JPS632470Y2 - - Google Patents

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JPS632470Y2
JPS632470Y2 JP13150383U JP13150383U JPS632470Y2 JP S632470 Y2 JPS632470 Y2 JP S632470Y2 JP 13150383 U JP13150383 U JP 13150383U JP 13150383 U JP13150383 U JP 13150383U JP S632470 Y2 JPS632470 Y2 JP S632470Y2
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JP
Japan
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yarn
knitted
needles
hydrophobic
feeder
Prior art date
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JP13150383U
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JPS6040488U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は親水性繊維糸と疎水性合繊糸とで編成
した編物に関するものであり、吸汗性がありかつ
吸汗後においても皮膚感覚が良好な肌着用編物を
提供することを目的とするものである。 従来スポーツ衣料として編物が使用されている
が、吸汗性を目的として肌側に親水性繊維糸、外
側に強度の強い合繊糸が出現する編物が多い。こ
の編物は吸汗速度は速いが、吸汗後も湿つた親水
性繊維糸が肌に接触している為さらつとした皮膚
感覚は得られなかつた。外側に親水性繊維糸肌側
に疎水性合繊糸が出現する織物も存在する。しか
し、上記編物は、吸汗性に劣るので肌上に汗が残
り快適なものではなかつた。 本考案者等は、天竺ウエルト添糸編に給糸する
糸および給糸方法を工夫することにより、吸汗速
度が速く、かつ吸汗後においても皮膚感覚が良好
な二つの機能を兼備えた編物を得ることに成功
し、考案を完成させたのである。 即ち、本考案は、6針と16コースを1編成単位
とする丸編物であつて、第1コースから第5コー
スおよび第9コースから第13コースでは全針をニ
ツトさせ、第6コースおよび第8コースでは、針
aをニツトさせ他の針はウエルトさせ、第7コー
スでは針aをウエルトさせ、他の針はニツトさ
せ、第14コースおよび第16コースでは針dをニツ
トさせ、他の針はウエルトさせ、第15コースで
は、針dをウエルトさせ、他の針はニツトさせる
編物において、第1給糸口から第5給糸口まで第
7給糸口、第9給糸口から第13給糸口まで、およ
び第15給糸口には、親水性繊維糸と、テツクス番
手が親水性繊維糸の0.4〜1.0倍である第1の疎水
性繊維糸とを添糸で給糸し、第6、8、14、およ
び第16給糸口には、上記添糸のテツクス番手の
0.12〜0.3倍である第2の疎水性繊維糸を給糸し
て編成する天竺ウエルト添糸編物である。 本考案になる編物の裏面を肌側にして着用する
と快適な着用感を得ることができる。即ち、肌側
に接する面は疎水性合繊糸の間から親水性繊維糸
が露出しているので発汗時には親水性繊維糸を伝
わつて汗を速く吸収して肌面に汗を残さず、かつ
汗を吸収して湿つた親水性繊維糸が露出している
割合が少ないので吸汗後の冷えが少なく常にさら
つとした感じを保つことができる。 以下図面に従つて詳細に説明する。 第1図は、天竺ウエルト添糸編の針組織図であ
る。本考案において、第1給糸口から第5給糸
口、および第7給糸口、第9給糸口から第13給糸
口および第15給糸口には親水性繊維糸と第1疎水
性繊維糸とを引揃えて添糸とし、同じ針に給糸す
るいわゆる添糸編により編成する。 編糸のフツク内へ引揃え糸を給糸するとき、編
み針のフツク内で親水性繊維糸と第1疎水性合繊
糸とが第2図に示した位置関係になるように給糸
する。 また給糸張力の関係も大切で親水性繊維糸に対
して第1疎水性合繊糸の給糸張力を大きくする必
要があり、1.6倍〜4.0倍が適当である。 親水性繊維糸としては綿糸、レーヨン糸等を用
い、第1疎水性合繊糸としてはポリエステル糸、
ナイロン糸などを用いる。第1疎水性合繊糸を単
繊維の太さが1〜5デールの加工糸とすると肌ざ
わりが良くなり、冷感もより少なくなる。 第1疎水性合繊糸の太さはテツクス番手に換算
して親水性繊維糸の0.4〜1.0倍とすることが必要
である。1.0倍より太くなると、裏面に露出する
親水性繊維糸の編物全体に対する割合(露出度)
が3%以下となり吸汗速度が遅く肌の上に汗が残
り不快感が現れる。0.4倍より小さくなると、親
水性繊維糸の露出度が20%以上となり肌に接する
割合が多くなり冷たく感じるようになる。親水性
繊維糸と疎水性合繊糸との太さの関係が上記範囲
にあるときは吸水速度も速くまた冷たく感じるこ
ともない。 第6、8、14、16給糸口には、第2疎水性繊維
糸を給糸する。第2疎水性繊維糸としてはポリエ
ステル糸、ナイロン糸等を用いる。その太さはテ
ツクス番手で表して親水性繊維糸と第1疎水性繊
維糸とでなる添糸全体の太さの0.12〜0.3倍とす
ることが必要である。0.12倍より細い場合は強度
が小さくなり、0.3倍より太い場合は裏面に露出
する親水性繊維糸の割合が急激に少なくなつて、
吸汗速度が遅くなり肌の上に汗が残り不快感が現
れる。 本考案になる編物は、添糸天竺と比較すると、
第6、8、14、16コースが加わり、その結果約5
mm程度の間隔で小孔があいている。この小孔によ
り肌周辺の通気がよくなり、親水性繊維の吸水性
による肌面上から速やかに吸収すること、および
疎水性繊維による湿つた親水性繊維を肌から遠ざ
けること、の相乗効果により、たとえ運動等で発
汗しても快適な着心地が得られる。 実施例 1 親水性繊維糸として34番手(17.4Tex)の綿糸
を、第1疎水性繊維糸として75デニール
(8.3Tex)のポリエステル加工糸を用い、親水性
繊維糸に対して、第1疎水性繊維の給糸張力を2
倍として第1給糸口から第5給糸口および第7給
糸口、第9給糸口から第13給糸口および第15給糸
口に給糸し、第2疎水性繊維糸として30デニール
(3.3Tex)のポリエステル糸を用い第6、8、
14、16給糸口に給糸し、第1図に示す方法に従つ
て編成した。この編物について、吸水速度、接触
冷感および裏面への親水性繊維糸の露出度を調べ
たところ表1のとおり吸水時間も短く接触冷感程
度も良好であつた。 なお、吸水時間とは3cm×3cmの試料を濡れた
ガラスフイルター上に50gの荷重で圧着させ、試
料がガラスフイルターを通して0.3ml吸水するに
要した時間であり、この測定法による吸水時間は
30秒以内であることが望ましい。 また、冷感の程度は含水率150%とした試料を
皮膚に接触させ、そのときに感じる冷感を1:冷
たさを全く感じない。2:ほとんど感じない。
3:多少感じる。4:かなり感じる。5:非常に
感じる。の5段階で評価したものである。親水性
繊維糸の露出度は、読取顕微鏡で編物の裏面に露
出している親水性繊維糸の太さと長さを測定する
ことによつて面積を求め、編物の全面積に対する
親水性繊維糸の割合を表したものである。 実施例 2 親水性繊維糸として60番手(9.9Tex)の綿糸
を、第1疎水性繊維糸として75デニール
(8.3Tex)のポリエステル加工糸を、第2疎水性
繊維糸として30デニール(3.3Tex)のポリエス
テル糸を用い、親水性繊維糸と第1疎水性繊維糸
との給糸張力を2倍とした他は、第1実施例と同
様に編成した編物について第1実施例と同様の性
質を調べたところ、表1のとおり吸水時間が短か
く接触冷感程度も良好であつた。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図、は本考案の針組織図、第2図は、親水
性繊維糸と第1疎水性繊維糸との関係位置を示
す。 1……親水性繊維糸、2……第1疎水性繊維
糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 6針と16コースを1編成単位とする丸編物であ
    つて、第1コースから第5コースおよび、第9コ
    ースから第13コースでは全針をニツトさせ、第6
    コースおよび第8コースでは、針aをニツトさせ
    他の針はウエルトさせ、第7コースでは針aをウ
    エルトさせ、他の針はニツトさせ、第14コースお
    よび第16コースでは針dをニツトさせ、他の針は
    ウエルトさせ、第15コースでは、針dをウエルト
    させ、他の針はニツトさせる編物において、第1
    給糸口から第5給糸口まで、第7給糸口、第9給
    糸口から第13給糸口まで、および第15給糸口に
    は、親水性繊維糸と、テツクス番手が親水性繊維
    糸の0.4〜1.0倍である第1の疎水性繊維糸とを添
    糸で給糸し、第6、8、14、および第16給糸口に
    は、上記添糸のテツクス番手の0.12〜0.3倍であ
    る第2の疎水性繊維を給糸することを特徴とする
    天竺ウエルト添糸編物。
JP13150383U 1983-08-24 1983-08-24 編物 Granted JPS6040488U (ja)

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JP13150383U JPS6040488U (ja) 1983-08-24 1983-08-24 編物

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JP13150383U JPS6040488U (ja) 1983-08-24 1983-08-24 編物

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Publication Number Publication Date
JPS6040488U JPS6040488U (ja) 1985-03-22
JPS632470Y2 true JPS632470Y2 (ja) 1988-01-21

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ID=30297275

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JP13150383U Granted JPS6040488U (ja) 1983-08-24 1983-08-24 編物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1112902A (ja) * 1997-06-23 1999-01-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 交編物
EP3358056B1 (en) 2015-09-28 2019-09-18 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Multilayer-structure circular knit fabric
KR102297830B1 (ko) * 2017-03-27 2021-09-06 아사히 가세이 가부시키가이샤 의료
JP6878497B2 (ja) * 2018-05-18 2021-05-26 雁丞有限公司Issetex Co., Ltd 編地

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JPS6040488U (ja) 1985-03-22

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