JPS6137632Y2 - - Google Patents

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JPS6137632Y2
JPS6137632Y2 JP1981034986U JP3498681U JPS6137632Y2 JP S6137632 Y2 JPS6137632 Y2 JP S6137632Y2 JP 1981034986 U JP1981034986 U JP 1981034986U JP 3498681 U JP3498681 U JP 3498681U JP S6137632 Y2 JPS6137632 Y2 JP S6137632Y2
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JP
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bottom plate
joint
thin
foamed resin
resin sheet
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JP1981034986U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は包装容器に関し、より説しくは発泡
樹脂シートを主体とする周側材の下部に薄質体で
覆われた独特な底板嵌入用段部を形成し、該段部
に底板を嵌入接合させ、底板の接合状態の良好な
ものを提供しようとしている。
従来より発泡ポリスチレンシート等の発泡樹脂
シートからなる周側材を枠状に組立てて周側枠を
構成させる包装容器(例えば実公昭46−2359号公
報、実公昭49−44321号公報等参照)にあつて
は、周側枠の下部に底板を接合せねばならず、底
板をその厚み側面から露出する重ね合せ式の接合
では発泡シートの気泡が露出したりして不体裁で
しかも外れ易い欠点が生じるので、周側枠の下部
内周に嵌入溝を形成したり、周側枠下端に段部を
形成していた。
しかしながら嵌入溝の形成は面倒で周側枠形成
後の嵌め込みが困難なゆえ、周側枠の組立と共に
底板嵌入の作業を進行せねばならず組立て難いも
ので、また段部形成も発泡樹脂シート単層による
素材或は他材との複合素材による何れの場合にも
段部を切削形成したままのものであるから、底板
との接合面が粗く外観上の点でもシートの気泡が
容器外面に現われたりして不体裁になり接合度合
も良好でないため、段部と底板間に〓間ができた
りして内容物の漏洩を来たしたりするおそれもあ
つた。特に外側片と内側片とが折曲して重ね合わ
される周側枠の場合一層のこと底との接合良好な
段部の形成は困難なものとされていた。
そこでこの考案においては上記従来の嵌入溝構
造のもの或は段部構造のものが有していた欠点お
よび不便を解消でき、製造容易で体裁良好な包装
容器を提供しようとしており、構成としては、発
泡樹脂シートと薄質体との複合によるシートにて
形成されてなり、該複合シートからなる周側材に
は少なくとも上記薄質体を残してU溝状に削いだ
所要幅の継部を形成し、該継部を介して連設され
ている一方の片部である外側片には適宜間隔毎に
V形のコーナー折曲用溝を形成し、他方の片部で
ある内側片にはコーナー用切欠をそれぞれ形成
し、上記周側材をコーナー折曲用溝部分にて折曲
し、両側端を接合して枠状をなすと共に、上記内
側片をその下端が外側片下端より高い段部となる
ように外側片に沿わせて折り曲げ、上記継部を段
部に沿わて底板嵌入用段部として押圧形成した周
側枠を構成し、該周側枠の下部は上記複合シート
を形成する発泡樹脂シートが現出しないように薄
質体を現出させると共に表面が薄質体で覆われた
底板嵌入用段部を形成し、該底板嵌入用段部に底
板を嵌入して接合してなることを特徴としてい
る。
次いこの考案の実施態様について図を参照しな
がら以下に例示する。
第1図および第2図はこの考案の包装容器を組
立形成する前の状態を図示するもので、10は周
側材であり、発泡ポリスチレンシート等の発泡樹
脂シートaと紙、合成紙、合成樹脂フイルム或は
シート等による薄質体bとの複合によるシートに
て形成されている(第2図参照)。11はこの複
合シートからなる周側材10に形成した継部であ
り、該継部11は少なくとも薄質体bを残して形
成してあり、好ましくは薄質体bと若干厚a′(表
皮程度)の発泡樹脂シートaとを残して所要幅に
て長手方向全長に渡り、U状に削いで形成したも
のである(特に第4図参照)。12はV形のコー
ナー用折曲用溝、13はコーナー用切欠であり、
継部11を介して連設されてなる片方の片部とし
ての外側片14および他方の片部となる内側片1
5のうち外側片14側に前記コーナー用折曲用溝
12を、他方の内側片15側に前記コーナー用切
欠13がそれぞれ適宜間隔をあけて設けられてあ
り、何れも周側材10を組立て易くしているもの
で、特にコーナー用折曲用溝12は外側片14の
折曲を至便にし、コーナー用切欠13は内側片1
5,15どうしの折曲時における干渉を生じない
ようにしている。16,16′は切口が斜状をな
す両側端であつて、該両側端16,16′は周側
枠形成時に熱融着又は接着剤により接合される。
そして、上記のごとく構成された周側材10
は、組立の便宜上使用時の底部側を上向きにして
順次組立てるもので、まず上記コーナー折曲用溝
12部分を折曲させ(第3図参照)、両側端1
6,16′を接合して枠状に組立てると共に、内
側片15を使用時にその下端が外側片14の下端
より高い段部となるように内方へ継部11を利用
しながら折曲して外側片14に沿わせ互を熱着、
熱融着、鋲着、ホツチキス止め等の手段にて接合
する(第4図参照)。次いで型30等を用いて上
記段部に沿うよう継部11を押圧すれば、発泡樹
脂シートの表面が、薄質体bで包被された底板嵌
入用段部17を周側材10の下端全周にわたつて
容易に形成することができる。(第5図〜第7図
参照)。この押圧形成するための型30等に使用
時には継部11に対し加熱を併用することも接着
を併用することもできる。
そして、上記の底板嵌入用段部17には周側材
10と同素材又はアルミ箔等を積層した合成樹脂
シート等による底板20を嵌入して接合するもの
で、接合手段としては接着、熱融着等が好適であ
る。そして組立後には底板を下になるよう戻して
使用する(第7図参照)。
なお、第8図のごとく薄質体bを木目模様Aを
施したものにすると、木製の容器と何ら遜色のな
いものとなりより好適な実施となる。さらに容器
形状も図示した形状に限らず、三角形、正方形、
六角形等の多角形状にても実施できる。
この考案は上記のごとく発泡樹脂シートaと薄
質体bとの複合からなるシート状の周側材10を
コーナー折曲用溝12部分にて折曲し、両側端1
6,16′を接合して枠状に組立てると共に周側
材10の内側片15を外側片14に沿わせて内方
へ折曲し、その折曲部である継部11は少なくと
も薄質体bを残してU溝状に形成してあるので、
この継部11を内側片15の下端が外側片の下端
より高くなつた段部へ沿うよう押圧形成してい
て、薄質体bにて内側片15と外側片14との境
界が被覆された状態となるものゆえ、前記従来の
もののごとく発泡樹脂シート自体の切削によら
ず、周側枠の下部に底板嵌入用の段部が形成で
き、厚手のシートを用いずとも全体が薄い複合シ
ート素材によつて形成でき、しかも発泡樹脂シー
トの気泡が容器外面に現出せず、底板嵌入用段部
17を明確で美麗な段部として形成できることに
なり、底板20を嵌入して接合した場合の接合は
良好な状態となり、外観的体裁が良いばかりか接
合度合が高く内容物が底板と段部との接合部分か
ら漏洩したりするおそれを解消でき、段部個所は
内側片15と外側片14との境目も薄質体bで覆
われていて一層のこと底板20を一体感良く接合
できる。
従つて、製造容易に底板接合の確実な包装容器
を提供できることになり、発泡樹脂シートを主材
として用いた包装容器の外観形状としても非常に
良好なものとなる。
しかも薄質体を片面にのみ積層した発泡樹脂シ
ートにて組立後の少なくとも外観上重要な傾所は
薄質体にて覆われた強度的にも優れたものを提供
できる。
以上のごとく、この考案は組立形成が容易で、
底板接合部分の型くずれが生じず、外観的にも体
裁の良好なものが安価にて提供できる等この種従
来容器の欠点を解決した種々の実用的効果の優れ
たものとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は組立前の正面図、第2図は前図の平
面図、第3図は組立途中を示す斜視図、第4図お
よび第5図は組立途中を示す一部省略断面図、第
6図は組立完了後の斜視図、第7図は底板組付後
の断面図、第8図は変更例を示す斜視図である。 10……周側材、11……継部、12……コー
ナー折曲用溝、13……コーナー用切欠、14…
…外側片、15……内側片、16,16′……両
側端、17……段部、18……底板、a……発泡
樹脂シート、b……薄質体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 発泡樹脂シートと薄質体との複合によるシー
    トにて形成されてなり、該複合シートからなる
    周側材には少なくとも上記薄質体を残してU溝
    状に削いだ所要幅の継部を形成し、該継部を介
    して連設されている一方の片部である外側片に
    は適宜間隔毎にV形のコーナー折曲用溝を形成
    し、他方の片部である内側片にはコーナー用切
    欠をそれぞれ形成し、上記周側材をコーナー折
    曲用溝部分にて折曲し、両側端を接合して枠状
    をなすと共に、上記内側片をその下端より高い
    段部となるように外側片に沿わせて折り曲げ、
    上記継部を段部に沿わせて底板嵌入用段部とし
    て押圧形成した周側枠を構成し、該周側枠は下
    部は上記複合シートを形成する発泡樹脂シート
    が現出しないように薄質体を現出させると共に
    表面が薄質体で覆われた底板嵌入用段部を形成
    し、該底板嵌入用段部に底板を嵌入して接合し
    てなることを特徴とする包装容器。 2 周側材のうち薄質体に木目模様を施してなる
    上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の包装
    容器。
JP1981034986U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPS6137632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981034986U JPS6137632Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981034986U JPS6137632Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS57149217U JPS57149217U (ja) 1982-09-18
JPS6137632Y2 true JPS6137632Y2 (ja) 1986-10-31

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ID=29832276

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JP1981034986U Expired JPS6137632Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4890926U (ja) * 1972-02-03 1973-11-01

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JPS57149217U (ja) 1982-09-18

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