JPH0510612U - 屋根パネルの固定構造 - Google Patents
屋根パネルの固定構造Info
- Publication number
- JPH0510612U JPH0510612U JP5754491U JP5754491U JPH0510612U JP H0510612 U JPH0510612 U JP H0510612U JP 5754491 U JP5754491 U JP 5754491U JP 5754491 U JP5754491 U JP 5754491U JP H0510612 U JPH0510612 U JP H0510612U
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- Japan
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- roof
- panel
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- Pending
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根パネルの剛性を向上して該パネルの変形
をおさえるとともに、受金具との位置決めを正確にす
る。 【構成】 パネル枠(3) における垂木(2) の立側面に取
付金具(13)を固着し、該取付金具(13)に母屋長手方向で
隣り合う垂木(2) をパネル枠(3) の下面側で互いに連結
する連結部材(15)を固着し、該連結部材(15)に、母屋
(5) の上面側に固着した受金具(8) に対して鉛直面の案
内部(16)を設け、前記連結部材(15)と受金具(8) とを軒
先側から締着する締結具(17)を備えている。
をおさえるとともに、受金具との位置決めを正確にす
る。 【構成】 パネル枠(3) における垂木(2) の立側面に取
付金具(13)を固着し、該取付金具(13)に母屋長手方向で
隣り合う垂木(2) をパネル枠(3) の下面側で互いに連結
する連結部材(15)を固着し、該連結部材(15)に、母屋
(5) の上面側に固着した受金具(8) に対して鉛直面の案
内部(16)を設け、前記連結部材(15)と受金具(8) とを軒
先側から締着する締結具(17)を備えている。
Description
【0001】
本考案は、屋根パネルの固定構造に関する。
【0002】
家屋等の建築物においては、パネル下地材(パネル枠) に瓦材を予め貼り付け て所定の大きさとした屋根パネルの複数を組合せて接合するとともに母屋側に固 定して屋根を構築するものがある。 これによれば、屋根の構築が工場生産した屋根パネルを、現場で桁側に固定す るので、瓦材を現場で葺いて構築するものに対し、施工が短期間で行える利点が ある。
【0003】
ところで、前述した屋根パネルによる屋根の構築においては、該屋根パネルを 地上から屋根に吊り上げかつ所定位置にセットするとともに、母屋側にボルト等 の締結具で固定することが必要となる。 しかし、屋根パネルは、垂木等で枠組みされていて或る程度の剛性は有するも のの、重量物であることから吊り上げ時に剛性不足による変形のおそれがある。 また、重量物のため位置決めも簡単にはできず、位置決めして母屋上面側に載置 しても屋根勾配のためズリ落ちると元の定位置に動かすことが困難である。
【0004】 また、屋根パネルと母屋側との締着も、屋根パネル上面と下面との双方からの 作業となり、危険性もあった。 本考案は、屋根パネルのパネル枠を構成する垂木を互いに連結することでパネ ル剛性を向上させて重量物であっても吊り上げ時における屋根パネルの変形をお さえ、しかも、垂木を互いに連結した連結部材に、鉛直面での案内部を設けてお くことにより、位置決めの容易さとずり落ちをなくすとともに、軒先側から締着 作業できるようにしたことを目的とする。
【0005】
本考案は、垂木(2) で枠組みしたパネル枠(3) の上面に瓦材(4) を備えている 屋根パネル(1) を、母屋(5) の上面側に屋根勾配をもたせて固定する構造におい て、前述の目的を達成するために次の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案は、前記パネル枠(3) における垂木(2) の立側面に取付金具 (13)を固着し、該取付金具(13)に母屋長手方向で隣り合う垂木(2) をパネル枠(3 ) の下面側で互いに連結する連結部材(15)を固着し、該連結部材(15)に、母屋(5 ) の上面側に固着した受金具(8) に対して鉛直面の案内部(16)を設け、前記連結 部材(15)と受金具(8) とを軒先側から締着する締結具(17)を備えていることを特 徴とするものである。
【0006】
本考案によれば、図1〜3の第1実施例、図4〜6の第2実施例のいずれにお いても、垂木(2) で枠組みしたパネル枠(3) の上面に瓦材(4) を備えている屋根 パネル(1) は、垂木(2) の立側面に固着した取付金具(13)に連結部材(15)を固着 してパネル枠(3) の枠剛性を該連結部材(15)によって増強している。
【0007】 従って、屋根パネル(1) が重量物であっても、該屋根パネル(1) を吊り上げる ときの変形を抑制する。 連結部材(15)は、母屋(5) の上面側に固着している受金具(8) に対して鉛直面 でのガイドとなる案内部(16)を有するので、屋根パネル(1) を吊上げてから位置 決めするとき、案内部(16)によるガイドで位置決めを容易とし、かつ、屋根勾配 があっても、受金具(8) に案内部(16)が係合することによって屋根パネル(1) の ズリ落ちを阻止する。
【0008】 連結部材(15)と受金具(8) とは軒先側に設けた足場等を利用して軒先側だけか らの締結具(17)の締結作業によって固着される。
【0009】
本考案の第1実施例を示した図1〜3において、屋根パネル(1) は、断面矩形 の垂木(2) で枠組みしたパネル枠(3) の上面に、平板状の瓦材(4) を備えている 。 この屋根パネル(1) は、図3で示す如く母屋(5) 、棟木(6) 等よりなる建築物 の屋根上に吊り上げられて、棟木押え材(7) を介して棟木(6) に取付けられると ともに、母屋(5) の上面側において固着した梁桁となる受金具(8) に軒先側が締 結されることで所定の屋根勾配を有して構築されている。
【0010】 なお、図1〜3において、梁桁等よりなる母屋(5) 上に中間受金具(9) がボル ト等の締結具(10)によって固着されており、該中間受金具(9) 上に、梁状の受金 具(8) がボルト等の締結具(11)によって固着されており、母屋(5) 上にはALC 版よりなる天井材(12)が載置固定され、これらは、現場施工である。 パネル枠(3) における垂木(2) の立側面には平板状の取付金具(13)が釘(14)等 によって固着してあり、この取付金具(13)に、母屋長手方向で隣り合う垂木(2) をパネル枠(3) の下面側で互いに連結するL形(アングル) 形状の連結部材(15) が溶接等によって工場で製作されている。
【0011】 連結部材(15)は、垂木(2) の下面側に切欠部(2A)を形成し、該切欠部(2A)に略 収容されて垂木下面(2B)よりの突出高さが小さくされており、これによって、運 搬時における屋根パネル(1) を層状に積重ねての運搬を容易としている。 更に、連結部材(15)は垂木(2) を互いに連結することにより、パネル枠(3) の 剛性を向上しているとともに、所定の屋根勾配をもって受金具(8) 上に載置する ときの鉛直面での案内部(16)を三角形状のリブ(16A) を介して形成しており、該 案内部(16)が受金具(8) の立側面(8A)に係合することで該受金具(8) 上に所定の 屋根勾配をもって載置された屋根パネル(1) のズリ落ちを防止している。
【0012】 また、吊上げられて受金具(8) に所定の屋根勾配を有して載置される屋根パネ ル(1) は、案内部(16)が受金具(8) の立側面(8A)に係合することで位置決めが容 易とされており、リブ(16A) によって自身の剛性を向上させている。 連結部材(15)を受金具(8) に図1の如く位置決めして載置した後、該連結部材 (15)と受金具(8) とを軒先側より締結するボルトナットで示す締結具(17)で締結 することにより両者は固着される。
【0013】 この場合、連結部材(15)と受金具(8) とのボルト挿通孔(17A)(17B)は一方が母 屋長手方向の長孔で他方が母屋長手方向と交差方向の長孔とされており、これに より位置を可調整として締結可能である。 図4〜6は本考案の第2実施例を示しており、基本的構成は図1〜3を参照し て説明した先の第1実施例と共通し、共通部分は共通符号で示し以下、相違点に ついては説明する。
【0014】 垂木下面に形成した切欠部(2A)は略三角二辺の形状とされていて、垂木下面(2 B)内に没入状(収納状) として連結部材(15)が設けられ、これによって、屋根パ ネル(1) を層状に積み重ねて運搬中に、連結部材(15)の案内部(16)が垂木下面(2 B)の延長平面より突出することなく積層可能となっている。 連結部材(15)は垂木(2) の立側面に釘(14)で止着したアングル形の取付金具(1 3)に、ボルトナット等の締結具(18)によって固着されているとともに、受金具(8 ) と連結部材(15)との締結具(17)による締結部分に、筒状のスペーサ(19)が介在 されている。
【0015】 図7、図8は本考案の比較例であり、受金具(8')に、母屋長手方向に長い長孔 (20A) を有する取付片(20)を形成し、一方、垂木(2')の立側面にアングル形の取 付金具(13') を釘止めし、取付片(20)の長孔(20A) と取付金具(13') のボルト挿 通孔に、ボルトナット等よりなる締結具(17') で止着したもので、これによれば 、取付片(20)と取付金具(13') との係合でパネル(1')のズリ落ちは防止できるも 、本考案に比べて連結部材(15)がないことからパネル剛性の点で劣ることになる 。
【0016】
本考案は以上のとおりであり、屋根パネルにおける垂木は、取付金具を介して の連結部材によって互いに連結してあるので、垂木によるパネル枠の剛性が向上 し、従って、吊上げて屋根を構築する場合において、パネルの変形を確実に防止 できる。
【0017】 また、連結部材には、母屋側の受金具に対して鉛直面での案内部を有するので 、屋根パネルを母屋側に所定の屋根勾配をもたせて載置するときの位置決めが容 易でパネルのズリ落ちも防止でき、従って、施工がより容易、迅速にできる。 更に、連結部材と受金具とは軒先側からの締結具による締結で固着されるので 、締結作業に危険を伴うおそれも少なく、確実かつ迅速な締結ができる。
【図1】図3の部分Aを拡大して示す第1実施例の正面
図である。
図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】屋根全容を示す正面図である。
【図4】第2実施例の正面図である。
【図5】第2実施例の施工要領を示す正面図である。
【図6】図4の側面図である。
【図7】比較例を示す正面図である。
【図8】比較例の斜視図である。
1 屋根パネル 2 垂木 3 パネル枠 4 瓦材 8 受金具 13 取付金具 15 連結部材 16 案内部 17 締結具
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 垂木(2) で枠組みしたパネル枠(3) の上
面に瓦材(4) を備えている屋根パネル(1) を、母屋(5)
の上面側に屋根勾配をもたせて固定する構造において、 前記パネル枠(3) における垂木(2) の立側面に取付金具
(13)を固着し、該取付金具(13)に母屋長手方向で隣り合
う垂木(2) をパネル枠(3) の下面側で互いに連結する連
結部材(15)を固着し、該連結部材(15)に、母屋(5) の上
面側に固着した受金具(8) に対して鉛直面の案内部(16)
を設け、前記連結部材(15)と受金具(8)とを軒先側から
締着する締結具(17)を備えていることを特徴とする屋根
パネルの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5754491U JPH0510612U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 屋根パネルの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5754491U JPH0510612U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 屋根パネルの固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510612U true JPH0510612U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13058713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5754491U Pending JPH0510612U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 屋根パネルの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510612U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59198355A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-10 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | レゾルバ信号を利用した速度検出装置 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP5754491U patent/JPH0510612U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59198355A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-10 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | レゾルバ信号を利用した速度検出装置 |
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