JP3074147U - 折 箱 - Google Patents

折 箱

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JP3074147U
JP3074147U JP2000004226U JP2000004226U JP3074147U JP 3074147 U JP3074147 U JP 3074147U JP 2000004226 U JP2000004226 U JP 2000004226U JP 2000004226 U JP2000004226 U JP 2000004226U JP 3074147 U JP3074147 U JP 3074147U
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輝義 三宅
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中国パール販売株式会社
有限会社三共
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファルカタやシンゴンを用いて折箱を形成する
場合に、木粉の発生を防止して、食品の包装にも利用で
きるようにする。 【解決手段】底板又は上方に開口して当該開口周縁部に
外向きの鍔部を設けた内容器と、筒状の外枠とからなる
折箱において、表裏両面にヒートシール可能な合成樹脂
フィルムが貼り付けられた帯状の木板の両端部を、互い
に接合し且つ接着して外枠を形成する。さらに、外枠の
上端部はゴムや合成樹脂などの被膜で覆い、木粉が出な
いように加工する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食品包装用容器として用いられる木製の折箱に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
木製の折箱は、素材である木質が自然な美しさ、風情を醸し出し、また、箱の 周囲で垂直な面を形成する外枠が高い強度を発揮して変形し難いことから、高級 料理や土産物の包装や、弁当や寿司などの持ち歩く食品の包装などに広く用いら れている。
【0003】 従来は折箱の材料として、えぞまつ、もみ、とうひなどが用いられていたが、 最近では原材料原価を安くするため、東南アジアなど南方に広く植生する豆科の 植木である、ファルカタやシンゴンなども利用されてきている。 しかし、ファルカタやシンゴンは年輪がないため木粉が出やすく、これを用い て形成した折箱は、食品以外の物品の包装には利用できるものの、食品の包装に は不向きであるという問題があった。
【0004】 本考案は従来のこのような問題点に鑑み、木粉が出やすい材質の木材を用いて 折箱を形成する場合に、木粉の発生を防止し、食品の包装にも利用できるように することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、折箱の材料となる木板の表面に透明乃至半 透明な合成樹脂フィルムを貼って木板から木粉が出ないように加工し、これを用 いて折箱を形成した。 折箱は、その外枠が前記木板を用いて形成されていれば、木の質感が表面に表 れた外観のものとなり、木粉の発生も防止することができる。 底板に代えて、上方に開口して当該開口周縁部に外向きの鍔部を設けた内容器 を用いて折箱を形成してもよい。この場合も、外枠は、表面に透明乃至半透明の 合成樹脂フィルムが貼られた木板を用いて形成することが好ましい。
【0006】 底板又は内容器は、折箱の外側からは目に付かない部位であり、木材や紙材、 合成樹脂材など適宜な材料を用いて形成することができる。但し、木材を用いる ときは、木粉が出ることを防止するため、合成樹脂フィルムを貼った木板を用い ることが好ましい。
【0007】 折箱を形成する木板は、木材を2〜7mm程度の厚みで薄く切削し、その表面 に熱接着可能な合成樹脂フィルムを貼り付けて形成される。 合成樹脂フィルムには、熱可塑性プラスチックフィルム、例えばポリプロピレ ン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、これらを延伸させた(O PP)、或いは結晶化させた(CPP)フィルムなどが好適に用いられる。フィ ルムの木板への貼り付けには、接着剤としてEVAエマルションが好適に用いら れる。木粉が出ないように、フィルムは木板の表裏両面に貼り付けることが好ま しい。
【0008】 外枠は、前記フィルムが貼られた木板を帯状に切断し、これを適宜に折り曲げ つつ、両端部を互いに接合し、且つ接合部を固着して形成することができる。両 端部の接合に、接着剤や止め具を用いることは任意である。 この場合、木板の切断端面である外枠の上下両端部は、木材が露出して木粉を 出すおそれがあるため、接着剤やニス、シリコンゴムや樹脂などを塗布して被膜 で覆うことが好ましい。被膜は、折箱の開口縁部となる外枠の上端部のみに形成 してもよい。
【0009】 底板と外枠からなる折箱は、筒状に形成した外枠の下端部に底板を接合し、接 着剤を用いて一体に固着して形成することができる。また、外枠の内面に長手全 長に渡って溝部を設けておき、この溝部に底板の周縁を嵌め込みつつ、帯状に展 開した外枠を底板に巻き回して取り付け、外枠の両端部をホットメルト接着剤な どで互いに接着して形成することができる。 内容器と外枠からなる折箱は、前記と同様、外枠の内面に長手全長に渡って溝 部を設けておき、この溝部に内容器の鍔部を嵌め込みつつ、展開した外枠を内容 器の周囲を囲むようにして内容器に取り付け、外枠の両端部を互いに接着して形 成することができる。また、筒状に形成した外枠の開口部に上方から内容器を嵌 め入れ、鍔部を外枠の上端部に接着して形成することもできる。 外枠の内面に形成する溝部や折れ筋は、木粉が出ることを防止するため、木板 にフィルムを貼り付ける前に形成しておくことが好ましい。
【0010】 本考案の折箱は、木粉の出やすいファルカタ、シンゴンなどを用いた場合に特 に効果的であるが、他の木材を利用する場合にも実用的な効果を奏する。すなわ ち、表面に合成樹脂フィルムが貼られているので水分を吸収せず、カビの発生や 腐食の促進を抑制することが可能となる。また、透明乃至半透明なフィルムを貼 り付けることにより、木材の質感がそのまま表れ、手触りも良好なものとなる。 なお、折箱の外形状は、四角形や五角形などの多角形状、円形や楕円形などの 曲面形状、角と曲面の組み合わせ形状など、収納する食品の種類や量、折箱の用 途などに応じて適宜に設定することができる。内部に仕切りを設けることも適宜 に行われる。 本考案の折箱は、内部に食品を収納した状態で、別に形成した蓋体を外枠にそ のまま被せ、或いは外枠の上端部に合成樹脂フィルムを貼り付けてから被せて使 用される。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は本考案の一実施形態の折箱の外観を示している。 折箱1は、合成樹脂シート製の底板2と、底板2の周囲を囲う外枠3からなり 、底板2の周縁部に沿うように矩形に開口した筒状の外枠3の下端部に、底板2 を一体に固着して形成してある。
【0012】 外枠3は、ファルカタやシンゴンなどの木材を薄く切削し、その表裏両面に透 明な合成樹脂フィルム5,5が貼り付けられた木板4により形成されている(図 3参照)。 詳しくは、外枠3は、先ず、適宜な大きさの木板の表面に折れ筋を形成し、次 に、表裏両面に合成樹脂フィルムを貼り付け、これを底板2の周縁に沿った長さ に帯状に切断し、さらに上下両端部31、31に、ニスを塗って切断端面を被膜 で覆う工程を経て形成される。
【0013】 帯状に展開した外枠3は、前記折れ筋で折り曲げ、その左右両端部32、32 を、図3(A)に示されているように、互いに適宜な幅で接合し、且つホットメ ルト接着剤で接着して、矩形に開口した筒状となす。そして、筒形の外枠3の下 端部に、接着剤を用いて底板2を接着することにより折箱1が得られる。 外枠3の両端部32,32の接合は、図3(B)に示されているように、両端 部に互いに継ぎ合う切り欠き部を形成し、両切り欠き部同士を接合し接着して行 えば、接合部分を凹凸のない面一の形状とすることができる。
【0014】 このように形成された折箱1は、外枠3の表面に合成樹脂フィルム5が貼り付 けてあり、その上下両端部31、31をニスの被膜で覆ってあるので、木板4か ら木粉が出るようなことはなく、別に形成された蓋体(図示せず)を外枠3の上 端部に被せて、食品の包装に用いることができる。 外枠3は表面がフィルムで覆われているが、透明なフィルムを用いているので 、木板4の質感がそのまま表れて木質の自然な美しさ、風情が醸し出される。
【0015】 図4は、本考案の他の実施形態の折箱1の要部切断端面を示している。 同図(A)に示した折箱1は、外枠3の内面に溝部33を設け、この溝部33 に底板2の周縁を嵌め入れて上げ底状に形成したものである。 同図(B)に示した折箱1は、底板2の代わりに上方に開口して開口周縁部に 外向きの鍔部61を設けた内容器6を用いたものであり、外枠3の内面に設けた 溝部33に、内容器6の鍔部61を嵌め入れて形成したものである。 これらの折箱1は、内面の長手全長に渡って溝部33を有する外枠3を帯状に 展開した状態で、溝部33に底板1の周縁又は内容器6の鍔部61を嵌め込みつ つ、外枠3を底板2又は内容器6の周囲を囲むようにして取り付け、外枠3の左 右両端部32,32を互いに接着することにより形成される。 また、同図(C)に示した折箱1は、外枠3の内面に設けた溝部33に、内容 器6の鍔部61を嵌め込むとともに、内容器6の周面を外枠3の内面に接着して 一体化したもの、同図(D)に示した折箱1は、内部に仕切り62を有する内容 器6を、筒状の外枠3の開口部に上方から嵌め入れ、鍔部61を外枠3の上端部 31に接着して一体化したものである。 外枠3が表裏両面に透明な合成樹脂フィルム5が貼られ、上下両端部に被膜を 設けて形成されていることは前記形態と同様である。
【0016】 なお、図示した折箱1の形態は一例であり、本考案は適宜な形状、大きさ、或 いは用途の折箱に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の折箱の一実施形態の外観図である。
【図2】図1のII−II線に沿った切断端面図である。
【図3】(A)、(B)は外枠の両端部接合部分を拡大
した断面図である。
【図4】(A)〜(D)は本考案の他の実施形態の折箱
の要部切断端面を示した図である。
【符号の説明】
1 折箱 2 底板 3 外枠 4 木板 5 合成樹脂フィルム 6 内容器

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と、その周囲を囲う筒状外枠とを有
    する折箱において、少なくとも前記外枠が表面に透明乃
    至半透明な合成樹脂フィルムが貼られた木板を用いて形
    成されたことを特徴とする折箱。
  2. 【請求項2】 底板に代えて、上方に開口して当該開口
    周縁部に外向きの鍔部を設けた内容器を用いて形成され
    た請求項1に記載の折箱。
  3. 【請求項3】 外枠の少なくとも上端部をゴムや合成樹
    脂などの被膜で覆ったことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の折箱。
  4. 【請求項4】 外枠は、表裏両面にヒートシール可能な
    合成樹脂フィルムが貼り付けられた帯状の木板の両端部
    を、互いに接合し且つ接着して形成された請求項1〜3
    の何れかに記載の折箱。
  5. 【請求項5】 外枠内面に長手全長に渡る溝部が設けら
    れ、この溝部に、底板の周縁又は内容器の鍔部を嵌め入
    れて一体化した請求項1〜4の何れかに記載の折箱。
  6. 【請求項6】 木板としてファルカタ又はシンゴンを用
    いてなる請求項1〜5の何れかに記載の折箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7075512B1 (ja) * 2021-01-22 2022-05-25 株式会社エフピコ 包装用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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