JPS62178544A - 液晶性化合物、その組成物および光スイツチング素子 - Google Patents

液晶性化合物、その組成物および光スイツチング素子

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JPS62178544A
JPS62178544A JP1801486A JP1801486A JPS62178544A JP S62178544 A JPS62178544 A JP S62178544A JP 1801486 A JP1801486 A JP 1801486A JP 1801486 A JP1801486 A JP 1801486A JP S62178544 A JPS62178544 A JP S62178544A
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Tadao Shoji
東海林 忠生
Masashi Osawa
政志 大澤
Noburu Fujisawa
宣 藤沢
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Tadashi Arai
荒井 義
Jitsuo Kurokawa
黒川 実雄
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Kawamura Institute of Chemical Research
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な液晶性化合物ならびに液晶組成物およ
び光スイッチング素子に関するもので、特に強誘電性を
有する液晶材料を提供するものであり、従来の液晶材料
と比較して、特に応答性、メモリー性にすぐれた液晶表
示素子への利用可能性を有するため、テレビジョン等の
高速動1[1像の表示に最適な材料を提供するものであ
る。
〔従来の技術〕
液晶表示素子は、その低電圧作動性、低消費電力性、薄
型表示が可能なこと、受光型で目が疲れないことなどの
すぐれた特徴を有するため各種表示素子として広く用い
られている。
現在のところ表示方式としては、ツイステクドネマチッ
ク(Twisted Nematic ) m (TN
;’、1)と呼ばれるネマチック液晶を材料として用い
るものが最も多く採用されている。しめ)しながらこの
TN型液晶表示素子においては、前述のすぐれた特徴を
有しながら、応答速度が発光ダイオード、エレクトロル
ミネツセンス等に比較して遅いという欠点があり、その
ため応用上の制約があった。しかし前述のごとく、受光
型で低消費電力であるt¥f徴を利用し、かつ高速応答
性を有する新しい表示方式の開発が行われてきている。
この目的に沿ったものとして、近年強誘電性液晶が注目
されて来ている。この強誘電性液晶を利用した表示表子
は、従来のTN型液晶に比較して約fi100倍という
高速応答性を有し、さらに双安定性も得られることから
テレビジョン等の動画像や高速光シャッターを始めとす
る多方面の表示素子への応用が期待できるものである。
強誘電性液晶は、メイヤーらにより見い出されて報告さ
れ(ジュルナール・ド拳フィジーク、 56 (197
5)L−69)、応答速度がマイクロ秒のオーダーで、
記憶効果のある表示素子を作ることが可能であることが
クラーク(N、A、C1ark)らにより発表され(ク
ラークら、アプライド・フィツクス・レターズ、 56
 (i 980)899)で以来、非常に注目される存
在となったものである。
強誘電性液晶はスメクチック液晶の一分類に属し、その
中でも、分子中に不斉炭素を有する化合物が示すカイラ
ルスメクチック相を有する化合物として分類される。カ
イラルスメクチック相には、カイラルスメクチックC相
、カイラルスメクチックC相、カイラルスメクチックC
相等多くのカイラルスメクチック相が存在するが、実用
性の面からはカイラルスメクチックC相(以下SC”相
と略記する)が取扱い上も含め望ましいとされている。
SC相を下す液晶性化合物は、これまでにも多数の発表
があり、その分子構造の一部に不斉炭素原子を有するこ
とを特徴としており、その代表的なものとしては、初め
て合成された強誘電性液晶として知られていル(S)−
2−メチルブチル p−デシルオキシベンジリデンアミ
ノシンナメート(DOBAMBCと略炉れている)をは
じめとして一連のシック塩基系の液晶があげられる。し
かしシック塩基は一般に水分、光等に不安定であること
から実用性の面で大きな問題がある(ケラ−ら、ジャー
ナル・オプ・フィジク、371j−129:ヨシノらジ
ャパニーズ・ジャーナルーオプ・アプライド・フィツク
ス、25 L175(1984);截置ら、特開昭59
−98051)。
さらに、ハロゲン置換強1llI′IlL性液晶として
は、特開昭60−193947に記載があるが、SC”
相を示す温度幅が狭い化合物である。
〔発明が解決しようとする間碗点〕
本発明者らは、上記問題点を考慮し水分、光等に対する
安定性にすぐれ、かつ広範囲にSC相を有する液晶性化
合物および液晶性化合物を含有する液晶組成物を提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一般式!で示される液晶性化合物・2提供す
ることが第一点である。
(式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Q*
は、不斉炭素原子を有する光学活性基を、Xは、RO−
基に対してオルトまたはメタの位置に結合する水素、弗
素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0または1を
示す。) そして第二点は、少なくとも2種類の液晶性化合物から
成る液晶組成物において、前記一般式Iで表わされる化
合物を含有する液晶組成物を提供することである。
一般に液晶は、それがl−構造をもち構成分子が暖法線
に対して傾いている場合に、その構成分子が不斉炭素原
子を有していると、層間でその分子の傾き方向が少しず
つねじれ、らせん構造を示すようになる。そして自発分
極がらせん軸に対し垂直な方向に向いていると液晶が強
誘電性を示す。
従って本発明者らは、液晶性化合物で且つ分子内に不斉
炭素原子を有する化合物について鋭意検討の結果、一般
式1で示される化合物を得たものである。ここで得られ
た化合物は、先に述べたように水分や光等にも安定で実
用性の面からも大きな利点をもつ化合物といえる。
本発明の一般式lで示される化合物は種々の特徴を有し
、例えば一般式■における””n  C+2Hts、Q
”=CHt C”HCHs (Ct Hs )、n =
 1の場合においてXが弗素でアルコキシのオルト位の
場合とXが水素の場合ではその性能が大きく異なり、X
が弗素ではSC“相を示すが、Xが水素ではSC1相以
外の液晶相を示すに止まる。また一般式1におけるR+
=n−C1゜H,いζうCHt C’f(CHs (C
t Hs )、n = 1の場合、Xがアルコキシのオ
ルト位では、X=H,F、CLの差でS04相の温度域
、温度幅が大きく異なり、それぞれの性能の差異は簡略
に予想を付けることは困難であり、それぞれがそれらの
使用目的などで有効に活用される性質をもりている。
これらのことは一般式lにおけるn = Oの場合につ
いても言えることであり、本発明の化合物の有用性を示
すものである。また本発明の化合物は、本出願人の先願
に係る特願昭60−98712号に記載の化合物に比較
しさらに広い温度範囲に亘ってSC“相を有する化合物
群を含んでおり、これは一般式■の化合物が、ハイドロ
キノンの光学活性カルボン酸モノエステル型の分子構造
を有するためと考えられ、従来には見られない効果であ
る。さらに一般式■に金談れる各種の化合物は、種々混
合することにより、SC“相を示す温度域が個々の化合
物より低められた液晶組成物を導きうるものである。
さらに、本発明の化合物は、導独で強銹′邂性を示す化
合物もあるが、他の強誘電性液晶性化合物と混合して使
用することもできる。またさらに、本発明の化合物のう
ち強誘電性を示す化合物は、他の液晶性化合物との混合
によっても強誘電性を示す場合もある。このように本発
明の化合物は、各種液晶性化合物を配合することによっ
て、または導独に使用して、強誘電性液晶の光スイッチ
ング現象を利用した光スイッチング素子を構成すること
ができ、表示素子としての利用が可能である。
次に、一般式!で示される化合物の製造方法について述
べる。
一般式■の化合物は、次に示す一般式■と一般式Vで表
わされる二つの化合物の縮合反応により製造することが
できる。
(一般式V中、Rは、炭素数20以下のアルキル基を、
Xは、RO−基に対してオルトまたはメタの位置に結合
する水素、弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、
口または1を示す。) (一般式V中、Q*は、不斉炭素原子を有する光学活性
基を表わす。) 次に、一般式■の化合物の製造方法を概略的に示す。
n = 0の場合は、4−アルコキシ安息香酸またはそ
のハロゲン(弗素または塩素)wt換化合吻であり、工
程図1に概略的に示す方法にて製造することができ、n
=1の場合ハ、4′−アルコキシ−4−ビフェニルカル
ボ/酸または、そのハロゲン置換体であり工稈図2に概
略的に示す方法にて製造することができる。
尚、一般式Iにおける官能基RおよびQ*は、化合物l
の同一性を損わない範囲で、ハロゲン原子その他の置換
基で水素が置換されていても良いことを付記する。
(一般式■の化合物、n = 0に相当)(一般式■の
化合物、n=1に相当) 即ち、一般式■の化合物のn = Oに相当するハロゲ
ン置換もしくは無置換4−アルコキシ安息香酸は、ハロ
ケン置換もしくは無置換の4−メトキシブロムベンゼン
を、マグネシウムにより対応するマグネシウムフoマ(
)”としたのち、炭酸ガスにてカルボン[L、48eI
j臭化水素酸水溶液にて脱メチル化し、対応するヒドロ
キシカルボン酸とする。その後、アルキルハライドにて
アルコキシ化して一般式■の化合物(n=0に相当)を
製造する。
また、一般式■の化合物のn = 1に相当するハロケ
ン置換もしくは無置換4′−アルコキシ−4−ビフェニ
ルカルボン酸は、n=0の場合と同様にハロゲン置換も
しくは無置換の4−メトキシブロムベンゼンを、マグネ
シウムにより対応するマグネシウムブロマイドとした後
、塩化パラジウム存在下、天変ベンゼンと反応させ、対
応する4−メトキシビフェニルとする。引キ続いて塩化
アルミニウム存在下、塩化アセチルによるフリーデル・
クラフッ反応により、対応する4−アセチル−4′−メ
トキシビフェニルとする。続いて次亜臭素酸ソーダ水溶
液による酸化反応により、アセチル基をカルボキシル基
に変換し、48%臭化水素酸水溶液中で脱メチル化し、
ハロゲン置換もしくは無[8の4′−ヒドロキシ−4−
ビフェニルカルボ/酸を得る。そしてアルキルハライド
によるアルコキシ化により一般式■の化合物(n=1に
相当)を得ることができる。
次に一般式■の化合物は、ハイドロキノンと光学活性カ
ルボ/酸とのN、N’−ジシクロへキシルカルボジイミ
ドを使用するエステル縮合反応、または光学活性カルボ
ン酸の酸ハロゲン化物とハイドロキノ/ノ縮合によって
製造することができる。
このようにして得られた一般式■の化合物および一般式
■の化合物を使用して一般式1の化合物を製造するが、
その製造方法は、N、N’−ジシクロへキシルカルボジ
イミド使用によるエステル縮合、または一般式■の化合
物の対応する酸ノ・ロゲン化物としたのち、一般式■の
化合物との縮合反応により容易に製造しつるものである
このようにして得られた液晶性化合物、あるいはこれを
使用した組成物は、二枚の透明電極板の間に均一な厚さ
く1〜20μm)の薄膜とすることにより液晶表示用セ
ル等の光スイッチング素子として使用することができる
。表示セルの中では液晶分子は分子長軸が電極面に平行
ないわゆるホモジニアスの、かつ向きの均一な配向をと
ったモノドメインである必要がある。このため、セル表
面にラビング、蒸着等の配向処理を施すか、あるいは電
場、磁場等を印加する方法、さらには温度勾配法によっ
て、またこれらの方法を併用する方法等によって等方性
液体相から液晶相まで徐々に冷却して配向させる方法が
一般に用いられており、本発明における化合物あるいは
組成物においてもこのような方法によって均一に配向し
たモノドメインセルを得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る一般式!で示される化合物群は、従来代表
的強誘電性液晶化合物として知られているDOBAMB
Cに比較して、またその他これまでに発表されている強
誘電性液晶化合物などと比較しても広範囲に、かつエナ
ンチオトロピククにSC“相を示す化合物を含み、さら
に低温度域においてSC“相を示す化合物も含んでいる
0 このように一般式■で表わされる化合物はそのハロゲン
置換の効果により、化合物の性質を大きく変化させるこ
とができる有用な化合物群を構成する。また、一般式I
で表わされる化合物を使用した組成物においても、SC
“相を有する温度域を大きく変化させることができる効
果をもつ。実用面での光、水分に対する安定性について
も、一般式■の化合物は極めて信頼し得る0 〔実施例〕 以下に実施例および製造例をあげて本発明を具体的に説
明するが、勿論本発明の主旨と適用範囲はこれらの実施
例によって限定されるものではない。なお以下の例にお
いて相転位温度の値は測定方法や純度により多少の差異
を生ずることがある。
実施例1〜2〇 一般式Iによって表わされる化合物の相転位温度を示す
表1中、Xの表示における5F’は、ビフヱニル環アル
コキ7基のオルト位に弗素原子が置換されている事を示
す。3’CLについても同様に塩素原子が#:、喫され
ていることを示す。また、3F、5C1は、フェニル環
アルコキシ基のオルト位に弗素、塩素原子が置換されて
いる事を示し、2C6は、同様にメタ位に塩素原子が置
換されている事を示す。
Cにおける人は、−cti、 c”H/CH3を意味し
、Bは、\C,)I。
一〇イン′CI(、を意味する。
\CtI(。
相転位温度におけるCは結晶相、SXは、相未決定のス
メクチック相、SAは、スメクチックA相、Chは、コ
レステリック相およびIは、等方性液体を示し、・は、
その相の存在する事を示し、−は、その相が存在しない
事を示す。また括弧で示したものは、モノトロピックに
即ち過冷却下でその相の存在することを示す。
製造例1.(実施例1の化合物) 4′−n−オクチルオキシ−4−ビフェニルカルボン酸
五26fに209の塩化チオニルを加え、さらに−滴の
ピリジンを加えて6時間加熱還流させた後、二ノ(ボレ
ーターにて揮発分を留去させた。ここに無水ピリジン2
0Fと2.089の7〜イドロキノンーモノ−(S) 
−5−メチルペンタノエイトを加え、30〜50℃にて
7時間反応させた。反応後、反応液を多量の酢酸エチル
中に注ぎ、希塩酸で3回洗滌し、続いて水洗を3回行っ
た。酢酸エチル層は、芒硝にて脱水後、酢酸エチルを濃
縮し残渣を5.10 f得た。
この残渣は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー法に
より目的成分を分離し4.1 Ofを得た。
エタノールから2回再結晶し、目的物五85Fを得た。
収率75% 得られた目的物は、核磁気共鳴スペクトル、赤外線吸収
スペクトル、マス・スペクトルによシ確認した。
核磁気共鳴スペクトル(CDCIm )δ値(プロトン
)(185〜2.24 (24H) : 2.58〜2
.69 (2H)多ffi線11〜4.15(2H)三
重線: 6.90〜ago(8H)赤外線吸収スペクト
ル(cm−’ ) (主要吸収値)2950.2880
,1760.173B、1610,1515゜1280
.1190,1080. 830. 770゜マス・ス
ペクトル  M”=516  (C,1,法)製造例2 一般式■におけるn==1に相当する化合物(5’−フ
ルオo−4−アルコキシー4−ビフェニルカルボン醒の
製造) 500−五つロフラスコに撹拌機、冷却コンデンサー、
窒素ガス導入管、温度針、さらに滴下ロートを付は冷却
コンデンサー上部より窒素ガスを放出できる装置に、2
.5fの削り状金属マグネシウム、120−の脱水テト
ラヒドロフランを仕込み、滴下ロートには50Fの脱水
テトラヒドロフランに溶解させた2α5fの3−フルオ
ロ−4−メトキシブロムベンゼンを仕込む。
窒素ガス気流下にて、滴下ロートより少量ずつ3−フル
オロ−4−メトキシブロムベンゼンを滴下しながらフラ
スコを加熱し、徐々に反応させながら30分で3−フル
オロ−4−メトキシブロムベンゼンを滴下させた。滴下
中反応が進行している時は発熱により外部からの加熱は
必要ない。滴下終了後さらに1時間加熱還流させ3−フ
ルオロ−4−メトキシフェニルマグネシウムブロマイド
を製造した。次に20.3Fの法度ベンゼン、α20f
の塩化パラジウムおよび脱水テトラヒドロ7ラン100
dを仕込んだフラスコ中に、窒素気流下、上記の3−フ
ルオロ−4−メトキシフェニルマグネシウムブロマイド
のテトラヒドロフラン溶液を法度ベンゼン溶液を撹拌さ
せながら滴下する。40分にて滴下後、2時間加熱還流
させた。その後反応液を室温に戻し、10%塩酸を加え
1覚拌後、ヘキサンを加え十分撹拌し、有機層を分離し
た。有機層は、さらに水で洗滌後濃縮し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法により、目的
物3−フルオロ−4−メトキシビフェニルを不純物より
分離した。収量11.2F、収率55チ 次にここで得られた5−フルオロ−4−メトキシビフェ
ニル11.2fを、4.3fの塩化アセチル、100+
wjの二硫化炭素と共に冷却管付反応フラスコに仕込み
、フラスコ上部には無水塩化カルシウム管を付は水分を
遮断した。フラスコを氷冷しながらここに無水塩化アル
ミニウムを902加え、2時間撹拌後ゆるやかに5十分
に撹拌した。生じた沈殿を濾過により集め9.1 Fを
得た、イングロビルアルコールより再結晶させ目的物4
−アセチル−3′−フルオロ−4′−メトキシビフェニ
ル7.2fを得た。収率53qb ここで得られた4−アセチル−3′−フルオロ−4′−
メトキシビフェニル7.2fを300dのジオキサンに
溶解させ、さらに360−の次唾臭素酸ノーダ溶液(苛
性ソーグア5f、JA素78tより?J4整)を0〜5
℃にて約40分で加えた後、2時間60〜35℃にて撹
拌した。次に亜硫酸水素す) IJウムの飽和水溶液に
て過剰の次唾JA索酸ノーダを分解した後、10慢塩酸
水溶液を加えPH5〜4にし、10℃にて20時間放置
し結晶化させた。生じた結晶を濾過し7.22の3′−
フルオロ−4′−メトキシ−4−ビフェニルカルボンm
t得た。イングロビルアルコールより再結晶しts、8
tの目的物を得た。収率94% 引き続き、&8203′−フルオロー4′−メトキシ−
4−ビフェニルカルボ/酸を150−の48%臭化水素
酸水溶液と80−のジオキサン中で14時間加熱還流さ
せた。その後揮発分をエバポレーターにて留去した後残
渣を水で数回洗滌し、イングロビルアルコールカラ再結
晶し目的物3′−フルオロ−4′−ヒドロキシ−4−ビ
フェニルカルボン#16.10fを得た。収率95%こ
のように得られた3′−フルオロ−4′−ヒドロキシ−
4−ビフェニルカルボン酸に対し1.2倍モルのアルキ
ルブロマイド、1.95倍モルの苛性ンーダを使用し含
水エタノール中で10時間加熱還流させた後10チ塩酸
水溶液を加え、液のpHtt2〜3とし1時間加熱還流
させた。冷却後クロロホルムにより有機物を抽出し、ク
ロロホルム層を水洗、芒硝にて脱水した。クロロホルム
層は濃縮し粗結晶を得る。エタノールより再結晶り目的
物の3′−フルオロ−4′−アルコキシ−4−ビフェニ
ルカルボン酸1に得た。このアルコキシ化反応における
収率は使用するアルキルブロマイドの種類により若干異
なるが概ね60〜80慢である。
製造例五 (実施例6の化合物) 製造例2に示した方法により6′−フルオロ−4′−ド
デシルオキシ−4−ビフェニルカルボン酸を製造し使用
した。
4、Ofの6′−フルオロ−4′〜ドデシルオキシ−4
−ビフェニルカルボン酸にa5tの塩化チオニルを加え
、さらに1滴のビリジ/を加えて6時間加熱還流した。
その後製造例1に示した方法と全く同様に処理し、2J
J8fのハイドロキノン−モノ−(a) −3−メチル
ペンタノエイトを使用し、製造例1と全く同様に反応、
後処理を行なって、目的とする(4−オキシカルボニル
−(S)−2−)fルフチル)フェニル 3′−フルオ
ロ−4’−)”デシルオキシ−4−ビフェニルカルボキ
シレート3.83fを得た。収率65% 得られ九目的物は、核磁気共鳴スペクトル、赤外1線吸
収スペクトル、マス・スペクトルにより確認した。・核
磁気共鳴スペクトル(CDC1* )δ値(プロトン)
Q、82〜2.25(32H) :2.43〜2.72
(2)()多重線;4.00〜4.15 (2H)三重
線; 7.01〜a30(11H)赤外1線吸収スペク
トル(am’) (主要吸収値)2930.2850,
1750,1730,1610,1515゜1285.
1190.1090. 815. 765マス・スペク
トル M/e = 590 (C,1,法)製造例4.
(実施例9の化合物) 5′−フルオロ−4′−ドデシルオキシ−4−ビフェニ
ルカルボン酸4.0Ofおよびハイドロキノン−モノ−
(s)−2−メチルブタノエイト1.94 fを使用す
る#よかは製造例1,3と全く同様に反応、後処理を行
って目的とする(4−オキシカルボニル−(s) −1
−メチルグロビル)フェニル 3′−フルオロ−4′−
ドデシルオキシ−4−ビフェニル力ルポキシレート工9
2りを得た。
収率68% 核磁気共鳴スペクトル(CDCl5 )δ値(プロトン
)0.80〜1.95(23H):2.50〜2.83
(1)1)多重線;4.00〜4.15 (2H) 三
t1線; 7.03〜ago(11H)赤外線吸収スペ
クトル(am−′) (主要吸収値)2930.286
0,1750,1730,1610,1515゜128
5.1190.1090. 815. 715マス・ス
ペクトル M/e = 576 (C,1,法)製造例
5.(実施例10の化合物) 6′−クロル−4′−デシルオキシ−4−ビフェニルカ
ルボン酸五90tを1αO2の塩化チオニルに加えさら
に−滴のピリジンを加えて6時間加熱還流した。その後
実施例1と同様に後処理し、2.08fのハイドロキノ
ン−モノ−(s) −3−メチルペンタノエイトを使用
し製造例1と全く同様に反応、後処理を行って目的とす
る(4−オキシカルボニル−(a)−22−1fブチル
)フェニル 3′−フルオロ−4′−デシルオキシ−4
−ビフェニルカルボキシレート4.16 fを得た。収
率72%核磁気共鳴スペクトル(CDC1m )δ値(
プロトン)0.86〜2.22(281) ;L55〜
2.66(2H)多重線;?t94〜4.09 (2H
)三重線: 6.89〜1lL17(11H)赤外線吸
収スペクトル(em−’ ) (主要吸収値)2950
.2880,1765,1735,1610.1520
゜1265.1175,1080. 850. 765
マス−スヘ/ トルM”= 578 (C,1,法)製
造例& (実施例13の化合物) 4−デシルオキシ安息香酸5.62を15Pの塩化チオ
ニル中に加えさらに1滴のピリジ/を加えて6時間加熱
還流した。反応後揮発分をエバポレーターにて留去後&
91Pのハイドロキノン−モノ−(s)−2−メチルブ
タノエイトと25fの脱水ピリジンを加え25〜40℃
にて10時間反応させた。反応後多量の酢酸エチル中に
ピリジン溶液を注ぎ10%塩酸で3回洗滌し、さらに水
洗を3回行なってで硝で脱水した。脱水後の酢酸エチル
溶液は、濃縮し9.20 rの残渣を得た。シリカゲル
カラムクロマトグラフィー法により主成分を分離後エタ
ノールより再結晶し目的物(4−オキシカルボニル−(
s)−1−メチルグロビル)フェニル 4−デシルオキ
シベンゾエイト7、30 tを得た。収率80%核磁気
共鳴スペクトル(CDCb )δ値(プロトン)1.7
9〜2.00(24H):2.40〜2.77(IH)
多重線;10〜4.05 (、2H)三重線: &86
〜1lL11 (8H)赤外線吸収スペクトル(am−
’ ) (主要吸収値)2940.2B60,1760
,1735,1608,1515゜1260.1160
,1075. 905. 765マス・スペクトル M
” = 454 (C,1,法)製造例Z (実施例1
5の化合物) 3−フルオロ−4−デシルオキシ安息香酸2.96fを
1ofの塩化チオニル中に加えさらに1滴のピリジンを
加えて6時間加熱還流した。反応後揮発分をエバポレー
ターにて留去したのち、2.10tのハイドロキノン−
モノ−(s) −3−メチルペンタノエイトを加えピリ
ジン20fを加えて25〜40℃にて10時間反応させ
た。その後製造例6と全く同様に後処理を行って目的物
(4−オ中シカルボニ2−2−メチルブチル)フェニル
 3−フルオロ−4−デシルオキシベンソニー)4.O
fを得た。収率82チ 核磁気共鳴スペクトル(CDCIm )δ値(プロト/
)1.87〜2.22(28H):2.33〜2.70
C2H)多重線;4.02〜4.17(2H)三重線;
&90〜7.99(7H)赤外線吸収スペクトル(cm
−’ ) (主要吸収値)29!10,2860,17
50.17sO,1615,1515713,05,1
1?0,1075. 905. 755マス・スペクト
ル M” = 486 (C,1,法)実施例21゜ 実施例6の化合物(4−オキシカルボニル−(a) −
2−メチルブチル)フェニル 3′−フルオロ−4′−
ドデシルオキシ−4−ビフェニルカルボキシレート1.
8 +<警部と実施例13の化合物(4−オキシカルボ
ニル−(s)−1−メチルグロビル)フェニル 4−デ
シルオキシイ/シェード1.0重准部を混合し加熱融解
さぞ十分に攪拌した。この混合物は58℃から66℃の
範囲でエナンチオトロピ、りにSc@相を有する混合液
晶となシ、実施例6の化合物のSc”相の温度域を大き
く低下させることができ有用な組成物を得ることができ
た。
実施例22 実施例6の化合物(4−オキシカルボニル−(s) −
2−メチルブチル)フェニル 3′−フルオロ−4′−
ドデシルオキシ−4−ビフェニルカルホキシレー)56
.を警部、実施例5の化合物(4−オキシカルボニル−
(S)−2−メチルブチル)フェニル 3′−フルオロ
−4′−デシルオキシ−4−ビフェニルカルボキシレー
ト20を警部、実施例9の化合物(4−オキシカルボニ
ル−(s)−1−、+’+ルグロピル)フェニル 3′
−フルオロ−41−ドデシルオキシ−4−ビフェニルカ
ルボキシレート12部および実施例14の化合物(4−
オキシカルボニル−(a)−1−メチルグロビル)フェ
ニル 4−ドデフルオキシペ/シェード32重危部を混
合し、加熱溶融させ十分に撹拌し、液晶組成物を作成し
た。
この組成物は、34℃から110℃の範囲でエナンチオ
トロピックにScI相を有する混合液晶となシ、有用な
組成物をイ0ることができた。
実施例23゜ 実施例22で得られた液晶組成物を使用し、厚さ3胸の
スペーサーを使用した2枚のラビング配向処理済ガラス
透明電極間に等方性液体として充填し薄膜セルを作成し
た。このセルを1分間に0.5度の割合で冷却しカイラ
ルスメクチック相を均一なモノドメインとして得た。こ
のセルを55℃にて5ボルトα1ヘルツの電場を印加し
ホトマルチプライヤ−にて元スイッチング動作を検出し
たところその応答速度は約450μ秒であった。これに
より応答速度の速い液晶表子素子がイOられた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 I で表わされる液晶性化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) (式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Q^
    *は、不斉炭素原子を有する光学活性基を、Xは、RO
    −基に対してオルトまたはメタの位置に結合する水素、
    弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0または1
    を示す。) 2、Q^*が光学活性2−メチルブチル基または光学活
    性1−メチルプロピル基である特許請求の範囲第1項記
    載の液晶性化合物。 3、少なくとも2種類の液晶性化合物から成る液晶組成
    物において、一般式 I で表わされる化合物を含有する
    液晶組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) (式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Q^
    *は、不斉炭素原子を有する光学活性基を、Xは、RO
    −基に対してオルトまたはメタの位置に結合する水素、
    弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0または1
    を示す。) 4、一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) (式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Q^
    *は、不斉炭素原子を有する光学活性基を、Xは、RO
    −基に対してオルトまたはメタの位置に結合する水素、
    弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0または1
    を示す。) で表わされる化合物の少くとも1種を構成要素とする光
    スイッチング素子。
JP1801486A 1986-01-31 1986-01-31 液晶性化合物、その組成物および光スイツチング素子 Expired - Lifetime JPH0667879B2 (ja)

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