JPS62115609A - 電気絶縁材料 - Google Patents

電気絶縁材料

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JPS62115609A
JPS62115609A JP60254315A JP25431585A JPS62115609A JP S62115609 A JPS62115609 A JP S62115609A JP 60254315 A JP60254315 A JP 60254315A JP 25431585 A JP25431585 A JP 25431585A JP S62115609 A JPS62115609 A JP S62115609A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐熱性、機械的特性に優れ、且つフィルムの平
面性、取扱い作業性及び電気的緒特性に優れた電気絶縁
材料に関する。
従来、電気絶縁材料としてはその優れた耐熱性、機械的
特性、電気特性、加工性の故にポリエチレンテレフタレ
ートフイルムカ広り用いられている。
しかしながら、近年電気及び電子機器の小型化、軽量化
、高性能化が切望されるようになり、このためKはポリ
エチレンテレフタレートの耐熱性(Wa、連続許容温度
l−□℃)では不充分でより優れた耐熱性を有する絶縁
材料が望まれている。
ポリエチレンナフタレートフィルムハコノ目的に適合し
た(2種、連続許容温度isr℃)比較的安価な絶縁材
料であり、例えば、特公昭!13−3A;コto号公報
、特公昭jlI−19コQ号公報、特開昭グt−IIJ
iqt号公報、特開昭41 g −Q 、? :200
号公報、特開昭lざ一!Jコタデ号公報、特開昭ダf−
/Jコ100号公報、特開昭1I9−Jjコ00号公報
、特開昭よ□−133コ7り号公報等にその特性が記載
されている。
このようにポリエチレンナフタレートフィルムは基本的
に優れた耐熱性、機械的特性及び電気的特性を有するこ
とは広く知られているが、フィルムの平面性、特にフィ
ルム厚みが薄くなった時顕在化してくるフィルム取扱い
時の作業性の改良及び高温例えば12or)。
における体積抵抗率で代表される電気特性の改良に関し
てはほとんど触れるところがない。
従ってポリエチレンナフタレートフィルムにおいてかか
る諸特性が高度に満足されるならば、より優れた電気絶
縁材料として広範囲に用いることができるためこれらの
諸特性の改良が望まれている。
(ハ)問題点を解決するための手段 本発明者らは上記実情に鑑みて、ポリエチレンナフタレ
ートフィルムについて鋭意検討を進めた結果、フィルム
の表面粗度及び該フィルムの溶融時の比抵抗がある特定
範囲にあるポリエチレンナフタレートフィルムを用いた
時これらの諸特性、即ちフィルムの平面性、フィルムの
取り扱い時の作業性の改良及び電気特性の改良が高度に
達成されることを知見し、本発明に到達したものである
即ち、本発明はフィルム表面の中心線平均粗さがo、o
 o t〜θ、01μで、且つ溶融時の比抵抗がj X
 10’ 〜、5− X 10”Ω−のである二軸配向
ポリエチレンナフタレートフィルムより成る電気絶縁材
料に存する。
以下本発明を更て詳細に説明する。
本発明でいうポリエチレンナフタレートとはその構成単
位が実質的にエチレンーコ、6−ナフタレート単位から
構成されているポリマーを指すが、少量例えば10モル
チ以下好ましくはjモルチ以下の第三成分くよって変性
されたエチレンーユ、6−ナフタレートポリマーも含ま
れる。
ポリエチレンナフタレートは一般にナフタレンーコ、6
−ジカルボ/酸又はその機能的誘導体例えばナフタレン
−,2,6−ジカルボン酸ジメチルとエチレングリコー
ルとを触媒の存在下で、適当な反応条件の下に縮合せし
めることによって製造される。この場合第三成分として
例えばアジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、ナフタレンーコ、7−ジカルボン酸
等のジカルボン酸又はその低級アルキルエステル、P−
オキシ安息香酸の如きオキシカルボン酸又はその低級ア
ルキルエステル、あるいはプロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペン
タメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等の
コ価アルコール等ヲ挙げることができる。
本発明で用いるポリエチレンナフタレートは重合度が低
すぎると、機械的特性が低下するので、その極限粘度は
o、lIo以上好ましくはo、es〜0.90のものが
好ましい。
本発明においてはかかるポリエチレンナフタレートから
電気絶縁材料としてのフィルムを得るが、このためには
次のような方法を採用する。
即ち、通常、2gO〜3ユO℃の範囲の温度でポリエチ
レンナフタレートを押出機よりシート状に押し出し、g
oc以下の温度に冷却して実質的に無定形のシートとし
、次いで該シート状物を縦及び横方向て少くとも面積倍
率でダ倍になる程度まで延伸して二軸配向フィルムを得
、更に該フィルムを140〜250℃の範囲の温度で熱
処理することKよシ得ることができる。
本発明においてはこのようにして電気絶縁用二軸延伸ポ
リエチレンナフタレートフィルムを得るが、本発明にお
いてはかかるフィルムの溶融時の比抵抗はjxlO?〜
s×1o10Ω−αでなければならない。
即ち、本発明者らの知見によれば、従来知られているポ
リエチレンナフタレートフィルムの長期的なうねシ、即
ち平面性は必ずしも充分でなく、電気的特性例えば耐電
圧特性においてしばしばバラツキが生じるため信頼性に
欠けることがある。この平面性を改良する手段としては
ポリエチレンテレフタレートの場合には溶融ポリマーか
ら無定型シートを得るに際し、該シートて静電荷を与え
該シートを静電的に回転冷却ドラムて強く押しつける方
法、即ち静電印加冷却法が有効であることが知られてお
り、この効果を充分に発揮するため【は溶融ポリエチレ
ンテレフタレートの比抵抗を減ずれば良いこともまた良
く知られている。
しかしながらこれまでポリエチレンナフタレートについ
てはその有効性は具体的に確認されておらず、またその
好適な範囲についての言及もない。
一方ポリエチレンナフタレートフイルムの電気絶縁材料
としての特徴の一つはその優れた耐熱性廻あるが、本発
明者らは鋭意検討を重ねた結果、電気絶縁材料として必
要欠くべからざる特性の一つである高温時、例えばlコ
ocvcおける電気特性の代表値である体積抵抗率が溶
融時の比抵抗と強い相関性があることを見い出した。
本発明者らはこのフィルムの平面性と高温時における体
積抵抗率という電気絶縁材料として具備すべき重要な特
性が、いずれも溶融時の比抵抗と深い係シがあることを
知見し本発明に到達したものである。
即ち、本発明においてはポリエチレンナフタレートフィ
ルムの溶融時の比抵抗は5Xio7〜j X / 01
0Q−” 、好I L/< Itito” 〜s ×t
o”Ω−鋸、更に好ましくはA X 10” −j X
 10100−鋸でなければならない。
この値が!X10’Ω−百未満の場合には、静電印加冷
却法を効果的に適用することができフィルムの平面性は
優れるものの、高温時だおける体積抵抗率が小さくなシ
ミ気絶縁材料としての価値を損ねるようになる。
一方この値が!;X10”Ω−傭を越えるようになると
、高温時における体積抵抗率は著しく改良されるものの
、静電印加冷却法の効果が不充分でフィルムの平面性は
ほとんど改良されない。
ポリエチレンナフタレートにおいてこの比抵抗を所望の
値に調節するためには次のような方法を採用すれば良い
即ち、比抵抗を減するためにはポリエチレンナフタレ−
)K金属成分を可溶化せしめれば良く、このためには例
えばエステル交換反応触媒として用いられた金属元素あ
るいは必要に応じエステル交換反応又はエステル化反尾
、後に添加した金属元素て対し比較的少量例えば当モル
以下のリン化合物を添加する手段が好ましく採用される
一方、比抵抗を高めるためにはポリエチレンナフタレー
トに溶は込んでいる金属元素の量を減ずれば良く、具体
的には反応系に可溶な金属化合物の添加量を減するか、
あるいは金属化合物をかなυ多く用いたとしてもその大
部分をポリエチレンナフタレートに不溶の金属塩、例え
ばカルボン酸塩やリン酸塩、亜リン酸塩として沈殿せし
めれば良い。より具体的には、例えばエステル交換触媒
として用いたカルシウム、マンガン等の金属元素に対し
当モル以上のリン化合物を作用せしめることにより達成
することができる。
本発明においてはこのように特定範囲の比抵抗を有する
ポリエチレンナフタレートを得るために、製膜に供する
ポリエチレンナフタレートの比抵抗を予め調節しておく
必要があるが、このようにして得られたフィルムは無定
型シート作成時静電印加冷却法が効果的に適用できるた
め二軸延伸フィルムの平面性に優れ、また該フィルムは
高温時における電気特性特に体積抵抗率の改良に著しい
効果を発揮する。
次に本発明のポリエチレンナフタレートフィルムは、そ
の表面の平均線中心粗さがo、o o t〜o、o g
μである必要がある。
従来ホIJ−1−チレンナフタレートフィルムを電気絶
縁材料として用いることは知られているものの、その化
学構造に由来する機械的特性、熱的特性及び電気的特性
に着目するあまり、実用上級も重要な特性である取り扱
い時の作業性についてはほとんど触れられていない。
本発明者らはポリエチレンナフタレートフィルムの取り
扱い作業性、即ちフィルム同志のブロッキングや工程通
過性について鋭意検討を進めた結果、この作業性はフィ
ルム表面の中心線平均粗さRa (μ)と特に関係が深
いこと、またこのR&の好ましい範囲はポリエチレンナ
フタレートフィルムの厚みと共に変化しフィルム厚みT
(μ)が薄くなればなるほど大きい値を必要とすること
を知見した。
即ち、本発明においてはフィルム表面の平均線中心粗さ
Ra(μ)がo、o o t −o、o r好ましくは
0.02〜0.06である必要があるが。
更に好ましくは該フィルムの厚さT(μ)との間に次の
関係式が満足されることが望ましい。
0.0.7            o、i  r□≦
Ra≦□ TOd      70.2 より好ましくは、Ra (μ)とT(μ)との間に次の
関係式が満たされることが望ましい。
0.0 ’I            O,/1丁≦8
“≦]π Ra  の値が0.00 g p未満になると、フィル
ム同志のブロッキングが許容し得ない程度にまで大きく
なるし、またフィルムと基材との間の滑υ性が悪化し工
程通過性が著しく悪化してしまう。
一方R& の値が0.0 tμを越えるようになると取
シ扱い作業性は最早よシ改良されることはないばかシか
、フィルム表面の荒れが大きくなシ過ぎるために電気絶
縁材料として備えておくべき電気特性、例えば耐電圧特
性が悪化するようになる。
なお本発明におりては、通常フィルム厚みは二〇〜30
0μ、好ましくは30〜コ5゜μ、更に好ましくは!θ
〜−〇〇μの範囲から選定される。
このように本発明においてはフィルム表面の中心線平均
粗さがある特定の範囲にある必要があり、好ましくはフ
ィルム厚みとの関係で決る更に限定された範囲にあるこ
とが望ましいが、かかる表面粗さを得るためには次のよ
うな方法を採ると良い。
即ち、一般的には製膜に供するポリエチレンナフタレー
トに微細な不活性化合物を配合する方法が好ましく採用
される。かかる方法の中の一つにポリエチレンナフタレ
ート製造時て反応系内に溶存している金属化合物、例え
ばエステル交換反応後系内に溶存している金属化合物に
リン化合物等を作用させて微細な粒子を析出させる方法
、いわゆる析出粒子法がある。この方法は簡便で工業的
に容易に採用し得るが、同時にポリマーの溶融時の比抵
抗が変化するため、本発明においてはフィルム表面の適
度な表面粗さと両立させることがかなり困難であり、ま
た析出粒子量には限りがあるため今一つのいわゆる添加
粒子法が好ましく用いられる。
添加粒子法とはポリエステル製造工程から製欣前の押出
工程のいずれかの工程でポリエステルに不活性な微細゛
粒子を配合せしめる方法であり、この不活性微粒子とし
ては例えば、カオリン、メルク、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸バ
リウム、リン酸リチウム、リン酸カルシウム、リン酸マ
グネシウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ累酸化チタン
等から選ばれた1種以上の金属化合物あるいはカーボン
ブラック等を挙げることができるがこれらに限定される
ものではない。
この不活性化合物の形状は球状、塊状あるいは偏平状の
いずれであっても良く、またその硬度、比重、色等につ
いても特に制限はない。該不活性化合物の平均粒径は通
常等価球直径で0./−10μ、好ましくは0.3〜3
μの範囲から選ばれる。またそのフィルムに対する配合
量は0.01−/重量%、好ましくはθ、o s〜o、
g重量%、更に好ましくはo、i〜0.5重量%の範囲
から選択される。
以上詳述した通り、本発明はポリエチレンテレフタレー
トに比べ機械的特性、熱的特性に優れたポリエチレンナ
フタレートフィルムを電気絶縁材料として用いるに際し
、従来認識されていなかった緒特性、即ちフィルムの平
面性、高温における電気特性及び特にフィルム厚みが薄
くなった時顕在化してくるフィルム取り扱い時の作業性
の改良について検討を加えた結果、フィルムの平均線中
心粗さと溶融時の比抵抗をある特定範囲に保つならば。
これらの特性が一挙に改良され電気絶縁材料として極め
て優れ友ものとなることを見い出したものであって、本
発明の工業的価値は大きい。
(ホ)実施例 以下本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。
なお諸物性の測定法は次の方法によった。
中心線平均粗さRa (μ):小板研究所社製表面粗さ
測定器(8E−JFK)によって次のようkして求めた
。即ちフィルム断面曲線からその中心線の方向に基準長
さL(コ、jsm)の部分を抜き取り、この抜き取シ部
分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸として粗さ曲線
ywt00で表わした時、次の式で与えられた値をμ(
ミクnン)で表わす。但し、触針の先端半径は一μ、荷
重は30m9とし、カットオフ値はgoμである。 R
aは縦方向に5点、横方向に5点の計io点の平均値を
求めた。
作業性;製膜工程における巻き取シ作業性及びその後の
工程通過性を総合し、次の三ランクに分けた。
A スムース圧巻き取ることができ、その後の工程通過
性も良好である。
B はぼ問題なく巻き取ることができ、その後の工程通
過性も概ね良好であるが、人に比ベスムースさに劣る。
C巻き取シ工程でシワが入っ友り、端面が不揃いてなっ
たシすることがある。また工程通過性が不良でしばしば
ラインがストラグしたシすることがある。
溶融時の比抵抗:ブリティッシジアーナルオブアプライ
ドフィジックス(Br1t、 J、 AppL Phy
s )@l’y巻、第1/ダデ〜1tstI頁(191
,4年)に記載しである方法。但しこの場合ポリマーの
76融温度はユq5℃とし直流/、000 Vを印加し
た直後の値を溶融時の比抵抗とする。
フィルムの平面性:フィルムの縦方向1000m毎のi
oケ所の各々について、横方向i。
−毎に10点、合計ioo点のフィルム厚みを測定する
フィルムの厚みの測定は安置電子製マイクロメーターを
用いて行ない、該当する箇所の周辺のフィルムを10枚
重ねて測定し1枚尚りに換算する。
すべての測定値のうち最大値をXmax、最この値は小
さいほど好ましい。
絶縁破壊の強さ: JIS CZJ/!ニー/94& 
 交流短時間昇圧法によった。
体積抵抗率: JIS Cコ、3tg−tqb/、  
K基づき振動容i型を用いて測定した。測定温度はlコ
Cである。
実施例/ (ポリエチレンナフタレートの製造) ナフタレンーー、6−ジカルボン酸ジメチルioo部、
エチレングリコール6o部及び酢酸カルシウム−水塩0
.1部を反応器にと9工ステル交換反応を行なった。即
ち反応開始温度を!IQ℃とし、メタノールの留出と共
に徐々に反応温度を上昇せしめV時間後ユ3ocに達せ
しめ実質的にエステル交換反応を終了せしめた。
次いでリン酸θ、θダ部を添加した後、平均粒径Ogμ
のカオリン0..30部及び三酸化アンチモンo、ot
I部を添加し常法によシ重縮合反応を行なった。即ち温
度を徐々に高めると共に圧力を常圧よシ徐々に減じ、二
時間後温度は−デ□C1圧力は0.3圏H?とした。
反応開始後亭時間を経た時点で反応を停止し、窒素加圧
下ポリエチレンナツタV−)を吐出せしめた。
得られたポリエチレンナフタレートの極限粘度は0.&
J、溶融時の比抵抗はハユ×io”Ω−譚であシ、その
一部をとって顕微鏡下校子の分散状態を観察したところ
、添加したカオリンが極めて均一に分散していることが
確認された。
(ポリエチレンナフタレートフィルムの製造)次に得ら
れたポリエステルをユqscで押出機よりシート状に押
出し静電印加冷却法を用いて無定形シートとした。この
時の静電印加の条件は次の通シである。即ち、プラス電
極として直径0,1mのタングステン線を用い、これを
回転冷却ドラムの上面にシートの流れと直角方向Ic張
り、これに直流電圧的9 KV  を印加した。
回転冷却ドラムの速度をJ Om 7分とし、得られた
無定形フィルムを縦方向vc3.l1倍、横方向に、7
.7倍延伸し厚さSOμのフィルムを得、たが、該二軸
延伸フィルムの厚みむらはo、irと小さく充分に満足
し得るものであった。
また該フィルムの中心線平均粗さは0.0 / 3μで
手触υも良く工程通過性に富むものであった。
これらの結果を電気特性の測定結果と共に第1表に示す
が、電気絶縁材料として優れた特性を有していた。
実施例コ、3及び比較例/ −4 実施例1においてエステル交換反応終了後添加するリン
酸及び無機化合物の条件を変える他は実施例1と同様に
してポリエチレンナフタレートを得た。
次いで該ポリエステルを用い実施例1と同様にして二軸
延伸フィルムを得、特性を評価した。
得られた結果を第1表に示す。
実施例−1Jは実施例/と同様、溶融時の比抵抗及びフ
ィルムの中心線平均粗さが適正な範囲にめる二軸配向ポ
リエチレンナフタレートフィルムの例であるが、この場
合フィルムの取り扱い作業性に優れており、しかもフィ
ルムの平面性及び電気特性も良好であるため電気絶縁材
料として極めて適したものであった。
これに対し比較例1は溶融時の比抵抗は適正な範囲にあ
るものの、フィルムに適度な表面粗度を与える不活性微
粒子が配合されておらず、フィルムの中心線平均粗さが
小さ過ぎるため、フィルム同志のブロッキングが著しく
また工程通過性が著しく悪く実用に耐えないものであっ
た。
地紋例コは溶融時の比抵抗が低過ぎるため、高温時の体
積抵抗率が極めて低く、ま之比較例3は逆に溶融時の比
抵抗が高過ぎるため静電印加冷却法が有効に適用できず
フィルムの平面性が悪化することを示している。この場
合柱々にして絶縁破壊電圧が低下してしまう。
また比較例ダはフィルムの中心線平均粗さが所望の値上
り高過ぎる場合の例であるが、絶縁級fli電圧が低下
してしまい、電気絶縁材料としては不適切なものとなっ
てしまう。
実施例弘 実施例1においてフィルム厚みを5μ、lOμ、ioo
μと変えて二軸延伸フィルムを得、その中心線平均粗さ
を測定したところいずれもθ、0 / !;μであった
。しかしながら実施例1のSOμ厚みのフィルムを含め
たこれらのフィルムの取り扱い作業性には差異が認めら
れた。
即ち、SOμ及び100μのフィルムの取シ扱い作業性
は良好で、フィルム同志のブロッキングもほとんど認め
られなかったが、5μ及びlOμのフィルムの場合はフ
ィルム同志のブロッキングが大きく工程通過性もやや劣
るものであった。
従って、本願発明で明らかにした中心線平均粗さRa 
(μ)とフィルム厚さT(μ)との関係が満たされてい
ることが好ましいことが判る。
出願人  ダイアホイル株式会社 代理人  弁理士 長谷用  − ほか1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム表面の中心線平均粗さが0.008〜0
    .08μで、且つ溶融時の比抵抗が5×10^7〜5×
    10^10Ω−cmである二軸配向ポリエチレンナフタ
    レートフィルムより成る電気絶縁材料。
JP25431585A 1985-11-13 1985-11-13 電気絶縁材料 Expired - Lifetime JPH0762964B2 (ja)

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