JPH0411957Y2 - - Google Patents

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JPH0411957Y2
JPH0411957Y2 JP9222884U JP9222884U JPH0411957Y2 JP H0411957 Y2 JPH0411957 Y2 JP H0411957Y2 JP 9222884 U JP9222884 U JP 9222884U JP 9222884 U JP9222884 U JP 9222884U JP H0411957 Y2 JPH0411957 Y2 JP H0411957Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
container
decorative paper
groove
frame
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JP9222884U
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JPS618523U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、加工食品の収容に適した使い捨て合
成樹脂製の簡易容器、とくに、表面に化粧紙を施
した簡易容器の縁枠の構造に関する。
〔従来技術〕
実公昭49−34401号公報、実公昭59−11888号公
報に記載されているように、発泡樹脂製の縁枠と
緻密質の薄い合成樹脂製を別々に成形して熱融着
した簡易容器が出現し、外観上も、内容積も外観
と同様の大きさを持つことから、広く用いられ、
近年、かかる簡易容器において、外面に化粧紙を
施して強度向上と高級化の試みが行われるように
なつた。
外面に化粧紙を施して、強度と外見上の高級感
を出すためには、とくに発泡樹脂素材の上端面も
含めて内外面が化粧紙で貼り着けられた縁枠とす
る必要があり、そのため、片面に化粧紙を貼りつ
けた素材の裏面に条溝を付け、これを折り曲げて
その上端面も含め、両面が化粧紙で貼り付けられ
た枠材を得る。
その一つとして、例えば実開昭58−125123号公
報には、この条溝の断面形状をW形とし、その折
り曲げを正確にする提案が行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる条溝の形状のものにあつ
ては、折り曲げ箇所が広がり、その形成された縁
枠の上端面が広がる傾向があり、とくに、薄い化
粧紙を用いたときには違和感を生じる場合があ
る。
本考案の目的は、かかる化粧紙を片面に貼着し
た発泡樹脂板状素材を折り曲げた枠材構造におい
て、折り曲げ端面を任意の丸みをもたせた形状と
することができ、しかも、その折り曲げも簡単に
行うことができ、強度と外見が優れた簡易容器用
の枠材構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の簡易容器の縁枠構造は、一表面のみに
化粧紙を貼り着け、裏面の幅方向の略中心の長手
方向に設けた条溝を中心にして折り曲げ形成した
発泡合成樹脂製の縁枠の折り曲げ端とは反対側の
端面を緻密質合成樹脂製の薄底板と熱融着してな
る容器の縁枠構造であつて、前記縁枠材の条溝
が、同縁枠材の厚みの略倍の幅と、表面と直角な
切り落とし面と、さらに、中央部が盛り上つた底
面とを有することを特徴とする。
〔作用〕
本考案の縁枠において、条溝は縁枠材の厚みの
略倍の幅を有し、切り落とし面が表面と直角な面
に形成されているので、素材を折り曲げ重ね合わ
せたときに、折り曲げ角部に正確な僅かな丸みが
形成される。さらに、条溝の底面がその中央部を
湾曲して盛り上げて形成されているので、素材を
折り曲げ重ね合わせたときに、条溝の切り落とし
面と湾曲した底面とが干渉し合つて、折り曲げ端
面に丸みが形成される。そして、溝底面の湾曲度
を変えることによつて折り曲げ端面の丸みの程度
を任意に変えることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
本考案の縁枠構造を有する容器1は、第1図に
示す合成樹脂材表面を化粧紙で貼着した縁枠2
と、第2図に示す仕切板3と縁部4を一体成形し
た底板5とを、第3図に示すように接着して組み
立てられている。
前記縁枠2の素材としては、加工が容易である
ことから発泡スチロールが適している。そして、
同縁枠2は第4図の断面図に示すように、その上
端は素材が連続した状態で折り曲げ重ね合わせら
れ、その下端面を除く全表面が化粧紙で覆われて
いる。
第5図はかかる縁枠2の加工工程を示す図であ
る。第5図aは、前記縁枠2の表面を形成する任
意の模様を印刷した紙、合成樹脂膜、薄経木、ア
ルミ薄膜などの化粧紙6の上に、数mm厚の発泡合
成樹脂板材7を貼付した状態を示す。そして、第
5図bに示すように、発泡合成樹脂板材7に折り
曲げ重ね合わせのための条溝8を形成する。条溝
8は、縁枠材の厚みの倍の幅を有するとともに、
切り落とし面が表面と直角な面に形成され、さら
に溝の底面がその中央部を湾曲して盛り上げて形
成されており、刃物による切削によつて形成する
ことができる。また、発泡スチロールのような脆
い材料の場合には、ロール鏝を対応個所に押し込
んで条溝の形成個所を緻密化することによつて曲
げ強度を高めるようにしてもよい。
そして、その表面に接着剤を塗布して第5図c
に示すように、この条溝8を中心にして化粧紙6
を外側にして折り曲げ重ね合わせて縁枠2を構成
する。
本実施例においては、第6図aに示すように、
条溝8の底面が発泡合成樹脂板材7の表面側に向
いて湾曲した面を有する形状としていることによ
つて、折り曲げたときに、溝底面が溝側壁によつ
て外方に押し出され、同図bに示すように、縁枠
2の上端面が丸みをもつた形状に形成される。こ
のときの縁枠2の上端面の丸みの程度は溝底面の
湾曲の程度によつて変わり、溝底面の湾曲度を大
きくすると縁枠2の上端面の丸みの程度は大きく
なり、湾曲度が小さくなると丸みの程度は小さく
なる。
このようにして作られた縁枠2は、角部が小さ
い半径の丸みを形成した正確な角部を有し、上端
面が任意の丸みをもつた形状を有する、上端面を
含め内外側面が一枚の化粧紙で覆われ且つ二重に
折り曲げ重ねられたものであるから、強度的に補
強されたうえ、外見のよいものとなる。また、縁
枠2の下端面は合成樹脂材が露出しているので、
容器1の組立にあたつて底板5との熱融着が可能
で、従来の製造工程をそのまま踏襲することがで
きる。
そして、平面形状が角形の容器1を形成するに
は、折り曲げ重ね合わせた縁枠2の内側に曲げ加
工用の押し溝を形成し、そこから折り曲げて角形
に形成し両端部を接合して角形の枠体を完成す
る。
以上、本考案を矩形状の容器の例に基づいて説
明したが、容器の形状は矩形状に限ることなく、
円形、楕円形等の任意の形状の容器に適用できる
ことは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、下記の効果を奏する。
(1) 縁枠の外周全体が化粧紙により被覆され且つ
二重に折り曲げ重ねられていることにより、発
泡合成樹脂板製の縁枠の強度が高くなる。
(2) 容器は縁枠全体の表面が化粧紙で覆われてお
り、しかも縁枠の上端に丸みが形成されている
ことにより高級な感じを与えることができ、合
成樹脂材製の使い捨て型の簡易容器でありなが
ら収納物の対象を高級品にまで展開することが
できる。
(3) 発泡合成樹脂板の条溝底面の湾曲度を変える
ことにより、折り曲げ重ねた縁枠の上端面の形
状を任意の丸みをもたせた形状とすることがで
きる。
(4) 縁枠自体が強化され、容器の組立に際して材
料の脆弱を考慮する必要がなくなるので、容器
製造工程の自動化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案実施例の容器の全体構
成図を示し、第4図は第1図の−線から見た
断面図であり、そして第5図及び第6図は縁枠の
構成をさらに詳しく示す図である。 1……容器、2……縁枠、3……仕切板、4…
…縁部、5……底板、6……化粧紙、7……発泡
合成樹脂板材、8……条溝、9……残肉。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一表面のみに化粧紙を貼り着け、裏面の幅方向
    の略中心の長手方向に設けた条溝を中心にして折
    り曲げ形成した発泡合成樹脂製の縁枠の折り曲げ
    端とは反対側の端面を緻密質合成樹脂製の薄底板
    と熱融着してなる容器の縁枠構造であつて、 前記縁枠材の条溝が、同縁枠材の厚みの略倍の
    幅と、表面と直角な切り落とし面と、さらに、中
    央部が盛り上つた底面とを有することを特徴とす
    る容器の縁枠構造。
JP9222884U 1984-06-19 1984-06-19 容器 Granted JPS618523U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9222884U JPS618523U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 容器

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JP9222884U JPS618523U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 容器

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Publication Number Publication Date
JPS618523U JPS618523U (ja) 1986-01-18
JPH0411957Y2 true JPH0411957Y2 (ja) 1992-03-24

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JPS618523U (ja) 1986-01-18

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