JP2588652Y2 - 化粧ルーバー等の固定装置 - Google Patents

化粧ルーバー等の固定装置

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JP2588652Y2
JP2588652Y2 JP1993008686U JP868693U JP2588652Y2 JP 2588652 Y2 JP2588652 Y2 JP 2588652Y2 JP 1993008686 U JP1993008686 U JP 1993008686U JP 868693 U JP868693 U JP 868693U JP 2588652 Y2 JP2588652 Y2 JP 2588652Y2
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decorative
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堤一 大塩
隆司 吉村
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日鐵建材工業株式会社
堤一 大塩
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高速道路の橋脚、橋
桁、地下鉄駅の天井、その他コンクリート構築物、建築
物等のむき出しのコンクリート面を被う化粧ルーバー等
の固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より高架道路の橋脚、橋桁、地下鉄
駅の天井などに化粧ルーバーを取り付けて都市景観を良
くすることが行われている。化粧ルーバーを取付けるに
は、躯体に設けたアンカーに取付支持材を取付け、この
取付支持材に適当間隔に下地材を取付け、この下地材に
化粧ルーバーを直交して平行に一定間隔に取付けてい
る。
【0003】下地材に対する化粧ルーバーの取付け手段
は、図8及び図9に夫々示すように化粧ルーバー1の裏
面(上面)中央長手方向に設けた開口部幅狭の溝2に、
多数のボルト3の頭部を一端から順次挿入し、化粧ルー
バー1を持ち上げて各ボルト3を下地材4に穿設したボ
ルト穴5に挿通し、各ボルト3にナット6を締着して、
化粧ルーバー1を下地材4に固定している。(先行技術
文献として実開平1−94512号、意匠登録第790
294号がある。)
【0004】ところで、かかる化粧ルーバー1の取付け
手段は、周りが解放された面で下地材4に固定するには
何ら問題は無いが、前後端又は左右端に構造材を有する
面、例えば図10に示す高架道路の左右両側の箱型橋梁
桁7の内側で橋脚8間で、化粧ルーバー1を取付ける場
合には、左右両側の箱型の橋梁桁7の内側面に直交して
架設した下地材4に化粧ルーバー1を一側端から他側方
へ順次橋梁桁7と平行に前記取付け手段にて固定してい
くが、他側端までくると、化粧ルーバー1を持ち上げて
上面中央長手方向の開口部幅狭の溝2に頭部を挿入した
各ボルト3を下地材4のボルト穴5に挿通しても化粧ル
ーバー1間が狭く、また端部の化粧ルーバー1と橋梁桁
7との間が狭い為、手を差し入れて上方から各ボルト3
にナット6を締着することができない。
【0005】また図11に示す高架道路の橋脚8間に架
設した左右両側のI型の橋梁桁9の内側で化粧ルーバー
1を直交して取付ける場合には、一方の橋脚8側から他
方の橋脚8側へと順次前記取付け手段にてI型の橋梁桁
9の内側に平行に設けた下地材4に固定していくが、他
方の橋脚8の部分までくると、前記と同様化粧ルーバー
1同志が狭くなり、また化粧ルーバー1と橋脚8との間
が狭くなる為、手を差し入れて上方から各ボルト3にナ
ット6を締着することができない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、周り
が閉塞された面で化粧ルーバー等を取付けるに於いて、
端部の狭い場所でも容易に化粧ルーバー等を取付けるこ
とができることは勿論のこと、化粧ルーバー等の取付け
の都度多数のボルトを下地材のボルト穴に挿通し、各ボ
ルトにナットを締着する作業を無くして、化粧ルーバー
等を下方から挿入するだけで固定できるようにした化粧
ルーバー等の固定装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の化粧ルーバー等の固定装置は、断面が門形の
金具の一端に、垂直に上向き係止片が一体に設けられ、
左右両側面に上向きの切り起し舌片が設けられ、上面中
央にボルトが垂直に溶接固定されてなる取付具の上面
に、弾性体を介在して前記ボルトを下地材のボルト穴に
挿通すると共に、前記上向き係止片を下地材の一側面に
係止し、前記下地材のボルト穴に挿通したボルトに、ナ
ットを締付けて取付具を下地材に取付けてなるものであ
る。
【0008】
【作用】上記のように構成された本考案の化粧ルーバー
等の固定装置によると、裏面(上面)中央長手方向にリ
ブ付開口を設けた化粧ルーバー等を、固定装置の下地材
に直交して配し、下地材に取付けられている取付具に化
粧ルーバー等のリブ付開口を嵌め込み、弾性体に抗して
化粧ルーバー等を押し上げることにより、リブが左右両
側方に弾性的に拡開しながら取付具の両側面の切り起し
舌片をのり越え、化粧ルーバーの押し上げを解くと、該
化粧ルーバー等は弾性体の復元力により若干押し下げら
れてリブが切り起し舌片の内側に係止されて化粧ルーバ
ー等が固定される。
【0009】このように化粧ルーバー等は、下地材に取
付けられている取付具に、リブ付開口を嵌め込んで押し
上げることにより、簡単に下地材に固定できるので、従
来のように化粧ルーバー等の取付けの都度多数のボルト
を下地材のボルト穴に挿通し、各ボルトにナットを締着
する作業が無くなり、作業性が向上する。特に周りが閉
塞された面で化粧ルーバー等を取付ける際、端部が狭く
とも化粧ルーバー等を下地材に取付けられている取付具
に、リブ付開口を嵌め込んで押し上げるだけで固定でき
るので、化粧ルーバー等は周りが閉塞された面の全面に
取付けることできて、施工性が良くなる。
【0010】
【実施例】本考案の化粧ルーバー等の固定装置の一実施
例を図によって説明すると、図1は要部を示す分解斜視
図、図2は図1の組立斜視図であって、この図1、2中
の15は断面門形の金具で、この金具15の一端に垂直
に上向き係止片16が一体に設けられ、左右両側面に対
称に上向きの矩形の切り起し舌片17が設けられ、上面
中央に垂直にボルト18が溶接固定されて取付具19が
形成されている。この取付具19のボルト18には中心
に透孔20を有する板ばね21が透孔20にて嵌装され
て取付具19の上面に配されている。そして取付具19
はボルト18が下地材であるチャンネル材22の下辺の
ボルト穴23に下方から挿通されると共に前記上向き係
止片16がチャンネル材22の中間辺外面に係止され、
前記チャンネル材22の下辺のボルト穴23に挿通され
たボルト18にワッシャ24が嵌装され、ナット25が
締付けられて取付具19がチャンネル材22に取付けら
れて固定装置が構成されている。尚、取付具19は各チ
ャンネル材22に後述する化粧ルーバーの取付間隔にて
多数取付けられている。
【0011】このように構成された実施例の化粧ルーバ
ー等の固定装置によると、図3に示すように裏面(上
面)中央長手方向にリブ26付開口27を設けた表面
(下面)V形の中空断面の化粧ルーバー28を、固定装
置の下地材であるチャンネル22に直交して配し、チャ
ンネル材22に取付けられている取付具19に化粧ルー
バー28のリブ26付開口27を嵌め込み、板ばね21
に抗して化粧ルーバー28を押上げることにより、リブ
26が左右両側方に弾性的に拡開しながら取付具19の
左右両側面の切り起し舌辺17をのり越え、化粧ルーバ
ー28の押し上げを解くと、該化粧ルーバー28は板ば
ね21の復元力により若干押し下げられて図4に示すよ
うにリブ26が切り起し舌辺17の内側に係止されて化
粧ルーバー28が固定される。
【0012】このように化粧ルーバー28は、チャンネ
ル材22に取付けられている取付具19に、リブ26付
開口27を嵌め込んで押し上げることにより簡単にチャ
ンネル材22に固定できるので、従来のように化粧ルー
バーの取付けの都度多数のボルトを下地材のボルト穴に
挿通し、各ボルトにナットを締着する作業が無くなり、
作業性が向上する。
【0013】特に周りが閉塞された面、例えば図5に示
す高架道路の左右両側面の箱型橋梁桁7の内側の橋脚8
間の面で、化粧ルーバー28を取付ける場合、左右両側
の箱型の橋梁桁7の内側面に直交して一定間隔に平行に
架設した多数のチャンネル材22に化粧ルーバー28を
一側端から他側方へ順次橋梁桁7と平行に前述のように
固定していき、他側端まできて箱型橋梁桁7との間が狭
くなっても、化粧ルーバー28はチャンネル材22に取
付けられている取付具19に、リブ26付開口27を嵌
め込んで、押し上げるだけで固定できる。また図6に示
す高架道路の橋脚8間に架設した左右両側のI型の橋梁
桁9の内側で化粧ルーバー28を直交して取付ける場
合、I型の橋梁桁9の内側に平行に一定間隔に設けたチ
ャンネル材22に化粧ルーバー28を一方の橋脚8側か
ら他方の橋脚8側へと順次直交して前述のように固定し
ていき、他方の橋脚8の付近まできて橋脚8との間が狭
くなっても、化粧ルーバー28はチャンネル材22に取
付けられている取付具19に、リブ26付開口27を嵌
め込んで、押し上げるだけで固定できる。従って、実施
例の固定装置により化粧ルーバー28は周りが閉塞され
た面の全面に取付けることができて、施工性が良くな
る。
【0014】尚、上記実施例では取付ける化粧ルーバー
28が表面(下面)V形の中空断面であるが、図7に示
すように表面(下面)U形の中空断面の化粧ルーバー2
8′でも良い。要は固定装置における取付具19の左右
両側面の切り起し舌辺17の内側に係止できるリブ26
を有する開口27が設けられている化粧ルーバーであれ
ば、表面(下面)の形状はどのようなものでも良い。ま
た化粧ルーバーに限らず、他の張設部材の取付けに利用
しても良いものである。
【0015】また上記実施例は、化粧ルーバー28を橋
梁桁の下面内側の閉塞された面の全面に取付ける場合で
あるが、これに限るものではなく、地下鉄駅の天井、そ
の他コンクリート構築物、建築物等のむき出しのコンク
リート面を被う場合にも適用でき、特に周りが閉塞され
た面の全面に取付ける場合に有効である。
【0016】さらに上記実施例は、弾性体が板ばね21
であるが、これに限るものではなく、線材ばね、コイル
スプリング、ゴム、弾力性のある樹脂等でも良いもので
ある。
【0017】
【考案の効果】以上の通り本考案の化粧ルーバー等の固
定装置によれば、化粧ルーバー等の取付けに於いて、従
来のように多数のボルトを下地材のボルト穴に挿通し、
各ボルトにナットを締着する作業を無くして、化粧ルー
バー等の上面中央長手方向のリブ付開口を下地材に取付
けられている取付具に嵌め込んで押し上げることによ
り、簡単に下地材に固定できて、作業性が向上する。特
に周りが閉塞された面で化粧ルーバー等を取付ける際、
端部が狭くとも化粧ルーバー等を下地材に取付けられて
いる取付具にリブ付開口を嵌め込んで押し上げるだけで
固定できるので、化粧ルーバー等は周りが閉塞されたど
のような構造物の面でも全面に取付けることができて施
工性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の化粧ルーバー等の固定装置の一実施例
の分解斜視図である。
【図2】本考案の化粧ルーバー等の固定装置の一実施例
の組立斜視図である。
【図3】図2の固定装置による化粧ルーバーの取付状態
の一部を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】高架道路の左右両側の箱型橋梁桁の内側の橋脚
間の面で図2の固定装置により化粧ルーバーを取付けた
状態を示す一部断面図である。
【図6】高架道路の橋脚間に架設したI型の橋梁桁の内
側で化粧ルーバーを直交して取付けた状態を示す一部側
面図である。
【図7】図2の固定装置に他の化粧ルーバーを取付けた
状態を示す断面図である。
【図8】従来の化粧ルーバーの取付手段の一例を示す一
部断面図である。
【図9】従来の化粧ルーバーの取付手段の他の例を示す
一部断面図である。
【図10】図9の取付手段により高架道路の左右両側の
箱型橋梁桁の内側で橋脚間に化粧ルーバーを取付けた状
態を示す一部断面図である。
【図11】図9の取付手段により高架道路の橋脚間に架
設したI型の橋梁桁の内側で化粧ルーバーを直交して取
付けた状態を示す一部側面図である。
【符号の説明】
15 断面門形の金具 16 上向き係止片 17 切り起し舌片 18 ボルト 19 取付具 20 透孔 21 板ばね 22 チャンネル材 23 ボルト穴 24 ワッシャ 25 ナット 26 リブ 27 開口 28 化粧ルーバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が門形の金具の一端に、垂直に上向
    き係止片が一体に設けられ、左右両側面に上向きの切り
    起し舌片が設けられ、上面中央にボルトが垂直に溶接固
    定されてなる取付具の上面に、弾性体を介在して前記ボ
    ルトを下地材のボルト穴に挿通すると共に、前記上向き
    係止片を下地材の一側面に係止し、前記下地材のボルト
    穴に挿通したボルトに、ナットを締付けて取付具を下地
    材に取付けてなる化粧ルーバー等の固定装置。
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