JPS6181797A - 光学活性なシクロペンテノン類およびその製法 - Google Patents
光学活性なシクロペンテノン類およびその製法Info
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- JPS6181797A JPS6181797A JP20435784A JP20435784A JPS6181797A JP S6181797 A JPS6181797 A JP S6181797A JP 20435784 A JP20435784 A JP 20435784A JP 20435784 A JP20435784 A JP 20435784A JP S6181797 A JPS6181797 A JP S6181797A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(Il
(式中、Rは水素原子またはAco−を示し、iはハロ
ゲンで置換されていてもよいアルキル基またはアルケニ
/L’基を示す0※印は不斉炭素を示す。) で示される光学活性なシクロベンテノン類およびその製
法に関する。
ゲンで置換されていてもよいアルキル基またはアルケニ
/L’基を示す0※印は不斉炭素を示す。) で示される光学活性なシクロベンテノン類およびその製
法に関する。
上記一般式(Ilで示される光学活性なヒドロキンシク
ロベンテノン類またはそのエステル類は文献未記載の新
規化合物であって、医薬あるいは農薬等の中間体として
有用な化合物である。
ロベンテノン類またはそのエステル類は文献未記載の新
規化合物であって、医薬あるいは農薬等の中間体として
有用な化合物である。
たとえば、不斉中心がS−配位を有する上記一般式(I
)で示される光学活性なシクロベンテノン類は、これを
(4−)菊酸とのエステpとすることによシ極めてすぐ
れた殺虫剤とな)、また不斉中心がR−配位を有する光
学活性なシクロベンテノン類は抗潰疫作用、血栓溶解作
用、血圧降下作用等種々の薬理作用をもつプロスタグラ
ンディン誘導体へと導くことができる。
)で示される光学活性なシクロベンテノン類は、これを
(4−)菊酸とのエステpとすることによシ極めてすぐ
れた殺虫剤とな)、また不斉中心がR−配位を有する光
学活性なシクロベンテノン類は抗潰疫作用、血栓溶解作
用、血圧降下作用等種々の薬理作用をもつプロスタグラ
ンディン誘導体へと導くことができる。
特に本発明化合物は後者の利用面において非常に重要で
ある。
ある。
従来、本発明に特定する一般式(I)で示される光学活
性なシクロベンテノン類に類似の化合物として、特開昭
58−47495号公報には式テ示すしる光学活性なメ
チルシクロベンテノン類およびその対滅体のエステルが
記載されているO しかし、該化合物は合成ピレスロイドなど農薬の中間体
としては利用可能であっても、その構造上グロスタグラ
ンデイン誘導体に導くための中間体とはなり得なかった
。
性なシクロベンテノン類に類似の化合物として、特開昭
58−47495号公報には式テ示すしる光学活性なメ
チルシクロベンテノン類およびその対滅体のエステルが
記載されているO しかし、該化合物は合成ピレスロイドなど農薬の中間体
としては利用可能であっても、その構造上グロスタグラ
ンデイン誘導体に導くための中間体とはなり得なかった
。
しかるに、本発明化合物は前記した如く農薬用中間体と
してはもちろん、医薬としてのグロスタグランデイン誘
導体に導くための中間体としても利用できるなど、多5
1似の公知化合物にはない有用性を有し、その利用価値
は非常に高い。
してはもちろん、医薬としてのグロスタグランデイン誘
導体に導くための中間体としても利用できるなど、多5
1似の公知化合物にはない有用性を有し、その利用価値
は非常に高い。
かかる本発明化合物である一般式(I)で示される光学
活性なシクロベンテノン類は、一般式供)(式中、Aは
ハロゲンで置換されていてもよいアルキμ基またはアル
ケニル基を示す0 )で示されるdl−シクロベンテノ
ンエステル類にエステラーゼを作用させて不斉加水分解
することによシ、一般式(1)においてv!を換基Rが
水素原子である光学活性な2−プロバルギ/l/−4−
ヒドロキシ−2−シクロベンテノンと一般式(1)にお
いて置換基Rが4CO−であって上記ヒドロキシル化合
物とは対掌体の光学活性なシクロベンテノンエステルと
の混合物として得ることができる。
活性なシクロベンテノン類は、一般式供)(式中、Aは
ハロゲンで置換されていてもよいアルキμ基またはアル
ケニル基を示す0 )で示されるdl−シクロベンテノ
ンエステル類にエステラーゼを作用させて不斉加水分解
することによシ、一般式(1)においてv!を換基Rが
水素原子である光学活性な2−プロバルギ/l/−4−
ヒドロキシ−2−シクロベンテノンと一般式(1)にお
いて置換基Rが4CO−であって上記ヒドロキシル化合
物とは対掌体の光学活性なシクロベンテノンエステルと
の混合物として得ることができる。
この反応において、原料として用いられる−させること
によシ容易に合成することができ、”4り、dl−2−
プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン
ハ2− :yリル−プロバ)v キル力tu t’ノー
ルを転位させることによって容易に得ることができる〇 ここで、有機カルボン酸類としては飽和または不飽和の
有機カルボン酸無水物、有機カルボン酸ハライドがあげ
られ、たとえば無水酢酸、酢酸クロリドまたはプロミド
、プロピオン酸クロリドまたはプロミド、無水プロピオ
ン酸、ブチリルクロリドまたはプロミド、カブロイルク
ロリドまたはプロミド、カプリル酸りロリドまたはプロ
ミド、ステアリン酸クロリドまたはプロミドカプリノイ
ルクロリドまたはプロミド、ドデカツインクロリドまた
はプロミド、バルミトイルクロリド ルクロリドまたはプロミド、ジクロルアセチルクロリド
またはプロミドなどが例示される、dJ− 2−プロパ
μギ/vー4ーヒドロキシ−2−シクロベンテノンと有
機力ρボン酸類との反応は、通常のエステル化の条件が
適用され、溶媒の存在もしくは非存在下に触媒を用いて
反応させることによシ実施される。
によシ容易に合成することができ、”4り、dl−2−
プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン
ハ2− :yリル−プロバ)v キル力tu t’ノー
ルを転位させることによって容易に得ることができる〇 ここで、有機カルボン酸類としては飽和または不飽和の
有機カルボン酸無水物、有機カルボン酸ハライドがあげ
られ、たとえば無水酢酸、酢酸クロリドまたはプロミド
、プロピオン酸クロリドまたはプロミド、無水プロピオ
ン酸、ブチリルクロリドまたはプロミド、カブロイルク
ロリドまたはプロミド、カプリル酸りロリドまたはプロ
ミド、ステアリン酸クロリドまたはプロミドカプリノイ
ルクロリドまたはプロミド、ドデカツインクロリドまた
はプロミド、バルミトイルクロリド ルクロリドまたはプロミド、ジクロルアセチルクロリド
またはプロミドなどが例示される、dJ− 2−プロパ
μギ/vー4ーヒドロキシ−2−シクロベンテノンと有
機力ρボン酸類との反応は、通常のエステル化の条件が
適用され、溶媒の存在もしくは非存在下に触媒を用いて
反応させることによシ実施される。
この反応において溶媒を使用する場合、その溶媒として
はたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、アセ
トン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、クロ
ルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素(ジメチルホルムアミド、ヘキサン
等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エーテル、ハロゲ
ン化炭化水素等の反応に不活性な07媒の単独または混
合物があげられる。その使用量については特に制限なく
使用することができる0反応に用いる有機カルボン酸類
は原料であるdl−2−グロパルギ/v−4−ヒドロキ
シ−シクロベンテノンに対して1当量以上必要で1、上
限については特に制限されないが、好ましくは4当量で
ある〇 触媒としては、たとえばトリエチルアミン、トリn−ブ
チρアミン、ピリジン、ピコリン、炭酸ナトリウム、ナ
トリウムメチラート、炭酸水素カリウム等の有機あるい
は無機塩基性物質があげられる。その使用量は特に制限
されないが、通常dl−2−プロパルギ/l/−4−ハ
イドロキシ−2−シクロベンテノンに対して1〜5当量
である。
はたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、アセ
トン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、クロ
ルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素(ジメチルホルムアミド、ヘキサン
等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エーテル、ハロゲ
ン化炭化水素等の反応に不活性な07媒の単独または混
合物があげられる。その使用量については特に制限なく
使用することができる0反応に用いる有機カルボン酸類
は原料であるdl−2−グロパルギ/v−4−ヒドロキ
シ−シクロベンテノンに対して1当量以上必要で1、上
限については特に制限されないが、好ましくは4当量で
ある〇 触媒としては、たとえばトリエチルアミン、トリn−ブ
チρアミン、ピリジン、ピコリン、炭酸ナトリウム、ナ
トリウムメチラート、炭酸水素カリウム等の有機あるい
は無機塩基性物質があげられる。その使用量は特に制限
されないが、通常dl−2−プロパルギ/l/−4−ハ
イドロキシ−2−シクロベンテノンに対して1〜5当量
である。
溶媒として有機アミンを使用する場合は、該アミンが触
媒として作用することもある。
媒として作用することもある。
又、トルエンスルホン酸、メタンスルホンt<’−t、
@C酸等の酸類を触媒として用いることもできる。
@C酸等の酸類を触媒として用いることもできる。
反応温度は通常−20℃〜150℃であるが、好ましく
は一10℃〜120℃の範囲である0反応時間について
は特に制限はない。
は一10℃〜120℃の範囲である0反応時間について
は特に制限はない。
このような反応により、本発明の原料となる一般式(r
Ilで示されるdJ−シクロベンテノンエステル類が容
易に1好収率で得られ、これらは通常の分離手段、たと
えば抽出、分液、の縮、蒸留等によシ反応混合物から容
易に単離することができるが、本発明方法を行う場合、
その反応混合物をそのまま用いることかでさる。
Ilで示されるdJ−シクロベンテノンエステル類が容
易に1好収率で得られ、これらは通常の分離手段、たと
えば抽出、分液、の縮、蒸留等によシ反応混合物から容
易に単離することができるが、本発明方法を行う場合、
その反応混合物をそのまま用いることかでさる。
カカルdl−シクロベンテノンエステル類の不斉加水分
解は、微生物が生産するエステラーゼあるいは動植物由
来のエステラーゼを作用させテ、原料dl−4−シクロ
ベンテノンエヌテ/L’類の光学活性体の一方を加水分
解することによシ行われる。
解は、微生物が生産するエステラーゼあるいは動植物由
来のエステラーゼを作用させテ、原料dl−4−シクロ
ベンテノンエヌテ/L’類の光学活性体の一方を加水分
解することによシ行われる。
この反応で用いられるエステラーゼを生産する微生物と
しては、前記一般式は)で示されるdJ−シク山ベンテ
ノンエステル類ヲ不斉加水分解する能力を有するエステ
ラーゼを生産する微生物であればよく、特に限定される
ものではないO尚、本発明におけるエステラーゼとはリ
パーゼを含む広義のエステラーゼを意味する。
しては、前記一般式は)で示されるdJ−シク山ベンテ
ノンエステル類ヲ不斉加水分解する能力を有するエステ
ラーゼを生産する微生物であればよく、特に限定される
ものではないO尚、本発明におけるエステラーゼとはリ
パーゼを含む広義のエステラーゼを意味する。
このような微生物の具体例としては、たとえばエンテロ
バクタ−属、7μスロバクター属、ブレビバクテリウム
属、シュードモナス属、アルカリ土類金属、ミクロコツ
カス属、クロモバクテリウム属、ミクロバクテリウム属
、コリネバクテリウム属、パシルス属、ラクトバシルレ
ス属、トリコデルマ属、キャンデイダ属、サツカロミセ
ス属、ロドトルう属、クリブトコツカス属、トルロプシ
スlet 、ピヒア属、ペニシリウム屈、アスペルギル
ス属、リゾプス属、ムコール属、オーレオパシデイウム
属、アクチノムコール属、ノカルディア属、ストレプト
ミセス属、ハンゼヌラ属、アクロモバクタ−属に属する
微生物が例示される。
バクタ−属、7μスロバクター属、ブレビバクテリウム
属、シュードモナス属、アルカリ土類金属、ミクロコツ
カス属、クロモバクテリウム属、ミクロバクテリウム属
、コリネバクテリウム属、パシルス属、ラクトバシルレ
ス属、トリコデルマ属、キャンデイダ属、サツカロミセ
ス属、ロドトルう属、クリブトコツカス属、トルロプシ
スlet 、ピヒア属、ペニシリウム屈、アスペルギル
ス属、リゾプス属、ムコール属、オーレオパシデイウム
属、アクチノムコール属、ノカルディア属、ストレプト
ミセス属、ハンゼヌラ属、アクロモバクタ−属に属する
微生物が例示される。
上記微生物の培養は、通常常法に従って液体培養を行な
うことによシ培養液を得る。
うことによシ培養液を得る。
たとえば、滅菌した液体培地〔かび類、酵母頻用には麦
芽エキス・酵母エキス培地(水1!にベグトン5t、グ
μコースtoP、麦芽エキス8?、酵母エキス3fを溶
解し、p H15とする)、細菌用には加糖ブイヨン培
地(水1jにグルコース102、ペプトン52、肉エキ
ス5f Nael B f t−溶解し、pI(7,2
とする)〕に微生物を接種し、通常20〜40℃で1〜
3日間往復振盪培養をすることにより行なわれ、また必
要に応じて固体培養を行なってもよい。
芽エキス・酵母エキス培地(水1!にベグトン5t、グ
μコースtoP、麦芽エキス8?、酵母エキス3fを溶
解し、p H15とする)、細菌用には加糖ブイヨン培
地(水1jにグルコース102、ペプトン52、肉エキ
ス5f Nael B f t−溶解し、pI(7,2
とする)〕に微生物を接種し、通常20〜40℃で1〜
3日間往復振盪培養をすることにより行なわれ、また必
要に応じて固体培養を行なってもよい。
また、これらの微生物起源のエステラーゼのなかには市
販されているものがめシ、容易に入手することができる
0市販エステラーゼの具体例としては、たとえば以下の
ものが革けられる。
販されているものがめシ、容易に入手することができる
0市販エステラーゼの具体例としては、たとえば以下の
ものが革けられる。
シュードモナス属のリパーゼ(大野製薬製)アスペルギ
ルス (大野製薬製)〕、ムコール属のリパーゼAP(大野製
薬製)、キャンデイダ・シリンドラッセのリパーゼ〔リ
パーゼMY(多糖産業製)〕、アルカリ土類金属のリパ
ーゼ〔リパーゼP L(多糖産業g+ ) :] 、]
アクロモバクターのリパーゼ〔リパーゼAL(多糖産業
製)〕、アルヌロパクター属のリパーゼ〔リパーゼ合同
BSL(合同?¥8i精製)〕、クロモバクテリウム属
のリパーゼ(東洋醸造製)、リゾプス・デレマーのリパ
ーゼ〔タリバーゼ(田辺製薬製)〕、リゾプス属のリパ
ーゼ〔リパーゼサイケン(大阪=m研究所)〕0 また、動物・植物エステラーゼを用いることもでき、こ
れらの具体的なエステラーゼとしては、以下のものを挙
げることができる0ステアデシン、パンクレアチン、ブ
タ肝ル°臂エステラーゼ、Wheat Gevmエステ
ラーゼ。
ルス (大野製薬製)〕、ムコール属のリパーゼAP(大野製
薬製)、キャンデイダ・シリンドラッセのリパーゼ〔リ
パーゼMY(多糖産業製)〕、アルカリ土類金属のリパ
ーゼ〔リパーゼP L(多糖産業g+ ) :] 、]
アクロモバクターのリパーゼ〔リパーゼAL(多糖産業
製)〕、アルヌロパクター属のリパーゼ〔リパーゼ合同
BSL(合同?¥8i精製)〕、クロモバクテリウム属
のリパーゼ(東洋醸造製)、リゾプス・デレマーのリパ
ーゼ〔タリバーゼ(田辺製薬製)〕、リゾプス属のリパ
ーゼ〔リパーゼサイケン(大阪=m研究所)〕0 また、動物・植物エステラーゼを用いることもでき、こ
れらの具体的なエステラーゼとしては、以下のものを挙
げることができる0ステアデシン、パンクレアチン、ブ
タ肝ル°臂エステラーゼ、Wheat Gevmエステ
ラーゼ。
この反応で用いられるエステラーゼとしては動物、植物
、微生物から得られた酵素が用いられ、その使用プレ態
としては、精製酵素、粗酵素、「1γ;f2含有物、微
生物培養液、培養物、菌体、培う90液及びそれらを処
理した物など種々の形態で必要に応じて用いることがで
き、酵素と微生物を組合わせて用いることもできるOあ
るいはまた、樹脂等に固定化した固定化酵素、固定化菌
体として用いることもできる0 本発明の不斉加水分解反応は、原料dll−シクロベン
テノンエステル類と上記酵素もしくは微生物の混合物を
、通常緩衝液中で叡しく攪拌することによって行われる
0 緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムのごとき無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウムの如き有機酸塩の緩衝液等が用
いられ、そのpHは、好アルカリ性菌の培養液やアルカ
リ性エステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性でな
い微生物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラー
ゼではpH5〜8が好ましいo 19度は通常0.05
〜2M、好ましくは0.05〜0.5 Mの範囲である
0 反応温度は通常10〜60℃であり、反応時間は一般的
には10〜70時間であるが、これに限定されることは
ない。
、微生物から得られた酵素が用いられ、その使用プレ態
としては、精製酵素、粗酵素、「1γ;f2含有物、微
生物培養液、培養物、菌体、培う90液及びそれらを処
理した物など種々の形態で必要に応じて用いることがで
き、酵素と微生物を組合わせて用いることもできるOあ
るいはまた、樹脂等に固定化した固定化酵素、固定化菌
体として用いることもできる0 本発明の不斉加水分解反応は、原料dll−シクロベン
テノンエステル類と上記酵素もしくは微生物の混合物を
、通常緩衝液中で叡しく攪拌することによって行われる
0 緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムのごとき無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウムの如き有機酸塩の緩衝液等が用
いられ、そのpHは、好アルカリ性菌の培養液やアルカ
リ性エステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性でな
い微生物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラー
ゼではpH5〜8が好ましいo 19度は通常0.05
〜2M、好ましくは0.05〜0.5 Mの範囲である
0 反応温度は通常10〜60℃であり、反応時間は一般的
には10〜70時間であるが、これに限定されることは
ない。
かかる反応により、原料dJ−シクロベンテノンエステ
ル類のいずれか一方の光学活性体が加水分解されて、光
学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シク
ロベンテノンが生成し、一方、原料化合物のうちの他方
の光学活性体であるシクロベンテノンエステル類は加水
分解残としてその′!ま残存することになり、結局、本
発明方法においては加水分解生成物および加水分解残と
して上記二〇の光学活性な化合物が同時に得られること
になる。
ル類のいずれか一方の光学活性体が加水分解されて、光
学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シク
ロベンテノンが生成し、一方、原料化合物のうちの他方
の光学活性体であるシクロベンテノンエステル類は加水
分解残としてその′!ま残存することになり、結局、本
発明方法においては加水分解生成物および加水分解残と
して上記二〇の光学活性な化合物が同時に得られること
になる。
このような加水分解反応終了後、反応液から加水分解生
成物および加水分解残を分離するためには、加水分解反
応液をたとえばメチルイソフ゛チ ル ケ ト ン 、
酢酸 エ チ ル、 エ チ ルエ − テ ル等
の溶媒によシ抽出処理し、有機層から溶媒を留去したの
ち澄縮残済を更に蒸留するか、カラムクロマトグラフィ
ーで処理する等の方法によシ行われ、これにより一般式
ff)において置換基Rが水素原子である光学活性な2
−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノ
ンエステルCI+において置換基RがAco−であって
上記ヒドロキシル化合物とは対常体の光学活性なシクロ
ベンテノンエステルとを分離することができる。
成物および加水分解残を分離するためには、加水分解反
応液をたとえばメチルイソフ゛チ ル ケ ト ン 、
酢酸 エ チ ル、 エ チ ルエ − テ ル等
の溶媒によシ抽出処理し、有機層から溶媒を留去したの
ち澄縮残済を更に蒸留するか、カラムクロマトグラフィ
ーで処理する等の方法によシ行われ、これにより一般式
ff)において置換基Rが水素原子である光学活性な2
−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノ
ンエステルCI+において置換基RがAco−であって
上記ヒドロキシル化合物とは対常体の光学活性なシクロ
ベンテノンエステルとを分離することができる。
ここで得られた光学活性なシクロベンテノンエステルは
必要に応じて史に加水分解し、先に得たとは対本体の2
−プロパpギル−4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノ
ンとすることもできる。
必要に応じて史に加水分解し、先に得たとは対本体の2
−プロパpギル−4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノ
ンとすることもできる。
以下、実施例によp本発明を説明する◇実施例1
dl−2−プロパルギ/l/−4−アセトキシ−2−シ
クロベンテノン11およびす/< −セP −8OA(
大野製薬社製リパーゼ[アマノJP)20岬を0.1
Mリン酸緩衝液(pH7)100m7Iに加え、窒素雰
囲気下、室温で25時間激しく攪拌を行って反応させる
。
クロベンテノン11およびす/< −セP −8OA(
大野製薬社製リパーゼ[アマノJP)20岬を0.1
Mリン酸緩衝液(pH7)100m7Iに加え、窒素雰
囲気下、室温で25時間激しく攪拌を行って反応させる
。
反応終了後、反応液に芒硝を加え、メチルインブチルケ
トンで抽出処理するO抽出液を濃縮し、濃縮残渣を酢酸
エチルニドμエン=3:5の混合溶媒にてカラムクロマ
ト精製し、R(+1−2−プロパルギル−4−ヒドロキ
シ−2−シクロ−2−プロパルギル−4−アセトキシ−
2−ここで得たR (+1−2−プロパpギ/l/−4
−ヒドロキシ−2−シクロベンテノンヲ(+1−α−メ
トキシ−α−(トリフロロメチ/L/)−フェニル酢酸
のエステルとしたのち、高速液体クロマトグラフィーに
てジアステレオマーを分離し、光学純度を測定した結果
、光学純度は94.6%であった。
トンで抽出処理するO抽出液を濃縮し、濃縮残渣を酢酸
エチルニドμエン=3:5の混合溶媒にてカラムクロマ
ト精製し、R(+1−2−プロパルギル−4−ヒドロキ
シ−2−シクロ−2−プロパルギル−4−アセトキシ−
2−ここで得たR (+1−2−プロパpギ/l/−4
−ヒドロキシ−2−シクロベンテノンヲ(+1−α−メ
トキシ−α−(トリフロロメチ/L/)−フェニル酢酸
のエステルとしたのち、高速液体クロマトグラフィーに
てジアステレオマーを分離し、光学純度を測定した結果
、光学純度は94.6%であった。
実施例2
dl−2−プロバルギ)V−4−アセトキシ−2−シク
ロベンテノン1fおよびリパーゼAP−6(大野製薬社
製)40キを0.1 M !Iン酸緩衝液(pH7)
100mJに加え、窒素雰囲気下、室温で25時間涼し
く拝“乏拌を行って反応させるQ反応終了後、実施例1
と同様の処理を行って1−2−プロパルギ/v−4−ヒ
ドロキシー2−シクロペンテノン0.3F(収率39.
3%)(旋シー2−シクロベンテノン0.45 y (
旋光&1.5028 )を得た。
ロベンテノン1fおよびリパーゼAP−6(大野製薬社
製)40キを0.1 M !Iン酸緩衝液(pH7)
100mJに加え、窒素雰囲気下、室温で25時間涼し
く拝“乏拌を行って反応させるQ反応終了後、実施例1
と同様の処理を行って1−2−プロパルギ/v−4−ヒ
ドロキシー2−シクロペンテノン0.3F(収率39.
3%)(旋シー2−シクロベンテノン0.45 y (
旋光&1.5028 )を得た。
実施例3.4
リパーゼの種類、景および反応時間を父える以外は実施
例1と同様の操作を行い、表−1に示す結果を得た0 尚、表−1における光学純度の測定は実施例1に準じて
行った0
例1と同様の操作を行い、表−1に示す結果を得た0 尚、表−1における光学純度の測定は実施例1に準じて
行った0
Claims (2)
- (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子またはRCO−を示し、Rはハロ
ゲンで置換されていてもよいアルキル基またはアルケニ
ル基を示す。※印は不斉炭素を示す。) で示される光学活性なシクロペンテノン類。 - (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R′はハロゲンで置換されていてもよいアルキ
ル基またはアルケニル基を示す。)で示されるdl−シ
クロペンテノンエステル類にエステラーゼを作用させて
不斉加水分解することを特徴とする一般式 (式中、Rは水素原子またはR′CO−を示し、R′は
ハロゲンで置換されていてもよいアルキル基またはアル
ケニル基を示す。※印は不斉炭素を示す。) で示される光学活性シクロペンテノン類の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59204357A JPH0763390B2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 光学活性なシクロペンテノン類の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59204357A JPH0763390B2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 光学活性なシクロペンテノン類の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6181797A true JPS6181797A (ja) | 1986-04-25 |
JPH0763390B2 JPH0763390B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=16489167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59204357A Expired - Lifetime JPH0763390B2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 光学活性なシクロペンテノン類の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0763390B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5677237A (en) * | 1979-11-28 | 1981-06-25 | T Hasegawa Co Ltd | 2-substituted-hydroxycyclopentenone and its preparation |
JPS5677238A (en) * | 1980-07-08 | 1981-06-25 | T Hasegawa Co Ltd | 2-substituted-hydroxycyclopentenone and its preparation |
EP0053482A2 (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Module for a fiber optic link |
JPS5799546A (en) * | 1980-12-15 | 1982-06-21 | Sumitomo Chem Co Ltd | Preparation of jasmone |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP59204357A patent/JPH0763390B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5677237A (en) * | 1979-11-28 | 1981-06-25 | T Hasegawa Co Ltd | 2-substituted-hydroxycyclopentenone and its preparation |
JPS5677238A (en) * | 1980-07-08 | 1981-06-25 | T Hasegawa Co Ltd | 2-substituted-hydroxycyclopentenone and its preparation |
EP0053482A2 (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Module for a fiber optic link |
JPS5799546A (en) * | 1980-12-15 | 1982-06-21 | Sumitomo Chem Co Ltd | Preparation of jasmone |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0763390B2 (ja) | 1995-07-12 |
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