JPS6215139Y2 - - Google Patents

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JPS6215139Y2
JPS6215139Y2 JP1981039896U JP3989681U JPS6215139Y2 JP S6215139 Y2 JPS6215139 Y2 JP S6215139Y2 JP 1981039896 U JP1981039896 U JP 1981039896U JP 3989681 U JP3989681 U JP 3989681U JP S6215139 Y2 JPS6215139 Y2 JP S6215139Y2
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bottom plate
side material
peripheral side
circumferential
foamed resin
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JP1981039896U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は包装容器に関し、周側材と底板との
組合せが非常に簡単で、かつ特に食品用包装容器
として安全に使用できるものを提供しようとして
いる。
従来より発泡樹脂シートからなる周側材を枠状
に組立てる包装容器において、周側材と底板との
取付構造としては、周側材下面に直接底板を熱融
着或は接装剤にて接合する構造のもの、あるいは
周側材内周に切削による溝を形成しておき、これ
に底板を嵌入する構造のもの〔例えば、実願昭51
−46599号(実開昭52−139115号公報参照)、実願
昭52−114957号(実開昭54−41837号公報参照)〕
があり、上記何れの構造も従来の周知の経木製折
箱においても採用されていたものである。
しかしながら、前者の底板を周側材下面に直接
接合する構造の場合、浮かし底の形成ができない
とともに、予め製造した周側材と底板とを準備し
ておき、使用現場で包装容器を組立てて使用しよ
うとすると、周側材と底板との熱融着あるいは接
着による接合装置や接着剤を準備しておく必要が
あり、組立ての手間も面倒であり、このような使
用現場での組立て使用には不適当なものであつ
た。また、予め包装容器を組立てておくと、運搬
や取扱いが非常に嵩高くなつて不便であつた。さ
らに、接着剤の使用は、食品用包装容器の場合に
は衛生上好ましく無い。
また、後者の切削溝と底板との嵌合構造による
と、浮かし底の形成や使用現場での周側材と底板
との組立ては比較的容易であり、接着剤も不要に
できるが、発泡シートに対する溝削成時の切粉は
静電気の発生等によつて溝内に残留し易く、狭い
溝内からの切粉の除去は困難である為、上記構造
の包装容器を特に食品用包装容器として用いる場
合には、上記発泡樹脂シートの切粉が食品に付着
し衛生上の点で問題があつた。また、削成による
溝個所は他部分に比べて薄肉になるので強度的に
弱くなり、溝個所から割れたり折れるおそれがあ
る。そして上記溝個所の強度を増すために厚みを
充分にとると、周側材の厚さが非常に分厚くなり
軽量化を阻害すると共に経済性の点でも問題であ
つた。
そこで、この考案においては上記従来技術の欠
点および不便を解消し、周側材と底板との組立て
が容易であるとともに、食品衛生上も安全に使用
でき、強度や経済性の点でも優れた包装容器を提
供しようとしており、その構成としては、発泡樹
脂シート又はこれと非発泡樹脂シート或はフイル
ムとの複合によるシートにて形成された周側材を
コーナー用折曲部にて折曲すると共に両側端を接
合して四角形状に組立て、該周側材の周面部には
下端部をリブ状に内方へ膨出成形した底板受け部
を形成し、さらに周側材内には底板が挿入されて
なり、該底板は対角線に沿つて二ツ折り可能に形
成されたものが展開状態で挿入されていることを
特徴とするものである。
次いでこの考案の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。
10は周側材であり、発泡樹脂シート又はこれ
と非発泡樹脂シート或はフイルムとの複合による
シートにて形成されており、20は底板で発泡ポ
リスチレンシート等の発泡樹脂シートからなつて
いる。30は周側材10と同様に発泡樹脂シート
又はこれと非発泡シート或はフイルムとの複合に
よるシートにて形成された蓋体であり、場合によ
つてはこの蓋体30を用いないで実施することも
ある。
11は周側材10のコーナー折曲部で、図のご
とき複数本の半円柱状をなす細条体からなるもの
が折曲し易い実施となる。即ち、従来折曲に用い
られていたV字溝であると、角ヘタリがどうして
も生じ易く、折曲状態についてもガタツキを生じ
易く正確な折曲状態を維持し難い点があるも、上
記半円柱状をなす複数本の細条体であれば、角ば
つておらず折曲時の互いの当触も柔軟で復元性も
良好であり、長期にわたつてガタツキのない良好
な折曲状態に組立維持できる。
また、12,12′は周側材10の接合度合を
高めるべく切口が斜状をなす両側端であつて、該
両側端12,12′は熱融着により接合される。
そして周側材10は、上記コーナー折曲部を折曲
すると共に両側端12,12′を接合して四角形
状に組立てられている。
さらに13は周側材10の周面部、14は周面
部13の下端部をリブ状に内方へ膨出成形して形
成した底板受け部であつて、該底板受け部14に
よつて周側材10内に入れた底板20を支承でき
るようにしている。
15および31は周側材10の周面部13と蓋
体30の上面に形成した膨出成形(図の場合)に
よる模様部であり、外観形状を良好にすると共に
一種のリブ状補強効果を発揮することもできるも
のである。
なお、周側材10および蓋体30としては発泡
ポリスチレンシートその他の発泡樹脂シートによ
る単層の場合と、発泡ポリスチレンシート等の外
側にハイインパクトポリスチレン或は二軸延伸ポ
リスチレンによる着色シート或は着色フイルムが
積層された複層による場合とがあり、特に後者の
場合、各種の塗り容器のごとき外観を呈すること
になり、美装性を高めることができる。
次に、21は底板20の裏面に形成した対角線
に沿う切込みであつて、該切込み21によつて底
板20を二ツ折り可能にしている。即ち鋭角状に
は比較的折曲し難い発泡ポリスチレンシートから
なる底板20に対して表皮側22の部分を残るよ
う切込み形成することによつて底板20の二ツ折
りを可能にしている。また発泡樹脂シートの表側
に紙、非発泡樹脂シート等を接合しておくことに
より、発泡樹脂シートとは別個の表皮を積極的に
形成しておいてもよい。
そして底板20は、周側材10が四角形状に組
立てられた後であつても、対角線に沿つて二ツ折
りにした状態で周側材10の上方から入れてや
り、底板受け部14に載るよう展開させてやる
と、無理なく底板20の挿入を果せることにな
る。
この考案は上記のごとく周側材10をコーナー
折曲部11にて折曲すると共に両側端12,1
2′を接合して四角形状に組立自在となし、周側
材10の周面部13における下端部をリブ状に内
方へ膨出成形してなる底板受け部14によつて、
周側材内に入れた二ツ折り形状の底板20を展開
状態で支承し得るようにしているので、底板20
と周側材10との組立ては容易である。
そして、何れの場合も接着剤等の接合手段は不
要であり、浮かし底の形成や予め製造した周側材
10と底板20とを使用現場で組立てて使用する
のも容易である。
特に、底板受け部14が周側材10に削成され
たものではないため、溝切削時に発生する切粉の
問題は全く生じず、食品用包装容器として用いる
場合の衛生上極めて好ましいものとなる。
また、リブ状に膨出成形した底板受け部14で
あるから、肉厚は周側材10の全体で一定であ
り、周側材10の一部が溝部等の形成により他部
分に比べて薄くなつたりすることはなく、強度的
に弱くなることが無い。従つて周側材10の厚さ
を溝等の形成の為に余分に分厚くする必要がな
く、軽量性や経済性の点で優れたものとなる。
さらに、底板受け部14の形成により外方また
は内方へ膨出成形した部分が、模様部として外形
上のデザイン効果を有するとともに、一種の補強
効果をも発揮し、周側材10の折曲、捩れ等を防
止し、包装容器全体の強度を高めるためにも役立
つことになる等優れた実用的効果を発揮できるも
のである。
さらに二ツ折り状態から展開状態へと変化させ
る底板20の周側材10内への挿入時には、周側
材10をその四角形状から菱形状に変形できるゆ
え、底板20の挿入に容易に対応でき、上記底板
20の二ツ折りの可能な点とも相まつて何等支障
なく底板20を周側材10に挿入できることにな
る。また底板20を支承している底板受け部14
は周側材10の内方に膨出していて捩れ防止と、
補強効果をも果せる。
従つて構造簡単にて組立現場での組立が容易且
つ確実に行え、運搬にも至便で、しかも耐久性に
も優れる等、種々実用的効果を奏するものを提供
できることになる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は底板を挿入する前の斜視図、第2図
は正面図、第3図は組立後の要部断面図、第4図
は底面図、第5図は底板の一部拡大図、第6図は
第4図−線の断面図、第7図は周側材の拡開
前を示す斜視図、第8図および第9図は周側材の
両側端接合前を示す平面図および正面図である。 10……周側材、11……コーナー折曲部、1
2,12′……両側端、13……周面部、14…
…底板受け部、15……模様部、20……底板、
30……蓋体、31……模様部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 発泡樹脂シート又はこれと非発泡樹脂シート
    或はフイルムとの複合によるシートにて形成さ
    れた周側材をコーナー用折曲部にて折曲すると
    共に両側端を接合して四角形状に組立て、該周
    側材の周面部には下端部をリブ状に内方へ膨出
    成形した底板受け部を形成し、さらに周側材内
    には底板が挿入されてなり、該底板は対角線に
    沿つて二ツ折り可能に形成されたものが展開状
    態で挿入されていることを特徴とする包装容
    器。 2 周側材が発泡ポリスチレンシートからなる上
    記実用新案登録請求の範囲第1項記載の包装容
    器。
JP1981039896U 1981-03-19 1981-03-19 Expired JPS6215139Y2 (ja)

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JP1981039896U JPS6215139Y2 (ja) 1981-03-19 1981-03-19

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JPS57151223U JPS57151223U (ja) 1982-09-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521947B2 (ja) * 1975-10-21 1980-06-13

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50120803U (ja) * 1974-03-19 1975-10-02
JPS5648665Y2 (ja) * 1978-07-29 1981-11-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521947B2 (ja) * 1975-10-21 1980-06-13

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