JP2515898Y2 - 屋根パネル - Google Patents

屋根パネル

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JP2515898Y2
JP2515898Y2 JP6397091U JP6397091U JP2515898Y2 JP 2515898 Y2 JP2515898 Y2 JP 2515898Y2 JP 6397091 U JP6397091 U JP 6397091U JP 6397091 U JP6397091 U JP 6397091U JP 2515898 Y2 JP2515898 Y2 JP 2515898Y2
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顕 美奈井
戸田  剛
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木造住宅等の構成部材
として使用する屋根パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】上記屋根パネルにおいては、近時の作業
者不足及び施工コストの高騰等に鑑み、可及的にユニッ
ト化しようとする傾向にあり、工場等で予め瓦葺きまで
施工された屋根パネルを施工現場においてクレーン車等
で吊り上げ、垂木を母屋の上面側に所定の屋根勾配をも
って固定することにより、当該屋根パネルを建物本体側
に取付けるようにするのが一般的になってきている。
【0003】図5は、かかるユニット化された屋根パネ
ルと母屋との従来の固定構造を示す。同図において、屋
根パネル25は、上面が予め工場等で瓦葺きされた野地板
26と、該野地板26の下面に枠組みされた垂木27とを備
え、この垂木27の下面側に設けた切欠き28には、母屋長
手方向の桁受材29が固定されている。30は母屋で、建物
本体の軒先側に配置したH鋼31上に沿って固定されてい
て、この母屋30の上面に沿って桁材32が取付けられてい
る。尚、37はH鋼31上に架設した天上板 (ALC板)で
ある。
【0004】前記桁材32と桁受材29には、同部材をそれ
ぞれ水平方向に貫通するボルト孔33,34 が設けられてい
て、従って、従来では図5に仮想線で示す如く、桁材32
の側面に桁受材29を添設するようにして屋根パネル25を
桁材32上に載置し、前記ボルト孔33,34 にボルト35を挿
通してこのボルト35をナット36で締付けることにより、
屋根パネル25を母屋30側に固定するようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、桁材32と桁受材29とを水平方向に貫通す
るボルト35で締結することにしていたので、一人の作業
員が天井裏38へ入ってそこからこのボルト35をボルト孔
33,34 に挿入し、他の作業員が軒先側に突出したボルト
35をナット36で締めつけるというようにして作業を行わ
なければならず、屋根パネル25の取付作業に非常に手間
がかかっていた。
【0006】本考案は、かかる実情に鑑み、軒先側から
一人の作業員のみで屋根パネルの取付作業を行うことが
できるようにして施工手間を低減することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案が講じた技術的手段は、垂木2 で枠組みしたパネ
ル枠3 上に上面が瓦葺きされた野地板4 を備え、前記垂
木2 を建物本体12の軒先側に配設した母屋14の上面側に
所定の屋根勾配をもって固定するようにした屋根パネル
において、屋根流れ方向の前記垂木2 の下面側に凹部7
を設け、母屋14長手方向の桁材6 をその断面が前記凹部
に収容されるように前記垂木2 間に架設し、その桁材6
に母屋14側とボルト22締結するためのボルト孔9 を鉛直
方向に貫通して設けた点にある。
【0008】
【作用】垂木2 の凹部7 間に架設した桁材6 には、建物
本体12の軒先側にある母屋14とボルト22締結するための
ボルト孔9 が鉛直方向に設けられており、従って、作業
員はボルト22のボルト孔9 への挿通と締付けを軒先側か
ら一人で行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例につ
いて詳述する。図1乃至図4において、1 は本実施例で
採用した屋根パネルを示し、断面矩形の垂木2 で枠組み
したパネル枠3 上に野地板4 を張りつけることによって
主構成されていて、この野地板4 の上面には、防水シー
トを介して平板状の屋根瓦が予め工場等において施工さ
れている。尚、5 は棟木であり、当該屋根パネル1 の屋
根流れ方向上端縁を構成するように、野地板4 の下面側
に取付けられている。
【0010】6 は断面矩形の桁材で、本実施例では、こ
の桁材6 を予め工場等において屋根パネル1 側に取付け
ておくことにしている。即ち、屋根流れ方向を向く一対
の垂木2,2 の下面側には、側面視直角三角形状の凹部7
が切込み形成されていて、桁材6 は、その両端部の断面
がこの凹部7 の直角コーナ部に収容されるように配置さ
れ、垂木2 と桁材6 の立側面間をL字状の取付金具8 で
連結することにより、一対の垂木2,2 間に強固に架設さ
れるようになっている。また、この桁材6 には、その長
手方向所定位置に、後述する母屋14側とボルト締結する
ためのボルト孔9 が鉛直方向に貫通して設けられてい
る。
【0011】尚、前記凹部7 の横面10と垂木2 の下面と
のなす角θは、屋根パネル1 の屋根勾配と同一に設定さ
れていて、従って、屋根パネル1 を所定の屋根勾配にセ
ットすれば、凹部7 の横面10が水平となりかつ縦面11が
垂直方向を向くようになっている。また、凹部7 の縦面
11の縦距hは、桁材6 の断面高さと同一に設定されてい
る。
【0012】図4において、12は上記屋根パネル1 が取
付けられる建物本体を示し、軒先側に梁材としてのH鋼
13が配設されている。14は断面コ字状のチャンネル材よ
りなる母屋であり、H鋼13のフランジ部上に沿って固定
されていて、その断面開口部が軒先側を向くように配置
されている。尚、この母屋14の上フランジ部15には、前
記桁材6 のボルト孔9 に対応するボルト孔16が開設され
ている。
【0013】また、17はALC材等よりなる天井板で、
前記H鋼13上に架設されている。この天井板13の上面中
央には、束18が立設されていて、この束18の上端には棟
木受材19が架設されている。20は棟木5 と棟木受材19と
を連結するための連結金具であり、棟木受材19側の立側
面に上方突出状に釘止めされていて、この連結金具19間
に上から嵌めこまれた棟木5 が横方向の貫通ボルト21で
ボルト締結されることにより、棟木5 が棟木受材19に固
定されるようになっている。
【0014】上記構成に係る屋根パネル1 は、図外のク
レーン等によって吊り上げられ、図4に示す如く、棟木
5 が棟木受材19上に載置されかつ桁材6 が母屋14上に載
置されるように建物本体12側にセットされる。その後、
棟木5 と棟木受材19間は前記連結金具20を介して連結さ
れ、桁材6 と母屋14間は、それらのボルト孔9,16にボル
ト22を挿入して、このボルト22をナット23で締め付ける
ことにより強固に固定される。
【0015】この際、本実施例によれば、桁材6 に母屋
14側とボルト22締結するためのボルト孔9 を鉛直方向に
貫通して設けているので、従来のようにボルト22を挿通
するために作業員が天井裏に入る必要がなく、軒先側に
いる作業員のみでボルト22の挿通及び締付けを行うこと
ができ、当該屋根パネル1 を取付ける際の施工手間を大
幅に縮減することができる。
【0016】また、本実施例では、桁材6 を工場等で予
め屋根パネル1 に取付けており、しかも従来のような桁
受材29を設ける必要がないので、屋根パネル1 の材料コ
ストを低減できるという利点もある。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ボルト22のボルト孔9 への挿通と締付けを軒先側から一
人の作業員で行うことができるので、屋根パネル1 の取
付作業に際する施工手間を大幅に低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す屋根パネルの固定構造
の側面図であり、図4A円内拡大図である。
【図2】屋根パネルの棟側の固定構造を示す側面図であ
り、図4B円内拡大図である。
【図3】屋根パネルの裏面平面図である。
【図4】屋根パネルと建物本体の全体側面図である。
【図5】従来の屋根パネルの固定構造を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根パネル 2 垂木 3 パネル枠 4 野地板 6 桁材 7 凹部 9 ボルト孔 12 建物本体 14 母屋 22 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂木(2) で枠組みしたパネル枠(3) 上に
    上面が瓦葺きされた野地板(4) を備え、前記垂木(2) を
    建物本体(12)の軒先側に配設した母屋(14)の上面側に所
    定の屋根勾配をもって固定するようにした屋根パネルに
    おいて、 屋根流れ方向の前記垂木(2) の下面側に凹部(7) を設
    け、母屋(14)長手方向の桁材(6) をその断面が前記凹部
    に収容されるように前記垂木(2) 間に架設し、その桁材
    (6) に母屋(14)側とボルト(22)締結するためのボルト孔
    (9) を鉛直方向に貫通して設けたことを特徴とする屋根
    パネル。
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