JPS62205042A - 光学活性なシクロペンテノン誘導体の製造法 - Google Patents

光学活性なシクロペンテノン誘導体の製造法

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JPS62205042A
JPS62205042A JP61047009A JP4700986A JPS62205042A JP S62205042 A JPS62205042 A JP S62205042A JP 61047009 A JP61047009 A JP 61047009A JP 4700986 A JP4700986 A JP 4700986A JP S62205042 A JPS62205042 A JP S62205042A
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cyclopentenone
propargyl
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Yuji Ueda
裕治 植田
Masayoshi Minamii
正好 南井
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、一般式(1) (式中、Rはアシル化剤残基またはエーテル化剤残基を
示し、電画は不斉炭素原子を示す) で示される光学活性はシクロベンテノン誘導体の製造法
に関する。
〈従来の技術〉 前記一般式(1)で示される光学活性なシクロベノン誘
導体は医薬、農薬などの中間体として□有用であり、特
に医薬品として抗潰瘍作用、血* r* PII作用、
血圧降下作用などの種々の薬理作用をもつプロスタグラ
ンディン誘導体あるいはチアプロスタグランディン誘導
体の中間体として有用である。
ところで、従来より前記一般式(f)における置換基R
が水素原子である、たとえばRf+1−2−アリル−4
−ヒドロキシ−2−、シクロペンテことが困難であり、
このためプロスタグランディン誘導体に導くための任、
櫨の段階で容易に除去できる保護基を汀する前記一般式
CI)で示される光学活性なシクロベンテノン誘導体が
重要となる。
従来、かかる光学活性なシクロベンテノン誘導体の製造
法として、たとえばR(@−2−アリルー4−ヒドロキ
シー2−シクロペンテノンの水酸基に保護基を導入する
方法が知られている(特開昭57−171982号公報
)。
ところで、この方法における原料であるR(+)−2−
アリル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンは、た
とえばdA−2−アリル−4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノンと光学活性な式 で示されるラクトンを脱水縮合させたのち分離。
加水分解して製造される(特開昭58−41886号公
報)が、この方法はラクトンとの縮合および加水分解に
おいて高温で反応を行うため、2−アリル−4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテノンが分解しやすいという問題
があり、またこの方法はジアステレオマーの分離、加水
分解という繁雑な処理をするなどの問題があり、上記公
知方法は原料面で工業的に有利な方法とは言えない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このようなことから、本発明者らは光学活性な2−アリ
ル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを経由する
ことなく一般式(I)で示される光学活性なシクロベン
テノン誘導体を製造すべく検討を行った経果、本発明に
至った。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、一般式(■) (式中、Rはアシル化剤残基またはエーテル他剤残基を
示し、楽団は不斉炭素原子を示す)で示される光学活性
な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テノン誘導体を、パラジウム系触媒の存在下に接触水添
し、部分還元することを特徴とする前記一般式(f)で
示される光学活性なシクロベンテノン誘導体の製造法を
提供するものである。
この反応において、原料となる一般式(II)で示され
る光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノン誘導体はたとえば光学活性な2−プロ
パルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンをア
シル化またはエーテル化することにより容易に得ること
ができる。
かかるアシル化またはエーテル化において、アシル化剤
としては飽和または不砲和のn機カルボン酸無水物、有
機カルボン酸パライトがあげられ、たとえば無水酢酸、
酢酸クロリドまたはプロミド、プロピオン酸クロリドま
たはプロミド、無水プロピオン酸、ブチリルクロリドま
たはプロミド、カプロイルクロリドまたはプロミド、カ
プリル酸クロリドまたはプロミド、ステアリン酸クロリ
ドまたはプロミド、カブリノイルクロリドまたはプロミ
ド、ドデカツインクロリドまたはプロミド、バルミトイ
ルクロリドまたはプロ尤ド、クロルアセチルケロリドま
たはプロミド、ジクロルアセチルクロリドまたはプロミ
ドなどが例示される。
またエーテル化剤としてはトリメチルシリルクロライド
、ジメチルイソプロピルシリルクロライド、t−ブチル
ジメチルシリルクロライド。
ベンジルクロライド、ベンジルブロマイド、ジヒドロピ
ラン、テトラヒドロピラン、ビニルエチルエーテル、(
IR,5S)−6,6−シメチルー4−ヒドロキシ−8
−オキサビシクロ[”8,1.01ヘキサン−2−オン
などが例示される。
光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノンと上記アシル化剤またはエーテル化剤と
の反応は、溶媒の存在下あるいは非存在下に触媒を用い
て反応させることにより行われる。
この反応において溶媒を使用する場合、そのIs媒とし
てはたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、ア
セトン、メチルエチルケトン。
トルエン、ベンゼン、クロルベンゼン、ジクロルメタン
、ジクロルエタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジメチ
ルホルムアミド、ヘキサン等の脂肪族もしくは芳香族炭
化水素、エーテル。
ハロゲン化炭化水素等の反応に不活性な溶媒の単独また
は混合物があげられる。その使用量については特に制限
なく使用することができる。
反応に用いるアシル化剤またはエーテル化剤の使用量は
光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−シクロ
ペンテノンに対して1当量以と必要であり、と限につい
ては特に制限されないが、好ましくは4当量である。
触媒としては、たとえばジメチルアミノピリジン、トリ
エチルア尤ン、トリーn−ブチルアミン、ピリジン、ピ
コリン、リジン、イミダゾール、炭酸ナトリウム、ナト
リウムメチラート。
炭酸水素カリウム等の有機あるいは無機塩基性物質があ
げられる。また、トルエンスルホン酸。
メタンスルホン酸、硫酸などの有機酸あるいは無機酸を
触媒として用いることもできる。
かかる触媒を使用するにあたり、たとえばアシル化剤と
して酸ハライドを使用する場合にはピリジンが特に好ま
しく、またエーテル化剤としてシリルクロライド類を使
用する場合にはジメチルアミノピリジン、イミダゾール
が、テトラヒドロピランを使用する場合にはp−トルエ
ンスルホン酸が特に好ましく使用される。
触媒の使用量はアシル化剤またはエーテル化剤の種類と
使用する触媒の組合わせ等によっても異なり、必ずしも
特定できないが、たとえば酸パライトやシリルクロライ
ドをアシル化剤またはエーテル化剤として使用する場合
には当該アシル化剤またはエーテル化剤に対して1当量
以上使用され、テトラヒドロピランをエーテル化剤トし
、p−トルエンスルホン酸を触媒とする場合、その触媒
量はテトラヒドロピランに対して1〜toiia%程度
である。
反応温度は通常−80°C〜100℃であるが、好まし
くは一26℃〜80°Cである。
反応時間は特に制限されず、原料の光学活性な2−プロ
パルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンが消
失した時点を反応の終点とすることができる。
反応終了後、通常の分離手段、たとえば抽出。
分液、1縮、蒸留等により反応混合物から目的とする一
般式(II)で示される光学活性な2−プロパルギル−
4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体を単離す
ることができ、必要によリカラムクロマトグラフィーな
どで精製することができる。
また、この反応における原料化合物である光学活性な2
−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノ
ンは、たとえば一般式(m)(式中、R゛はハロゲンで
置換されていてもよいアルキル基またはアルケニル基を
示す)で示されルdt−シクロペンテノンエステル類に
エステラーゼを作用させて不斉加水分解することにより
得ることができる。
この反応において、原料となる上記dL−シクロペンテ
ノンエステルmハdA−2−フロパルギル−4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテノンに有機カルボン酸類を反応
させることにより容易に合成することができる。
ここで、有機カルボン酸類としては先に述べたアシル化
剤と同様の飽和または不飽和の有機カルボン酸無水物、
有機カルボン酸パライトがあげられる。   ゛ かかるdt−シクロペンテノンエステル類の不斉加水分
解は、微生物が生産するエステラーゼあるいは動植物由
来のエステラーゼを作用させて、原料dL−4−シクロ
ペンテノンエステル類の光学活性体の一方を加水分解す
ることにより行われる。
この反応で用いられるエステラーゼを生産する微生物と
しては、前記一般式(勇で示されるdL−シクロペンテ
ノンエステル類を不斉加水分解する能力を有するエステ
ラーゼを生産する微生物であればよく、特に限定される
ものではない。
尚、本発明におけるエステラーゼとはリパーゼを含む広
義のエステラーゼを意味するつこのような微生物の具体
例としては、たとえばエンテロバクタ−属、アルスロバ
クタ−属、ブレビバクテリウム属、シュードモナス属、
アルカリ土類金属、ミクロコツカス属、クロモバクテリ
ウム属、ミクロバクテリウム属、コリネバクテリウム属
、バシルス属、ラクトバシル金属、トリコデルマ属、キ
ャンプイタ属、サーlカロミセス属、ロドトルラ属、ク
リプトコツカス属、トルロプシス属、ピヒア属、ペニシ
リウム属、アスペルギルス属、リゾプス属、ムコール属
、オーレオバシディウム属、アクチノムコール属、ノカ
ルディア属、ストレプトミセス属、ハンゼヌラ属、アク
ロモバクタ−属に属する微生物が例示される。
上記微生物の培養は、通常常法に従って液体培養を行な
うことにより培養液を得る。
また、これらの微生物起源のエステラーゼのなかには市
販されているものがあり、容易に入手することができる
。市販エステラーゼの具体例としては、たとえば以下の
ものが挙げられる。
シュードモナス属のリパーゼ(天野製薬製)アスペルギ
ルス属のリパーゼ〔リパーゼAP(天野製薬製)〕、ム
コール属のリパーゼAP(天野製薬製)、キャンディダ
、シリンドラリセのリパーゼ〔リパーゼMY(8糖産業
製)〕、アルカリ土土類間のリパーゼ〔リパーゼPL(
8糖産業製)〕、〕アクロモバクターのリパーゼ〔リパ
ーゼAL(8糖産業製)〕、〕アルスロバクターのリパ
ーゼ〔リパーゼ合同BSL(合同酒精製)]、クロモバ
クテリウム属のリパーゼ(東洋醸造製)、リゾプス、デ
レマーのまた、動物、植物エステラーゼを用いることも
でき、これらの具体的なエステラーゼとしては、以下の
ものを挙げることができる。    ゛ステアプシン、
パンクレアチン、ブタ肝臓エステラーゼ、 wheat
 Gevm エステラーゼ。
この反応で用いられるエステラーゼとしては動物、植物
、微生物から得られた酵素が用いられ、その使用形態と
しては、精製酵素、粗酵素。
酵素含有物、微生物培養液、培養物、菌体、培養口演及
びそれらを処理した物など種々の形態で必要に応じて用
いることができ、酵素と微生物を組合わせて用いること
もできるうあるいはまた、樹脂等に固定化した固定化酵
素、固定化菌体として用いることもできる。
dt−シクロペンテノンエステル類の不斉加水分解反応
は、原料dL−シクロペンテノンエステル類と上記酵素
もしくは微生物の混合物を、通常緩衝液中で激しく攪拌
することによって行われる。
緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムのごとき無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウムの如き有機酸塩の緩衝液等が用
いられ、そのpHは、好アルカリ性菌の培養液やアルカ
リ性エステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性でな
い微生物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラー
ゼではpH5〜8が好ましい、、′a度は通常0.05
〜2M、好ましくは0.05〜0.5Mの範囲である。
反応温度は通常lO〜60°Cであり、反応時間は一般
的には10〜70時間であるが、これに限定されること
はない。
かかる反応により、原料dL−シクロペンテノンエステ
ル類のいずれか一方の光学活性体が加水分解されて、光
学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノンカ生成する。
このような加水分解反応終了後、反応液から加水分解生
成物および加水分解残を分離するためには、加水分解反
応液をたとえばメチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
エチルエーテル等の溶媒により抽出処理し、有機層から
溶媒を留去したのち濃縮残渣を更に蒸留するか、カラム
クロマトグラフィーで処理する等の方法により行われ、
これGζより光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテノンが得られる。
一般式(「)で示される光学活性なシクロベンテノン誘
導体は、一般式(II)で示される光学活性な2−プロ
パルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンチノン誘導
体をパラジウム系触媒の存在下に接触水添し、三重結合
を二重結合に部分還元することにより製造される。
この反応において使用されるパラジウム系触媒としては
、三重結合を部分還元して選択的に二重結合で止め得る
ものであれば特に制限なく使用することができるが、一
般的には炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム
、ケイソウ土などを支持担体とするパラジウム系触媒が
好ましい。
このようなパラジウム触媒のうちでも、更に酢酸鉛、硝
酸鉛、酢酸岨鉛、キノリン、鉄、鉛。
鋼などで部分的に被毒されたものは選択性によりすぐれ
るものとして好適であり、とりわけリンドラ−触媒が好
ましく使用される。
かかる触媒の具体例として、たとえば5%パラジウム−
鉛−炭酸カルシウム、6%パラジウム−酢酸鉛−炭酸カ
ルシウム、5%パラジウム−キノリン−硫酸バリウム、
5%パラジウム−炭酸カルシウム、6%パラジウム−炭
酸バリウム、5%パラジウム−硫酸バリウム、6%パラ
ジウム−ケイソウ土などが例示される。
かかるパラジウム系触媒の使用量は特に制限されず、パ
ラジウム系触媒の種類、溶媒9反応温度等の反応条件に
より適宜設定され、特に制限されないが、一般的には原
料の光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノン誘導体に対して0.01〜1G’l
ft%である。
還元反応は通常溶媒中で行われ、溶媒としては反応に不
活性であれば特に制限なく使用し得るが、具体的には水
、メタノール、エタノール。
工〒チル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン。
ジオキサン、トルエンなどが例示される。
反応温度は通常−20〜lOO℃の範囲である。
反応時間は特に制限されないが、水素消費量が原料に対
して約1〜1. を倍当量になった時点で反応を止める
ことが、選択率を更に高めるうえで好ましい。
反応終了後、通常の分離手段、たとえば反応液を一過し
て触媒等の固形物を戸別し、沖液を濃縮したのちたとえ
ば蒸留、カラムクロマトグラフィーなどの方法により目
的とする一般式fT)で示される光学活性な2−アリル
−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体を得る
ことができる。
〈発明の効果〉 本発明の方法によれば高選択、好収率で高い光学純度を
有する光学活性な2−アリル−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン誘導体を得ることができる。
また、かくして製造されたアシル化剤残基またはエーテ
ル他剤残基を保y基として導入してなる光学活性な2−
アリル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体
は、任意の段階で該保諌基を除去することができ、プロ
スタグランディン誘導体へ容易に導くことができる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 常圧水添装置を備えた5〇−振1式反応容器にR(→−
2−プロパルギー4−アセトキシ−2−シクロペンテノ
ン(〔αID=+62.8゜(c=l、りooホルム)
lfr、5% P、l −Pb(OCOCHs ))2
−CaCOa  溶媒0.02frおよびメタノール8
0−を仕込み、水素ガスを吹き込みながら室温で激しく
振盈する。水素吸収量がt a Omj(約理論fl)
となったところで反応を停止した。反応液を一過して触
媒を除去し、炉液を濃縮して残渣1.Ofrを得るこの
残渣をクロマトグラフィー(展開溶媒。
トルエン:酢酸エチル=5:8)で精製してRi+) 
 2−アリル−4−アセトキシ−2−シクロペンテノン
0.96F(収率96.0%)を得た。
〔α〕D +82.5°((==l、クロロホルム)n
o  t、 4858 3)−6,6−シメチルー8−オキサ−4ソ (R)−[1(R)−4−第1rJa−B−ブ0/fル
ギル)−2−シクロペンチニルオキシ〕ビシクロ〔a、
l、0〕ヘキサン−2−オン(〔αID  ニー7 ’
I−1’ (c =1 +エタノール)1f15%Pd
 −1)b (OCOCHII)2−CaCOB 触媒
0.02 grおよびメタノール80−を仕込み、実施
例1と同様の処理を行なって(IR,5S)−6,6−
シメチルー8−オキサ−4(R) −Ci (R) 4
−オキソ−8−アリル)−2−シクロペンテニルオキシ
〕ビシクロ〔3゜1.0〕ヘキサン−2−オン0.94
N(収率94.7%)を得た。
1!O (a〕D −55,9°(c=1.エタノール)トリメ
チルシロキシ−2−プロパルギル−2−シクロペンテノ
ン(〔α〕D十6.0 (C=1゜クロロホルム))1
g、5%Pd−BaSO4触媒0.021およびメタノ
ール80−を仕込み、実施例1と同様の処理を行なって
R(+) −4−トリメチルシロキシ−2−アリル−2
−シクロペンテノン0.97g(収率96.1%)Ca
 1 o  =+ L 6−8°(c=leクロロホル
ム)no  =1−4678 実施例4 実施例1で用いたと同様の装置にR(+1−4−1−ブ
チルジメチルシロキシ−2−プロパルギル−2−シクロ
ペンテノン(〔α〕D =9.28° (c=1.クロ
ロホルム)IN、5%pd7BaSO4触媒0.02f
、およびメタノール80−を仕込み、実施例1と同様の
処理を行なってR(+)−4−t−ブチルジメチルシロ
キシ−2−アリル−2−シクロペンチノン0.98fr
 (収率97.2%)を得た。
CαlD+ 2 L 81°(c=1.クロロホルム)
n Dl、4701 実施例5 実施例1で用いたと同様の装置にR(+) −4−チト
ラヒドロピラニル−2−プロパルギル−2−シクロペン
テノン1g(〔αID+2.5゜(c=1.クロロホル
ム))、5%Pd −BaSO4触媒0.02N、オヨ
ヒメタノール80−を仕込み、実施例1と同様の処理を
行なってRf+1−4−テトラヒドロピラニル−2−ア
リル−2−シクロペンテノン0.98f(収率97.1
%)を得た。
Ca〕D +10.52(c=1 、クロロホルム)n
D l−4891 実施例6〜10 実施例1で使用した触媒に代えて表−1に記載の触媒を
用いる以外は実施例1と同様に反応、後処理し、表−1
に示す結果を得た。
表−1 実施例11 dt−2−プロパルギル−4−1セトキシ一2−シクロ
ペンテノン4gおよびリパーゼ、「アマ/pJ(天ir
y**社製) 40 雫e O,l M !J ンm緩
衝液(pH=7)40−中化加え、窒素′!J囲気下、
電源で26時間激しく攪拌を行なって反応させる。反応
終!後、反応液に芒硝を加え、メチルイソブチルケトン
で抽出処理する。抽出液を濃縮し、濃縮残渣を酢酸エチ
ル:トルエン=8:5の聞合溶媒にてカラムクロマト精
製し、R(+)−2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノン1.2N(光学純度94.6%)
を得た。
このRf+)−2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−2
−シクロペンチノン1.22とピリジン1.2gおよび
ジクロルメタン80−をフラスコに仕込み、これに10
〜20℃にてアセチルクロライド1.04Fを1〜2時
間を要して滴下する。滴下終了後室温にて24時間攪拌
し、水20mを加え、過剰のアセチルクロライドを分解
する。得られた反応混合物を分液し、有機層を1%塩酸
水、1%重曹水にて洗 ゛浄後、さらに水洗する。得ら
れた有機ノーからジクロルメタンを留去し、さらに濃縮
残渣を蒸留して、R(ト)−2−プロパルギル−4−ア
セトキシ−2−シクロペンテノン〔1α〕D+82.6
’  (c=1 、クロロホルム)11.48fを得た
このR1→−2−プロパルギル−4−1セトキシー2−
シクロペンテノン1.4f、5%Pd−Pb (OCO
CHi ) 5−Ct*COa触媒0.08 Fおよび
メタノール80−を実施例1で用いたと同様の装置に仕
込み、実施例1と同様に処理してR(+) −2−アリ
ル−4−アセトキシ−2−シクロベンテツン1.867
(収率96.1%)を得た。
Ca〕D +82.8” (c=1 、り0cIltル
A)n o  1−4868

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはアシル化剤残基またはエーテ ル化剤残基を示し、※印は不斉炭素原子を 示す) で示される光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキ
    シ−2−シクロペンテノン誘導体を、パラジウム系触媒
    の存在下に接触水添し、部分還元することを特徴とする
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rおよび※印は前記と同じ意味を 有する) で示される光学活性な2−アリル−4−ヒドロキシ−2
    −シクロペンテノン誘導体の製造法。
  2. (2)光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキシ−
    2−シクロペンテノンをアシル化剤またはエーテル化剤
    でアシル化またはエーテル化して一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはアシル化剤残基またはエーテ ル化剤残基を示し、※印は不斉炭素原子を 示す) で示される光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキ
    シ−2−シクロペンテノン誘導体を得、次いでこれをパ
    ラジウム系触媒の存在下に接触水添し、部分還元するこ
    とを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rおよび※印は前記と同じ意味を 有する) で示される光学活性な2−アリル−4−ヒドロキシ−2
    −シクロペンテノン誘導体の製造法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはハロゲンで置換されていても よいアルキル基またはアルケニル基を示す)で示される
    dl−シクロペンテノンエステルにエステラーゼを作用
    させて不斉加水分解し、得られた光学活性な2−プロパ
    ルギル−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンをアシ
    ル化剤またはエーテル化剤でアシル化またはエーテル化
    して一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはアシル化剤残基またはエーテ ル化剤残基を示し、※印は不斉炭素原子を 示す) で示される光学活性な2−プロパルギル−4−ヒドロキ
    シ−2−シクロペンテノン誘導体を得、次いでこれをパ
    ラジウム系触媒の存在下に接触水添し、部分還元するこ
    とを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rおよび※印は前記と同じ意味を 有する) で示される光学活性な2−アリル−4−ヒドロキシ−2
    −シクロペンテノン誘導体の製造法。
  4. (4)パラジウム系触媒が部分的に被毒されたパラジウ
    ム系触媒である特許請求の範囲第1項、第2項または第
    3項に記載の製造法。
  5. (5)部分的に被毒されたパラジウム系触媒がリンドラ
    ー触媒である特許請求の範囲第4項に記載の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028429A (ja) * 1973-07-17 1975-03-24
JPS5113751A (ja) * 1974-06-21 1976-02-03 Roussel Uclaf
JPS6012991A (ja) * 1983-07-05 1985-01-23 Sumitomo Chem Co Ltd シクロペンテノン誘導体の分離法

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