JPS62112157A - ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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JPS62112157A
JPS62112157A JP25241785A JP25241785A JPS62112157A JP S62112157 A JPS62112157 A JP S62112157A JP 25241785 A JP25241785 A JP 25241785A JP 25241785 A JP25241785 A JP 25241785A JP S62112157 A JPS62112157 A JP S62112157A
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JP
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color
aliphatic
silver halide
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Application number
JP25241785A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nagaoka
長岡 聡
Hidetoshi Kobayashi
英俊 小林
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62112157A publication Critical patent/JPS62112157A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3006Combinations of phenolic or naphtholic couplers and photographic additives

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に関するもの
であり、とくに疲労したあるいは酸化力の弱い漂白また
は漂白定着液を用いて処理しても発色濃度の低下がなく
かつ発色性に優れ、しかも処理後の感光材料の長時間の
曝光によるスティンの発生が抑制されたハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料に関するものである。
(従来の技術) ハロゲン化銀写真感光材料に露光を与えたあと発色現像
することにより酸化された芳香族第1級アミン現像薬と
色素形成カプラー(以下カプラーと言う)とが反応し色
画像が形成される。
近年のハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられてい
るカプラーには様々な要件が課せられている。例えば安
定性に優れていること、処理適性に優れていること、発
色性に優れていること、色画像の色相に優れていること
、色画像が堅牢であること、安価で製造適性に優れてい
ること等である。
従来シアンカプラーとしてはフェノール系カプラーやナ
フトール系カプラーが用いられてきた。
特に1−ナフトール系カプラーは生成した発色色素の吸
収極大(λmax )が長波であり、縁領域の副吸収が
少なく色再現の上で優れており、また発色1生の優れた
カプラーも多く見出され、しかも安[蒔で製造適性に浸
れ、カラーネガ感光材料で広く実用化されてきた。
ところが、従来多く用いられてきたフェノール系カプラ
ーやナフトール系カプラーとくに2−アルキルカルバモ
イル−1−ナフトール系カプラーは、カラー現像処理の
漂白または漂白定着工程において、漂白または漂白定着
液が疲労していたり酸化力の弱いものであったりすると
十分な色画像が得られない欠点を有していた。この現像
は漂白または漂白定着工程において生成した第1鉄イオ
ンによるシアン色素の還元褪色等の理由によるものと考
えられている。また、これらのカプラーにより形成され
るシアン画像は堅牢性が低いという欠点を有していた。
ナフトール系カプラーにおける前者の欠点は2位のカル
バモイル基の置換基をアルキル基からアリール基に変更
し2−アリールカルバモイル−1−ナフトール系カプラ
ー(例えば米国特許第3488193号に記載されてい
る)とすることで解消されるが、後者の欠点については
該カプラーを用いても未だ不十分であり、シアンカプラ
ーとして100%該カプラーを用いることは画像保存性
の点で必ずしも好ましいことではなかった。
一方、ナフトール系カプラーの中で特願昭59−936
05号、同59−264277号なちびに同59−26
8135号において開示されている5位に特定の置換基
を有する1−ナフトール系カプラーでは前二者の欠点が
解消されており性能面では優れていたが、次のような欠
点を持っていた。すなわち一つには現像処理後の該カプ
ラーを含有する感光材料を長時間光に曝したときに褐色
の着色いわするスティンを生じること、また一つには発
色性が不十分で近年の高感度感光材料への適性を欠くこ
とてあった。とくに前者の欠点についてはスティンが感
光材料の色再現I生の悪化の原因となり大きな問題であ
った。
(発明の目的) 本発明の目的は第1に疲労したあるいは酸化力の弱い漂
白または;県内定着液を用いて処理してもシアン発色濃
度の低下のないハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供
することにある。
本発明の目的は第2にシアンカプラーの発色性を向上せ
しめ高感度化に適したハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供することにある。
本発明の目的は第3に処理後の感光材料の長時間の曝光
によるスティンの発生が抑制されたハロゲン化銀カラー
写真感光材料を提供することにある。
(目的を達成するための手段) 本発明のこれらの目的は支持体上に少なくとも一層のハ
ロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光
材料において、少なくとも1種の下記一般式〔■〕で表
わされるシアン色素形成カプラーと少なくとも1種の下
記−役式〔■〕で表わされる非発色1生フェノール化合
吻とを含仔ずろハロゲン化銀カラー写真感光材料により
達成し得ることを見出した。
一般式〔I〕 H R3NHX 一般式〔■〕  H ■ R1 一般式〔1〕におイテ、R+ ハ〜CON Rs R7
、N HCORs 、−N HCOORs 、−N H
S○2R8−XI−(CONR6R,または−N HS
 02 N Re R7を、R2はナフタレン環に置換
可能な基を、βはOないし3の整数を、R3は1価の有
機基を、Xは水素原子または芳香族第1扱アミン現像薬
酸化体とのカップリング反応によって離脱可能な基をそ
れぞれ表わす。ただしR6およびR7は同じでも異なっ
ていてもよく、独立に水素原子、脂肪族基、芳香族基ま
たは複素環基を表わし、R8は脂肪族基、芳香族基また
は複素環基を表わす。pが複累のときはR2は同じであ
っても異なっていてもよく、また互いに結合して環を形
成してもよい。
R2とR3またはR3とXとが互いに結合してそれぞれ
環を形成してもよい。
一般式〔■〕において、R4およびR5は脂肪族基、芳
香族基、複素環基、ハロゲン原子、脂肪族オキソ基、芳
香族オキシ基、脂肪族オキンカルボニル基、カルバモイ
ル基またはアルキニ基を、mはOないし4の整数を表わ
す。mが複数のときはR5は同じであっても異なってい
てもよく、また互いに結合して環を形成しても、よい。
またR1とR6とが互いに結合して環を形成してもよい
ここで脂肪族基とは直鎖状、分技吠もしくは環状の、ア
ルキル基、アルケニル項またはアルキニル基を示し、置
換もしくは無置換のいずれであってもよい。芳香族基と
は置換もしくはイ!旧冴換のアリール基を示し、縮合環
であ7っでもよい。複素環とは、置換もしくは無置換の
、単環または縮合環複素環基を示ず。
−e式〔I〕及び[11)における置換基につし)で以
下に詳しく述べる。
R8は−CONR6R7、NHCOR6、−NHCOO
Ra 、−NH3O2R8、−NHCONRs R7ま
たは−N t(S 02 N R6R7を示す。R6、
RtおよびR8としては炭素数1−30の脂肪族基、炭
素数6−30の芳香族基、炭素数2−30の複素環基が
挙げられる。
R2はナフタレン環に置換可能な基(原子をよむ、以下
同じ)を示し、代表例としてハロゲン原子、ヒドロキン
基、アミノ基、カルホキ/基、スルホン酸基、シアン基
、芳香族基、複素環基、カルボンアミド基、スルホンア
ミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、ウレイド
基、アシル基、アシルオキシ基、脂肪族オキシ基、芳香
族オキ7基、脂肪族チオ基、芳香族チオ基、脂肪族スル
ホニル1& 、芳香!スルホニル基、スルファモイルア
ミノ基、ニトロ基、イミド基などを挙げることができ、
このR2に含まれる炭素数は0−30である。β=2の
とき環状のR2の例としては、ジオキンメチレン基など
がある。
R3は1価の有機基を表わし、好ましくは下記の一般式
〔■〕で表わされる。
一般式〔111) %式%) わし、nは零または1を表わし、R3は水素原子、炭素
数1〜30の脂肪族基、炭素数6〜30の芳香族基、炭
素数2〜30の複素環基、 OR+o。
−PO←OR,□)2 、−PO(−R,2)2 、ま
たは−5O20R12を表わし、ここでRIo1R1+
及びR12はそれぞれ前記のRB、R,及びR8におい
て定義されたものに同じである。
いに結合して、含窒素複素環(モルホリン環、ピペリジ
ン環、ピロリジン環など)を形成してもよい。
Xは水素原子またはカップリング離脱基〈離脱原子を含
む。以下同じ)を示す。カップリング離脱基の代表例と
しては、ハロゲン原子、OR+ 3、5R13、OCR
+ 3、 N HCORI 3、凸 炭素数6−30の芳香族アゾ基、炭素数1−30でかつ
窒素原子でカプラーのカップリング活性位に連結する複
素環基(コハク酸イミド基、フタルイミド基、ヒダント
イニル基、ピラゾリル基、2−ベンツ1. IJアソリ
ル基など)などをあげることができる。ここでR13は
炭素数1−30の脂肪族基、炭素数6−30の芳香族基
または炭素数2−30の複素環基を示す。
R4及びR5は炭素数1ないし24の脂肪族基、炭素数
6ないし24の芳香族基、炭素数1ないし24の複素環
基、ハロゲン原子、炭素数1ないし24の脂肪族オキシ
基、炭素数6ないし24の芳香族オキシ基、炭素数2な
いし25の脂肪族オキシカルボニル基、炭素数1ないし
25のカルバモイル基または炭素数2ないし24のアシ
ルオキシ基を表わす。
本発明において、脂肪族基は、飽和・不飽和、置換・無
置換、直鎖状・分枝状・環状のいずれであってもよく、
典型例を挙げると、メチル基、エチル基、ブチル基、シ
クロヘキンル基、アリル基、プロパルギル基、メトキシ
エチル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−ヘキサ
デシル基、トリフルオロメチル基、ヘプタフルオロプロ
ピル基、ドデシルオキシプロピル基、−2,4−ジーt
ert−アミルフェノキシプロピル基、2.4−ジーt
ert−アミルフェノキシブチル基などが含まれる。
また芳香族基も置換・無置換のいずれであってもよく、
典型例を挙げると、フェニル基、トリル基、2−テトラ
デシルオキシフェニル基、ペンタフルオロフェニル基、
2−10ロー5−ドデシルオキシカルボニルフェニルL
4−クロロフェニル基、4−シアノフェニル基、4−ヒ
ドロキシフェニル基などが含まれる。
また複素環基も置換・無置換のいずれであってもよく、
典型例を挙げると、2−ピリジル基、4−ピリジル基、
2−フリル基、4−チェニル基、キノリニル基、などが
含まれる。
以下に本発明における好ましい置換基例を説明する。R
,は−CON Rs Rsが好ましく、具体例としてカ
ルバモイル基、エチルカルバモイル基、モルホリノカル
ボニル基、ドデシルカルバモイル基、ヘキサデシルカル
バモイル基、デシルオキシプロビル基、ドデシルオキシ
プロピル基、2,4−ジーtert−アミルフェノキシ
プロピル基、2゜4−ジーtert−アミルフェノキシ
ブチル基などが挙げられる。
R2、βについては、β=0すなわち無置換のものが最
も好ましく、次いでR2がハロゲン原子、脂肪族基、カ
ルボンアミド基、スルホンアミド基などが許容し得る置
換基である。
好ましいR3は一般式〔■〕においてnが零であり、R
9として−COR1o(’フォルミル基、アセチル基、
トリプルオロアセチル基、クロロアセチル基、ベンソイ
ル基、ペンタフルオロベンゾイルx、p−クロロベンゾ
イル基など) 、−COOR,□(メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、デ
シルオキシカルボニル基、メトキシエトキシカルボニル
基、フェノキシカルボニルMなど) 、−502RI2
 (メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ブタン
スルホニル基、ヘキサデカンスルホニル基、ペンセンス
ルホニル基、トルエンスルホニル基、p−り四ロベンゼ
ンスルホニル基など)  C0NR+oR++ (N。
N−ジメチルカルバモイル基、N、N−ジエチルカルバ
モイルM、N、N−ジブチルカルバモイル基、モルホリ
ノカルボニル基、ピペリジノカルボニルL 4−シアノ
フェニルカルボニル基、3゜4−ジクロロフェニルカル
バモイル基、4−メタンスルホニルフェニルカルバモイ
ル基ナト)、−8○2NR,。R++ (N、N−ジメ
チルスルファモイル基、N、N−ジエチルスルファモイ
ル基、N、N−ジプロピルスルファモイル基など)が挙
げられる。特に好ましいR3は−C00R12、COR
+ o及び−8O□R+□であり、このうち−COOR
,、かさらに好ましい。
Xは好ましくは水素原子、塩素原子、脂肪族オキシ基〔
例えば2−ヒドロキシエトキシ基、2−クロロエトキシ
基、カルボキシメチルオキシ基、1−カルボキシエトキ
シ基、2−メタンスルホニルエトキシ基、3−カルポキ
シプロピルオキン基、2−メトキンエトキシ力ルバモイ
ルメチルオキン基、1−カルボキシトリデシル基、l−
(1−カルボキシトリデシルチオ)エチルオキシ基、2
−カルボキシメチルチオエチルオキシ基、2−メタンス
ルホンアミドエチルオキシ基等〕、芳香族オキソ基〔例
えば4−アセトアミドフェノキシ基、2−アセトアミド
フェノキシ基、4− (3−カルボキシプロパンアミド
)フェノキシ基等〕及びカルバモイルオキシ基(例えば
エチルカルバモイルオキシ基、フェニルカルバモイルオ
キシ基等)である。
R4は好ましくは脂肪族基(メチル基、エチル基、1s
o−プロピル基、アリル基、tert−ブチル基、te
rt−アミル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
、tert−ヘキシル基、tert−オクチルi、1s
o−ノニル基、n−ドデシル基、l−メチルウンデシル
基、1so−ドデシル基、tert−ペンタデシル基、
n−ヘキサデシル基、1−メチルペンタデシル基、オク
タデシル基等)、脂肪族オキシ基(メトキシ基、エトキ
シ基、メトキンエトキシ基、ブチルオキシ基、2−エチ
ルへキシルオキソ基、n−オクチルオキシ基等)または
脂肪族オキシカルボニル基(2−エチルへキンルオキシ
力ルボニル基、ドデンルオキシ力ルボニル基等)であり
、R4が脂肪族のとき隣接位すなわちフェノール性水酸
基のメタ位に脂肪族が存在することが好ましい。R5は
好ましくは脂肪族基(具体例はR4に同じ)、脂肪族オ
キソ基(具体例はR4に同じ)またはハロゲン原子であ
る。
一般式〔I〕で表わされるカプラーは置換基R+ 、R
2、R3またはXにおいて2価もしくは2価以上の基を
介して互いに結合する2量体またはそれ以上の多量体を
形成してもよい。この場合、前記の各置換基において示
した炭素数範囲の規定外となってもよい。一般式〔I〕
で表わされろカプラーが多量体を形成する場合シアン色
士形成カプラー残基を有する付加重合1生工手レン様不
飽和化合物(シアン発色モノマー〉の単独もしくは共重
合体が典型例である。この場合、多量体は一般式UJ”
Jのくり返し単位を含有し、一般式CI”V〕で示され
るシアン発色くり返し単位は多量体中に1種類以上含有
されていてもよく、共重合成分として非発色性のエチレ
ン様モノマーの1種または2種以上を含む共重合体であ
ってもよい。
一般式〔■〕 式中Rは水素原子、炭素数1〜4個のアルキル基または
塩素原子を示し、Aは−CONH−1−COO−または
置換もしくは無置換のフェニレン基を示し、Bは置換も
しくは無置換のアルキレン基、フェニレン基またはアラ
ルキレン基を示し、Lは−CONH−1−NHCONH
−1−NHCOO−1−NHCO−1−〇C0NH−1
−NH−1−COO−1−〇C○−1−C○−1−〇−
1SO2−1−N HS O□−または−8○2 N 
H−を表わす。a、b、cは0または1を示す。Qは一
、役式〔1〕で表わされる化合物より1位の水酸基の水
素原子以外の水素原子が離脱したシアンカプラー残基を
示す。
多量体としては一般式CI’V]のカプラーユニットを
与えるシアン発色モノマーと下記非発色性エチレン様モ
ノマーの共重合体が好ましい。
芳香族−級アミン現像薬の酸化生成物とカップリングし
ない非発色性エチレン様単量体としては、アクリル酸、
α−クロロアクリル酸、α−アルキルアクリル酸(例え
ばメタクリル酸など)これらのアクリル酸類から誘導さ
れるエステルもしくはアミド(例えば、アクリルアミド
、メタクリルアミド、n−ブチルアクリルアミド、t−
ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピル
アクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチルア
クリレート、iso −ブチルアクリレート、2−エチ
ルへキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、
ラウリルアクリレート、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレートおよびβ−
ヒドロキシメタクリレート)、ビニルエステル(例えば
ビニルアセテート、ビニルプロピオネートおよびビニル
ラウレート)、アクリロニトリル、メククリロニトリル
、芳香族ビニル化合物(例えばスチレンおよびその誘導
体、例えばビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ビニル
アセトフェノンおよびスルホスチレン)、イタコン酸、
シトラコン酸、クロトン酸、ヒニリデンクロライド、ビ
ニルアルキルエーテル(例えばビニルエチルエーテル)
、マレイン酸エステノベN−ビニル−2−ピロリドン、
N−ビニルピリジンおよび2−および−4−ビニルピリ
ジン等がある。
特にアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレ
イン酸エステル類が好ましい。ここで使用する非発色性
エチレン様モノマーは2種以上を−1に使用することも
できる。例えばメチルアクリレートとブチルアクリレー
ト、ブチルアクリレートとスチレン、ブチルメタクリレ
ートとメタクリル酸、メチルアクリレートとジアセトン
アクリルアミドなどを使用できる。
ポリマーカプラー分野で周知の如く前記一般式〔■〕に
相当するビニル系単量体と共重合させるためのエチレン
系不飽和単量体は形成される共重合体の物理的性質およ
び/または化学的性質、例えば溶解度、写真コロイド組
成物の結合剤例えばゼラチンとの相溶性、その可撓性、
熱安定性等が好影響を受けるように選択することができ
る。
本発明に用いられるシアンポリマーカプラー前記一般式
[rV]で表わされるカプラーユニットを与えるビニル
系単量体の重合で得られる親油性ポリマーカプラーを有
機溶媒に溶かしたものをゼラチン水溶液中にラテックス
の形で乳化分散して作ってもよく、あるいは直接乳化重
合法で作ってもよい。
親油性ポリマーカプラーをゼラチン水溶液中にラテック
スの形で乳化分散する方法については米国特許第3,4
51,820号に、乳化重合については米国特許第4,
080,211号、同3.370,952号に記載され
ている方法を用いることが出来る。
一般式1[)で表わされるフェノール化合物はR1また
はR5が2価またはそれ以上の連結基となって21体あ
るいはそれ以上の多量体であってもよく、2価体の例と
してメチレンビスフェノール類がある。
一般式1.H)で表わされるフェノール化合物は常温常
圧で液体状であってもまた固体状であってもよく、常圧
で沸点が175℃以上のものが好ましい。
一般式〔I〕において示されるカプラーの具体例を示す
が、本発明に用いられるカプラーはこれらに限定される
ものではない。以下の構造式で(t) Cs H+ +
は−C(CR3) 2 C2Hsを、(t)ceH+t
は−C(CH3)2CH2C(CHい。
をそれぞれ表わす。
一般式〔r〕で示されるカプラーの具体例を以下に示す
CF、CON+1              (kl
)CH,So□NH(1−3) OH OH OH (iso)C4H90CONH 2H5 3[ICH2CHC4H9 (I−11> 130clOH21 (I−12> OH OH CH30CONII    0(CH2)3SCHC,
□H2SDOII C2H3QCQNH0(Cl12)2SCHC12H2
S0DH (l    OH OH OH CH35(It□NH0CI(□CH20HH l( ○ OH 2): OH 2〉 C2+15 C0NIICH2CHC4H9 (I−19> (I−20) SCIICO□■ ■ Cl21(25 ・C0NH(CH2) 3CH3 (I−21) 、S(:HCO□11 C1□H2S 0H NHCOCH2CH2C[lOII (I−26) (i−27) CF3CON11   0 OH (I−33) 十(H2CHI★−−−−−−−−− C0NH(CH2) 2So□NH H OH (I−35) CH2 \−ユエソ′ ○H (I−41) 0H OH−+CH2 (−CH3CN   、            C1
1ONH OH 二H+T−f−CH2CH:Fg− :OC0DC,H3 (I−44) OH 一般式(IIIで表わされるフェノール化合物の具体例
を以下に示す。
O \−’          (II−6)X−7(II
 −10) Cρ C、H,、(n)               (n
  −12)C5Hz(sec)       (TI
 −13)(n>C1ot(21 7z″\ \−CH3 ′”°へ−、″    。。−15、 (t) Ca l−117 (t)CsH+t (t) C< 89 (t) C4t(。
(t)Cot−(+t OH叶 CH3CH3 (U−21) c、H,□(1) ゝ、 c、H・′。ゝ    (n−23) ceH+3(t) c、H,□(n) C3H7(iso)      (II −26)一般
式〔IJで表わされるカプラーは特願昭59−9360
5号、同59−264277号および同59−2681
35号に記載の方法により合成される。また一般式〔■
〕で表わされるフェノール化合物は公知の方法で容易に
合成される。
例えば米国特許第2,835,579号等に記載の方法
により合成することができる。
一般式〔IJで表わされるカプラーのハロゲン化銀乳剤
層への添加量は通常ハロゲン化銀1モル当り0.005
モルないし5モル、好ましくは0.01モルないし2モ
ルの範囲である。
一般式〔I〕で表わされるカプラー及び一般式〔■〕で
表わされるフェノール化合物はそれぞれ単一の種類を用
いてもよく、またそれぞれ2種類の以上を併用してもよ
い。一般式〔lI)で表わされるフェノール化合物の添
加量は通常一般式〔■〕で表わされるカプラー1gに対
して0.01gないし10g、好ましくは0.2 gな
いし3gの範囲である。
一般式〔1〕で表わされるカプラー及び一般式CII)
で表わされるフェノール化合物をハロゲン化銀乳剤層中
に含有せしめるためには、該フェノール化合物をいわゆ
る高沸点有機溶媒として公知の方法で乳化分散して含有
せしめることもまた池の公知の高沸点有機溶媒を用いて
同様に乳化分if&して含有せしめることもできる。公
知の高沸点有機溶媒の例としてリン酸エステル類(トリ
クレジルホスフェート、トリーn−へキシルホスフェ−
)、)IJ−2−エチルへキシルフタレ−ト、トリーl
5O−ノニルホスフェート、トリブトキシエチルホスフ
ェート、トリシクロヘキシルホスフェート、2−エチル
へキシルジフェニルホスフェ−)、)IJ−210ロー
エチルホスフェ−)等)、フタル酸エステル類(ジブチ
ルフタレート、ジドデシルフタレート、ジー2−エチル
へキシルフタレート、ジシクロへキシルフタレート、ジ
ドデシルフタレート等)、安息香酸エステル類(2−エ
チルへキシルベンゾエート、ドデシルベンゾエート等)
、脂肪酸エステル類(テトラデカン酸2−へキシルデシ
ル、クエン酸トリオクチル等)、アミド類(N、N−ジ
エチルドデカンアミド、N−テトラデシルピロリドン等
)、ジアルキルアニリン類(2−ブトキシ−5−ter
t−オクチル−N。
N−ジブチルアニリン等)、塩素化パラフィン類(塩素
含量10ないし80重量%のパラフィン類)等を挙げる
ことができる。尚、上記公知の高沸点有機溶剤を併用す
る場合には、通常併用比率を本発明の溶媒に対して等重
量以下とするのがよい。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、上記一般
式[)で表わされるカプラーと一般式〔■〕で表わされ
る非発色性フェノール化合物とを含有することを特徴と
するものであり、上記化合物は種々の態様で含有される
。例えば、カプラー[:]とフェノール化合物(II)
を同一のハロゲン化銀乳剤層に含有させること、隣接す
るハロゲン化銀乳剤層の1つにカプラーC1)を含有さ
せ、他層へフェノール化合物[IDを含有させること、
又はハロゲン化銀乳剤層にカプラーCI]を含有させ隣
接する非感光性ゼラチン層へフェノール化合物〔■〕を
含有させる等である。これらの態様のうち、本発明の効
果を一層すぐれたものとするためには、カプラーCI)
とフェノール化合物[IDとを同一ハロゲン化銀乳剤層
に含有させるのが好ましく、さらに好ましくはカプラー
〔1〕の溶媒としてフェノール化合物(II)を共存さ
せる。
本発明は上記構成を基本とするが、各種の又は高感度の
カラー写真感光材料とするために公知の技術を用いてイ
エローカプラー、マゼンタカプラーなどを含む多層構成
のものとすることができる。
これらの技術を次に例示する。
本発明には種々のカラーカプラーを併用することができ
、リサーチ・ディスクロージャー、1978年12月、
17643■−D項および同、1979年11月、18
717に引用された特許に記載されたシアン、マゼンタ
およびイエロー色素形成カプラーが代表例である。これ
らのカプラーは、バラスト基の導入により、もしくは2
量体以上の多量体化により耐拡散性としたものであるこ
とが好ましく、また4当量カプラーでも2当量カプラー
でもよい。生成色素が拡散して粒状性を改良するような
カプラー、カップリング反応に伴って現像抑制剤などを
放出し、エツジ効果あるいは重層効果をもたらすDIR
カプラー、あるいは色補正のためのカラードカプラーな
ども使用できる。
本発明のイエローカプラーとしては、酸素原子もしくは
窒素原子で離脱する、α−ピハイロルまたはα−ベンゾ
イルアセトアニリド系カプラーが好ましい。これら2当
量カプラーの特に好ましい具体例は、米国特許第3,4
08,194号、同第3.447,928号、同第3.
933.501号および同第4,022,620号など
に記載された酸素原子離脱型のイエローカプラー、ある
いは米国特許第3.973,968号、同第4.314
.023号、特公昭58−10739号、特開昭50−
132926号、西独出願公開第2,219.917号
、同第2.261.361号、同第2,329,587
号および同第2.433.812号などに記載された窒
素原子離脱型のイエローカプラーが代表例として挙げら
れる。マゼンタカプラーとしては、5−ピラゾロン系カ
プラー、米国特許第3.725,067号に記載された
ピラゾロC5,1−c)  [1,2,4)  トリア
ソール類、または欧州特許第119,860号に記載の
ピラゾロ[5,1−b)  〔1,2,4〕 トリアゾ
ールなどが使用できる。カップリング活性位に窒素原子
またはイオウ原子で結合する離脱基により2当量化した
マゼンタカプラーも好ましい。本発明のシアンカプラー
以外に湿度および温度に対して堅牢なカプラーを好まし
く併用することもでき、その代表例としては米国特許第
3,772,002号などに記載されたフェノール系カ
プラー;特開昭59−31953号、特願昭58−42
671号右よび特開昭58−133293号公報などに
記載された2、5−ジアシルアミノフェノール系カプラ
ー;および米国特許第4,333,999号などに記載
された2−位にフェニルウレイド基を有し5−位にアシ
ルアミノ基を有するフェノール系カプラーなどが代表例
として挙げられる。
上述の併用できるマゼンタ及びイエロー色素像形成用カ
プラーは通常炭素数16〜23のフタル酸エステル類ま
たはリン酸エステル類などの高沸点有機溶媒に必要に応
じて酢酸エチルなどの有機溶剤を併用して、水性媒体中
に乳剤分散させ使用する。メインカプラーの標準的な使
用量は、感光I生ハロゲン化銀の1モルあたり、好まし
くはイエローカプラーでは0.01ないし0.5モル、
マゼンタカプラーでは0.003ないし0.3モル、ま
たシアンカプラーでは0. OO2ないし0.3モルで
ある。
本発明に用いられる写真感光材料の写真乳剤層には、臭
化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀の
いずれのハロゲン化銀を用いてもよい。好ましいハロゲ
ン化銀は30モル%以下の沃化銀を含む、沃臭化銀もし
くは沃塩臭化銀である。特に好ましいのは2モル%から
25モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子の形状は特に制限される
ことはなく、立方体、八面体、十四面体のような規則的
な結晶体を有するいわゆるレギュラー粒子でもよく、ま
た球状などのような変則的な結晶形を持つもの、又晶面
などの結晶欠陥を持つものあるいはそれらの複合形でも
よい。
ハロゲン化銀の粒径は、0.1ミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が10ミクロンに至る迄の犬サイズ粒子
でもよく、狭い分布を有する単分欣乳剤でも、あるいは
広い分布を有する多分散乳剤でもよい。
本発明に用いられる写真乳剤は、グラフキデ著「写真の
物理と化学」、ポールモンテル社刊(P、Giafki
des、Chimie et Physique Pt
+otograph−ique、  Paul Mon
tel、 1967 ) 、ダ7 、(7著「写真乳剤
化学」、フォーカルプレス社刊(G、F。
Duffin、Photographic Emuls
ion Chemistry、FocalPress、
 l 966 ) 、ゼリクマン著「写真乳剤の製造と
塗布」、フォーカルプレス社刊(V、 L、 2eli
k−man et al、Maling and Co
ating PhotographicEmuisio
n、Focal Press、  1964 )などに
記載された方法を用いて調製することができる。すなわ
ち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれでもよく
、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式
としては片側混合法、同時混合法、それらの組合わせな
どのいずれを用いてもよい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。同時混合法の一
つの形式としてハロゲン化銀の生成する液参目中のpA
gを一定に保つ方法、すなわちいわゆるコンドロールド
・ダブルジェット法を用いることもできる。この方法に
よると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロ
ゲン化銀乳剤が得られる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
また、アスペクト比が5以上であるような平板状粒子も
本発明に使用できる。平板状粒子は、クリープ著「写真
の理論と実際J  (C1eve、Photogr−a
phy Theory and Practice (
1930) 、131頁;ガトフ著、フォトグラフィク
・サイエンス、アンド−xンジニアリング(Cutof
f、PhotographicSc+ence and
 Engineering )第14巻、248〜25
7頁(1970);米国特許第4.434.226号、
同、L414,310号、同4.433.048号およ
び英国特許第2.112,157号などに記載の方法に
より簡単に調製することができる。平板状粒子を用いた
場合、被覆力が上がること、増感色素による色増感効率
が上がることなどの利点があり、先に引用した米国特許
第4.434,226号に詳しく述べられている。
結晶構造は一様なものでも、内部吉外部とが異質なハロ
ゲン組成からなる物でもよく、層状構造をなしていても
よい。これらの乳剤粒子は、英国特許第1,027,1
46号、米国特許第3.505.068号、同4,44
4,877号および特願昭58−248469号等に開
示されている。また、エピタキシャル接合によって組成
の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例
えばロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物
と接合されていてもよい。これらの乳剤粒子は、米国特
許第4.094,684号、同4.1,42,900号
、同4.459,353号、英国特許第2.038.7
92号、米国特許第4.349,622号、同4.39
5.478号、同4,433,501号、同4,463
,087号、同3.656,962号、同3,852,
067号、特開昭59−162540号等に開示されて
いる。
本発明に用いられる写真乳剤は公知の写真用増感色素に
よって分光増感してもよい。また感光材料の製造、保存
あるいは写真処理中のカブリを防止したり、性能を安定
化させる目的で公知のカブリ防止剤、または安定剤を使
用してもよく、その具体例と使用法については、米国特
許第3.954,474号、同3,982.947号、
特公昭52−28660号、リサーチ・ディスクロージ
ャー17643 (1978年12月)VIAないしV
IM、およびバール著「ハロゲン化銀写真乳剤の安定化
」フォーカルプレス社(E、 J、 Birr。
5jabilization  of  Photog
raphic  5ilver  HalideEmu
lsions  ”、 Focal Press、 l
 974 )などに記載されている。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤ま
たは混色防止剤として、ヒドロキノン頚、アミノフェノ
ール類、スルホンアミドフェ/−ル類などを含有しても
よい。本発明の感光材料には種々の退色防止剤を用いる
ことができ、5−ヒドロキシクマラン類、スピロクロマ
ン類などの有機防止剤および、ビス−(N、N−ジアル
キルジチオカルバマド)ニッケル錯体に代表される金属
錯体系防止剤がある。
本発明の感光材料にはベンゾトリアゾール類などの紫外
線吸収剤を併用してもよく、典型例はリサーチ・ディス
クロージャー24239(1984年6月)などに記載
されている。
本発明の感光材料はまたフィルター染料、イラジェーシ
ョンもしくはハレーション防止その他の目的のために親
水性コロイド層中に水溶性染料を含有してもよい。
本発明の写真感光層またはバック層の結合剤としてゼラ
チン、改質ゼラチン、合成親木性ポリマーなどを使用す
ることができる。また、任意の親水性コロイド層にビニ
ルスルホン誘導体などの硬膜剤を含有せしめてもよく、
さらにスルフィン酸塩を側鎖に含有するビニルポリマー
を硬膜促進剤として使用してもよい。
本発明の感光材料は塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良
、乳化分散、接着防止および写真特性改良(たとえば現
象促進、硬調化、増感)など種々の目的で一種以上の界
面活性剤を含んでもよい。
本発明の感光材料には、前述の添加剤以外に、さらに種
々の安定剤、汚染防止剤、現像薬もしくはその前駆体、
現像促進剤もしくはその前駆体、潤滑剤、媒染剤、マッ
ト剤、帯電防止剤、可塑剤、あるいはその他写真感光材
料に有用な各種添加剤が添加されてもよい。これらの添
加剤の代表例はリサーチ・ディスクロージャー1764
3(1978年12月)および同18716 (197
9年11月)に記載されている。
本発明は、支持体上に同一感色性を有し感度の異なる少
くとも2つの乳剤層を有する高感度撮影用カラーフィル
ムに好ましく適用できる。層配列の順序は支持体側から
順に赤感性層、緑感性層、青感性層が代表的であるが、
高感度層が感色性の異なる乳剤層ではさまれたような逆
転層配列であってもよい。
本発明の感光材料は、芳香族第一級アミン系発色現像主
薬を主成分とする現像液で処理した後、現像銀を除去す
るために、漂白と定着、漂白定着またはそれらの組合せ
による処理を行う。このとき必要に応じてヨウ素゛イオ
ン、チオ尿素類、チオール系化合物などの漂白促進剤を
併用してもよい。
漂白定着または定着後は水洗を行うことが多いが、2槽
以上の槽を向流水洗にして、節水するのが便利である。
また、特開昭57−8543号に記されているような多
段向流安定化処理を行ってもよい。この処理にはpH調
整緩衝剤やホルマリンを添加してもよい。アンモニウム
塩は好ましい添加剤である。
以下、本発明を実施例によって更に詳しく記述するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 三酢酸セルロースフィルム支持体上に、下記に示すよう
な組成の各層からなる感光材料、試料101〜110を
作製した。
第1層の赤感乳剤層に含むカプラーおよびカプラー分散
用オイルは表−1にまとめて示した。
第1層:赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀5モル% 平均粒径0.6μm) 銀塗布量           1.9g/m’増感色
素I 銀1モルに対して 4.2XIO−’モル増感色
素■ 銀1モルに対して 1.4X10−’モルゼラチ
ン塗布量        1.88/m’カプラーおよ
びカプラー分散用オイル 表−1に記載 第2層:保護層 ポリメチルメタアクリレート粒子(直径約1.5μm)
を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量       1.1g/m’各層には
上記組成物の他にゼラチン硬化剤!(−1および界面活
性剤を添加した。
表−1 *銀1モルあたりの添加量を表わす **いずれもカプラー1gあたり2gを添加(試料11
0については0il−1とll−2を1gずつ添加) 試料を作製するのに用いた化合物 増g色素I:アンヒドロー5.5′−ジクロロ−3,3
’−ジー(T−スルホプロピル)−9−エチル−チアカ
ルボシアニンヒドロキサイド・ピリジニウム塩 増g 色S II :アンヒドロー9−エチルー3.3
’−ジー(T−スルホプロピル)−4,5,4’−5′
−ジベンゾチアカルボシアニンヒドロキサイド・トリエ
チルアミン塩 カプラーEX−1 0+ I−1 ○1 l−2 、/\7−εOOC,H。
(j   「′ (CH2=CH5O2LH7CONHCHz  ) −
得られた試料101〜110についてセンシトメトリー
用の露光を施した後、下記の如き現像処理〔A〕を38
℃にて行なった。
1、 カラー現像     3分15秒2、漂 白  
    6分30秒 3、水 洗      3分15秒 4、定 着      4分20秒 5、水 洗      3分15秒 6、安 定      1分 5秒 各工程に用いた処理液組成は下記の通りである。
カラー現像液 ニトリロ三酢酸ナトリウム   1.0g亜硫酸ナトリ
ウム       4.0g炭酸ナトリウム     
  30.0 g臭化カリ             
 1.4gヒドロキシルアミン硫酸塩2.4 g 4−(N−エチル−N−β− ヒドロキシエチルアミノ) =2−メチルアニリン硫酸 塩)            4.5 g水を加えて 
         11 漂、白液 臭化アンモニウム     160.0 gアンモニア
水(28%>    25.0CCエチレンジアミン−
四酢 酸ナトリウム鉄塩    130. Og氷酢酸   
        14.0cc水を加えて      
    11 定着液 テトラポリリン酸ナトリウム  2,0g亜硫酸ナトリ
ウム       4.0gチオ硫酸アンモニウム (70%)    175.0cc 重亜燐酸ナトリウム      4.6g水を加えて 
         1 β安定液 ホルマリン          3.9cc水を加えて
          l 1次に現像処理〔A〕中の漂
白処理の処理液を、下記の処理液処方に変更する以外は
現像処理[Alと同様にして現像処理[B)を行なった
この漂白液は、大量の感光材料が処理されて疲労した状
態を模擬的に実現したものである。
処理工程〔B〕 漂白液組成 (B−1) 氷酢酸           14mβ、水を加えて 
       900+y+ff1(B−2) 1 水を加えて           1j2(B−2
)にスチールウールを投入し、密栓、放置してFe (
III)−EDTAをFe(II)−EDTAして後、
この100m1を(B−1)に添加して、処理工程CB
、1の漂白液とした以外は、処理工程〔A〕と同様に処
理した。
以上のようにして得られた試料について濃度測定を行な
った。
処理[Alでの感度および最高発色濃度、ならびに処理
[A)によってシアン発色濃度1.5が得られる露光量
において、処理〔B〕で得られたシアン発色濃度を1.
5で割った値(相対シアン発色濃度)を表−2にまとめ
た。
又、試料101〜110に処理[A)を施した現像済試
料を用いて蛍光灯褪色試験機(1万ルクス)で乳剤塗布
面側から7日間曝光の条件にて色像堅牢性の試験を行な
った。これらの結果をまとめて表−2に示す。
表−2より本発明に係るシアンカプラーを用いた試料(
試料104〜110)は、疲労した漂白液を用いて処理
をしても発色濃度の低下が認められない。これらの中で
も、本発明に係るフェノール性化合物を用いた試料(試
料106.109.110)は、発色性が特に高いこと
が分る。
又、表−2より明らかなように、試料104.105.
107.108では曝光によるイエロースティンの発生
が大きいのに対し、本発明に係るフェノール性化合物を
用いた試料(試料106.109.110)ではイエロ
ースティンの発生が著しく低下している。
以上の結果より、本発明に基づく試料は疲労した漂白液
を用いた処理をしてもシアン発色濃度の低下がなく、発
色性に優れ、かつ長時間の曙光によってもスティンの発
生が少ない優れたものであることが明らかとなった。
実施例2 三酢酸セルロース支持体上に下記に示すような組成の各
層よりなる多層カラー感光材料201〜206を作製し
た。
ハロゲン化銀の塗布量は、銀換算g/m′単位で示し、
ゼラチン塗布量およびカプラー分散用オイル塗布量はg
/m″で、また増感色素およびカプラーは同一層のハロ
ゲン化銀1モルに対するモル単位で表わす。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量          1.1第2層:中
間層 2.5−’;−t−ペンタデシルハイドロキノンおよび
カプラーEX−2の乳化分散物および沃臭化銀(沃化銀
1モル%、平均粒径0.07μm)を含むゼラチン層 ゼラチン塗布量          1.2力プラー分
散用オイル0il−10,2”       0il−
20,02 第3層:第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀=5モル% 平均粒径:0.7μm) 銀塗布量             1.6増感色素I
4.2X10−’ //  II           1.4X10−’
カプラー    表−3に記載 ゼラチン塗布量          1.2力プラー分
散用オイル 表−3に記載 第4層:第2赤感乳剤履 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.5μm) 銀塗布量             1.9増感色素1
           3.0XIQ−’/I  n 
          1.0X10−’カプラー   
 表−4に記載 ゼラチン塗布量          1.3力プラー分
散用オイル 表−4に記載 第5層:中間層 ゼラチン層 ゼラチン塗布量          0.9第6層:第
1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:5モル% 平均粒径:0.8μm) !di塗布量            0.6増感色講
III           4.5XLO−4〃IV
              1.8X10−’カプラ
ーEX−60,071 〃E)’−70,015 〃EX−80,006 ゼラチン塗布量        0.5力プラー分散用
オイル0il−10,15第7層:第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀二6モル% 平均粒径: 0.85μm) 銀塗布N1.6 増感色素III            4.0X10
−’//  ■1.6X10−’ カブ5−EX−90,020 〃EX−70,002 〃EX−80,001 ゼラチン塗布量        1.8力プラー分散用
オイル0il−10,45力プラー分散用オイル0II
−20,1第8層:第3緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.5μm) 銀塗布量           2.1増感色素III
           3.0X10−’//  rV
           1.2X10−’カプラーEX
−90,009 〃EX−20,001 ゼラチン塗布量        2.1力プラー分散用
オイル0il−10,7〃 オイル0il−20,1 第9層:イエローフィルタ一層 ゼラチン水溶液中に黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−
ペンタデシルハイドロキノンの乳化分散物とを含むゼラ
チン層 ゼラチン塗布量        0.9第10層:第1
青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀;6モル% 平均粒径:0.6μm) 銀塗布量           0.4カプラーEx−
1o        O,27〃EX−110,005 ゼラチン塗布@1.3 カプラー分散用オイル0il−10,3第11層:第2
青感乳剤層 法具銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1,0μm) 銀塗布量           0.6カブラーEX−
100,045 ゼラチン塗布盪        0.5力プラー分散用
オイル0il−1o、θ55第12:第3青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:10モル% 平均粒径:1.8μm) 銀塗布量           0,8増感色素V2.
0Xto−’ カプラーEX−100,036 ゼラチン塗布量        0.4力プラー分散用
オイル0il−10,1第13層:第1保護層:ゼラチ
ン層 ゼラチン塗布量        0.7第14層:第2
保護層 沃臭化銀(沃化銀1モル%、平均粒径0.07μm)お
よびポリメチルメタアクリレート粒子(直径約1.5μ
m)を含むゼラチン層ゼラチン塗布量        
 0.8各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤H
−1や界面活性剤を添加した。
試料を作製するのに用いた化合物 増感色素■:アンヒドロー9−エチル−5,5′−ジク
ロロ−3,3′−ジー(T−スルホプロピル)オキサカ
ンポジアニン・ナトリウム塩増感色素■:アンヒドロー
5.6.5’、6’−テトラクロロ−1,17−ダニチ
ル−3,3′−ジー(β−〔β−(r−スルホプロポキ
シ)エトキシ〕エチルイミダゾロカルボシアニンヒドロ
キサイドナトリウム塩 増感色素V:アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,3
′−ジー(δ−スルホブチル)チアシアニントリエチル
アンモニウム塩 カプラーEX−4 0H カプラーEX−5 H OC82CH2 ○HNHC[]ll:H3 S CH2C○○H 得ちれた試料201〜206について実施例1と同(・
筆の試験を行なった。これらの結果を表−6にまとめて
示す。
表−5より本発明に基づ(試料(205,206)は疲
労した漂白液を用いた処理をしてもンアン発色濃度の低
下がなく、発色性に優れ、かつ長時間の曙光によっても
スティンの発生が少な’i’溌れたものであることは明
らかである。
手続補圧雪(方式) 特許庁長官  宇 賀 道 部  殿   2込1、事
件の表示    昭和60年特許願第252417号2
、発明の名称    ハロゲン化銀カラー写真感光材料
3、補正をする者 事件との関係   出願人 名 称   (520)富士写真フィルム株式会社4、
代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有す
    るハロゲン化銀カラー写真感光材料において、 少なくとも1種の下記一般式〔 I 〕で表されるシアン
    色素形成カプラーと少なくとも1種の一般式〔II〕で表
    わされる非発色性フェノール化合物とを含有することを
    特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (一般式〔 I 〕において、R_1は−CONR_6R
    _7、−NHCOR_6、−NHCOOR_8、−NH
    SO_2R_8、−NHCONR_6R_7または−N
    HSO_2NR_6R_7を、R_2はナフタレン環に
    置換可能な基を、lは0ないし3の整数を、R_3は1
    価の有機基を、Xは水素原子または芳香族第1級アミン
    現像薬酸化体とのカップリング反応によって離脱可能な
    基をそれぞれ表わす。ただしR_6およびR_7は同じ
    でも異なっていてもよく、独立に水素原子、脂肪族基、
    芳香族基または複素環基を表わし、R_8は脂肪族基、
    芳香族基または複素環基を表わす。lが複数のときはR
    _2は同じであっても異なっていてもよく、また互いに
    結合して環を形成してもよい。 R_2とR_3またはR_3とXとが互いに結合してそ
    れぞれ環を形成してもよい。 一般式〔II〕において、R_4およびR_5は脂肪族基
    、芳香族基、複素環基、ハロゲン原子、脂肪族オキシ基
    、芳香族オキシ基、脂肪族オキシカルボニル基、カルバ
    モイル基またはアシルオキシ基を、mは0ないし4の整
    数を表わす。mが複数のときはR_5は同じでも異なっ
    ていてもよく、また互いに結合して環を形成してもよい
    。またR_4とR_5とが互いに結合して環を形成して
    もよい。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62170958A (ja) * 1986-01-23 1987-07-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62170958A (ja) * 1986-01-23 1987-07-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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