JPS62156954A - 調節可能な横見当合せ装置を有する版胴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、胴溝内に軸線方向に相並んで配置された複数
の見当合せプレートを備えた横見当合せ装置を有する版
胴に関する。

従来の技術 版胴上に固定された版板の、胴溝内に導びかれる端部に
、版板を版胴上に正確に位置決めする為に、胴溝内に配
置される見当合せプレートもしくは見当合せビンに係合
する切欠きが設けられている、前記形式の版胴は、ドイ
ツ連邦共和国特許第３０１９５９５号明細書から公知で
ある。この版胴には、版胴上に相並んで固定された版板
のためにそれぞれ、少なくとも１つの見当合せビンか又
は見当合せプレートが設けられていなければならない。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、印刷しようとする巻取紙の幅が紙の性質及び
湿気吸収に依存して印刷中に変化してしまうという問題
点から出発している。この紙幅の変化の割合は、印刷物
ごとに異なる場合がある。幅の変化は、巻取紙の中央又
は版胴の中央から外側へと増加する。この問題点に基づ
く本発明の課題は、巻取紙の幅の変化が、軸線方向に相
並んだ複数の版板のための１つの調節装置によって補正
されるような調節可能な横見当合せ装置を提供すること
にある。

課題を解決するための手段 前述の課題を解決するために本発明によれば、見当合せ
プレートが、版胴の端面に配置された横見当合せ調節装
置と結合されており、横見当合せ調節装置の調節時に、
見当合せプレートが軸線方向フ見て版胴中央から版胴端
部へ、大きくなる距離だけ移動可能であるようにした。

発明の効果 本発明により得られる効果は、巻取紙の幅の変化が複数
の版板のための１つの横見当合せ調節装置によって簡単
かつ迅速に補償されるということである。

実施態様 本発明の有利な実施態様が、特許請求の範囲の従属項に
記載されている。

実施例 第１図は、相応する固定部材によって版胴（１）上に軸
線方向に相並んだ複数の版板（３゜４）が固定される従
来の胴溝（２）を有する版胴（１）の右側面図を示して
いる。前記形式の版胴（１）は、たとえば前述の形式の
４個の版板（３，４）を備えていてもよい。各版板ごと
に、公知のように胴溝（２）内の所定の位置に配置され
ていなければならない少プくとも１つの見当合せビン又
は見当合せプレー）　（５、６）が使用される。

本発明によれば、湿気を吸収したことなどの原因による
、印刷しようとする枚葉紙の幅の変化を補償するために
、版板（３，４）に配属されている見当合せプレート（
５，６）が、構見当合せ調節装置（７）によって調節さ
れる。横見当合せ調節装置（７）は、特にシリンダ端面
（９）に配置されているが、詳しくは図示されていない
固定部材によってシリンダ端面（９）にねじ１固定され
るケーシング（８）内に配置されてもよい。

横見当合せを本発明のように調節するために、胴溝（２
）に対して適当に接近できるようにする孔（１５）が、
胴溝（２）に対して平行に設けられる。第１図と第２図
の実施例では、孔（１５）内に管状の調節部材（１０）
と棒状の調節部材（１１）とが互いに内外に配置されて
おり、各調節部材は、見当合せプレート（５゜６）の内
の１つと結合されている。たとえば調節部材の案内がよ
り簡単になるように、孔（１５）と胴溝（２）との間に
スリット状の通路が設けられている場合、又は調節部材
全体がじかに胴溝（２）内に位置する場合には、見当合
せプレート（５，６）と調節部材（１０，１１）とが場
合によっては一体に製造されてもよい。管状の両調節部
材（１０，１１）は、互いに内外に位置しており、かつ
版胴端面（９）の側方に異なるピッチを有するねじ山を
有している。孔（１５）を小さく維持するために、該孔
（１５）内に配置される調節部材（１０，１１）を、版
胴の外側で拡大するか又は調節部材に相応して拡大され
た部分を版胴の外側にねじで固定するか又は溶接すると
好都合である。外側の調節部材（１０）は、版胴（１）
の外部で内ねじ山を有しておりかつ内側の調節部材（１
１）は、外ねじ山を有している。これら両ねじ山のピッ
チは互いに異なっている。この両ねじ山（１３゜１４）
には、調節ねじ（１２）が係合しており、該調節ねじも
やはりそれぞれが異なるピッチを有する内ねじ山及び外
ねじ山を有しているので、調節ねじ（１２）が回動する
際には、調節部材（１０，１１）が軸方向で見て異なる
距離だけ移動せしめられる。従って本発明では、外側の
版板（３）が見当合せに従って内側プレート（４）より
も比較的大きく移動せしめられるので、枚葉紙幅の変化
を補償するという目的が達せられる。ねじ山（１３）は
たとえばＭＩＯ×１に、ねじ山（１４）はＭ５ｘ領５に
設計するとよい。

以上のように、前記形式の横見当合せ調節装置（７）で
は、２つ又は複数の版板が一緒に、しかし横見当合せ装
置に関しては個々に整版される。版胴の、図示されてい
ない左側面にも横見当合せ装置（７）を配置することが
でき、この横見当合せ装置は、シリンダ中央から見て、
２つの左側版板を同様の形式で調節するために配置され
ている。

第３図は、やはり複数の版板を張ら：１する版胴（１６
）の横見当合せ調節装置の変化実施例を示している。版
胴（１６）の端面（１７）には、横見当合せ調節装置と
しての、ねじ山を備えた調節ねじ（１８）が配置されて
いる。また、胴溝（１９）に対して平行に、切欠き又は
孔（２０）が配置されており、該孔内には、各版板に配
置された見当合せプレー）（２１，２２，）が設けられ
ている。この見当合せプレート（２１，２２）は、孔（
２０）内に配置された調節スピンドル（２３，２４）に
よって互いに結合されており、相応する整版過程に従っ
て調節スピンドル（２３，２４）間に連結部材（２５）
が取り付けられる。場合によっては、見当合せプレート
（２２）の右側でも前記形式の連結部材（２５）を使用
することができる。

右側の調節スピンドル（２３）は、ねじ山を介してねじ
スリーブ（２６）内に案内されている調節ねじ（１８）
と結合されている。

各見当合せプレート（２１，２２）は、たとえば、それ
ぞれの調節スピンドル（２３）上に配置されているねじ
部材（２８、２９）を介して、所属の調節スピンドル（
２３）と結合されている。本発明によれば、ねじ部材（
２８，２９）は、ピッチの異なるねじ山を有している。

有利な実施例では、たとえばＭ１２×０．５に設計され
たねじ山（２７）、Ｍ　１２　Ｘ　１．２５に設計され
たねじ山（３０）、Ｍ　６　Ｘ　Ｏ，７５に設計された
ねじ山（３１）が使用される。従って、調節ねじ（１８
）が１８００だけ回転する場合には、見当合せプレート
（２１）が０．１２５ｍｍ１見当合せプレート（２２）
が０．３７５　ｍｍだけ軸方向に移動する。

第３図の実施例は、やはり相応する版板に配属されてい
る、版胴の中心から見て左側に位置する見当合せプレー
トも、調節スピンドル（２３）が相応して左側に延びる
場合に調節ねじ（１８）によって調節することができる
という利点を有する。ピッチに関しては、同じ値を使用
してもよいが、左側のねじ山の方向が、右側のねじ山の
方向と反対になるように、つ壕り、たとえば右側が左巻
きねじ山で左側が右巻きねじ山が使用されるか、又はそ
の逆となるように注意しなければ々らない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構見当合ぜ調節装置の第１実施例の側
面図、第２図は本発明の横見当合せ調節装置の第１実施
例の端面図、第３図は本発明の横見当合せ調節装置の第
２実施例を示す側面図である。 １・・・版胴、２・・・胴溝、３，４・・・版板、５，
６・・・見当合せプレート、７・・構見当合せ調節装置
、８・・・ケーシング、９・・・版胴の端面、１０．１
１・・・調節部材、１２・・・調節ねじ、１３．１４・
・・ねじ山、１５・・・孔、１６・・・版胴、１７・・
・端面、１８・・・調節ねじ、１９・・・胴溝、２０・
・・孔、２１．２２・・・見当合せプレー１−１２３．
２４・・・調節スピンドル、２５・・・結合部材、２６
・・・ねじスリーブ、２７・・・ねじ山、２８．２９・
・・ねじ部材、３０．３１・・・ねじ山

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、胴溝（２）内に軸線方向に相並んで配置された複数
   の見当合せプレート（５、６、２１、２２）を備えた横
   見当合せ装置を有する版胴（１）において、該見当合せ
   プレート（５、６、２１、２２）が、前記版胴の端面（
   ９、１７）に配置された横見当合せ調節装置（７、１８
   ）と結合されており、該横見当合せ調節装置（７、１８
   ）の調節時に、見当合せプレート（５、６、２１、２２
   ）が、軸線方向で見て版胴中央から版胴端部へ、大きく
   なる距離だけ移動可能であることを特徴とする調節可能
   な横見当合せ装置を有する版胴。 ２、前記見当合せプレート（２１、２２）が、孔（２０
   ）内に配置されかつ横見当合せ調節装置（１８）によつ
   て回転せしめられしかも前記見当合せプレート（２１、
   ２２）の範囲でねじ山を備えている調節スピンドル（２
   ３）と結合されており、前記見当合せプレート（２１、
   ２２）に配属されたねじ山（３０、３１）のピッチが、
   版胴の中央部分から外側へ向かうにつれて増加する特許
   請求の範囲第１項記載の版胴。 ３、前記調節スピンドル（２３）が、前記両見当合せプ
   レート（２１、２２）の間で、整版兼結合部材（２５）
   によつて結合されており、かつ前記横見当合せ調節装置
   （１８）がねじスリーブ（２６）内に案内される調節ね
   じである特許請求の範囲第２項記載の版胴。 ４、前記版板（５、６）が、孔（１５）内に配置された
   、入れ子式に互いに内外に位置する調節部材（１０、１
   １）と結合されており、該調節部材の内の、管状の外側
   調節部材（１０）が内ねじ山を、管状又は棒状の内側調
   節部材（１１）が、外ねじ山を有しており、両調節部材
   の間には、版胴の端面（９）に固定されたケーシング（
   ８）に支持されている、内ねじ山（１３）及び外ねじ山
   （１４）を備えた調節ねじ（１２）が配置されている特
   許請求の範囲第１項記載の版胴。 ５、前記見当合せプレート（５、６、２１、２２）を移
   動させるために、反対の方向で右巻きねじ山及び左巻き
   ねじ山が使用される特許請求の範囲第２項から第４項ま
   でのいずれか１項記載の版胴。