JP2613380B2 - 粒状性の改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

粒状性の改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、特
に粒状性の改良を図ったハロゲン化銀カラー写真感光材
料に関する。
〔発明の背景〕
従来からハロゲン化銀カラー写真感光材料の粒状性を
改良する技術が多数報告されている。
ハロゲン化銀カラー写真材料は通常青感色性層、緑感
色性層及び赤感色性層を備えて構成され、更に各感色性
層は画質向上の目的で更に感度を異にする複数の感度層
を備えている。
特に高感度化、高ラチチュード化の観点から、同一感
色性層のうち高感度層にはカップリング反応の速いカプ
ラーを用い、低感度層にはカップリング反応の遅いカプ
ラーを用いた技術が従来から知られている(米国特許第
3,726,681号明細書)。しかしながら高感度層と低感度
層に用いられるカプラーの各反応速度を異ならせる技術
は確かに感度が高く、ラチチュードも良好であるが、肝
心の粒状性は十分とは言い難いものであった。
また、同様の観点から現像主薬の酸化体と反応して色
素が適度ににじむ拡散性色素を生成する非拡散型カプラ
ーについても報告されているが(英国特許第2,083,640
号明細書)、この場合、拡散する色素同士が重なり合っ
て、いわゆるモトルを形成するため、カラーネガを引き
伸ばしてプリントするとモトルが顕在化して画像が荒れ
粒状性が劣化したものとして認められる。
その他粒状性を改良する技術として、現像主薬の酸化
体を酸化還元してスカベンジする化合物を放出するカプ
ラーが開示され(特開昭57−138636号、同61−53643
号、同61−84646号、同61−86751号、同61−102646号、
同61−102647号、同61−107245号、同61−113060号各公
報)、更に非拡散型カプラー成分とスカベンジャー成分
から成る化合物を高感度層に添加して粒状性を改良する
技術も報告されているが(特開昭58−111941号公報)、
更なる改良が望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、粒状性の改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材
料を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成及び作用〕
本発明は、支持体上に、同一感色性で互いに感度が異
なる複数の層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
において、該同一感色性で互いに感度が異なる複数の層
を有する少なくとも1つが、最低感度を有さないいずれ
か一層に下記一般式〔I〕で表される化合物(以下「DS
R化合物」と称す)を含有することを特徴とするハロゲ
化銀カラー写真感光材料によって、上記目的を達成する
ことができた。
一般式〔I〕 Coup−SC 式中、Coupは発色現像主薬の酸化体との反応によりSC
を放出して適度に色素がにじむ拡散性色素となるカプラ
ー残基、SCはCoupから放出されて上記酸化体と酸化還元
反応して該酸化体をスカベンジし得る基を表す。
本発明においては同一感色性で互いに感度が異なる複
数のうち、最低感度を有さないいずれか一層に下記一般
式〔I〕で表されるDSR化合物を含有している。
一般式〔I〕 Coup−SC 該式中、Coupは発色現像主薬の酸化体と反応してSCを
放出して拡散性色素となるカプラー残基である。該カプ
ラー残基としては、一般にイエローカプラー残基、マゼ
ンタカプラー残基、シアンカプラー残基があり、好まし
くは下記一般式〔II〕ないし〔VIII〕で表されるカプラ
ー残基である。
上記一般式〔II〕における、R1はアルキル基,アリー
ル基,アリールアミノ基を表し、R2はアリール基,アル
キル基を表す。
上記一般式〔III〕において、R3はアルキル基,アリ
ール基を表し、R4はアルキル基,アシルアミノ基,アリ
ールアミノ基,フェニルウレイド基,アルキルウレイド
基を表す。
上記一般式〔IV〕において、R4は一般式〔III〕のR4
と同義であり、R5はアシルアミノ基,スルホンアミド
基,アルキル基,アルコキシ基,ハロゲン原子を表す。
更に上記一般式〔V〕及び〔VI〕における置換基R3
上記一般式〔III〕のR3と同義であり、R6はアルキル
基,アリール基を表す。
上記一般式〔VII〕におけるR7はアシルアミノ基,カ
ルバモイル基,フェニルウレイド基を表し、R8はハロゲ
ン原子,アルキル基,アルコキシ基,アシルアミノ基を
表す。
上記一般式〔VIII〕において、R7は一般式〔VII〕と
同義であり、R9はアミノ基,置換アミノ基,炭酸アミド
基,スルホンアミド基,ヒドロキシル基を表す。
また、上記一般式〔VII〕におけるnは0ないし2の
整数を表し、上記一般式〔VIII〕におけるmは0ないし
1の整数を表す。
更に上記各基は置換基を有しないもの及び置換基を有
するものの双方を含み、置換基を有する場合の好ましい
置換基としては、ハロゲン原子,ニトロ基,シアノ基,
スルホンアミド基,ヒドロキシル基,ニトロ基,カルボ
キシル基,アルキル基,アルコキシ基,カルボニルオキ
シ基,アシルアミノ基,アリール基が必要に応じて任意
に選ばれるものである。
更に本発明においては、発色現像によって生成したカ
プラー残基は、用いられた層内を適度に拡散してにじむ
性質を有する拡散型の色素形成カプラーである。従って
Coupを構成する置換基R1ないしR9の炭素数の総和が大き
いと層内における拡散能が阻害されるために、炭素数の
総和は15以下であることが好ましく、更に好ましくは10
以下である。
一般式〔I〕において、SCはCoupから放出されて発色
現像主薬の酸化体と酸化還元反応して該酸化体をスカベ
ンジし得るスカベンジャーで、該スカベンジャーとして
は、例えばAngew.Chem.Int.Ed.,17 875−886(1978),T
he Theory of the Photographic Process 第4版(Mac
millan1977)11章 特開昭59−5247号等に記載された還
元剤が好ましく、また発色現像時にそれらの還元剤を放
出できる前駆体であっても好ましく用いられる。具体的
には発色現像主薬酸化体と反応する際、−OH基,−NHSO
2R基,−NH2基,−NHR基, 基を少なくとも2つ有するアリール基,ヘテロ環基が好
ましく、中でもアリール基が好ましく、フェニル基が更
に好ましい。SCの親油性は、目的に応じて任意に選ばれ
るが、本発明の効果を最大限に発揮するためには感光材
料中に留まる必要があるので、SCの炭素原子数の総和は
15〜50、好ましくは18〜45、更に好ましくは22〜45であ
る。
本発明において、DSR化合物が同一感色性層の最低感
度を有さない感度層に含有されていることから、最低感
度を有さないいずれかの一層において生成した発色現像
主薬の酸化体が該層内のDSR化合物と反応してカプラー
残基を生成するとともにスカベンジャー成分SCを放出す
る。該SCは上記酸化体と還元反応するために過剰の酸化
体が他の低感度層に拡散することを抑制することにな
る。このときSCは非拡散性であることから自層内に留ま
り確実に上記機能を果たし酸化体による他層への干渉に
よる粒状性の劣化は解消される。
一方、上記カプラー残基は自層内において適度に拡散
してにじむことから色素雲のフラットネス化が達成され
る。この場合、モトルを形成する虞れがあるが、上記ス
カベンジャーが過剰に生成した酸化体をスカベンジして
上記カプラー残基の生成を適度に抑えるために色素雲の
拡がりによるモトルが格段に抑制される。そのため例え
ば、カラーネガを引き伸ばしてプリントした場合、画像
の粒状性は大幅に改良されて画像の荒れを視覚的に認め
難くなる。
次に一般式〔I〕で表されるDSR化合物を具体的に例
示するが、本発明は下記例示化合物に限定されるもので
はない。
本発明におけるDSR化合物は各感色性層の最低感度を
有さないいずれか一層に含有されている。
最低感度を有さないとは、同一感色性層で互いに感度
の異なる少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層を有した
感光材料において、より高感度の層をいう。例えば感度
の異なる2層から形成されたハロゲン化銀乳剤層であれ
ば高感度側の層を意味し、感度がそれぞれ異なる3層か
ら形成されたハロゲン化銀乳剤層であれば、最低感度の
層に対しては、他の2層が最低感度を有さない層に該当
する。
最低感度を有さないいずれか一層とは、上記乳剤層が
3層以上の場合、最低感度の層以外であれば、いずれの
層であっても、「いずれか一層」に該当することにな
る。このような感度の調整は、例えば乳剤層に用いるハ
ロゲン化銀粒子の粒子径を変えることによって行うこと
ができる。また、減感剤、増感剤などの使用によって行
うことも可能である。
また、上記同一感色性とは、実質的に同一波長域の波
長光を吸収する特性をいう。感色性を有する層として、
本発明においては青感色性層、緑感色性層及び赤感色性
層を備えている。
該緑感色性層はマゼンタカプラーを含むのが一般的で
あり、マゼンタカプラーとしては、例えば5−ピラゾロ
ン系カプラー、ピラゾロベンツイミダゾール系カプラ
ー、ピラゾロトリアゾール系カプラー、閉鎖アシルアセ
トニトリル系カプラーを好ましく用いることができる。
赤感色性層はシアンカプラーを含有するのが一般的で
あり、シアンカプラーとしては、例えばナフトール系カ
プラー及びフェノール系カプラーを好ましく用いること
ができる。
青感色性層はイエローカプラーを含有するのが一般的
であり、イエローカプラーとしては、例えば、アシルア
セトアニリド系カプラーを好ましく用いることができ、
これらのうちベンゾイルアセトアニリド系及びビバロイ
ルアセトアニリド系化合物が好適である。
上記各感色性層を形成するハロゲン化銀乳剤のハロゲ
ン化銀としては臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化
銀、及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用され
る任意のものを用いることができる。好ましい乳剤とし
ては沃臭化銀を用いたものである。更に乳剤としては、
ハロゲン化銀粒子の粒径分布の狭い単分散性乳剤と粒径
分布の広い多分散性乳剤とがあるが、本発明を実施する
際には単分散性乳剤が好ましい。
本発明における支持体は、ハロゲン化銀乳剤層等から
成る写真構成層を支持できる材質であればよく、透明で
あっても不透明であってもよく、目的に応じて種々の材
料を任意に選択することができる。
上記写真構成層には各種添加剤を添加することがで
き、目的に応じて湿潤剤、膜物性改良剤、塗布助剤等各
種の写真用添加剤を加えることもできる。更にその他の
写真用添加剤として、ゼラチン可塑剤、界面活性剤、紫
外線吸収剤、pH調整剤、酸化防止剤、帯電防止剤、増粘
剤、粒状性向上剤、染料、モルダント、増白剤、現像速
度調節剤、マット剤等を使用することもできる。
また、色素画像の短波長の活性光線による褪色を防止
するため紫外線吸収剤、例えばチアゾリドン、ベンゾト
リアゾール、アクリロニトリル、ベンゾフェノン系化合
物を用いることは有用である。
上記感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤層には、保護
コロイドあるいは結合剤(バインダー)として、ゼラチ
ンの他に目的に応じて適当なゼラチン誘導体を用いるこ
とができ、また、目的に応じて他の親水性結合剤(バイ
ンダー)を含ませることができる。上記写真感光材料と
して乳剤層あるいは中間層、保護層、フィルター層、裏
引層等の写真構成層に目的に応じて添加することがで
き、更に上記親水性バインダーには目的に応じて適当な
可塑剤、湿潤剤等を含有せしめることができる。
また、上記写真感光材料の構成層は任意の適当な硬膜
剤で硬化せしめられることができる。
本発明に係るハロゲン化銀カラー写真感光材料は種々
の写真感光材料に適用することができ、特にネガ型写真
感光材料に好適である。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実
施の態様はこれらに限定されない。
以下の全ての実施例において、ハロゲン化銀写真感光
材料中の添加量は特に記載のない限り1m2当たりのもの
を示す。また、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算し
て示した。
実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に
示すような組成の各層を順次支持体層から形成して、多
層カラー写真感光材料試料No.1を作成した。
試料No.1(比較) 第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
第2層;中間層(I.L.) 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノンの乳化分散物を
含むゼラチン層。
第3層;低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RL−1) 平均粒径()0.40μm,AgI 6モル%を含むAgBrIからな
る単分散乳剤(乳剤I)……銀塗布量1.8g/m2 増感色素I……銀1モルに対して5.0×10-4モル 増感色素II……銀1モルに対して0.5×10-4モル シアンカプラー(C−1)……銀1モルに対して0.085
モル カラードシアンカプラー(CC−1)……銀1モルに対し
て0.005モル DIR化合物(D−1)……銀1モルに対して0.0015モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.002モル 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RH−1) 平均粒径()0.8μm,AgI 6.0モル%を含むAgBrIから
なる単分散乳剤(乳剤II)……銀塗布量1.3g/m2 増感色素I……銀1モルに対して2.5×10-4モル 増感色素II……銀1モルに対して0.8×10-4モル シアンカプラー(C−2)……銀1モルに対して0.027
モル カラードシアンカプラー(CC−1)……銀1モルに対し
て0.0015モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.001モル 第5層;中間層(I.L.) 第2層と同じゼラチン層。
第6層;低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GL−1) 乳剤−I……塗布銀量1.5g/m2 増感色素III……銀1モルに対して2.0×10-4モル 増感色素IV……銀1モルに対して1.0×10-4モル マゼンタカプラー(M−1)……銀1モルに対して0.09
0モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)……銀1モルに対
して0.004モル DIR化合物(D−1)……銀1モルに対して0.0010モル DIR化合物(D−3)……銀1モルに対して0.0030モル 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GH−1) 乳剤−II……塗布銀量1.4g/m2 増感色素III……銀1モルに対して1.2×10-4モル 増感色素IV……銀1モルに対して0.8×10-4モル マゼンタカプラー(M−1)……銀1モルに対して0.01
5モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)……銀1モルに対
して0.002モル DIR化合物(D−3)……銀1モルに対して0.0010モル 第8層;イエローフィルター層(YC−1) 黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノ
ンの乳化分散物とを含むゼラチン層。
第9層;低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層(BL−1) 平均粒径0.48μm,AgI4モル%を含むAgBrIからなる単分
散乳剤(乳剤III)……銀塗布量0.9g/m2 増感色素V……銀1モルに対して1.3×10-4モル イエローカプラー(Y−1)……銀1モルに対して0.29
モル 第10層;高感度青感性乳剤層(BH−1) 平均粒径0.8μm,AgI7モル%を含むAgBrIからなる単分散
乳剤(乳剤IV)……銀塗布量0.5g/m2 増感色素V……銀1モルに対して1.0×10-4モル イエローカプラー(Y−1)……銀1モルに対して0.08
モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.0030モル 第11層;第1保護層(Pro−1) 沃臭化銀(AgI1モル%平均粒径0.07μm)銀塗布量0.5/
m2 紫外線吸収剤(UV−1),(UV−2)を含むゼラチン層 第12層;第2保護層(Pro−2) ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μm及びホル
マリンスカベンジャー(HS−1)を含むゼラチン層 尚各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤(H−
1)及び(H−2)や界面活性剤を添加した。
試料No.1の各層に含まれる化合物は下記の通りであ
る。
増感色素I;アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−9−エチル
−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)チアカルボシア
ニンヒドロキシド 増感色素II;アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジ−(3
−スルホプロピル)−4,5,4′,5′−ジベンゾチアカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素III;アンヒドロ−5,5′−ジフェニル−9−エ
チル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)オキサカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素IV;アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジ−(3
−スルホプロピル)−5,6,5′,6′−ジベンゾオキサカ
ルボシアニンヒドロキシド 増感色素V;アンヒドロ−3,3′−ジ−(3−スルホプロ
ピル)−4,5−ベンゾ−5′−メトキシチアシアニンア
ンヒドロキシド。
次に試料No.1における第4層(高感度赤感性乳剤層)
のシアンカプラー(C−2)を下記表−1に示すカプラ
ーあるいは本発明に係るDSR化合物に変え、他の条件は
試料No.1と同様にして試料No.2〜9を作成した。
尚、表−1に示した比較カプラーは下記の通りであ
る。
比較カプラー このようにして作成した各試料No.1〜9を、白色光を
用いてウェッジ露光したのち、下記現像処理を行った。
処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂白 6分30秒 水洗 3分15秒 定着 6分30秒 水洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通り
である。
〈発色現像液〉 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)−アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0 g 無水炭酸カリウム 37.5 g 臭化ナトリウム 1.3 g ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5 g 水酸化カリウム 1.0 g 水を加えて1とする。
〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 塩化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1とし、アンモニア水を用いてpH=6.0
に調整する。
〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1とし、酢酸を用いてpH=6.0に調整す
る。
〈安定液〉 ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(小西六写真工業(株)製) 7.5ml 水を加えて1とする。
得られた発色試料のセンシトメトリー特性を下記表−
1に示した。
尚、表−1において感度は最小濃度(Dmin)+0.1の
濃度を付与するに必要な露光量の逆数である。
更に、赤色濃度Dmin+0.5の部分の粒状性をRMSとして
求めた。RMS値はサクラマイクロデンシトメータモデルP
DM−5タイプAR(小西六写真工業(株)製)でアパーチ
ャー面積250μm2における濃度値変動の標準偏差を求
め、該偏差値の1000倍値として示した。この場合、数値
が小さい程粒状性に優れていることを示す。
更に同一部分をサクラカラーペーパーを用いてレッド
光で10倍迄引き伸ばし、該ペーパーをCPK−18P(小西六
写真工業(株)製)によって発色現像処理して得られた
プリント画像の粒状性を目視テストし、これを粒状性の
荒れ具合によって15段階にランク付して標準表との比較
から粒状性を評価した。この場合、数値が大きい程良好
であることを示している。
上記表−1に示した結果から以下のことが判る。
(1) 試料No.1は通常のシアンカプラーを、試料No.2
は拡散性のシアンカプラーを、試料No.3は非拡散性のカ
プラー残基を生成するDSR化合物を添加した試料でいず
れも比較試料である。
試料No.2は試料No.1に比べてRMS粒状度は改良されて
いるものの、引き伸ばしたプリント画像には粒状の荒れ
が目立つことからモトルの形成を認めることができる。
これに対して試料No.3はRMS粒状度及引き伸ばした場
合の粒状性は試料No.1に対して改良されているものの今
だ十分とは言い難いものである。
(2) これに対して本発明に係るDSR化合物を添加し
た試料No.4,5はいずれもRMS粒状度及び引き伸ばした場
合の粒状性共に試料No.1〜3と比べて格段に改良されて
いることが判る。
(3) 更に本発明に係るDSR化合物と比較カプラーを
併用した試料No.6〜9においても(2)と同様の結果が
得られ、DSR化合物がある程度添加されていれば、添加
量の増減にそれ程左右されないことが判る。
(4) しかも本発明においては感度が高くなり改良さ
れる傾向にあることが判る。
実施例2 次に本発明を試料No.1における第10層(高感度青感色
性層)に適用して表−2に示す如く試料No.10〜15を作
成した。この場合、第10層以外は全て試料No.1と同様に
形成されている。
このようにして得られた試料を実施例1と同様の処理
をして相対感度、RMS粒状度及び引き伸ばし後の粒状性
を実施例1と同様に求めて下記表−2に示した。但し、
引き伸ばしにはブルー光を用いた。
上記表−2の試料を作成するにあたり用いた比較カプ
ラーは下記の通りである。
比較カプラー 上記表−2に示した結果から以下のことが判る。
(1) 試料No.1は通常のイエローカプラーを、試料N
o.10は拡散性のイエローカプラーを、試料No.11は非拡
散性のカプラー残基を生成するDSR化合物を添加した試
料でいずれも比較試料である。
(2) 表−2の結果からも明らかなように、本実施例
においても実施例1と同様の結果を示し、本発明に係る
DSR化合物を単独、あるいは従来のカプラーと併用する
ことによって、感度、RMS粒状度共に改良されることが
判る。
実施例3 次に本発明を試料No.1における第7層(高感度緑感色
性層)に適用して下記表−3に示す如くNo.16〜20を作
成した。この場合、第7層以外は全て試料No.1と同様に
形成されている。
このようにして得られた試料を実施例1同様の処理を
して相対感度、RMS粒状度及び引き伸ばし後の粒状性を
実施例1と同様に求めて下記表−3に示した。尚、引き
伸ばし時にはグリーン光を用いた。
上記試料を作成するにあたり用いた比較カプラーは下
記の通りである。
比較カプラー 上記表−3に示した結果から以下のことが判る。
(1) 試料No.1は通常のマゼンタカプラーを、試料N
o.16は拡散性のマゼンタカプラーを、試料No.17は非拡
散性のカプラー残基を生成するDSR化合物を添加した試
料でいずれも比較試料である。
(2) 表−3の結果から明らかなように、本実施例に
おいても実施例1と同様の結果を示し、本発明に係るDS
R化合物を単独、あるいは従来のカプラーと併用するこ
とによって、感度、RMS粒状度共に改良されていること
が判る。
比較例 前記実施例で示した試料No.1及び4の第3層(低感度
赤感性ハロゲン化銀乳剤層)のシアンカプラー(C−
1)を、同等モルのDSR−29に置き換え、それ以外は試
料No.1及び4と同様にして、それぞれ試料No.1A及び4A
を作製した。
試料No.1Aは低感度層にのみ本発明に係るDSR化合物を
含有する比較例である。試料No.4Aは、高感度層と低感
度層の双方に本発明に係るDSR化合物を含有する比較例
(即ち最高、最低感度層両方にDSR化合物添加のもの)
に該当することになる。
これら比較例(試料No.1A,4A)について、実施例1と
同様の評価を行ったところ、以下の表−4に示す結果を
得た。
また試料No.4Aは、本発明に係る試料である試料No.4
に比べて、鮮鋭性の劣化が認められた。これは、試料N
o.4Aは、高感度層、低感度層の双方ともに本発明に係る
Coup−SCを用いたため、両層とも発色色素のにじみが発
生して、鮮鋭性が劣化したためと考えられる。
試料No.1Aについての結果から、低感度層にのみ本発
明に係るDSR化合物を添加しても、粒状性向上の結果は
小さいことがわかる。これから、本発明は、高感度層
(粒状性は低感度層より劣る)の粒状の悪さだけを効果
的に抑制して画像全体としての粒状性向上を効果的に実
現したものであるこがわかる。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば粒状性に優れたハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料を得ることができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、同一感色性で互いに感度が異
    なる複数の層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
    において、該同一感色性で互いに感度が異なる複数の層
    を有する少なくとも1つが、最低感度を有さないいずれ
    か一層に下記一般式〔I〕で表される化合物を含有する
    ことを特徴とするハロゲ化銀カラー写真感光材料。 一般式〔I〕 Coup−SC 式中、Coupは発色現像主薬の酸化体との反応によりSCを
    放出して適度に色素がにじむ拡散性色素となるカプラー
    残基、SCはCoupから放出されて上記酸化体と酸化還元反
    応して該酸化体をスカベンジし得る基を表す。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595247A (ja) * 1982-06-18 1984-01-12 イ−ストマン・コダツク・カンパニ− カラ−写真要素
JPS6186751A (ja) * 1984-10-04 1986-05-02 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
JPS61102647A (ja) * 1984-10-25 1986-05-21 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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