JPS6235356A - ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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JPS6235356A
JPS6235356A JP17535285A JP17535285A JPS6235356A JP S6235356 A JPS6235356 A JP S6235356A JP 17535285 A JP17535285 A JP 17535285A JP 17535285 A JP17535285 A JP 17535285A JP S6235356 A JPS6235356 A JP S6235356A
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JP
Japan
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group
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coupler
cyan
color
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JP17535285A
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English (en)
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Satoshi Nagaoka
長岡 聡
Hidetoshi Kobayashi
英俊 小林
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3006Combinations of phenolic or naphtholic couplers and photographic additives
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols
    • G03C7/344Naphtholic couplers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料、特に色像
保存性に優れ、かつシアン色像の濃度による色相変化の
少ないハロゲン化銀カラー写真感光材料に関するもので
ある。
(従来の技術) 通常のハロゲン化銀写真感光材料においては、減色法に
よる色再現法が用いられており、この方法では青、緑、
赤を再現するために、それぞれ補色の関係であるイエロ
ー、マゼンタ、シアンの発色色票像が利用される。
発色現像法では現像液に含まれる芳香族−吸了ミン現像
主薬の酸化体と、シアン色素形成化合物(以下シアンカ
プラーという)がカップリング反応をおこしてシアン色
素が形成される。このシアンカプラーとして、フェノー
ル頚またはナフトール類が従来より用いられてきた。し
かしながら、これらのシアンカプラーが得られる色画像
の保存性にはいくつかの問題点があった。たとえば米国
特許第2.367、531号および同第2.423.7
30 号明細書に記載の2−アシルアミノフェノールシ
アンカプラーより得られる色画像は、一般に熱堅牢性が
劣り、米国特許第2.369.929号および同第2,
772.162号明細書に記載の2.5−ジアシルアミ
ノフェノールシアンカプラーより碍られる色画像は一般
に光堅牢性が劣り1−ヒドロキシ−2−ナフトアミドシ
アンカプラーは一般に、光、熱堅牢性の両面で不充分で
ある。この点を改良したカプラーとしては、米国特許第
3.446.622号、同第3.996.253号、同
第3.758.308号、同第3.880.661号お
よび特開昭56−65134号明細書等に記・成されて
いる2位にウレイド基を有するフェノールシアンカプラ
ーが知られており、先に述べた他の一般的なシアンカプ
ラーと比較して、光、熱堅牢性の点で大きく改良されて
いる。しかしながら、この2位にウレイド基を有するフ
ェノールシアンカプラーは、例えば特開昭5 !l]−
46644号に記載されているように、その発色色像の
分光吸収が、発色濃度に応じて大きく変化するという重
大な欠点を有していた。
特願昭59−93605、同59−264277および
同59−268135に記載されている5位置換型ナフ
トールシアンカプラーおよびそのポリマーカプラーは、
光、熱堅牢性に(憂れ、かつその発色色像の分光吸収が
発色濃度にほとんど依存しない点で優れている。
しかしながら、これらの5位置換型ナフトールシアンカ
プラーおよびそのポリマーカプラーは、光照射によるス
ティン(イエロースティン)の発生が従来のシアンカプ
ラーに比して大きいという欠点を有していた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、色像保存性に1登れ、かつ、シアン色
像の濃度による色相変化が少ないハロゲン化銀カラー写
真感光材料を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、多層構成のハロゲン化銀カラー感光材
料において、好ましくは支持体上にそれぞれ一層以上の
赤感性乳剤層、緑感性乳剤層および青感性乳剤層を有す
るハロゲン化銀カラー写真感光材料において、少なくと
も層が下記一般式[1’lで表わされるシアンカプラー
を含有し、かつ該シアンカプラー含有層及び別の層から
選ばれる少なくとも一つの層が紫外線吸収剤を含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料によ
って達成される。
OH 式中、R冒ま−CONR,R,、−NHCOR3、−N
H3O2R5、−Nl(SO,R3、−NHCONR3
R,または−NH3O,NR3R。
を示し、R2はナフトール環に置換可能な基を示し、m
は0ないし3の整数を示し、Xは)0、二SまたはR6
Nζを示し、Yは水素原子または芳香族第一級アミン現
像薬酸化体とのカップリング反応により離脱可能な基を
示す。ただし、R3およびR1は同じでも異なっていて
もよく、独立に水素原子、脂肪族基、芳香族基または複
素環基を示し、R5は脂肪族基、芳香族基または′m複
素環基示し、R6は水素原子、または1価有機基を示す
。mが複数のときはR2は同じであっても異なっていて
もよく、また互いに結合して環を形成してもよい。R2
と×1またはXとYとが互いに結合してそれぞれ環を形
成してもよい。また、R1、R2、XまたはYにより2
量体以上の多量体を形成してもよい。
ここで脂肪族基とは直鎮状、分枝状もしくは環状の、ア
ルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を示し、置
換もしくは無置換のいずれであってもよい。芳香族基と
は置換もしくは無置換のアリール基を示し、縮合環であ
ってもよい。複素環とは、置換もしくは無置換の、単環
または縮合環複素環基を示す。
一般式〔■〕における置換基について以下に詳しく述べ
る。
R1は−CON R3R,、−NHCOR3、−N)I
c○OR3、−NH3O2R5、−NHCONR3R,
または−NH3O□N R3R。
を示す。R3、R4およびR3としては、炭素数1−3
0の脂肪族基、炭素数6−30の芳香族基、炭素数2−
30の複素環基が挙げられる。
R2は゛ナフトール環に置換可能な基(原子を含む、以
下同じ)を示し、代表例としてハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、シア
ノ基、芳香族基、複素環基、カルボンアミド基、スルホ
ンアミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、ウレ
イド基、アシル基、アシルオキシ基、脂肪族オキシ基、
芳香族オキシ基、脂肪族チオ基、芳香族チオ基、脂肪族
スルホニル基、芳香族スルホニル基、スルファモイルア
ミノ基、ニトロ基、イミド基などを挙げることができ、
このR2に含まれる炭素数は0−30であり、上記の基
の中に存在する1個以上の水素原子が併記された他の置
換基で置換されていてもよい。m=2のとき環状のR2
の例としては、ジオキシメチレン基などがある。
Xは;01 二Sまた(まR,Nてを示し、R6は水素
または1価の基を示す。好ましい1価の基は次の一般式
(ロ)で示される R、(Y’)−(II) ここでY′は、;NH,:;Coまたは〕SO2を示し
、lは零またはlを示し、R7は、水素原子、炭素数1
−30の脂肪族基、炭素数6−30の芳香族基、炭素数
1−30の複素環基、−OH。
示し、ここでR3およびR1は前に定義された基または
水素原子を示し、>NR3R,においてR3とR4は同
じでも異なっていてもよい。
R1またはR7において、−N R3R1のR3および
R4が互いに結合して、含窒素複素環(モルホリン環、
ピペリジン環、ピロリジン環など)を形成してもよい。
Yは水米原子またはカップリング離脱基(離脱原子を含
む。以下同じ)を示す。カップリング離膜層の代表例と
しては、ハロゲン原子、−OR,、。
−3R8、−0CR,、−NHCOR,、○ NH302R8、QC−OR,、−0CNHR。
!111 炭素数6−30の芳香族アゾ基、炭素数1−30でかつ
窒素原子でカプラーのカップリング活性位に連結する複
素環基(コハク酸イミド基、フタルイミド基、1−ヒダ
ントイニル基、1−ピラゾリル基、2−ベンゾトリアゾ
リル基など)などをあげることができる。ここでR8は
炭素数1−30の脂肪族基、炭素数6−30の芳香族基
または炭素数2−30の複素環基を示す。
本発明において、脂肪族基は、飽和・不飽和、置換・無
置換、直鎖状・分岐状・環状のいずれであってもよく、
典型例を挙げると、メチル基、エチル基、ブチル基、シ
クロヘキシル基、アリル基、プロパルギル基、メトキシ
エチル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−ヘキサ
デシル基、トリフルオロメチル基、ヘプタフルオロプロ
ピル基、ドデシルオキシプロピル基、2.4−ジーte
rt −アミルフェノキシプロピル基、2.4−ジーt
ert−アミルフェノキシブチル基などが含まれる。
、 また芳香族基も置換・無置換のいずれであってもよ
く、典型例を挙げると、フェニル基、トリル基、2−テ
トラデシルオキシフェニル基、ペンタフルオロフェニル
基、2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボニルフェニ
ル基、4−クロロフェニル基、4−シアノフェニル基、
4−ヒドロキシフェニル基などが含まれ、脂肪族・芳香
族または複素環基が1つ以上装置JI6j!基を有する
ときはその置換基がさらに1つ以上の置換基を有してい
てもよい。
また複素環基も置換・m、置換のいずれであってもよく
、典型例を挙げると、2−ピリジル基、4−ピリジル基
、2−フリル基、4−チェニル基、キノリニル基、など
が含まれる。
以下に本発明における好ましい置換基例を説明する。R
,は−CON R3R4が好ましく、特にR3とR1の
一方が水素原子である場合が好ましい。具体例としてカ
ルバモイル基、エチルカルバモイル基、モルホリノカル
ボニル基、ドデシルカルバモイル基、ヘキサデシルカル
バモイル基、デシルオキシブロピル基、ドデシルオキシ
プロピル基、2,4−ジーtert−アミルフェノキプ
ロピル基、2,4−ジーtert−アミルフェノキシブ
チル基などが挙げられる。
R2、mについては、m=0すなわち無置換のものが最
も好ましく、次いでR2がハロゲン原子、脂肪族基、カ
ルボンアミド基、スルホンアミド基などが比較的好まし
い置換基である。
好ましいXはR,Nでであり、ここでR6として−CO
R7(7オルミル基、アセチル基、トリフルオロアセチ
ル基、クロロアセチル基、ベンゾイル基、ペンタフルオ
ロベンゾイルM、p−90ロベンゾイル基など)、−C
OOR,(メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、ブトキシカルボニル基、デシルオキシカルボニル基
、メトキシエトキシカルボニル基、フェノキシカルボニ
ル基など)、−8○2R9(メタンスルホニル基、エタ
ンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ヘキサデカンス
ルホニル基、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニ
ル基、p−クロロベンゼンスルホニル基など) 、−C
ONR3R,(N、N−ジメチルカルバモイル基、N、
N−ジエチルカルバモイル基、N、N−ジブチルカルバ
モイル基、モルホリノカルボニル基、ピペリジノカルボ
ニル基、4−シアノフェニルカルボニル基、3,4−ジ
クロロフェニルカルバモイル基、4−メタンスルホニル
フェニルカルバモイル基など) 、−5o。N113R
(N、N−ジメチルスルファモイル基、N、N−ジエチ
ルスルファモイル基、N、N−ジプロピルスルファモイ
ル基など)が挙げられる。特に好ましいXは−NCOR
t および−NSO2Rffである。
ここでR3、R,は前と同義である。
好ましいYとしては、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族
オキシ基、芳8族オキシ基および複素環チオ基である。
一般式〔I〕で示されるカプラーは、置換基R1、R2
、XまたはYにおいて、2価もしくは2価以上の基を介
して互いに結合する2量体またはそれ以上の多量体を形
成してもよい。この場合、前記の各置換基において示し
た炭素数範囲は、規定外となってもよい。
一般式〔1〕で示されるカプラーが多量体を形成するば
あい、シアン色素形成カプラー残基を有する付加重合性
エチレン型不飽和化合物(シアン発色モノマー)の単独
もしくは共重合体が典型例である。この場合、多量体は
一般式[111]のくり返し単位を含有し、一般式[I
11]で示されるシアン発色くり返し単位は多量体中に
1 +ffi順以上含有されていてもよく、共重合成分
として非発色性のエチレン様モノマーの1種または2種
以上を含む共重合体であってもよい。
式中Rは水素原子、炭素数1〜4個のアルキル基または
塩素原子を示し、Δは−CON H−1−COO−また
は置換もしくは無置換の7−tニレン基を示し、Bは置
換もしくはj11置換のアルキレ基、フェニレン基また
はアラルキレン基を示し、Zは−CON H−1−N 
II CON 11−1− N トICO○ −、−N
HC〇 −、−0CON  H−、−N H−1−CO
O−1−〇C○−1−C○−1−O−1−so2−1−
NHSO2−またはS O2N N−を表わず。l′、
 ゛、nはOまたはlを示す。Qは−ハ1)式(1)で
表わされる化合物より水素原子が114を脱したシアン
カプラー残基を示す。
多量体としては一般式[I11]のカプラーユニットヲ
与えるシアン発色モノマーと下記非発色性エチレン様モ
ノマーの共重合体が好ましい。
芳香族−級アミン現像桑の酸化生成物とカップリングし
ない非発色性エチレン型単量体としては、アクリル酸、
α−クロロアクリル酸、α−アルアクリル酸(例えばメ
タクリル酸など)これらのアクリル酸類から誘導される
エステルもしくはアミド(例えば、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、n−ブチルアクリルアミド、t−ブチ
ルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、メチレ
ンビスアクリルアミド、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、t−ブチルアクリレート、1so−ブチル
アクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、n−
オクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメ
タクリレートおよびβ−ヒドロキシメタクリレート)、
ビニルエステル(例えばビニルアセテート、ビニルプロ
ピオネートおよびビニルラウレート)、アクリロニトリ
ル、メタクリレートリル、芳香族ビニル化合物(例えば
スチレンおよびその誘導体、例えばビニルトルエン、ジ
ビニルベンゼン、ビニルアセトフェノンおよびスルホス
チレン)、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、ビ
ニリデンクロライド、ビニルアルキルエーテル(例えば
ビニルエチルエーテル)、マレイン酸エステル、N−ビ
ニル−2−ピロリドン、N−ビニルピリジンおよび2−
および−4−ビニルピリジン等がある。
特にアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレ
イン酸エステル類が好ましい。ここで使用する非発色性
エチレン型モノマーは2種以−Lを一緒に使用すること
もできる。例えばメチルアクリレートとブチルアクリレ
ート、ブチルアクリレートとスチレン、ブチルメタクリ
レートとメタクリル酸、メチルアクリレートとジアセト
ンアクリルアミドなどを使用できる。
ポリマーカプラー分野で周知の如く前記一般式[[)で
示されるくり返し単位を含有するとき、これを形成する
ためには本発明のシアン色素形成残基を有するエチレン
型モノマーに共重合する非発色性のエチレン型モノマー
は形成される共重合体の物理的性質および/または化学
的性質、例えば溶解度、写真コロイド組成物の結合剤例
えばゼラチンとの相溶性、その可撓性、熱安定性等が好
影宙を受けるように選択することができる。
本発明に用いられるシアンポリマーカプラー(前記一般
式[[1]で表わされるカプラーユニットを与えるビニ
ル系単量体の重合で碍られた親油性ポリマーカプラー)
を有機溶媒に溶かしたものをゼラチン水溶液中にラテッ
クスの形で乳化分jikして作ってもよく、あるいは直
接乳化重合法で作ってもよい。
親油性ポリマーカプラーをゼラチン水溶液中にラテック
スの形で乳化分散する方法については米国特許第3.4
51,820号に、乳化重合については米国特許第4.
080.211号、同3.370.952 号に記載さ
れている方法を用いることが出来る。
次に一般式CI]において示されるカプラーの具体例を
示すが、本発明に用いられるカプラーはこれらに限定さ
れるものではない。以下の構造式%式% をそれぞれ表わす。
CF、CON+((1) CH,SO,NH(31 c+HsocoNo      (4)CIl、0(C
Il、)tso、NHC1(61C,、H,、SO,N
H(8+ F H 0口 CH=SO−NH7N\  −N CH,CI(。
CH,SO+NHS H(CF、)、C0NHO CH+SO+NHO CHISO,NH0 CI(。
■ H,NSO*NH5 NHCOC(CH,)。
H C,H,0CONH(40) H CH,SO,NH(41) H HO(42) H Cl1,5OINH 9O,NH C,H,0CONHN)lcOOc、)I。
本発明のシアンカプラーの1掲以外の具体例は特願昭5
9−93605号、同59−264277号および同5
’J−268135号に記載されている。
本発明のシアンカプラーは、米国特許第4.481.2
68号に記載されているような、発色現像後に遷移金属
を配位させる方法によらずに光および熱に対して堅牢な
シアン色像を得ることができる。また耐波fat性シア
ンカプラーを感材に内蔵して使用するのが特徴である。
本発明のシアンカプラーは従来のシアンカプラーに比べ
て光照射による光スティン(イエロースティン)の発生
が大であるという欠点が明らかとなったが、本発明に従
い紫外線吸収剤を併用すると光スティンが有効に防止さ
れ、浸れた色像保存性が得られる。従って、本発明で用
いるシアンカプラーが本来的に有する、濃度による色相
変化が少ないという特性に加えて色像保存性も改良され
るので非常に良好なハロゲン化銀写真感光材料が(ηh
られるのである。
ここで紫外線吸収剤は、感光材料を構成する任意の層に
添加できるが、一般式〔■〕で表わされるシアンカプラ
ーを含む層よりも露光側(入射光側)の層に含有させる
のが望ましい。さらに支持体表面での反射が存在するの
で該シアンカプラー含有層の露光側の層と支持体側の層
とに共に紫外線吸収剤を含有させるのが好ましい。この
際、紫外線を含有させる層として、保護層又は混色防止
などの目的で設けた非感光層を選んでもよい。本発明で
は一般式〔I〕で表わされるシアンカプラー含有層に隣
接する支持体側のおよび少なくとも1層の保護層に紫外
線吸収剤を含有させるのが特に好ましい。この場合保護
層の紫外線吸収剤は、製造工程で静電気などに起因して
発生するスタチックマースの発生防止にも有用である。
本発明に用いられる紫外線吸収剤としては例えば、アリ
ール基で置換されたベンゾトリアゾール化合物(例えば
米国特許第3.533.794号に記載のもの)、4−
チアゾリドン化合物(例えば米国特許第3.314,7
94号、同3,352.681号に記・戎のもの)、ベ
ンゾフェノン化合物(例えば特開昭46−2784号に
記載のもの)、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国特
許第3.705.805号、同3.707.375号に
記載のもの)、ブタジェン化合物(例えば米国特許第4
.045,229号に記載のもの)、あるいは、ベンゾ
オキサゾール化合物(例えば米国特許第3.700.4
55号に記載のもの)を用いることができる。さらに、
米国特許第3.499.762号、特開昭54−485
35号に記載のものも用いることができる。紫外線吸収
、性のカプラー(例えばα−ナフトール系のシアン色票
形成カプラー)や、紫外線吸収性のポリマーなどを用い
てもよい。これらの紫外線吸収剤は特定の屑に媒染され
ていてもよい。
これらの紫外線吸収剤は単独でもまた2種以上を併用し
てもよい。
本発明に用いられる紫外線吸収剤は本発明のシアンカプ
ラーに対して、0.2〜5.0倍モルの範囲で用いるの
がよいが、より好ましくは0.5〜2.0倍モルの範囲
で用いるのがのぞましい。
本発明に用いられる紫外線吸収剤のうち好ましいものは
ものは次の一般式[IV]〜〔■〕により表わされる。
一般式〔■〕 一般式〔■〕 一般式[VI] 一般式〔■] R26”               ’ R24上
記一般式〔ll−〔■〕において、RII〜R15は同
じでも異なっていてもよく水素原子、ハロゲン原子、ア
シルオキシ基、脂肪族基、芳香族基、R2□○−または
R=tS○2−を表わし、RI6〜R19は同じでも異
なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、脂肪族基、芳香族基、カルボンアミド基、スルホ
ンアミド基、スルホ7.1、カルボキシ基、またはR2
□O−を表わし、R2o及びR21は同じでも異なって
いてもよく水素原子、脂肪族基、ハロゲン原子またはR
2,0−を表わし、R2゜、R2S及びR28は同じで
も異なってし)でもよく水素原子、脂肪族基または芳香
族基を表わしくただしR2SとR26は同時に水素原子
であることはない。)、R23及びR24は同じでも異
なっていてもよくシアノ基、カルバモイル基、スルファ
モイル基、フォルミル基、−COR,□、−5OR2,
、5O2R2t、−8O□○Rxl、または−COOR
27を表わす。ここで脂肪族基とは置換もしくは無置換
の直鎖状、分枝鎖状または環状のアルキル基を示し、芳
香族基とは置換もしくは無置換の単環または縮合環のベ
ンゼン環よりなる基を示す。
一般式[rV]〜〔■〕で示される化合物において用い
られる置換基R+ t〜Rztの例を以下に示す。
すなわち、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素
原子等)、脂肪族基(メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、1−プロピル基、SeC−ブチル基、t−ブチル
基、t−アミル基、t−ヘキシル基、n−オクチル基、
2−エチルヘキシル基、t−オクチル基、ドデシル基、
ヘキサデシル基、トリフルオロアセチル基、ベンジル基
等)、芳香族基(フェニル基、トリル基、4−メトキシ
フェニル基、 ナフチル基等)、アシルオキシ基〈アセ
チルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、p−タロロペンゾ
イルオキシ基等)、カルボンアミド基(アセトアミド基
、ベンズアミド基、トリフルオロアセトアミド基等)、
スルホンアミド基(メタンスルホンアミド基、ベンゼン
スルホンアミド基、トルエンスルホンアミド基等)、カ
ルバモイル基(カルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、ドデシルカルバモイル基等)、スルファモイル基(
スルファモイル基、ジメチルスルファモイル基、フェニ
ルスルファモイル基等)である。
一般式[rVI〜〔■〕で示される化合物は置換基RI
I〜R2ffのいずれかにおいて互いに結合して二量体
あるいはそれ以上の多量体を形成してもよく、またR1
1〜R2ffのいずれかにおいて高分子主鎖に結合し高
分子状の化合物を形成してもよい。
一般式〔■〕〜〔■〕で示される化合物の例を以下に示
す。
[JV−1 (t)C<Hs V−2 V−3 V−4 UV−5 UV−6 LJV−7 UV−8 C,H3 l−9 UV−10 CH3CH3 一+CH2−CH−h−→CH,−CH−−一→ニーI C=OC00CH。
喝 UV−11 H LJV−12 U’l−13 0H0H UV−14 [JV−15 IV−16 v−17 本発明には種々のカラーカプラーを併用することができ
、リサーチ・ナイスクロージヤー、1978年12月、
17643■−り項および同、1979年11月、+8
717に引用された特許に記載されたシアン、マゼンタ
およびイエロー色素形成カプラーが代表例である。これ
らのカプラーは、バラスト基の導入により、もしくは2
潰体以上の多量体化により耐波ti&性としたものであ
ることが好ましく、また4当量カプラーでも2当量カプ
ラーでもよい。生成色素が拡(1にシて粒状性を改良す
るようなカプラー、カップリング反応に伴って現像抑制
剤などを放出し、エツジ効果あるいは重層効果をもたら
すDIRカプラーも使用できる。
本発明のイエローカプラーとしては、酸素原子もしくは
窒素原子で離脱する、α−ピバイロルまたはα−ベンゾ
イルアセトアニリド系カプラーが好ましい。これら2当
量カプラーの特に好ましい具体例は、米国特許第3.4
08,194号、同第3.447,928号、同第3.
933.501号および同第4.022.620号など
に記載された酸素原子離脱型のイエローカプラー、ある
いは米国特許第3、973.968号、同第4,314
.023号、特公昭58−10739号、特開昭50−
132926号、 ′西独出願公開第2,219,91
7号、同第2.261.361号、同第2.329.5
87号および同第2.433.812号などに記載され
た窒素原子離脱型のイエローカプラーが代表例として挙
げられる。マゼンタカプラーとしては、5−ピラゾロン
系カプラー、米国特許第3.725.067号に記載さ
れたピラゾロ[5,L−c〕 C1,2,43)リアゾ
ール類、または欧州特許第119.860号に記載のピ
ラゾロ[5,1−b〕 [1,2,41)リアゾールな
とが使用できる。カップリング活性位に窒素原子または
イオウ原子で結合する離脱基により2当量化したマゼン
タカプラーも好ましい。本発明のシアンカプラー以外に
湿度および温度に対して堅牢なカプラーを好ましく併用
することもでき、その代表例としては米国特許第3.7
72. OO2号などに記載されたフェノール系カプラ
ー;特開昭59−31953号、特願昭58−4267
1号および特開昭511133293号公報などに記載
された2、5−ジアシルアミノフェノール系カプラー;
および米国特許第4.333.999号などに記載され
た2−位にフェニルウレイド基を有し5−位にアシルア
ミノ基を有するフェノール系カプラーなどが代表例とし
て挙げられる。
本発明のシアンカプラー、カラードカプラーおよび上述
の併用できる色票像形成用カプラーは通常炭素数16〜
32の7タル酸エステル頚またはリン酸エステル類など
の高沸点有機溶媒に必要に応じて酢酸エチルなどの有機
溶剤を併用して、水性媒体中に乳剤分散させ使用する。
メインカプラーの標県的な使用量は、感光性ハロゲン化
銀の1モルあたり、好ましくはイエローカプラーでは0
.01ないし0.5モル、マゼンタカプラーでは0、0
03ないし0.3モル、またシアンカプラーではO,O
O2ないし0.3モルである。
本発明に用いられる写真感光材料の写真乳剤層には、臭
化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀の
いずれのハロゲン化銀を用いてもよい。好ましいハロゲ
ン化銀は30モル%以下の沃化銀を含む、沃臭化銀もし
くは沃塩臭化銀である。特に好ましいのは2モル%から
25モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子の形状は特に制限される
ことはなく、立方体、八面体、十四面体のような°規則
的な結晶体を有するいわゆるレギュラー粒子でもよく、
また球状などのような変則的な結晶形を持つもの、又晶
面などの結晶欠陥を持つものあるいはそれらの複合形で
もよい。
ハロゲン化銀の粒径は、O,tミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が10ミクロンに至る迄の大サイズ粒子
でもよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは
広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
本発明に用いられる写真乳剤は、グラフキデ著「写真の
物理と化学」、ポールモンテル社刊(P、Glafki
des、Chimie et Physique Ph
otograph−ique、  Paul Mont
el、 1967 ) 、ダフィン著「写真乳剤化学」
、フォーカルプレス社刊 (G、 F。
Duffin、Photographic  lEmu
lsion  Chemistry、FocalPre
ss、 1966 ) 、’ゼリクマン著「写真乳剤の
製造と塗布」、フォーカルプレス社刊(V、 L、 Z
el ik−man Ct al已1alingand
 Coaむing PhoLographiclEmu
ision、 Focal Press、 1964 
)などに記載された方法を用いて調製することができる
。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれ
でもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応さ
せる形式としては片側混合法、同時混合法、それらの組
合わせなどのいずれを用いてもよい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。同時混合法の一
つの形式としてハロゲン化銀の生成する液相中のrl八
へを一定に保つ方法、すなわちいわゆるコンドロールド
・ダブルジェット法を用いることもできる。この方法に
よると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロ
ゲン化銀乳剤がi)られる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
また、アスペクト比が5以上であるような平板状粒子も
本発明に使用できる。平板状粒子は、クリープ著「写真
の理論と実際J  (C1eve、Photogr−a
phy Theory and Practice (
1930) 、131頁;ガトフ著、フォトグラフイタ
・サイエンス・アンド・エンジニアリング (Cuto
ff、 PhotographicScience a
nd Engineering )第14巻、248〜
257頁(1970);米国特許第4.434.226
号、同4,414.310号、同4.433.048号
および英国特許第2,112,157号などに記載の方
法により簡単に調製することができる。平板状粒子を用
いた場合、被覆力が上がること、増感色票による色増感
効率が上がることなどの利点があり、先に引用した米国
特許第4.434.226号に詳しく述べられている。
結晶構造は一様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなる物でもよく、層状構造をなしていても
よい。これらの乳剤粒子は、英国特許第1.027.1
46号、米国特許第3.505.068号、同4,44
4.877号および特願昭58−24.8 /l 69
号等に開示されている。また、エピタキシャル接合によ
って組成の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく
、また例えばロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外
の化合物と接合されていてもよい。これらの乳剤粒子は
、米国特許第4,094,684号、同4.142.9
00号、同4、459.353号、英国特許第2.03
8.792号、米国特許第4,349.622号、同4
.395.478 号、同4.433.501号、同4
.463.087号、同3、656.962号、同3.
852.067号、特開昭59−162540号等に開
示されている。
本発明に用いられる写真乳剤は公知の写真用増感色素に
よって分光増感してもよい。また感光材料の製造、保存
あるいは写真処理中のカブリを防止したり、性能を安定
化させる目的で公知のカブリ防止剤、または安定剤を使
用してもよく、その具体例と使用法については、米国特
許第3.954.474号、同3.982.9−47号
、特公昭52−28680号、リサーチ・ディスクロー
ジャー17643 (1978年12月)VIAないし
VIM、およびバール著「ハロゲン化銀写真乳剤の安定
化」フォーカルプレス社(E、 J、Birr。
5tabilization of Photogra
phic 5ilver HalidelEmulsi
ons  、 Focal Press、 1974 
)などに記載されている。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤ま
たは混色防止剤として、ヒドロキノン類、アミノフェノ
ール類、スルホンアミドフェノール類などを含有しても
よい。本発明の感光材料には種々の退色防止剤を用いる
ことができ、5−ヒドロキシクマラン類、スピロクロマ
ン類などの有機防止剤および、ビス−(N、N−ジアル
キルジチオカルバマド)ニッケル錯体に代表される金属
錯体系防止剤がある。
本発明の感光材料はまたフィルター染料、イラジェーシ
ョンもしくはハレーション防止その他の目的のために親
水性コロイド層中に水溶性染料を含有してもよい。
本発明の写真感光層またはバック層の結合剤としてゼラ
チン、改質ゼラチン、合成親木性ポリマ−などを使用す
ることができる。また、任意の親水性コロイド層にビニ
ルスルホン誘導体などの硬膜剤を含有せしめてもよく、
さらにスルフィン酸塩を側鎖に含有するビニルポリマー
を硬膜促進剤として使用してもよい。
本発明の感光材料は塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良
、乳化分散、接着防止および写真特性改良(たとえば現
象促進、硬調化、増感)など種々の目的で−f重以上の
界面活性剤を含んでもよい。
本発明の感光材料には、前述の添加剤以外に、さらに種
々の安定剤、汚染防止剤、現象薬もしくはその[)り連
体、現像促進剤もしくはその前駆体、潤滑剤、媒染剤、
マット剤、帯電防止剤、可塑剤、あるいはその他写真感
光材料に有用な各種添加剤が添加されてもよい。これら
の添加剤の代表例はリサーチ・ディスクロージャー17
643 (1978年12月)および同18716 (
1979年11月)に記・成されている。
本発明は、支持体上に同一感色性を有し感度の異なる少
くとも2つの乳剤層を有する高感度撮影用カラーフィル
ムに好ましく適用できる。層配列の順序は支持体側から
順に赤感性層、縁感性層、青感性層が代表的であるが、
高感度層が感色性の異なる乳剤層ではさまれたような逆
転層配列であってもよい。
本発明の感光材料は、芳香族第一級アミン系発色現像主
薬を主成分とする現像液で処理した後1、現像銀を除去
するために、漂白と定着、漂白定着またはそれらの組合
せによる処理を行う。このとき必要に応じてヨウ素イオ
ン、チオ尿素類、チオール系化合物などの漂白促進剤を
併用してもよい。
漂白定着または定着後は水洗を行うことが多いが、2槽
以上の槽を向流水洗にして、節水するのが便利である。
また、特開昭57−8543号に記されているような多
段向流安定化処理を行ってもよい。この処理にはpl+
調整緩衝剤やホルマリンを添加してもよい。アンモニウ
ム塩は好ましい添加剤である。
(発明の効果) ハロゲン化銀カラー写真感光材料において本発明の一船
式(1)で表わされるシアンカプラーの少なくとも14
1と、紫外線吸収剤とを併用することによってシアン色
像保存性を改良することができる。撮誕用感材用に使用
されている2−位にフェニルウレイド基を有するシアン
カプラーが見られるような発色濃度変化に伴う色相の変
動がなく、かつ得られたシアン色像の光および熱、湿度
に対する堅牢性、さらには光スティンの発生もこのウレ
イド置換シアンカプラーと同等以上の性能が得ることが
でき、優れた色像保存性を達成するだめの重要な技術が
提供された。
以下、本発明を実施例によって更に詳しく記述するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 セルローストリアセテートフィルム支持体上に、下記に
示すような組成の各層からなる感光材料、試料101〜
106を作製した。
第1層および第2層に添加したカプラーおよび紫外線吸
収剤の種類および添加量は表−1にまとめて示した。
第1層:赤感乳剤層 銀塗布量           1.4g/m2増感色
素l 銀1モルに対して 4.5 Xl0−’モル//
   n     /l      1.5X10−’
モルカプラー           表−1に記載カプ
ラー分散用オイルI     OJ  g/m’tt 
     ■0.3g/m” ゼラチン塗布量        1.5 g /m’第
2層:保護層 ポリメチルメタアクリレート粒子(直径約1.5μm)
を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量        1.0 g/m2各層
には、上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤H−1および
界面活性剤を添加した。
試料を作製するのに用いた化合物 増感色素I:アンヒドロー5.5°−ジクロロ−3,3
’−ジー(T−スルホプロピル)−9−エチル−チアカ
ルボシアニンヒドロキサイト′・ピリジニウム塩 増感色素■:アンヒドロー9−エチル−3,3゜−ジー
(T−スルホプロピル)−4,5,4°−5°−ジベン
ゾチアカルボシアニンヒドロキサイド・トリエチルアミ
ン塩 X−1 H X−2 (CH=  =CHS O−CHs CON HC)I
 tカプラー分散用オイルI カプラー分散用オイル■ (t)  CsH++ 叶 得られた試料101〜112についてセンシトメ) U
−用の露光を施した後、下記の如き現像処理を38℃に
て行なった。
1、 カラー現像         3分15秒2、 
 漂  白                  6分
30秒3、  水  洗              
   3分15秒4、  定  着         
        4分20秒5、  水  洗    
             3分15秒6、  安  
定                 1分  5秒各
工程に用いた処理液組成は下記の通りである。
カラー現像液 ニトリロ三酢酸ナトリウム    1.0g亜硫酸ナト
リウム        4.0g炭酸ナトリウム   
     30.0 g臭化カリ          
    1.4 gヒドロキシルアミン硫酸塩2.4g 4−(N−エチル−N−β− ヒドロキシエチルアミノ) −2−メチルアニリン硫酸 塩                      4.
5g水を加えて           ll漂白液 臭化アンモニウム      160.0 gアンモニ
ア水(28%)     25.0ccエチレンジアミ
ン−四酢 酸ナトリウム鉄塩      130. Og氷酢酸 
           14.0cc水を加えて   
        lIl定着液 テトラポリリン酸ナトリーウム   2.0g亜硫酸ナ
トリウム        4.0gチオ硫酸アンモニウ
ム (70%)     175.0cc 重亜燐酸ナトリウム       4.6g水を加えて
           ll安定液 ホルマリン           8.0cc水を加え
て           li’以上のようにして得ら
れた現像法試料を用いて(1) 100℃で14日間暗
所に保存、(2)螢光灯褪色試験機(1万ルクス)で乳
剤塗布面側から7日間曙光の2条件にて色像の堅牢性の
試験を行なった。結果を表−2に示した。
表−2より試料101は色像の光、熱堅牢性が共に劣る
が、試料102〜106は色像の光、熱堅牢性共に優れ
ている。しかしながら試料103および105では光照
射によるイエロースティンの発生が大きく、これに対し
て紫外線吸収剤を第2層に添加した本発明の試料104
および106ではその発生が著しく減少していることが
分る。
次に試料101〜106について上述と同様の露光およ
び現像処理を施したものについてその発色色像の分光吸
収の発色濃度による変化を調べた。
その結果を表−3に示す。
表−3より、試料101および103〜106ではシア
ン色像の吸収の、濃度による依存性が小さいのに対し、
試料102では吸収の濃度による変化が著しく大きいこ
とが分る。
以上の結果より、本発明に基づく試料は色像保存性に優
れ、かつ濃度による色相変化が少ない優れ7こもので゛
あることが明らかとなった。
実施例2 三酢酸セルロース支持体上に下記に示すような組成の各
層よりなる多局カラー感光材料201〜205を作製し
た。
ハロゲン化銀の塗布量は、銀換算g/m′単位で示し、
ゼラチン塗布量およびカプラー分散用オイル塗布量はg
 / m’で、また増感色素およびカプラーは同一層の
ハロゲン化銀1モルに対するモル単位で表わす。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量          1.1第2層:中
間層 2.5−ジ−t−ペンタデシルハイドロキノンおよびカ
プラーEX−3の乳化分散物および沃臭化銀(沃化!′
11モル%、平均粒径0,07μm)を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量          1.2力プラー分
散用オイル■0,2 ”      [[0,02 第3層:第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:5モル% 平均粒径:0.7 μm) 銀塗布量           1.6増感色素I  
         4.2 Xl0−’〃[[1,4X
l0−’ カプラー    表−4に記載 ゼラチン塗布量         1.2力プラー分散
用オイルI      O,3第4層:第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.5 μm) 銀塗布量            1.9増感色素+ 
          3.OXl0−’//    I
I                1.0  Xl0
−’カプラー    表−5に記載 ゼラチン塗布ffi          IJカプラー
分散用オオイI       O,25〃II    
   O,1 第5層:中間層 ゼラチン層 ゼラチン塗布量         0.9第6層:第1
緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:5モル% 平均粒径:0.8 μm) 銀塗布量            0.6増感色素II
I           4.5  Xl0−’″  
rV           1,8 Xl0−・カプラ
ーEX−80,071 〃EX−90,0’15 〃EX−100,006 セラチン塗布量         0.5力プラー分散
用オイル      0.15第7層:第2緑感乳剤層 増感色票[4,0X107’ //   rV           1.6X10−
’〃EX−110,020 〃EX−90,002 〃EX−100,001 ゼラチン塗布量         1.8力プラー分1
1に用オイルI       O,45〃■0.1 第8層;第3緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化m:10モル% 平均粒径:1.5 μm) 銀塗布量            2.1増感色索II
I           3,0XIO−’”   I
V           1.2X10−’カプラーE
X−110,009 〃EX−30,001 ゼラチン塗布量         2.1力プラー分散
用オイルl       O07〃[0,1 第9層:イエローフィルタ一層 ゼラチン水溶液中に黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−
ペンタデシルハイドロキノンの乳化分散物とを含むゼラ
チン層 ゼラチン塗布量        0.9第10層:第1
青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:6モル% 平均粒径:0.6 μm) 1艮 塗 布 量                 
                  0.4力j ラ
−EX −120,27 〃EX−130,005 ゼラチン塗布量         1.3力プラー分散
用オイルl013 第11層:第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.0 μm) 銀塗布量            0.6カブラーEX
−120,045 ゼラチン塗布全         0.5力プラー分散
用オイルI      O,05第12層:第3青感乳
剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル%、 平均粒径:l、8 μm) 銀塗布量            0,8増感色累V 
         2.0XIO−’カプラーEX−1
20,035 ゼラチン塗布量         O14カプラー分散
用オイルI      O,1′!513層:第1保護
層:ゼラチン層ゼラチン塗布量         0゜
7第14層:第2保護層 沃臭化銀(沃化銀1モル%、平均粒径0.07μm)お
よびポリメチルメタアクリレート粒子(直径約1.5μ
m)を含むゼラチン層ゼラチン塗布層        
 0.8各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤H
−1および1(−2や界面活性剤を添加した。
試料を作製するのに用いた化合物 増m色am :アンヒドロー9−エチルー5.5′−ジ
クロロ−3,3′−ジー(γ〜スルホプロピル)オキサ
カンポジアニン・ナトリウム塩増感色素■:アンヒドロ
ー5.6.5’、6’−テトラクロロ−1,1′−ジエ
チル−3,3′−ジー(β−〔β−(r−スルホプロポ
キシ)エトキシ〕エチルイミダゾロカルボシアニンヒド
ロキサイドナトリウム塩 増感色素■:アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,3
′−ジー(δ−スルホブチル)チアシアニントリエチル
アンモニウム塩 H−2 CH2=Cll5O□[:112CONHCHaカプラ
−01lIi用オイル■ (C,H,、○ h−Po 試料204は上記の他に、第2層に紫外線吸収剤LJV
−1を3.0X10−’モル/ m 2、LJV−2を
3.0.Xl0−’モル/m 2、LJV−6を1.5
×10−’モル/ m 2となるように添加した。(第
2層のカプラー分散用オイルI[0,09g/m2)試
料205は試料204の第13層に紫外線吸収剤uv−
toを3.0XIO−’モル/m 2、U V 、−1
5を4.0X10−’モル/m 2となるように添加し
た。(第13層のカプラー分散用オイルlll0.05
g/Ir12) 以上のようにして得られた試料201〜205について
、センシトメトリー用の露光を施した後、実施例1と同
様の現像処理を行なった。得られた試料を用いて(1)
 80℃で14日間暗所に保存、(2)蛍光灯光り色試
験器(1万ルクス)で7日間曝光の2条件にて色像保存
性の試験を行なった。結果を表−6に示す。
表−6より、試料201は色像の光、熱堅牢性共に劣る
が、試料202〜205は色像の光、熱堅牢性共に1憂
れている。しかしながら試料203では光照射、特に支
持体側からの光照射によるイエロースティンの発生が大
きい。これに対して紫外線吸収剤を第2層に添加した試
料204と、第2層および第13層に添加した試料20
5ではその発生が著しく減少している。
次に試料201〜205について上述と同様の露光およ
び現像処理を施したものについて、その発色色像の分光
吸収の発色濃度による変化を調べた。結果を表−7に示
す。
表−7より、試#4202ではシアン色像の吸収の濃度
による変化が大きいのに対し、試料201および本発明
の試料204.205は吸収の濃度による変化がほとん
ど認められないことが分る。
以上の結果より、本発明に基づく試料は色像保存性に優
れ、かつ濃度による色相変化が少ない1憂れたものであ
ることが明らかとなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 多層構成のハロゲン化銀カラー写真感光材料において、
    少なくとも1層が下記の一般式〔 I 〕で表わされるシ
    アンカプラーの少なくとも1種を含有し、かつ該シアン
    カプラー含有層及び別の層から選ばれる少なくとも1層
    が紫外線吸収剤を含有することを特徴とするハロゲン化
    銀カラー写真感光材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 式中、R_1は−CONR_3R_4、−NHCOR_
    3、−NHCOOR_5、−NHSO_2R_5、−N
    HCONR_3R_4または−NHSO_2NR_3R
    _4を示し、R_2はナフトール環に置換可能な基を示
    し、mは0ないし3の整数を示し、Xは>O、>Sまた
    はR_6N<を示し、Yは水素原子または芳香族第一級
    アミン現像薬酸化体とのカップリング反応により離脱可
    能な基を示す。ただし、R_3およびR_4は同じでも
    異なっていてもよく、独立に水素原子、脂肪族基、芳香
    族基または複素環基を示し、R_5は脂肪族基、芳香族
    基または複素環基を示し、R_6は水素原子、または1
    価有機基を示す。mが複数のときはR_2は同じであっ
    ても異なっていてもよく、また互いに結合して環を形成
    してもよい。R_2とX、またはXとYとが互いに結合
    してそれぞれ環を形成してもよい。また、R_1、R_
    2、XまたはYにより2量体以上の多量体を形成しても
    よい。 ここで脂肪族基とは直鎖状、分枝状もしくは環状の、ア
    ルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を示し、置
    換もしくは無置換のいずれであってもよい。芳香族基と
    は置換もしくは無置換のアリール基を示し、縮合環であ
    ってもよい。複素環とは、置換もしくは無置換の、単環
    または縮合環複素環基を示す。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02190848A (ja) * 1989-01-20 1990-07-26 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH04324443A (ja) * 1991-04-24 1992-11-13 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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