JPS6338035Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6338035Y2 JPS6338035Y2 JP14189783U JP14189783U JPS6338035Y2 JP S6338035 Y2 JPS6338035 Y2 JP S6338035Y2 JP 14189783 U JP14189783 U JP 14189783U JP 14189783 U JP14189783 U JP 14189783U JP S6338035 Y2 JPS6338035 Y2 JP S6338035Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentric pin
- slider
- rack
- engages
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
本考案はトランスフアプレスにおけるアドバン
ス・リターン装置に関するものである。 従来、トランスフアプレスにおいて素材等を金
型から金型へと搬送するフイードバーに長手方向
の往復運動、すなわちアドバンス・リターン運動
を与えるために用いられたアドバンス・リターン
装置では、等速回転する遊星ギヤ機構によりそれ
と同心に回転する腕に立設されたピンに180゜反対
側において一時停止させる不等速回転を与える機
構を用いるか、カム機構により同様の運動を発生
させるかによつていた。しかしながら前者は機構
が複雑である上に、後者と同様180゜反対側におけ
る一時停止のための増減速が円滑でないためフイ
ードバーに至る各部の連結部分の運動の伝達が不
安定となり、プレスが高速化されるに従い搬送が
不安定となる欠点があつた。 本考案の目的はこれらの欠点を除き、クランク
機構とラツクピニオン機構とを組合せ、機構が簡
単で、かつクランク機構による単弦運動を用いる
ので一時停止における増減速が円滑で高速におけ
る運動の安定性に優れた、トランスフアプレスに
おけるアドバンス・リターン装置を提供すること
にある。以下本考案の実施例について図面を参照
して説明する。 第1図及び第2図において、本考案を適用した
プレスの要部を示している。プレスの回転軸1と
クランク軸2とは夫々に固定した等径のプーリ3
及び4とタイミングベルト5とを介して連動して
いる。ベルト式でなくギヤとアイドルギヤとを介
して連結してもよい。クランク軸2にはコンロツ
ドを介してプレスのスライドが連結されているが
図示していない。回転軸1には偏心量1をもつ
た偏心ピン6が設けられている。回転軸1の下方
には機体に昇降自在に案内されたラツク7が設け
られ、ラツク7の上端と偏心ピン6とはコンロツ
ド8により連結されている。アドバンス・リター
ン方向と直角な水平方向に向けて機体に回転自在
に支持されたトランスフアの駆動軸9には一端部
にラツク7とかみ合うピニオン10が固定され、
他端には偏心量2をもつた第2の偏心ピン11
が設けられている。駆動軸9の下方には第2の偏
心ピン11と対応する機体の位置に一端が枢着さ
れ、中間部が第2の偏心ピン11に遊合したスベ
リ子12と摺動自在に係合したレバー13が設け
られている。駆動軸9の上方にはアドバンス・リ
ターン方向を向いた2本のガイド軸14,14が
機体に固設され、これにスライダ15が摺動自在
に案内されている。スライダ15の下面にはアド
バンス・リターン方向と直角方向に溝16が設け
られ、レバー13の上端部が上下方向に摺動自在
に係合している。 ラツク7が昇降するとき第2の偏心ピン11は
駆動軸9の直下から両側へ角θずつ往復回動する
ようにピニオン10のピツチサークル径が決めら
れ組付けられている。第2の偏心ピン11の回動
に伴なうレバー13の揺動によりスライダ15は
駆動軸9の直上から両側へストロークSをもつて
往復運動を行なう。スライダ15の上部にはアド
バンス・リターン方向と直角な水平方向に向いた
2本のガイド棒17,17が固設され、これにフ
イードバーガイド18,18が摺動自在に保持さ
れている。フイードバー19,19はその一端が
フイードバーガイド18,18に夫々係合しアド
バンス・リターン運動を与えられる。 第3図、第4図、第5図及び次に示す第1表に
おいて、前述の構造を有する具体的な実施例の作
用を説明する。
ス・リターン装置に関するものである。 従来、トランスフアプレスにおいて素材等を金
型から金型へと搬送するフイードバーに長手方向
の往復運動、すなわちアドバンス・リターン運動
を与えるために用いられたアドバンス・リターン
装置では、等速回転する遊星ギヤ機構によりそれ
と同心に回転する腕に立設されたピンに180゜反対
側において一時停止させる不等速回転を与える機
構を用いるか、カム機構により同様の運動を発生
させるかによつていた。しかしながら前者は機構
が複雑である上に、後者と同様180゜反対側におけ
る一時停止のための増減速が円滑でないためフイ
ードバーに至る各部の連結部分の運動の伝達が不
安定となり、プレスが高速化されるに従い搬送が
不安定となる欠点があつた。 本考案の目的はこれらの欠点を除き、クランク
機構とラツクピニオン機構とを組合せ、機構が簡
単で、かつクランク機構による単弦運動を用いる
ので一時停止における増減速が円滑で高速におけ
る運動の安定性に優れた、トランスフアプレスに
おけるアドバンス・リターン装置を提供すること
にある。以下本考案の実施例について図面を参照
して説明する。 第1図及び第2図において、本考案を適用した
プレスの要部を示している。プレスの回転軸1と
クランク軸2とは夫々に固定した等径のプーリ3
及び4とタイミングベルト5とを介して連動して
いる。ベルト式でなくギヤとアイドルギヤとを介
して連結してもよい。クランク軸2にはコンロツ
ドを介してプレスのスライドが連結されているが
図示していない。回転軸1には偏心量1をもつ
た偏心ピン6が設けられている。回転軸1の下方
には機体に昇降自在に案内されたラツク7が設け
られ、ラツク7の上端と偏心ピン6とはコンロツ
ド8により連結されている。アドバンス・リター
ン方向と直角な水平方向に向けて機体に回転自在
に支持されたトランスフアの駆動軸9には一端部
にラツク7とかみ合うピニオン10が固定され、
他端には偏心量2をもつた第2の偏心ピン11
が設けられている。駆動軸9の下方には第2の偏
心ピン11と対応する機体の位置に一端が枢着さ
れ、中間部が第2の偏心ピン11に遊合したスベ
リ子12と摺動自在に係合したレバー13が設け
られている。駆動軸9の上方にはアドバンス・リ
ターン方向を向いた2本のガイド軸14,14が
機体に固設され、これにスライダ15が摺動自在
に案内されている。スライダ15の下面にはアド
バンス・リターン方向と直角方向に溝16が設け
られ、レバー13の上端部が上下方向に摺動自在
に係合している。 ラツク7が昇降するとき第2の偏心ピン11は
駆動軸9の直下から両側へ角θずつ往復回動する
ようにピニオン10のピツチサークル径が決めら
れ組付けられている。第2の偏心ピン11の回動
に伴なうレバー13の揺動によりスライダ15は
駆動軸9の直上から両側へストロークSをもつて
往復運動を行なう。スライダ15の上部にはアド
バンス・リターン方向と直角な水平方向に向いた
2本のガイド棒17,17が固設され、これにフ
イードバーガイド18,18が摺動自在に保持さ
れている。フイードバー19,19はその一端が
フイードバーガイド18,18に夫々係合しアド
バンス・リターン運動を与えられる。 第3図、第4図、第5図及び次に示す第1表に
おいて、前述の構造を有する具体的な実施例の作
用を説明する。
【表】
フイードバー19のアドバンス・リターン運動
はプレスのクランク軸2が上死点前後にあるとき
アドバンスし、下死点前後にあるときリターンす
る。従つてクランク軸2のクランク角度に対し
90゜進んだ位置、クランク角度270゜を偏心ピン6
の角度0゜としてアドバンスを始める。第3図にお
いてこれらの角度関係を示している。偏心量1
=60mmとし、コンロツド8は十分に長いとして偏
心ピン角度10゜ごとのラツク7のストロークを第
1図右側に示している。偏心ピン6の回転角度の
他の象限のラツク7のストロークは対称に表われ
る。次に第4図に示すように、ラツク7とかみ合
うピニオン10のピツチサークル径90mm、第2の
偏心ピン11の偏心量2=50mm、駆動軸9の中
心とレバー13の支点との距離h1=150mm、駆動
軸9の中心からレバー13の揺動限におけるスラ
イダ15との係合点までの高さh2=70mm、とした
場合の偏心ピン6の回転角度10゜ごとに対応する
第2の偏心ピン11の回動角度θ及びスライダ1
5のストロークSの関係を示している。ストロー
クSの計算に必要な第2の偏心ピン11の駆動軸
9の中心を原点としたxy座標の値を含め、計算
結果を第1表に示している。この結果からクラン
ク軸2のクランク角度に対するスライダ15のス
トローク、すなわちフイードバー19のフイード
ストロークを図示すると第5図に示すとおりとな
る。フイードストロークは中心から両側にSず
つ、すなわち2S≒155mmとなり、クランク角度90゜
及び270゜を中心として前後約35゜はフイードバー
19がほぼ停止していると見做してよい。またこ
の装置の駆動は偏心ピン6の回転をラツク7の単
弦運動に変換して行なつているのでラツク7のス
トローク両端における増減速は円滑であり、これ
とかみ合うピニオン10、ピニオン10の第2の
偏心ピン11に係合するレバー13、レバー13
に係合するスライダ15の運動端における増減速
が円滑となり、フイードバー19の運動が安定す
るのでプレスの高速運転に対応できる。 以上の説明から明らかなように本考案によれば
機構が簡単な上に、運動が安定しプレスの高速運
転に対応できるなど実用上の効果と利点が大き
い。
はプレスのクランク軸2が上死点前後にあるとき
アドバンスし、下死点前後にあるときリターンす
る。従つてクランク軸2のクランク角度に対し
90゜進んだ位置、クランク角度270゜を偏心ピン6
の角度0゜としてアドバンスを始める。第3図にお
いてこれらの角度関係を示している。偏心量1
=60mmとし、コンロツド8は十分に長いとして偏
心ピン角度10゜ごとのラツク7のストロークを第
1図右側に示している。偏心ピン6の回転角度の
他の象限のラツク7のストロークは対称に表われ
る。次に第4図に示すように、ラツク7とかみ合
うピニオン10のピツチサークル径90mm、第2の
偏心ピン11の偏心量2=50mm、駆動軸9の中
心とレバー13の支点との距離h1=150mm、駆動
軸9の中心からレバー13の揺動限におけるスラ
イダ15との係合点までの高さh2=70mm、とした
場合の偏心ピン6の回転角度10゜ごとに対応する
第2の偏心ピン11の回動角度θ及びスライダ1
5のストロークSの関係を示している。ストロー
クSの計算に必要な第2の偏心ピン11の駆動軸
9の中心を原点としたxy座標の値を含め、計算
結果を第1表に示している。この結果からクラン
ク軸2のクランク角度に対するスライダ15のス
トローク、すなわちフイードバー19のフイード
ストロークを図示すると第5図に示すとおりとな
る。フイードストロークは中心から両側にSず
つ、すなわち2S≒155mmとなり、クランク角度90゜
及び270゜を中心として前後約35゜はフイードバー
19がほぼ停止していると見做してよい。またこ
の装置の駆動は偏心ピン6の回転をラツク7の単
弦運動に変換して行なつているのでラツク7のス
トローク両端における増減速は円滑であり、これ
とかみ合うピニオン10、ピニオン10の第2の
偏心ピン11に係合するレバー13、レバー13
に係合するスライダ15の運動端における増減速
が円滑となり、フイードバー19の運動が安定す
るのでプレスの高速運転に対応できる。 以上の説明から明らかなように本考案によれば
機構が簡単な上に、運動が安定しプレスの高速運
転に対応できるなど実用上の効果と利点が大き
い。
第1図は実施例を装備したプレスの要部の一部
断面の正面図、第2図は第1図の矢視による側
面図、第3図は偏心ピンの回転角と変位を示す
図、第4図は偏心ピンの回転角に対応するピニオ
ンの回転角及びスライダのフイードストロークを
示す図、第5図は偏心ピンに対応するプレスのク
ランク角度とフイードストロークの関係を示す
図。 1は回転軸、2はクランク軸、3はプーリ、4
はプーリ、5はタイミングベルト、6は偏心ピ
ン、7はラツク、8はコンロツド、9は駆動軸、
10はピニオン、11は第2の偏心ピン、12は
スベリ子、13はレバー、14はガイド軸、15
はスライダ、16は溝、17はガイド棒、18は
フイードバーガイド、19はフイードバー、であ
る。
断面の正面図、第2図は第1図の矢視による側
面図、第3図は偏心ピンの回転角と変位を示す
図、第4図は偏心ピンの回転角に対応するピニオ
ンの回転角及びスライダのフイードストロークを
示す図、第5図は偏心ピンに対応するプレスのク
ランク角度とフイードストロークの関係を示す
図。 1は回転軸、2はクランク軸、3はプーリ、4
はプーリ、5はタイミングベルト、6は偏心ピ
ン、7はラツク、8はコンロツド、9は駆動軸、
10はピニオン、11は第2の偏心ピン、12は
スベリ子、13はレバー、14はガイド軸、15
はスライダ、16は溝、17はガイド棒、18は
フイードバーガイド、19はフイードバー、であ
る。
Claims (1)
- トランスフアプレスのクランク軸と連動する回
転軸に偏心ピンを設け、回転軸の下方に機体によ
り昇降自在に案内され、その上端と前記偏心ピン
とをコンロツドで連結したラツクを設け、該ラツ
クとかみ合うピニオンを一端に固定し機体に回転
自在に支持されたトランスフアの駆動軸の他端に
第2の偏心ピンを設け、該第2の偏心ピンにその
中間部が係合し、前記駆動軸の下方で機体に枢着
されて揺動するレバーを設け、該レバーの先端に
係合し、機体によりアドバンス・リターン方向に
案内されて往復運動を行なうスライダを設け、該
スライダにフイードバーの一端を係合させたこと
を特徴とするトランスフアプレスにおけるアドバ
ンス・リターン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14189783U JPS6052035U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | トランスファプレスにおけるアドバンス・リタ−ン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14189783U JPS6052035U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | トランスファプレスにおけるアドバンス・リタ−ン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6052035U JPS6052035U (ja) | 1985-04-12 |
JPS6338035Y2 true JPS6338035Y2 (ja) | 1988-10-06 |
Family
ID=30317221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14189783U Granted JPS6052035U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | トランスファプレスにおけるアドバンス・リタ−ン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052035U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0626741B2 (ja) * | 1985-07-31 | 1994-04-13 | アイダエンジニアリング株式会社 | トランスファプレスにおけるフィードバーの駆動装置 |
JPH0712496B2 (ja) * | 1986-09-18 | 1995-02-15 | アイダエンジニアリング株式会社 | トランスフアプレスにおけるフイ−ドバ−のアドバンス・リタ−ン駆動装置 |
JPH0442025Y2 (ja) * | 1987-03-04 | 1992-10-02 |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP14189783U patent/JPS6052035U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6052035U (ja) | 1985-04-12 |
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