JPS62123078A - 無機層状多孔体の製法 - Google Patents
無機層状多孔体の製法Info
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- JPS62123078A JPS62123078A JP26170485A JP26170485A JPS62123078A JP S62123078 A JPS62123078 A JP S62123078A JP 26170485 A JP26170485 A JP 26170485A JP 26170485 A JP26170485 A JP 26170485A JP S62123078 A JPS62123078 A JP S62123078A
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- porous material
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、断熱性に優れた無機層状多孔体の製法に関
する。
する。
空隙を有する層状多孔体として、膨潤性層状化合物の層
間に水酸化物等の異種物質を挿入反応させたインターカ
レーション物質がある(たとえば、特開昭54−588
4号公報および特開昭54−16386号公報参照)。
間に水酸化物等の異種物質を挿入反応させたインターカ
レーション物質がある(たとえば、特開昭54−588
4号公報および特開昭54−16386号公報参照)。
ところが、このものは、層間距離が10Å以下と小さい
ため、吸着水の影古を受けやすく、また、断熱性の点で
もあまりすぐれているとはいえないものである。
ため、吸着水の影古を受けやすく、また、断熱性の点で
もあまりすぐれているとはいえないものである。
これに対し、微細多孔質粘土材料として、スメクタイト
型鉱物に水溶性高分子化合物を混合したものを使用し、
それに、陽イオン性酸化物あるいは重合体状シリカをイ
ンターカレーションすることが、特開昭60−1318
78号公報、特開昭60−137812号公報5特開昭
60−137813号公報、特開昭60−155526
号公報、ならびに、特開昭60−166217号公報等
に示されている。これらの方法によれば、層間距離を先
述のインターカレーション物質の場合の10Å以下から
、30人程度にまで拡げることができる。しかしながら
、この方法によって形成された層状多孔体では、前述し
たように層間距離を30人程度にまで拡げることができ
ても、その空隙内に水分が吸着されやすいため、この水
分の吸着による各層間の熱的な短絡が発生することがさ
けられず、熱物性の向上が期待できない。
型鉱物に水溶性高分子化合物を混合したものを使用し、
それに、陽イオン性酸化物あるいは重合体状シリカをイ
ンターカレーションすることが、特開昭60−1318
78号公報、特開昭60−137812号公報5特開昭
60−137813号公報、特開昭60−155526
号公報、ならびに、特開昭60−166217号公報等
に示されている。これらの方法によれば、層間距離を先
述のインターカレーション物質の場合の10Å以下から
、30人程度にまで拡げることができる。しかしながら
、この方法によって形成された層状多孔体では、前述し
たように層間距離を30人程度にまで拡げることができ
ても、その空隙内に水分が吸着されやすいため、この水
分の吸着による各層間の熱的な短絡が発生することがさ
けられず、熱物性の向上が期待できない。
この発明は、このような現状に鑑みて、層間に比較的大
きな空隙を有して断熱効果に優れた無機層状多孔体の製
法を提供するものである。
きな空隙を有して断熱効果に優れた無機層状多孔体の製
法を提供するものである。
この発明は、このような目的を達成するために、膨潤さ
せた膨潤性層状化合物の層間に、あらかじめイオン交換
処理を施したコロイド状無機化合物と陽イオン性無機化
合物および金属アルコラートのうちの少なくとも一方と
を反応させて得られる反応物を挿入し、乾燥を行って前
記層間に微細な空隙を形成するようにする無機層状多孔
体の製法を要旨とする。
せた膨潤性層状化合物の層間に、あらかじめイオン交換
処理を施したコロイド状無機化合物と陽イオン性無機化
合物および金属アルコラートのうちの少なくとも一方と
を反応させて得られる反応物を挿入し、乾燥を行って前
記層間に微細な空隙を形成するようにする無機層状多孔
体の製法を要旨とする。
以下に、この発明を、その1実施例を表す図面を参照し
ながら詳しく説明する。
ながら詳しく説明する。
構造を模式化してあられした第1図にみるように、この
発明の無機層状多孔体の製法によって得られる無機層状
多孔体Aは、無機層状化合物の層1.1間に、無機化合
物2が挿入固定されている。そのため、その層間の空隙
3が30〜600人に保持されている。
発明の無機層状多孔体の製法によって得られる無機層状
多孔体Aは、無機層状化合物の層1.1間に、無機化合
物2が挿入固定されている。そのため、その層間の空隙
3が30〜600人に保持されている。
膨潤性層状化合物としては、Na−モンモリロナイト、
Ca−モンモリロナイト酸性白土、3−八面体合成スメ
クタイトおよび合成雲母(Na゛フッ素四ケイ素雲母)
等が挙げられるが、膨潤性層状化合物でありさえすれば
、これらに限られるものではない。Ca−モンモリロナ
イトおよび酸性白土等のような膨潤性層状化合物を主材
として用いる場合には、強い剪断力を加えないと膨潤し
にくいので、膨潤時は混練する必要がある。
Ca−モンモリロナイト酸性白土、3−八面体合成スメ
クタイトおよび合成雲母(Na゛フッ素四ケイ素雲母)
等が挙げられるが、膨潤性層状化合物でありさえすれば
、これらに限られるものではない。Ca−モンモリロナ
イトおよび酸性白土等のような膨潤性層状化合物を主材
として用いる場合には、強い剪断力を加えないと膨潤し
にくいので、膨潤時は混練する必要がある。
無機化合物となる反応物としては、あらかじめイオン交
換処理を施したコロイド状無機化合物に、陽イオン性無
機化合物あるいは金属アルコラートを反応させたものが
用いられる。コロイド状無機化合物としては、5i02
、Sbz O3+ Fez 03 、A Iz O
3およびZrO2などが挙げられ、これらが単独で、あ
るいは、複数で用いられる。このようなコロイド状無機
化合物をイオン交換処理する方法も特に限定はされない
が、たとえば、前記コロイド状無機化合物をイオン交換
樹脂中に通す等の方法が挙げられる。以上のように、コ
ロイド状無機化合物をイオン交換処理するのは、このコ
ロイド状無機化合物と、前記陽イオン性無機化合物、あ
るいは、金属アルコラートとの反応を円滑に行うためで
ある。すなわら、このようなコロイド状無機化合物は、
通常、その表面がマイナスに帯電しており、それによっ
てコロイド状態が破壊される恐れがあるため、Na”や
NH。
換処理を施したコロイド状無機化合物に、陽イオン性無
機化合物あるいは金属アルコラートを反応させたものが
用いられる。コロイド状無機化合物としては、5i02
、Sbz O3+ Fez 03 、A Iz O
3およびZrO2などが挙げられ、これらが単独で、あ
るいは、複数で用いられる。このようなコロイド状無機
化合物をイオン交換処理する方法も特に限定はされない
が、たとえば、前記コロイド状無機化合物をイオン交換
樹脂中に通す等の方法が挙げられる。以上のように、コ
ロイド状無機化合物をイオン交換処理するのは、このコ
ロイド状無機化合物と、前記陽イオン性無機化合物、あ
るいは、金属アルコラートとの反応を円滑に行うためで
ある。すなわら、このようなコロイド状無機化合物は、
通常、その表面がマイナスに帯電しており、それによっ
てコロイド状態が破壊される恐れがあるため、Na”や
NH。
゛等を配合して前記コロイド状無機化合物を有効に単分
散させ、コロイド状態の安定化をはかっている。ところ
が、このようなコロイド状無機化合物では、その表面付
近にある前記Na“やNH。
散させ、コロイド状態の安定化をはかっている。ところ
が、このようなコロイド状無機化合物では、その表面付
近にある前記Na“やNH。
゛が障害となって、前記陽イオン性無機化合物や金属ア
ルコラートとの反応を円滑に進行させることができない
。そこで、この発明では、このようなNa”やN H,
°等を、イオン交換処理によって除去しておいてから、
あらためて、前記陽イオン性無機化合物や金属アルコラ
ートと反応させるようにすることで、この反応を円滑に
進行させるようにしたのである。陽イオン性無機化合物
としては、T i CI aなどのチタン系化合物、Z
rOCl2などのジルコニウム系化合物、ハフニウム系
化合物、リン素化合物、ホウ素系化合物などが挙げられ
る。金属アルコラートとしては、Si(OR)4 、T
i (OR)a 、Zr (OR)41 PO(OR
)3 、B (OR)3などが挙げられる。
ルコラートとの反応を円滑に進行させることができない
。そこで、この発明では、このようなNa”やN H,
°等を、イオン交換処理によって除去しておいてから、
あらためて、前記陽イオン性無機化合物や金属アルコラ
ートと反応させるようにすることで、この反応を円滑に
進行させるようにしたのである。陽イオン性無機化合物
としては、T i CI aなどのチタン系化合物、Z
rOCl2などのジルコニウム系化合物、ハフニウム系
化合物、リン素化合物、ホウ素系化合物などが挙げられ
る。金属アルコラートとしては、Si(OR)4 、T
i (OR)a 、Zr (OR)41 PO(OR
)3 、B (OR)3などが挙げられる。
そして、これらが単独であるいは複数で用いられる。
つぎに、この無機層状多孔体の製法について、その1実
施例を模式化して表した図面に基づいて詳しく説明する
。
施例を模式化して表した図面に基づいて詳しく説明する
。
膨潤性粘土鉱物のような物質は、第2図に示すように、
膨潤性層状化合物A、の集まりでできている。主材たる
この化合物A、を水などの溶媒と混合(必要に応じ混練
)して、第3図にみるように、層1,1間に溶媒4を含
ませてあらかじめ膨潤させておく、溶媒としては、一般
に水が用いられるが、それ以外の極性溶媒、たとえば、
メタノール、DMF、DMSOを単独で、あるいは、混
合して用いるようにしても構わない。つぎに、あらかじ
め、前述したようにイオン交換処理しておいたコロイド
状無機化合物と、陽イオン性無機化合物または金属アル
コラートとを反応させる。この反応によって、陽イオン
性無機化合物または金属アルコラート中の陽イオンによ
り表面が正電荷に帯電した反応物2′が得られる。こう
してできた反応物2′をあらかじめ膨潤させておいた膨
潤性層状化合物と混合して、第4図に示すように層状化
合物の層1,1間に挿入する。この挿入によって、反応
物2′の表面正電荷が層1,1間のNa”などの陽イオ
ンとイオン交換して層1表面のマイナス部分と電気的に
結合して、層1.1間を押し広げたまま保持することが
できると考えられる。混合時の温度は30〜90℃の範
囲、特に70℃前後で行うことが望ましい。この混合物
を遠心分離して脱水を行ったのち、第5図にみるように
、ヘラなどで板状に配向させる。この板状材を60〜7
0℃で熱して乾燥したのち、2O0〜600℃、好まし
くは450〜550°Cで焼成すると、層間に無機化合
物2が挿入された板状の無機層状多孔体を得ることがで
きる。
膨潤性層状化合物A、の集まりでできている。主材たる
この化合物A、を水などの溶媒と混合(必要に応じ混練
)して、第3図にみるように、層1,1間に溶媒4を含
ませてあらかじめ膨潤させておく、溶媒としては、一般
に水が用いられるが、それ以外の極性溶媒、たとえば、
メタノール、DMF、DMSOを単独で、あるいは、混
合して用いるようにしても構わない。つぎに、あらかじ
め、前述したようにイオン交換処理しておいたコロイド
状無機化合物と、陽イオン性無機化合物または金属アル
コラートとを反応させる。この反応によって、陽イオン
性無機化合物または金属アルコラート中の陽イオンによ
り表面が正電荷に帯電した反応物2′が得られる。こう
してできた反応物2′をあらかじめ膨潤させておいた膨
潤性層状化合物と混合して、第4図に示すように層状化
合物の層1,1間に挿入する。この挿入によって、反応
物2′の表面正電荷が層1,1間のNa”などの陽イオ
ンとイオン交換して層1表面のマイナス部分と電気的に
結合して、層1.1間を押し広げたまま保持することが
できると考えられる。混合時の温度は30〜90℃の範
囲、特に70℃前後で行うことが望ましい。この混合物
を遠心分離して脱水を行ったのち、第5図にみるように
、ヘラなどで板状に配向させる。この板状材を60〜7
0℃で熱して乾燥したのち、2O0〜600℃、好まし
くは450〜550°Cで焼成すると、層間に無機化合
物2が挿入された板状の無機層状多孔体を得ることがで
きる。
この発明において、反応物2′の挿入は、膨潤性層状化
合物の膨潤と同時、すなわち膨潤性層状化合物を膨潤さ
せつつ行ってもよい。また、焼成をせず乾燥だけで成形
体を得るようにしても構わない。しかしながら、焼成ま
で行う方が構造の安定が得られるので好ましい。
合物の膨潤と同時、すなわち膨潤性層状化合物を膨潤さ
せつつ行ってもよい。また、焼成をせず乾燥だけで成形
体を得るようにしても構わない。しかしながら、焼成ま
で行う方が構造の安定が得られるので好ましい。
つぎに、実施例を詳しく説明する。
(実施例1)
コロイド状無機化合物としてコロイダルシリカ(日産化
学工業023製:平均粒径50人、2O重■%水溶液)
を用い、これを陽イオン交換樹脂(オルガノ住荀製:ア
ンパーライトlR52O)に数回通してイオン交換処理
を行った。コロイダルシリカをイオン交換樹脂に通す回
数は特に限定されないが、はぼ10回程度通してやれば
、充分に効果が得られるのである。つぎに、イオン交換
処理が終了した前記コロイダルシリカに対し、陽イオン
性無機化合物として塩化チタン(牛丼化学薬品0菊製特
級)25重量%水溶液を反応させて反応を得た。この反
応物をあらかじめ水で膨潤させておいたNa−モンモリ
ロナイト (クニミネ工業@製りニピアF)に加え、約
60℃で混合反応させた。
学工業023製:平均粒径50人、2O重■%水溶液)
を用い、これを陽イオン交換樹脂(オルガノ住荀製:ア
ンパーライトlR52O)に数回通してイオン交換処理
を行った。コロイダルシリカをイオン交換樹脂に通す回
数は特に限定されないが、はぼ10回程度通してやれば
、充分に効果が得られるのである。つぎに、イオン交換
処理が終了した前記コロイダルシリカに対し、陽イオン
性無機化合物として塩化チタン(牛丼化学薬品0菊製特
級)25重量%水溶液を反応させて反応を得た。この反
応物をあらかじめ水で膨潤させておいたNa−モンモリ
ロナイト (クニミネ工業@製りニピアF)に加え、約
60℃で混合反応させた。
その後、この混合物を遠心分離して水分を除去し、残っ
た固形物を配向させて60〜70℃の温度で熱風乾燥を
行った。これをさらに、450〜500℃で2時間焼成
し、無機層状多孔体からなる厚み3鶴の板状成形体試料
を得た。
た固形物を配向させて60〜70℃の温度で熱風乾燥を
行った。これをさらに、450〜500℃で2時間焼成
し、無機層状多孔体からなる厚み3鶴の板状成形体試料
を得た。
なお、Na−モンモリロナイト、水、コロイダルシリカ
、塩化チタンの配合比は、モル比で1ニア000:10
:1であった。
、塩化チタンの配合比は、モル比で1ニア000:10
:1であった。
(実施例2)
金属アルコラートとしてのT i(o C3Ht )4
〔チタン酸テトライソプロピル〕を塩化チタンのかわ
りに用いるようにした以外は、実施例1と同様の操作を
行い、板状成形体試料を得た。
〔チタン酸テトライソプロピル〕を塩化チタンのかわ
りに用いるようにした以外は、実施例1と同様の操作を
行い、板状成形体試料を得た。
(実施例3)
コロイド状無機化合物として、酸化アンチモンゾル(日
産化学工業園製:平均100人、40重量%水溶液)を
用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、板状成形
体試料を得た。
産化学工業園製:平均100人、40重量%水溶液)を
用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、板状成形
体試料を得た。
(実施例4)
塩化チタンのかわりに、金属アルコラートであるTi
(QC3H,)とZ r (OCal Ht )とを
併用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、板状成
形体試料を得た。
(QC3H,)とZ r (OCal Ht )とを
併用した以外は、実施例1と同様の操作を行い、板状成
形体試料を得た。
なお、Na−モンモリロナイト、水、コロイダルシリカ
、 T i (OCz Ht ) 、 Z r
(OC3Hl)の配合比は、モル比で1 ニア000
:10:o、s:o、sであった。
、 T i (OCz Ht ) 、 Z r
(OC3Hl)の配合比は、モル比で1 ニア000
:10:o、s:o、sであった。
(実施例5)
コロイド状無機化合物として、コロイダルシリカと酸化
アンチモンゾルとを併用した以外は、実施例1と同様の
操作を行い、板状成形体試料を得た。
アンチモンゾルとを併用した以外は、実施例1と同様の
操作を行い、板状成形体試料を得た。
なお、Na−モンモリロナイト、水、コロイダルシリカ
、アンチモンゾル、塩化チタンの配合比は、モル比で1
ニア000:5:5:1であった(比較例1) コロイド状無機化合物としてコロイダルシリカ(平均粒
度130人、2O重足%水溶液)を、膨潤性層状化合物
としてNa−モンモリロナイト(クニミネ工業(種型ク
ニビアF)を、それぞれ使用し、これを水溶性高分子化
合物であるポリエチレンオキサイド(明放化学((@製
アルコックスE75、平均分子量150万〜22O万)
および水とともに70゛Cで40分間混合した。この混
合物をヘラなどで板状に配合させ乾燥後、400℃、2
時間の焼成を行い、板状成形体試料を得た。
、アンチモンゾル、塩化チタンの配合比は、モル比で1
ニア000:5:5:1であった(比較例1) コロイド状無機化合物としてコロイダルシリカ(平均粒
度130人、2O重足%水溶液)を、膨潤性層状化合物
としてNa−モンモリロナイト(クニミネ工業(種型ク
ニビアF)を、それぞれ使用し、これを水溶性高分子化
合物であるポリエチレンオキサイド(明放化学((@製
アルコックスE75、平均分子量150万〜22O万)
および水とともに70゛Cで40分間混合した。この混
合物をヘラなどで板状に配合させ乾燥後、400℃、2
時間の焼成を行い、板状成形体試料を得た。
なお、Na−モンモリロナイト水、コロイダルシリカ、
ポリエチレンオキサイドの配合比は、重量比で1:10
:3:0.1であった。
ポリエチレンオキサイドの配合比は、重量比で1:10
:3:0.1であった。
これら実施例で得られた成形体試料の開花率。
層間距離、密度、熱伝導率を測定し、その結果を、公知
の方法で得た無機層状多孔体からなる成形体試料9石膏
ボードおよび砂の成形体の3つの比較例の結果と併せて
第1表に示す。なお、開孔率はつぎのような式 によって得られる。比表面積は窒素吸着法におけるBE
Tの方法、平均層間距離(細孔分布)は窒素吸着法にお
けるcr法を用いて得た。窒素吸着装置はカンタクロー
ム社のオートソーブ6を用いた。熱伝導測定は、キセノ
ンフラッシュ法による熱伝導率測定装置を用いた。
の方法で得た無機層状多孔体からなる成形体試料9石膏
ボードおよび砂の成形体の3つの比較例の結果と併せて
第1表に示す。なお、開孔率はつぎのような式 によって得られる。比表面積は窒素吸着法におけるBE
Tの方法、平均層間距離(細孔分布)は窒素吸着法にお
けるcr法を用いて得た。窒素吸着装置はカンタクロー
ム社のオートソーブ6を用いた。熱伝導測定は、キセノ
ンフラッシュ法による熱伝導率測定装置を用いた。
この発明の無機層状多孔体の製法は、以上のように構成
されているため、無機化合物によって全体の25%以上
が層間隔を30〜600人の保持されて開孔率が25%
以上になっており、低熱伝専率であって断熱材等に有用
な断熱性に非常にすぐれ、かつ、経年劣化も少ない無機
層状多孔体を確実に得ることができるようになる。
されているため、無機化合物によって全体の25%以上
が層間隔を30〜600人の保持されて開孔率が25%
以上になっており、低熱伝専率であって断熱材等に有用
な断熱性に非常にすぐれ、かつ、経年劣化も少ない無機
層状多孔体を確実に得ることができるようになる。
第1図は無機層状多孔体の模式的側面図、第2図は膨潤
性層状化合物の模式的側面図、第3図はその膨潤に至る
状態を説明する説明図、第4図は溶液中における無機化
合物の挿入途中の状態を説明する説明図、第5図は無機
層状多孔体を配向させ板状にした状態を説明する説明図
である。 A・・・無機層状多孔体 A、・・・膨潤性無機層状化
合物 1・・・層 2′・・・反応物 3・・・空隙代
理人 弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 与4萌悼甫正書(自発) 昭和61年 1月18日
性層状化合物の模式的側面図、第3図はその膨潤に至る
状態を説明する説明図、第4図は溶液中における無機化
合物の挿入途中の状態を説明する説明図、第5図は無機
層状多孔体を配向させ板状にした状態を説明する説明図
である。 A・・・無機層状多孔体 A、・・・膨潤性無機層状化
合物 1・・・層 2′・・・反応物 3・・・空隙代
理人 弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 与4萌悼甫正書(自発) 昭和61年 1月18日
Claims (8)
- (1)膨潤させた膨潤性層状化合物の層間に、あらかじ
めイオン交換処理を施したコロイド状無機化合物と陽イ
オン性無機化合物および金属アルコラートのうちの少な
くとも一方とを反応させて得られる反応物を挿入し、乾
燥を行って前記層間に微細な空隙を形成するようにする
無機層状多孔体の製法。 - (2)コロイド状無機化合物が、SiO_2、Sb_2
O_3、Fe_2O_3、Al_2O_3およびZrO
_2からなる群より選ばれた少なくとも1つである特許
請求の範囲第1項記載の無機層状多孔体の製法。 - (3)陽イオン性無機化合物がチタン系化合物、ジルコ
ニウム系化合物、ハフニウム系化合物、リン系化合物、
および、ホウ素系化合物からなる群より選ばれた少なく
とも1つの化合物である特許請求の範囲第1項または第
2項記載の無機層状多孔体の製法。 - (4)金属アルコラートが、Si(OR)_4、Ti(
OR)_4、Zr(OR)_4、PO(OR)_3、お
よび、B(OR)_3からなる群より選ばれた少なくと
も1つである特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れかに記載の無機層状多孔体の製法。 - (5)イオン交換処理が、コロイド状無機化合物をイオ
ン交換樹脂中に通すことによって行われる特許請求の範
囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の無機層状多孔
体の製法。 - (6)膨潤性層状化合物が、Na−モンモリロナイト、
Ca−モンモリロナイト、酸性白土、3−八面体合成ス
メクタイトおよび合成雲母からなる群より選ばれた少な
くとも1つである特許請求の範囲第1項ないし第5項の
いずれかに記載の無機層状多孔体の製法。 - (7)隙間が30〜600Åである特許請求の範囲第1
項ないし第6項のいずれかに記載の無機層状多孔体の製
法。 - (8)乾燥を行ったのち、焼成を行う特許請求の範囲第
1項ないし第7項のいずれかに記載の無機層状多孔体の
製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170485A JPH0228545B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | Mukisojotakotainoseiho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170485A JPH0228545B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | Mukisojotakotainoseiho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123078A true JPS62123078A (ja) | 1987-06-04 |
JPH0228545B2 JPH0228545B2 (ja) | 1990-06-25 |
Family
ID=17365550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26170485A Expired - Lifetime JPH0228545B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | Mukisojotakotainoseiho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0228545B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63190776A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-08 | 工業技術院長 | 層間架橋材の製造法 |
JPS63230580A (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-27 | 工業技術院長 | 多孔体の製造方法 |
US20080275175A1 (en) * | 2005-03-28 | 2008-11-06 | Mitsubishi Chemical Corporation | Modified Olefin Polymer Composition and Olefin Polymer Composition Containing the Same |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP26170485A patent/JPH0228545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63190776A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-08 | 工業技術院長 | 層間架橋材の製造法 |
JPS63230580A (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-27 | 工業技術院長 | 多孔体の製造方法 |
US20080275175A1 (en) * | 2005-03-28 | 2008-11-06 | Mitsubishi Chemical Corporation | Modified Olefin Polymer Composition and Olefin Polymer Composition Containing the Same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0228545B2 (ja) | 1990-06-25 |
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