JP2514491Y2 - 脱穀機の排塵装置 - Google Patents
脱穀機の排塵装置Info
- Publication number
- JP2514491Y2 JP2514491Y2 JP7111389U JP7111389U JP2514491Y2 JP 2514491 Y2 JP2514491 Y2 JP 2514491Y2 JP 7111389 U JP7111389 U JP 7111389U JP 7111389 U JP7111389 U JP 7111389U JP 2514491 Y2 JP2514491 Y2 JP 2514491Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- dust
- sorting
- handling
- processing chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は、扱室で発生した長藁や穂切れ等を処理室で
処理するようにした脱穀機の排塵装置に関する。
処理するようにした脱穀機の排塵装置に関する。
（ロ）従来技術 従来、扱室の後方に排塵選別室を設け、扱室で発生し
た長藁や穂切れ等を、扱室の一側に設けた送塵口から前
記排塵選別室の一側に設けた処理室に移行させて処理胴
により処理し、処理室の後部まで移行した藁屑を、排塵
選別室の後部の排出口から他側に向けて投擲排出し、こ
の藁屑を吸引ファンにより機外に排出するようにした脱
穀機は既に知られている。
た長藁や穂切れ等を、扱室の一側に設けた送塵口から前
記排塵選別室の一側に設けた処理室に移行させて処理胴
により処理し、処理室の後部まで移行した藁屑を、排塵
選別室の後部の排出口から他側に向けて投擲排出し、こ
の藁屑を吸引ファンにより機外に排出するようにした脱
穀機は既に知られている。
（ハ）考案が解決しようとする問題点 前記既知の脱穀機において、吸引ファンを排塵選別室
の一側に設けると、排塵選別室の幅方向の吸引が不均一
になり、また、排塵選別室の中央に設けると、軸に長藁
が巻き付くと共にブリッジ現象が発生して排出不能にな
る等の問題点が発生する。
の一側に設けると、排塵選別室の幅方向の吸引が不均一
になり、また、排塵選別室の中央に設けると、軸に長藁
が巻き付くと共にブリッジ現象が発生して排出不能にな
る等の問題点が発生する。
（ニ）問題点を解決するための手段 本考案は、機体の前部に設けた扱室２に扱胴１を前後
方向に軸架し、上記扱室２の一側終端部位に送塵口20を
設け、該送塵口20に連通すると共に扱室後部の排塵選別
室４の一側に、扱胴１と同方向の処理胴21aが内装され
た処理室21を配設し、該処理室21の後部内側に排出口22
を設け、前記扱室２の下部から排塵選別室４に亙る選別
風路に揺動選別体５を前後方向に揺動可能に架設した脱
穀装置において、前記排塵選別室４の後部の巾方向中途
部で処理室21側から突設させた軸30によって駆動される
横軸型の両口吸引ファン23を設け、該両口吸引ファン23
の吸入口を、処理室21側は狭く、反対側は広くすること
により前述の問題点を解決した。
方向に軸架し、上記扱室２の一側終端部位に送塵口20を
設け、該送塵口20に連通すると共に扱室後部の排塵選別
室４の一側に、扱胴１と同方向の処理胴21aが内装され
た処理室21を配設し、該処理室21の後部内側に排出口22
を設け、前記扱室２の下部から排塵選別室４に亙る選別
風路に揺動選別体５を前後方向に揺動可能に架設した脱
穀装置において、前記排塵選別室４の後部の巾方向中途
部で処理室21側から突設させた軸30によって駆動される
横軸型の両口吸引ファン23を設け、該両口吸引ファン23
の吸入口を、処理室21側は狭く、反対側は広くすること
により前述の問題点を解決した。
（ホ）作用 扱室で発生した脱穀物のうち、小さな藁屑や、穀粒
は、扱室の受網から揺動選別体の始端側へ漏下して選別
され、長藁や穂切れは送塵口から処理室へ移行して処理
胴により処理され、細分化された藁屑及び単粒化された
穀粒は処理室受網から揺動選別体上に漏下して選別され
る。
は、扱室の受網から揺動選別体の始端側へ漏下して選別
され、長藁や穂切れは送塵口から処理室へ移行して処理
胴により処理され、細分化された藁屑及び単粒化された
穀粒は処理室受網から揺動選別体上に漏下して選別され
る。
そして、処理室後端に移行した藁屑は、内側の排出の
から他側に向けて投擲排出され、この藁屑は、処理室側
へは少なく、反対側には多く落下し、揺動選別体からは
幅方向に略均等に投擲され、吸引ファンは処理室側とそ
の反対側とで吸引排出するが、反対側では大きな吸引口
から多量の藁屑を吸引排出するので、どの部位も略均等
に吸引排出する。
から他側に向けて投擲排出され、この藁屑は、処理室側
へは少なく、反対側には多く落下し、揺動選別体からは
幅方向に略均等に投擲され、吸引ファンは処理室側とそ
の反対側とで吸引排出するが、反対側では大きな吸引口
から多量の藁屑を吸引排出するので、どの部位も略均等
に吸引排出する。
（ヘ）実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、１は横
吹式脱穀機の扱室２内に前後方向に軸架した扱胴であっ
て、受網３の下方から排塵選別室４に亙る選別風路に
は、揺動選別体５を前後方向に揺動可能に架設してあ
り、該揺動選別体５は、受網３の直下に臨んでいて移送
板6a及び篩選別部6bとからなる上段篩選別体６と、その
下方から排塵選別室４に亙る下段選別部７は、移送板
８、その後端に連設されていて一番受樋９上に臨む選別
網10、一番流板11及び二番受樋12上に臨む二番篩選別部
13により構成されており、移送板6aの下方に配設されて
いて上段篩選別体６の篩選別部6bに向けて送風する第１
ファン15、一番受樋９の前部に配設されていて選別網10
に向けて送風する第２ファン16及び二番受樋12の前部に
配設されていて二番篩選別部13に向けて送風する第３フ
ァン17は選別風路を構成している。
吹式脱穀機の扱室２内に前後方向に軸架した扱胴であっ
て、受網３の下方から排塵選別室４に亙る選別風路に
は、揺動選別体５を前後方向に揺動可能に架設してあ
り、該揺動選別体５は、受網３の直下に臨んでいて移送
板6a及び篩選別部6bとからなる上段篩選別体６と、その
下方から排塵選別室４に亙る下段選別部７は、移送板
８、その後端に連設されていて一番受樋９上に臨む選別
網10、一番流板11及び二番受樋12上に臨む二番篩選別部
13により構成されており、移送板6aの下方に配設されて
いて上段篩選別体６の篩選別部6bに向けて送風する第１
ファン15、一番受樋９の前部に配設されていて選別網10
に向けて送風する第２ファン16及び二番受樋12の前部に
配設されていて二番篩選別部13に向けて送風する第３フ
ァン17は選別風路を構成している。
また、前記扱室２のフィードチエン18側には送塵口20
を設けてあり、その外側から排塵選別室４の一側に亙っ
て処理室21を設け、上記扱室２と略平行状に排塵選別室
４内にわたって配設し、該処理室21内には、前部移送螺
旋を有する処理胴21aを軸支し、処理室21の後端内側に
は排出口22を設けてある。
を設けてあり、その外側から排塵選別室４の一側に亙っ
て処理室21を設け、上記扱室２と略平行状に排塵選別室
４内にわたって配設し、該処理室21内には、前部移送螺
旋を有する処理胴21aを軸支し、処理室21の後端内側に
は排出口22を設けてある。
そして、排塵選別室４の後部のやや処理室21寄り（Ｌ
＜Ｌ′）には、両口吸引ファン23を設けてあり、該両口
吸引ファン23の処理室21側の吸入口23aは狭く、反対側
の吸入口23bは広く（S,＜Ｓ′）なっており、風車の羽
根25に付設した仕切板26はやや処理室21側へ偏位してい
る。
＜Ｌ′）には、両口吸引ファン23を設けてあり、該両口
吸引ファン23の処理室21側の吸入口23aは狭く、反対側
の吸入口23bは広く（S,＜Ｓ′）なっており、風車の羽
根25に付設した仕切板26はやや処理室21側へ偏位してい
る。
また、前記風車は支柱27と処理室21側の壁板とにベア
リングを介して支承されていて、外端にＶプーリー28を
有する軸30により駆動される。
リングを介して支承されていて、外端にＶプーリー28を
有する軸30により駆動される。
31は吸入口23a,23bに向けて下降傾斜した案内板、32
はケーシングの上面に固定した３角状のカバー、33は篩
選別部6aと移送板８との間に設けた風向板、34は移送板
８の前端に立設した受板である。
はケーシングの上面に固定した３角状のカバー、33は篩
選別部6aと移送板８との間に設けた風向板、34は移送板
８の前端に立設した受板である。
前述の脱穀機において、扱室２内で発生した脱穀物
中、小さな藁屑と穀粒は受網３から、選別風路中の揺動
選別体５の前部側に落入して篩選別と風選を受け、一番
穀粒は一番受樋９に落入して一番移送螺旋により機外に
搬出され、篩選別部6bの後端部及び選別網10の後端部か
ら投擲された二番物を含み被選別物は二番篩選別部13に
移行して風選と篩選別を受ける。
中、小さな藁屑と穀粒は受網３から、選別風路中の揺動
選別体５の前部側に落入して篩選別と風選を受け、一番
穀粒は一番受樋９に落入して一番移送螺旋により機外に
搬出され、篩選別部6bの後端部及び選別網10の後端部か
ら投擲された二番物を含み被選別物は二番篩選別部13に
移行して風選と篩選別を受ける。
また、扱室２内で発生した長藁や穂切れ等は、送塵口
20から処理室21に排出されて移送螺旋により処理室21に
供給し、該処理胴21aにより処理されて細分化された藁
屑及び単粒化された穀粒等の被選別物は、処理室受網か
ら揺動選別体５上に落入して篩選別処理される。また、
処理室21の後端に移行した藁屑は、処理胴21aの外周に
突設されている処理歯により内方へ投擲排出されて前記
揺動選別体５上の被選別物と合流する。
20から処理室21に排出されて移送螺旋により処理室21に
供給し、該処理胴21aにより処理されて細分化された藁
屑及び単粒化された穀粒等の被選別物は、処理室受網か
ら揺動選別体５上に落入して篩選別処理される。また、
処理室21の後端に移行した藁屑は、処理胴21aの外周に
突設されている処理歯により内方へ投擲排出されて前記
揺動選別体５上の被選別物と合流する。
このように、横吹式脱穀機の扱室２及びその一側に並
設された処理室21から送出される藁屑は、前後方向に揺
動する揺動選別体５で受けて篩選別され、その終端部下
方において両口吸引ファン23の吸入口23a,23bから吸引
されて良好に排出される。このとき、上記排塵選別室４
の一側にある処理室21終端の排出口22から他側に向けて
投擲排出される藁屑は、該処理室21側に放出されるもの
より長藁を多く含みながら量が多いものであり、揺動選
別体５上の藁屑と合流選別されたのち、多量の藁屑は伝
動軸がなくかつ広い吸入口23bから吸引されてスムーズ
にかつ確実に吸引排出されるので、藁屑がブリッジ現象
を起こしたり軸に巻き付いたりすることがない。また処
理室21側の揺動選別体５の終端部から上記のものより少
量の藁屑を吸引排出する吸入口23aは、狭く形成されて
いることにより吸入口23bの吸引風力を弱めることなく
吸引排出を良好に行うと共に、上記排出口22から出る藁
屑は少量であること及び長藁がほとんどこないので、軸
30への藁屑の巻き付きを防止される。
設された処理室21から送出される藁屑は、前後方向に揺
動する揺動選別体５で受けて篩選別され、その終端部下
方において両口吸引ファン23の吸入口23a,23bから吸引
されて良好に排出される。このとき、上記排塵選別室４
の一側にある処理室21終端の排出口22から他側に向けて
投擲排出される藁屑は、該処理室21側に放出されるもの
より長藁を多く含みながら量が多いものであり、揺動選
別体５上の藁屑と合流選別されたのち、多量の藁屑は伝
動軸がなくかつ広い吸入口23bから吸引されてスムーズ
にかつ確実に吸引排出されるので、藁屑がブリッジ現象
を起こしたり軸に巻き付いたりすることがない。また処
理室21側の揺動選別体５の終端部から上記のものより少
量の藁屑を吸引排出する吸入口23aは、狭く形成されて
いることにより吸入口23bの吸引風力を弱めることなく
吸引排出を良好に行うと共に、上記排出口22から出る藁
屑は少量であること及び長藁がほとんどこないので、軸
30への藁屑の巻き付きを防止される。
（ト）考案の効果 本考案は前述のように構成したので、扱室２及びその
一側に並設された処理室21から送出される藁屑は、前後
方向に揺動する揺動選別体５で受けて篩選別され、その
終端部において両口吸引ファン23の吸入口23a,23bから
吸引されて良好に排出される。このとき、上記揺動選別
体５上で排塵選別室４の一側にある処理室21終端の排出
口22から他側に向けて投擲排出される多量の藁屑は、伝
動軸がなく、かつ広い吸入口23bからスムーズにかつ確
実に吸引排出することが可能になって、藁屑がブリッジ
現象を起こしたり軸に巻き付いたりするのを防止するこ
とができる。
一側に並設された処理室21から送出される藁屑は、前後
方向に揺動する揺動選別体５で受けて篩選別され、その
終端部において両口吸引ファン23の吸入口23a,23bから
吸引されて良好に排出される。このとき、上記揺動選別
体５上で排塵選別室４の一側にある処理室21終端の排出
口22から他側に向けて投擲排出される多量の藁屑は、伝
動軸がなく、かつ広い吸入口23bからスムーズにかつ確
実に吸引排出することが可能になって、藁屑がブリッジ
現象を起こしたり軸に巻き付いたりするのを防止するこ
とができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
脱穀機の縦断面図、第２図は要部の横断面図である。 １……扱胴、２……扱室、３……受網、５……揺動選別
体、20……送塵口、21……処理室、22……排出口、23…
…両口吸引ファン、23a,23b……吸入口、25……羽根、2
6……仕切板、30……軸
脱穀機の縦断面図、第２図は要部の横断面図である。 １……扱胴、２……扱室、３……受網、５……揺動選別
体、20……送塵口、21……処理室、22……排出口、23…
…両口吸引ファン、23a,23b……吸入口、25……羽根、2
6……仕切板、30……軸
Claims (1)
- 【請求項１】機体の前部に設けた扱室２に扱胴１を前後
方向に軸架し、上記扱室２の一側終端部位に送塵口20を
設け、該送塵口20に連通すると共に扱室後部の排塵選別
室４の一側に、扱胴１と同方向の処理胴21aが内装され
た処理室21を配設し、該処理室21の後部内側に排出口22
を設け、前記扱室２の下部から排塵選別室４に亙る選別
風路に揺動選別体５を前後方向に揺動可能に架設した脱
穀装置において、前記排塵選別室４の後部の巾方向中途
部で処理室21側から突設させた軸30によって駆動される
横軸型の両口吸引ファン23を設け、該両口吸引ファン23
の吸入口を、処理室21側は狭く、反対側は広くしたこと
を特徴とする脱穀機の排塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7111389U JP2514491Y2 (ja) | 1989-06-18 | 1989-06-18 | 脱穀機の排塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7111389U JP2514491Y2 (ja) | 1989-06-18 | 1989-06-18 | 脱穀機の排塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0310733U JPH0310733U (ja) | 1991-01-31 |
| JP2514491Y2 true JP2514491Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31607856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7111389U Expired - Lifetime JP2514491Y2 (ja) | 1989-06-18 | 1989-06-18 | 脱穀機の排塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514491Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-18 JP JP7111389U patent/JP2514491Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0310733U (ja) | 1991-01-31 |
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