JPS62106770A - 人工肺用中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺 - Google Patents

人工肺用中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺

Info

Publication number
JPS62106770A
JPS62106770A JP61155159A JP15515986A JPS62106770A JP S62106770 A JPS62106770 A JP S62106770A JP 61155159 A JP61155159 A JP 61155159A JP 15515986 A JP15515986 A JP 15515986A JP S62106770 A JPS62106770 A JP S62106770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
fiber membrane
polypropylene
membrane
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61155159A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0775622B2 (ja
Inventor
高原 和明
建 建部
学 山崎
一弘 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Publication of JPS62106770A publication Critical patent/JPS62106770A/ja
Publication of JPH0775622B2 publication Critical patent/JPH0775622B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/24Formation of filaments, threads, or the like with a hollow structure; Spinnerette packs therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0002Organic membrane manufacture
    • B01D67/0023Organic membrane manufacture by inducing porosity into non porous precursor membranes
    • B01D67/003Organic membrane manufacture by inducing porosity into non porous precursor membranes by selective elimination of components, e.g. by leaching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/02Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor characterised by their properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/08Hollow fibre membranes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/26Polyalkenes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/26Polyalkenes
    • B01D71/262Polypropylene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2325/00Details relating to properties of membranes
    • B01D2325/04Characteristic thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2325/00Details relating to properties of membranes
    • B01D2325/20Specific permeability or cut-off range
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S128/00Surgery
    • Y10S128/03Heart-lung

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■、発明の背景 (技術分野) 本発明は人工肺用中空糸膜、その製造方法およびその中
空糸膜を用いた人工肺に関するものである。詳しく述べ
ると高ガス交換能を有する多孔質中空糸膜、その製造方
法およびその中空糸膜を用いた人工肺に関するものであ
る。さらに詳しく述べると、長期間使用に際して血漿漏
出がなくかつ高いカス交換能を有し、人工肺用として好
適な多孔質中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜
を用いた人工肺に関するものである。
(先行技術) 一般に心臓手術等において、患者の血液を体外に導き、
これに酸素を添加しかつ炭酸ガスを除去覆るために、体
外循環回路内に中空糸膜人工肺が用いられている。この
ような人工肺において使用される中空糸膜としては、均
質膜と多孔質膜の2種類かある。均質膜は透過づる気体
の分子が膜に溶解し、拡散することによってガスの移動
が行なわれる。この代表的なものにシリコーンゴムがあ
り、メラ・シロツクス(泉工医工業)として製品化され
ている。しかしながら、均質膜は、ガス)A過性の点か
ら現在使用可能のものとしてはシリコーンゴムのみしか
知られておらず、また該シリコーンゴム膜は強度的に膜
厚100μm以下にすることはできない。このためガス
透過に限界があり、特に炭酸ガスの透過が悪い。また、
前記シリコーンゴムは高価で、しかも加工性が悪いとい
う欠点があった。
一方、多孔質膜は、該膜の有する微細孔が透過すべき気
体分子に比べて著しく大きいため、体積流として細孔を
通過する。例えばマイクロポーラスポリプロピレン膜等
の多孔質膜を使用した人工肺が種々提案されている。例
えばポリプロピレンを中空糸製造用ノズルを用いて、紡
糸温度210〜270’C、ドラフト比180〜600
で溶解紡糸し、ついで155℃以下で第1段熱処理を行
なったのち、110’C未満で30〜200%延伸し・
、しかるのちに第2段熱処理温度以上155℃以下で第
2段熱処理することにより多孔質ポリプロピレン中空糸
を製造することが提案されている(特公昭56−52,
123号)。しかしながら、このようにして得られる多
孔質中空糸はポリプロピレン中空糸を延伸することによ
り物理的に細孔を形成するので、該細孔は膜厚方向にほ
ぼ水平な直線状細孔で必り、かつ延伸度に応じて中空糸
の軸線方向に亀裂を生じて生成する細孔であるから断面
がスリット状である。又細孔はほぼ直線的に連続過通し
、かつ空孔率が高い。このため、該多孔質中空糸は水蒸
気の透過性が高く、また長期間血液を体外循環させて使
用すると、血漿が漏出するという欠点がめった。
さらに、血漿漏出が起こらない多孔質膜として、例えば
、ポリオレフィン、該ポリオレフィンの溶融下で該ポリ
オレフィンに均一に分散しくqかつ使用する抽出液に対
して易溶性である有機充填剤および結晶核形成剤を混練
し、このようにして得られる混練物を溶融状態で環状紡
糸孔から吐出させ同時に内部中央部に不活性ガスを導入
し、該中空状物を前記ポリオレフィンを溶解しない冷却
同化液と接触させて冷却固化し、ついで冷却固化した中
空状物を前記ポリオレフィンを溶解しない抽出液と接触
させて前記有機充填剤を抽出除去することにより製造さ
れる多孔質ポリオレフィン中空糸膜が提案されている(
特願昭59−210,466号)。しかしながら該中空
糸膜の1つであり、冷却同化液として好ましいとされる
用いられる有機充填剤を溶解し得る冷却同化液を使用し
て得られたポリプロピレン中空糸膜は、孔が小ざく孔路
も複雑であるため血漿漏出は起こらないが、単位面積当
りの孔密度が小ざいので、人工肺用膜として用いるには
、ガス交換能が不充分となる虞れがあり、さらに前記有
機充填剤を溶解し得る冷却固化液中にポリオレフィンの
低分子成分が混ざり、冷却浴管内壁に付着し、中空糸の
形状が経時的に変化してしまうという虞れがめった。
II 、発明の目的 したがって、本発明は、改良された人工肺用中空糸膜、
その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺を提供
することを目的とする。本発明はまた、高いガス交換能
を有する多孔質の中空糸膜、その製造方法およびその中
空糸膜を用いた人工肺を(♀供することを[1的とする
。本発明はさらに長期間使用に際して面4コ漏出かなく
かつ高いガス交換能を有し、人工肺用として好適な多孔
質ポリプロピレン製中空糸膜、その製造方法およびその
中空糸膜を用いた人工肺を提供することを目的とする。
これらの諸口的は、内径が150〜300μm、肉厚か
10−150μmのほぼ円形の多孔性ポリオレフィン中
空糸膜で必って、該中空糸膜は、内1m間[1率か10
〜30%、空孔率が10〜60%、凛木フラックスか1
00〜1000Ω/min−m・atmて“必り、さら
に、中空糸膜内に血液を体外)盾I莢させたとぎ20時
間以内での血漿の漏出がないことを特徴とする人工肺用
中空糸膜により達成される。
本発明はまた、中空糸の内表面においては、固相は粒子
状ポリプロピレンが一部露出しつつ密に融和結合して形
成された連続相を呈し、中空糸膜の膜内部においては、
固相は粒子状ポリプロピレンか繊維軸方向に連なってで
きたポリプロピレン塊が糸状のポリプロピレンて結ばれ
て多数集まって形成されてあり、また中空糸膜の外表面
においては、固相は粒子状ポリプロピレンを含・1r糸
状のポリプロピレンが網目状に粗に結合して形成されて
おり、しかしてこの固相間の間隙は、3次元ネットワー
ク状に連通して連通孔を形成してなり、かつ粒子状ポリ
プロピレンの平均粒径がQ、i”−1,0μm、内表面
の平均空孔径がO9′1・〜1゜0μm、膜全体の孔径
分布曲線の極大値か0.02〜0.2μm、さらに比表
面積か10へ一40m/gの範囲にある人工肺用中空糸
膜を示すものて゛ある。本発明はさらに、酸素透過係数
が140〜1400Q/min −m−atmであり、
また恒限酸素透過量が200〜200C)Q、/min
 ・mである人工肺用中空糸膜を示すものである。
本発明はまた酸素フラックスが1509 、’min・
尻・atm以上である中空糸膜を示すものである。
本発明はさらに前記酸素フラックスと前記内面開口率と
の比が7:1〜30:1で必る中空糸膜を示すものであ
る。本発明はまた前記酸素フラックスと前記内面空孔率
との比が2:1〜13:1である中空糸膜を示すもので
ある。前記酸素フラックスの値を前記開口率と前記空孔
率とて除した値か0.7以下て必る中空糸膜を示すもの
である。
本発明は、また、内径が180〜250μm、肉j≠か
40〜50μmで、ほぼ真円形状の断面を有する中空糸
膜を示すものである。さらに本発明は、粒子状ポリプロ
ピレンの平均粒径が0.3〜0゜5μm、内表面の平均
空孔径が0.3〜0.6μm、膜全体の孔径分布曲線の
極大値が0.02〜0.2μm、さらに比表面積が10
〜407rl/qの範囲に必る人工肺用中空糸膜を示す
もので必る。
本発明はさらにまた酸素透過係数が400〜900Ωi
mi n−尻・atmでおり、また極限酸素透過φか6
00〜1200Ω/min @ 7d a atm −
rsル人L1し用中空糸膜を示すものである。
上記諸口的はまた、ポリプロピレン、該ポリプロピレン
の溶融下でポリプロピレンに均一に分散し得、かつ使用
する抽出液に対して易溶性である有機充填剤、および結
晶核形成剤を混練し、このようにして得られる混線物を
溶融状(環で環状紡出孔から中空状に吐出させ、該中空
状物を前記有機充填剤ないしその類似化合物よりなる液
体と接触させて冷却固化し、ついで冷却固化した中空状
物をポリプロピレンを溶融しない抽出液と接触させて前
記有機充填剤を抽出除去することを特徴とする中空糸膜
の製造方法により達成される。
本発明はまた、有機充填剤が流動パラフィンである中空
糸膜の製造方法を示すものである。本発明はさらに、ポ
リプロピレン100@最部に対する有機充填剤の配合量
が35〜150重量部である中空糸膜の製造方法を示す
ものである。本発明はまた、結晶核形成剤は融点か15
0’C以上でかつゲル化点が使用するポリプロピレンの
結晶開始温度以上の有機耐熱性物質である中空糸膜の製
造方法を示すものである。本発明はさらにポリプロピレ
ン100重子部に対する結晶核形成剤の配合量か0.1
〜5重呈部である中空糸膜の製造方法を示すものである
上配諸目的はさらに、中空糸膜をカス交換膜として備え
てなる人工肺において、該カス交換膜は、内径か150
〜300μm、肉厚が10〜150μmのほぼ円形の多
孔性ポリプロピレン中空糸膜であって、内面開口率が1
0〜30%、空孔率が10〜60%、酸素ガスフラック
スが100〜1000Ω/min −=・atmである
ものを用いてなり、血液を体外循環させたとき20時間
以内での血漿の漏出がないことを特徴と1〜る中空糸膜
型人工肺によって達成される。
本発明はまた、用いられる中空糸膜か、その膜内表面に
おいては、固相は粒子状ポリプロピレンが一部露出しつ
つ密に融和結合して形成された連続相を呈し、膜内部に
おいて(よ、固相は粒子状ポリプロピレンが繊維軸方向
に連なってできたポリプロピレン塊か糸状のポリプロピ
レンで結ばれて多数集まって形成されており、また膜外
表面においては、固相は粒子状ポリプロピレンを含む糸
状のポリプロピレンが網目状に粗に結合して形成されて
おり、しかしてこの固相間の間隙は、3次元ネットワー
ク状に連通して連通孔を形成してなり、かつ粒子状ポリ
プロピレンの平均粒径が0.1〜1.04m、内表面の
平均空孔径が0.1〜1゜0μm、膜全体の孔径分布曲
線の極大値か0.02〜0.2μm、さらに比表面積が
10〜40肩/gの範囲にあるものである中空糸膜型人
工肺を示すものである。本発明はさらに、用いられる中
空糸膜の酸素透過係数が140〜1400 v /m1
n−洸・atmでおり、また極限酸素透過量か200〜
2000 D /min −m−atmである中空糸膜
型人工肺を示すものである。
III 、発明の具体的構成 つぎに、図面を参照しながら本発明を具体的に説明する
。すなわち、第1図は、本発明による中空糸膜の断面を
模式的に画いた図でおり、同図から明らかなように内径
りが150〜300μm、好ましくは180〜250μ
m、肉厚Thく10〜150μm、好ましくは20〜1
00μm、さらに好ましくは40〜50μmであるほぼ
円形のポリプロピレン製の中空糸膜1である。このポリ
プロピレン製中空糸膜の微細構造は、中空糸膜の製造条
件によって変わるか、既して後述するように冷EO固化
液として、原材料中に混入しである有機充填剤と同一の
ものめるいは類似の化合物を使用することにより、第3
〜13図に示す走査電子顕微鏡写真に見られるような構
造を有する。すなわら、その内表面2側においては、固
相は粒子状ポリプロピレンか一部露呈しつつ密に融和結
合つまり、溶融した後、冷却固化して形成された連続相
を呈し[第4.第8図および第9図参照、1、一方、そ
の外表面3側は、固相が粒子状ポリプロピレンを含む糸
状のポリプロピレンが網目状に粗に結合して形成されて
いる[第3.第6図および第5図参照1゜また膜内部に
おいては、固相は多数の粒子状ポリプロピレンによって
形成されている。
この粒子状ポリプロピレンは円周り向においては方向性
をもたす無秩序に集まっている[第5図参照1か、繊維
軸方向においては連なってポリプロピレン塊を形成して
おり、このポリプロピレン塊は、糸状ポリプロピレンに
よって相互に結ばれている[第1Q図、第11図、第1
2図および第5図参照1゜従って、膜内部においては、
固相は粒子状ポリプロピレンが繊維軸方向に連なってで
きたポリプロピレン塊が糸状ポリプロピレンで結ばれて
多数集まって形成されていると思われる。
しかして、これらの固相間の間隙は、該中空糸膜1の内
表面2および外表面3を含む肉厚部4において内表面2
より外表面3に至る孔路か長く、かつ孔同士が直線的で
なく複雑に網目状につながった三次元ネットワーク状の
連通孔を形成している。
また、内表面2にあける該孔の平均孔径は約0゜1〜1
.0μm、好ましくは約0.3〜0.6μmて必り、そ
の内表面における開口率は10〜30%、好ましくは1
2〜20%であり、さらに全体にわたる空孔率は10〜
60%、好ましくは30〜55%である。また酸素ガス
フラックスは、100〜1000C/min  −77
(−atm 、好マシクは300〜600Ω/min 
−洸・atm T:′必る。さらに、本発明の中空糸は
、中空糸膜内に血液を体外循環させたとき20時間以内
での血漿の漏出がないものである。さらにまた、本発明
の中空糸膜を構成するポリプロピレン微粒子およびこれ
らの微粒子間の間隙で必る連通孔の大きざ、分布度は、
中空糸膜の製造条件原料組成によっても好ましい状態に
制御することができ、ポリプロピレン粒子の平均粒径が
0.1〜1.0μm、好ましくは0゜3〜0.5μmで
おり、内表面の平均空孔径か0゜1〜1.0μm、好ま
しくは0.3〜0.6μmで必り、摸全体の孔径分布曲
線は0.02〜0゜2μmに極大値を有し、さらに比表
面積が10〜40洸/Ω、好ましくは30 m/Ωであ
る中空糸膜を得ることができる。このような形態をとる
中空糸膜は、酸素透過係数が140〜1400Q/mi
n −77j−atm 、好ましくは400〜900p
/min ・洸・atmでおり、また極限酸素透過量が
200〜2000Q/min −77(−atm 、好
ましくは600〜1200D /min −rd −a
tmとなる。
このような中空糸膜は、例えば以下のようにして製造さ
れるものである。ずなわら、第2図に示すように、ポリ
プロピレンと1Ra充填剤と拮晶咳形成剤との配合物1
1を、ホッパー12から混練機、例えば単軸押出機13
に供給して該配合物を溶融混練して押出したのち、紡糸
装置14に送り、口金装置15の環状紡糸孔(図示せず
)からカス状雰囲気、例えば空気中に吐出させ、出てき
た中空状物16を冷却固化液17を収納した冷却槽18
に導入し、該冷却同化液17と接触させることにより冷
却同化させる。この場合、前記中空状物16と冷却固化
液17との接触は第2図に示すように、例えば前記冷却
(曹1Bの底部に貫通してト方に向って設けられた冷却
固化液流通管19内に前記冷却固化液17を流下させ、
その流れに治って前記中空状物16を並流接触させるこ
とか望ましい。流下した冷却固化液17は、固化漕20
で受けて貯蔵し、その中に前記中空状物16を導入し、
変向棒21によって変向させて該冷却同化液17と充分
接触させて固化させる。蓄積してくる冷却同化液16は
、循環ライン23より排出させ、循環ポンプ24により
前記冷却槽1Bへ循環する。
次に同化された中空状物16は、前記有機充填剤を溶解
しかつポリプロピレンを溶解しない抽出液25を収納し
た抽出槽27へ導かれる。この抽出液25か後述するよ
うにハロゲン化炭化水素類等のように高揮発性でかつ水
不混和i生である場合には、蒸発防止のために上層とし
て水等の層26を設けてもよい。ドライブロール22に
よって抽出槽27から導き出された前記中空状物は、必
要に応じてさらに再抽出、乾燥熱処理等の工程を経て捲
き取られる。
本発明で原料として使用されるポリプロピレンとしては
、プロピレンホモポリマーに限らず、プロピレンを主成
分とする他のモノマーとのブロックポリマー等かあるか
、そのメルトインデックス(M、1.)が5〜70のも
のか好ましく、特にM、1.か10〜40のものか好ま
しい。また前記ポリプロピレンのうちプロピレンホモポ
リマーか特に好ましく、中でも結晶[牛の高いものか最
も好ましい。
有機充填剤とじては、前記ポリプロピレンの溶融下で該
ポリプロピレンに均一に分散できかつ後述するように抽
出液に対して易溶性のもので必ることが必要て必る。こ
のような充填剤としては、流動パラフィン(数平均分子
M100〜2.000)、α−オレフィンオリゴマー[
例えばエチレンオリゴマー(数平均分子m1oo〜2.
000)、プロピレンオリゴマー(数平均分子!100
〜2.000>、エチレン−プロピレンオリゴマー(数
平均分子!100〜2.O○○)等]、パラフィンワッ
クス(数平均分子量200〜2,500)、各種炭化水
素等があり、好ましくは流動パラフィンである。
ポリプロピレンと前記有機充填剤との配合割合は、ポリ
プロピレン100重量部に対して有機充填剤が35〜1
70重量部、好ましくは80〜150手量部である。す
なわち有機充填剤か35重量部未満ては、得られる中空
糸膜の一部かポリ10ピレンの連続相て構成されてしま
い十分なガス透過能を示すことかできなくなり、一方、
170重量部を越えると粘度が低くなりすぎて中空状へ
の成形加工性が低下するからである。このような原料配
合は、例えば二軸型押出機等の押出機を用いて所定の組
成の混合物を溶融混練し、押出したのち、ペレット化す
るこというAN y練方法により原料を調製(設計)す
る。
本発明において原料中に配合される結晶核形成剤として
は、融点が150’C以上、(好ましくは200〜25
0′C)でかつゲル化点か使用するポリオレフィンの結
晶開始温度以上の有機耐熱性物質である。このような結
晶核形成剤を配合する理由(は、ポリプロピレン粒子を
縮小し、これによって粒子間の空隙、すなわち連通孔を
狭く、かつ孔密度を高くすることにある。−例をめげる
と、例えば、1・3,2・4−ジベンジリデンソルビト
ール、1・3,2・4−ビス(p−メチルベンジリデン
)ソルビトール、1・3,2・4ビス(p−エチルベン
ジリデン〉ソルビトール、ビス(4−[−ブチルフェニ
ル)リン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、アジピン
酸、タルク、カオリン等が結晶核形成剤としてめげられ
る。
結晶核形成剤としては、ベンジリデンソルビトール、特
に1・3.2・4−ビス(p−エチルベンジリデン)ソ
ルビトール、1・3,2・4ビス(p−メチルベンジリ
デン)ソルビトールが血液中への溶出が少なく好ましい
ポリプロピレンと前記結晶核形成剤との配合割合は、ポ
リプロピレン100重量部に対して結晶核形成剤が0.
1〜5重最重量好ましくは0.2〜1.0重量部である
このようにして調製された原料配合物をさらに単軸押出
機等の押出機を用いて、例えば160〜250℃1好ま
しくは180〜220℃の温度で溶融して混練し、必要
ならば定量性の高いギアポンプを用いて、紡糸装置の環
状孔からガス雰囲気中に吐出させて、中空状物を形成さ
せる。なお前記環状孔の内部中央部には、窒素、炭酸ガ
ス、ヘリウム、アルゴン、空気等の不活性カスを自吸さ
せてもよいし、必要であればこれらの不活性カスを強制
的に導入してもよい。続いて環状孔から吐出させた中空
状物を落下させ、ついで冷却槽内の冷却同化液と接触さ
せる。中空状物の落下距離は5〜10QQmmか好まし
く、特に10〜500mmか好ましい。すなわち落下距
離が5mm未満の場合には、脈動を生じて冷却同化液に
前記中空状物が浸入する際に潰れることかめるからであ
る。この冷へ〇(g内で前記中空状物は未だ十分に固化
しておらす、しかも中央部は気体であるために外力によ
り変形しやすいので、第2図に示すように、例えば冷ム
1槽18の底部に貫通して下方に向って設けられた冷却
固化液流通管19内に前記同化液17を流下させ、その
流れに治って前記中空状物を並流接触させることにより
前記中空状物を強制的に移動させ、かつ外力(流体圧等
)による中空状の変形は防止できる。このときの冷却固
化液の流速は自然流下で充分ておる。またこのときの冷
却温度は10〜90’C1好ましくは20〜75℃で必
る。すなわら、10℃未満ては、冷却固化層内か速すぎ
て、肉厚部の大部分か緻密層となるためにガス交換能か
低くなってしまい、一方90’Cを越えると中空状物の
冷却固化が十分でなく、冷却固化層内で中空状物が切れ
てしまう虞れか必るためである。
しかして、本発明においては、冷却同化液として、前記
有機充填剤と同一おるいは類イ双の化合物を用いる。類
似の化合物とは、有機充填剤とほぼ同じ化学的及び物理
的性質を有するものをいう。
例えば前記有償充填剤として数平均分子量324の流動
パラフィンを用いた場合、冷却同化液としては、例えば
数平均分子量324の流動パラフィン、数平均分子量2
99の流動パラフィン、数平均分子量420の流動パラ
フィン、α−オレフィンオリゴマー[例えばエチレンオ
リゴマー(数平均分子量100〜2000> 、プロピ
レンオリゴマー(数平均分子量100〜2000> 、
エチレン−プロピレンオリゴマー(数平均分子ff11
00〜2000)等]、パラフィンワックス(数平均分
子ffi 200〜2500)等が使用される。このよ
うに冷却固化液として前記有機充填剤と同一のものある
いは類似の化合物を用いるのは以下の理由による。すな
わち、冷却同化液として前記有機充填剤を溶解し得る液
体、例えば有機充填剤として流動パラフィンを用いた際
に、ハロゲン化炭化水素類を用いると、冷却固化液中で
ポリプロピレンと前記有機充填剤との相分離が進行して
いる間に、前記性ぼ充填剤が溶解抽出されてしまい、中
空状物の内側から外側へ有機充填剤が移行し、該中空状
物か完全に冷却固化されたときには、該中空状物の内表
面近傍の前記有機充填剤の割合が低くなり、前記有機充
填剤をさらに完全に溶解抽出した後の内表面における開
孔率が低くなってしまい、嘆のカス交換能が低下してし
まうということが推測される。さらにこの例では、該中
空状物中のポリプロピレンの低分子量成分までか抽出さ
れ、第2図に示す冷却同化液流通管19の内壁に堆積付
着し、該冷却固化液流通管19の内径を小ざくしでしま
い、該中空状物の形状か変化してしまうという欠点が生
じる虞れがある。また、冷却固化液として前記有機充填
剤に対して相溶しない、不活性な液体、例えば有機充填
剤として流動パラフィンを用いた際に、冷却同化液に水
を用いると、水は比熱か大きいために冷却効果か高く、
ポリプロピレンか急冷され、外表面は特に結晶化度の低
い状態となる虞れかある。このためポリプロピレンの微
粒子が形成されない。したがって冷却同化液として水を
用いた場合には、外表面の孔の小さい、ガス交換能の小
ざい中空糸膜がつくられてしまう虞れがおる。さらに該
中空状物は、冷却同化液に導入されたときの冷却固化液
の流れによって形状が決定されるのであるか冷五り固化
液として水を用いたこの例では、冷却同化液の粘度を大
きく制御できないために、該中空状物の形状を設定しに
くく、このために脈動か起こってしまうという欠点を必
わせもつことになる。
これに対して冷却固化液として前記有機充填剤と同一の
ものあるいはその類似化合物、例えば有機充填剤として
流動パラフィンを用いた際に、該流動パラフィンと数平
均分子量の近似する流動パラフィンを用いると、中空状
物の有機充填剤(流動パラフィン)が中空状物中で大き
く移行することもなく所定の孔密度をもたせることがで
き、かつ水はど比熱が大きくないので適切な冷却速度で
ポリプロピレンの結晶化を促し、さらにポリプロピレン
の低分子量成分まで抽出される虞れもなく、安定した形
状か得られ、かつ流動パラフィンの分子量を選ぶことに
よって望ましい温度において適切な粘度を持たせること
かでき、該中空状物を所望の形状に設定することが容易
で必るためて必る。
冷却固化1漕で完全に冷却固化された中空状物は、変向
俸を介して抽出、1g等へ送られ、有機充填剤を溶解抽
出する。前記有機充填剤を溶解抽出する方法としては、
第2図に示すような抽出槽方式に限定されるものではな
く、ベル1〜コンベア上の中空状物に抽出液のシャワー
を降らせるシャワ一方式、一度捲き取った中空状物を別
のカセに捲き戻す際に、抽出液にカセを浸す捲き戻し方
式等、中空状物が抽出液と接触することができればいず
れの方法であってもよく、またこれらの方法を二つ以上
組合せることも可能である。
抽出液としては、中空糸膜を溝成するポリプロピレンを
溶解せず、かつ有機充填剤を溶解抽出できるものであれ
ばいずれも使用できる。−例を挙げると、例えばメタノ
ール、エタノール、プIコバノール類、ブタノール類、
ペンタノール類、ヘキサノール類、オクタツール類、ラ
ウリルアルコール等アルコール類、1,1.21〜リク
ロロー 1.2.2=トリフルオロエタン、トリクロロ
フルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、1,1,2
.2−テ+へラクロロー 1,2−ジフルオロエタン等
のハロゲン化炭化水素類等があり、これらのうち有機充
填剤に対する抽出能力の点からハロゲン化炭化水素類か
好ましく、特に人体に対する安全性の点から塩化弗化炭
化水素類が好ましい。
このようにして得られる中空糸膜は、さらに必要により
熱処理か施される。熱処理は、空気、窒素、炭酸ガス等
のガス状雰囲気中で50〜160℃1好ましくは70〜
120℃の温度で5秒〜120分間、好ましくは10秒
〜60分間行なわれる。
この熱処理により中空糸膜の!’M造安定化かなされ、
寸法安定[生か高くなる。また、この場合、熱処理前ま
たは熱処理時に延伸を行なってもよい。
このようにして得られる中空糸膜は、中空糸膜型人工肺
に使用すると最適で必る。
従来の延伸法によって得られた中空糸膜のカス透過能は
人工肺として使用するには必要以上に高かった。すなわ
ら中空糸の内側に血液を循環する場合、酸素添加能は血
液側の境膜抵抗が大きく、中空糸膜の抵抗は律速になっ
ておらず、一方炭酸カス除去能は中空糸膜抵抗に依存す
るがその透過能は過剰であり、また中空糸の外側に血液
を循環する場合、ガス交換能も中空糸膜の抵抗に依存す
るかその透過能は過剰でめった。
しかるに、′7!に発明の中空糸膜は膜単体でのカス透
過能と従来の延伸法のものよりも低いが、人工肺に組込
んで使用する分には充分な性能が得られ、しかも抽出法
であるためにピンホールによる血液漏出も起こらず、従
ってカス交換能の低下を防ぐことかできる。
第23図は本発明の中空糸膜型人工肺の一実施態様で必
る中空糸膜型人工肺の組立状態を示すものである。すな
わら、該中空糸膜型人工肺51は、ハウジング56を具
備してなり、このハウジング156は筒状本体57の両
端部に環状の雄ネジ付き取付カバー58.59が設(プ
られ、ハウジング56内には、全体に広がって多数の、
例えば10゜○○○〜60,000木の上記したように
得られた中空糸膜1がハウジング56の長手方向に沿っ
て並列的に相互に離間配置されている。そして、この中
空糸膜1の両端部は、取付カバー58.59内において
それぞれの開口か閉塞されない状態で隔壁60.61に
より液密に支持されているっまた、上記各隔室60,6
]は、中空糸膜1外周面と上記ハウジング56の内面と
ともに第1の物質移動室で必る酸素室62を溝成し、こ
れを閉塞し、かつ上記中空糸膜1の内部に形成される第
2の物質移動流体用空間である面液流通用空間(図示し
ない)と酸素室62を隔離するものである。
一方の取付カバー58には、第1の物質移動流体である
酸素を供給する導入口63が設けられている。他方の取
付カバー59には酸素を排出する導出口64が設けられ
ている。
上記ハウジング56の筒状本体57の内面には、軸方向
の中央に位置して突出する絞り用拘束部65を設けるこ
とが好ましい。すなわち、拘束部65は上記筒状本体5
7の内面に筒状本体と一体に形成されていて、筒状本体
57内に挿通される多数の中空糸1]!J1からなる中
空糸束66の外周を締め付けるようになっている。こう
じて、上記中空糸束66は、第23図で示すように軸方
向の中央において絞り込まれ、絞り部67を形成してい
る。
したかつて、中空糸If! 1の充填率は、軸方向に沿
う各部において異なり、中央部分において最も高くなっ
ている。なお、後)ホする理由により望ましい各部の充
填率は次の通りである。まず、中央の絞り部67にあけ
る充填率は、約60〜80%、その細筒状本体57内で
は約30〜60%であり、中空糸束66の両端、つまり
隔室60,61の外[iLこおける充1眞率ては、帛勺
20〜40%で必る。
次に、上記隔壁60,61の形成について述べる。油述
したように隔壁60.61は、中空糸膜1の内部と外部
を隔離するという重要な機能を果たすものである。通常
、この隔壁60,61は、1所性の高い高分子ボッティ
ング材、たとえばポリウレタン、シリコーン、ニポキシ
(月1指等をハウジング56の両端内壁面に遠心注入法
を利用じて流し込み、硬化させることにより作られる。
さらに詳述すれば、まず、ハウシング5Gの艮ざより長
い多数の中空糸膜1を用意し、この両開口端を粘度の高
い樹脂によって目止めをした後、ハウジング56の筒状
本体57内に並へて位置せしめる。
この後、取付はカバー58.59の径以上の大きざの型
カバーで、中空糸膜]の各両端を完全に覆って、ハウジ
ング56の中心軸を中心にそのハウジング56を回転さ
t!ながら両端部側から高分子ボッティング材を流入す
る。流し、終って(刺脂か硬化すれば、上記型カバーを
外して樹脂の外側面部を鋭利な刃物で′切断じて中空糸
膜1の両開口端を表面に露出させる。かくして隔壁60
,6](よ形成されること(こなる。
上記隔・檗60,61の外面は、環状凸部を有する流路
形成部材68.69でそれそ“れ覆われている。この流
路形成部材68.69はそれぞれ液分配部材70,70
52よびネジリング72.73より/より、この液分配
部材70.71の周縁部付近に設(づられた環状凸部と
して突条74.75の端面を前記隔壁60,61にそれ
ぞれ当接させ、ネジリング72.73を取付はカバー5
8.59にそれぞれ螺合することにより固定することに
より第2の物質移動流体である血液の流入室76および
流出室77かそれぞれ形成されている。この流路形成部
材68.69にはそれぞれ第2の物質移動流体である血
液入ロアBおよび出ロア9が形成されている。
この隔壁60,6]と、流路形成部材6B、69とによ
り形成される隔壁60.6]の周縁部の空隙部には、該
空隙部に連通ずる少なくとも2個の孔82.83の一方
より充填剤84.85を充填することにより前記隔壁6
0.61と接触するようにシールされる。あるいはまた
、Oリング(図示ゼず)を介してシールされる。
なあ、油記中空糸膜型人工肺において、第1の物質移動
流体としては空気等の酸素含有ガスまたは血液で必り、
第2の物質移動流体としては血液または酸素含有ガスで
ある。したがって、第1の物質移動流体がカスの場合に
は第2の物質移動流体は血液であり、一方、第1の物質
移動流体か血液の場合には第2の物質移動流体はガスで
ある。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜10、比較例1〜8 メルトインデックス(M、1.)が23のプロピレンホ
モポリマー100重量部に対し、第1表に示した割合の
流動パラフィン(故平均分子功324)および結晶核形
成剤としての1・3,2・4ビス(p−エチルベンジリ
デン)ソルビトール0.5重量部を仕込み、二軸型押出
典(池貝鉄工株式会社、PCM−30−25)により溶
融混練し、押出したのちペレット化した。このペレット
を第2図に示すような装置、すなわち車軸型押出機(笠
松製作所、WO−30)を用いて第1表に示す温度で溶
融し、芯径4mm、内径6mm、外径7mm、ランド長
15mmの環状紡糸孔15より、第1表に示す吐出量で
空気中に吐出させ、中空状物16を落下させた。落下距
離は第1表に示す長さで必る。続いて中空状物16を冷
却槽18内の第1表に示す冷却固化液17と接触させた
のち、冷却固化液流通管19内を自然流下する冷却同化
液内却同化液の温度は第1表に示すとおりで交った。
ついで前記中空状物16を固化槽20内の冷却同化液内
に導入したのち変向、俸21により変向させて抽出槽内
27内の1.1.2−トリクロロ−1,2,2−トリフ
ルオロエタン(以下フレオン113と称する。)中に導
入し、変向俸21により変向させて第1表に示す捲込の
ドライブロール22へ導き、連続してシャワー・コンベ
ア方式の抽出)幾29において、フレオン113により
前記流動パラフィンを完全に抽出し、1〜ライブロール
22を経て第1表に示す温度・時間条件下て熱込理装置
32を通り、捲取器33にてホビン34に捲取った。ポ
ビン34に捲取られた中空糸は、捲戻し装置によってか
ぜに捲戻され、約3Qcmのハンドル状の中空糸束を得
た。このようにして得られた中空糸膜について形状(肉
厚)、ポリプロピレン平均粒子径、内表面平均孔径、空
孔率、孔径分布曲線、内面開孔率、酸素ガスフラックス
、酸素カス添加能、炭酸カス排除能、酸素透過係数、極
限酸素透過量、比表面積および血漿漏出を計測した。得
られた結果を第1表に示す。
また得られた中空糸膜の微細構造を調べるため、走査型
電子顕微鏡(JEOL製、JSM−840)を用いて中
空糸膜の各部位の観察を行なった。すなわち第3図は実
施例7の中空糸膜の外表面(X10000)、第4図は
実施例7の中空糸膜の内表面(Xl 0000) 、第
5図は実施例7の中空糸膜の横断面(X10000)、
第6図は実施例7の中空糸膜の繊維軸に沿って斜めに見
た外表面(X10000>、第7図は実施例7の中空糸
膜の円周方向に沿って斜めに児だ外表面(X10000
)、第8図は実施例7の中空糸膜の繊維軸に沿って斜め
に見た内表面(X10000)、第9図は実、嘱例7の
中空糸膜の円周方向に沿って斜めに児た内表面(X10
000)、第10〜13図は実施例7の中空糸膜の縦断
面(第10図はX1000、第11図はX3000、第
12〜13図はX10000)、第14図は比較例7の
中空糸膜の内表面<X10000)、第15図は比較例
7の中空糸膜の外表面(X10000)のそれぞれ走査
型電子顕微鏡写真で必る。
比較例9 比較のために延伸法により製造された市販の人工柿用ポ
リプロピレン中空糸膜について、実施例1〜10および
比較例1〜7と同様に形状(内径/肉厚)、空孔率、孔
径分布曲線、内面開孔率、酸素ガスフラックス、酸素カ
ス添加能、炭酸ガス排除能、酸素透過係数、極限酸素透
過倒、比表面積、血漿漏出について測定した。結果を第
1表に示す。なおこの中空糸膜の微細、構造を走査型電
子顕微鏡(JEOL製、JSM−840>を用いて観察
した。すなわち第16図はこの中空糸膜の外表面(X1
0000)、第17図は内表面(X10000)、第1
8図はこの中空糸膜の横断面(X10000)、第19
図はこの中空糸、摸の繊維軸方向に沿って斜めに児た外
表面(×]○○O○)、第20図はこの中空糸膜の円周
方向に沿って斜めに見た外表面(X10000)、第2
1図はこの中空糸膜の繊維軸に沿って斜めに児た内表面
(X10000)、第22図はこの中空糸膜の円周方向
に沿って斜めに見た内表面(X10000)のそれぞれ
走査型電子顕微鏡写真て必る。
実施例11および比較例10 実施例7および比較例9の中空糸膜を用いて、空孔部毛
管現象を調へた。すなわち、それぞれの中空糸膜の一端
を火であぶって中空糸部を閉塞した後、必らかしめエタ
ノールに溶解したインクを約2mmの深さまで入れたシ
ャーレに、該端部を約2mmの深さに浸漬してほぼ垂直
に立てて5分間静置した。その後中空糸を垂直に引き上
げ、膜中の空孔を毛管現象で上昇したインクの上昇距離
を図った。結果を第2表に示す。なお第2表に示す値は
、それぞれ中空糸膜10本について得られた値の平均値
で必る。
なおこれらの実施例および比較例における各用詔の定義
および測定方法はつぎのとありである。
形状(内径/肉厚) 得られた中空糸を任意に1Q本後きとり、鋭利なカミソ
リでQ、5mm程度の長さに輪切りにする。
万能投影機にコンプロファイルプロジェクタ−V−12
)でその断面を映し出し、計測器にコンデジタルカウン
ター CM−63)て′その外径d1、内径d2を測定
し、肉厚tをt=d、−d2により算出し、10本の平
均値とした。
ポリプロピレン平均粒子径 得られた中空糸を液体窒素により充分冷やし、急激なシ
ョックを与え折る。露出した横断面または縦断面を走査
型電子顕微鏡(JEOL製、JSM−840>を用いて
走査型電子顕微鏡写真(10000倍)を歴影し任意に
選んだ30個の粒子の径を測り平均した。
得られた中空糸膜の内表面を上記と同5僅に写真に暗り
任意に選んだ30個の粒子の径を測り平均した。
孔(¥分ギE曲線/空孔率(%) 得られた中空糸を約2gとり、鋭利なカミソリで5mm
以下の長さに輪切りにする。得られた試’!”1を水根
ポロシメーター(カルロエルハ社65Affl>にて1
10001(/−まで圧力をかけ、各圧力での水根圧入
量より孔径分布曲線を、仝細孔量(単位重さ当りの中空
糸の細孔体積)より空孔率を得る。
酸素ガスフラックス 得られた中空糸で、有効長14cm、膜面積0゜025
mのミニ・モジュールを作製し、片方の端を閉じた後、
酸素で中空糸内部に1気圧の圧力をか(ブ、定常状態に
なったときの酸素カスの流量を流量計(草野理化学器供
製作所製、フロートメーター)により読みとった値とじ
た。
酸素透過係Pl/悼限酸素透過吊 多孔質膜にあける気体の透過量Qと膜間圧力差△Pの間
には 1、、’Q=a+b1..′△P なる関係かt温められる。
厳密な意味で(まないが、−汗の透過係数に(目当する
値か存在し、1/′bかこれにあたる。また在し、1.
′aかそれに相当する。そこて0.2Kq/ cniか
ら1.0KCJ/cmまで0.1Kq/cmずつ圧力を
変化させ酸素カスフラックスを測定し1/Qと1/△P
に対して1/′bと1/a’E:求めた。
比表面積 鋭利/よりミソリて約5mm以下の長さに輪切りした中
空糸をエタノールて洗浄し、真空乾燥させた後、B[=
T法1: Brunauer −Emmett −Te
l ler Meth。
d)により)1り体窒索を用いて測定した。
多くの吸着剤への蒸気吸着は、BE]−弐〇  CX ’−(1〜x>(1〜x+cx) (1)[式中υ=蒸
気吸着量、υ、−蒸気の単分子層成@墨、C一定数、 x=P、/Po:P−蒸気圧、PO−吸着温度における
雌用蒸気圧1に従う。そこで真空ラインを用いてPに対
するυを測定する(3点)。
BET式を変形すると、 または である。従って  1   対X必るいはυ (1〜X
> 1   対ユをプロットし、直線の傾きとυ (1〜X
)   X 切片からυ  Cか求められる。
mゝ υ工は単分子層吸着量という物理的意味を有することか
ら1分子の占有断面積(窒素では15人2)から表面積
を算出てきる。(3点測定による測定誤差は±1洸/g
程度である。) 内面開孔率(%) 得られた中空糸の内面を走査型電子顕微鏡(JFOL製
、JSM−840>を用いて走査型電子顕微鏡写真(3
000倍)を蹟影し、四つ切りの印画紙に引沖しく印画
紙上の倍率約7500倍〉、繊維軸方向およびこれと直
行方向に任意に4本ずつ直線を引き、その直線上にかか
る孔の長さの和の、直〒泉全長に対する割合を内面開口
率とした。
なお実施例7および比較例9に関しでは、同じ走査型電
子顕微鏡を用いで暗影した走査型電子顕微鏡写真(10
000倍)の中3cm四方の部分をグラフィックアナラ
イフ−(昭和電工14.5hOniCGA)を用いて濃
淡を解析し、空孔部分の面積分率を求めた。
酸素カス添加能、炭酸カス排除能 得られた中空糸で、有効長130mm、膜面積1゜6洸
の人工肺モジュールを作製し、中空糸内部にウシ血液(
像準静1派血)をシングルパス(Sin(llePat
h >て1 、6 Q /minの流4て流し、中空糸
外部へ紳酸索を1.6Q/minの流量で流し、人工肺
入口および出[]のウシ血液のp t−+、炭酸カス分
圧(Poo2)、酸素ガス分圧(Po2)を血液カス測
定装置(Rad i ometer社製、BGAa型)
により測定し、人工肺入口と出口との分圧差を算出した
血漿漏出 酸素カス添加能、炭酸ガス排除能で用いたものと同様の
人工肺モジュールを作製し、雑犬(体重的20kg)を
用いた頚静、頚動脈カニュレイション(cannula
tion )による部分V−Aバイパス回路に前記人工
肺モジュールを組込み、30時間体外循環を行ない、中
空糸内部から漏出する血漿の足を測定した。また漏出か
確Δ3されなくとも、中空糸外部の水蒸気による液滴の
タンパク質反応を調べ、微量の面漿漏れも確認した。
さらに、第1表に示された結果を検問すると、実施例1
〜Bに示すものは、酸素ガスフラックスと内面開孔率と
の比か7:1〜30:1の範囲である。上記比か7:1
未満、特に6:1では、比較例7に示すように、CO2
除去能が低くなり、また30:1をこえると血液の長期
循環時にあける血41漏出のおそれか生ずる。CO2除
去能の点からは、好ましくは13:1以上で必る。また
、実施例]〜8ては、酸素ガスフラックスと空孔率との
比が2:1〜13:1になっている。この比が2:1未
満では、比較例7に示すようにCO2除去能が低下する
。また、酸素ガスノラックスの値を空孔率と開孔率とで
除した値が全て0.7以上になっている。これに対し、
比較例9は、1゜33でおり、値か大きい。これが血漿
漏出の1つの指標になるものと考える。よって0.7以
下でおれば血梨の漏出はますないと思われる。
第2表 インク上昇距離(mm) 実施例1]     約4.0 比較例10     約1.0以下 実施例12〜13 実施例1〜9と同様にして第3表に示すような紡糸条1
1にて中空糸IPJを作製した。得られた中空糸膜を用
いて有効長14Qtt+m、有効膜面積約2゜7X10
’m(中空糸本数312本)のミニモジュールを作製し
た。このミニモジュールを用いて、酸素カスフラックス
、透水量、バブルポイントおよび血漿透過量を測定した
。結果を第3表に示す。
なお酸素ガスフラックスの測定方法に関しては上述の方
法に≦((しるものであり、その他のものに関しては以
下の通りである。
透水量 測定に用いるミニモジュールを100%、90%、70
?6.50%のエタノール水溶液に上述の順に2時間ず
つ浸漬し、その後水中に2時間以上浸漬して親水化する
。ミニモジュールを乾かさない状態で中空内部に加圧タ
ンクで0.45J/c屑の圧力で水を圧入し、中空糸膜
を透過して出てくる水の瓜をメスシリンダーて測りとっ
た。
バブルポイント 透水量測定と同様に親水化したミニモジュールを水中に
置き、中空内部に加圧空気を圧入し、中空糸膜を透過し
て気泡が出てきたときの圧力を測定した。
!I11漿透過率 透水は測定と同様に親水化したミニモジュールを用い、
生部を遠心して得られた[IIl漿をポンプで0.45
k(]/cmの圧力で中空内部を通し、中空糸膜を透過
して出てきた量をメスシリンダーで測りとった。透過前
と後の面漿中のアルブミン含量を電気泳動法により定量
し、アルブミン透過率を求めた。
またさらに透水量、血蜆透過率より中空糸膜の平均孔半
径を求め、上記のごとき内表面平均孔径のごとき走査電
子顕微鏡による平均孔半径必るいは水j艮圧へ法により
求めた平均孔半径と比較した。
結果を第4表に示す。
比較例11〜12 比較のために延伸法により製造された市販の人ロ肺用ポ
リプロピレン中空糸)漠(三菱レーヨン(沫)製、KP
F−200M>を用いて実施例12〜13と同様のミニ
モジュールを作製し、酸素ガスフラックス、透水量、バ
ブルポイントおよび向漿透過量を測定した。結果を第3
表に示す。また同様にして求めた各種方法による平均孔
孔径を第4表に示す。
(以下余白) ゴー 第3表および第4表に示される結果を検討すると、本発
明の中゛空糸膜と市販の延伸法による中空糸膜との間で
平均孔半径は以下に述べるような差異はおるものの大き
な差異ではなかったか、透水量や血漿透過量の値は本発
明品の方かがなり低く(約173〜115)これは本発
明品の膜溝造において連通孔か孔径の大きな部位と小さ
な部位が交互に入り組んだような形状を有しているであ
ろうためと考えられ血漿漏出の点て非常に有利である。
またバブルポイントはミニモジュール中の最大孔径に依
存する値でありこの結果から最大孔径は延伸法による市
販品よりも小さいものといえる。
各測定法による平均孔半径の差異は以下の点により生じ
ると思われる。ます走査電子顕微鏡法による平均孔半径
は外見的な内表面の孔半径で必るので本発明品は市販品
よりも大きめに出ており、透水量による平均孔半径は空
孔率、孔密度およびモジュール全体の平均孔半径に依存
する値で必り本発明品は市販品よりもやや小さめに出て
いる。
また水銀圧入法による平均孔半径は外部から圧をかけて
測定した値であるので最小孔半径の影響も入ってくる。
そじて而2F’J j8過梁による平均孔半径はアルブ
ミンの透過率から搾出されたものであり血漿漏出の一つ
の目安にもなる。
1、T1.弁明の具1本的(苗成 以上述へたよう(こ本発明は、内径か150〜300μ
空、肉厚が10−150Ltmのほぼ円形の多孔外ポリ
プロピレン中空糸膜て必って、該中空糸膜は、内向開口
率か10〜30%、空孔率か10〜60%、酸素カスフ
ラックスが100〜1Q○Q!Q/m1n−尻−atm
て必り、さらに、中空糸膜内に血液を体外循環させたと
き20時間以内での血漿の漏出がないことを特徴とする
人工肺用中空糸膜であるから、人工呻用として用いられ
た場合に長期間使用に際しても血漿漏出かないにもかか
わらす、高いカス交換能を有する1(かめて優れた中空
糸膜ておる。これらの特徴は、中空糸膜の内表面におい
ては、固(目は粒子状ポリプロピレンか一部露出しつつ
密に融和結合して形成された連続相を甲し、中仝糸膜の
膜内部において(よ、固相は粒子状ポリプロピレンか繊
維軸方向に連なってできたポリプロピレン塊が糸状のポ
リプロピレンで結ばれて多数集まって形成されてあり、
また中空糸膜の外表面においては、固相は粒子状ポリプ
ロピレンを含む糸状のポリプロピレンか網目状に相に結
合して形成されてあり、しかしてこの固相間の間隙(よ
、3次元ネットワーク状に連通して連通孔を形成してな
り、かつ粒子状ポリプロピレンの平均粒径が0.1〜1
.0μm、内表面の平均空孔径が0.1〜1,0μm、
膜仝休の孔径分布曲線の悦大1直か0.02〜0.2μ
m、さらに比表面積が10〜40 vt/ にlの範囲
にあるものであり、また酸素透過係数か140〜140
0 !Q /min ・rrt ・atfll 、 I
n限酸素透過呈が200〜200op/ III i 
n−尻・atmて必る場合、さらに望ましくは、酸素フ
ラックスが150Ω/min −洸・atm以上て必り
前記酸素フラックスと首記内面開口率との比が7:1〜
jo:1て必り前記酸素フラックスと前記内面空孔率と
の比か2:]〜13:]てあり、さらに前記酸素フラッ
クスの値を前記開口率と前記空孔率とて除した値か0.
7以下であり、また粒子状ポリプロピレンの平均粒径か
0.3〜0.5!ノm、内表面の平均空孔径が0.3〜
0゜6μm1、摸全体の孔径分布曲線の極大値か0.0
2〜0.2μm、比表面積か10〜40m/Qの範囲に
あり、酸素透過係数が400〜900p/min −=
−atm 、極限酸素透過量が600〜1200Ω/m
in−m・atmであるとより優れたものとなる。
また本発明は、ポリプロピレン、該ポリプロピレンの溶
融下でポリプロピレンに均一に分散し得、かつ1吏用す
る抽出液に対して易溶性である有機充填剤、および結晶
核形成剤を混練し、このようにして得られる混練物を溶
融状態で環状紡出孔から中空状に吐出させ、該中空状物
を前記有機充填剤ないしその類似化合物よりなる液体と
接触させて冷50固化し、ついて冷却固化した中空状物
をポリプロピレンを溶融しない抽出液と接触させて前記
有機充填剤を抽出除去することを特徴とする中空糸膜の
製造方法であるから、溶融下で均一に分散した紡糸原液
を冷ムD固化させる過程において、有機充填剤を抽出す
ることなくかつ適当な粘度の冷却同化液中で、原液のポ
リプロピレンと有)幾充1眞剤を相分離させ、その後有
機充填剤を抽出することにより、ポリプロピレン粒子間
隙に多くの微小空孔を形成させることができ、しかも冷
却同化液として有機充填剤を溶解し得るもの(例えば有
機充填剤としての流動パラフィンに対してハロゲン炭化
水素)を用いた場合のようにポリプロピレンの低分子量
成分の一部か該冷却同化)々中に混ざって冷却浴管内壁
に付着して中空糸の形状か経時的に変化してしまうとい
うようなことも全く起こらす安定して均一な上記のごと
き優れた性能を有する中空糸膜を製造することかできる
。また有機充填剤の配合量、冷却温度、冷却固化液、抽
出液、紡糸ドラフト比等を適宜選択することて該相分離
を所望のものへ制御することかできる。また有機充填剤
として流動パラフィンを用いた場合に、これらの効果は
より優れたものとなる。
さらにまた本発明は、中空糸膜をガス交換膜として備え
てなる人工肺において、該カス交換膜は、内径か150
〜300μm、肉厚が10〜150μmのほぼ判円形の
多孔性ポツプ1コピシン中空糸摸ておって、内面開口率
か10〜30%、空孔率が]0〜60%、酸素カスフラ
ックスが100〜」○OOQ/m’+n −77i・a
tmて必るものを用いてなり、血液を体外循環させたと
き20時間以内での血漿の漏出がないことを特徴とする
中空糸膜型人工肺で必るから、長時間の体外循環に際し
ても酸素添加能、炭酸カス排出能か劣ることなく、血液
ないし血漿漏出の発生しない恒めてばれた人工肺である
。加えて、用いられる中空糸膜がその膜内表面において
は、固相は粒子状ポリプロピレンか一部露出しつつ密に
融和結合して形成された連続相を呈し、中空糸膜の膜内
部においては、固相は粒子状ポリプロピレンか繊維軸方
向に連なってできたポリプロピレン塊が糸状のポリプロ
ピレンて拮ばれて多数集まって形成されており、また膜
外表面においては、固相は粒子状ポリプロピレンを含む
糸状のポリプロピレンが、(社)目状に粗に結合して形
成されており、しかしてこれらの固相間の間隙は、3次
元ネットワーク状に連通して連通孔を形成してなり、゛
かつ粒子状ポリプロピレンの平均粒径が0.1〜1.0
μm1、内表面の平均空孔径か0.1〜1.0μm、l
I#仝体の孔径分布曲線の(魚大値か0.02〜0.2
μm、さらに比表面積が10〜40in/Clの範囲に
あるものでおり、また酸素透過係数が140〜1400
Ω/…in ・尻・atm 、極限酸素透過量が200
〜2000!O/min −尻・atmであると得られ
る中空糸膜型人工肺の性能はより優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による中空糸膜の微細(R迄を模式的に
示す断面図、第2図は本発明による中空糸膜の製造方法
に使用される装置の概略断面図、第3〜13図は本発明
による中空糸膜の組織を示す走査型電子顕微鏡写真、第
14〜22図(よ従来の中空糸膜の祖、減を示す走査型
電子顕微鏡写真であり、また第23図は、本発明による
中空糸膜型人工肺の一実%態仔を示す半断面図である。 1・・・中空糸膜、 2・・・内表面、 3・・・外表
面、4・・・肉厚部、    10・・・ギアポンプ、
11・・・原料配合物、 12・・・ホッパー、13・
・・単軸押出)幾、 14・・・紡糸装置、15・・・
環状紡糸孔、 16・・・中空状物、17・・・冷却固
化液、 18・・・冷却槽、19・・・冷却同化液流通
管、  20・・・固化1曹、21・・・変向枠、  
 22・・・ドライブロール、23・・・循環ライン、
 24・・・循環ポンプ、25・・・抽出液、 26・
・・水層、 27・・・抽出槽、2B・・・ベルトコン
ベア、 29・・・シャワー・コンベア式抽出機、30・・・ヒ
ーター、   31・・・ロール、32・・・熱処理装
置、 33・・・捲取器34・・・ホビン、 51・・
・中空糸膜型人工肺、56・・・ハウジング、 57・
・・筒状本体、60.61・・・隔壁、62・・・第1
の物質移動室、63.64・・・第1の物質移動流体導
入出口、66・・・中空糸束、 78.79・・・第2の物質移動流体導入出口。 第6図 第9凶 第10区; 第12園 第14図 第15凶 第16区1 第17 ト4 第16図 第19区 第20図 第21工 第22図

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内径が150〜300μm、肉厚が10〜150
    μmのほぼ円形の多孔性ポリプロピレン中空糸膜であつ
    て、該中空糸膜は、内面開口率が10〜30%、空孔率
    が10〜60%、酸素ガスフラックスが100〜100
    0l/min・m^2・atmであり、さらに、中空糸
    膜内に血液を体外循環させたとき20時間以内での血漿
    の漏出がないことを特徴とする人工肺用中空糸膜。
  2. (2)中空糸膜の内表面においては、固相は粒子状ポリ
    プロピレンが一部露出しつつ密に融和結合して形成され
    た連続相を呈し、中空糸膜の膜内部においては、固相は
    粒子状ポリプロピレンが繊維軸方向に連なつてできたポ
    リプロピレン塊が糸状のポリプロピレンで結ばれて多数
    集まつて形成されており、また中空糸膜の外表面におい
    ては、固相は粒子状ポリプロピレンを含む糸状のポリプ
    ロピレンが網目状に粗に結合して形成されており、しか
    してこの固相間の間隙は、3次元ネットワーク状に連通
    して連通孔を形成してなり、かつ粒子状ポリプロピレン
    の平均粒径が0.1〜1.0μm、内表面の平均空孔径
    が0.1〜1.0μm、膜全体の孔径分布曲線の極大値
    が0.02〜0.2μm、さらに比表面積が10〜40
    m^2/gの範囲にある特許請求の範囲第1項に記載の
    人工肺用中空糸膜。
  3. (3)酸素透過係数が140〜1400l/min・m
    ^2・atmであり、また極限酸素透過量が200〜2
    000l/min・m^2・atmの特許請求の範囲第
    2項に記載の人工肺用中空糸膜。
  4. (4)酸素フラックスが150l/min・m^2・a
    tm以上である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれ
    かに記載の人工肺用中空糸膜。
  5. (5)前記酸素フラックスと前記内面開口率との比が7
    :1〜30:1である特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれかに記載の人工肺用中空糸膜。
  6. (6)前記酸素フラックスと前記空孔率との比が2:1
    〜13:1である特許請求の範囲第1項〜第5項のいず
    れかに記載の人工肺用中空糸膜。
  7. (7)前記酸素フラックスの値を前記開口率と前記空孔
    率とで除した値が0.7以下である特許請求の範囲第1
    項〜第6項のいずれかに記載の人工肺用中空糸膜。
  8. (8)内径が180〜250μm、肉厚が40〜50μ
    mで、ほぼ真円形状の断面を有する特許請求の範囲第1
    項〜第7項のいずれかに記載の人工肺用中空糸膜。
  9. (9)粒子状ポリプロピレンの平均粒径が0.3〜0.
    5μm、内表面の平均空孔径が0.3〜0.6μm、膜
    全体の孔径分布曲線の極大値が0.02〜0.2μm、
    さらに比表面積が10〜40m^2/gの範囲にある特
    許請求の範囲第2項〜第8項のいずれかに記載の人工肺
    用中空糸膜。
  10. (10)酸素透過係数が400〜900l/min・m
    ^2・atmであり、また極限酸素透過量が600〜1
    200l/min・m^2・atmの特許請求の範囲第
    3項〜第9項のいずれかに記載の人工肺用中空糸膜。
  11. (11)ポリプロピレン、該ポリプロピレンの溶融下で
    ポリプロピレンに均一に分散し得、かつ使用する抽出液
    に対して易溶性である有機充填剤、および結晶核形成剤
    を混練し、このようにして得られる混練物を溶融状態で
    環状紡出孔から中空状に吐出させ、該中空状物を前記有
    機充填剤ないしその類似化合物よりなる液体と接触させ
    て冷却固化し、ついで冷却固化した中空状物をポリプロ
    ピレンを溶融しない抽出液と接触させて前記有機充填剤
    を抽出除去することを特徴とする人工肺用中空糸膜の製
    造方法。
  12. (12)前記有機充填剤が流動パラフィンである特許請
    求の範囲第11項に記載の人工肺用中空糸膜の製造方法
  13. (13)ポリプロピレン100重量部に対する有機充填
    剤の配合量が35〜150重量部である特許請求の範囲
    第11項または第12項に記載の人工肺用中空糸膜の製
    造方法。
  14. (14)結晶核形成剤は融点が150℃以上でかつゲル
    化点が使用するポリプロピレンの結晶開始温度以上の有
    機耐熱性物質である特許請求の範囲第11項に記載の人
    工肺用中空糸膜の製造方法。
  15. (15)ポリプロピレン100重量部に対する結晶核形
    成剤の配合量が0.1〜5重量部である特許請求の範囲
    第11項〜第14項のいずれかに記載の人工肺用中空糸
    膜の製造方法。
  16. (16)中空糸膜をガス交換膜として備えてなる人工肺
    において、該ガス交換膜は、内径が150〜300μm
    、肉厚が10〜150μmのほぼ円形の多孔性ポリプロ
    ピレン中空糸膜であつて、内面開口率が10〜30%、
    空孔率が10〜60%、酸素ガスフラックスが100〜
    1000l/min・m^2・atmであるものを用い
    てなり、血液を体外循環させたとき20時間以内での血
    漿の漏出がないことを特徴とする中空糸膜型人工肺。
  17. (17)用いられる中空糸膜が、その膜内表面において
    は、固相は粒子状ポリプロピレンが一部露出しつつ密に
    融和結合して形成された連続相を呈し、膜内部において
    は、固相は粒子状ポリプロピレンが繊維軸方向に連なつ
    てできたポリプロピレン塊が糸状のポリプロピレンで結
    ばれて多数集まつて形成されており、また膜外表面にお
    いては、固相は粒子状ポリプロピレンを含む糸状のポリ
    プロピレンが網目状に粗に結合して形成されており、し
    かしてこの固相間の間隙は、3次元ネットワーク状に連
    通して連通孔を形成してなり、かつ粒子状ポリプロピレ
    ンの平均粒径が0.1〜1.0μm、内表面の平均空孔
    径が0.1〜1.0μm、膜全体の孔径分布曲線の極大
    値が0.02〜0.2μm、さらに比表面積が10〜4
    0m^2/gの範囲にある特許請求の範囲第16項に記
    載の中空糸膜型人工肺。
  18. (18)用いられる中空糸膜の酸素透過係数が140〜
    1400l/min・m^2・atmであり、また極限
    酸素透過量が200〜2000l/min・m^2・a
    tmの特許請求の範囲第16項または第17項に記載の
    中空糸膜型人工肺。
JP61155159A 1985-07-16 1986-07-03 人工肺用中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺 Expired - Lifetime JPH0775622B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15516385 1985-07-16
JP60-155163 1985-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62106770A true JPS62106770A (ja) 1987-05-18
JPH0775622B2 JPH0775622B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=15599889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61155159A Expired - Lifetime JPH0775622B2 (ja) 1985-07-16 1986-07-03 人工肺用中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺

Country Status (7)

Country Link
US (2) US4770852A (ja)
EP (1) EP0209465B1 (ja)
JP (1) JPH0775622B2 (ja)
CN (1) CN1017069B (ja)
AU (1) AU578164B2 (ja)
CA (1) CA1310455C (ja)
DE (1) DE3684376D1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988005475A1 (en) * 1987-01-20 1988-07-28 Terumo Kabushiki Kaisha Porous polypropylene membrane and process for its production
JPH01104271A (ja) * 1987-07-11 1989-04-21 Dainippon Ink & Chem Inc 膜型人工肺
JPH06121920A (ja) * 1987-07-11 1994-05-06 Dainippon Ink & Chem Inc 中空繊維膜
JPH08169801A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Nissho Corp 臓器保存装置用酸素付加装置
JP2006257146A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Toyobo Co Ltd ポリオレフィン系多孔質膜の製造方法

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5192320A (en) * 1987-07-11 1993-03-09 Dainippon Ink And Chemicals Inc. Artificial lung and method of using it
GB8722854D0 (en) * 1987-09-29 1987-11-04 Hardy S M Implantable artificial kidney
ES2054849T3 (es) * 1987-10-29 1994-08-16 Terumo Corp Oxigenador que utiliza membranas de fibras huecas porosas.
AU611244B2 (en) * 1987-12-25 1991-06-06 Terumo Kabushiki Kaisha Medical instrument
US5342693A (en) * 1988-06-08 1994-08-30 Cardiopulmonics, Inc. Multifunctional thrombo-resistant coating and methods of manufacture
US5182317A (en) * 1988-06-08 1993-01-26 Cardiopulmonics, Inc. Multifunctional thrombo-resistant coatings and methods of manufacture
US5338770A (en) * 1988-06-08 1994-08-16 Cardiopulmonics, Inc. Gas permeable thrombo-resistant coatings and methods of manufacture
US5262451A (en) * 1988-06-08 1993-11-16 Cardiopulmonics, Inc. Multifunctional thrombo-resistant coatings and methods of manufacture
US5024671A (en) * 1988-09-19 1991-06-18 Baxter International Inc. Microporous vascular graft
US4911689A (en) * 1989-04-17 1990-03-27 Hattler Brack G Percutaneous oxygenator
US5578267A (en) * 1992-05-11 1996-11-26 Minntech Corporation Cylindrical blood heater/oxygenator
US5510257A (en) * 1989-10-04 1996-04-23 Sirkar; Kamalesh K. Hollow fiber immobilization with chopped microporous hollow fibers
US5263982A (en) * 1990-03-14 1993-11-23 Ube Industries, Ltd. Hollow fiber membrane type artificial lung
WO1993009277A1 (en) * 1991-10-31 1993-05-13 Ube-Nitto Kasei Co., Ltd. Porous fiber and method of making thereof
US5336164A (en) * 1992-01-06 1994-08-09 The Pennsylvania Research Corporation Intravascular membrane lung apparatus
WO1994013234A1 (en) * 1992-12-17 1994-06-23 Michael Andrew Coote Implant device and method for treatment of glaucoma
US5376334A (en) * 1993-05-19 1994-12-27 Avecor Cardiovascular Inc. Mass transfer device having a hollow fiber bundle
IT1271104B (it) * 1994-11-25 1997-05-26 Dideco Spa Ossigenatore di sangue con uno strato di capillari in membrana microporosa.
US5762868A (en) * 1995-11-30 1998-06-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Blood oxygenator and heat exchanger
WO1997019742A1 (en) * 1995-11-30 1997-06-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Multilayer hollow fiber body and method of making
JPH09286920A (ja) * 1996-04-24 1997-11-04 Fuji Syst Kk シリコーンゴム中空糸及びその製造方法
US8114163B2 (en) 2000-04-10 2012-02-14 Biomet Manufacturing Corp. Method and apparatus for adjusting height and angle for a radial head
US8920509B2 (en) 2000-04-10 2014-12-30 Biomet Manufacturing, Llc Modular radial head prosthesis
US8535382B2 (en) 2000-04-10 2013-09-17 Biomet Manufacturing, Llc Modular radial head prostheses
US20020143397A1 (en) * 2001-04-02 2002-10-03 Von Segesser Ludwig K. Compliant artificial lung for extrapulmonary gas transfer
US20040000232A1 (en) * 2001-11-13 2004-01-01 Van Horne William J. Device and method for exchanging oxygen and carbon dioxide between a gas and an aqueous liquid
CZ2002184A3 (cs) * 2002-01-16 2003-09-17 Eidos, S. R. O. Mikroporézní membránová dutá vlákna s podélně proměnnými mechanickými a filtračními vlastnostmi a způsob jejich přípravy
KR100642609B1 (ko) * 2005-11-24 2006-11-10 전북대학교산학협력단 전기방사용 노즐블럭
JP4046146B1 (ja) * 2007-04-23 2008-02-13 東洋紡績株式会社 中空糸膜型人工肺および処理方法
PT2188216T (pt) * 2007-07-26 2018-07-03 Fpinnovations Processo para tratar condensados de fábrica de pasta de celulose usando um contactor de fibra oca
ES2619828T3 (es) * 2011-09-23 2017-06-27 Yoram Palti Intercambiador de gas comprende nanotubos y pulmón artificial
EP3100751B1 (en) * 2014-01-31 2023-11-01 Terumo Kabushiki Kaisha Method for manufacturing heat exchanger and heat exchanger
CN104014249B (zh) * 2014-05-07 2016-05-25 合肥江航飞机装备有限公司 中空纤维膜丝束端头封装时的注胶方法
KR20170078735A (ko) * 2014-12-24 2017-07-07 디아이씨 가부시끼가이샤 중공사 탈기 모듈 및 잉크젯 프린터
KR20190115110A (ko) * 2014-12-24 2019-10-10 디아이씨 가부시끼가이샤 중공사 탈기 모듈 및 잉크젯 프린터
EP3508233B1 (en) * 2016-08-31 2023-03-01 Terumo Kabushiki Kaisha Heat exchanger, artificial lung, and method of manufacturing heat exchanger
WO2021069690A1 (en) * 2019-10-11 2021-04-15 Thai Polyethylene Co., Ltd. Film
CN114733371B (zh) * 2021-01-07 2023-08-01 杭州费尔新材料有限公司 一种氧合膜网及氧合组件
CN113057440B (zh) * 2021-03-17 2023-08-01 安徽三和刷业股份有限公司 一种刷毛一体化生产设备

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4127625A (en) * 1975-03-27 1978-11-28 Daicel Ltd. Process for preparing hollow fiber having selective gas permeability
US4281669A (en) * 1975-05-09 1981-08-04 Macgregor David C Pacemaker electrode with porous system
US4020230A (en) * 1975-10-03 1977-04-26 The Dow Chemical Company Microporous polyethylene hollow fibers and process of preparing them
AU534406B2 (en) * 1977-07-04 1984-01-26 Terumo Corp. An apparatus for dialysis of solution
US4239729A (en) * 1978-06-06 1980-12-16 Terumo Corporation Oxygenator
NO153879C (no) * 1978-07-31 1986-06-11 Akzo Nv Fremstilling av en membran med poroes overflate.
JPS5757555A (en) * 1980-09-25 1982-04-06 Terumo Corp Hollow fiber type artificial lung
US4550447A (en) * 1983-08-03 1985-11-05 Shiley Incorporated Vascular graft prosthesis
NL233514A (ja) * 1984-07-04
JPS6190705A (ja) * 1984-10-09 1986-05-08 Terumo Corp 中空糸膜の製造方法
EP0183103B1 (en) * 1984-11-09 1988-08-03 TERUMO KABUSHIKI KAISHA trading as TERUMO CORPORATION Flat permeable membrane and method for manufacture thereof
JPS61128978A (ja) * 1984-11-27 1986-06-17 テルモ株式会社 膜型人工肺
JPH1090707A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Canon Inc 液晶素子の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988005475A1 (en) * 1987-01-20 1988-07-28 Terumo Kabushiki Kaisha Porous polypropylene membrane and process for its production
US5139529A (en) * 1987-01-20 1992-08-18 Terumo Kabushiki Kaisha Porous polypropylene membrane and methods for production thereof
JPH01104271A (ja) * 1987-07-11 1989-04-21 Dainippon Ink & Chem Inc 膜型人工肺
JPH06121920A (ja) * 1987-07-11 1994-05-06 Dainippon Ink & Chem Inc 中空繊維膜
JPH08169801A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Nissho Corp 臓器保存装置用酸素付加装置
JP2006257146A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Toyobo Co Ltd ポリオレフィン系多孔質膜の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0775622B2 (ja) 1995-08-16
EP0209465B1 (en) 1992-03-18
CA1310455C (en) 1992-11-24
CN86105092A (zh) 1987-05-27
AU6024886A (en) 1987-02-19
US4770852A (en) 1988-09-13
US5102590A (en) 1992-04-07
EP0209465A3 (en) 1989-06-14
AU578164B2 (en) 1988-10-13
CN1017069B (zh) 1992-06-17
EP0209465A2 (en) 1987-01-21
DE3684376D1 (de) 1992-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62106770A (ja) 人工肺用中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺
EP0341309B1 (en) Porous polypropylene membrane and process for its production
US6497752B1 (en) Integrally asymmetrical polyolefin membrane
JPH0513687B2 (ja)
US7429343B2 (en) Process for producing polyolefin membrane with integrally asymmetrical structure
US5489382A (en) Oxygenator using porous hollow fiber membrane
JPH0235918A (ja) ポリプロピレン多孔質中空糸膜およびその製造方法
JPH07313854A (ja) 多孔質中空糸膜の製造方法
JP2932189B2 (ja) 多孔質中空糸膜および中空糸膜型人工肺
JPH0523816B2 (ja)
JPH0542207A (ja) 多孔質中空糸膜、人工肺および体外循環回路
JPH0564663A (ja) 多孔質中空糸膜および人工肺
JPH0474046B2 (ja)
JPH0563212B2 (ja)
JPH01228505A (ja) 多孔質中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺
CA1324470C (en) Porous hollow fiber membrane, method for production thereof, and oxygenator using the hollow fiber membrane
JPH0515492B2 (ja)
JPH01228503A (ja) 多孔質中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺
CA1310159C (en) Porous polypropylene hollow fiber membrane, method for production thereof and artificial lung
JP3051510B2 (ja) 体外循環回路装置
JPH01228506A (ja) 多孔質中空糸膜、その製造方法およびその中空糸膜を用いた人工肺
JPH0521617B2 (ja)
JPS6190707A (ja) 中空糸膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term