JPS6245340B2 - - Google Patents
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- JPS6245340B2 JPS6245340B2 JP57127479A JP12747982A JPS6245340B2 JP S6245340 B2 JPS6245340 B2 JP S6245340B2 JP 57127479 A JP57127479 A JP 57127479A JP 12747982 A JP12747982 A JP 12747982A JP S6245340 B2 JPS6245340 B2 JP S6245340B2
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- JP
- Japan
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- fibers
- knitted fabric
- sweat
- shirt
- section
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
本発明は、新規な二重編織物に関する。殊に、
運動などによる発汗を伴なう場合に着用する衣服
として好適な素材となる二重編織物に関する。 従来、木綿やウールは繊維の中で最も吸水性が
大きい為、運転時によく用いられてきている。 しかし、汗をかいた場合には、濡れた衣服が身
体にくつついてベトベトした感じを与えて非常に
不快であり、運動後は残つた汗の為に肌寒く感じ
るのは日常よく経験するところである。 これは、木綿は吸汗性が大きい反面、汗の保持
性も大きくて、なかなか乾燥しない為に生ずる現
象と考えられる。 そこで本発明者らは、消費科学的見地から、こ
のような問題点の解決に取組んだ結果、発汗に際
して着用している衣服素材の挙動に特有の現象が
存在することを見出し本発明を完成するに至つ
た。 即ち本発明は断面に凹部を1〜3個有し、且つ
断面の凹部深度が10%以上である異型断面繊維を
少なくとも60%含む編織物と吸水率40%以上の繊
維を少なくとも50%含む編織物から構成された二
重編織物である。 本発明の二重編織物からなる衣服を、異型断面
繊維を含む編織物面を肌側に着用し、運動した場
合は、発汗に際してもべとつかず、運動後も寒さ
を感じることはなく従来の衣服に比べて極めて快
適である。 本発明における異型断面繊維としては、ポリエ
ステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系、ポリ
プロピレン系、アセテート系の疎水性繊維が好ま
しく用いられる他撥水性を付与したセルロース系
繊維を必要により用いてもよい。 断面に凹部を有する異型断面繊維というのは、
第3図A〜Nに示す如く、断面に少くとも1つの
L型、∠型、C型等の凹部を有する繊維である。
この凹部の数は1〜3個であり、少くとも1箇所
の凹部の深度(凹部深度)が10%以上であること
が必要である。ここで凹部深度とは 凹部深度(%)=d/C×100 で示される。Cは第3図A,B,C,E,Hで示
すように繊維の最大長径であり、dは凹部の接線
lからの垂線の最大長である。 吸水率が40%以上の繊維としては次のような繊
〓〓〓〓
維が挙げられる。 木綿、羊毛、再生セルロース繊維などのよう
に繊維自体が吸水率40%以上のもの。 単糸繊度0.5デニール以下で全繊度50デニー
ル以上のマルチフイラメントで吸水率40%以上
のもの。 合成繊維に親水加工して吸水率40%以上とし
たもの(親水加工の例としてポリアクリル酸ナ
トリウムをグラフト重合する)。 吸水率は次の様な方法で求められる。 編織物を構成している糸を取り出し、0.1g/
dの荷重を加えて伸長し、100cmの長さにカツト
する。100cmの長さが取れない場合は、最低10cm
以上の糸を集め、トータルで100cmの長さになる
ようにする。この糸の重量fを測定した後、水中
に30分浸漬し、糸を水中より取り出し回転数3500
回/分の遠心脱水機で60秒脱水する。脱水後の糸
重量gを測定し、次式により吸水率を求め、10本
の平均値をとる。 吸水率(%)=g−f/f×100 本発明は、このような断面に凹部を1〜3個有
し、且つ断面の凹部深度が10%以上である異型断
面繊維を少なくとも60%含む編織物と吸水率40%
以上の繊維を少なくとも50%含む編織物から構成
される二重編織物である。 吸水性繊維、多孔性繊維、異型断面繊維とそれ
ら以外の繊維を併用する場合や多孔性繊維と異型
断面繊維を併用する場合、その他繊維どうしの併
用にはいかなる併用手段も可能であり、混紡、交
撚、交編、交織等が一般的に用いられる。 本発明の達成及び作用効果の究明の為に、実際
の着用による試験の他に下記の試験を行つた。 温度20℃、相対湿度65%に維持された室内で、
各種の編織物を着用して、第1図のような固定式
自転車をこぎ、発汗に伴なう着用感、肌面の湿度
変化を測定した。第1図に於て1は固定式自転車
であり、パネラー2がペタル3をこぐと、自転車
は動かず車輪4だけが回転する。5は温湿度計、
6はコードであり、この先端にセンサー7が第2
図のように取り付けられている。第2図に於いて
8は人体、9は編織物からなる衣服を示す。 本発明の二重編織物からなる衣服を異型断面繊
維を含む編織物面を肌側にして着用し、その上に
羊毛のセーター、更にスキウエアーを着用して試
験を行つた。 運動時間の経過と共に発汗するが、汗は肌側の
繊維異型断面繊維に吸い取られ、毛細管現象によ
り編織物内に拡散する。そして、隣接して構成さ
れている吸水性繊維へ移行する。吸水性繊維は移
行してきた汗を次々に吸収保持していく一方、放
湿していく。従つて、運動に伴つて発汗してもべ
とつくことがなく、運動を中止した後も冷たく感
じることがない。 一方が吸水性繊維の編織物であつても片面の編
織物が異型断面繊維以外の繊維であつたり、これ
らの繊維の含量が60%未満である場合には、肌か
らの汗を吸い取つてもそれを毛細管現象により吸
水性繊維側へ運ぶ能力が乏しく、本発明の目的が
達成され難い。 また、一方の面が異型断面繊維の編織物であつ
ても、もう一つの面の編織物が吸水率40%未満の
吸水性繊維であつたり、吸水率40%以上の繊維含
量が50%未満である場合には他の面から運ばれて
きた汗を保持しきれない。従つて、衣服が汗を
次々に吸い取つて順次蒸発させていくというプロ
セスが維持できなくなり肌面に汗が残り不快感が
持続する。 このような現象を従来の木綿製シヤツと本発明
の編織物を用いたシヤツとの比較試験により説明
する。 第1表Aに示す本発明の二重丸編地1種、比較
例として従来から知られている木綿の丸編地を使
つて長ハイネツクシヤツを縫製した。
運動などによる発汗を伴なう場合に着用する衣服
として好適な素材となる二重編織物に関する。 従来、木綿やウールは繊維の中で最も吸水性が
大きい為、運転時によく用いられてきている。 しかし、汗をかいた場合には、濡れた衣服が身
体にくつついてベトベトした感じを与えて非常に
不快であり、運動後は残つた汗の為に肌寒く感じ
るのは日常よく経験するところである。 これは、木綿は吸汗性が大きい反面、汗の保持
性も大きくて、なかなか乾燥しない為に生ずる現
象と考えられる。 そこで本発明者らは、消費科学的見地から、こ
のような問題点の解決に取組んだ結果、発汗に際
して着用している衣服素材の挙動に特有の現象が
存在することを見出し本発明を完成するに至つ
た。 即ち本発明は断面に凹部を1〜3個有し、且つ
断面の凹部深度が10%以上である異型断面繊維を
少なくとも60%含む編織物と吸水率40%以上の繊
維を少なくとも50%含む編織物から構成された二
重編織物である。 本発明の二重編織物からなる衣服を、異型断面
繊維を含む編織物面を肌側に着用し、運動した場
合は、発汗に際してもべとつかず、運動後も寒さ
を感じることはなく従来の衣服に比べて極めて快
適である。 本発明における異型断面繊維としては、ポリエ
ステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系、ポリ
プロピレン系、アセテート系の疎水性繊維が好ま
しく用いられる他撥水性を付与したセルロース系
繊維を必要により用いてもよい。 断面に凹部を有する異型断面繊維というのは、
第3図A〜Nに示す如く、断面に少くとも1つの
L型、∠型、C型等の凹部を有する繊維である。
この凹部の数は1〜3個であり、少くとも1箇所
の凹部の深度(凹部深度)が10%以上であること
が必要である。ここで凹部深度とは 凹部深度(%)=d/C×100 で示される。Cは第3図A,B,C,E,Hで示
すように繊維の最大長径であり、dは凹部の接線
lからの垂線の最大長である。 吸水率が40%以上の繊維としては次のような繊
〓〓〓〓
維が挙げられる。 木綿、羊毛、再生セルロース繊維などのよう
に繊維自体が吸水率40%以上のもの。 単糸繊度0.5デニール以下で全繊度50デニー
ル以上のマルチフイラメントで吸水率40%以上
のもの。 合成繊維に親水加工して吸水率40%以上とし
たもの(親水加工の例としてポリアクリル酸ナ
トリウムをグラフト重合する)。 吸水率は次の様な方法で求められる。 編織物を構成している糸を取り出し、0.1g/
dの荷重を加えて伸長し、100cmの長さにカツト
する。100cmの長さが取れない場合は、最低10cm
以上の糸を集め、トータルで100cmの長さになる
ようにする。この糸の重量fを測定した後、水中
に30分浸漬し、糸を水中より取り出し回転数3500
回/分の遠心脱水機で60秒脱水する。脱水後の糸
重量gを測定し、次式により吸水率を求め、10本
の平均値をとる。 吸水率(%)=g−f/f×100 本発明は、このような断面に凹部を1〜3個有
し、且つ断面の凹部深度が10%以上である異型断
面繊維を少なくとも60%含む編織物と吸水率40%
以上の繊維を少なくとも50%含む編織物から構成
される二重編織物である。 吸水性繊維、多孔性繊維、異型断面繊維とそれ
ら以外の繊維を併用する場合や多孔性繊維と異型
断面繊維を併用する場合、その他繊維どうしの併
用にはいかなる併用手段も可能であり、混紡、交
撚、交編、交織等が一般的に用いられる。 本発明の達成及び作用効果の究明の為に、実際
の着用による試験の他に下記の試験を行つた。 温度20℃、相対湿度65%に維持された室内で、
各種の編織物を着用して、第1図のような固定式
自転車をこぎ、発汗に伴なう着用感、肌面の湿度
変化を測定した。第1図に於て1は固定式自転車
であり、パネラー2がペタル3をこぐと、自転車
は動かず車輪4だけが回転する。5は温湿度計、
6はコードであり、この先端にセンサー7が第2
図のように取り付けられている。第2図に於いて
8は人体、9は編織物からなる衣服を示す。 本発明の二重編織物からなる衣服を異型断面繊
維を含む編織物面を肌側にして着用し、その上に
羊毛のセーター、更にスキウエアーを着用して試
験を行つた。 運動時間の経過と共に発汗するが、汗は肌側の
繊維異型断面繊維に吸い取られ、毛細管現象によ
り編織物内に拡散する。そして、隣接して構成さ
れている吸水性繊維へ移行する。吸水性繊維は移
行してきた汗を次々に吸収保持していく一方、放
湿していく。従つて、運動に伴つて発汗してもべ
とつくことがなく、運動を中止した後も冷たく感
じることがない。 一方が吸水性繊維の編織物であつても片面の編
織物が異型断面繊維以外の繊維であつたり、これ
らの繊維の含量が60%未満である場合には、肌か
らの汗を吸い取つてもそれを毛細管現象により吸
水性繊維側へ運ぶ能力が乏しく、本発明の目的が
達成され難い。 また、一方の面が異型断面繊維の編織物であつ
ても、もう一つの面の編織物が吸水率40%未満の
吸水性繊維であつたり、吸水率40%以上の繊維含
量が50%未満である場合には他の面から運ばれて
きた汗を保持しきれない。従つて、衣服が汗を
次々に吸い取つて順次蒸発させていくというプロ
セスが維持できなくなり肌面に汗が残り不快感が
持続する。 このような現象を従来の木綿製シヤツと本発明
の編織物を用いたシヤツとの比較試験により説明
する。 第1表Aに示す本発明の二重丸編地1種、比較
例として従来から知られている木綿の丸編地を使
つて長ハイネツクシヤツを縫製した。
【表】
本発明品については異型断面繊維を用いた方を
〓〓〓〓
肌側に着用し、その上に羊毛のセーターを重ねて
着用し、外衣としてスキーウエアーを着用した。
着用後5分間静止し次に第1図の試験装置で15分
間固定式自転車をこぎ(エネルギー消費約
100kcal/時間)30分間静止した(エネルギー消
費約30kcal/時間)。 運動の時間経過に伴なう肌と試料間の湿度変化
を第4図、総発汗量とシヤツに残つた汗量を第5
図に示す。着用感は第2表に示す通りであつた。
なお第5図は総発汗量とシヤツに残つた汗量を示
すが、総発汗量は次式により求めた。 総発汗量=シヤツに残つた汗量+セーターに残つている汗量
〓〓〓〓
肌側に着用し、その上に羊毛のセーターを重ねて
着用し、外衣としてスキーウエアーを着用した。
着用後5分間静止し次に第1図の試験装置で15分
間固定式自転車をこぎ(エネルギー消費約
100kcal/時間)30分間静止した(エネルギー消
費約30kcal/時間)。 運動の時間経過に伴なう肌と試料間の湿度変化
を第4図、総発汗量とシヤツに残つた汗量を第5
図に示す。着用感は第2表に示す通りであつた。
なお第5図は総発汗量とシヤツに残つた汗量を示
すが、総発汗量は次式により求めた。 総発汗量=シヤツに残つた汗量+セーターに残つている汗量
【表】
このように本発明のAは比較例の木綿Bと比べ
て、着用感及び肌とシヤツとの間の湿度変化やシ
ヤツに残つた汗の量に著しい差が見られた。本発
明の二重編織物の場合は、着用して運動しても、
肌とシヤツ間の湿度上昇が少なく、汗でべとつく
ことも少ない。また運動を中止した後の湿度減少
も早く、衣服に汗が残りにくいのでべとつきや寒
さの感じかたも非常に少ない。 このように本発明の二重編織物は、スキーや登
山など外気が低い環境下での下着の他、トレーニ
ングウエアー、ポロシヤツなどの衣料、おむつ、
シーツなどの寝具にも適している。 以下本発明を実施例によりさらに具体的に説明
する。 実施例 1 編地の片面に第3表に示した各種繊維を用い。
他の片面にはアクリル/銅アンモニアレーヨン混
紡糸(混率50%/50%吸水率55%)を用いて二重
丸編地に編立て、この編地を使つて第3表の繊維
が肌面側にくるようにして長袖ハイネツクシヤツ
を縫製した。このシヤツの上に羊毛のセーターを
着用し、さらにその上にスキーウエアーを着用し
て、第1図の方法で15分間運動し、30分静止し
た。その結果を第3表に示す。
て、着用感及び肌とシヤツとの間の湿度変化やシ
ヤツに残つた汗の量に著しい差が見られた。本発
明の二重編織物の場合は、着用して運動しても、
肌とシヤツ間の湿度上昇が少なく、汗でべとつく
ことも少ない。また運動を中止した後の湿度減少
も早く、衣服に汗が残りにくいのでべとつきや寒
さの感じかたも非常に少ない。 このように本発明の二重編織物は、スキーや登
山など外気が低い環境下での下着の他、トレーニ
ングウエアー、ポロシヤツなどの衣料、おむつ、
シーツなどの寝具にも適している。 以下本発明を実施例によりさらに具体的に説明
する。 実施例 1 編地の片面に第3表に示した各種繊維を用い。
他の片面にはアクリル/銅アンモニアレーヨン混
紡糸(混率50%/50%吸水率55%)を用いて二重
丸編地に編立て、この編地を使つて第3表の繊維
が肌面側にくるようにして長袖ハイネツクシヤツ
を縫製した。このシヤツの上に羊毛のセーターを
着用し、さらにその上にスキーウエアーを着用し
て、第1図の方法で15分間運動し、30分静止し
た。その結果を第3表に示す。
【表】
〓〓〓〓
【表】
本発明編地によるシヤツA〜Eは、一般の合成
繊維を肌面側の繊維として使用したシヤツF〜I
に比べ、運動中及び運動体止後とも快適であり、
発汗量も少ない。特にシヤツに残つた汗量が少な
く、肌は汗を感じにくくなつている。 実施例 2 編地の片面にはナイロン6、L型断面繊維(深
度40%)160D/40filを用い、他の片面には第4
表に示した繊維を使用して2重丸編地を編立て、
ナイロン6、L型断面繊維が肌面側にくるように
して長袖ハイネツクシヤツを縫製した。このシヤ
ツを実施例1と同様に着用し評価した。結果を第
4表に示す。
繊維を肌面側の繊維として使用したシヤツF〜I
に比べ、運動中及び運動体止後とも快適であり、
発汗量も少ない。特にシヤツに残つた汗量が少な
く、肌は汗を感じにくくなつている。 実施例 2 編地の片面にはナイロン6、L型断面繊維(深
度40%)160D/40filを用い、他の片面には第4
表に示した繊維を使用して2重丸編地を編立て、
ナイロン6、L型断面繊維が肌面側にくるように
して長袖ハイネツクシヤツを縫製した。このシヤ
ツを実施例1と同様に着用し評価した。結果を第
4表に示す。
【表】
片側に吸水率40%以上の繊維を用いた本発明編
地のシヤツJ〜Mは、比較例N、Oに比べ、運動
中及び運動後の静止時とも快適であり、発汗量も
少なかつた。 実施例 3 ポリエステルC型断面/繊維(深度25%
150D/40fil)と通常のポリエステル繊維の交撚
糸(C型断面糸の比率80%)と木綿30/−番(吸
〓〓〓〓
水率60%)を用いて5枚朱子を製織し、クレープ
調にシボ立て加工をした。この織物のポリエステ
ル側を肌に接するようにして、長袖ハイネツクシ
ヤツを縫製し、実施例1と同様の方法で着用し
た。結果を第5表に示す。
地のシヤツJ〜Mは、比較例N、Oに比べ、運動
中及び運動後の静止時とも快適であり、発汗量も
少なかつた。 実施例 3 ポリエステルC型断面/繊維(深度25%
150D/40fil)と通常のポリエステル繊維の交撚
糸(C型断面糸の比率80%)と木綿30/−番(吸
〓〓〓〓
水率60%)を用いて5枚朱子を製織し、クレープ
調にシボ立て加工をした。この織物のポリエステ
ル側を肌に接するようにして、長袖ハイネツクシ
ヤツを縫製し、実施例1と同様の方法で着用し
た。結果を第5表に示す。
【表】
第5表に示すように、本発明の織物を用いたシ
ヤツは運動中、運動後の静止時共に良好な結果を
示した。
ヤツは運動中、運動後の静止時共に良好な結果を
示した。
第1図は発汗に伴なうシヤツの着用感、肌面の
湿度変化を測定するための固定式自転車の側面
図、第2図はセンサーの説明図、第3図はA〜I
は凹部を有する繊維の例を図す図、第4図は運動
の時間経過に伴なう肌とシヤツ間の湿度変化を示
すグラフ、第5図は総発汗量と、シヤツに残つた
汗量を示すグラフであり、斜線部がシヤツに残つ
た汗量を示す図である。 〓〓〓〓
湿度変化を測定するための固定式自転車の側面
図、第2図はセンサーの説明図、第3図はA〜I
は凹部を有する繊維の例を図す図、第4図は運動
の時間経過に伴なう肌とシヤツ間の湿度変化を示
すグラフ、第5図は総発汗量と、シヤツに残つた
汗量を示すグラフであり、斜線部がシヤツに残つ
た汗量を示す図である。 〓〓〓〓
Claims (1)
- 1 断面に凹部を1〜3個有し、且つ断面の凹部
深度が10%以上である異型断面繊維を少なくとも
60%含む編織物と吸水率40%以上の繊維を少なく
とも50%含む編織物から構成された二重編織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57127479A JPS5921744A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 二重編織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57127479A JPS5921744A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 二重編織物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5921744A JPS5921744A (ja) | 1984-02-03 |
JPS6245340B2 true JPS6245340B2 (ja) | 1987-09-25 |
Family
ID=14960949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57127479A Granted JPS5921744A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 二重編織物 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPS5921744A (ja) |
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JPS5921744A (ja) | 1984-02-03 |
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