JPH0528998Y2 - - Google Patents

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JPH0528998Y2
JPH0528998Y2 JP12430787U JP12430787U JPH0528998Y2 JP H0528998 Y2 JPH0528998 Y2 JP H0528998Y2 JP 12430787 U JP12430787 U JP 12430787U JP 12430787 U JP12430787 U JP 12430787U JP H0528998 Y2 JPH0528998 Y2 JP H0528998Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、脱穀機において二番物を扱室に還
元せずに揺動構体上に向けて還元すべく成してあ
る二番還元処理装置に関する。
(従来の技術) 脱穀機の二番物の還元については、二番選別部
で選別された二番物を二番スクリユーコンベアに
て穀稈供給側に集めそれを二番還元スロワー装置
により扱室内へ還元する方式が採用されていた
が、この方式の場合構造が複雑であつたので、第
3図に示す如く二番スクリユーコンベアと二番還
元スロワー装置の両構造を単一の二番還元用の羽
根車装置aに代えることにより、二番物を扱室で
はなく揺動構体上に向けて跳ね出し還元し、その
中の籾は、二番選別風路を横切つて揺動構体(同
上図符号)迄跳ね出すようにした考案を先に実願
昭62−75019号として提案した。
(考案が解決しようとする問題点) 前記考案では二番還元用の羽根車装置aが扱胴
及び二番選別室の幅と略同幅に形成しているもの
であつた。
周知の如く、扱室内での脱穀作用は扱胴の幅方
向の約3分の1の穀稈供給口側で75〜80%が脱粒
されるため、揺動構体4の選別網4b部分に就い
てみれば脱穀物がその全幅の約3分の1の穀稈供
給口側に集中するため層が厚くなり、該選別網4
b上の脱穀物がその幅方向において著しく不均一
化する このため該選別網4bを通過する選別風(完全
吸引式脱穀機の場合は吸引ブロワーのみ、他の場
合は唐箕及び吸引ブロワアによる起風)は脱穀物
の少ない穀稈排出口側から多く吸引され、脱穀物
が厚い層状となる穀稈供給口側から余り吸引され
ない。従つて、該選別網4b部における風選作用
に左右方向において大きなばらつきが生じ、脱穀
能率を高めると選別性能が顕著に悪化し、高性能
を発揮できない欠点があつた。
(問題点を解決する為の手段) 本考案は、扱胴を内装せる扱室の下方に該揺動
構体を吊設し、該揺動構体は一番口上方部位まで
延設すると共に該部位は選別網にて構成し、前記
扱室の穀稈排出口側には送塵口を形成し、前記二
番選別室の下方にはその選別幅と略同じ有効還元
幅をもち、且つ前記扱胴と略並列状に二番還元装
置を装設した脱穀機において、前記二番還元装置
をその穀稈供給口側は二番物を穀稈排出口側に向
けて横移送するスクリユーコンベアと成し、その
穀稈排出口側は前記スクリユーコンベアで送られ
た二番物を揺動構体上に向けて跳ね出し還元すべ
く放射方向に複数の跳出板を有する羽根車と成す
ものである。
(作用) 扱室内に供給された穀稈は扱胴により脱穀処理
され、排藁として扱室外へ排出される。前述した
ように扱室内では穀稈供給口側で大部分脱粒され
る。前記扱室の受網を漏下した脱穀物は揺動構体
上に落下する。該構体上に落下した脱穀物は揺動
移送され一番口上方の選別網上に至る。この選別
網上に送られてくる脱穀物の量は当然の如く前記
脱粒現象に比例して穀稈供給口側は層が厚く、排
出口側は脱穀物が著しく少ない。他方、扱室の受
網を漏下しない処理物は扱室の排塵口より二番選
別室へ送給される。又、前記選別網を漏下しない
未処理物は選別風によつて二番選別室上方へ送上
される。そしてこれら未処理物は二番選別室にお
いて選別作用を受ける。これら未処理物の中で三
番口へ排出されず二番選別室を落下する二番物は
下方の二番還元装置内へ至る。又、この二番還元
装置へは前記選別網から二番選別室上方へ送上さ
れずに直接送り込まれるものも含まれる。この二
番還元装置内に入つた二番物等は、二番還元装置
のスクリユーコンベア部により穀稈供給口側から
穀稈排出口側の羽根車部へ横移送される。この羽
根車部へ集められた二番物等は揺動構体上に向け
て跳ね出し還元される。揺動構体上に向けて跳ね
出された二番物等の中で比重の小さい藁屑は二番
選別風路を横切ることなく選別風により二番選別
室の上方へ送上され、比重の大きい穀粒等は二番
選別風路を横切つて選別網若しくはその前方の階
段状送上板部へ還元される。こうして二番物等は
脱穀物の少ない穀稈排出口側へ還元されるため選
別網の幅方向における選別対象物の量が均一化さ
れ、これに伴つて選別風の風量が幅方向において
均等化される。
(実施例) 第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示し
たものである。Aは本考案を実施せる脱穀機で、
1は該脱穀機Aの扱室で、該扱室1内には扱胴2
を回転すべく軸架すると共にその下方には受網3
を張設する。該扱室1の下方には揺動構体4を吊
設する。該揺動構体4は受網3の下方を階段状送
上板4a部となすと共に、一番口5の上方部位ま
で延設し、該部位は選別網4b部となして構成す
る。前記扱室1の穀稈排出口側6には二番選別室
7に連通する送塵口8を開口する。該二番線別室
7の下方にはその選別幅と略同じ有効還元幅をも
ち、且つ前記扱胴2と略並列状に二番還元装置9
を装設する。該二番還元装置9は、還元すべき二
番物を受け入れる所謂二番口10は前記二番選別
室7の選別幅及び前記揺動構体4の幅員と同幅と
なす。そして、二番還元装置9の還元機構はその
穀稈供給口側10端部付近から排出口側6に向け
て約3分の2迄の部分は二番物を穀稈排出口は6
に向けて横移送するスクリユーコンベア9aと成
し、その残りの排出口側6端部付近迄の約3分の
1の部分は、前記スクリユーコンベア9aにて送
られてくる二番物を揺動構体4上に向け跳ね出し
還元すべく羽根車9bを形成する。該羽根車9b
は放射方向に複数の跳出板9b1、9b1…を固
設してなる。尚、図面の実施例において、送塵口
8は二番選別室7と直接に連通する構造となして
いるが、両者の間に処理胴装置を介在させる構造
の物でもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、揺動構体の選別網に送られて
くる選別対象物は、受網を漏下した脱穀物と、二
番還元装置によつて一旦二番選別風路中を横切る
際に風選された二番還元物であり、然も前者は選
別網の幅方向において穀稈供給口側に多くなる
が、後者は一旦スクリユーコンベアによつて穀稈
排出口側へ寄せ集められて跳ね出し還元されるも
のであるから選別網の穀稈排出口側のみになるた
め、幅方向における選別対象物の量的バランスが
とれ、選別網を通過する選別風も幅方向に於て均
一化され、脱穀能率を高めても選別性能を低下さ
せることなく、高性能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を実施せる脱穀機の平断面図
で、第2図は同上脱穀機の断面図で、第3図は従
前の脱穀機の平断面図である。 図面の主な符号の説明、1……扱室、2……扱
胴、4……揺動構体、4b……選別網、5……一
番口、6……穀稈排出口側、7……二番選別室、
8……送塵口、9……二番還元装置、9a……ス
クリーコンベア、9b……羽根車、9b1……跳
出板、10……穀稈供給口側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱胴を内装せる扱室の下方に揺動構体を吊設
    し、該揺動構体は1番口上方部位まで延設すると
    共に該部位は選別網にて構成し、前記扱室の穀稈
    排出側には送塵口を形成し、二番選別室の下方に
    はその選別幅と略同じ有効還元幅を持ち、且つ前
    記扱胴と略並列状に二番還元装置を装設した脱穀
    機において、前記二番還元装置をその穀稈供給口
    側は二番物を穀稈排出口側に向けて横移送するス
    クリユーコンベアと成し、その穀稈排出口側は前
    記スクリユーコンベアで送られた二番物を揺動構
    体上に向けて跳ね出し還元すべく放射方向に複数
    の跳出板を有する羽根車と成してあることを特徴
    とする脱穀機における二番還元装置。
JP12430787U 1987-08-12 1987-08-12 Expired - Lifetime JPH0528998Y2 (ja)

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JPS6428848U JPS6428848U (ja) 1989-02-21
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