JP2857021B2 - 脱穀装置 - Google Patents
脱穀装置Info
- Publication number
- JP2857021B2 JP2857021B2 JP13158693A JP13158693A JP2857021B2 JP 2857021 B2 JP2857021 B2 JP 2857021B2 JP 13158693 A JP13158693 A JP 13158693A JP 13158693 A JP13158693 A JP 13158693A JP 2857021 B2 JP2857021 B2 JP 2857021B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- sieve
- line
- view
- straw
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室からの処理物を選
別する揺動選別ケースに、ラックと篩い線を平面視で左
右に交互に、かつ、ラックが篩い線より高く位置する状
態で付設した脱穀装置に関する。
別する揺動選別ケースに、ラックと篩い線を平面視で左
右に交互に、かつ、ラックが篩い線より高く位置する状
態で付設した脱穀装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ラックと篩い線の左右間隔が一定
になるように、ラックと篩い線を揺動選別ケースに取付
けていた。
になるように、ラックと篩い線を揺動選別ケースに取付
けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば藁発生
量が少ない稲と藁発生量が多い麦とに兼用する場合のよ
うに、脱穀による藁発生量が大きく変化する場合にラッ
クと篩い線による選別機能が劣化しやすく、ラックと篩
い線の選別性能向上の面から改良の余地があった。本発
明の目的は、藁発生量いかんにかかわらず常に良好なラ
ックと篩い線による選別機能が得られるようにする点に
ある。
量が少ない稲と藁発生量が多い麦とに兼用する場合のよ
うに、脱穀による藁発生量が大きく変化する場合にラッ
クと篩い線による選別機能が劣化しやすく、ラックと篩
い線の選別性能向上の面から改良の余地があった。本発
明の目的は、藁発生量いかんにかかわらず常に良好なラ
ックと篩い線による選別機能が得られるようにする点に
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る脱穀装置
は、扱室からの処理物を選別する揺動選別ケースに、ラ
ックと篩い線を平面視で左右に交互に、かつ、前記ラッ
クが前記篩い線より高く位置する状態で付設した脱穀装
置であって、前記ラックと前記篩い線の少なくとも一方
を、隣合う前記ラックの間に前記篩い線が位置する状態
と、前記ラックと前記篩い線とが上下に重なるように位
置する状態とに左右に位置変更操作自在に取付けてある
ことを特徴構成とする。
は、扱室からの処理物を選別する揺動選別ケースに、ラ
ックと篩い線を平面視で左右に交互に、かつ、前記ラッ
クが前記篩い線より高く位置する状態で付設した脱穀装
置であって、前記ラックと前記篩い線の少なくとも一方
を、隣合う前記ラックの間に前記篩い線が位置する状態
と、前記ラックと前記篩い線とが上下に重なるように位
置する状態とに左右に位置変更操作自在に取付けてある
ことを特徴構成とする。
【０００５】
【作用】つまり、ラックと篩い線の少なくとも一方を、
隣合う前記ラックの間に篩い線が位置する状態と、ラッ
クと篩い線とが上下に重なるように位置する状態とに左
右に位置変更操作自在に取付けて、平面視でのラックと
篩い線の間隔を調節できるようにしてあるから、稲など
のように藁発生量が比較的少なくて穀粒が分離落下しや
すい時には、平面視でラックのほぼ中間に篩い線を位置
させて、藁がラックと篩い線の間から落ちにくいように
し、藁のみをラックで後方に移送させることで、穀粒分
離を効率良く実現できる。逆に、麦などのように藁発生
量が多くて穀粒が分離落下しにくい時には、平面視でラ
ックの下方や近くに篩い線を位置させて、藁がラックど
うしの間あるいはラックと篩い線の間から落ちやすいよ
うにし、排藁中への穀粒混入抑制により穀粒回収を効率
良く実現できる。
隣合う前記ラックの間に篩い線が位置する状態と、ラッ
クと篩い線とが上下に重なるように位置する状態とに左
右に位置変更操作自在に取付けて、平面視でのラックと
篩い線の間隔を調節できるようにしてあるから、稲など
のように藁発生量が比較的少なくて穀粒が分離落下しや
すい時には、平面視でラックのほぼ中間に篩い線を位置
させて、藁がラックと篩い線の間から落ちにくいように
し、藁のみをラックで後方に移送させることで、穀粒分
離を効率良く実現できる。逆に、麦などのように藁発生
量が多くて穀粒が分離落下しにくい時には、平面視でラ
ックの下方や近くに篩い線を位置させて、藁がラックど
うしの間あるいはラックと篩い線の間から落ちやすいよ
うにし、排藁中への穀粒混入抑制により穀粒回収を効率
良く実現できる。
【０００６】
【発明の効果】その結果、藁発生量いかんにかかわらず
ラックと篩い線による穀粒回収を効率良く実現できる、
選別機能において一段と優れた脱穀装置を提供できるよ
うになった。
ラックと篩い線による穀粒回収を効率良く実現できる、
選別機能において一段と優れた脱穀装置を提供できるよ
うになった。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、自脱型コンバインに搭載
する脱穀装置１を構成するに、扱室３内に扱胴４を前後
水平軸芯周りで駆動回転自在に設け、図外左方の刈取部
からの穀稈を挟持搬送しながら扱室３に供給するフィー
ドチェーン５を設け、扱室３と選別部２の間に受網６を
配置してある。扱胴４を前端側で大径にかつ後端側程小
径になるように形成し、扱歯１９の回転半径を一定にす
るように、扱歯１９を前端のものが短くかつ後端側のも
の程長く形成し、扱室３の入口側では扱胴４の周囲空間
を狭くして効率良く脱穀でき、扱室３の出口側では広い
扱胴４の周囲空間と長い扱歯１９の作用で処理物のさば
きを良くして、穀粒を効率良く落下できるように構成し
てある。
する脱穀装置１を構成するに、扱室３内に扱胴４を前後
水平軸芯周りで駆動回転自在に設け、図外左方の刈取部
からの穀稈を挟持搬送しながら扱室３に供給するフィー
ドチェーン５を設け、扱室３と選別部２の間に受網６を
配置してある。扱胴４を前端側で大径にかつ後端側程小
径になるように形成し、扱歯１９の回転半径を一定にす
るように、扱歯１９を前端のものが短くかつ後端側のも
の程長く形成し、扱室３の入口側では扱胴４の周囲空間
を狭くして効率良く脱穀でき、扱室３の出口側では広い
扱胴４の周囲空間と長い扱歯１９の作用で処理物のさば
きを良くして、穀粒を効率良く落下できるように構成し
てある。
【０００８】選別部２に揺動選別ケース７、風選用唐箕
８、１番物回収用スクリューコンベア９、２番物回収用
スクリューコンベア１０、排塵ブロア１１などを設け、
処理物を揺動選別ケース７により後方に揺動搬送しなが
ら篩い選別および風選別処理し、穀粒を１番物回収用ス
クリューコンベア９からグレンタンク等に送るように構
成し、選別不十分な２番物を２番物回収用スクリューコ
ンベア１０およびスクリュー式還元装置１８で揺動選別
ケース７の前部に戻すように構成してある。
８、１番物回収用スクリューコンベア９、２番物回収用
スクリューコンベア１０、排塵ブロア１１などを設け、
処理物を揺動選別ケース７により後方に揺動搬送しなが
ら篩い選別および風選別処理し、穀粒を１番物回収用ス
クリューコンベア９からグレンタンク等に送るように構
成し、選別不十分な２番物を２番物回収用スクリューコ
ンベア１０およびスクリュー式還元装置１８で揺動選別
ケース７の前部に戻すように構成してある。
【０００９】往復駆動される揺動選別ケース７には、グ
レンパン１２、その後側に連なるチャフシーブ１３、そ
の下方に位置するグレンパン１４とグレンシーブ１５、
扱室３の送塵口ｓからの処理物を受けるストローラック
１６と篩い線２０、グレンシーブ１５の後側に連なるス
トローラック１７を装備してある。
レンパン１２、その後側に連なるチャフシーブ１３、そ
の下方に位置するグレンパン１４とグレンシーブ１５、
扱室３の送塵口ｓからの処理物を受けるストローラック
１６と篩い線２０、グレンシーブ１５の後側に連なるス
トローラック１７を装備してある。
【００１０】図２ないし図４に示すように、送塵口ｓか
らの処理物を受けるラック１６と篩い線２０を平面視で
左右に交互に、かつ、ラック１６が篩い線２０より高く
位置する状態に配置し、篩い線２０の取付け部材２１を
シーブケース１８に対して左右二位置のいずれかに付け
替え操作自在にボルト・ナット２２で連結してある。つ
まり、稲などのように藁発生量が比較的少なくて穀粒が
分離落下しやすい時には、図２に示すように平面視でラ
ック１６のほぼ中間に篩い線２０を位置させて、藁がラ
ック１６と篩い線２０の間から落ちにくいようにし、穀
粒分離を効率良く実現でき、逆に、麦などのように藁発
生量が多くて穀粒が分離落下しにくい時には、図４に示
すように平面視でラック１６の下方に篩い線２０を位置
させて、藁がラック１６どうしの間から落ちやすいよう
にし、排藁中への穀粒混入抑制により穀粒回収を効率良
く実現できるように構成してある。
らの処理物を受けるラック１６と篩い線２０を平面視で
左右に交互に、かつ、ラック１６が篩い線２０より高く
位置する状態に配置し、篩い線２０の取付け部材２１を
シーブケース１８に対して左右二位置のいずれかに付け
替え操作自在にボルト・ナット２２で連結してある。つ
まり、稲などのように藁発生量が比較的少なくて穀粒が
分離落下しやすい時には、図２に示すように平面視でラ
ック１６のほぼ中間に篩い線２０を位置させて、藁がラ
ック１６と篩い線２０の間から落ちにくいようにし、穀
粒分離を効率良く実現でき、逆に、麦などのように藁発
生量が多くて穀粒が分離落下しにくい時には、図４に示
すように平面視でラック１６の下方に篩い線２０を位置
させて、藁がラック１６どうしの間から落ちやすいよう
にし、排藁中への穀粒混入抑制により穀粒回収を効率良
く実現できるように構成してある。
【００１１】図５（イ），（ロ）に示すように、２番物
回収用スクリューコンベア１０の吐出口１０ａを構成す
るに、最上方に位置する角部において角落としして、吐
出口１０ａの正面視でほぼ水平な案内面２３を形勢する
ことで、吐出口１０ａからの処理物の飛散距離をのば
し、２番物が受網６の高部にぶつかって吐出口１０ａ近
くに落下することを抑制して、揺動選別ケース７の幅方
向に２番物が分散するように構成し、２番物の選別効率
を向上するようにしてある。
回収用スクリューコンベア１０の吐出口１０ａを構成す
るに、最上方に位置する角部において角落としして、吐
出口１０ａの正面視でほぼ水平な案内面２３を形勢する
ことで、吐出口１０ａからの処理物の飛散距離をのば
し、２番物が受網６の高部にぶつかって吐出口１０ａ近
くに落下することを抑制して、揺動選別ケース７の幅方
向に２番物が分散するように構成し、２番物の選別効率
を向上するようにしてある。
【００１２】〔別実施例〕 ラックと篩い線を組み合わせた選別手段の配置は適当に
変更でき、例えばグレンパンの終端であってもよい。ラ
ックを左右に位置変更操作自在に取付けてもよく、そし
て、ラックと篩い線を接近させた時に平面視でラックの
下方から外れた近くに篩い線が位置するようにしてもよ
く、また、篩い線やラックを左右位置変更自在に取付け
る具体構造はスライド式など適当に選定でき、要する
に、ラックと篩い線の少なくとも一方を左右に位置変更
操作自在に取付けてあればよい。
変更でき、例えばグレンパンの終端であってもよい。ラ
ックを左右に位置変更操作自在に取付けてもよく、そし
て、ラックと篩い線を接近させた時に平面視でラックの
下方から外れた近くに篩い線が位置するようにしてもよ
く、また、篩い線やラックを左右位置変更自在に取付け
る具体構造はスライド式など適当に選定でき、要する
に、ラックと篩い線の少なくとも一方を左右に位置変更
操作自在に取付けてあればよい。
【００１３】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】脱穀装置の縦断側面図
【図２】稲仕様での要部平面図
【図３】要部の側面図
【図４】麦仕様での要部平面図
【図５】（イ）２番物還元装置における吐出部位の側面
図 （ロ）２番物還元装置における吐出部位の正面図
図 （ロ）２番物還元装置における吐出部位の正面図
７ 揺動選別ケース １６ ラック ２０ 篩い線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01F 12/00 - 12/60
Claims (1)
- 【請求項１】 扱室（３）からの処理物を選別する揺動
選別ケース（７）に、ラック（１６）と篩い線（２０）
を平面視で左右に交互に、かつ、前記ラック（１６）が
前記篩い線（２０）より高く位置する状態で付設した脱
穀装置であって、前記ラック（１６）と前記篩い線（２
０）の少なくとも一方を、隣合う前記ラック（１６），
（１６）の間に前記篩い線（２０）が位置する状態と、
前記ラック（１６）と前記篩い線（２０）とが上下に重
なるように位置する状態とに左右に位置変更操作自在に
取付けてある脱穀装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13158693A JP2857021B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13158693A JP2857021B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 脱穀装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06339325A JPH06339325A (ja) | 1994-12-13 |
| JP2857021B2 true JP2857021B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=15061522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13158693A Expired - Lifetime JP2857021B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2857021B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4582120B2 (ja) * | 2007-06-15 | 2010-11-17 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP13158693A patent/JP2857021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06339325A (ja) | 1994-12-13 |
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