JPH0427991Y2 - - Google Patents

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JPH0427991Y2
JPH0427991Y2 JP5569487U JP5569487U JPH0427991Y2 JP H0427991 Y2 JPH0427991 Y2 JP H0427991Y2 JP 5569487 U JP5569487 U JP 5569487U JP 5569487 U JP5569487 U JP 5569487U JP H0427991 Y2 JPH0427991 Y2 JP H0427991Y2
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bracket
notch
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリートやモルタル等の躯体に
窓枠を簡易に取付ける取付装置に関する。
〔従来の技術〕
ビル等の構造物において、従来、窓枠を取付け
る場合、躯体に一部埋設し開口部へ突出する鉄筋
と、窓枠に取付けたアンカー金物とを溶接固定す
るのが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来の施工法では、鉄筋とアンカ
ー金物との位置合せや、それら相互間の溶接に当
り、熟練を要し、かつ多大な手間がかかる。
そこで、本考案の主たる目的は、窓枠の取付施
工をきわめて簡易とし、かつ窓枠を強固に固定さ
せる取付装置を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案は、躯体2
の開口部1の上部、両側部および下部にそれぞれ
上部固定ブラケツト6、側部固定ブラケツト12
および下部固定ブラケツト11が固定され; 前記上部固定ブラケツト6は、その室外側にお
いて下方に開口する切欠部6aを有する垂下片6
Bを有するとともに、室内側に見付方向にガイド
溝6Cを有し、 このガイド溝6Cに上部が摺動自在に嵌合し、
かつ側方に開口する係合切欠8aが形成された上
部摺動ブラケツト8と、上部固定ブラケツト6と
に対して、上枠3が、見込み方向に配設されかつ
切欠部6aおよび係合切欠8aを通り垂下片6B
の室外面に当接する上枠3の室外側部分に頭部が
抱持された上部固定ボルト15、ならびに上部摺
動ブラケツト8の室内面に当接されたナツト21
により固定され、 さらに上部摺動ブラケツト8は上部固定ボルト
15を通る垂直面より逃げた位置まで摺動可能と
なり; 前記側部固定ブラケツト12は、その室外側に
おいて上方に開口する切欠部12aを有する室外
片12Bを有するとともに、室内側に高さ方向に
ガイド溝12Cを有し、 このガイド溝12Cに摺動自在に嵌合し、かつ
上方に開口する係合切欠14aが形成された側部
摺動ブラケツト14と、側部固定ブラケツト12
とに対して、縦枠5が、見込み方向に配設されか
つ切欠部12aおよび係合切欠14aを通り室外
片12Bの室外面に当接する縦枠5の室外側部分
に頭部が抱持された側部固定ボルト18、ならび
に側部摺動ブラケツト14の室内面に当接された
ナツト23により固定され、 さらに側部摺動ブラケツト14は側部固定ボル
ト18を通る水平面より逃げた位置まで摺動可能
となり; 下部ブラケツト11は、その立上り部分に上方
に開口する切欠11bを有し、 この下部ブラケツト11に対して下枠4が、下
部ブラケツト11の室外面に当接する下枠4の室
内側部分に頭部が抱持されかつ前記切欠11bを
通る下部固定ボルト16、ならびに下部ブラケツ
ト11の立上り部分に当接されたナツト22によ
り固定されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案では、基本的には、躯体側に固定のブラ
ケツトと窓枠に固定のボルトとをナツト締結する
ことにより、窓枠を躯体に対して固定するように
してある。したがつて、溶接作業等が不要でボル
トナツト締結によるから、取付作業はきわめて簡
易となる。
かかるボルト締結による場合、締結作業は室内
がわから行えるのが便利であり、また窓枠と開口
部との間隙が広いと開口部内方寸法を大きくせね
ばならず不具合である。また、たとえば特開昭63
−111588号公報に示される窓枠の支持構造などの
場合のように、窓枠をその室外側または室内側の
一部において躯体に対して固定のブラケツトに固
定するとすれば、窓枠の構成部材の肉厚は比較的
薄いので十分な剛性を持たせることができず、窓
枠を強固に固定することはできない。
かかる事情に鑑み、本考案では、好ましくは窓
枠の室外片および室内片に固定ボルトが跨がるよ
うに室内外方向に水平配置し、その足部を室内が
わに向け、第1ブラケツトおよび第2ブラケツト
を座にしながら、室内がわからナツト締結するよ
うにしてある。
したがつて、作業性の点では、室内がわからボ
ルトの足にナツトを螺合して締結すればよいから
簡易である。取付強度の点では、好ましい実施態
様では、第1ブラケツトおよび第2ブラケツトを
座とするとともに、固定ボルトが窓枠の室外片お
よび室内片に跨がるから、強度が大となる。ま
た、ブラケツトに固定ボルトを予め上下方向に位
置させて固定したものを、窓枠の室外片から室内
がわに突出させた部分とナツト締結することも考
えられるが、室外片に強度的に負担がかかり好ま
しくないし、その構造にもよるが、窓枠の建込に
際し簡便性が確保され難く、かつ開口部への納ま
りに余分な空間を必要となりがちであるのに対し
て、本考案の構造によるときは、強度的に十分と
なり、かつ、納まりに優れる。
〔実施例〕
以上本考案を実施例に基いてさらに詳説する。
1はコンクリート等の躯体2の開口部で、この開
口部1に上枠3、下枠4および左右(室内がわか
ら見て)縦枠5(左縦枠は右縦枠と対称であり、
図示せず)からなる窓枠Aが取付けられる。
上記開口部1の上部においては、上部第1ブラ
ケツト6がアンカーボルト7により躯体2に窓枠
Aの縦込前予め固定され、この上部第1ブラケツ
ト6は、円弧座6A、室外側において開口部内方
に張り出し切欠部6aを有する室外片6B、室内
側においてリツプ溝6Cを有している。そのリツ
プ溝6Cには、横断面T字状の上部大2ブラケツ
ト8のフランジ8Aが係合され、リツプ溝6Cを
案内体として水平移動可能となつている。また、
上部第2ブラケツト8のウエブ8Bには、コ字状
の係合切欠8aが一端に解放している。
開口部1の下部においては、アンカー鉄筋9に
固定された上面に凹凸条を多数有するベース板1
0に、L字状の下部にブラケツト11が下部固定
ボルト10Aにより窓枠Aの建込前予め固定され
ている。
開口部1の側部においては、上部第1ブラケツ
ト6とほぼ同形状の側部第1ブラケツト12がア
ンカーボルト13により窓枠Aの建込前予め固定
されている。側部第1ブラケツト12も、円弧座
12A、上方開放の切欠部12aを有する室外片
12B、リツプ溝12Cを有している。そのリツ
プ溝12Cに、横断面T字状の側部第2ブラケツ
ト14のフランジ14Aが係合され、リツプ溝1
2Cを案内体として上下移動可能となつており、
さらにそのウエブ14Bには上下開放の係合切欠
14aが形成されている。
一方、窓枠Aは次のような構造となつている。
まず、上枠3の室外部には上部固定ボルト15の
頭部の抱持部31が形成され、その上部固定ボル
ト15は、そのねじ部を室内片32を貫いて室内
がわへ突出している。下枠4の室内部には下部固
定ボルト16の抱持部41が形成され、その下部
固定ボルト16は室内がわに突出している。下部
には高さ調整ボルト17が保持されている。縦枠
5の室外側には、側部固定ボルト18の頭部の抱
持部51が形成され、その側部固定ボルト18の
足は、室内片52の切欠52aを貫いて室内がわ
に突出している。また、切欠52aは、窓枠Aを
建込む際、室内片52が、側部第1ブラケツト1
2の室外片12Bに当たらないよう、側部第1ブ
ラケツト12の長さより長く切欠かれている。
なお、21,22,23は上部、下部および側
部固定締結ナツトである。また、下部ブラケツト
11の水平片には、室内外方向の長孔11aが、
立片には上方開放のU字切欠11bがそれぞれ形
成されている。さらに、たとえば上部ブラケツト
郡6,8は3箇所に、側部ブラケツト郡12,1
4は高さ方向一箇所に、下部ブラケツト11は3
箇所に取付けられている。また、固定ボルト1
5,18,16は対応個数窓枠Aに取り付けられ
ている。
窓枠Aの建込に際しては室外がわから行われ、
次述のように取付固定がなされる。
建込前においては、ナツト21,22,23は
外されており、高さ調整ボルト17は下枠4に深
く螺進されている。
さて、建込時、室外から窓枠Aの上部を室内が
わに傾けつつ持ち上げ、各上部固定ボルト15
を、各切欠部6aに嵌め込む。次いで、窓枠Aの
下部を室内がわに寄せて垂直にしたならば、側方
に移動後、下方に降ろし、各下部固定ボルト16
を各U字切欠11b内に落し込む。この際、側部
においては、側部固定ボルト18を切欠部12a
に嵌め込む。
次いで、上部において、上部固定ボルト15位
置から予め側方に逃がしておいた上部第2ブラケ
ツト8を上部固定ボルト15側に水平移動させ、
その係合切欠8aと固定ボルト15とを係合する
ようにし、ナツト21を嵌め込んで、これを締め
付ける。
側部においては、側部固定ボルト18位置から
予め下方に逃がしておいた側部第2ブラケツト1
4を上方に持ち上げ、その係合切欠14aと側部
固定ボルト18とを係合するようにし、ナツト2
3を嵌め込んで、これを締め付ける。
下部においては、位置調整ボルト17の操作に
よる高さ調整後、下部固定ボルト16にナツト2
2を嵌め込んでこれを締め付ける。
ところで、上記建込操作の際、窓枠Aの側方移
動操作を含むのは、開口部1の室外において躯体
2が一部張り出しているからであり、躯体2の開
口面が面一であるときは不要である。
上記例において、ナツト21,23を締め付け
たとき、ボルト15,18が、それぞれブラケツ
ト6,8および12,14、ならびに室内片3
2,52を座とするので、窓枠Aは全体として強
固に固定される。
なお、上部第1ブラケツト6および第2ブラケ
ツト8における切欠部6a,8aの存在により、
層間変位および上部躯体2の垂れ下がりを吸収可
能である。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、窓枠の取付作業
がきわめて簡易となるとともに、窓枠が躯体に対
して強固に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る取付装置の縦断面図、第
2図は水平断面図、第3図は窓枠取付前の開口部
を室外がわからみた正面図、第4図はその縦断面
図、第5図は窓枠の正面図、第6図は窓枠の建込
時の移動操作状況を室外がわからみた正面図、第
7図は上部ブラケツト郡の斜視図、第8図は側部
ブラケツト郡の斜視図である。 A……窓枠、1……開口部、2……躯体、3…
…上枠、4……下枠、5……縦枠、6……上部第
1ブラケツト、8……上部第2ブラケツト、11
……下部ブラケツト、12……側部第1ブラケツ
ト、14……側部第2ブラケツト、15……上部
固定ボルト、16……下部固定ボルト、17……
高さ調整ボルト、18……側部固定ボルト、2
1,22,23……締結ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 躯体2の開口部1の上部、両側部および下部に
    それぞれ上部固定ブラケツト6、側部固定ブラケ
    ツト12および下部固定ブラケツト11が固定さ
    れ; 前記上部固定ブラケツト6は、その室外側にお
    いて下方に開口する切欠部6aを有する垂下片6
    Bを有するとともに、室内側に見付方向にガイド
    溝6Cを有し、 このガイド溝6Cに上部が摺動自在に嵌合し、
    かつ側方に開口する係合切欠8aが形成された上
    部摺動ブラケツト8と、上部固定ブラケツト6と
    に対して、上枠3が、見込み方向に配設されかつ
    切欠部6aおよび係合切欠8aを通り垂下片6B
    の室外面に当接する上枠3の室外側部分に頭部が
    抱持された上部固定ボルト15、ならびに上部摺
    動ブラケツト8の室内面に当接されたナツト21
    により固定され、 さらに上部摺動ブラケツト8は上部固定ボルト
    15を通る垂直面より逃げた位置まで摺動可能と
    なり; 前記側部固定ブラケツト12は、その室外側に
    おいて上方に開口する切欠部12aを有する室外
    片12Bを有するとともに、室内側に高さ方向に
    ガイド溝12Cを有し、 このガイド溝12Cに摺動自在に嵌合し、かつ
    上方に開口する係合切欠14aが形成された側部
    摺動ブラケツト14と、側部固定ブラケツト12
    とに対して、縦枠5が、見込み方向に配設されか
    つ切欠部12aおよび係合切欠14aを通り室外
    片12Bの室外面に当接する縦枠5の室外側部分
    に頭部が抱持された側部固定ボルト18,ならび
    に側部摺動ブラケツト14の室内面に当接された
    ナツト23により固定され、 さらに側部摺動ブラケツト14は側部固定ボル
    ト18を通る水平面より逃げた位置まで摺動可能
    となり; 下部ブラケツト11は、その立上り部分に上方
    に開口する切欠11bを有し、 この下部ブラケツト11に対して下枠4が、下
    部ブラケツト11の室外面に当接する下枠4の室
    内側部分に頭部が抱持されかつ前記切欠11bを
    通る下部固定ボルト16、ならびに下部ブラケツ
    ト11の立上り部分に当接されたナツト22によ
    り固定されている; ことを特徴とする窓枠の取付装置。
JP5569487U 1987-04-13 1987-04-13 Expired JPH0427991Y2 (ja)

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JPS63162088U JPS63162088U (ja) 1988-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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