JPS62258399A - C−反応性蛋白質の精製方法 - Google Patents

C−反応性蛋白質の精製方法

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JPS62258399A
JPS62258399A JP10117386A JP10117386A JPS62258399A JP S62258399 A JPS62258399 A JP S62258399A JP 10117386 A JP10117386 A JP 10117386A JP 10117386 A JP10117386 A JP 10117386A JP S62258399 A JPS62258399 A JP S62258399A
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phosphorylcholine
crp
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Shii Riii Wai
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Yoshitaro Kawaguchi
川口 吉太郎
Seiichi Koda
甲田 誠一
Isamu Kokawara
高河原 勇
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KOKUSAI SHIYAKU KK
Oriental Yeast Co Ltd
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KOKUSAI SHIYAKU KK
Oriental Yeast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、C−反応性蛋白質を高純度に精製する方法に
関するものである。
(産業上の利用分野) 一般に、C−反応性蛋白質(C−reactive p
rotein。
以下CRPという)は各種感染症や炎症性疾患の患者血
中には正常人と比較して多量に含まれているため、臨床
検査の分野では、これら病気の診断によく測定される項
目の一つになっている。
また、各種の癌でも血中CRP量が増加することがわか
フており、癌の診断、特に手術後の予後のモニターリン
グに測定されるようになってきている。
しかしながら、血中のCRPの含量は少なく、酵素のよ
うにそれ自体の活性により分析できるものではないため
に、CRPと特異的に結合する抗体もしくは抗血清を用
いて毛細管法、−次元免疫拡散法、免疫比濁法、ラテッ
クス凝集反応法等で測定されることが多い。
これらCRP定量法で用いる抗体や抗血清は、特異性の
高いものが要求される。
そして、特異性の高い抗体、抗血清を作るためには、高
純度の抗原、即ち、高純度のCRPが必要となるのであ
る。
従来、CRPの単離方法としては、讐。Odらの方法(
Wood、 H,L、 et al、 (1954) 
J、 Exp、 Med、。
10、71)やPepysらの方法(Pepys、 M
、 B、、 (1977)Lancet、 1.102
9)が知られているが、いずれの方法も夾雑蛋白質の混
入を防ぐことが出来ず、高純度のCRP標品を単離・精
製することが困難である。
その他の精製法として、CRPはカルシウム存在下でホ
スホリルコリン(Phosphorylcholine
以下、PCと略記することもある)と特異的に結合する
という知見より、PCをリガンドとして固定化した高分
子担体(以下、PC−固化担体と略記することもある)
のアフィニティークロマトグラフィーによってCRPを
単離する方法も提案されている(Oliveira、 
E、 B、 et al、 (1980) J、 Im
munol、。
124、1396)、これらのPC−固定化担体による
CRPの精製法には、精製工程の簡略化と、夾雑蛋白質
の混入を防止し、高純度のCRPを得ることが出来ると
いう利点がある。しかし、従来のこれらのpc−固定化
担体の製造法は、非常に複雑で反応ステップも多いこと
から多大の労力が必要とされ。
最終生成物の収量も低いという問題点がある。
本発明者らは、CRPの有効な精製方法を求めて鋭意研
究した結果、可溶性蛋白質をスペーサーとして結合させ
たアフィニティー担体を使用することによって解決する
ことができた。
本発明は、ホスホリルコリン類をリガンドとし、可溶性
蛋白質をスペーサーとして結合させたアフィニティー担
体を用いてC−反応性蛋白質を吸着、溶離せしめること
を特徴とするC−反応性蛋白質の精製方法である。
本発明の大きな特色は、アルブミンに代表される様な水
溶性蛋白質をスペーサーとして用いることによって、C
RP以外の夾雑蛋白質の非特異的吸着を防止することに
なり、精製されるCRPの純度がきわめて高くなること
である。
本発明のもう一つの特色は、一旦リガントであるホスホ
リルコリン類をスペーサーである水溶性蛋白質に多量に
結合させてからさらにこの結合物を担体に固定化するた
めに、多量のリガンドを導入でき、ひいては、アフィニ
ティー担体の親和力も強くなり、同時に、担体当りの精
製目的物質、即ちCRPの結合量が著しく増加すること
である。
本発明においてスペーサーに用いる可溶性蛋白質は、血
清アルブミン、卵白アルブミン、カゼインなどの比較的
安価で高純度のものであって多量に入手しえるものが適
している。しかし、γ−グロブリンや補体系の蛋白質は
、可溶性蛋白質ではあるけれども、スペーサー自体が種
々の成分との結合性をもつために適さない。
これら可溶性蛋白質には、多くのアミノ基、カルボキシ
ル基、少量のSH基があり、これらの基をリガンドとの
結合に、そして、アフィニティー担体との結合に使用す
ることになる。
リガンドであるホスホリルコリン類を可溶性蛋白質に結
合させる方法は種々あるが、アミノ基もしくはカルボキ
シル基のどちらが一方にだけ結合させる方法が好ましい
、また、ホスホリルコリンを結合させることに使われな
い基を使って担体に結合するのが好ましい。
ホスホリルコリンの誘導体でアルデヒド基を有するコリ
ンホスホリルグリコアルデヒドは、蛋白質の7ミノ基と
、還元的アミノ化反応により反応し、炭素原子2個分の
スペーサーのついた形でホスホリルコリンが導入でき、
他のカルボキシル基やSH基には影響しないので良好な
結合方法である。
次の式(I)で表される ○ リ− コリンホスホリルグリコアルデヒドと可溶性蛋白質、例
えば市販の牛血清アルブミンとを緩衝液中で還元アミノ
化反応を行なえばよい、還元剤としては、ジメチルアミ
ンボラン、シアノ水素化はう素ナトリウムなどがあるが
、シアノ水素化はう素ナトリウムが一般的である0反応
は37℃程度に加温し、10〜30時間の反応によって
、可溶性蛋白質のアミン基に式(1)の化合物が結合す
る。 反応後は、水に対して透析し、未反応低分子化合
物を除去し、透析内液を凍結乾燥し、ホスホリルコリン
誘導体(PC−誘導体)を粉末で得ることができる。
ここに得られたホスホリルコリン誘導体を結合させるア
フィニティー担体としては、多糖体を骨格とするセルロ
ース、セファデックス、セファロース、合成樹脂を骨格
とするトリスアクリル、ト−ヨーパール、ガラスを骨格
とするもの、その他種々のものがあげられる。
アフィニティー担体にホスホリルコリン誘導体を結合さ
せる方法としてはブロムシアン活性化法。
エポキシ活性化法、活性化チオール法など、アフィニテ
ィー担体に種々の官能基を導入して行なわれることが多
いが、これらのいずれの方法を用いてもアフィニティー
担体にホスホリルコリン誘導体を結合させることができ
る。
ホスホリルコリン類をリガンドとし、可溶性蛋白質をス
ペーサーとして結合させたアフィニティー担体は、これ
をCaCn2を含むリン酸バッファーで平衡化して、こ
こにCRP含有液1例えばCRPIS性ヒト血清を加え
て、CRPを吸着させ、非吸着の蛋白質を洗い流し1次
いでEDTAを含むリン酸バッファーを流下することに
よって吸着しているCRPを溶離させることができる。
ここに、きわめて純度の高いCRPを得ることができる
次に本発明の製造例及び実施例を示す。
以下に示すのは、スペーサーにウシ血清アルブミンを用
い、そこにホスホリルコリンを結合させたホスホリルコ
リン−BSA結合物を用いてCRPを精製する方法であ
る。
製造例1゜ PC55BSAの製造: 50wMのL−グリセロホスホリルコリン水溶液52m
Ωにメタ過ヨウ素酸ナトリウムを終濃度100mMとな
るように溶解し、室温で30分間放置することにより、
コリンホスホリルグリコアルデヒドとホルムアルデヒド
の混合生成物を得た1次に、この混合生成物を水浴中で
2時間冷却し、加えた過ヨウ素酸と等モル量のエチレン
グリコールを加え乾固した。得られた白色の粉末を0.
1Mの酢酸Low(lに溶解し0.1M酢酸であらかじ
め平衡化しておいたセファデックスG−75(ファルマ
シア社農)カラムでゲルロ力を行なった。ネオカブロイ
ン法で確認したコリンホスホリルグリコアルデヒド溶出
画分を集め濃縮した0分子内リン酸残基を定量すること
によりコリンホスホリルグリコアルデヒドのL−グリセ
ロホスホリルコリンよりの収率を求めたところ80%で
あった。
ここに得られたコリンホスホリルグリコアルデヒド10
8mgを0.2Mリン酸バッファー (pH7,0)の
溶液70mΩに溶解し、さらに牛血清アルブミン(BS
A)を40mg加えた1次にシアノ水素化ホウ素ナトリ
ウム90 、3mgを加え、37℃で20時間インキュ
ベートした。
インキュベート後、反応液を水に対して透析し、透析内
液を凍結乾燥することによりホスホリルコリンとBSA
の結合した誘導体を得た。 BSA 1分子につき平均
55分子のホスホリルコリンが結合した誘導体であった
。この誘導体をPC55BSAとした。
製造例2゜ アフィニティー担体の製造: 8mMのチオプロビルト−ヨーパール)1w−65を1
mMのEDTAを含む0.1Mリン酸バッファーでpH
6,0に平衡化し、そこにN、 N−ジメチルフォルム
アミド1mflに溶解したN、 N’−0−フェニレン
ジマレイミド67mgを加え、さらに10dの上記バッ
ファーを加え30℃20分間インキュベートし、マレイ
ミド化トーヨーバールHトロ5とする。
上記バッファーで洗浄後、製造例1で得たPC55BS
A 63.24mgを含む上記バッフ 734dを加え
4℃40時間インキュベートする。得られたPC55B
SA −トーヨーパールHトロ5は、1v2のゲル当り
5.3mgのPC55BSAを結合している。
実施例1゜ CRPの精製: 製造例2で得たPC55BSA −トーヨーパールHW
−651mΩを1鱈のCaCらを含むリン酸バッファー
(PBS)(10mM、PH7,2)で平衡化した後、
1mMのCaCf1.を含むCRP陽性ヒト血清100
ffiΩを添加する6次いで50mnの1mM CaC
n、を含むリン酸バッファ −(PBS) (10mM
、pH7,2)を添加し、非吸着の蛋白質を洗い流す、
そこに30−の1mM EDTAを含むリン酸バッファ
(PBS) (10mM、pH7,2)を添加し、吸着
しているCRPを溶出する。その結果9.56mgのC
RPを得た。
本実施例の溶出曲線は第1図に示される通りであり、純
度の高いCRPが得られるのが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1におけるCRPの精製に際しての溶出
曲線を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ホスホリルコリン類をリガンドとし、可溶性蛋白質をス
    ペーサーとして結合させたアフィニティー担体を用いて
    C−反応性蛋白質を吸着、溶離せしめることを特徴とす
    るC−反応性蛋白質の精製方法。
JP61101173A 1986-05-02 1986-05-02 C−反応性蛋白質の精製方法 Expired - Lifetime JPH0768269B2 (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5702921A (en) * 1993-04-27 1997-12-30 Orienta Yeast Co., Ltd. Expression of biologically active human C-reactive protein in escherichia coli
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