品のランプになる。1
種より多い蛍光体層を有するランプにおいては、個々に
且つ連続的に被覆された蛍光体層を含有する層は、ラン
プ外囲器に塗布される最後の蛍光体層、即ちランプ内の
アーク発生性媒体に直接的に隣接した層であるのが好ま
しい。
本明細書において用いた時、用語「蛍光ランプ」と
は、形状に拘らず紫外線によって蛍光を励起される蛍光
体を含有する任意のランプを意味する。
第1図に、管状で密閉されたガラス製の外囲器25を備
えた蛍光ランプ24のより特定的な一例を示す。外囲器25
の両端には電極26及び27が封設されている。好適な端子
28及び29が電極26及び27に接続されて外囲器25から突出
している。外囲器25内には、1種以上の不活性ガス及び
水銀蒸気のようなアーク発生且つ維持媒体が含まれてい
る。
外囲器25の内部表面には、被膜30が塗布されている。
この被膜30は、本発明の被覆された蛍光体粒子を含む蛍
光体層を含有する。
本発明の被覆された蛍光体粒子を、慣用の「粉砕」
(milling)をせず、湿式篩法及び有機懸濁系を用い
て、40ワットT12型蛍光ランプ中に組み入れた。蛍光体
被膜をランプ外囲器の内部表面に塗布し、慣用のランプ
加工技術を用いてランプをさらに加工した。
第2図は、3種の40ワットT12型蛍光ランプの、ラン
プ操作時間の関数としてのルーメン出力を比較するグラ
フである。曲線Aは、例IIIにおいて製造し例Vにおい
て被覆した蛍光体と同様の蛍光体(即ち、実質的に化学
量論的なマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体であって
その各粒子が非粒状、非結晶性且つ形状合致性の酸化ア
ルミニウム連続被膜で実質的に完全に被覆された前記蛍
光体)の蛍光体被膜を有する、本発明に従うランプの性
能に対応する。曲線Bは、蛍光体被膜が例IIIにおいて
製造した蛍光体と同様の、被覆されていない実質的に化
学量論的なマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体である
ランプについてのデータである。曲線Cは、標準の市販
されているウイレマイト蛍光体{GTEプロダクツ(Produ
cts)社より入手のNo.2282}を有し、Sb2O3添加剤(こ
れはランプ製造の際に蛍光体スラリーに添加した)を含
有する蛍光ランプについてのデータを表わす。これら全
てのランプを同じ一連の試験において同時に評価した。
本発明の被覆蛍光体についてのランプ試験データは、非
被覆蛍光体及び標準市販ウイレマイトより勝る、著しく
改善された性能を示す。
下記の表IVに、GTEプロダクツ社製の蛍光体「Phospho
r No.2285」(以下、ランプ1と呼ぶ)、Phosphor No.2
285の粒子を例Vと同様の方法でそれぞれ酸化アルミニ
ウム連続被膜で被覆したもの(以下、ランプ2と呼
ぶ)、例IIIと同様の実質的に化学量論的なマンガン活
性化オルト珪酸亜鉛蛍光体(以下、ランプ3と呼ぶ)、
例IIIと同様の実質的に化学量論的なマンガン活性化オ
ルト珪酸亜鉛蛍光体であってその粒子を例Vと同様の方
法でそれぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆した蛍光
体(以下、ランプ4と呼ぶ)の性能を比較する一連の試
験のデータをまとめる。これら一連の試験において使用
したランプは、40ワットT12型蛍光ランプである。
本発明に従う代表的なランプであるランプ4は、優れ
た光束維持特性及び著しく高いルーメン出力を有するラ
ンプを提供する。
蛍光体ブレンド 本発明の被覆された蛍光体粒子は、白色放射性蛍光体
ブレンドに使用するのに特に好適である。このようなブ
レンドは、蛍光ランプに使用される。本発明の白色放射
性蛍光体ブレンドは、緑色放射性蛍光体成分を含有し、
この緑色放射性蛍光体成分は次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
含み、このマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子
はそれぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆されてい
る。
本明細書において用いた時、「白色放射性」蛍光体ブ
レンドからの光を表わすのに用いた場合の白色とは、CI
E 1976 UCS色度図の白色範囲内に入る白色{このよう
な白色範囲のほぼ中心は、座標u′=0.2105及びv′=
0.4737の等エネルギー点(Equal Energy Point)を有す
る}を意味する。第3図に、CIE 1976 UCS色度図を示
す。
好ましい具体例において、本発明の白色放射性ブレン
ドの白色光出力は、黒体軌跡上又はその近傍にある。第
3図に、黒体軌跡40を示す。特に好ましい具体例におい
て、白色光出力は、は第3図に示した等エネルギー点E
上又はその近傍にある。
本発明の白色放射性蛍光体ブレンドの1つの具体例に
おいて、このブレンドは前記の緑色放射性成分と、例え
ばユーロピウムで活性化された酸化イットリウムのよう
な赤色放射性蛍光体成分とを含有する。この本発明の2
成分系白色放射性蛍光体ブレンドは、T4型ランプのよう
な高負荷蛍光ランプ(このようなランプにおいては水銀
放電自体が光の青色成分を提供して白色光を提供する)
に使用される。本発明の2成分系白色放射性蛍光体ブレ
ンドは、赤色放射性蛍光体成分約55〜約75重量%及び前
記緑色放射性蛍光体成分約25〜約45重量%を含有する。
本発明の白色放射性ブレンドの他の具体例に従えば、
緑色放射性蛍光体成分を含有する白色放射性3蛍光体系
ブレンドであって、前記緑色放射性蛍光体成分が前記実
験式を有する実質的に化学量論的なマンガン活性化オル
ト珪酸亜鉛蛍光体を含み且つこのマンガン活性化オルト
珪酸亜鉛蛍光体の各粒子が酸化アルミニウムの連続的且
つ形状合致性の被膜で被覆されている前記3蛍光体系ブ
レンドが提供される。このようなブレンドは、市販され
ているランプに従来用いられていた3蛍光体系ブレンド
より安価である。本発明の3蛍光体系ブレンドは、好ま
しくは二重被膜蛍光ランプに用いられて、さらに利点が
得られる。二重被膜ランプにおいては、第1の蛍光体層
として例えばハロ燐酸塩蛍光体のような比較的安価な蛍
光体が用いられ、この第1の蛍光体層の上に第2の高ル
ーメン蛍光体層が塗布される。第2の層又は被膜は、代
表的には高価な狭帯域の赤色、緑色及び青色放射性蛍光
体(3種蛍光体)のブレンドであり、これはランプに高
い明度及び優れた演色性のような望ましい品質を与え
る。3種蛍光体ブレンドの塗布量は、一般に二重被膜の
蛍光体の総重量の約10〜50重量%の間である。第2の層
として本発明のブレンドを含有する二重被膜ランプは、
蛍光体の第2の層中に狭帯域の高価な緑色放射性蛍光体
成分を用いて製造されたランプと比較して高いCRI(演
色指数)値を示す。
本発明の3種蛍光体ブレンドを高価な狭帯域の緑色放
射性希土類系蛍光体を用いた3種蛍光体ブレンドと比較
するために、一連のランプ試験を実施した。この試験
は、第1図に示した構成の蛍光ランプを用いて実施し
た。密閉管に低圧(約2トール)の不活性ガス及び操作
の間に約6μの低い蒸気圧を提供するのに充分な量の水
銀を充填した。ガラス製外囲器の内部を比較的安価な蛍
光体の第1層で被覆した。
このランプの製造においては、2種の異なる系を使用
した。第1の系においては、バインダーとしてのヒドロ
キシエチルセルロース及びポリエチレンオキシドを溶媒
としての水と共に用いた水を主体とする系中に蛍光体粒
子を分散させることによって、蛍光体被覆用懸濁液を製
造した。この蛍光体懸濁液を既知の方法、例えば蛍光体
懸濁液を管の内部表面に流し、管壁に付着したバインダ
ーと蛍光体粒子とを残して水を蒸発させることによって
塗布した。
第2の系においては、バインダーとしてのエチルセル
ロース及び溶媒キシレンを用いた有機物を主体とする系
中に蛍光体を分散させることによって蛍光体懸濁液を製
造した。この蛍光体懸濁液を、水を主体とする系におけ
るのと同様にして管に塗布した。
次いで、本発明の3種蛍光体ブレンドを含む第2の蛍
光体層で上塗りする前に、第1の蛍光体層を焼成してバ
インダーの有機成分を除去した。3種蛍光体ブレンドに
は、狭帯域の赤色及び青色放射性蛍光体と、緑色放射性
蛍光体としての、実質的に化学量論的なマンガン活性化
オルト珪酸亜鉛蛍光体であってその各粒子が酸化アルミ
ニウムの連続的で形状合致性の被膜を有する前記マンガ
ン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体とを含有させた。この緑
色放射性成分は、例IIIにおいて製造し且つ例Vに記載
したのと同じ方法で被覆した蛍光体と同じものである。
この一連の試験において用いた2種の狭帯域蛍光体は、
611nmにおいてピーク放射を有する3価のユーロピウム
で活性化させた酸化イットリウム及び、455nmにおいて
ピーク放射を有する2価のユーロピウムで活性化させた
アルミン酸マグネシウムバリウムである。
本発明のブレンドを含有する第2の蛍光体層は、有機
物を主体とする懸濁液から、管の底からの蛍光体被覆用
液体の流出(これは第1の蛍光体層の被覆が完了したこ
とを示す)が完了するまで、被覆用液体を第1の蛍光体
層の上に流下することによって塗布した。二重に蛍光体
で被覆した管を次いで焼成し、慣用のランプ製造法によ
って加工して蛍光ランプにした。
同一の方法で対照用ランプを製造した。しかしなが
ら、この対照用ランプには、緑色放射性蛍光体成分とし
てアルミン酸マグネシウムテルビウムセリウムを有する
3種蛍光体ブレンドを含有させた。このブレンドの赤色
放射性及び青色放射性蛍光体成分はそれぞれ、Eu3+活性
化酸化イットリウム及びEu2+活性化アルミン酸マグネシ
ウムバリウムである。
第2の層に本発明の白色放射性3種蛍光体ブレンドを
含有させたものについて、前記のような対照ランプと共
に、2種の異なるタイプのランプを評価した。その結果
を下記の表V及びVIにまとめる。これらの表において
は、光出力(ルーメン)、光束維持率及びCRI値を比較
した。
表Vのデータを得るのに用いたランプには、冷白色の
ハロ燐酸塩蛍光体約89重量%及び黄色のハロ燐酸塩蛍光
体約11重量%を含有する第1の層を使用した(GTEプロ
ダクツ社製の4381型)。この第1の層は、水を主体とし
た系を用いて表Vのランプに塗布した。表VIのデータを
得るのに用いたランプには、暖白色のハロ珪酸塩蛍光体
を含有する第1の層を使用した。この第1の層を表VIの
ランプに塗布するのには、有機物を主体とした系を使用
した。
試験は、標準光度計中でランプの光出力を初めに及び
所定の時間後に測定することによって実施した。スペク
トル配電(SPD)測定によってランプの色の値を得た。
(ランプとしては、40T12型蛍光ランプを使用した)。
表Vの試験の目的は、二重被覆ランプ用の3種蛍光体
ブレンドにおいて狭帯域緑色照射性のアルミン酸マグネ
シウム蛍光体を本発明の広帯域被覆緑色蛍光体に置き換
えることによる効果を測定することにある。表Vのラン
プには、第2の層中に3種の蛍光体を、2つの層中の蛍
光体総重量の約10重量%含有させた。試験ランプ及び対
照用ランプについて同じx及びy色座標並びに色温度が
得られるように3種蛍光体ブレンドの組成を調節するこ
とによってランプを製造した。その結果から、第2の層
中の3種の蛍光体の重量がほぼ同じ時に本発明のブレン
ドを含有するランプは対照用ランプよりCRI値が約6ポ
イント改善されたということが示された。2つの試験群
の間の光出力(ルーメン)及び光束維持率の差は僅かで
あった。
表VIに記載の他の例においては、第2の層中の3種の
蛍光体の重量を両層中の総蛍光体重量の約35〜40%にし
た以外は表Vのランプについて記載したのと同様にして
ランプを製造した。その結果から、対照例のCRI値77.1
と比較して高い86.0のCRI値という、本発明の有益な効
果が示された。これは初期及び1000時間のランプ作動の
後に光出力(ルーメン)及び光束維持率に悪影響を及ぼ
すことなく達成された。
これらの結果から、蛍光ランプに本発明のブレンドを
使用することによってCRIがかなり改善されるというこ
とが明らかにわかる。
さらに、アルミン酸マグネシウム緑色蛍光体の経費が
本発明の被覆蛍光体の約15倍高いということから、本発
明は前記の例においてかなりの蛍光体経費節約をもたら
す。緑色放射性蛍光体成分は3種蛍光体ブレンド約30〜
40%を含有するので、本発明の被覆蛍光体を使用した蛍
光ランプは、市場でより受入れられるランプ価格にする
ことができるので大いに有利であるだろうと思われる。
上記のランプ試験において使用した蛍光ランプのタイ
プは40T12型であるが、当業者は異なる直径、負荷、ワ
ット数及び電圧を有する蛍光ランプを使用しても本発明
の利点を達成することができるということがわかるだろ
う。
ここには本発明の好ましい具体例と思われるものを示
したが、本発明の範囲から外れることなく種々の変更及
び改良をすることができるということは当業者にとって
明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、蛍光ランプの概略正面図である。 第2図は、本発明に従うランプを含む一連の試験ランプ
についての時間の関数としてのルーメン出力を表わすグ
ラフである。 第3図は、CIE 1976 UCS色度図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレッド・アール・トーブナー 米国マサチューセッツ州ダンバーズ、セ ネカ・ドライブ5 (72)発明者 エイ・ゲアリー・シゲイ 米国マサチューセッツ州レクシントン、 ファイファー・レイン8 (56)参考文献 特開 昭52−22585(JP,A) 特開 昭52−225831(JP,A) 米国特許4363998(US,A)

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層を覆う酸化アルミニウム連続被膜を
    有する蛍光体粒子であって、 前記蛍光体が次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有する、マンガンで活性化されたオルト珪酸亜鉛の蛍
    光体である、 前記蛍光体粒子。
  2. 【請求項2】xが約0.11〜約0.12であり、 yが約0〜約0.03であり且つ zが約0〜0.002である、 特許請求の範囲第1項記載の蛍光体粒子。
  3. 【請求項3】前記蛍光体が次の実験式: Zn1.89Mn0.11SiO4(WO30.001 を有する、特許請求の範囲第1項記載の蛍光体粒子。
  4. 【請求項4】前記酸化アルミニウム被膜が少なくとも約
    90Åの厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の蛍光
    体粒子。
  5. 【請求項5】前記酸化アルミニウム被膜が約100〜約300
    Åの範囲の厚さを有する、特許請求の範囲第2項記載の
    蛍光体粒子。
  6. 【請求項6】前記酸化アルミニウム被膜が約100Åの厚
    さを有する、特許請求の範囲第3項記載の蛍光体粒子。
  7. 【請求項7】1種以上の蛍光体層を含む被膜で内壁を被
    覆されたガラス製外囲器を備えた蛍光ランプであって、 前記蛍光体層の少なくとも1種が次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
    含む蛍光体成分を含有し、 このマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子がそれ
    ぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆されている、 前記蛍光ランプ。
  8. 【請求項8】xが約0.11〜約0.12であり、 yが約0〜約0.03であり且つ zが約0〜0.002である、 特許請求の範囲第7項記載の蛍光ランプ。
  9. 【請求項9】前記蛍光体が次の実験式: Zn1.89Mn0.11SiO4(WO30.001 を有する、特許請求の範囲第7項記載の蛍光ランプ。
  10. 【請求項10】前記酸化アルミニウム被膜が少なくとも
    約90Åの厚さを有する、特許請求の範囲第7項記載の蛍
    光ランプ。
  11. 【請求項11】前記酸化アルミニウム被膜が約100〜約3
    00Åの範囲の厚さを有する、特許請求の範囲第8項記載
    の蛍光ランプ。
  12. 【請求項12】前記酸化アルミニウム被膜が約100Åの
    厚さを有する、特許請求の範囲第9項記載の蛍光ラン
    プ。
  13. 【請求項13】緑色放射性蛍光体成分を含む白色放射性
    蛍光体ブレンドであって、 前記緑色放射性蛍光体成分が次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
    含み、 このマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子がそれ
    ぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆されている、 前記白色放射性蛍光体ブレンド。
  14. 【請求項14】xが約0.11〜約0.12であり、 yが約0〜約0.03であり且つ zが約0〜0.002である、 特許請求の範囲第13項記載の白色放射性蛍光体ブレン
    ド。
  15. 【請求項15】前記緑色放射性蛍光体成分が次の実験
    式: Zn1.89Mn0.11SiO4(WO30.001 を有する、特許請求の範囲第13項記載の白色放射性蛍光
    体ブレンド。
  16. 【請求項16】前記酸化アルミニウム被膜が少なくとも
    約90Åの厚さを有する、特許請求の範囲第13項記載の白
    色放射性蛍光体ブレンド。
  17. 【請求項17】前記酸化アルミニウム被膜が約100〜約3
    00Åの範囲の厚さを有する、特許請求の範囲第14項記載
    の白色放射性蛍光体ブレンド。
  18. 【請求項18】前記酸化アルミニウム被膜が約100Åの
    厚さを有する、特許請求の範囲第15項記載の白色放射性
    蛍光体ブレンド。
  19. 【請求項19】ユーロピウムで活性化された酸化イット
    リウムを含む赤色放射性蛍光体成分をさらに含有する、
    特許請求の範囲第13項記載の白色放射性蛍光体ブレン
    ド。
  20. 【請求項20】前記赤色放射性蛍光体成分約55〜約75重
    量%及び前記緑色放射性蛍光体成分約25〜約45重量%を
    含む特許請求の範囲第19項記載の白色放射性蛍光体ブレ
    ンド。
  21. 【請求項21】ユーロピウムで活性化されたアルミン酸
    マグネシウムバリウムを含む青色放射性蛍光体成分をさ
    らに含有する、特許請求の範囲第19項記載の白色放射性
    蛍光体ブレンド。
  22. 【請求項22】前記青色放射性蛍光体成分約14重量%、
    前記赤色放射性蛍光体成分約50重量%及び前記緑色放射
    性蛍光体約37重量%を含む特許請求の範囲第21項記載の
    白色放射性蛍光体ブレンド。
  23. 【請求項23】前記青色放射性蛍光体成分約3重量%、
    前記赤色放射性蛍光体成分約65重量%及び前記緑色放射
    性蛍光体約31重量%を含む特許請求の範囲第21項記載の
    白色放射性蛍光体ブレンド。
  24. 【請求項24】前記蛍光体層の少なくとも1種が次の実
    験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
    含む緑色放射性蛍光体成分を含有する白色放射性蛍光体
    ブレンドを含み、 前記のマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子がそ
    れぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆されている、 特許請求の範囲第7項記載の蛍光ランプ。
  25. 【請求項25】xが約0.11〜約0.12であり、 yが約0〜約0.03であり且つ zが約0〜0.002である、 特許請求の範囲第24項記載の蛍光ランプ。
  26. 【請求項26】前記緑色放射性蛍光体成分が次の実験
    式: Zn1.89Mn0.11SiO4(WO30.001 を有する、特許請求の範囲第24項記載の蛍光ランプ。
  27. 【請求項27】前記酸化アルミニウム被膜が少なくとも
    約90Åの厚さを有する、特許請求の範囲第24項記載の蛍
    光ランプ。
  28. 【請求項28】前記酸化アルミニウム被膜が約100〜約3
    00Åの範囲の厚さを有する、特許請求の範囲第25項記載
    の蛍光ランプ。
  29. 【請求項29】前記酸化アルミニウム被膜が約100Åの
    厚さを有する、特許請求の範囲第26項記載の蛍光ラン
    プ。
  30. 【請求項30】前記蛍光体ブレンドがユーロピウム活性
    化酸化イットリウムを含む赤色放射性蛍光体成分をさら
    に含有する、特許請求の範囲第24項記載の蛍光ランプ。
  31. 【請求項31】前記蛍光体ブレンドがユーロピウム活性
    化アルミン酸マグネシウムバリウムを含む青色放射性蛍
    光体成分をさらに含有する、特許請求の範囲第30項記載
    の蛍光ランプ。
  32. 【請求項32】前記ブレンドが前記青色放射性蛍光体成
    分約14重量%、前記赤色放射性蛍光体成分約50重量%及
    び前記緑色放射性蛍光体約37重量%を含む特許請求の範
    囲第31項記載の蛍光ランプ。
  33. 【請求項33】前記ブレンドが前記青色放射性蛍光体成
    分約3重量%、前記赤色放射性蛍光体成分約65重量%及
    び前記緑色放射性蛍光体約31重量%を含む特許請求の範
    囲第31項記載の蛍光ランプ。
  34. 【請求項34】ガラス製外囲器の内壁を被覆する被膜が
    少なくとも2種の蛍光体層を含み、 第1の蛍光体層がアンチモン及びマンガンで共同活性化
    されたハロ燐酸カルシウム蛍光体を含み且つ第2の蛍光
    体層が次の実験式: Zn(2.00−x−y)MnxSiO(4.00−y)(WO3 (ここで、0.04≦x≦0.15 0≦y≦0.05 0≦z≦0.002である) を有するマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子を
    含む緑色放射性蛍光体成分を含有する白色放射性蛍光体
    ブレンドを含み、 前記のマンガン活性化オルト珪酸亜鉛蛍光体の粒子がそ
    れぞれ酸化アルミニウム連続被膜で被覆されていて、そ
    して 前記の第1の蛍光体層がガラス製外囲器の内壁により近
    い側の層である、 特許請求の範囲第7項記載の蛍光ランプ。
  35. 【請求項35】前記蛍光体ブレンドがユーロピウム活性
    化アルミン酸マグネシウムバリウムを含む青色放射性蛍
    光体成分及びユーロピウム活性化酸化イットリウムを含
    む赤色放射性蛍光体成分をさらに含有する、特許請求の
    範囲第34項記載の蛍光ランプ。
  36. 【請求項36】前記ブレンドが前記青色放射性蛍光体成
    分約14重量%、前記赤色放射性蛍光体成分約50重量%及
    び前記緑色放射性蛍光体約37重量%を含む特許請求の範
    囲第35項記載の蛍光ランプ。
  37. 【請求項37】前記ブレンドが前記青色放射性蛍光体成
    分約3重量%、前記赤色放射性蛍光体成分約65重量%及
    び前記緑色放射性蛍光体約31重量%を含む特許請求の範
    囲第35項記載の蛍光ランプ。
  38. 【請求項38】前記の第2の層がランプの蛍光体の総重
    量の約10〜約50重量%の蛍光体重量を有する、特許請求
    の範囲第35項記載の蛍光ランプ。
  39. 【請求項39】前記の第2の蛍光体層がランプの蛍光体
    の総重量の約10重量%の蛍光体重量を有する、特許請求
    の範囲第36項記載の蛍光ランプ。
  40. 【請求項40】前記の第2の蛍光体層がランプの蛍光体
    の総重量の約35〜約40重量%の蛍光体重量を有する、特
    許請求の範囲第37項記載の蛍光ランプ。
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