JPH1096282A - 建築用パネル類の留付装置 - Google Patents

建築用パネル類の留付装置

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JPH1096282A
JPH1096282A JP24945296A JP24945296A JPH1096282A JP H1096282 A JPH1096282 A JP H1096282A JP 24945296 A JP24945296 A JP 24945296A JP 24945296 A JP24945296 A JP 24945296A JP H1096282 A JPH1096282 A JP H1096282A
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JP
Japan
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fastener
plate
longitudinal direction
rotation
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP24945296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Kuroda
芳憲 黒田
Koji Fukuda
孝治 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nozawa Corp
Original Assignee
Nozawa Corp
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Publication date
Application filed by Nozawa Corp filed Critical Nozawa Corp
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Publication of JPH1096282A publication Critical patent/JPH1096282A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトに緩みが生じた場合においても、留付
金具の回動を阻止することのできる留付装置を得、板体
固定構造の信頼性を向上させる。 【解決手段】 建築用パネル類の留付装置20におい
て、長方形鋼板の長手方向の略中央に折曲部5を設けこ
の折曲部5を境にして長手方向両端側を平行な異平面に
配した小板部7とし且つ一方の小板部7にボルト穴9を
穿設した留付金具1と、基板23の長手方向の一方にボ
ルト穴9に一致する開口27及び留付金具1との相対回
転を規制する挟持板29、31を設けるとともに基板2
3の長手方向の他方に基板23に垂直な当接片35を立
設した回転防止金具21とを組み付けて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板体、特に建築用
パネル類を建築物の構造体へ固定する留付装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】建築用パネル類を建築物の構造体へ固定
するには、一般的に図4に示す留付金具を用い、図5に
示すようにして行っている。留付金具1は、長方形鋼板
3の長手方向の中央部に幅方向に亘って折曲部5を設
け、この折曲部5を境にして長方形鋼板3の長手方向両
端側を平行な異平面に配する小板部7、7とし、一方の
小板部7にボルト穴9を穿設している。この留付金具1
を用いて例えば建築用パネルである板体11を建築物の
構造体である鉛直方向に長い断面T字状の鉄骨13に取
付けるには、留付金具1の一方の小板部7をボルト1
5、ナット17を用いて板体11に仮留めするととも
に、他方の小板部7と板体11とで鉄骨13の支持片部
13aを挟み、ボルト15を締めることで支持片部13
aを留付金具1と板体11とで挟持して、板体11を鉄
骨13に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
留付金具1では、建築物の振動等に起因してボルト15
に緩みが生じた場合、留付金具1は一方の小板部7をボ
ルト15で固定しているため、他方の小板部7に下方向
のモーメントが生じて、ボルト15を中心として回動
し、他方の小板部7が支持片部13aから外れ、留付金
具1と板体11との挟持が解除されて板体11が落下す
る虞れがあった。そのため、従来では、支持片部13a
に、留付金具1の他方の小板部7を溶接固定wする方法
が行われていたが、この対策には多くの手間を要するば
かりか、鉄骨13の仕様によっては、溶接作業が困難と
なる場合もあった。本発明は上記状況に鑑みてなされた
もので、ボルトに緩みが生じた場合においても、留付金
具の回動を阻止することのできる留付装置を提供し、板
体固定構造の信頼性向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る留付装置の構成は、長方形鋼板の長手方
向の略中央にその幅方向の全長に亘って断面略Z字状の
折曲部を設け該折曲部を境にして長手方向両端側を平行
な異平面に配した小板部とし且つ一方の小板部にボルト
穴を穿設した留付金具と、前記一方の小板部に平行な基
板の長手方向を該留付金具の幅方向より長く形成し該基
板の長手方向の一方に前記ボルト穴に一致する開口及び
前記留付金具との相対回転を規制する挟持板を設けると
ともに該基板の長手方向の他方に該基板に垂直な当接片
を立設した回転防止金具とを具備し、前記ボルト穴と前
記開口とにボルトを挿通してなることを特徴とするもの
である。また、留付装置は、前記回転防止金具を、幅方
向中央を通る中心を境に左右対象に形成することが好ま
しい。
【0005】このように構成した留付装置では、回転防
止金具と留付金具とにボルトを挿通し、留付金具の他方
の小板部と板体の裏面とで鉛直方向の鉄骨の支持片部を
挟み、板体を鉄骨に固定する。この状態で、ボルトに緩
みが生ずると、他方の小板部の重量によりモーメントが
発生し、留付金具が回動しようとする。これに伴って、
留付金具と相対回動が規制されている回転防止金具も回
動しようとするが、当接片が支持片部の端面に当接して
回動が阻止され、これに伴って留付金具も回動が阻止さ
れ、他方の小板部が支持片部から外れることがない。ま
た、回転防止金具を左右対象で形成した留付装置では、
板体の左辺、右辺を固定するそれぞれの留付金具に対し
て、回転防止金具が一種類となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る留付装置の好
適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明に係る留付装置を示す板体固定部の分解斜視
図、図2は本発明に係る留付装置を示す板体固定部の正
面図、図3は図2のA−A矢視図である。なお、図4、
図5に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。建築用パネル類の留付装置2
0は、留付金具1と回転防止金具21とを主な部材とし
て構成してある。回転防止金具21の基板23の一方に
は保持板部25を形成してあり、保持板部25は留付金
具1の一方の小板部7に平行に重ねられるようになって
いる。保持板部25にはボルト15を挿通するための例
えば長方形の開口27を形成してあり、開口27の対向
辺にはボルト穴9に進入する一対の突起28を設けてあ
る。
【0007】回転防止金具21は、突起28をボルト穴
9に進入させることで、開口27をボルト穴9に位置合
わせできるようになっている。なお、開口27、ボルト
穴9は、図示した長方形、長穴の他、両方共に円形であ
ってもよい。
【0008】保持板部25の一端には、一辺を垂直に折
り曲げた挟持板29を形成してある。また、保持板部2
5の他端には保持板部25の中央部をコ字状に切り欠
き、この切欠に囲まれた部分を挟持板29と同一方向に
垂直に折り曲げた挟持板31を形成してある。挟持板2
9と挟持板31との間隔寸法は、留付金具1の幅寸法と
略同一に設定してある。従って、保持板部25は、開口
27をボルト穴9に一致させて、留付金具1に重ねた状
態で、挟持板29と挟持板31とが留付金具1の一方の
小板部7を幅方向から挟むようになっている。つまり、
留付金具1と保持板部25とは、ボルト15を中心とし
た相対回動が規制されるようになっている。
【0009】基板23の他方には、保持板部25より幅
の広い回動規制板部33を同一平面上で連設してある。
保持板部25と回動規制板部33とは、幅方向中央を通
る中心線aを挟んで、左右が対象形状となっている。回
動規制板部33の幅方向両端には、それぞれの辺を上述
の挟持板29、挟持板31と反対方向に垂直に折り曲げ
た当接片35を形成してある。当接片35は、回転防止
金具21を留付金具1に重ねて固定した状態で、鉄骨1
3の支持片部13aの端面13bに当接するようになっ
ている。
【0010】このように構成した留付装置20の作用を
説明する。回転防止金具21は、留付金具1の一方の小
板部7に、開口27をボルト穴9と一致させ、回動規制
板部33を上方向(図2の上方向)に配置させ、留付金
具1の上面から重ねて使用する。重ね合わせた回転防止
金具21と留付金具1の開口27とボルト穴9にはボル
ト15を挿通する。ボルト15は、板体11を貫通した
先端にナット17を螺合し、回転防止金具21と留付金
具1とを板体11へ仮留めする。
【0011】この状態で、留付金具1の他方の小板部7
と、板体11の裏面との間に鉛直方向の鉄骨13の支持
片部13aを差し入れ、ボルト15を締め付けることに
より、回転防止金具21と留付金具1とを板体11に共
締めすると同時に、他方の小板部7と板体11とで鉄骨
13の支持片部13aを挟み、板体11を鉄骨13に固
定する。
【0012】このように留付金具1を介して鉛直方向の
鉄骨13に固定した板体11において、何らかの原因に
よりボルト15に緩みが生ずると、留付金具1は、他方
の小板部7の重量によりモーメントが発生し、図2の反
時計回りに回転しようとする。この時、挟持板29と挟
持板31とで留付金具1を保持した回転防止金具21
は、留付金具1との相対回動が規制されていることか
ら、留付金具1とともに、反時計方向に回動しようとす
るが、回転防止金具21に設けた当接片35が支持片部
13aの端面13bに当接して回動が阻止される。これ
により、回転防止金具21と相対回動不能の留付金具1
も回動が阻止され、他方の小板部7が支持片部13aか
ら外れることがない。
【0013】なお、留付金具1は、一方の小板部7がボ
ルト15に固定され、自由端となる他方の小板部7が十
分に重いこと、回転防止金具21が比較的厚みの薄い軽
量の鋼板で形成してあることにより、図2の反時計回り
のモーメントが大きく、時計回りへの回動はそのモーメ
ントにより阻止される。
【0014】このように、上述の留付装置20によれ
ば、留付金具1を保持する保持板部25と、支持片部1
3aの鉛直方向の端面13bに当接する回動規制板部3
3とを回転防止金具21に設けたので、回動規制板部3
3を上方向に配置して、回転防止金具21を留付金具1
に重ねて共締めすることで、ボルト15に緩みが生じ、
留付金具1がボルト15を中心に回動しようとした時、
回動規制板部33を支持片部13aに当接して、留付金
具1の回動を阻止することができる。また、回転防止金
具21は、幅方向中央を通る中心を境に左右対象に形成
してあるので、図2に示すように、鉄骨13の左片、右
片を固定するそれぞれの留付金具1に対して共用するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る留付装置によれば、回転防止金具に留付金具との相対
回転を規制する挟持板を設けるとともに、基板に垂直な
当接片を立設したので、ボルトに緩みが生じ、留付金具
がボルトを中心に回動しようとした時、回転防止金具の
当接片が支持片部に当接して、留付金具の回動を阻止す
ることができる。この結果、留付金具が支持片部から離
脱することがなく、常に安定した固定状態で板体を鉄骨
に保持することができる。また、回転防止金具を左右対
象に形成した留付装置によれば、板体の左辺、右辺を固
定するそれぞれの留付金具に対して回転防止金具を共用
することができ、部品の種類を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る留付装置を示す板体固定部の分解
斜視図である。
【図2】本発明に係る留付装置を示す板体固定部の正面
図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】留付金具の斜視図である。
【図5】図4に示した留付金具の使用状態を示す横断面
図である。
【符号の説明】
1 留付金具 5 折曲部 7 小板部 9 ボルト穴 15 ボルト 20 留付装置 21 回転防止金具 23 基板 27 開口 29、31 挟持
板 35 当接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 622 E04B 2/56 622K 642 642Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形鋼板の長手方向の略中央にその幅
    方向の全長に亘って断面略Z字状の折曲部を設け該折曲
    部を境にして長手方向両端側を平行な異平面に配した小
    板部とし且つ一方の小板部にボルト穴を穿設した留付金
    具と、 前記一方の小板部に平行な基板の長手方向を該留付金具
    の幅方向より長く形成し該基板の長手方向の一方に前記
    ボルト穴に一致する開口及び前記留付金具との相対回転
    を規制する挟持板を設けるとともに該基板の長手方向の
    他方に該基板に垂直な当接片を立設した回転防止金具と
    を具備し、 前記ボルト穴と前記開口とにボルトを挿通してなること
    を特徴とする建築用パネル類の留付装置。
  2. 【請求項2】 前記回転防止金具を、幅方向中央を通る
    中心を境に左右対象に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の建築用パネル類の留付装置。
JP24945296A 1996-09-20 1996-09-20 建築用パネル類の留付装置 Pending JPH1096282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24945296A JPH1096282A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 建築用パネル類の留付装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP24945296A JPH1096282A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 建築用パネル類の留付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1096282A true JPH1096282A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17193179

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24945296A Pending JPH1096282A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 建築用パネル類の留付装置

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JP (1) JPH1096282A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002198A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Nozawa Corp パネル取付金具
JP2019152074A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 株式会社大林組 壁構造、及び、壁構造の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002198A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Nozawa Corp パネル取付金具
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