JPS6223793A - 転写型感熱記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多数回記録可能な転写型感熱記録方法に関する
。

従来の技術 従来階調を有する高品質画像を多数回記録し得る転写型
感熱記録方法として、多孔質網状構造中に熱溶融性イン
クを含浸させたインク層を有する熱転写インクフィルム
の走行速度をインクが転写される記録用紙の走行速度よ
り小さくして熱ヘッドにより加熱記録する方法（特開昭
５９−１２９１９６号公報）、及びロイコ染料を主成分
とする転写層を有する転写反応型リボンの走行速度を、
熱エネルギーによりロイコ染料と共融発色する顕色剤を
主成分とする顕色層を有する受容シートの走行速度より
小さくして熱ヘッドにより加熱記録する方法（久保、他
：″転写反応型感熱記録紙の緒特性′第１回インパクト
プリンティング技術シンポジウム論文集、　Ｐ、３９　
、１９８４　）が提案されている。

第６図に示すように、いずれも色材層１を保持した熱転
写インクフィルムあるいは転写反応型リボン等の転写体
２の熱ヘッド３に対する走行速度を。

記録用紙あるいは受容シート等の受像体４の熱ヘッド３
に対する走行速度Ｖより小さくｖ／ｎ（ｎ≧１）とする
ことにより多数回記録を実現する相対速度方式をとる。

相対速度方式による多数回記録は単なる繰返し使用によ
る多数回記録に比べ、常に色材の未使用部分５が一部供
給されるため記録履歴による残存色材量のバラツキを小
さく押えることができる。又前記２つの記録方法とも色
材である熱溶融性インクあるいはロイコ染料は、記録熱
エネルギにより転写体から画像が形成される受像体へ熱
溶融状態で接触移行する。

発明が解決しようとする問題点 従来例においては、顔料あるいは染料が熱溶融性バイン
ダあるいは充てん材とともに熱溶融状態で転写体２から
受像体４へ接触移行するために、一定濃度の画像を再現
するのに必要な色材量が多く色材移行後の転写体２上の
色材層１の表面状態が大きく変化する。相対速度方式に
よる多数回記録においては転写体２の使用する１ドツト
の領域内の色材層１には常に既使用部分６と一部の未使
用部分５が存在するために転写体・受像体間の接触状態
が不均質となり、又直前までの記録履歴によりその程度
が大きく変化する。従来の熱溶融性インクあるいはロイ
コ染料を用いた方式では色材の移行量が転写体と受像体
間の接触状態に依存するため、相対速度方式による多数
回記録においては移行量の不均質性あるいは給体量の低
下による記録ドツトの不均質性及び記録濃度の低下が問
題となる。

更に転写体の消費量を減らすためにｎを大きく設定した
場合には、転写体上でより多くの色材が必要なため、転
写体上て多くの色材を保持する必要があるが、従来例に
おいては一定濃度の画像を再現するのに必要な色材量が
多くｎを大きく設定した場合色材層の膜厚が厚くなる。

その結果、感度の低下や色材層表面状態のより大きな乱
れに伴うドツトの不均質性悪化が発生する。

以上の理由により従来例では、相対速度方式による多数
回記録においてｎを大きくした場合のドツト不均質性を
主とする画質の劣化や記録濃度の低下が避けられなかっ
た。特に多数回記録における階調再現に関しては、ドツ
ト不均質性や記録濃度のバラツキ等により、通常の転写
体・受像体間に相対速度を持たせない等速記録にくらべ
、大巾に劣化する。

問題点を解決するための手段 薄い基体上に少なくとも昇華性染料と結着材とからなる
色材層を有する染料転写体と、基体上に少なくとも染料
染着性物質を含む染着層を有する受像体とを、前記色材
層と前記染着層とが滑性もしくは熱離型性を有する物質
を介して対向するよう配置し、前記染料転写体の熱記録
ヘッドに対する走行速度が前記受像体の熱記録ヘッドに
対する走行速度より小さな状態で、前記染料転写体の前
記色材層の裏面側から撰択的に加熱して前記受像体上に
画像を形成するものである。

作用 昇華性染料は気体状態で転写体から受像体へ非接触移行
し画像を形成するために、転写体から受像体への移行量
は、転写体・受像体間の接触状態による影響をあまシ受
けない。

転写体・受像体間に介在する滑性もしくは熱離型性を有
する物質は、転写体・受像体間に相対速度を持たせ安定
な走行状態を維持するために効果的であるとともに、昇
華性染料の移行に対しほとんど影響を与えないために、
画質・濃度等に問題を与えない範囲で最も効果の高い構
成を取ることができる。

また転写体から受像体へ移行するのが昇華性染料のみで
あシ一定濃度の画像を再現するのに必要な色材量が少な
いことから色材移行後の転写体上の色材層の表面状態の
変化も比較的小さい０昇華性染料の移行が転写体・受像
体間の接触状態にほとんど影響を受けないことと相まっ
て、転写体上の色材層の既使用部分と一部未使用部分を
使用する相対速度方式の多数回記録においても色材の移
行に不均質性に伴う画質劣化や記録濃度低下を生じない
。更に一定濃度の画像を再現するのに必要な色材量が少
ないことから、ｎを大きくした場合にも転写体上に必要
な色材量が少なく、感度低下や画質劣化することがない
。

従って相対速度方式による多数回記録においてｎを大き
くした場合にも、画質の劣化や濃度低下のない画像が再
現される。又多数回記録における階調再現においても、
通常の転写体・受像体間に相対速度を持だせない等速記
録の場合にくらべても全く同等の再現性を有する。

実施例 以下まず図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一構成実施例を表す。薄い基体γ上に
滑性もしくは熱離型性を有する粒子（以下滑性粒子と称
する）８を含む少なくとも昇華性染料と結着材とからな
る色材層９を設けた転写体１ｏと、基体１１上に少なく
とも染料染着性物質からなる染着層１２を設けた受像体
１３とを図面に示すように色材層９と染着層１２とを対
向させ、受像体１３の熱ヘッド３に対する走行速度Ｖに
対し転写体１０の熱ヘッド３に対する走行速度をＶ／ｎ
（ｎ≧１）とし、転写体１ｏの色材層裏面側から熱ヘッ
ド３にて選択的に加熱して画像を形成する。

転写体の熱ヘッドに対する走行速度を、受像体の熱ヘッ
ドに対する走行速度の１／ｎ（ｎ≧１）とすると、転写
体の消費量は受（９体の消費量に対し１／ｎとなり、転
写体の使用寿命はｎ＝１のときに比べｎ倍伸びる。

第２図は本発明の別の一構成実施例を表す。薄い基体７
上に少なくとも昇華性染料と結着材とからなる色材層９
′を設けた転写体１４と、基体１１上に滑性もしくは熱
離型性を有する物質（以下滑性物質）１４を含む少なく
とも染料染着性物質からなる染着層１２′を設けた受像
体１５とを、色材層９′と染着層１２′とを対向させ、
受像体１５の熱へノド３に対する走行速度Ｖに対し、転
写体１４の熱ヘッド３に対する走行速度をｖ／ｎ（ｎ≧
１）とし、転写体１４の色材層裏面側から熱ヘッド３に
て選択的に加熱して画像を形成する０第３図は本発明の
別の一構成実施例を表す。、薄い基体７上に滑性粒子８
を含む少なくとも昇華性染料と結着材とからなる色材層
９を設けた転写体１０と、基体１１上に滑性物質１４を
含む少なくとも染料染着性物質からなる染着層１２′を
設けた受像体１６とを、色材層９と染着層１２′とを対
向させ受像体１６の熱ヘッド３に対する走行速度Ｖに対
し、転写体１０の熱ヘッド３に対する走行速度をｖ／ｎ
（ｎ≧１ンとし、転写体１０の色材層裏面側から熱ヘッ
ド３にて選択的に加熱して画像を形成する。

第４図は本発明の別の一構成実施例を表す。薄い基体７
上に少なくとも昇華性染料と結着材とからなる色材層９
′を設けた転写体１４と、基体１１上に少なくとも染着
性物質からなる染着層１２を設けた受像体１３とを図面
に示すように色材層９′と染着層１２とを対向させ受像
体１３の熱ヘッドに対する走行速度Ｖに対し転写体１４
の熱ヘッド３に対する走行速度をｖ　／　ｎ　（ｎ≧１
）として走行させる。記録前に滑性物質塗付装置１５に
て色材層９′表面に滑性物質１４を塗付しその後転写体
１４の色材層裏面側から熱ヘッド３にて選択的に加熱し
て画像を形成する。滑性物質１４を染着層１２表面に塗
付する場合及び色材層９′表面と染着層１２表面の双方
に塗付する場合には滑性物質塗付装置１５の位置を必要
に応じて変更あるいは付加する。

尚、本発明においては転写体の熱ヘッドに対する走行方
向は受像体の熱ヘッドに対する走行方向と特に同一方向
に限定されず、又熱ヘッドの位置も特に固定された場合
に限定されない。

本発明に用いる転写体の基体は特に限定されるものでな
く、例えばポリエチレンテレフタレート。

ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート等のエス
テル系高分子、ナイロン等のアミド系高分子、アセチル
セルロース、セロハン等のセルロース誘導体、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド等のイミド
系高分子等を用いることができる。又基体の熱ヘッドに
直接接する面には必要に応じて耐熱層あるいは滑性層を
設ける。

染料としては分散染料、塩基性染料および塩基性染料の
ダイフォーマなどがある。

色材層の結着材としては、例えばポリスルホン。

ポリカーボネート、ボニフェニレンオキシド、セルロー
ス誘導体等が用いられる。

受像体の基体としては透明なものとしてはポリエステル
等の各種フィルム、白色のものとしてはポリエステル、
ポリプロピレン等を主とした合成紙あるいはコート紙、
普通紙等が目的に応じて用いられる。

染料染着性物質としてはポリエステル、ポリアミド、ア
クリル樹脂、アクリル樹脂等がある。

滑性もしくは熱離型性を有する粒子（滑性粒子）として
は、例えばいわゆる固体潤滑剤もしくは粘着防止粒子、
具体的には黒鉛、二硫化モリブデン。

二硫化タングステン、窒化はう素、酸化鉛、酸化亜鉛、
金、鉛、亜鉛、セレン化モリブデン、セレン化タングス
テン、セレン化ニオブ、タルフ、雲母、四ふっ化エチレ
ン等のふっ素樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、メラ
ミン樹脂、ユリア樹脂、グアナミン樹脂。

セルロース系樹脂、デンプンとその誘導体などが挙げら
れる。もちろん２種以上を組合せて用いても良い。

滑性もしくは熱離型性を有する物質（滑性物質）として
は、例えば流動パラフィン等石油系潤滑油。

ハロゲン化水素、ジエステン油、シリコーン油。

フッ素ンリコーン油等合成潤滑油、各種変性シリコーン
油（エポキシ変性、アミノ変性、アルキル変性、ポリエ
ーテル変性等）、ポリオキシアルキレングリコール等の
有機化合物とシリコーンの共重合体等のシリコーン系潤
滑性物質、フルオロアルキル化合物等各種フッ素系界面
活性剤、三７７化塩化エチレン低重合物等のフッ素系潤
滑性物質。

パラフィンワックス、ポリエチレンワックス等のワック
ス類、高級脂肪酸、高級脂肪族アルコール。

高級アルコール、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステ
ル、高級脂肪酸塩、及び前記の滑性もしくは熱離型性を
有する粒子としてあげた各種粒子等があげられる。

尚、滑性あるいは熱離型性を付与する場合には、通常行
なわれる線面化等の手段を併用しても良い。

昇華転写型感熱記録では転写体から受像体へ移行するの
は昇華性染料のみであってしかも気体状態で移行するた
めに、転写体・受像体間に滑性物質、もしくは滑性粒子
及びそれに伴う空間が存在しても染料の移行にはほとん
ど影響を与えない。

又色材の消費量の観点からも、昇華性染料のみが消費さ
れるので消費量そのものが少ないことから。

色材層の記録後の表面形状の変化も小さく、又多数回記
録に必要な単位面積当シの色材量も少なくてすむ。従っ
てｎを大きくした場合、あるいは転写体・受像体間の相
対速度が大きい場合でも転写量の低下や不均質転写によ
る記録濃度の低下やドツト不均一性による画質劣化を生
じることなく、階調再現性に優れた高品質画像を形成で
きる。

以下具体的な実施例をもとに更に詳細に説明を加える。

（実施例１〜１１．比較例１〜５） 転写体として以下のものを準備した。なお転写基体は厚
さ６μｍのポリイミドフィルムの裏面に第１表の組成の
塗工液をワイヤバーで塗付、熱風乾燥後、高圧水銀灯で
硬化させたものを共通に用いた。

（以下　余　白） 第１表 又、昇華性染料としては下記構造式■のマゼ／り染料を
共通に使用した。

ＯＯＨ 各転写体は下記固壓分組成をモノクロルベンゼンに溶解
もしくは分散後、塗工染料重量が約０．３ｙ／ｍ”とな
るようワイヤーバーで転写基体表面に塗工し色材層とし
た。数字はいずれも重量部である０ 転写偉人＝ポリスルホン　　　　　　　　４染料■２ 転写体Ｂ：ポリスルホン　　　　　　　　４染料Ｉ２ 二硫化モリブデン　　　　　　１３ （平均粒径０．４μｍ） 転写体Ｃ：ボリスルホン　　　　　　　　４染料Ｉ２ 四ふり化エチレン（ＰＴＦＥ、　　　８平均粒径約７μ
ｍ、ダイキン 工業（株）製　ルブロンＬ−５） 転写体Ｄ＝ポリスルホン　　　　　　　　４染料■２ アルミナ（平均粒径３μｍ、　　　８ 不二見研摩材工業（株）製 ＦＵＳＥＤ　　Ｗ［ＴＥ　　ＡＬＵＭＩＮＡｗＡ＃４ｏ
ｏｏ） 転写体Ｅ：ポリスルホン　　　　　　　　４染料Ｉ２ ポリオキシアルキレンシリコーン０．５コポリマー（日
本ユニカー （株）製　Ｌ−７６０２） 各転写体の塗工後の色材層の表面状態は顕微鏡観察の結
果、転写体Ａ及びＥはほぼ平面、転写体Ｂは表面が大き
く線面化された状態、転写体Ｃ及びＤは色材層基準面か
ら粒子が大きく突出した状態であった。

次に受像体として以下のものを準備した。受像基体には
ポリプロピレン合成紙を使用した。

受像法ａ：塗工液１−ポリエステル（商品名バイロン）
２０体積多水分散液、塗工液２−ポリエチレン２０体積
係水分散液、塗工液３−平均粒径２０ＯＡのシリカ２ｏ
体積チ水分散液を、重量比１：１　：２で混合した液を
ワイヤーバーで塗工し約５μｍの染着層を設けたもの。

受像体ｂ＝第１層として水性ポリエステル樹脂（ハイＣ
１ｆ　　／Ｌ／Ｍ　Ｄ　Ｉ　２００　　東洋紡績（株）
）１５重量部、水３０重量部からなる塗工液をワイヤー
バーで塗工し約５μｍの層を形成し、第２層としてオリ
ゴエステルアクリレート樹脂８重量部、２−ヒドロキシ
−２−メチルプロピオ７エン０．４重量部、酢酸エチル
５Ｑ重量部からなる塗工液を第１層上に塗工、熱風乾燥
後、高圧水銀灯にて硬化させ約１．５μｍの第２層を形
成し染着層としたもの。

受像体Ｃ：受像体すと全く同様に第１層を塗工後、第２
層として、オリゴエステルアクリレート樹脂８重量部、
２−ヒドロキシ−２−メチルプロピオフェン０．４重量
部、ポリオキシアルキレンシリコーンコポリマー（日本
ユニカー（株）製　Ｌ−７５００）０．２重量部酢酸エ
チル５０重量部からなる塗工液を第１層上に塗工し、熱
風乾燥後、高圧水銀灯にて硬化させ受像体Ｃと同様に約
１．６μｍの第２層を形成し染着層としたもの。

以上の転写体と受像体を用いて下記の記録条件にて転写
記録を行ない、走行性と記録画像を調べた０ 主走査、副走査線密度二８ドツ）　／　ｍｍ記録速度：
熱ヘツド固定 受像体走行速度：１ｅｍｓ／ライン 転写体走行速度：受像体の走行方向と同方向で受像体の
走行速度に対し １／３の走行速度 記録電カニ　１７．５　Ｗ　／１１ｆｌＰ記録パルス巾
二〇〜３．ｅｍＳ 結果を第２表に示す０ （以下余　白） 実施例１１は第４図に示す方法にて記録前に色材層表面
にシリコンオイルを塗付した場合を示す。

結果かられかるように転写体・受像体間に滑性物質を介
することで、転写体・受像体間に相対速度を持たせ熱転
写記録を行なう場合にも安定な走行状態を維持し、かつ
転写体・受像体間の滑性物質の存在にもかかわらず転写
体の速度が受像体の走行速度の１／３の場合にもｎ−１
即ち転写体・受像体間に相対速度がない場合にくらべ中
間調画質の劣化や飽和濃度の低下はほとんどない。

本発明の効果を更に明らかにするため一実施例を加える
。

（実施例１２） 実施例１〜１１．比較例１〜５で用いたポリイミドベー
スの転写基体の表面に下記固型分組成のインキをジクロ
ロメタンに溶解・分散後、塗工染料重量が１１／ｒｒ１
１以上になるようワイヤーパーで塗工し色材層を形成し
これを転写体Ｆとした。

転写体Ｆ：ポリカーボネート　　　　　　４染料１３ フッ化カーボン　　　　　　　４ （平均粒径４．７μｍ） 数字は重量部である。塗工した色材層をジクロロメタン
で溶融抽出し分光吸収測定により染料濃度の定量測定を
行なった結果塗工染料重量は約１．２　ｙ／　ｍ”であ
った。また昇華性染料は実施例１〜１１．比較例１〜５
で用いた構造式１のものを使用した。

受像体は実施例１〜１１．比較例１〜６で用いた受像体
Ｃを使用した。

記録条件も実施例１〜１１．比較例１〜５と同一条件、
但し、転写体の走行方向は受像体の走行方向と同一方向
で走行速度は受像体の走行速度の１７ｎ（ｎ＝１．ｓ　
、６．１２）とした。

ｎをパラメータとした記録パルス巾と記録濃度（マゼン
タ）との関係を第５図に示す。図から明らかなようにｎ
＝１からｎ＝１２にわたって全く同等の階調再現性を有
し、飽和記録濃度や中間調記録濃度の低下は全くない。

又中間調におけるドツトの均質性においてもｎ＝１から
ｎ＝１２にわたって全く変化なく非常に良好であった。

発明の効果 以上で明らかなように薄い基体上に少なくとも昇華性染
料と結着材とからなる色材層を有する染料転写体と、基
体上に少なくとも染料染着性物質を含む染着層を有する
受像体とを、前記色材層と前記染着層とが滑性もしくは
熱離型性を有する物質を介して対向するよう配置し、前
記染料転写体の熱記録ヘッドに対する走行速度が前記受
像体の熱記録ヘッドに対する走行速度より小さな状態で
。

前記染料転写体の前記色材層の裏面側から撰択的に加熱
して前記受像体上に画像を形成することにより、相対速
度３式による多数回記録においてｎを大きくした場合に
も画質の劣化や記録濃度の低下を伴わず、特に階調再現
性の優れた画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の実施例における転写型感熱記
録方法を示す断面図、第６図は本発明の実施例における
記録濃度特性を示す図、第６図は従来例を示す断面図で
ある０ ３・・・・・・熱ヘッド、７・・・・・・基体、８・・
・・・・滑性粒子、９・・・・・・色材層、１０・・・
・・・転写体、１１・・・・・・基体、１２・・・・・
・染着層、１３・・−・・・受像体。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第５図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）薄い基体上に少なくとも昇華性染料と結着材とか
   らなる色材層を有する染料転写体と、基体上に少なくと
   も染料染着性物質を含む染着層を有する受像体とを、前
   記色材層と前記染着層とが滑性もしくは熱離型性を有す
   る物質を介して対向するよう配置し、前記染料転写体の
   熱記録ヘッドに対する走行速度が前記受像体の熱記録ヘ
   ッドに対する走行速度より小さな状態で、前記染料転写
   体の前記色材層の裏面側から撰択的に加熱して前記受像
   体上に画像を形成する転写型感熱記録方法。
2. （２）滑性もしくは熱離型性を有する物質が少なくとも
   粒子からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の転写型感熱記録方法。
3. （３）滑性もしくは熱離型性を有する物質が色材層中も
   しくは表面に存在することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の転写型感熱記録方法。
4. （４）滑性もしくは熱離型性を有する物質が染着層中も
   しくは表面に存在することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の転写型感熱記録方法。
5. （５）滑性もしくは熱離型性を有する物質が色材層中も
   しくは表面及び染着層中もしくは表面の双方に存在する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の転写型感
   熱記録方法。
6. （６）滑性もしくは熱離型性を有する物質が記録前に色
   材層表面、染着層表面、または色材層表面・染着層表面
   の双方に塗布されることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の転写型感熱記録方法。