JP2515899Y2 - 屋根パネルの固定装置 - Google Patents

屋根パネルの固定装置

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JP2515899Y2
JP2515899Y2 JP6397191U JP6397191U JP2515899Y2 JP 2515899 Y2 JP2515899 Y2 JP 2515899Y2 JP 6397191 U JP6397191 U JP 6397191U JP 6397191 U JP6397191 U JP 6397191U JP 2515899 Y2 JP2515899 Y2 JP 2515899Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根パネルの固定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造住宅等の二階建ての建物では、下階
の下屋にも屋根を構築する場合があり( 例えば、図5参
照)、この場合には、その下屋の屋根パネルの上端を建
物本体側の壁体に固定する必要がある。図6は、かかる
下屋用の屋根パネルを壁体に固定する場合の従来の固定
装置を示す。同図において、22は屋根パネルの外周枠を
構成するパネル枠であり、屋根流れ方向の垂木23と、該
垂木23の上端間に架設されて屋根パネルの上端縁を構成
する棟木24とから枠組みされている。
【0003】25は建物本体の壁体で、その外側立側面に
は、束26を介して棟木受材27が横方向に配設されてい
る。尚、この棟木受材27は、前記棟木24と同じ厚みを有
している。28は鋼製板体よりなる連結板で、内部に複数
の釘穴を有し、棟木受材27と棟木24間を釘止めによって
互いに連結するためのものである。
【0004】即ち、従来では、前記棟木24を壁体25の外
側立側面に面接するようにして棟木受材27上に上載し、
その棟木24と棟木受材27の反壁体25側の立側面間に亘っ
て前記連結板28を配置し、この連結板28の釘穴から棟木
24と棟木受材27の双方に対して釘29を打ちつけることに
より、棟木24と棟木受材27とを互いに固定するようにし
ていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、当該屋根パ
ネルにおいては、近時の作業者不足及び施工コストの高
騰等に鑑み、可及的にユニット化しようとする傾向にあ
り、そのため屋根パネルを工場等で予め瓦葺きまで施工
しておき、施工現場においては、その瓦葺きされた屋根
パネルをクレーン等で吊り上げて建物本体側の母屋等に
セットする工法が採用される場合がある。
【0006】しかしながら、上記従来の技術では、連結
板28の釘穴から棟木24と棟木受材27の双方に対して釘29
を打ちつけて両者を固定するようにしていたので、上述
のようにユニット化された屋根パネルを棟木受材27上に
セットした後に釘打ち作業を行う場合には、当該屋根パ
ネルの野地板によって屋根裏30の上部空間が規制される
ため、ハンマー31を思うようにふり上げることができ
ず、その作業に非常な手間を要していた。
【0007】また、建物の構造上、屋根パネルを上載し
た後には屋根裏30への出入りができなくなるような場合
には、図6に示すように、パネル枠22のみを先に壁体25
側に固定し、その後、施工現場で野地板を張りつけて瓦
葺きするという工法を採らざるを得なかった。本考案
は、このような実情に鑑み、屋根裏における釘打ち作業
を不要とすることにより、施工現場における施工手間を
大幅に短縮することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案が講じた技術的手段は、建物本体2 の壁体9 の外
側立側面に棟木受材10を横方向に配設し、屋根パネル1
の上端縁を構成する棟木7 を壁体9 の外側立側面に面接
するように前記棟木受材10上に上載し、その棟木7 と棟
木受材10とを、それらの部材の反壁体9 側の立側面間に
亘って取付けた連結板15を介して固定するようにしたも
のにおいて、前記連結板15は、前記壁体9 と棟木受材10
又は棟木7 とを建物本体2 の内側から外側に向かって貫
通するボルト14に螺合するナット19を一体に備えている
点にある。
【0009】
【作用】本考案では、連結板15はナット19を一体に備え
ていて、例えば図1又は図5に示す如く、壁体9 と棟木
受材10又は棟木7 とを建物本体2 の内側から外側に向か
って貫通するボルト14をそのナット19に螺合させて締付
けるようにしている。従って、連結板15のナット19がボ
ルト孔13の位置に来るように、連結板15を棟木7 又は棟
木受材10の反壁体9 側の立側面に予め取付けておけば、
屋根パネル1を棟木受材10上にセットした後に、ボルト1
4を建物本体2 の内側から挿通してこれを締付けるだけ
で屋根パネル9 を固定でき、従来のように作業員が屋根
裏に入って釘打ち作業をする必要がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例につ
いて詳述する。図1乃至図4において、1 は屋根パネル
であり、建物本体2 の下屋3 の屋根を構成するためのも
のである。この屋根パネル1 は、野地板4 とその野地板
4 の下面に枠組みされたパネル枠5 とを備え、このパネ
ル枠5 は、屋根流れ方向の垂木6 と該垂木6 の上端間に
架設されて当該屋根パネル1 の上端縁を構成する棟木7
とから枠組み構成されている。尚、野地板4 の上面に
は、図外の防水シートを介して屋根瓦8 が予め工場等に
おいて施工されていて、このことによって、本実施例に
係る屋根パネル1 はほぼ完全にユニット化されたものと
なっている。
【0011】9 は建物本体2 の壁体であり、本実施例で
はALC板が採用されている。この壁体9 の外側立側面
には、棟木受材10が横方向に配設されており、該棟木受
材10を下から支持する束材11と共に、軸組12が枠組構成
されている。尚、棟木受材10は、前記棟木7 と同じ厚み
のものが採用されている。本実施例では、この棟木受材
10と壁体9 に、それらを共に建物本体2 の内外方向に貫
通するボルト孔13が、棟木受材10の長手方向 (図1紙面
貫通方向)の所定間隔おきに開設されていて、後述する
連結板15をボルト締結するためのボルト14をこのボルト
孔13を介して建物本体2 の内側から外側に向かって挿通
できるようになっている。
【0012】15は鋼製板体よりなる連結板であり、棟木
7 と棟木受材10の反壁体9 側の立側面間に亘って取付け
られることにより、それらの部材7,10を互いに連結する
ためのものである。この連結板15は、図2に示す如く、
平面視略短冊状を呈し、その長手方向一側よりに三つの
釘穴16,17,18を備え、他端側には、前記したボルト14に
螺合するナット19が一体に溶着されている。尚、連結板
15の幅方向両端部は、ナット19の取付面側に屈曲されて
補強リブ20が形成されている。
【0013】本実施例では、図3(a) に示す如く、連結
板15は工場等において一本の釘のみで棟木7 の内側立側
面に取付けられていて、その後屋根パネル1 を吊り上げ
る前に当該連結板15をその釘穴16回りに90度だけ下方へ
回転させ、残り二つの釘穴17,18 へ釘を打ちつけること
により、図3(b) に示す如く、ナット19が棟木7 の下面
より突出するように固定するようにしている。
【0014】そして、図1(a) に示す如く、その連結板
15を下方突出状に備えた屋根パネル1 をクレーン等で吊
り上げ、連結板15のナット19を棟木受材10のボルト孔13
に位置合わせしながら棟木7 を壁体9 に面接させて棟木
受材10上に上載し、その後、壁体9 の内側からボルト14
を挿通して連結板15のナット19に螺合させることによ
り、図1(b) に示す如く、棟木7 と棟木受材10とが連結
板15を介して強固に固定されることになる。
【0015】このように、本実施例によれば、ボルト14
を建物本体2 の内側から挿通してこれを締付けることに
より連結板15をボルト締結することができ、従来のよう
な屋根裏における釘打ち作業を行うことなく屋根パネル
1 を壁体9 側に固定できるので、施工現場における施工
手間を大幅に低減することができる。また、本実施例に
よれば、屋根裏での釘打ち作業が不要であることから、
上述のように屋根パネル1 をほぼ完全にユニット化した
場合でも屋根パネル9 を壁体9 側に固定でき、この点か
らも施工現場における施工手間を低減できる利点があ
る。
【0016】尚、本考案は上述した実施例に限られず、
例えば、図5(a)(b)に示すように、連結板15を棟木受材
10の反壁体9 側の立側面に上方突出状に取付けておき、
壁体9 と棟木7 とにその連結板15のナット19に対応する
ボルト孔13を設けておくことにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
建物本体2 の内側からボルト14を挿通して連結板15のナ
ット19に螺合させることにより屋根パネル1 を壁体9 側
に固定できるので、従来のように作業員が屋根裏に入っ
て作業する必要がなく、施工現場における施工手間を大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す屋根パネルの固定装置
の縦断面図であり、(a) は固定前、(b) は固定後を示
す。
【図2】(a) は連結板の平面図、(b) は同側面図であ
る。
【図3】連結板を棟木に取付けた際の側面図であり、
(a) は連結板の固定前、(b) は固定後を示す。
【図4】建物本体の側面概略図である。
【図5】他の実施例に係る屋根パネルの固定装置の縦断
面図であり、(a) は固定前、(b) は固定後を示す。
【図6】従来の屋根パネルの固定装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根パネル 2 建物本体 7 棟木 9 壁体 10 棟木受材 14 ボルト 15 連結板 19 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体(2) の壁体(9) の外側立側面に
    棟木受材(10)を横方向に配設し、屋根パネル(1) の上端
    縁を構成する棟木(7) を壁体(9) の外側立側面に面接す
    るように前記棟木受材(10)上に上載し、その棟木(7) と
    棟木受材(10)とを、それらの部材の反壁体9 側の立側面
    間に亘って取付けた連結板(15)を介して固定するように
    したものにおいて、 前記連結板(15)は、前記壁体(9) と棟木受材(10)又は棟
    木(7) とを建物本体(2) の内側から外側に向かって貫通
    するボルト(14)に螺合するナット(19)を一体に備えてい
    ることを特徴とする屋根パネルの固定装置。
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