JPS63115848A - プロピオン酸誘導体およびその液晶性組成物 - Google Patents

プロピオン酸誘導体およびその液晶性組成物

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JPS63115848A
JPS63115848A JP14015786A JP14015786A JPS63115848A JP S63115848 A JPS63115848 A JP S63115848A JP 14015786 A JP14015786 A JP 14015786A JP 14015786 A JP14015786 A JP 14015786A JP S63115848 A JPS63115848 A JP S63115848A
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JP14015786A
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Tadao Shoji
東海林 忠生
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Noburu Fujisawa
宣 藤沢
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Masashi Osawa
政志 大澤
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Kawamura Institute of Chemical Research
DIC Corp
Original Assignee
Kawamura Institute of Chemical Research
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な液晶性化合物ならびに液晶組成物およ
び光スイツチング素子に関するもので、特に強誘電性を
有する液晶材料を提供するもので17、従来の液晶材料
と比較して、特に応答性、メモリー性にすぐれた液晶表
示素子への利用可能性を有するため、テレビジ、ン等の
高速動画像の表示に最適な材料を提供するものである。
〔従来の技術〕
液晶表示素子は、その低電圧作動性、低消費電力性、薄
型表示が可能なこと、受光型で目が疲れないことなどの
すぐれた特徴を有するため各種表示素子として広く用い
られている。
現在のところ表示方式としては、ツィステッドネマチッ
ク(Twisted N@mat1e) 屋(TN型)
と呼ばれるネマチック液晶を材料として用いるものが最
も多く採用されている。しかしながらこのTN型液晶表
示素子においては、前述のすぐnた特徴を有しながら、
応答速度が発光ダイオード、エレクトロルミネッセンス
等に比較して遅いという欠点があシ、そのため応用上の
制約がちりた。しかし前述のごとく、受光型で低消費電
力である特徴を利用し、かつ高速応答性を有する新しい
表示方式の開発が行われてきている。
この目的に沿ったものとして、近年強誘電性液晶が注目
されて来ている。この強誘電性液晶を利用した表示素子
は、従来のTN型液晶に比較して約数100倍という高
速応答性を有し、さらに双安定性も得られることからテ
レビジョン等の動画像や高速光シャッターを始めとする
多方面の表示素子への応用が期待できるものである。
強誘電性液晶は、メイヤーらにょシ見い出されて報告さ
れ(ジュルナール・ド・フィジーク。
其(I975)L−69)、応答速度がマイクロ秒のオ
ーダーで、記憶効果のある表示素子を作ることが可能で
あることがクラーク(N、A、C1ark )らにより
発表され(クラークら、アプライド・フィツクス・レタ
ーズ、と(I980)899)て以来、非常に注目され
る存在となったものである。
強誘電性液晶はスメクチック液晶の一分類に属し、その
中でも、分子中に不斉炭素を有する化合物が示すカイラ
ルスメクチック相を有する化合物として分類される。カ
イラルスメクチック相には、カイラルスメクチックC相
、カイラルスメクチックC相、カイラルスメクチックH
相等多くのカイラルスメクチック相が存在するが、実用
性の面からはカイラルスメクチックC相(以下SC*相
と略記する)が取扱い上も含め望ましいとされ、ている
SC*相を示す液晶性化合物は、これまでにも多数の発
表があり、その分子構造の一部に不斉炭素原子を有する
ことを特徴としており、その代表的なものとしては、初
めて合成された強誘電性液晶として知られている(S)
−2−メチルブチルp−デシルオキシベンジリデンアミ
ノシンナメート(DOBAMBCと略称されている)を
はじめとして−連のシック塩基系の液晶があげられる。
しかしシック塩基は一般に水分、光等に不安定であるこ
とから実用性の面で大きな問題がある(ケラ−ら、ジャ
ーナル・オプ・フィジク、37C3−129:ヨシノら
シャツ譬ニーズ・ジャーナル・オプ・アゾライド・フィ
ツクス、 23 Li2S (I984) :磯貝ら、
特開昭59−98051)。
さらに、へロr7置換強誘電性液晶としては、特開昭6
0−193947に記載があるが、SC*相を示す温度
幅が狭い化合物である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、上記問題点を考慮し水分、光等に対する
安定性にすぐれ、かつ広範囲にSC*相を有する液晶性
化合物および液晶性化合物を含有する液晶組成物を提供
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第−点は、一般式(I)で示される液晶性化合
物を提供することである。
(式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Xは
、RO−基に対してオルトまたはメタの位置に結合する
水素、弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0ま
たは1を示し、2は炭素数が1〜12のアルキル基を示
す。*印はその炭素が不斉炭素原子であることを表わす
。) 本発明の第二点は、少なくとも2種類の液晶性化合物か
ら成る液晶組成物において、前記一般式CI)で表わさ
れる化合物を含有する液晶組成物を提供すること711
ある。
一般に液晶は、それが層構造をもち構成分子が層法線に
対して傾いている場合に、その構成分子が不斉炭素原子
を有していると、眉間でその分子の傾き方向が少しずつ
ねじれ、らせん構造を示すようになる。そして自発分極
がらせん軸に対し垂直な方向に向いていると液晶が強誘
電性を示す。
本発明者らは、液晶性化合物で且?分子内に不斉炭素原
子を有する化合物について鋭意検討の結果、一般式(I
)で示される化合物を得るに至った。
ここで得られた化合物は、先に述べ念ように水分や光等
にも安定で実用性の面からも大きな利点をもつものであ
る。
本発明の化合物は、単独で強誘電性を示す化合物もある
が、他の強誘電性液晶性化合物と混合して使用すること
も’i:i’、?、b 、また、本発明の化合物のうち
強誘電性を示す化合物は、他の液晶性化合物との混合に
よっても強誘電性を示す場合がある。
このような本発明の化合物は、各種液晶性化合物を配合
することによって、または単独に使用して、強誘電性液
晶の光スイツチング現象を利用した光スイツチング素子
を構成することができ、表示素子としての利用が可能で
ある。
次に、一般式(I)で示される化合物の製造方法につい
て述べる。
一般式(I)の化合物は、次に示す一般式(Mと一般式
(■で表わされる二つの化合物の縮合反応によp製造す
ることができる。
(一般式(財)中、Rは、炭素数20以下のアルキル基
を、Xは、 RO−基に対してオルトまたはメタの位置
に結合する水素、弗素、塩素のいずれかの原子を示し、
nは、Oまたは1を示す。)(一般式(V)中、2は炭
素数1〜12のアルキル基を示し、*印はその炭素が不
斉炭素原子であること金表わす。) 一般式(転)の化合物は、n =0の場合は4−アルコ
キシ安息香酸またはそのハロゲン(弗素または塩素)置
換化合物であシ、工程図1に概略的に示す方法にて製造
することができ、n == 1の場合、4′−アルコキ
シ−4−ピフェニルカルゲン酸または、そのハロゲン置
換体であり工程図2に概略的に示す方法にて製造するこ
とができる。
(一般式(財)の化合物、n = Oに相当)(一般式
(財)の化合物、n = 0に相当)工程図2゜ (一般式(財)の化合物、n = I FC相轟)一般
式(IV)の化合物のn=0【相当するハロゲン置換も
しくは無置換4−アルコキシ安臭香酸は、ハロゲン置換
もしくは無置換の4−メトキシブロムベンゼンを、マグ
ネシウムによシ対応するマグネシウムブロマイドとした
のち、炭酸ガスにてカル?ン酸とし、48チ臭化水素酸
水浴液にて脱メチル化し、対応するヒドロキシカルボン
酸とする。
次いでこれをフルキルハライドにてアルコキシ化して一
般式(財)の化合物(n = Oに相当)とする。
また、一般式(■)の化合物のn = 1に相当するハ
ロゲン置換もしくは無置換4′−アルコキシ−4−ピフ
ェニルカルボン酸は、n=0の場合と同様にハロゲン置
換もしくは無置換の4−メトキシブロムベンゼンを、マ
グネシウムにより対応するマグネシウムブロマイドとし
た後、塩化ノラジウム存在下、沃度ベンゼンと反応させ
、対応する4−メトキシビフェニルとする。引き続いて
塩化アルミニウム存在下、塩化アセチルによるフリーデ
ル・クラフッ反応により、対応する4−アセチル−4′
−メトキシピフエニルとする。続いて次亜臭素酸ソーダ
水溶液による酸化反応によシ、アセチル基をカルゲキシ
ル基に変換し、48%臭化水素酸水溶液中で脱メチル化
し、ハロゲン置換もしくは無置換の4′−ヒドロキシ−
4−ビフェニルカルRン酸を得る。そしてアルキルハラ
イドによるアルコキシ化によシ一般式(財)の化合物(
n = 1に相当)とすることができる。
一般式(■の化合物は、ハイドロキノンと光学活性2−
アルコキシプロピオン酸とのN、N’−ジシクロへキシ
ルカルデジイミドを使用するエステル縮合反応、また光
学活性2−アルコキシプロピオン酸クロライドとハイド
ロキノンの縮合により製造することができる。
光学活性2−アルコキシプロピオン酸は、光学活性乳酸
エチルをN、N’−ジメチルホルムアミド中で酸化銀お
よび沃化アルキルと反応させて光学活性2−アルコキシ
プロピオン酸エチルとし、これをアルカリ加水分解する
ことにより、容易に製造することができる。
このようにして得られた一般式mlの化合物および一般
式(V)の化合物は、N、N−ジシクロへキシルカルデ
ジイミドを使用してエステル縮合するか、または一般式
■の化合物を対応する酸ハロゲン化物としたのち、一般
式(■の化合物と縮合反応することにより、容易に一般
式(r)の化合物とすることができる。
このよう忙して得られ九液晶性化合物、あるいはこれを
含む組成物は、二枚の透明電極板の間に均一な厚さく1
〜20μm)の薄膜とすることにより液晶表示用セル等
の元スイッチング素子として使用することができる。表
示セルの中では液晶分子は分子長軸が電極面に平行な、
いわゆるホモジニアスの、かつ向きの均一な配向をとっ
たモノドメインである必要がある。このため、セル表面
にラビング、蒸着等の配向処理を施すか、あるいは電場
、磁場等を印加する方法、さらには温度勾配法によって
、またこれらの方法を併用する方法等だよって等方性液
体相から液晶相まで徐々に冷却して配向させモノドメイ
ンとする方法が一般に用いられているが、本発明におけ
る化合物あるいは組成物においてもこのような方法によ
って均一に配向したモノドメインセルを得ることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明に係る一般式(I)で示される化合物は、従来代
表的強誘電性液晶化合物として知られているDOBAM
BCに比較して、またその他これまでに発表されている
強誘電性液晶化合物などと比較しても広範囲に、かつエ
ナンチオトロピックにSC*相を示す化合物を含むもの
である。
また、一般式(I)で表わされる化合物を含む組成物に
おいても、SC*相を有する温度域を大きく変化させる
ことができる効果をもつ。実用面での光、水分に対する
安定性についても、一般式(I)の化合物は極めて信頼
し得る。
〔実施例〕
以下だ実施例および製造例をあげて本発明を具体的に説
明するが、勿論本発明の主旨と適用範囲はこれらの実施
例によりて限定されるものではない。なお以下の例にお
ける相転位温度の値は測定方法や純度により多少の差異
を生ずることがある。
また、相転位温度の項におけるCは融点、SC*はカイ
ラルスメクチックC相、SAはスメクチック人相をそし
てIは等方性液体を示す。
製造例1 (ト)−エチル−2−エトキシゾロピオネートの製造(
ト)−乳酸エチル20.9 、1001+IjN、N’
−ジメチルホルムアミド、38Iの沃化エチル及び30
IIの酸化銀混合物を室温にて40時間攪拌した。次す
で不溶物を炉別し、戸液に水およびヘキサンを加え分液
した。水層は引き続きヘキサンで2回抽出し、ヘキサン
層を芒硝で脱水後減圧蒸留し86〜b 共鳴スペクトルよシ目的物であることを確認した。
〔核磁気共鳴スペクトル) (cDct3.δ値 プロ
トン)1.1〜1.459H(メチルプロトン)3.2
9〜3.68 2H(エトキシ メチレンプロトン)3
.79〜4.03 1H(メチンプロトン)4.03〜
4.29 2H(エステル メチレンプロトン)製造例
2 一般式(至)におけるz=gtに相幽するハイドロキノ
ン−モノ−(ト)−2−エトキシプロピオン酸エステル
の製造 製造例1で得られた(ト)−エチル−2−エトキシゾロ
ピオネ−)9.0.9を5規定苛性ソーダ水溶液50d
中で6時間攪拌後槽硫酸にて水冷下p83〜4とした。
この水溶液をエーテルにて数回抽出し、エーテル層は芒
硝にて脱水後濃縮し5.6gの(ト)−2−エトキシプ
ロピオン酸を得た。〔α元’=−36,5(C=0.2
.クロロホルム) 〔核磁気共鳴スペクトル] (CDCl3.δ値、76
0トン)1.12〜1.43  (6H)  (メチル
プロトン)3.30〜3.70  (2H)  (エト
キシ メチレンプロトン)3.78〜4.00  (I
H)  (メチンプロトン)ここで得られた(ト)−2
−エトキシプロピオン酸5.61を10dの塩化チオニ
ルに加え5時間加熱還流させた。次いで減圧下で塩化チ
オニルを留去し、ここに59tnlの乾燥ピリジンにハ
イドロキノン9.OIを溶解した溶液を加え30〜40
℃にて20時間攪拌した。これを多量の酢酸エチルに溶
解後、稀塩酸水溶液にて数回洗浄後水洗、芒硝により脱
水した。酢酸エチル溶液は濃縮後カラムクロマトグラフ
ィー(シリカ)fN、ヘキサン−酢酸エチル系)によシ
目的成分を分離し油状物として4.61を得た。
〔核磁気共鳴スペクトル) (coct、 、δ値、f
ロトン)1.15〜1.30  (3H)(メチルプロ
トン)1.49,1.57  (3H)(メチルプロト
ン)(ダブレット)3.40〜3.83  (2H)(
メチレンプロトン)3.97〜4.28  (IH)(
メチンプロトン)6.33     (IH)(水酸基
プロトン)6.92〜7.14  (4H)(芳香核プ
ロトン)実施例1 光学活性4−〔4−ドデシルオキシフェニルカルブニル
オキシ] −7zニル2−エトキシプロピオネートの製
造 4−ドデシルオキシ安息香酸クロライド3.24.9I
C乾燥ヒIJシン10rlLlを加え、ここに実施例2
で得うれた、ハイドロキノン−モノ−←)−2−エトキ
シプロピオン酸エステ#1.95#を加え40〜60℃
にて15時間攪拌して反応を行った。灰石後酢酸エチル
によシ稀釈し、稀塩酸水溶液で数回洗浄後水洗し、芒硝
忙よシ脱水した。酢酸エチル溶液は濃縮後カラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチル系)
にて精製しエタノールよシ再結晶を行って目的物を3,
821!得た。
〔核磁気共鳴スペクトル] (CDC1,、a値、プロ
トン)0.80〜2.0  (29H)(メチル、メチ
レンプロトン)4.03〜4.28  (IH)(メチ
ンプロトン)7.88〜8.03  (8H)(芳香核
プロトン)〔マス・スペクトル〕 虻=498 (C,
1,法)相転位温度(C) 43.7  49.0 C−−→5A===ゴI 製造例3 一般式(■)におけるn = 1に相当する化合物、3
′−フルオロ−4−アルコキシ−4−ピフェニルカルが
ン酸の製造 500−五つロフラスコに攪拌機、冷却コンデンサー、
窒素がス導入管、温度計、及び滴下ロートを付は冷却コ
ンデンサー上部よシ窒素ガスを放出できる装置に、2.
5Iの削シ状金属マグネシウム、120−の脱水テトラ
ヒドロフランを仕込み、滴下ロートには50Iの脱水テ
トラヒドロフランに溶解させた20.5j’の3−フル
オロ−4−メトキシプロムペンゼ/を仕込む。窒素ガス
気流下にて、滴下ロートよシ少量ずっ3−フルオロ−4
−メトキシブロムベンゼンを滴下しながらフラスコを加
熱し、徐々に反応させながら30分で3−フルオロ−4
−メトキシブロムベンゼンを滴下させた。滴下中反応が
進行している時は発熱にょ)外部からの加熱は必要なt
x、 @下終了後さらVc1時間加熱還流させ3−フル
オロ−4−メトキシフェニルマグネシウムブロマイドを
製造した。次に20.3.9の天変ベンゼン、0.20
gの塩化ノ々ラジウムおよび脱水テトラヒドロフラン1
001dを仕込んだフラスコ中に、窒素気流下、上記の
3−フルオロ−4−メトキシフェニルマグネシウムブロ
マイドのテトラヒドロ7ラン済液を天変ベンゼン溶液を
攪拌させながら滴下する。40分にて滴下後、2時間加
熱還流させた。その後反応液を室温に戻し、10%塩酸
を加え攪拌後、ヘキサンを加え十分攪拌し、有機層を分
離した。有機層は、さらに水で洗滌後濃縮し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法によシ、
目的物3−フルオロ−4−メトキシピフェニルを不純物
よシ分離した。収量11.2Ii。
次にここで得られた3−フルオロ−4−メトキシビフェ
ニル11.2Nを、4.3.9の塩化アセチル、100
−の二硫化炭素と共に冷却管付反応フラスコに仕込み、
フラスコ上部には無水塩化カルシウム管を付は水分を遮
断した。フラスコを氷冷しながらここに無水塩化アルミ
ニウムを9.Ofl加え、2時間攪拌後ゆるやかに5時
間加熱還流させた。
反応終了後反応液を大量の10チ塩酸水溶液中に注ぎ十
分に攪拌した。生じた沈殿を濾過によりfiめ9.1.
9を得た。イソグロビルアルコールよシ再結晶させ目的
物4−アセチル−3′−フルオロ−4゛−メトキシビフ
ェニル7.2Iを得た。
ここで得られた4−アセチル−3′−フルオロ−4゛−
メトキシビフェニル7.21を3QQmjのジオキサン
に溶堺させ、さらに360dの次亜臭素酸ソーダ溶液(
苛性ソーダ751.臭素78.9よシ調整)を0〜5℃
にて約40分で加えた後、2時間30〜35℃にて攪拌
した。次に亜硫酸水素ナトリウムの飽和水溶液にて過剰
の次亜臭素酸ソーダを分解した後、10%塩酸水溶液を
加えpH3〜4にし、10℃にて20時間放置し結晶化
させた。
生じた結晶を濾過し7.21の3′−フルオロ−4′−
メトキシ−4−ピフェニルカルボン酸を得た。イソゾロ
ビルアルコールよシ再結晶し6.82の目的物を得た。
引き続き、6.8JFの3′−フルオロ−4′−メトキ
シ−4−ピフェニルカルボン酸を150WLlの48チ
臭化水素酸水溶液と8Qdのジオキサン中で14時間加
熱還流させた。その後揮発分をエバポレーターにて留去
した後残渣を水で数回洗滌し、イソプロピルアルコール
から再結晶し目的物3′−フルオロ−4′−ヒドロキシ
−4−ピフェニルカルボン酸6.10 IIを得た。
このように得られた3′−フルオロ−4′−ヒドロキシ
−4−ピフェニルカルボン酸〈対し182倍モルのアル
キルブロマイド、1.95倍モルの苛性ソーダを使用し
含水エタノール中で10時間加熱還流させ之後10チ塩
酸水溶液を加え、液の−を2〜3とし1時間加熱還流さ
せた。冷却後クロロホルムによ#)有機物を抽出し、ク
ロロホルム層を水洗、芒硝にて脱水した。クロロホルム
層は濃縮し粗結晶を得る。エタノールよシ再結晶し目的
物の4′−アルコキシ3′−フルオロ−4−ピフェニル
カルボン酸を得た。このアルコキシ化反応における収率
は使用するアルキルブロマイドの種類により若干異なる
が概ね60〜80%である。
実施例2 光学活性4−(4’−ドデシルオキシ−3′−フルオロ
−4−ピフェニルカル?ニルオキシ〕−フェニル2−エ
トキシゾロビオネートの製造製造例3の方法によって製
造した4′−ドデシルオキシ−3′−フルオロ−4−ピ
フェニルカルボン酸4.0yK8.5gの塩化チオニル
を加え、さらに1滴のピリジンを加えて6時間加熱還流
した。
次いで製造例2に示した方法と全く同様に処理し、2.
15.9のハイドロキノン−モノ−(ト)−2−エトキ
シゾロビオネートを使用し、実施例1と全く同様に反応
、後処理を行なって、目的とする光学活性4− (4’
−ドデシルオキシ−3′−フルオロ4−ピフェニル力ル
ゲニルオキシ〕−フェニル2−エトキシグロピオネート
4.011Iを得た。
〔核磁気共鳴スペクトル) (coct、 、δ値、プ
ロトン)0.80〜2.0  (29H)(メチル、メ
チレンプロトン)4.00〜4.29  (IH)(メ
チンプロトン)6.95〜8.25  (IIH) (
芳香核プロトン)〔マス・スペクトル〕 虻=592 
 (C,L法)相転位温度 (C) 実施例3 光学活性4−(4’−デシルオキシ−3′−フルオロ−
4−ピフェニルカルゼニルオキシ〕−フェニル2−エト
キシプロピオネートの製造 4′−デシルオキシー3′−フルオロ−4−ピフェニル
カルボン酸を使用し実施例2と全く同様に反応、後処理
等を行い目的物を得念。
〔核磁気共鳴ス4クトル] (CDCL、 、δ値、f
ロトン)0.80〜2.0  (25H)(メチル、メ
チレンプロトン)4.01〜4.29  (IH)(メ
チンプロトン)6.95〜8.25(IIH)(芳香核
プロトン)〔マス・スペクトル)  M”=564  
(C,1,法)相転位温度 (℃) lzソ、5       1 コO,υ実施例4 実施例2の化合物28部、実施例3の化合物12部、お
よび4− (4’−デシルオキシ−3′−フルオロ−4
−ピフェニルカル?ニルオキシ〕−フェニル(S)−1
−メチルグロピオネート(特願昭61−18014に記
載の化合物)60部の混合組成物は、64.1℃から1
36.6℃の範囲でカイラルスメクチックC相を示した
。この組成物を厚さ2.2μmのスペーサーを使用した
2枚のラビング配向処理済ガラス透明電極間に等方性液
体として充填し、薄膜セルを作成した。このセルを一分
間に0.5℃の割合で冷却しカイラルスメクチック相を
均一なモノドメインとして得友。このセルに75℃にて
20?ルト50ヘルツのり豆形波を印加し、その光スイ
ツチング動作を検出し九ところ、その応答速度は120
マイクロ秒であった。これにより応答性の速い液晶表示
素子が得られることが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )で表わされる液晶性化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Xは
    、RO−基に対してオルトまたはメタの位置に結合する
    水素、弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0ま
    たは1を示し、Zは炭素数が1から12のアルキル基を
    示す。*印はその炭素が不斉炭素原子であることを表わ
    す。) 2、少なくとも2種類の液晶性化合物からなる液晶組成
    物において、一般式( I )で表わされる化合物を含有
    する液晶組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を。 Xは、RO−基に対してオルトまたはメタの位置に結合
    する水素、弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、
    0または1を示し、Zは炭素数が1から12のアルキル
    基を示す。*印はその炭素が不斉炭素原子であることを
    表わす。) 3、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中、Rは、炭素数が20以下のアルキル基を、Xは
    、RO−基に対してオルトまたはメタの位置に結合する
    水素、弗素、塩素のいずれかの原子を示し、nは、0ま
    たは1を示し、Zは炭素数が1から12のアルキル基を
    示す。*印はその炭素が不斉炭素原子であることを表わ
    す。) で表わされる化合物の少くとも1種を構成要素とする光
    スイッチング素子。
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US07/007,612 US4914224A (en) 1986-01-31 1987-01-28 Optically active carboxylic acid derivatives and liquid crystalline compositions comprising them
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0350330A2 (en) * 1988-07-08 1990-01-10 Showa Shell Sekiyu Kabushiki Kaisha Liquid crystal compounds

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