JPS6233026A - トランスファプレスにおけるフィードバーの駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はトランスファプレスのトランス７γに設けた１
対のフィードバーの運動のうちアドバンス、停止、リタ
ーン、停止の運動を与えるために用いるトランスファの
アドバンス・リターン装置に関するものである。

「従来の技術」 従来、トランスファプレスで列設した金型から金型へ素
材、加工品及び製品（以下単に素材等という）を搬送す
るためにトランスファ　（＊送装置）には１対のフィー
ドバーを金型の両側に沿って設け、このフィードバーに
その長手方向にアドバンス、停止、リターン、停止を繰
り返すアドバンス・リターン運動を与えると共に、両停
止期間にアンクランプ及びクランプ運動すなわち１対の
フィードバーが互いに離隔及び接近する運動を与え、１
対のフィードバーに、金型に対応させて設けたフィンガ
で素材等を挟持して搬送していた。必要に応じて１対の
フィードバーに両停止期間にクランプ・リフト及びダウ
ン・アンクランプの運動を与えるものである。

アドバンス・リターン運動を与える装置として、プレス
の回転軸に偏心部を設けて、昇降駆動するラックで第１
のピニオンに一定角度往復回動を与え、この第１のピニ
オンの偏心ピンで第２のラックを水平に往復動させ、第
２のラックに駆動される第２のピニオンの偏心ピンを１
８０°＋２０往復回動させることによす１８０°の両端
で２０の開停止させるアドバンス・リターン装置がある
。またプレスの回転軸に１対１で連動し水平面内で回転
する大径のギヤに遊星ギヤを保持させ、大径のギヤと同
心に固定した太陽ギヤと遊星ギヤを歯車比２対１でかみ
合わせ、遊星ギヤに設けた偏心ピンを大径のギヤと同心
に揺動するレバーの半径方向の溝と係合させ、レバーに
立設したピンの運動で両端で停止するアドバンス・リタ
ーン運動をさせる装置がある。

「発明が解決しようとする問題点」 上述の２例の従来の装置では、アドバンス・リターンの
両端における停止角度はプレスのクランク角度で６０度
を標準とし、７０度程度まで実用できるが、停止が完全
でなく、停止中に若干のアドバンス・リターン方向への
変位、いわゆる進退動作が表れ、停止角度を大きくする
ほど顕著になる傾向がある。また何れの従来例もフィー
ドバーの一端部間の下方に大形の歯車又はピニオンが存
在し、素材等の搬入出のシュートなどを設けるスペース
を規制されるなどの欠点があった。本発明の目的はこれ
らの欠点を除き、停止角度は７０度を標準とするが停止
角度の変更は自由に選」ζことができ、かつ停止が完全
でスペース効果のよいトランスファのアドバンス・リタ
ーン装置を提供することにある。

「問題点を解決するための手段及び作用」本発明の構成
は、プレスのクラウンの一端部に、前後に間隔をあけて
、上下方向のがイドラックをラック部を対向させて固設
し、ガイドラックに昇降自在にスライダを設け、このス
ライダと対向するプレスのクランク軸に設けたメーンギ
ャに偏心軸を立設し、この偏心軸に回転自在の滑り子を
スライダの前後方向の長溝に係合させてスライダを昇降
させる。スライダにはガイドラックのラック部とかみ合
うピニオンを回転自在に設け、ピニオンに偏心ピンを設
け、一方プレスの機体に昇降自在に設けた２本の駆動ラ
ックの上部をスライダで昇降自在に支持すると共に駆動
ラック上部に前後方向に設けた横溝をピニオンの偏心ピ
ンの滑り子と係合させる。

ピニオンの偏心ピンはスライダの昇降の中央高さでガイ
ドラックと１８０°反対側に偏心し、そこからスライダ
の上昇限及び下降限までの間に１８０゜十θずつ回転す
るようにしておく。このようにすると偏心ピンはスライ
ダの昇降限若干前から昇降限までの間、すなわちピニオ
ンが２０回転する開停止する軌跡を描く。従って駆動ラ
ックは上昇、停止、下降、停止の運励を繰り返す。メー
ンギャの偏心軸の変心量を大小に変えると偏心ビンの停
止角度は大小に変わる。２本の駆動ラックの下方には、
プレスのベッド部の前後両側に駆動ユニットを設け、夫
々に駆動ラックとかみ合う駆動ピニオンを設け、この駆
動ピニオンに設けた偏心ビンを下端に連結し、ユニット
ケースに設けた支点ビンにはめた滑り子と、その中心線
上の長穴を係合させたレバーを設け、搬送方向に摺動自
在のスライドプレートに設けた回転自在の偏心ビンの偏
心部とレバーの先端とを連結する。駆動ランクにより駆
動ピニオンの偏心ビンは下方を中心に両側へ等角に回動
するようにするとレバーは長穴で滑りつつ先端がほぼ搬
送方向に水平に移動する。若干の上下動はスライドプレ
ートに設けた偏心ビンの若干の回動で吸収されスライド
プレートは円滑に搬送方向に摺動する。スライドプレー
トに搬送方向と直角な水平方向に慴動する滑台を設け、
滑台に立設したビンにフィードバーの一端を連結する。

支点ビンをユニットケースに上下調整可能とすればアド
バンス・リターンストローク長さが変えられ、アドバン
ス・リターンの両端における停止が正確で停止角度も自
由に変えられるところに特徴がある。

「実施例」 第１図及び第２図において、プレスのクランク軸１の軸
端に固設したメーンギャ２と対向して、プレスのクララ
ン３の一端部には、プレスの前後端部に中心線Ａ−Ａに
対称に固設された上下方向の〃イドラック４（反対側は
省略）に、昇降自在のスライダ５が設けられている。

〃イドラ７り４は円柱状でプレスの中心側にラック部４
Ａを設（すている。メーンギャ２のスライダ５と対向す
る面には所要の偏心量を有する偏心軸６を立設し、偏心
軸６に滑り子７を回転自在に嵌合している。スライダ５
には滑り子７を摺動自在に嵌合する前後方向の長溝８を
設けている。メーンギャ２が第１図に示すように矢印Ｂ
の方向に等速回転するとスライダ５は図の位置から上下
に一点鎖線で示す位置まで昇降する。

スライダ５にはがイドラック４のラック部４Ａとかみ合
うピニオン９を回転自在に設け、ピニオン９のノーンギ
ヤ２側の側面には、所要の偏心量、この例ではピニオン
９のピッチ円の１／２を有し第１図においてプレス中央
方向に偏心した偏心ビン１０を立設し、滑り子１１を回
転自在に嵌合している。スライダ５のノーンギヤ２側に
は、ピニオン９軸の中心線と直交する上下方向の中心を
有し下方に伸びる駆動ラック１２を設け、この駆動ラッ
ク１２の上部をスライダ５の上下部に設けたボス部５Ａ
で昇降自在に支持している。ボス部５Ａ、５Ａ間の駆動
ランク１２は中央部を大径とし、ここに十字形部１２Δ
を一体に設け、この十字形ｇ１２Ａに横溝１３を設けて
ピニオン９の偏心ビン１０に嵌合した滑り子１１を摺動
自在に係合している。ピニオン９は〃イドラック４のラ
ック部４Ａとかみ合って。スライダ５が第１図に示す上
下方向の中央から、上限及び下限に至る間に１８０°十
θ　だけ回転するようになっている。θはメーンギャ２
の偏心軸６の偏心量を調整可能とし、大とすればスライ
ダ５のストロークが増加するので大となり、偏心量を小
とすれば小となる。

第３図において、ピニオン９の中心ＯＩはスライダ５の
上昇限で上限０２下降限で下限０．の間を上下に移動す
る。０．の変位はメーンギャ２の偏心軸６の偏心ｉｅと
クランク紬１の回輔角　（プレスのクランク角度という
）のサイン成分との積である。

偏心ピン１０の中心Ｐｌはピニオン９の上下方向の変位
と、変位に伴う回転とにより０１Ｐ１の方向は次第に変
わり、ピニオン９が１８０°回転する前後の角０間、合
計角２θの間では、図示のようにＰｌの軌跡の上限Ｐ２
、下限Ｐ、は上下方向の変位が零となる。（若干進退す
るが、その量は微少である）この角２θは上述のように
調整可能であるが、標準としてクランク角度７０°　と
することは容易である。

第４図及びｆＩＳ５図において、駆動ラック１２の下部
はプレスの前後のコラムの内側又はベッドの前後部に、
夫々固定された駆動ユニット１４のユニットケース１４
Ａに昇降自在に案内されている。

駆動ユニット１４はプレスの前後方向の中心を通る中心
＠Ｃ−Ｃに対称に設けられているが一方は省略した。ユ
ニットケース１４Ａには駆動ラック１２とかみ合う駆動
ピニオン１５を回転自在に設け、その偏心ピン１６に駆
動レバー１７の下端部を回転自在に連結している。駆動
ピニオン１５の軸心上方には、支点ピン１８をユニット
ケース１４Ａに上下方向に位置調整可能に固定し、支点
ピン１８には滑り子１９を回転自在に嵌合している。

駆動レバー１７の中心線上には滑り子１９と摺動自在に
係合する長穴２０を設けている。駆動ピニオン１５は駆
動ラック１２の昇降に伴い、偏心ピン１Ｇを駆動ピニオ
ン１５の軸心の下方を中心として等角（角α）に回動し
、従って駆動レバー１７は長穴２０で滑りながら支点ピ
ン１８を中心として第４図において左右に揺動し、その
先端は支点ピン１８の上方を中心として左右にほぼ水平
に移動する。これは駆動ピニオン１５の偏心ピン１６の
偏心量と駆動レバー１７の長さとの比を適切に選ぶこと
により可能である。

ユニットケース１４上面に固定したケース２１には中心
＃ＸＣ−Ｃに対称に、！＠４図において左右方向、すな
わちフィードバー２２の長手方向であるアドバンス・リ
ターン方向に２本の〃イドロッド２３を設け、このがイ
ドロッド２３に案内されて揺動するスライダ２４を設け
ている。スライダ２４の駆動レバー１７と対応する位置
には、偏心ピン２５を回転自在に設け、偏心ピン２５の
偏心７１Ｓ２５Ａに駆動レバー１７の先端を連結してい
る。

従って駆動レバー１７が揺動しその先端が水平に移動す
るときの若干の上下動は、偏心ピン２５の若干の回動に
より吸収されスライダ２４の運動は慇わめて円滑となる
。

スライダ２４には〃イドロッド２３と直交する水平方向
に摺動自在の滑台２６を２個設け、滑台２６に立設した
ビン２７に１対のフィードバー２２を夫々昇降自在に連
結する。

なお駆動レバー１７には揺動するとき駆動ピニオン１５
の紬と干渉しないようにする窓１７Ａを設けている。ま
た偏心ピン１６は駆動ピニオン１５に回転可能に固定し
た円板２８に立設している。

円板２８は位置決めビン２９を嵌脱して若干回動させる
ことにより偏心ピン１Ｇの偏心量の若干の調整と、駆動
レバー１７の揺動を等角から若干左右に偏角させること
によりフィードバー２２のストローク範囲を若干左右に
移動させることができる。フィードバー２２のストロー
ク長さは前述の支点ピン１８の上下調整により容易に行
うことができる。

第６図において、上述のアドバンス・リターン装置を用
いたときのフィードバー２２のアドバンス・リターン運
動と、プレスのスライドの昇降と゛をプレスのクランク
角度と対比して示してνする。

フィードバー２２はクランク角度３０５〜５５′でアド
バンスし、１２５〜２３５°でリターンし、その両端で
クランク角度５５〜１２５°の７０°と、クランク角度
２３５〜３０５°の７０°（停止角度）とで停止する。

停止角度７０°は標準でメーンギャ２の偏心軸６の偏心
量を変えることにより容易に増減でき、かつ停止が安定
している。

「発明の効果」 以上の説明から明らかなように本発明によれば、クラウ
ンに設けたガイドラックとスライダ、スライダに設けた
ピニオンと偏心ビンとにより２本の駆動ラックに昇降限
においてきわめて安定した停止をさせる間欠昇降運動を
行わせることができ、２本の駆動ランクによりプレス前
後部に設けた駆動ユニットを駆動しフィードバーを連結
したスライダをアドバンス・リターンさせることができ
る。

従って駆動ユニット間に大きなスペースかえられシュー
ト等を設けることができスペースの有効利用が計られる
。駆動ユニットはレバ一式で揺動端を水平運動させ偏心
ビンで若干の上下動を吸収しフィードバーに円滑な運動
を与えることができ、かつ構造が簡単である。など実用
上の効果と利点は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の上部を設けたプレスクラウン一端部の
一部断面とした側面図、第２図は第１図のＩＩ−ＩＩ断
面図、第３図はピニオンとその偏心ビンの中心の軌跡図
、第４図は実施例の下部を示す要部縦断の正面図、第５
図はその要部縦断の側面図、第６図はプレスのスライド
運動とフィートノぐ−のアドバンス・リターン運動との
ストローク・クランク角度線図である。 １はクランク軸、２はメーンギャ、３はクラウン、４は
ガイドラック、５はスライダ、６は偏心軸、７は滑り子
、８は長溝、９はピニオン、１０は偏心ビン、１１は滑
り子、１２は駆動ラック、１３は横溝、１４は駆動ユニ
ット、１５は駆動ピニオン、１６は偏心ビン、１７は駆
動レバー、１８は支点ビン、１９は滑り子、２０は長穴
、２１はケース、２２はフィードバー、２３は〃イドロ
ッド、２４はスライダ、２５は偏心ビン、２Ｇは滑台、
２７はビン、２８は円板、２９は位置決めビンである。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. トランスファプレスの１対のフィードバーにアドバンス
   、停止、リターン、停止を繰り返す運動を与える装置に
   おいて、プレスクラウンの一端部に、前後方向に間隔を
   あけて上下方向を向けて固設され、そのラック部を対向
   させた複数のガイドラックと、該ガイドラックに昇降自
   在に設けられ、プレスのクランク軸に設けた偏心軸にそ
   の前後方向の長溝を係合させたスライダと、該スライダ
   に回転自在に保持され前記ガイドラックと夫々かみ合う
   ピニオンと、該ピニオンの偏心ピンに夫々係合し昇降駆
   動される駆動ラックと、該駆動ラックに夫々駆動され、
   １対のフィードバーにアドバンス・リターン運動を与え
   る駆動ユニットとを具備することを特徴とするトランス
   ファのアドバンス・リターン装置。