JPS6211025A - 脱穀装置におけるシ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は脱穀装置におけるシーブに係るものである。

（従来技術） 従来−側車方位置に脱穀室を他側上方位置に排藁処理室
を形成し、脱穀室と排藁処理室の下方位置には風選別室
を形成し、風選別室内には脱穀室の下部から排藁処理室
の下方に至る長い揺動選別枠を設けたものにおいて、揺
動選別枠には脱穀室のクリップ網を通過した落下物を篩
うシーブとクリップ網を通過しない落下物を篩ラシーブ
を設けた脱穀装置におけるシーブは公知である。

（発明が解決しようとする問題点） 前記公知のものは、クリップ網を通過した落下物を篩ラ
シーブとクリップ網を通過しない落下物を篩うシーブが
共に水平である点に欠点がみられた。すなわち、藁屑が
おおいときは、シーブを傾斜させたらよいのである。

（問題を解決するための手段） よって本案は、−側車方位置に脱穀室２を他側上方位置
に排藁処理室３を形成し、脱穀室２と排藁処理室３の下
方位置には風選別室４を形成し、風選別室４内には脱穀
室２の下部から排藁処理室３の下方に至る長い揺動選別
枠２５を設けたものにおいて、揺動選別枠２５には脱穀
室２のクリップ網８を通過した落下物を篩う水平シーブ
２９とクリップ網８を通過しない落下物を篩う前側程高
く形成した傾斜シーブ３０を設けた脱穀装置におけるシ
ーブとしたものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面により説明すると、１は外側の
フレームで、縦断側面形状は略矩形であり、第１図にお
いて左半分の上方位置に脱穀室２を右半分の上方位置に
排藁処理室３を。

脱穀室２と排藁処理室３の位置にまたがって風選別室４
を形成している。脱穀室２内には前後方向の回転軸５に
より扱胴６が軸着されている、７は扱歯、８はクリップ
網である０回転軸５は前後方向のため、扱胴６はその側
面がみえる状態に脱穀室２内に軸装され、したがって、
クリップ網８は水平の断面で表われる。９は殻稈供給口
、１０は排出口で、クリップ網８の右端は排出口ｌＯに
は達せず、落下口１１を形成する。排出口１０の外方に
は排出口１０より離れるに従って高くなる傾斜板１２を
設け、傾斜板１２の上端に水平部１３を形成する。傾斜
板１２の下端と排出口１０との間に四番落下口１４を形
成する。傾斜板１２と水平部１３の下側は風車室１５と
なり、風車室１５内に横断流風車１６を軸装する。１７
は横断流風車１６の軸で左右方向であり、横断流風車１
６は風選別室４の幅一杯の長さに形成される。１８はカ
ッタである。１９は殻稈供給装置、２０は排藁排出装置
である。前記クリップ網８の下方には圧風唐箕２１を設
ける。２２は一番コンベア、２３は二番コンベア、２４
は二番スロワ−である。

しかして、クリップ網８の下部には揺動選別枠２５を設
け、揺動選別枠２５の後端部２６は横断流風車１６の下
方位置まで延長されている、＠動選別枠２５のクリップ
網８の下部には階段状送出体２７を設け、横断流風車１
６の下部にはストロ−ラック２８を設ける６階段状送出
体２７とストロ−ラック２８の間には水平シーブ２９と
傾斜シーブ３０を設けるが、水平シーブ２９と傾斜シー
ブ３０はそれぞれ独立しており、水平シーブ２９はクリ
ップ網８の下部に臨み、傾斜シーブ３０は四番落下口１
４の下部に臨んで設けられ、水平シーブ２９は略水平で
あるが、傾斜シーブ３０は後側に至るほど高く傾斜して
配列される。３１はシーブピンで、その上端３２はシー
ブにそれぞれ軸着されており、下端３３はシーブ調節プ
レート３４には軸着され、シーブ調節プレート３４には
レバー３５が軸３６で軸着され、レバー３５にワイヤ３
７の端部を軸着する。３８はバネである。

（作用） 次に作用を述る。

殻稈供給装置１９により殻稈を挾持させ、殻稈供給口９
より脱穀室ｚ内に穂先を供給すると扱歯７で脱穀され、
脱穀物はクリップ網８の目をくぐって、階段状送出体２
７上に落下し、階段状送出体２７により送り出され、水
平シーブ２９上に達し選別されて風選別室４内に落下し
、圧風唐箕２１の風を受けて一番穀粒は一番コンベア２
２に取出される。前記殻稈供給装置１９で挾持された殻
稈は排出口１０より引抜かれて排藁排出装置２０に引継
がれ、傾斜板１２、水平部１３の上を横送されてカッタ
１８で細断されて機外に放出されれる。ｉ稈が排出口１
０より引抜かれるとき、落下口１１より襲しい藁屑と穀
粒を吐き出すが、これらは、後方に至るに従い高く傾斜
している傾斜シーブ３０で受止められ、揺動選別を受け
、−香物は一番コンベア２２に、二番物は二番コンベア
２３に取出されされる。前記殻稈が殻稈供給装置１９か
ら排藁排出装置２０に引継がれれるときは傾斜板１２の
上面を斜上するが、このとき篩われる四番物は四番落下
口１４より傾斜シーブ３０に落下し同様に選別される。

傾斜シーブ３０上で篩われた藁屑はストロ−ラック２８
上を進み、一部は横断流風車１６で吸引されて機外に放
出され、大部分は横断流風車１６の下方を通って機外に
放出される。二番コンベア２３に落下した二番物は二番
スロワ２４で揚穀され脱穀室２内で再処理される。

しかして、ワイヤ３７を操作してレバー３５をバネ３８
の弾力に抗して牽引するとシーブ調節プレート３４は後
方に移動し、シーブピン３１の下端３３を後方に移動さ
せるから、水平シーブ２９．３０の目合いは開いて藁屑
の落下が良好な状態となり、稲等に適した脱穀が行なえ
る。またワイヤ３７を弛めるとシーブ調節プレート３４
は前側に移動して水平シーブ２９、傾斜シーブ３０の目
合いを閉じるから麦等の脱穀に適した状態となる。

（効果） 前記したように、従来−側止方位置に脱穀室を他側上方
位置に排藁処理室を形成し、脱穀室と一排藁処理室の下
方位置には風選別室を形成し、風選別室内には脱穀室の
下部から排藁処理室の下方に至る長い揺動選別枠を設け
たものにおいて、揺動選別枠には脱穀室のクリップ網を
通過した落下物を篩ラシーブとクリップ網を通過しない
落下物を篩ラシーブを設けた脱穀装置におけるシーブは
公知である。しかし、前記公知のものは、クリップ網を
通過した落下物を篩うシーブとクリップ網を通過しない
落下物を篩うシーブが共に水平である点に欠点がみられ
た。

しかるに本案は、−側止方位置に脱穀室２を他側上方位
置に排藁処理室３を形成し、脱穀室２と排藁処理室３の
下方位置には風選別室４を形成し、風選別室４内には脱
穀室２の下部から排藁処理室３の下方に至る長い揺動選
別枠２５を設けたものにおいて、揺動選別枠２５には脱
穀室２のクリップ網８を通過した落下物を篩う水平シー
ブ２９とクリップ網８を通過しない落下物を篩う前側程
高く形成した傾斜シーブ３０を設けた脱穀装置における
シーブとしたものであるから、クリップ網８を通過した
藁屑の殆どない落下物は、水平シーブ２９で能率よく分
離し、クリップ網８を通過しない藁屑の多い落下物は前
側程高く形成した傾斜シーブ３０で長時間選別しうる効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の断面図、第２図は要部側面図、第３図は
シーブの取付は断面図である。 符号の説明 ｌ・・・外側のフレーム、２・・・脱穀室、３・・・排
藁処理室、４・・・風選別室、５・・・回転軸、６・・
・扱胴、７・・・扱歯、８・・・クリップ網、９・・・
殻稈供給口、１０・・・排出口、１１・・・落下口、１
２・・・傾斜板、１３・・・水平部、１４・・・四番落
下口、１５・・・風車室、１６・・・横断流風車、１７
・・・軸、１８・・・カッタ、１９・・・殻稈供給装置
、２０・・・排藁排出装置、２１・・・圧風唐箕、２２
・・・一番コンベア、２３・・・二番コンベア、２４・
・・二番スロワ、２５・・・揺動選別枠、２６・・・後
端部、２７・・・階段状送出体、２８・・・ストロ−ラ
ック、２９・・・水平シーブ、３０・・・傾斜シーブ、
３１・・・シーブビン、３２・・・上端、３３・・・下
端、３４・・・シーブ調節プレート、３５・・・レバー
、３６・・・軸、３７・・・ワイヤ、３８・・・バネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一側上方位置に脱穀室２を他側上方位置に排藁処理室３
   を形成し、脱穀室２と排藁処理室３の下方位置には風選
   別室４を形成し、風選別室４内には脱穀室２の下部から
   排藁処理室３の下方に至る長い揺動選別枠２５を設けた
   ものにおいて、揺動選別枠２５には脱穀室２のクリップ
   網８を通過した落下物を篩う水平シーブ２９とクリップ
   網８を通過しない落下物を篩う前側程高く形成した傾斜
   シーブ３０を設けた脱穀装置におけるシーブ。