JP2812435B2 - 脱穀機の処理胴装置 - Google Patents

脱穀機の処理胴装置

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JP2812435B2
JP2812435B2 JP8301390A JP30139096A JP2812435B2 JP 2812435 B2 JP2812435 B2 JP 2812435B2 JP 8301390 A JP8301390 A JP 8301390A JP 30139096 A JP30139096 A JP 30139096A JP 2812435 B2 JP2812435 B2 JP 2812435B2
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processing cylinder
conveyor
cylinder
straw
sorting
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和実 薮
俊郎 和田
俊雄 山中
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
セイレイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機の扱胴及び
処理胴の配置構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から脱穀装置において、扱胴と直交
させて設けた処理胴を配設して、藁くず等に混じって籾
が圃場に排出されることがないように、扱胴から出た藁
くず等を扱胴と直交させて設けた処理胴にて再度処理す
る構成は公知となっているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多量の穀桿が扱胴に搬
送されたときには、扱胴で処理できなかったものは扱胴
と直交させて設けた処理胴で処理を行うのであるが、処
理経路が短いために多量の処理物があると籾まで排出す
ることがあったのである。本発明は、二番コンベア27
に落下する二番還元物を、揚穀コンベア35から藁屑搬
送選別部40の上に投入して、いったん藁屑搬送選別部
40により受け止め、揺動しながら選別し、次にチャフ
シーブ29aの上に落下させることにより、扱胴24の
受網36から漏下してくる精粒と、揚穀コンベア35に
より還元さ れる藁屑の多い二番還元物をチャフシーブ2
9aの上で混合させることを少なくし、精粒の選別も、
二番還元物の選別も良好に行うことを可能としたのであ
る。 また、扱胴24の受網36の後方から落下した藁屑
が、直接にチャフシーブ29aに至らずに、藁屑搬送選
別部40・41の上に落下され、この部分で精粒を振り
落とす選別をしながら、後方の直交する処理胴32の方
向に送られ、最終的に藁屑搬送選別部40・41から落
下しなかった藁屑は、直交する処理胴32により処理さ
れるように構成し、藁屑に付着した精粒を高い精度で取
り除くことが出来るように構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、次のように構成したものである。
脱穀機の処理胴装置において、扱胴24の受網36の終
端後方の下方位置で、かつ揺動選別装置29のチャフシ
ーブ29aの上方に、藁屑搬送選別部40・41を配置
し、該藁屑搬送選別部40・41の後方に扱胴24と直
交する処理胴32を配置し、前記揺動選別装置29の下
方に配置した二番コンベア27に落下した二番物を、二
番コンベア27の一側に配置した揚穀コンベア35より
投入口35aを介して、前記藁屑搬送選別部40の上に
放出すべく構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の目的は以上の如くであ
り、添付の図面に示した実施例の構成に基づいて、本発
明の構成を説明する。図1は本発明の脱穀機の側面断面
図、図2は同じく正面断面図、図3はコンバインの全体
平面図である。
【0006】図3において、全体構成から説明する。機
体前方に引起し刈取装置Aを突出し、該引起し刈取装置
Aにて倒伏穀桿は分草されて引き起こされ、刈り取られ
た後の穀桿が、上搬送装置1、下搬送装置2、縦搬送装
置3にて搬送されて脱穀装置入口4まで搬送され、株元
はフィードチェーン8にて挟持されて搬送され、脱穀後
の排藁は排藁チェーン11にてカッター装置C上へ搬送
され、該カッター装置Cにて切断されて圃場へ放出され
るのである。穂先部は扱胴24にて脱粒され、精粒はグ
レンタンク18に貯留されるのである。
【0007】本発明の脱穀装置の構成は、図1・図2に
示すように構成されている。脱穀装置入口4から後方に
扱胴24が軸架され、該扱胴24の周側面にタイン24
a・24a・・・が多数植設され、該扱胴24外周の下
方には受網36が配設されて扱室を形成し、扱胴24後
部側方には連通口37が開口されている。該連通口37
側方から後方に扱胴24と平行に平行処理胴23が軸架
され、該平行処理胴23は螺旋状にインペラー23aを
突出したスクリュー型の処理胴とし、連通口37部分の
平行処理胴23前部は後部の直径より小さく構成して、
扱胴24から多量に流人しても容易に後方へ搬送できる
ようにしている。該平行処理胴23の周囲下方には受網
38が設けられ、脱穀側板43を平行処理胴23側方に
垂直に立設して受網38の面積を広くし、平行処理胴2
3側面を脱穀側板止3にて覆い処理胴枠を強固にしてい
る。
【0008】前記平行処理胴23の後端より後下方に、
扱胴24と直角に配置した直交する処理胴32の回転軸
19が横架され、該回転軸19をカッター装置Cの側板
13及び中間板16より前方に突出した突部に横架し、
その受網20は本体側に固設している。よって、図3に
示すように、カッター装置Cを側方に回動すれば、扱胴
24と直交させて設けた処理胴32を、容易に清掃でき
メンテナンス等も容易にできるのである。
【0009】該処理胴32の構成は、前記平行処理胴2
3と同様に、螺旋状にインペラー32aを突出したスク
リュー型の処理胴であり、平行処理胴23の下方部分c
の直径aを他側の直経bより小さくし、平行処理胴23
と処理胴32それぞれの軸芯間の距離をできるだけ短く
しコンパクトな構成とし、かつ処理物が多くなっても小
径部で受け継ぎ搬送をスムーズに行えるようにしてい
る。そして、前記扱胴24は、図2に示すように正面視
右回転させ、平行処理胴23は左回転させ、処理胴32
は、図1に示すように左回転として処理物の流れに滞り
が生じないようにし、また、平行処理胴23と処理胴3
2の周速が同じになるように回転速度が設定され、処理
物の受け渡し及び移送がスムーズに行われるように回転
させている。
【0010】前記受網38の前下方には、揺動選別装置
29と共に揺動される前藁屑搬送選別部40が設けら
れ、受網38の後下方には、同じく揺動選別装置29と
共に揺動される後藁屑搬送選別部41が設けられてい
る。受網36、前藁屑搬送選別部40、後藁屑搬送選別
部41の下方には揺動選別装置29のチャフシーブ29
a・29a・29aが配設されている。該揺動選別装置
29の下方に前から唐箕ファン25、一番コンベア2
6、流穀板42、サブファン28、二番コンベア27、
流穀板39が配設され、前記一番コンベア26とグレン
タンク18との間に揚穀コンベア34が連通され、二番
コンベア27の一側には揚穀コンベア35が連通され、
該揚穀コンベア35の上端に投入口35aを設けて、二
番物が前傾に設けられた前藁屑搬送選別部40上に放出
されるように構成されている。
【0011】このような構成において、扱胴24にて脱
粒された後の籾等は、受網36より漏下し揺動選別装置
29のチャフシーブ29aにて藁くず、チリ等と選別さ
れ、落下時に唐箕ファン25にて風選され、精粒は流穀
板42より落下して一番コンベア26に集められて横方
向へ搬送され、揚穀コンベア34にてグレンタンク18
に貯留されるのである。扱胴24の受網36より漏下で
きなかった藁や籾等の未処理物は連通口37より平行処
理胴23に投入されて後方へ移動しながら処理され、平
行処理胴23の受網38より漏下したものは前藁屑搬送
選別部40、後藁屑搬送選別部41及び揺動選別装置2
9のチャフシーブ29a・29a・29aにて選別され
る。更に、サブファン28にて風選され、前方で落下し
た籾は一番コンベア26に集められ、流穀板39より落
下した二番物は二番コンベア27にて横送りされ、揚穀
コンベア35にて前藁屑搬送選別部40上に落とされて
拡散され再度選別される。
【0012】また、扱胴24よりオーバーフローした藁
屑等は、前藁屑搬送選別部40上に落ち、籾や小さな塵
以外の藁屑等は、該前藁屑搬送選別部40から後藁屑搬
送選別部41より扱胴24と直交させて設けた処理胴3
2に入り処理され、平行処理胴23の受網38より漏下
しなかった藁屑等も、直交する処理胴32の左側に落下
して横送りされながら処理されるのである。そして、受
網20から漏下したものは流穀板39より2番コンベア
27に落下し、揚穀コンベア35により揚穀されて再び
処理されるのである。そして藁くずや塵埃等は吸引ファ
ン30にて機外に排出されるのである。
【0013】
【発明の効果】以上のような構成により、本発明は次の
ような効果が得られるのである。第1に、前記揺動選別
装置29の下方に配置した二番コンベア27に落下した
二番物を、二番コンベア27の一側に配置した揚穀コン
ベア35より投入口35aを介して、前記藁屑搬送選別
部40の上に放出すべく構成したので、二番コンベア2
7に落下する二番還元物を、揚穀コンベア35から藁屑
搬送選別部40の上に投入して、いったん藁屑搬送選別
部40により受け止め、揺動しながら選別し、次にチャ
フシーブ29aの上に落下させることが出来るので、従
来の如く、チャフシーブの上面に直接に還元するタイプ
に比較して、扱胴24の受網36から漏下してくる精粒
と、揚穀コンベア35により還元される藁屑の多い二番
還元物をチャフシーブ29aの上で混合させることが少
なくなり、精粒の選別も、二番還元物の選別も良好に行
うことが可能となったのである。第2に、扱胴24の受
網36の後方から落下した藁屑は、直接にチャフシーブ
29aに至らずに、藁屑搬送選別部40・41の上に落
下され、この部分で精粒を振り落とす選別をしながら、
後方の直交する処理胴32の方向に送られ、最終的に藁
屑搬送選別部40・41から落下しなかった藁屑は、直
交する処理胴32により処理されるので、藁屑に付着し
た精粒を高い精度で取り除くことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱穀機の側面断面図である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【符号の説明】
23 平行処理胴 24 扱胴 32 処理胴 40・41 藁屑搬送選別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 俊雄 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭63−164817(JP,A) 実開 昭61−43844(JP,U) 実公 昭57−54610(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/00 - 12/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀機の処理胴装置において、扱胴24
    の受網36の終端後方の下方位置で、かつ揺動選別装置
    29のチャフシーブ29aの上方に、藁屑搬送選別部4
    0・41を配置し、該藁屑搬送選別部40・41の後方
    に扱胴24と直交する処理胴32を配置し、前記揺動選
    別装置29の下方に配置した二番コンベア27に落下し
    た二番物を、二番コンベア27の一側に配置した揚穀コ
    ンベア35より投入口35aを介して、前記藁屑搬送選
    別部40の上に放出すべく構成したことを特徴とする脱
    穀機の処理胴装置。
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JP4766261B2 (ja) * 2006-09-29 2011-09-07 井関農機株式会社 脱穀装置
CN109247134A (zh) * 2018-08-30 2019-01-22 绩溪袁稻农业产业科技有限公司 一种用于水稻的小型脱粒机

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