JPS6215425Y2 - - Google Patents

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JPS6215425Y2
JPS6215425Y2 JP500082U JP500082U JPS6215425Y2 JP S6215425 Y2 JPS6215425 Y2 JP S6215425Y2 JP 500082 U JP500082 U JP 500082U JP 500082 U JP500082 U JP 500082U JP S6215425 Y2 JPS6215425 Y2 JP S6215425Y2
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sash
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JP500082U
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてオートクレーブ養生した軽量
気泡コンクリート板(ALC板)を外壁に用いた
建物において、そのサツシ取付面に対し、縦方向
に配設することが必要な通し部材と、この通し部
材をALC板の受金物に止着する場合の取付関係
に改良を加えて、前記通し部材をALC板の受金
物にとりつける際の取付作業が簡便に行えるよう
にすると共に、受金物に対する通し部材の取付位
置を自由に設定しうるようにして位置決めの便を
はかつたものである。
ALC住宅におけるサツシの取付けに当つて
は、一般に次のような工法がとられている。すな
わち建物のサツシ取付面開口部には第1〜4図に
示すように、当該開口部を補強する必要から、例
えば建物の躯体を構成する梁1,1に溶接した受
金物2,2′に対し、一例として75mm×75mm×6
mmの等辺山形鋼から成る鉄アングル4,4等(以
下これを通し部材という)を当該開口部の左右に
そわせて配設すると共に、その上下端は符号5で
示すようにALC板の受金物2に対して端面を溶
接するか、或いはラツプさせてボルト締めにより
止着する構成であつた。そしてこの通し部材に対
して更に横方向のサツシ取付枠6,7を溶接した
後、その中にサツシ本体3を組込み、一方該サツ
シ枠に所定ピツチで予め取付けられたアンカー8
を用い、このアンカーを前記通し部材4または取
付枠6,7に溶接することによりサツシ本体を固
着するようにしている。
ちなみにALC板を用いた低層住宅において
は、前記の通し部材を予めサツシ枠にネジ止めす
るか、或いは溶接によりとりつけてサツシ枠と通
し部材とを一体に組付けたものをつくり、しかる
後にこれを建物にセツトする場合もあるが、通し
部材の上下端を建物の梁またはALC板の受金物
に止着する手法は前記と同様であつた。
したがつて第2図からも明らかなように、従来
法によれば、通し部材4を受金物2または2′に
とりつけるに当つて、次のような難点があつた。
すなわちALC板の受金物に対しては、ALC板P
が一平面となるようにセツトする必要があるの
で、この受金物に通し部材をとりつけるときには
第2図に実線で示すように、その上下端が受金物
とラツプしないようにその端部を切落してから溶
接しなければならず、作業が面倒であるばかりか
その都度整合をとらねばならないという不都合が
あつた。なお第2図に鎖線で示すように、通し部
材4の上下端を延長して、受金物にラツプさせた
場合には、受金物のALC板に対する接触面と、
通し部材のALC板に対する接触面とが不揃いと
なつて一平面にならないので、施工上問題が生ず
るばかりか、一亘溶接してしまうと、以後その位
置を変更しえず、調節が不能であるという不便が
あつた。
ここにおいて本考案は、前記のような難点を解
消させることができる取付構造を提供せんとした
ものであつて、以下図面に即して具体的に説明す
る。第5図のサツシ横断面において符号11はサ
ツシ本体にして該サツシの縦枠11aはアンカー
12および補助枠13を介してアングル面を有す
る通し部材14に固着される。なお前記補助枠1
3はサツシ本体11の高さ分だけ存在し、その限
りにおいて通し部材と合体した状態で中空部材が
形成される。而して前記通し部材14の上端は第
6図に示すように、クリツプ15とボルトナツト
16,17により梁1に溶接した受金物2に対し
てこれを咬え込んで締着しうるような構成とす
る。
このように本考案における通し部材14は、
ALC板の受金物2に対し、これとラツプした状
態でとりつけられると共に、クリツプ15および
ボルトナツト16,17で前記受金物に挟着され
る関係にあるので、通し部材の受金物に対する取
付位置は、これを任意に設定しうる。而してサツ
シ本体11の上枠11bの上部には、サツシ取付
枠18とアンカー19をとりつけると共に、取付
枠18の背面にはALC板の受枠20を上方に向
つて張出させる。而してこの受枠20にALC板
Pをあてがい、これをボルトナツト21を用いて
該受枠20および前記受金物2に締着する。第7
図はサツシの下枠部分を示すもので、下側の梁1
に溶接した断面ほぼT字形の受金物2′に対し前
記と同様にしてクリツプ15、ボルトナツト1
6,17を介して通し部材14を挟着させる。な
お通し部材14の下端が床面に配設される場合に
はこれを土台を構成するコンクリート基盤に一体
に埋込んでもよい。受金物2′に対しては、その
アングル部分にALC板Pをあてがつて、これを
通しボルト21で締着し、一方サツシの下枠部分
11cの下面にもサツシ取付枠22を配設した上
で、アンカー部材23を介してサツシの下枠11
cを固定する。
前述のように、本考案の通し部材14はALC
板Pの受金物2または2′に対して直交し、かつ
該受金物にラツプした状態で取付けられるもの
で、その状態は第8図に示すとおりである。同図
から明らかなように、通し部材14の上(下)端
はクリツプ15を介して受金物2または2′を咬
えこむような取付関係にあるので受金物に対する
通し部材の位置はこれを自由に設定できる。
ところで前記クリツプ15の詳細について説明
すると、このものは第8図に示すとおり通し部材
14と向い合せにセツトされ、かつその間で受金
物2を挟着する関係にある。したがつて該クリツ
プ15の下端部はこれを予めヘ字形に屈曲させて
弾性を保持させると共に、下端縁にはズレ防止の
爪15aを形成させておくのを可とする。なお該
クリツプにはボルト16を貫通させる透孔15b
が穿設されている。クリツプ15は上記のような
構成であるから、これをボルトナツト16で締め
つけると、その形状から生ずる弾力によつて爪1
5aが通し部材14に圧接してクリツプ15が左
右方向に移動するのを防止し、併せて該クリツプ
と通し部材による受金物の挟着状態が堅固に保持
される。
第10〜11図は前記クリツプの別の実施例を
示すもので、クリツプ15に透孔15bを穿設す
る際、同時にいわゆるフランジング加工を施し
て、截頭円錐形のフランジ15cを形成させる。
このフランジ15cは第10図に示すように、受
金物2を挟着する場合に、スプリングの作用をな
す。すなわちこのフランジ部分がボルトナツト1
6を締めつけた際に、通し部材14に対し弾力的
に圧接するものである。
また第12〜13図に示す実施例は第8図およ
び第10図に示すクリツプに比較して、その肉厚
を約2/3〜1/2程度にうすくすることができる事例
であつて、その理由はクリツプ本体15の両脇に
立上り15d,15dを形成させて、全体の断面
形状をコ字形にしたからである。このようなクリ
ツプを用いて、受金物2または2′を挟着させて
もよい。しかしてクリツプ15の下端縁における
ズレ止め装置としては、第12図に符号15eと
して示すように、プレス加工によつて中高に突出
させた円形突出部を用いてもよい。更にまた第1
4図に示すように、クリツプ15の下端縁に切込
みを設けると共に、この切込み部分を外側に屈曲
させて、L字形の爪15f,15fとしても差支
えない。
上記のように本考案によれば、クリツプ15と
ボルトナツト16を用いて受金物を挟着するよう
にしたから、予め通し部材14にとりつけたクリ
ツプを介して受金物を咬えこませ、その上でボル
トナツト16を締めつけるだけの作業で足りる。
したがつて従来法に較べて作業性が向上するばか
りか、受金物に対する取付けの自由度が確保され
る等の効果もある。
また本考案にあつては、受金物2または2′に
接する側の通し部材の断面形状は、第5図にも明
示するように、断面コ字形を呈し、かつこのコ字
形枠内に、通しボルト16を止着するナツト17
が嵌めこまれて廻りどめの機能を営むので、クリ
ツプ15を締着する場合にも、その作業が行ない
易い。
次に本考案の要部以外の点について若干補足説
明を加えると、前述のように、ALC板は受金物
2または2′に対して密着することが好ましいの
で、この点を配慮し、上記実施例では当該通し部
材に近接するALC板に対し次のような加工を施
した。すなわち第15〜16図に示すように、通
し部材14に接するALC板P′の長手方向におけ
る端縁部に切欠24を形成させ、この中に前記通
し部材が収納されるようにした。ちなみにALC
板には、これを建物にセツトした際、鉄筋を通す
ための溝Pcが形成されているので、この溝を利
用して、その近傍を切欠くようにしたものであ
る。なおALC板の切欠部分24の長さは必らず
しもALC板の全長に亘る必要がなく、局部的で
よく、第1図に示すように、通し部材14が納ま
るだけの長さを有しておればよい。
上記のように本考案はALC住宅にサツシを取
付ける際に必要な通し部材に改良を加えて、この
通し部材の躯体に対するとりつけをクリツプによ
る咬え込み方式として左右の調節を容易ならし
め、かつ通し部材の断面形状をアングル面を有す
る中空部材とし、かつその一部に予め取付ナツト
を嵌着しておいてボルト締めを容易ならしめ、以
て組立作業の簡易化をはかつた点で、実用上の効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はALC建築におけるサツシ取付面の概
要を示す正面図、第2図は同上一部の拡大斜視
図、第3図は従来法によるサツシの取付状態を示
す縦断面図、第4図は同上横断面図、第5図は本
考案の通し部材を用いてサツシを取付けた状態を
示す横断面図、第6図および第7図はサツシ上枠
部分と下枠部分のそれぞれについて、通し部材と
ALC板との取付態様を示す縦断面図、第8図は
受金物を挟着するクリツプ部分の拡大断面図、第
9図は同上クリツプの正面図、第10図は同じく
他の実施例を示すクリツプ部分の断面図、第11
図は同上クリツプの斜視図、第12図は他の実施
態様を示すクリツプ部分の断面図、第13図は同
上クリツプの斜視図、第14図はクリツプの変態
例を示す斜視図、第15図は通し部材と受金物お
よびALC板との取付関係を示した斜視図、第1
6図はALC板の端縁を切欠いた状態を示す斜視
図である。 1……梁、2,2′……ALC板の受金物、11
……サツシ本体、12,19,23……アンカ
ー、13……補助部材、14……通し部材、15
……クリツプ、15a……爪、15b……透孔、
15c……フランジ、15d……立上り部分、1
5e……円形突出部、15f……L字形の爪、1
6……ボルト、17……ナツト、18,22……
取付枠、20……受枠、21……通しボルト、2
4……切欠、P,P′……ALC板、Pc……配筋用
の溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ALC建築のサツシ取付面において、建物の躯
    体を構成する梁の間または梁と床面との間にサツ
    シ取付用の通し部材を縦方向に配設した上で、そ
    の端部をALC板の受金物にラツプさせてとりつ
    けるに当り、当該通し部材本体の端部にボルトナ
    ツトを介してクリツプをとりつけ、このクリツプ
    と通し部材本体との間で前記受金物を咬えこむよ
    うにし、かつ該受金物に接する側の通し部材の断
    面形状をコ字形とし、この中に前記ナツトを廻動
    しないように嵌装したことを特徴とするALC建
    築におけるサツシ取付用通し部材の止着装置。
JP500082U 1982-01-20 1982-01-20 Alc建築におけるサツシ取付用通し部材の止着装置 Granted JPS58108079U (ja)

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JP500082U JPS58108079U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 Alc建築におけるサツシ取付用通し部材の止着装置

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Publication Number Publication Date
JPS58108079U JPS58108079U (ja) 1983-07-22
JPS6215425Y2 true JPS6215425Y2 (ja) 1987-04-18

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JP500082U Granted JPS58108079U (ja) 1982-01-20 1982-01-20 Alc建築におけるサツシ取付用通し部材の止着装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60184183A (ja) * 1984-02-29 1985-09-19 新日本製鐵株式会社 サツシ枠取付装置
JP2008095783A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nec Access Technica Ltd 締結用部材及びそれを用いた締結機構

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JPS58108079U (ja) 1983-07-22

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