JP3037756U - ルーバー取付け具 - Google Patents

ルーバー取付け具

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JP3037756U
JP3037756U JP1996011658U JP1165896U JP3037756U JP 3037756 U JP3037756 U JP 3037756U JP 1996011658 U JP1996011658 U JP 1996011658U JP 1165896 U JP1165896 U JP 1165896U JP 3037756 U JP3037756 U JP 3037756U
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louver
bolt
metal fitting
locking
rib
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JP1996011658U
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Inventor
新 高木
良三郎 木部
Original Assignee
友和産業株式会社
有限会社 小倉製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高架道路や歩道橋の橋桁等のむき出しの面等
を覆うルーバーの取付け具であって、現地において各ル
ーバーを取付ける作業および長さ方向に隣接して取付け
る作業を容易にし、かつ取付け具の部品構成を簡易化す
る。 【解決手段】 ルーバー17を挟持する抑え金具1およ
び係止板7と、抑え金具1に穿設されたボルト孔6およ
び係止板7に穿設された係止孔8を貫通するボルト10
と、ボルト10に螺合するナット11および緩み止ナッ
ト12とからなり、抑え金具1は平板を曲げ加工して形
成され、略中央の平坦部3と両端部4の間にルーバー1
7のリブ18が遊挿されるリブ溝2を有し、平坦部3に
ボルト孔6が穿設され、平坦部3の裏面にボルト10頭
部の回転を係止するボルト溝5が凹設されており、リブ
溝2方向の長さAがルーバー17のリブ18の間隙Dよ
り短尺である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、高架道路の橋桁、歩道橋の橋桁、地下鉄駅の天井、その他コンクリ ート構造物や建築物などのむき出しの面などを覆うルーバーの取付け具に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
図9に示すように、高架道路や歩道橋の橋桁下に係止される支持桁15にルー バー17を取付けることで、下を通過する車内から見たときの景観性が高まり、 その設置ニーズが広がっている。ルーバー17は、通常、図9のように支持桁1 5にほぼ直交し、間隔をあけて多数本並設している。そのため、見る角度によっ て内部が隠されるとともに、直下からは内部が見通せるので構造物の点検ができ 、しかも通風も確保される。
【0003】 従来、ルーバー17の設置に際しては、実開平6−62304号公報および実 開平6−62305号公報に開示されているような手段が採用されていた。すな わち、図11に示すように、門型の金具21に切り起し舌片22を設けたものを 、板ばね23を挟んで、ボルト10およびナット11で、支持桁15のフランジ 16に固定しておく。そして、ルーバー17の両リブ18間の間隙に門型の金具 21がはめ込まれるようにして、リブ18の下端が切り返し舌片22を越える位 置までルーバー17を下から押上げる。すると、板ばね23の作用でルーバー1 7は押下げられ、図示のように、リブ18が切り返し舌片22と門型の金具21 との間に挟まれて固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ルーバー17の長さは通常4〜6mあり、複数の支持桁15に取付けられた複 数個の門型の金具21に対して、ルーバー17の一端側から順次嵌め込んでいく 。このとき、従来の取付け具を使用する場合、門型の金具21は支持桁15のフ ランジ16に固定されているので、ルーバー17のリブ18の間隙と門型の金具 21とが平行でないときは、嵌め込み作業が困難となる。
【0005】 また、図10のようにルーバー17を長さ方向に隣設する場合、ルーバー7同 士の間隙20を所定の値(例えば10mm)に調整する必要がある。しかし従来は 、上記のように、ルーバー17のリブ18が門型の金具21の舌片22に強固に 係止されているために、長さ方向への移動も困難であり、ルーバー17取付け後 は間隙20の調整ができなかった。したがって、この間隙20を調整しつつルー バー17を門型の金具21に取付けるという面倒な作業を要していた。
【0006】 本考案は、高架道路の橋桁、歩道橋の橋桁、地下鉄駅の天井、その他コンクリ ート構造物や建築物などのむき出しの面などを覆うルーバーの取付け具であって 、現地において各ルーバーを取付ける作業および長さ方向に隣設する作業を容易 にし、かつ取付け具の部品構成を簡易化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、ルーバー17を挟持する抑え金具1およ び係止板7と、抑え金具1に穿設されたボルト孔6および係止板7に穿設された 係止孔8を貫通するボルト10と、ボルト10に螺合するナット11および緩み 止ナット12とからなり、抑え金具1は平板を曲げ加工して形成され、略中央の 平坦部3と両端部4の間にルーバー17のリブ18が遊挿されるリブ溝2を有し 、平坦部3にボルト孔6が穿設され、平坦部3の裏面にボルト10頭部の回転を 係止するボルト溝5が凹設されており、リブ溝2方向の長さAがルーバー17の リブ18の間隙Dより短尺であることを特徴とするルーバー取付け具である。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案のルーバー取付け具の構成を、具体例により説明する。 図1は分解斜視図である。本考案のルーパー取付け具は、抑え金具1と、係止 板7と、抑え金具1に穿設されたボルト孔6および係止板7に穿設された係止孔 8を貫通するボルト10と、ボルト10に螺合するナット11および緩み止ナッ ト12からなり、抑え金具1は平板を曲げ加工して形成され、略中央の平坦部3 と両端部4の間にリブ溝2を有し、平坦部3にボルト孔6が穿設され、平坦部3 の裏面にボルト10頭部の回転を係止するボルト溝5が凹設されており、リブ溝 2方向の長さAが対象とするルーバーのリブの間隙Dより短尺である。14はワ ッシャーである。
【0009】 図8に、支持桁15にルーバー17を取付けた状態の正面図を示す。抑え金具 1のリブ溝2にルーバー17のリブ18が遊挿され、ルーバー17の上に係止板 7が置かれ、支持桁15のフランジ16に対し、係止板7を介して抑え金具1を 当接し、ボルト10、ナット11および緩み止ナット12で締付け固定している 。ルーバー17は抑え金具1の端部4でフランジ16に抑え付けられている。そ して、抑え金具1のリブ溝2方向の長さA(図1に示す)が、リブ18の間隙D より短尺である。
【0010】 係止板7は、ポリカーボネート等の絶縁板からなる弾性体とするのが好ましく 、係止孔8には、例えば図1に示すように、対向する2組(合計4個)の係止片 9が設けてある。そして、対向する係止片9間の間隔は、図2のようにボルト1 0の最大径より小さい。緩み止ナット12の例を示すと、図3のように、通常の ナットに緩み止13が接合されている。
【0011】 つぎに、本考案のルーバー取付け具を使用して、ルーバー17を支持桁15に 取付ける作業の具体例を、図4〜図8に示す。 まず図1において、抑え金具1のボルト孔6および係止板7の係止孔8に下方 からボルト10を挿通する。そして、図4のように、抑え金具1をルーバー17 の両リブ18の間を通して、リブ18の下方に入れ込む。このとき、抑え金具1 は、リブ溝2方向の長さAが、リブ18の間隙Dより短尺であるため、リブ18 の間を自在に通すことができる。そして、係止板7を図4のような適正位置でボ ルト10にあらかじめ係止しておくことにより、抑え金具1は確実にリブ18の 下方に位置し、かつ落下しない。
【0012】 ついで、ボルト10を回して、図5のように抑え金具1を約90°回動させ、 図6のようにボルト10を引上げ、抑え金具1の端部4をルーバー17の上部下 面に接触させるとともに、ルーバー17のリブ18をリブ溝2内に位置させる。 そして、係止板7を押し下げ、図示のように抑え金具1と係止板7でルーバー1 7を挟んだ状態にして係止する。同様にして、同一ルーバー17の複数の所定箇 所に、抑え金具1、係止板7およびボルト10を係止する。
【0013】 以上の工程において、係止板7は上記のように形成されているので、ボルト1 0に対して手動で自在に移動させることができ、かつボルト10の適正位置で係 止することができる。 また、以上の作業は、支持桁15の位置に関係なく、あらかじめ地上にて行う ことができる。
【0014】 つぎに、上記のようにして抑え金具1、係止板7およびボルト10を係止した ルーバー17を、支持桁15の位置に持ち上げ、図7のように支持桁15のフラ ンジ16の孔にボルト10を挿通し、ナット11で仮止めする。仮止め状態では 、手動によりルーバー17を長さ方向に移動して位置調整できる。同様にして、 複数の支持桁15のフランジ16に、ボルト10を挿通しナット11で仮止めす る。このときボルト10は、図6のように、ルーバー17に対して移動可能に係 止されているので、フランジ16のボルト孔への挿通が容易である。
【0015】 また、ルーバー17を長さ方向に隣設する場合、たとえば図10において、右 側のルーバー17を本考案の取付け具19で固定した後、左側のルーバー17を 取付ける場合、左側のルーバー17は、各取付け具19を図7の仮止め状態とす ることで、手動により容易に長さ方向に移動でき、両ルーバー17間の間隙20 を適正値とすることができる。
【0016】 このようにしてルーバー17を、複数の取付け具19により、複数の支持桁1 5のフランジ16に仮止めし、位置調整したのち、ボルト10に緩み止ナット1 2をレンチ等で締付け、図8のように固定する。このとき、ボルト10頭部の回 転がボルト溝5で係止され、空回りしない。本例では、図1に示すように、ボル ト10の頭部最大径Cがボルト溝5の幅Bよりも大としているので、締結時のボ ルト10の回転が係止される。
【0017】 そして図7に示すように、抑え金具1の平坦部3の表面は、端部4の表面より ΔHだけ低いので、図8のように平坦部3が係止板7に接触するまで締結したと き、平板で形成された抑え金具1のばね作用によりルーバー17はフランジ16 に強固に取付けられる。
【0018】 さらに、絶縁体からなる係止板7がフランジ16と抑え金具1の間に挟まれて いるので、フランジ16の局部腐食を防止することができる。すなわち通常、支 持桁15は普通鋼製で亜鉛メッキ等が施されており、抑え金具1に耐食性を考慮 してステンレス鋼を採用した場合、異種金属の接触による局部腐食が問題となる が、両者の間に上記のようなプラスチック板等からなる係止板7を介在させるこ とで、これを防止できる。なお、ルーバー17の表面には、通常ウレタン等の被 膜が施されているので、フランジ16とルーバー17との接触部における局部腐 食も防止される。
【0019】
【考案の効果】
本考案のルーバー取付け具によれば、高架道路の橋桁、歩道橋の橋桁、地下鉄 駅の天井、その他コンクリート構造物や建築物などのむき出しの面などを覆うた めの現地施工において、多数本併設する際の各ルーバーを取付ける作業および長 さ方向に隣接して取付ける作業が容易となる。 したがって、作業能率が大幅に向上し、狭い場所における取付け作業の負荷も 軽減され、さらに、取付け具の部品構成も簡易化され、コストダウンも期待され る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案止め具の例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案止め具に使用する係止板の例を示す平面
図である。
【図3】本考案止め具に使用する緩み止ナットの例を示
す斜視図である。
【図4】本考案止め具によるルーバーの取付け工程例を
示す正面図である。
【図5】本考案止め具によるルーバーの取付け工程例を
示す正面図である。
【図6】本考案止め具によるルーバーの取付け工程例を
示す正面図である。
【図7】本考案止め具によるルーバーの取付け工程例を
示す正面図である。
【図8】本考案止め具によるルーバーの取付け完了状態
の例を示す正面図である。
【図9】本考案の対象とする多数のルーバーが支持桁に
取付けられた状態の例を示す斜視図である。
【図10】本考案の対象とするルーバーが長さ方向に隣
設された状態の例を示す正面図である。
【図11】従来の止め具によるルーバーの取付け完了状
態の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…抑え金具 2…リブ溝 3…平坦部 4…端部 5…ボルト溝 6…ボルト孔 7…係止板 8…係止孔 9…係止片 10…ボルト 11…ナット 12…緩み止ナット 13…緩み止 14…ワッシャー 15…支持桁 16…フランジ 17…ルーバー 18…リブ 19…取付け具 20…間隙 21…門型の金具 22…切り起し舌片 23…板ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーバー17を挟持する抑え金具1およ
    び係止板7と、抑え金具1に穿設されたボルト孔6およ
    び係止板7に穿設された係止孔8を貫通するボルト10
    と、ボルト10に螺合するナット11および緩み止ナッ
    ト12とからなり、抑え金具1は平板を曲げ加工して形
    成され、略中央の平坦部3と両端部4の間にルーバー1
    7のリブ18が遊挿されるリブ溝2を有し、平坦部3に
    ボルト孔6が穿設され、平坦部3の裏面にボルト10頭
    部の回転を係止するボルト溝5が凹設されており、リブ
    溝2方向の長さAがルーバー17のリブ18の間隙Dよ
    り短尺であることを特徴とするルーバー取付け具。
JP1996011658U 1996-11-14 1996-11-14 ルーバー取付け具 Expired - Lifetime JP3037756U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007249A (ja) * 2011-05-20 2013-01-10 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd ルーバーの取付構造及び取付治具
WO2017187521A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 三菱電機株式会社 発熱部品取付け装置
KR102503929B1 (ko) * 2022-04-19 2023-03-22 주식회사 엘리스우드 V형 캔틸레버 구조를 갖는 확장형 인도교

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