JPS6113617Y2 - - Google Patents

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JPS6113617Y2
JPS6113617Y2 JP6369282U JP6369282U JPS6113617Y2 JP S6113617 Y2 JPS6113617 Y2 JP S6113617Y2 JP 6369282 U JP6369282 U JP 6369282U JP 6369282 U JP6369282 U JP 6369282U JP S6113617 Y2 JPS6113617 Y2 JP S6113617Y2
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folded roof
water
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folded
lighting
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JP6369282U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、馳締折版屋根の一部に採光用開口部
を形成し、この開口部上にFRP等の透光性樹脂
よにらる明り採り部材を取り付けるにあたり、山
部と谷部が交互に連続して位置する明り採り部材
本来の美観を損うことなく取り付けることがで
き、しかも、明り採り部材の水上、水下の納め工
事が容易で、材料使用量も少なくて済む馳締折版
屋根における明り採り部材の取付構塚を提供する
ものである。
従来の馳締折版屋根における明り採り部材の取
付構造においては、各折版屋根板の山部にその頂
面よりも立上つた馳締が形成されているため、第
1図に示すように、馳部の上方を迂回して設置で
きるムード状の明り採り板B′が用いられていた。
このため、 明り採り板B′の水下側端縁と折版屋根板の谷
部との隙間を面戸18′で閉塞する必要があ
り、水下の納め工事が面倒である。
水上については、明り採り板B′と同じ断面形
状の塗装鋼板を明り採り板B′と棟押え8′とに
わたつて設けるか、あるいは、図示のように、
明り採り板B′の水上側を棟押え8′まで延長し
て設けることが必要とされ、いずれも場合も、
採光用開口部Cの水上側が折版屋根板と前記塗
装鋼板又は明り採り板の延長部分との二重構造
となり、材料使用量の無駄が大きい。
折版屋根の谷部の一部が明り採り板Bによつ
て埋められた形状となるため、山部と谷部が交
互に連続して位置する折版屋根本来の美観が損
われる。
等の欠点がある。
本考案は、これらの従来欠点を解消したもので
あり、山部と谷部を有し、各山部にはその頂面よ
りも立上つた馳部を有する複数枚の折版屋根板を
左右に並べて配置し、各馳部を馳締めしてなる折
版屋根の一部に、水上側に位置する折版屋根板と
水下側に位置する折版屋根板と、これらの左右両
側に位置する折版屋根板とで囲まれた採光用開口
部を形成する一方、折版屋根板の山部及び谷部に
対応する頂部及び谷部を有すると共に、各頂部に
は下面の開放した溝をもつた立上り部を有する透
光性樹脂製の明り採り部材を設け、この明り採り
部材における各立上り部の水上側端部とこれに対
向する水上側折版屋根板の山部とのうち一方に切
欠を形成し、前記明り採り部材を、その水下側端
縁が前記開口部の水下側に位置する折版屋根板の
上方に重なり、水上側端縁のうち、前記切欠間に
位置する部分が前記開口部の水上側に位置する折
版屋根板の下方に重なり、前記立上り部が前記開
口部の左右両側及び水下側に位置する折版屋根板
の馳部に夫々嵌合した状態に取り付け、前記明り
採り部材の頂部とその水上側に連なる折版屋根板
の山部とにわたつて防水キヤツプを設けたことを
特徴としていた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は、馳締折版屋根Aの一部に、FPR等
の透光性樹脂よりなる明り採り部材Bを取り付け
た状態を示し、第3図乃至第7図は、その要部を
示す。
図において、1は、山部2と谷部3と各山部2
の頂面先端から立上つた馳部4とを有する塗装鋼
板製の折版屋根板であり、これらの複数枚を、前
下りの排水勾配をもつように傾斜させた状態で左
右に並べて配置し、各馳部4を、吊子5を介在さ
せて馳締めしてある。6は吊子5を支持する馳締
フレームであり、梁7上に固着されている。8は
棟押え、9は水上面戸である。
Cは馳締折版屋根Aの一部に形成した採光用開
口部である。この開口部Cは、所定の列にある折
版屋根板1を、水上側に位置する短尺の折版屋根
板1aと、水下側に位置する短尺の折版屋根板1
bとに分割することによつて形成されたもので、
これら両者1a,1bとその左右両側に位置する
長尺の折版屋根板1とによつて四周を囲まれてい
る。前記明り採り部材Bは、折版屋根板1の山部
2及び谷部3に対応する頂部10及び谷部11を
有し、各頂部10には下面の開放された溝を有す
る断面略逆U字状の立上り部12が形成され、各
立上り部12の水上側端部には、切欠13が形成
されている。
前記明り採り部材Bは、その水下側端縁が開口
部Cの水下側に位置する折版屋根板1bの上方に
重なり、水上側端縁のうち、前記切欠13間に位
置する部分aが開口部Cの水上側に位帯する折版
屋根板1aの下方に重なり、前記立上り部12が
開口部Cの左右両側及び水下側に位置する折版屋
根板1及び1bの馳部4に夫々外嵌し、かつ、開
口部Cの水上側に位置する折版屋根板1aの馳部
4が前記切欠13内に嵌め込まれた状態に配設さ
れ、頂部10の傾斜側面部分を貫通した留め具1
4により馳締折版屋根Aに固着されている。
尚、上記の設置作業は、明り採り部材Bの前記
部分aを前方斜め上方から開口部C内に、前記立
上り部12の切欠13側端面が折版屋根板1aの
馳部4端面に当接する位置まで差し込み、この差
し込まれた部分aを揺動中心として明り採り部材
Bの他端側を下降させるだけの簡単な操作によつ
て行なうことができる。
留め具14としては、種々のものを用いること
ができるが、馳締折版屋根Aの上方からの操作の
みによつて固着できるものを用いることが望まし
い。例えば、明り採り部材Bの頂部10を馳締フ
レーム6に固着する場合には剣先ボルトが使用さ
れ、折版屋根板1に固着する場合にはT型ボルト
(ボルト先端に係止片をボルト軸芯に沿つた非係
止姿勢とボルト軸芯に対して直角な係止姿勢とに
わたつて揺動自在に枢着し、かつ、自重により係
止姿勢に付勢したボルト)や、Y型ボルト(先端
に軸芯方向の切込みが形成されたスリーブをボル
トに相対回転自在に套嵌し、ボルト先端にはカム
面付きの大径部を設けて、ナツトの締付けに伴う
ボルトのスリーブに対する軸芯方向への移動によ
り、前記カム面でスリーブ先端を拡径変形させる
ように構成されたボルト)が使用される。
そして、明り採り部材Bの頂部10及びその水
上側に連なる折版屋根板1,1aの山部2には、
明り採り部材Bの頂部10と同様な断面形状を有
する防水キヤツプDを外嵌し、前記明り採り部材
Bと同様に留め具14により、馳締折板屋根Aに
固着してある。
尚、図示の実施例では、防水キヤツプDの水上
側端部を棟押え8内に挿入して雨仕舞してあるが
棟押え8に達しない短寸の防水キヤツプDを用い
る場合には、防水キヤツプDの水上側端部とこれ
に対応する馳締折板屋根A上面との間に、パツキ
ン、コーキング等を施すことによつて、防水キヤ
ツプD下面側への雨水の浸入を防止できる。また
防水キヤツプDの水下側端部は、軒まで延長して
もよいが、図示の実施例では、切欠13を適当距
離だけ越えた位置にとどめ、明り採り部材Bとの
重なり量を必要量少限に設定してある。防水キヤ
ツプDは、折版屋根板1と同色の塗装鋼板によつ
て作製されているが、合成樹脂製(好ましくは、
折版屋根板と同色)であつてもよい。
また、図中のEは、必要に応じて使用される明
り採り部材Bの浮上り防止金物である。この金物
Eは、アングル材等よりなる水平杆15の下面に
明り採り板Bの谷部11に対応する形状に折曲げ
加工されたフラツトパー等よりなる押え杆16を
溶接等の手段により固着したものであり、一対の
クランプ金具17を明り採り部材Bの左右両側に
位置する馳部に挾持固定し、これらクランプ金具
17の上面に立設されたボルト18に前記水平杆
15の両端部をナツト19で締付け固定し、前記
押え杆16で明り採り部材Bの谷部11の浮上り
を防止すべく構成してある。
尚、押え杆16は明り採り部材Bの谷部11の
底部上面又は谷部11の両側面部上面に当接した
状態に設けてもよいが、図示の実施例では、押え
杆16と前記上面との間に隙間を設けてある。従
つて、明り採り部材Bと押え部材16とが常時当
接して、この当接部分にゴミがたまつて見苦しく
なつたり、あるいは、わずかな風によつて両者
B,16が局部的な小きざみに当接して、騒音が
発生したり、明り採り部材Bに傷が付いたり、押
え杆16に錆が発生することがなく、それでい
て、台風のような強風時には、屋根上方に形成さ
れる負圧によつて明り採り部材Bがたわむと押え
部材16に当接して、それ以上の浮上りが防止さ
れるので、留め具14の挿通孔周囲に力が集中作
用して孔縁部が破損することを防止できるのであ
る。
また、前記切欠13は、第4図、第7図に示さ
れている通り、立上り部12の水上側端部全体を
切除した形状に形成することが、明り採り部材B
の設置作業を容易にする上で好ましいが、第8図
に示すように、立上り部12における一側壁部分
にのみ切欠13を形成して実施することも可能で
ある。また、明り採り部材Bの立上り部12に切
欠13を形成しなくても、第9図、第10図に示
すように、立上り部12の水上側端部に対向する
水上側折版屋根板1aの山部2に切欠13を形成
することによつて、明り採り部材Bの水上側端縁
を水上側折版屋根板1aの下方に重ねることがで
きる。
第11図は別の実施例を示し、2つの谷部11
と3つの頂部10を有し、各頂部10に立上り部
12を有する明り採り部材Bを用いた点に特徴が
ある。
本考案による馳締折版屋根における明り採り部
材の取付構造は、上述した構成よりなり、明り採
り部材が折版屋根板に対応する断面形状を有する
ため、山部と谷部が交互に連続して位置する折版
屋根本来の美観を損うことがない。
また、明り採り部材の水下側端縁を採光用開口
部の水下側に位置する折版屋根板の上方に重ねる
ため、面戸が不要で、納め工事が容易である。
水上側についても、明り採り部材の頂部に形成
された立上り部の水上側端部とこれに対向する水
上側折版屋根板の山部とのうち一方に切欠を形成
して、明り採り部材の水上側端縁のうち、切欠間
に位置する部分を水上側折版屋根板の下方に重ね
合わせ、さらに、明り採り部材の頂部とその水上
側に連なる折版屋根板の山部とにわたつて防水キ
ヤツプを設けるため、谷部からはもとより、前記
切欠からも雨水が浸入せず、納め工事も容易であ
り、しかも、明り採り部材の水上側に、明り採り
板と同じ断面形状の塗装鋼板を設けたり、明り採
り板を延長していた従来構造に比べて材料使用量
が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図である。第2図乃
至第6図は本考案の実施例を示し、第2図は斜視
図、第3図は要部の一部切欠斜視図、第4図は要
部の一部切欠平面照、第5図は第4図の−線
断面図、第6図は第4図の−線造面図、第7
図は第4図の−線断面図である。第8図乃至
第10図は各々別の実施例を示す要部の斜視図、
第11図は別の実施例を示す要部の概略縦断面図
である。 A……馳締折版屋根、B……明り採り板、C…
…採光用開口部、D……防水キヤツプ、1,1
a,1b……折版屋根板、2……山部、3……谷
部、4……馳部、10……頂部、11……谷部、
12……立上り部、13……切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 山部と谷部を有し、各山部はその頂面よりも立
    上つた馳部を有する複数枚の折版屋根板を、左右
    に並べて配置し、各馳部を馳締めしてなる折版屋
    根の一部に、水上側に位置する折版屋根板と、水
    下側に位置する折版屋根板と、これらの左右両側
    に位置する折版屋根板とで囲まれた採光用開口部
    を形成する一方、折版屋根板の山部及び谷部に対
    応する頂部及び谷部を有すると共に、各頂部には
    下面の開放した溝をもつた立上り部を有する透光
    性樹脂製の明り採り部材を設け、この明り採り部
    材における各立上り部の水上側端部とこれに対向
    する水上側折版屋根板の山部のうち一方に切欠を
    形成し、前記明り採り部材を、その水下側端縁が
    前記開口部の水下側に位置する折版屋根板の上方
    に重なり、水上側端縁のうち、前記切欠間に位置
    する部分が前記開口部の水上側に位置する折版屋
    根板の下方に重なり、前記立上り部が前記開口部
    の左右両側及び水下側に位置する折版屋根板の馳
    部に夫々嵌合した状態に取り付け、前記明り採り
    部材の頂部とその水上側に連なる折版屋根板の山
    部とにわたつて防水キヤツプを設けてあることを
    特徴とする馳締折版屋根における明り採り部材の
    取付構造。
JP6369282U 1982-04-29 1982-04-29 馳締折版屋根における明り採り部材の取付構造 Granted JPS58165127U (ja)

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JP6369282U JPS58165127U (ja) 1982-04-29 1982-04-29 馳締折版屋根における明り採り部材の取付構造

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JPS58165127U JPS58165127U (ja) 1983-11-02
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