JP2547367B2 - 屋根板設置基盤部材 - Google Patents

屋根板設置基盤部材

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JP2547367B2
JP2547367B2 JP4209749A JP20974992A JP2547367B2 JP 2547367 B2 JP2547367 B2 JP 2547367B2 JP 4209749 A JP4209749 A JP 4209749A JP 20974992 A JP20974992 A JP 20974992A JP 2547367 B2 JP2547367 B2 JP 2547367B2
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Japan
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rafter
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concrete
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田 秀 雄 藤
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FUJITAKENZO KOGYO KK
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FUJITAKENZO KOGYO KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根板を設置するため
に利用される基盤部材としての垂木の固定に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、屋根板を設置するに際しては基
盤部にコンクリートを流し込み、当該コンクリートの上
に垂木を固定し、更に当該垂木の傾斜に沿って屋根板を
設けていた。しかしながら、上記コンクリートに直接垂
木を設けることは、コンクリート形成上表面部分に凸凹
が激しく存在しているため叶わず、コンクリート上には
左官職人の手によりモルタルが表面に塗られ、これをも
って表面を整えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記のコンクリート
材上にモルタルを施す作業は、基盤部であるコンクリー
トに存在する凸凹を補整するためだけの作業であり、当
初よりコンクリート上が平坦か又は、そのうえに設置す
る垂木が平行に設置できれば、この様な手間と時間のか
かるモルタル塗りは省略することが出来た。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ために本発明は、屋根板を設置するための基盤部材にお
いて、コンクリート2よりのアンカー突出部分4aをボ
ルト状に形成したアンカー4と、当該アンカー突出部4
aが挿通可能な垂木固定部材10と、当該垂木固定部材
10をアンカー突出部分4aの任意の位置に固定可能と
するナット6、8と、前記垂木固定部材10と垂木2
0、30、40、50を結合する固定部材16、16
a、16bをもって構成した屋根板設置基盤部材におい
て、当該垂木固定部材10の内、構成する1枚の板状部
12の端部より一定幅内陸部に到った位置に、他1枚の
板状部14を垂設し、当該他1枚の板状部材14によっ
て垂木20、30、40固定部分とアンカー突出部分4
aの挿通箇所を区分けし、更に当該板状部材14に垂木
20、30、40を固定するための固定部材16の螺設
箇所14aを設けることにより垂木として角パイプ2
0、アングル30、C型鋼40の設置を可能としたとこ
ろの屋根板設置基盤部材と、当該垂木固定部材10にお
いて、垂木50を固定するための固定部材16a、16
bの螺設箇所12b、12cを、板状部12の両端に設
けることによりハット型鋼の垂木50を使用可能とした
ところの垂木固定部材10を有するところの屋根板設置
基盤部材を提供することにある。
【0005】
【作用】屋根板設置基盤部材においては、基盤となるコ
ンクリート2に直接アンカー4を打ち込み、当該アンカ
ー突出部4aにナット6、8で上下から挟み込んで固定
した垂木固定部材10を設ける。更に、当該垂木固定部
材10には垂木20、30、40、50を載置し、ネジ
16、16a、16bによって移動しないように結合す
る。以上によってナット6、8によって微少な上下方向
の移動調整も可能にしながら常に垂木20、30、4
0、50を各々平行に設置することが可能となる。
た、角パイプ20,アングル30,C型鋼40などの種
々の形状の垂木の垂木固定部材10への固定が可能とな
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。第1図は、垂木として角パイプ20を使用した場合
の屋根板設置基盤部材を表している。当該第1図におい
て、2はコンクリートを表しており、4は当該コンクリ
ート2に直接打ち込まれたアンカーである。
【0007】当該アンカー4には、ボルトを形成してい
るアンカー突出部分4aが設けられており、当該アンカ
ー突出部分4aが垂木固定部材10に挿通し、ナット
6、8によって上下方向より締め付けられることにより
当該垂木固定部材10は、コンクリート2より一定の上
空位置に固設が可能となる。
【0008】12は、垂木固定部材10の一部を構成
し、アンカー突出部分4aが挿通する穴12aを一端に
配置する水平板状部である。第1図の垂木固定部材10
は、当該水平板状部12の両端より一定の内陸部に他の
垂直板状部14が一体的に垂設されることにより形成さ
れる。
【0009】又、当該垂直板状部14には、穴14aが
設けられておりこれによって垂木固定部材10と垂木2
0を結合するための固定部材であるネジ16が両部材を
螺合する。20aは垂木20に設けられた前記ネジ16
が螺合するための垂木20側に設けられた穴である。
【0010】第1図において、まずコンクリート2にア
ンカー4を打ち込むと、これに固設されるアンカーボル
トから成るアンカー突出部4aがコンクリート2より突
出した状態を形成する。
【0011】次に、アンカー突出部4aのボルト状部分
にナット8を螺合して垂木固定部材10の固定下限位置
にその上端面が来るように設置する。続いて垂木固定部
材10の板状部材12の穴12aを前記アンカー突出部
4aに挿通させる。これによって垂木固定部材10は、
前記ナット8の設置箇所において停止する。
【0012】次にナット6をアンカー突出部4aに螺合
させることにより第1図のごとくナット6、8によって
垂木固定部材10は任意の位置に固定が可能となる。当
該状態において、垂木20を水平板状部12の他の板状
材14によって区分けされた、前記アンカー突出部4a
に挿通する部分の反対側に、載置させる。
【0013】この状態において、垂直板状部14側より
ネジ16を垂木20共々螺設することにより垂木固定部
材10は、コンクリート2より一定の希望する上方位置
に垂木20を固設することが可能となる。
【0014】14a、20aは各々板状部材14と垂木
20に開穴されているネジ穴である。当該穴14a、2
0aは垂木20を水平板状部12上に載置してから開穴
してもよいし、事前の計算において開けておいても特に
問題は無い。
【0015】次に第2図においては、第1図の垂木20
が角パイプを使用しているのに対し、第2図はアングル
30を利用した場合を記している。第2図において当該
アングル30を除いては全く第1図の各構成と変わらな
い。
【0016】アンカー突出部4a上に設けられた垂木固
定部材10の垂直板状部14に設けられたネジ16の挿
入穴14aと水平板状部12上の垂木30の挿入穴30
が一致し、この穴14aに挿入されたネジ16が挿入
穴30aに螺合し、これによって垂木固定部材10と垂
木30は強固に結合することになる。
【0017】以上により、垂木30の平面部30bによ
って屋根板等を支えることが可能となるものである。次
に第3図も又、第2図同様であり第1図の垂木20であ
るところの角パイプが鉄骨下地タイプの屋根のベースと
してよく用いられるC型鋼の垂木40である以外は、第
1図、第2図と同様である。
【0018】この時、垂木40におけるネジ16の螺合
するネジ穴は40aをもって表示している。これによ
り、当該垂木40と垂木固定部材10も他の垂木20、
30と同様コンクリート2の上方向、一定位置に固設さ
れるものである。
【0019】第4図は、屋根板設置基盤部材の他の実施
例を表している。当該部材においてはハット型鋼と呼ば
れる垂木50を利用している。このため、垂木固定部材
10は原則として第1図より第3図までと同じ構成であ
るが垂木50を螺設するネジ16a、16bは2ケ所に
設置されるため、垂木固定部材10には水平板状部12
の両端部分に2つのネジ穴12b、12cが設けられて
おり、垂木50にもこれに対応する型で2ケ所のネジ穴
50b、50cが設けられている。
【0020】これによって垂木50は垂木固定部材10
にネジ16a、16bによってそのハット型鋼の鍔部を
螺合することになる。
【0021】第5図は第1から第3図までの屋根板設置
基盤部材における実際の設置の様子を表した斜視図であ
る。当該第5図において200は、各々木毛板を表して
いる。実際には、上記木毛板200の上に雨等の水気等
の進入を遮断するところのアスファルトル−フィングが
張り巡らされており、当該アスファルトル−フィング上
には同じく図示しない屋根板が設置される。
【0022】第6図、第7図は第5図と同様垂木50に
おける木毛板200の設置の仕方を表すものである。当
該設置は、第6図のごとくハット型鋼の鍔部に木毛板2
00を載置してもよいし、又、第5図と同様垂木50自
体の上にそのまま木毛板200を設置してもよい自由で
ある。
【0023】
【効果】本発明は、上述の如く、アンカーのコンクリー
トから突出する部分に高さ調整可能に固定される垂木固
定部材を水平板状部と垂直板状部が一体的に形成された
部材により構成したので、この垂木固定部材に角パイ
ブ、アングル、C型鋼などの種々の形状の垂木を強固に
固定することができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】角パイブを垂木として利用した場合の屋根板設
置基盤部材の断面図である。
【図2】アンカーを垂木として利用した場合の屋根板設
置基盤部材の断面図である。
【図3】C型鋼を垂木として利用した場合の屋根板設置
基盤部材の断面図である。
【図4】ハット型鋼を垂木として利用した場合の屋根板
設置基盤部材の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態を表す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を表す断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を表す断面図である。
【符号の説明】
2 コンクリート 4 アンカー 4a アンカー突出部 6 ナット 8 ナット 10 垂木固定部材 12 水平板状部 12a 穴 12c ネジ穴 14 垂直板状部 14a ネジ穴 16 ネジ 16a ネジ 16b ネジ 20 垂木 30 垂木 40 垂木 50 垂木 50b ネジ 50c ネジ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根板をコンクリート(2)上に設置す
    るための屋根板設置基盤部材において、コンクリート
    (2)に打ち込まれボルト状のアンカー突出部分(4
    a)がコンクリート(2)上に突出するアンカー(4)
    と、水平な板状部(12)とこの水平板状部(12)の
    端部より一定幅内陸部に寄った位置に垂直に形成された
    垂直板状部(14)から成る逆T字状の垂木固定部材
    (10)とを備え、前記水平板状部(12)の一方側に
    前記アンカー突出部分(4a)がスライド自在に挿通可
    能な穴(12a)を設け、前記アンカー突出部分(4
    a)に螺合するナット(6)(8)によって前記水平板
    状部(12)を前記アンカー突出部分(4a)に軸方向
    に調整可能に固定し、前記水平板状部(12)の前記穴
    (12a)形成側とは反対側の上面と前記垂直板状部
    (14)とでL型に区画された部分に当接配置した、垂
    木として使用される角パイプ(20)、アングル(3
    0)、C型鋼(40)を、前記垂木固定部材(10)に
    ねじにより固定し得るようにしたことを特徴とする屋根
    板設置基盤部材。
  2. 【請求項2】 垂木(50)を固定するためのねじ穴
    (12b)(12c)を前記垂木固定部材(10)の水
    平板状部(12)の両端に設け、ハット型鋼の垂木(5
    0)を前記垂木固定部材(10)に固定可能としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の屋根板設置基盤部材。
JP4209749A 1992-07-14 1992-07-14 屋根板設置基盤部材 Expired - Lifetime JP2547367B2 (ja)

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JPH0642116A JPH0642116A (ja) 1994-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648013Y2 (ja) * 1988-03-02 1994-12-07 鹿島建設株式会社 屋根構造
JPH0516924U (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 三和シヤツター工業株式会社 屋根用母屋部材の取付け構造

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