JPS6163691A - ガングリオシド誘導体、その製法および用途 - Google Patents

ガングリオシド誘導体、その製法および用途

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JPS6163691A
JPS6163691A JP60142362A JP14236285A JPS6163691A JP S6163691 A JPS6163691 A JP S6163691A JP 60142362 A JP60142362 A JP 60142362A JP 14236285 A JP14236285 A JP 14236285A JP S6163691 A JPS6163691 A JP S6163691A
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フランセスコ・デラ・ヴアツレ
アウレリオ・ロメオ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/02Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
    • C07H15/04Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
    • C07H15/10Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical containing unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景および分野〕 この発明は、新規官能性ガングリオシド誘導体に関する
ものであり、さらに詳′a#こはガングリオシドの新規
エステル類およびアミド類およびそれらの製造方法、ガ
ングリオシドのエステル類およびアミド類を含有する医
薬組成物、およびガングリオシドのエステル類ちよびア
ミド類の治療的応用に関するものである。
ガングリオシドは種々の動物組織または臓器に含まれて
いる天然の生成物であって、とりわけ中枢および末梢神
経組織に含有されているが、そのほかにも副腎M質、赤
血球、膵臓、その他に含有されており、精製した形で抽
出することができる。
このようにして得られた大部分のガングリオ7ドは、そ
の基本構造が確立されている。これらは、グリコスフイ
ンコ゛11旨質であり、すなわちゲルコンド(配糖体)
結合またはケト配糖体結合によって、スフィンゴシンお
よびいくつかのシアル酸と相互に結合しあっているオリ
ゴ糖結合体から成る化合物である。ガングリオシドは、
その糖類部分(オリゴ糖)は恐ら(別として、セラミド
およびシアル設構成成分が一定限度内で極めて変化に富
むため、これまでに文献記載の精製した形で得られたガ
ングリオシドには単一の化学的化合物に相当するものか
ない。このような理由から、たとえ「純粋な」ガングリ
オシドと記載された場合でも、この表現は、少なくとも
一部、例えば糖類(サツカリド)部分のみが化学的観点
から単一で特徴的なガングリオシド類を意味するものと
広義に解釈されるへきである。したがって、この発明の
背景に関しさらに詳細に記載するにさきだって、精製し
た形で得られるガングリオシド構造のすべてを包含し、
さらにこの発明方法にしたかい官能的に修飾される官能
基を強調する下記の一般式(■):0Hオリゴ糖   
 OH に注目することか有用である。
この式において、最高5個の単糖類で形成されるオリゴ
糖残基は、1個のセラミド残基および1個またはそれ以
上のシアル酸残基とグルコシド結合で連結しており、そ
の両者は多くは直接的なグルコシド結合で、またシアル
酸の残りの1個またはそれ以上の結合はケト配糖体結合
で相互に連結している。式(I)は、糖類(サツカリド
)部分とシアル酸およびセラミドの水酸基、および前記
のシアル酸およびセラミドとのグルコシド結合、および
シアル酸のカルボキシル基を示している。式(I)に示
したガングリオシドの一部を形成するシアル酸は、一般
式(■): OH (式中、第1級および第2級水酸基の1個またはそれ以
上か同様にアシル化でき、該アシル基は酢酸またはグリ
コール酸から誘導され得る)を有する。ガングリオシド
中に存在するシアル酸の数は、通常、1〜5個の間で変
化し得る。
シアル酸残基は、1個のオリコ糖水!!l12基とその
2位の水酸基によってケト配糖体結合を形成することに
よりオリゴ糖に結合する。数個のシアル酸力)相互に結
合する場合、それらの分子は2個のシアル寂分子の2位
と8位の水酸基間に形成されるケト配糖体結合によって
連結される。前記の如く晴装されたガングリオシドをも
含めガングリオシド類のシアル酸は、N−アセチルノイ
ラミン酸およびN−グリコリルノイラミン酸のような各
種の化学的に単一な酸の混合物であり(N−アセチルノ
イラミン酸か優勢)、それらは恐ら<5−O−アシル誘
導体のような1個またはそれ以上のO−アシル誘導体の
混合物から成っている。
ガングリオシドは天然にはナトリウム塩のような金属塩
として見出され、これはしたかってシアル酸のカルボキ
シル残基が塩を作っているのである。ガングリオシドの
遊離型は、そのナトリウム塩のような塩を、例えはダウ
エックス(Dowex )AG50×8、H+型のよう
な酸型イオン交換樹脂で処理することにより容易に入手
できる。
式(I)で示されるガングリオシドのセラミド残基は、
一般に下式: %式% (式中、n=10〜16、またアシル基は16〜22個
の炭素原子を有する飽和または不飽和脂肪酸、または対
応するヒドロキン酸から誘導される) の1つヲ有する数種のN−アシルスフインゴンンを表わ
す。
オリゴ糖は、最高5個の単糖類またはそれらのアシルア
ミン基を有する誘導体から構成されており、特にヘキソ
ースおよび上記の型の誘導体から構成される。しかし、
オリゴ糖の中に少なくとも1個のグルコースまたはガラ
クトースが存在する。
上記の糖のアシルアミン誘導体として、最もしばしば存
在する残基は、N−アセチルガラクトサミンまたはN−
アセチルグルコサミンである。
式(I)に包含されるガングリオシドの構造をさらによ
く例示し、特にサツカリド部分、シアル酸およびセラミ
ド間の結合の特徴を明らかにするため、シアル酸(N−
アセチルアミン酸またはN−グリコリルノイラミン酸で
代表される)を1個だけ有している「純粋な」GMエガ
ングリオシドの式を下記に示す。      ′ 神経系においで、ガングリオシドが機能的に重要である
ことはよく知られでおり、最近、末梢神経系病変の治療
にガングリオシドが有用であることが判明したっとりわ
けガングリオシドの治療作用は、神経細胞の側芽形成を
刺激し、(Na+、1−)ATPエース(アデノシン三
リン酸分解酵素)のような神経の刺激伝導に関与する脱
酵素を賦活することにあるものと考えられる。ガングリ
オシドによって刺激されるニューロ°ンの側芽形成は、
損傷された神経組織の機能回復を促進する。
神経系病変の治療;こ、ガングリオシドよりさらに効果
を発揮し得る化合物を発見すべく、多くの研究が行なわ
れてきた。これらの研究の結果、例えば、サツカリド部
分の1個またはそれ以上の水酸基がシアル酸の1個また
はそれ以上のカルボキシル基でエステル化され(分子内
反応)、ラクトン環を形成したガングリオシドの分子内
エステルが、ニューロンの側芽形成促進と(Na+、K
+)ATPエースのような神経の刺激伝導に関与する脱
酵素の賦活作用において、ガングリオシドそのものより
一層活性を示すことが発見されるに至った(米国特許第
4.476.119号)。
今回、この発明によって、活、性を時間的に延長し得た
(「持続」効果)点でガングリオシドそのものを凌駕す
る有利性を提供する新たな1群のガングリオシド誘導体
が発見された。これらの化合物は、そのシアル酸のカル
ボキシル基をエステル化またはアミドへの変換によって
官能的に修飾した誘導体、およびそれらのエステルまた
はアミド誘導体のサツカリド部分、シアル酸およびセラ
ミドの水酸基をさらに有機酸類でエステル化した誘導体
、換言すれば「アシル化」誘導体である(以下、単に「
アシル化体」、もしくは特定して「アセチル化体、プロ
ピオニル化体、等々」と称する)。また、この発明の誘
導体には、水酸基だけを有機酸類でエステル化し、すな
わち遊離のカルボキシル基を含むガングリオシド誘導体
をも包含する。
ガングリオシドの2つのシアル酸カルボキシメチルエス
テルが、「塘スフィンゴ脂質の化学際;′冬飾および変
性の改良方法に関する7−ト」と題するマクドナルドら
の論文に記載された〔ジャーナル、オン、リビツド、リ
サーチ(Journal  ofLipid Re5e
arch)  21巻、642〜645頁(1980年
)〕。これらの化合物は、ガングリオシドGM1および
0M3のメチルエステル類である〔ガングリオシド類を
区別するためここに使用する略号は、スベンネルホルム
によりジャーナ/L/、オン、ニューロケミストリー(
J 、 Neurochem。
)、10巻、613頁(1963年)に提唱されたもの
である〕。然しなから、マクドナルドらはこれらの化合
物の生物学的活性に関してなんら報告していない。ガン
グリオシドG M 3  のメチルエステルは、数種の
分解または連結反応に使用を意図する過アシル化(パー
アシル化)誘導体の製造;こも使用された〔メソッズ、
オン、エンチモロジ−(Mcthocls of En
zymology )、50巻、137〜140頁(1
978年)Lまた、マグドナルドらによる上記のジャー
ル、オン、リピッド、リサーチ(Journal  o
f Lipid Re5earch)の論文には、ガン
グリオシドGM□および0M3のメチルエステルのアセ
チル化が記載されているが、アセチル化化合物の分離は
行なうでいないケバラフアロー系ラットの肝臓、肝臓お
よび腎臓、モーリス肝癌および線維芽細胞から抽出した
脂質の無水酢酸・ピリジンによるアセチル化が、チルノ
ボ、サイト−およびセンイチロ−、ハコモリによってジ
ャーナル、オン、リピツド、リサーチ(Journal
 oE Lipid Re5earch )、12巻、
257〜259頁(1971年)に記載された。
著者らはアシル化生成物から、クロマトグラフィーによ
って、他の糖脂質とともにそれらの脂質に含有されてい
るガングリオシドのアセチル化混合物を分離したが、如
何なる特殊なガングリオシドも同定できなかった。アミ
ド類に関しては、ガングリオシドG M 3の置換基の
ないアミドが記載されているが〔アドバンシズ、イン、
エクスペリメンタル、メジシン、アンド、バイオロジー
(Ad。
Exp、 Med、Biol、)、19巻、95頁(1
972年)〕、この場合も、生物学的特性に関しては述
べられでいない。
〔発明の目的および要約〕
したがつで、こめ発明の第1の目的は、前記に論じた新
規官能性を有するガングリオシド誘導体、すなわち式(
I)で示されるガングリオシド類またはその混合物のカ
ルボキシル基のエステル類およびアミド類、式(I)で
示されるガングリオシド類またはその混合物のオリゴ糖
、シアル酸およびセラミドの水酸基を過アシル化したこ
れらエステルおよびアミド類の誘導体、遊離カルボキシ
官能基をもつものおよびそれらの塩を提供することにあ
る。
この発明の第2の目的は、上記の新規官能性誘導体とと
もに前記既知誘導体をも含有する新規医薬製剤を堤供す
ることにある。
第3の目的は、これらすべてのガングリオシド誘導体の
治療的応用にある。
〔発明の詳細な開示〕
[A)  ガングリオシド出発化合物 この発明は、有用な新規ガングリオシド誘導体から成る
。これらの新規誘導体は、特にガングリ  −オシドの
基本構造に存在しているカルボキシル基および/または
水酸基を官能的に修飾すること(こより誘導される。こ
のように精製した形で得られるガングリオシドは、下式
(I)によって表わすことができ、これはまた、この発
明にしたがつで修飾される官能基を強調しで示しでいる
この発明の官能性誘導体の出発物質となるこれらのガン
グリオシド類は、すべて各種動物の臓器および組織、特
に中枢および末梢神経系の組織から抽出できるものであ
り、例えば、脳、脳を髄液、筋肉、血漿および血清、腎
臓、副腎、肝臓、肺臓、腸、および赤血球または白血球
等から抽出できる。
また出発ガングリオシドは、を准動物、特にひと、うし
、仔うし、ラット、マウス等のような哺乳動物の組織お
よび臓器、または微生物から抽出され、文献記載の如く
精製したガングリオシドとすることができる、 この発明の方法によると、これらのガングリオシド化合
物は、出発ガングリオシド分子内に存在している水酸基
および/またはカルボキシル基を官能的に修飾すること
により変化させて、新規ガングリオシド誘導体が製造さ
れる。この発明の新規誘導体は、特に(a)カルボキシ
ル基をエステル化またはアミド変換することにより、お
よび/または(b)該ガングリオシド内に存在している
水酸基をアシル化することにより得られる。
この発明の新規誘導体で、あるエステル類またはアミド
類は、モノシアロガングリオシドの場合は特にモノエス
テルおよびモノアミドであり、またポリシアロガングリ
オシドの場合は分子内に存在するカルボキシル基と同数
のエステル基またはアミド基を有するポリエステルおよ
びポリアミドとなり、それ故に存在しているシアル酸基
と同数のポリエステルおよびポリアミドとなる。
この発明におけるガングリオシド誘導体は、「精製され
て」独立した特性を表わすガングリオシドを修飾するが
、またはモノシアロガングリオシド類またはポリシアロ
ガングリオシド類の混合物のようなガングリオシド混合
物の修飾によって製造できる。この発明によって活性化
合物を製造するためにエステル化またはアミド変換に使
用する混合物において、例えば本明細書の実施例3に記
載のようにモノシアロガングリオシドとポリシアロガン
グリオシドの両者を含有しでいる混合物では、すべての
カルボキシル基が修飾され、したがって全部がエステル
化またはアミド修飾された誘導体が得られる。したがっ
て、本明細書で使用する「エステル(類)またはアミド
(類)」の記述は、この意味においで全部かエステル化
またはアミド変換されたものの意に解釈すべきである。
またこのことは、特に後記に例示する実施例において単
に「エステル(類)またはアミド(類)」として示す誘
導体にも適用される。これらの記載は10.  すべて
のカルボキシル基においで全部がエステル化またはアミ
ド変換が行なわれたポリシアロガングリオシドを含有し
でいる混合物を意味する。
このように、この発明は単一の「精製された」ガングリ
オシドから誘導されるガングリオシド誘導体、またはガ
ングリオシド類の混合物から誘導される誘導体のいずれ
をも包含し得る。さらにこの発明は、各種のガングリオ
シド構造、特にそのシアル酸残基、セラミド残基または
オリゴ糖残基の数および種類を異にする各種のガングリ
オシド構造から得られる誘導体をも包含する。
基本的出発物質となるガングリオシドは、その構造上、
好ましくはシアル酸が、N−アセチルノイラミン酸また
はN−グリコリルノイラミン酸であるモノシア口、ジシ
アロ、トリジアロ、テトラシア口またはペンタシアロガ
ングリオシド等であることができる。またシアル酸は、
その側鎖の水酸基の1つをアシル化することができ、例
えば8位において、これが隣接しているもう1つのシア
ル酸とケト配糖体結合で既に結合されでぶさがっていな
ければ、この8位の水酸基をアシル化することができる
セラミド部分は前述した様式で変化することができ、ま
たセラミドの一部を構成するスフィンゴシンの炭素原子
鎖長を16〜22個の炭素原子数の範囲で変化できる。
アシル残基もまた如何なる鎖長にも変化し得るが、特に
16〜22個の炭素原子数の同じ鎖長の範囲で変化でき
る。この変化とは別に、セラミド残基には二重のスフィ
ンゴシン結合が存在しまたは存在しなくてもよく、通常
この残基は、大量の不飽和N−アシル化スフィンゴシン
と低百分率の対応する飽和化合物から成る(但し、飽和
化合物の含有量は10%まで達することがある)。また
このアシル基は、16〜22個の範囲で変化し得る上記
の炭素原子数を有する脂肪族ヒドロキシ酸からも誘導で
きる。特に重要なガンクリオシドの1群は、そのセラミ
ド残基に、鎖長18個または20個の炭素原子を有する
アシル化スフィンゴシンと対応する飽和化合物を含み、
一方、その飽和または不飽和アシル基は水酸基て置換さ
れでおらず、その鎖長は同数の18個または20個の炭
素原子を有するものである。
前述のように、この発明は一方においで、前記ルーの溝
1戎を有する式(I)の「純粋な」ガングリオシドの官
能性誘導体に関するものであり、他方、例えば各種動物
組織から得られる如き抽出物型のが7グリオシド混合物
の官能性誘導体に関するものである。前者の場合、その
基本型ガングリオシドは、好ましくはそのオリゴ糖か最
高4個のヘキソース残基またはN−アセチルへキソサミ
ンによって形成され、その場合、ヘキソース残基が少な
くとも1個は存在しており、しかもこのサツカリド部分
か化学的に囃−であるものである。ヘキソースは、好ま
しくはグルコースおよびガラクトースおよび、N−アセ
チルグルコサミンおよびN−アセチルガラクトサミン等
のN−アセチルへキサメンから成る基の中から選ばれる
(ガングリオシドAグループ)。このグループのガング
リオシドは、例えば、ロイド、ウィッティング著、グリ
コリピッド、メンドロジー(Glγcol 1pid〜
fctlidology  、アメリカン、オイノペケ
ミスツ、ソサイエテイ(American oil C
hemists’5ociety )  刊、(シャン
ペイン、イリノイ)187〜214頁(1976年)、
特にプレート1参照〕中の「神経系のガングリオシド類
」と題する論文に記載のように、合惟動物のil高から
抽出されるものであって、例えばガングリオシドGM4
、GM3. GM2  、 GMt −GI CNAC
,cD2. Gpta−G a l N A c、 G
 T t 、、GQlG、1、および特にオリゴ糖に少
なくとも1個のグルコースまたはガラクトース残基と1
個のN−アセチルグルコサミンまたはN−アセチルガラ
クトサミン残基を含有しでいるガングリオシド、特に下
記ガングリオシド(ガングクリオシドBグループ)であ
る。
MI Gal(1−”3)Ga1NAC41−4)Gal(1
→4)Glc(1−1) セラミドANA Dla Gal (1−+3)Ga t NAC[l−4)Ga
 i(1−4)Glc(1−+1)セラミドNAINA
             NAINADi b Gal(1−3)GalNAC(1→4)Gal(1→
4)Glc(1→l)  セラミドASA cr、 5N A N A Gal(1→:3)GalNAC(1→4)Gal(1
→4)Glc(1→l)  セラミドNANA    
         NANAAS A (式中、Glc  はグルコース、Ga1NACはN−
アセチルガラクトサミン、Gag  はガラクトース、
またNANA  はN−アセチルノイラミン酸を意味す
る) この発明における官能基変換の出発物質としてガングリ
オシド混合物を使用する場合は、この混合物は各種動物
組織から「総」ガングリオシド抽出物として、またはそ
の各種画分としてガングリオシドの抽出により値接入手
し得る混合物から成る。このような抽出物は、例えば前
記論文または、同じくロイド、ウイーツテイング著、グ
リコリピッド、メントロジー(Gl ycol 1pi
d Methodology、アメリカン、オイル、ケ
ミスツ、ソサイエテイー(American   oi
l   Chemists’  5ociety  )
   l′11、(シャンペイン、イリノイ)158〜
186(197゛6年)〕中の「脂質結合性シアル酸を
含をしている物質の抽出と分析」および同書の187〜
214頁に示される「神経系のガングリオシド類」と題
する論文等に記載されでいる。この発明に使用される最
もT11Wな混合物の幾つかは、神経系組織、特に脳組
織から抽出されるガングリオシドであって、前記に既述
したガングリオシドGM1、GDla、GD1b およ
びGT1b  を含有している。
この型の混合物は、例えば実施例2に記載しているもの
である。
[B]  この発明のガングリオシド誘導体の型この発
明においで特に興味深い新規化合物を得るべく特に好適
なアルコール、アミドおよびアシル官能基を以下に示す
。これらの官能基は「純粋な」単一ガングリオシドおよ
び混合物、特にここに列挙したいずれにも考慮し得るも
のである。
Wm己の各ガングリオシド・グル−プにおいで、シアル
酸残基のカルボキシル基は、この発明の目的に即して、
エステル化またはアミドに形成されろう 1、エステル化 新規ガングリオシド誘導体のエステル群は、特に脂肪族
系アルコールとしで、特に最高12個、とりわけ最高6
個の炭素原子を有するアルコール、または芳香環を有す
る脂肪族(アラリファチック)系アルコールとしで、1
〜3個の低級アルキル基(Ci〜4)、例えばメチル基
等によって置換されていてもよい好ましくはただ1個の
ベンゼン環と炭化水素鎖に最高4個の炭素原子も脂肪鎖
に有するアルコール、または脂環式または脂環式基を有
する脂肪族(アリファチツクアリシクリック)系アルコ
ールとしで、ただ1個の脂環式環を有し最高14個の炭
素原子を有するアルコール、または腹素環式アルコール
としで、最高12個、特に最高6個の炭素原子を有し、
N、OおよびSのうちから選ばれた1個の原子を環に含
むただ1個の複素環を有するアルコールから誘導される
。この発明のガングリオシド誘導体のカルボキシル官能
基のアミドは、アンモニアまたは好ましくは最高12個
の炭素原子を有する任意の級のアミンから誘導される。
上記のアルコールおよびアミン類は、ヒドロキシル、ア
ミン、アルキル部分に最高4個の炭素原子を有するアル
コキシル基、カルボキシルまたはアルキル部分に最高4
個の炭素原子を有するカルボアルコキシ(カルボニルメ
トキシおよびカルボニルエトキシ等)基、アルキル部分
に最高4個の炭素原子を有するアルキルアミンまたはジ
アルキルアミン等により置換されまたは置換されなくて
もよく、また飽和化または不飽和であり、特にただ1個
の2重結合を持つことができる。この発明に2いて、ガ
ングリオシドのカルボキシル官能基をエステル化するア
ルコール類は1価または多価、特に2価であり得る。脂
肪族系アルコールでは、最高6個の炭素原子を有するア
ルコールが好ましく、このようなアルコールの例は、メ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルおよびイ
ンプロピルアルコール、正ブチルアルコール、インブチ
ルアルコール、第3級ブチルアルコール等であり、また
2価アルコールの例としでは、エチレングリコールおよ
びプロピレングリコール等である。
芳香環を有する脂肪族系アルコールとしでは、たり1 
個のベンゼン残基を有するアルコールが好ましく、この
ような例はベンジルアルコールおよびフェネチルアルコ
ール等である。脂環系アルコールとしては、ただ1個の
環式脂肪族環を有するアルコールが好ましく、このよう
な例はシクロヘキシルアルコール(シクロヘキサノール
)等であり、またはテルペンアルコールとして、メンタ
ノール、カルボメントール等、またはテルピネオール類
またはテルピネノール類またはピペリトール類の1電か
の1つ等である。複素環系アルコールとしでは、テトラ
ヒドロフラノールまたはテトラヒドロビラノール等が好
ましい。また、ガングリオシドのカルボキシル基のエス
テル化には置換脂肪族アルコールも使用でき、アミノア
ルコールのようにアミン性官能基を有し、最高4個の炭
素原子を有するアルコール、特にジアルキル−(Cト4
)−アミン性基を有するアミノアルコール類が使用テキ
、このような例はジエチルアミノエタノール等である。
2、 アミド類の製造 この発明においで、カルボキシル官能基のアミド基への
変換は、アンモニア(この場合のアミドは、置換基を有
しないアミド−CONH2)または第1級または第2級
アミン、特に最高12個の炭素原子を含むこれらのアミ
ンのいずれか1つから誘導される。これらのアミンは芳
香族性、複素環性、脂環式性のものでもあり得るが、特
に脂肪族性のアミンが好ましい。この発明の主たる目的
は、最高12個の炭素原子を有する脂肪族アミン類のカ
ルボキシル誘導体であり、これらのアミン類は、1〜6
個の炭素原子を有するアルキルから誘導されるアルキル
アミンのように開環式、直鎖状または分鎖状鎖を有する
ものまたは環式であることもできる。このようなアミン
の例は、メチルアミン、エチルアミン、エチルメチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン
、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプロピルア
ミン、ジアキルアミノまたはベンジルアミン等であるう
これらのアミン群は、さらにアミノ、アルキル基部分に
最高4個の炭素原子を有するアルキルアミノもしくはジ
アルキルアミノ、ヒドロキシル、アルキル基部分に最高
4個の炭素原子を有するアルコキシ基がら選ばれた1個
以上の基で置換されていてもよい。このようなアミンの
例は、ジメチルアミノエチルエチル アミン、ジメチル
アミノプロピル−1−アミンおよび6−ヒドロキシへキ
シル−1−アミン等である。また、3〜6個の炭素原子
を有する直鎖状アルキレン基または1〜3個のメチル基
で置換された対応する鎖を有するアルキレン基がら誘導
されるアルキレンアミン類であってもよく、このような
例はピロリジン、ピペリジンおよびアゼピン等である。
これらのアミン類のアルキル基またはアルキレン基は、
他のへテロ原子、特に窒素原子により炭素原子鎖を中断
または置換されることができ、この場合、この発明のア
ミドは、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ピ
ペラジン等のようなジアミンから誘導される。あるいは
アルキル基またはアルキレニル基は酸素または硫黄原子
によって中断または置換され、この場合のアミドは、ア
ミノエタノールまたはアミノプロパツールのようなアミ
/アルコール誘導体として表わされ、またはモルホリン
またはチオモルホリンの誘導体である。このようにこれ
らの基は、例えば上記の型のアルキルアミン類、例えば
1〜6個の炭素原子の例えば前記アルキルアミン類およ
びジアルキルアミン類を包含しており、さらにこれらは
そのアルキル部分を、もう1つのアミン性基またはアル
キル基に最高4個の炭素原子を有するアルキルアミノま
たはジアルキルアミノ基で置換され、またはヒドロキシ
ル基またはアルキル基に最高4個の炭素原子を有するア
ルコキシル基で置換される。このような基の例は、ジメ
チルアミノエチルアミノ基、3−ジメチルアミノプロピ
ル−1−アミノ基および6−ヒドaキシへキシル−1−
アミン基等である。先に述べたガングリオシドAグルー
プおよびBグループ、およびこれらの混合物の前記エス
テル類およびアミド類は、この発明において特に興味あ
る誘導体である。
3、アシル化 この発明はまた、前記エステル類およびアミド類のサツ
カリド部分、シアル酸およびセラミドの水酸基の過アシ
ル化(パーアシル(ヒ)誘導体を包含する。これらの誘
導体においで、アシル基は脂肪族、芳香族、芳香環を有
する脂肪族鎖(アラリファチック)、脂環式 −−また
はへテロ環式系列の酸、好ましくは最高10個の炭素原
子、特に6個の原子を有する脂肪族、芳香族、芳香環を
有する脂肪族鎖、脂環式    −一 またはへテロ環
式系列の酸から誘導できる。このような酸の例は、ぎ酸
、酢酸、プロピオン酸、各酪酸類および各バレリアン酸
類、およびカプロン酸またはカプリン酸等である。また
これらは、例えば同数の炭素原子を有する酸であって、
特に乳酸等のようなヒドロキシ酸、グリシン等のような
アミノ酸、または、こはく酸、マロン酸または・マレイ
ン酸等のような三塩基性酸など、置換基を育する酸から
も誘導することができる。芳香族酸としては、ベンゼン
環をただ1個だけ有する酸が好ましく、特に、安息香酸
およびメチル基、ヒドロキシル基、アミン基またはカル
ボキシル基等を有するその誘導体が好ましい。このよう
な酸の例は、パラアミ7安息香酸、サリチル酸またはフ
タル酸等である。この発明においては、これらの酸を酸
、洪水物の形で、遊離またはエステル化したカルボキシ
ル基を有するガングリオシドの水酸基と反応させる方法
を用いる。
またこの発明は、前記ガングリオシド順方よびその混合
物であって、遊離カルボキシル官能基を有するものの過
アシル化誘導体をも包含しでいる。
これらの誘導体の場合でも、前記の酸から誘導するアシ
ル化誘導体が特に重要である。また、遊離カルボキシル
、またはエステル型またはアミド型カルボキシル官能基
を有する過アシル化誘導体も、前記の如く、ガングリオ
シド誘導体、すなわちAおよびBグループが、特にアシ
ル基を有し、エステルおよびアミド誘導体の混合物であ
るので重要である。したがって特に好ましい新規ガング
リオシド誘導体の1群は、ガングリオシド・エステルお
よびアミドおよびその水酸基を過アシル化した誘導体だ
けでなく、該ガングリオシドのカルボキシル官能基が遊
離型である過アシル化誘導体も同じくその中に包含する
。これらの誘導体に3喜するエステル基は、最高6個ま
での飽和炭素原子ををする非置換脂肪族アルコール類、
およびヒドロキシル、最高4個の炭素原子を有するアル
コキシル、アミン性基、またはアルキル基に最高4個の
炭素原子を有するアルキルアミンまたはジアルキルアミ
ン性基、カルボキシル基、アルキル残基に最4高4個の
炭素原子を有するカルボアルコキシ基等で置換された上
記アルコール類、および最高1個の2重結合を有する対
応する不飽和脂肪族アルコール類、および1〜3個のメ
チル基で置換または置換されないただ1個のベンゼン環
を有する含芳香環脂肪族(アラクファテイツク)アルコ
ール類、1〜3個のメチル基で置換または置換されない
1個のシクロヘキサン環を有する脂環式アルコールまた
は、脂肪族鎖部分に最高4個の炭素原子を有し、同様の
シクロへ牛サン環を有する脂肪族−脂環式アルコール類
、およびテトラヒドロフラノールおよびテトラヒトミピ
ラ、/−ル等から成る1群によって構成されるアルコー
ル類から誘導される。
最も好ましい誘導体に含まれるアミド基は、アンモニア
、またはアルキル基に最高6個の炭素原子を有するアル
キルアミンまたはジアルキルアミン項またはアルキレフ
基に4〜8個の炭素原子を有するアルキレンアミン類か
ら誘導される。この場合、アルキル基またはアルキレン
基は、窒素、酸素、硫黄の中から選ばれるヘテロ原子で
その炭素鎖を中断することができ、ここにおいて、最高
4個までの炭素原子を有するアルキルで置換された窒素
原子が存在する場合の基はイミン性−N)Iであること
ができおよび/またはアルキル基に最高4個の炭素原子
を有するアミン性、アルキルアミン性またはジアルキル
アミン性基の中から選ばれる基、またはヒドロキシル基
またはアルキル基に最高4個の炭素原子を有するアルコ
キシル基、または最高3個までのメチル基で置換し得る
ただ1個のベンゼン環を育し、脂肪族鎖に最高4個の炭
素原子を有する全芳香環脂肪族アミン等によって置換す
ることができる。
これらの最も好ましい誘導体に含まれる水酸基をエステ
ル化するアシル基は、ヒドロキシル、アミンおよびカル
ボキシル基の中から選ばれる官能基でさらに置換されて
いてもよい最高6個の炭素原子を有する飽和または不飽
和脂肪酸、およびその塩から誘導する。最も好ましいこ
の群の誘導体、前記のAおよびBグループのガングリオ
シド類、およびガングリオシド混合物の誘導体、例えば
AおよびBグループの混合物等(その官能基に関しし てはこの項で説明だ)は、この発明による医薬製Δ 剤の活性成分として特に興味あるものである。この発明
に係る新規化合物のうち、医薬製剤用として特2こ重要
なものはf記の誘導体である。
ガングリオシドGMlのエチルエステルガングリ5オシ
ドGMl のプロピルエステルガングリオシドGMl 
のインプロピルエステルガングリオシドGMlの正ブチ
ルエステルガングリオシドGMl のイソブチルエステ
ルガングリオシドG M 1  の第3級ブチルエステ
ルガングリオシドGMl のシクロヘキシルエステルこ
こに列挙したエステル類のがングリオシドG+Jlの代
わりにガングリオシドGD1b を含有している対応す
るエステル 上記に列挙したエステル類のガングリオシドGMlの代
わりにガングリオシドGD1aを含有しているエステル ここに列挙したエステル類のガングリオシドGM1の代
わりにガングリオシドGTl bを含有しているエステ
ル 上記のエステル類の過アセチレート類 上記のエステル類の過プロピオニレート類上記のエステ
ル類の過・正ブチリレート類上記のエステル類の過マレ
イニレート類上記のエステル類の過マロニレート類 上記のエステル類の過スクシニレート類ガングリオシド
GM1、GD1b−’Dla−”r1bの過アセチレー
ト類 上記と同じガングリオシド類の過プロピオニレート類、
過・正ブチリレート類、過マロニレート類、過スクシニ
レート類および過マレイニレート類 ガングリオシドGM1のアミド ガングリオシドco1aのアミド ガングリオシドGu1bのアミド ガングリオシドGT1bのアミド ガングリオシドGM1、GD1b%GD1a1GT1b
のメチルアミド、エチルアミド、プロピルアミドおよび
同様にジメチルアミン、ジエチルアミン、ピロリジン、
ピペリジン、ピペラジン、モルホリンチオモルホリンか
ら誘導されるこれらのガングリオシドのアミド類、およ
びここに示した上記アミド類の過アセチレート類、過プ
ロピオニレート類、過・正ブチリレート類、過マロニレ
ート類、過マレイニレート類および過スクシニレート類
、GMl、Gola、 Go1b、 Gr1bを主ガン
グリオシドとして含有しているガングリオシド混合物お
よび特に実施例2に例示した方法により入手した混合物
のメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、第3級ブ
チル、ベンジル、アリル、エトキシカルボニルメチルエ
ステル類、GMl、crD、1GDrb、 GT1bを
主ガングリオシドとして含有しているガングリオシド混
合物および特に実施例2に例示した方法により入手した
混合物の非置換アミド、メチルアミド、エチルアミド、
ベンジルアミド、イソプロピルアミド、ジメチルアミド
、ジエチルアミド、ジメチルアミノプロピルアミド、ジ
メチルアミノエチルアミド、エタノールアミド、G、1
%GD1a1Go1b、 Gr1b  を主ガングリオ
シドとして含有しているガングリオシド混合物および特
に実施例2に例示した方法により入手した混合物の過ア
セチレート、過・正ブチリレート、過プロピオニレート
、過マレイニレート、過マロニレート、過スクシニレー
ト誘導体等。
この発明において、例えばAおよびBグループの過アセ
チル化体で例示されるガングリオシドの過アセチル化体
のように遊離カルボキシル官能基を有する新規化合物か
ら金属塩を製造することができ、これもまたこの発明の
一部を成す。また三塩基性酸で過アシル化したエステル
類またはアミド類のように遊離酸機能を備えるこの発明
の他の誘導体からも金属塩を製造することができる。さ
らにまた、ガングリオシド誘導体の酸付加によって得ら
れるアミノアルコールのエステルのようなアミン機能を
含んでいる付加塩もこの発明の一部を成す。金属塩のう
ち特に好ましい塩は、治療に使用し得るアルカリ塩およ
びアルカリ土類金属塩類であって、このような塩の例は
、カリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩または土類金属塩の例としてア
ルミニラム塩等であるが、また同時に、第1級、第2級
または第3級脂肪族、芳香族または複素環式アミン等の
ような有機塩基との塩も好ましく、このようなアミンの
例はメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ピ
ペリジン、モルホリン、エフェドリン、フルフリルアミ
ン、コリン、エチレンジアミン、アミノエタノール等で
ある。
この発明において、酸付加によってガングリオシドと塩
を作り得る酸のうち、特に好ましいのは水素酸であり、
このような酸の例は塩酸、臭化水素酸、りん酸、硫酸等
であり、またぎ酸、酢酸またはプロピオン酸、こはく酸
またはマレイン酸等のような最高7個までの炭素原子を
有する低級脂肪酸も好ましい。治療に使用し得ない酸ま
たは塩基でも、新規ガングリオシド誘導体の精製に使用
することができ、この発明の一部を成すものであり、こ
のような例はピクリン酸等である。新規誘導体の遊離型
とそれらの塩との間の密接な関連性に鑑み、この発明明
細書においては特に明示しない場合であっても、当然そ
の両型を包含して考えている。
この発明の新規ガングリオシド・エステルおよびアミド
類は、一般に無定形の無色または帯灰色の粉末であって
、水および極性溶媒にきわめてよく溶解する。このよう
な溶媒は、例えばメチル、エチルまたはプロピルアルコ
ール等の脂肪族低級アルコール類、アセトン等のケトン
類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、またはジオキサンまたは
テトラヒドロフラン等のエーテル類等である。しかし、
水酸基の位置をアシル化した誘導体では水に対する溶解
度がかなり低下し、一方、上記の有機溶媒に対しては増
大する。非経口的適用の溶液剤型の医薬製剤の製造に当
たっては、新規誘導体の親水性または親油性の度合いを
勘案して、その都度最適な溶媒を選択すべきである。
〔製造方法〕
この発明はまた、前記の新規ガングリオシド誘導体また
は既に公知のガングリオシド誘導体の製造方法をも包含
する。これらの方法は、一方においてはカルボン酸の新
規エステルおよびアミド類の製造および新規アシル誘導
体製造の際の水酸基のアシル化に関して、高酸度試薬を
使用したりまたはどのような方法でもアルカリまたは酸
性加水分解条件下に進行するようなガングリオシドの基
本型を変化させる効果を有する如き方法、またはサツカ
リド部分の水酸基に好ましからぬアルキル化を生じる如
き方法を除き、通常行なわれる既知方法である。他方、
この発明はまた、以下に記載するガングリオシド類の分
子内エステルから出発し、新規および既知エステルの両
者を製造する新規方法から成る。
この発明は、エステル型またはアミド型カルボキシル官
能基を有するガングリオシド誘導体の製造と同時に、こ
れら誘導体の水酸基のアシル化誘導体の製造から成るの
で、一方では、遊離ヒドロキシル官能基を有する遊離ガ
ングリオシドおよび既にアシル化されたヒドロキシル官
能基を有するガングリオシドの両者のカルボキシル官能
基を、いずれもこの方法で修飾できる。他方、この方法
は、既にエステル化した誘導体またはアミド誘導体のヒ
ドロキシル官能基をアシル化できる。また、この発明に
よって、カルボキシル官能基を遊離したまま、ヒドロキ
シル官能基だけをアシル化することも可能である。した
がって、この発明においては、ガングリオシドまたはそ
の過アシル化誘導体の一つを、そのカルボキシル基の位
置でエステル化し、またはこれらをアミドに変換し、ま
たはこれらガングリオシド誘導体または遊離カルボキシ
ル官能基を有するガングリオシドの水酸基をアシル化す
る。塩にすることが可能な化合物が1葬られた場合は、
所望によりそれらの塩に変化し得る。
1、 カルボキシル基のエステル化 カルボキシルエステルを製造する既知方法としては、ガ
ングリオシドGM1およびGM3の既知メチルエステル
の製造に用いられた、前記ジャーナル、オン、リピツド
、リサーチ(Journal of LipidRes
earch )、21巻、642〜645頁(1980
年)の論文記載の方法をあげることができる。この方法
においては、イオン交換体、例えばダウエツクス50の
ような樹脂の存在下にエステル化すべきアルコールとガ
ングリオシド・カルボキシル基を反応させることにより
ガングリオシド・カルボキシルエステルを得ることがで
きる。同時に分子内エステルを形成することおよび反応
時間が長い(2〜3日)ことから収率は限られている。
6M3ガングリオシドのメチルエステルの製造にも同じ
方法か用いられている〔メンッズ、オン、エンチモロジ
−(Method of Enzymology )、
50巻、137〜140頁(1978年)、前出〕。こ
の種の部分エステル化は、仮に樹脂が存在しなくても収
率は低いが明瞭に行なわれる。ダウエックス50樹脂以
外にも、既述の如く一般に存在し、特に塩の形、とりわ
けナトリウム塩として抽出されるガングリオシドを遊離
ガングリオシドに変換し得る機能を有する酸性イオン交
換体も使用できる。
このガングリオシド塩を遊離ガングリオシドへ変換する
操作は、ここに記載する他のすべての通常方法にも好適
であり、アミド製造のようなカルボキシル官能基の官能
性の修飾にも好適である。然し、上記論文に記載の最も
よい方法は、ダウニック、1.−50WX8 (100
〜200メツシ4、H型)のような樹脂上に所望のアル
コールのアルコール溶液を通過させ、その溶出液を対応
するジアゾメタンおよび同じアルコール中で処理するこ
とにより、ガングリオシド中に存在する1個または複数
のカルボキシルをエステル化することにある。
特殊例として、メタノールおよびジアゾメタンを使用し
、この方法で処理することによりガングリオシドGM1
および0w3のエステルが好収量で製造されたことが記
載されている。
ガングリオシド・カルボキシルエステルのもう1つの良
好な製造方法は、ガングリオシドの金属塩をエーテル化
剤で処理することにある。アルカリ塩またはアルカリ土
類金属塩が使用されるが、他の金属塩でも使用できる。
エーテル化剤としては、文献既知のものをそのまま使用
できるが、特に各種無機酸または有機スルホン酸、例え
ば水素酸のエステル類を使用できる。換言すればメチル
またはエチルヨージッド等のようなハロゲン化炭化水素
等、または炭化水素類の中性または酸性サルフェート、
スルフイツト、カルボネート、シリケート、ホスフィツ
トまたは炭化水素スルホネート等であって、このような
例はベンゼンスルホン酸メチルまたはp−トルエンスル
ホン酸メチルまたはクロロスルホン酸メチルまたはエチ
ル等である。この反応は、好ましくはカルボキシル基に
導入すべきアルキル基に対応するアルコールのような好
適な溶媒中で遂行することができるが、またジオキサン
またはジメチルスルホキシドのようなケトンまたはエー
テル等の如き非極性溶媒も使用できる。
この発明の特徴であるガングリオシド・エステルの新規
製造方法は、この発明の新規ガングリオシドの製造と既
知エステルの製造の双方に使用することかでき、この方
法はガングリオシドの分子内エステルを、所望のアルコ
ールとその対応するアルコラートの1つとの混合物で処
理することから成る。この反応はそのアルコールの対応
する沸点温度で遂行できる。それより低い温度を用いる
こともできるが、その場合は反応時間はそれに応じて延
長する。また、著しい好収量と短い反応時間を断念する
なら、分子内エステルをそれに関連゛ のあるアルコー
ルだけで好ましくは同じ沸点温度で処理することも可能
である。分子内エステルは、例えば前記のベルギー特許
第894024号および米国特許第4,476,119
号に記載されている。
アルコラートとしては、好ましくはアルカリ金属アルコ
ラートが使用され、特にナトリウム・アルコラートが使
用される。
2、アミド類の製造 この発明における新規ガングリオシド−アミドは、既知
の方法をそのまま適用することによって製造でき、特に
下記の方法で製造できる。
a)ガングリオシドの分子内エステルをアンモニアまた
はアミン類と反応する。
b)ガングリオシドのカルボキシルエステルをアンモニ
アまたはアミン類と反応する。
C)ガングリオシド酸を、アンモニアまたはアミンで活
性化したカルボキシル基と反応する。
反応a)に関しては、ガングリオシドGM3の製造の場
合に既述した(前記参照)が、溶媒の存在または存在な
しに、ガングリオシドの分子内エステルを、目的とする
アミドを製造し得るアミンと直接処理することによって
行なわれる。反応は、−5〜10°Cのように極めて低
い温度でも行なうことかできるが、室温またはそれ以上
の温度で行なうことが好ましく、例えば30〜120℃
の温度で行なわれる。溶媒としては、ケトン類、芳香族
炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジオキサンまたはテトラヒドロフラン等が使用でき
る。
反応b)は、反応a)に記載の条件で好ましく行なわれ
る。この発明に記載のエステル以外にも、フェノールと
のエステルのような他のエステルも使用できる。
C)の反応におけるカルボキシル基の活性化は、ペプチ
ド化学で使用される既知の方法をそのま\使用できるが
、但し、ガングリオシド分子の分解を起こすような過度
に酸性または塩基性となる条件を含む方法は除外する。
例えばもし、出発ガングリオシドがナトリウム塩の形で
ある場合は、ダウニック(Dowex )型のイオン交
換樹脂またはその他のイオン交換体でこの塩を処理する
ことが好ましい。例えば、ジシクロへキシルカルボジイ
ミド、ベンジルイソプロピルカルポジイミドまたはベン
ジルエチルカルボジイミド等のようなカルボジイミド類
の存在下に縮合する方法、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールの存在下に縮合する方法またはN、d−カルボニ
ルジイミダゾールの存在下に縮合する方法が使用できる
3、水酸基のアシル化 サツカリド(糖類)、シアル酸部分およびセラミドの水
酸基のアシル化は、既知の方法をそのまま適用すること
ができ、例えば、好ましくはピリジンまたはコリン等の
ような第3級塩基の存在下に酸ハロゲン化物または酸無
水物をアシル化に使用することによりアシル化できる。
反応は、室温のような低温度に酸無水物のような酸誘導
体を放置して極めて長時間(例えば12〜24時間)反
応することにより遂行でき、あるいは50〜100°C
のやや高い温度で、短時間反応することによっても遂行
できる。
またこの発明は、新規誘導体の製造方法に関し、方法の
如何なる点ででも中断し、またはある中間体化合物から
製造を開始して、残りの段階を遂行し、またはもとの出
発物質を形成するようないかなる変法もすべて包含して
いる。
実施例1 ガングリオシドG1111.のメチルエステルガングリ
オノドGM、の分子内エステル5g(327mM)をメ
チレンクロリドおよびメタノールのjB−/I(混合物
(4,: I ) 200 、、YQに溶解する。叫/
にメタノール50+z(7に溶解しlこナトリウム・メ
ヂラー1−176 my(3,27mM)をこれに加え
、この、昆合物を2時間還流・l−ろ。反応の終末時に
、タウェノシス(Dowex)A G 50 X 8無
水樹脂(−I]型)で混合物を中和し、樹脂は濾過して
除去し、メタノールで洗滌し、溶液を蒸発乾固・rる。
残渣をメチレンタロリド7/メタノール(1:1)50
5+i2て回収しこれをアセトン250zi2に注入す
ることにより一ζ反応生成物を沈澱すt!”) 、、I
ll生成物(4、9y)4 、yυノロ71;ルム/メ
タノール/イソプロパツール/2%炭酸)2ンモニウム
液(11・lo:820:180:1=IO)の混合溶
媒を使用しfi011メルク(Merck’+ノリ力ゲ
ルて行っA装用高速液体クロマトクラフで−にかけ精製
する。精製画分を集めて、に発乾固し、残71’j、を
クロロホルム/メタノール(1:lN5.0に溶解し、
これにアセトン75mQを用いることによQ !+E 
11物か沈澱するっこの生成物はカングリオノl”GM
Iのメチルエステルである。収量4.29゜KBrベレ
ット法によるIRスペクトル分針で1750cff−’
に典型的なエステルの吸収帯が認められろ4.クロロホ
ルム/メタノール103%CaC&t(55:45:1
0)を使用したシリカゲル・プレート」二のクロマトグ
ラフィーを行い1−Jレリッヒ試薬で測定しくRr値0
.72)、この生成物は単一化合物でうり、出発物質と
して使用した分子内エステル(Rr値0.75)および
ガングリオシドG〜+、(RI’faO,65)を全く
含有していないことか1’Jl明する。NatCOsの
0.IN溶液で60℃、1時間処理することにより、エ
ステル結合が開裂し、乙との生成物GM、か得られる。
実施例2 うじの脳組織から抽出することによるガングリオノド混
合物(GA混合物)およびその対応する分−r内エステ
ル混合物の製造(以下の諸実施例に使動物から摘出した
うじの脳皮質をりん酸ψi+i lt々(+)II 6
 、8 )4ドζホ七ノ不−ト化する。テトラヒ!〜I
:Iフラン6容量をこれに加え、得られた混合物を遠心
°4°ろ。上清をテトラヒドロフランで2回再抽出する
。逮心後、エチルエーテルで非極性物質を分岐除去し、
水−テトラヒドロフラン層を、50%エタノールで平衡
化したイオン交換カラトに導入する。カラムからの溶出
液に水酸化バリウムと・1容がの水冷エタノールを加え
る。
冷所条件下に18時間おいた後、沈澱を採取し、水に溶
解後、塩酸で微に酸性にする。このようにして得た溶液
を透析し、凍結乾燥する。この時点での収t【は、使用
した神経組織1g当たり粗ガングリオシド混合物約0 
、6 myである。凍結乾燥品粉末をクロロホルム−メ
タノール(2:l)の30容量に分散させ、得られた溶
液を濾液が完全に透明となるまで濾過し、0.88%塩
化カリウム水溶KjL0.2容量を加えて、分離する。
上層を分取し、透析し、凍結乾燥する。最終収量は、編
組&11g当たり、精製ガングリオシド混合物約0 、
3 mgである。
i記の方法にしたかりて得られた混合物5gをoMso
50*12に溶解する。スチレン型無水樹脂(スルホン
酸)(50〜100メツンユ、H型)49をこの混合物
に加え、このようにして得た系を30分間室温で攪拌す
る。イオン交換樹脂による二Qう処理で、塩になってい
るカルボキシル基はすべて変換される。変換の完了は、
原子吸光法のよ−〕1π好適な物理的分析方法によって
確認する。ついて、荀(1指を吸引−ご過し、濾液をジ
ノタロへキノルカルポノイミド1.59で処理して、さ
らに1時間静置する。沈澱したノシクロヘキンル尿素を
濾過して除去し、濾液をアセトンl0011Qで処理す
ることにより、生成したガングリオシドの分子内エステ
ルの沈澱を生じる。
分子内エステル混合物の収量は11.6y(理論値の約
90〜95%)分子内エステル1洗導体の存在は赤り本
線吸収スペクトルによって確認後、さらに薄層クロマト
グラフィーで確かめろ。[([スペクトル分H?(K[
3ri去)エステル化しノニラクトン結合により175
0cl−’に吸収帯を生じる。薄層クロマトグラフィー
、シリカゲル平板を用いる。展開溶媒: CHG 12
3/ MeOH/ 0 、3%CaCC&3(5545
:10、v/v/v)。分子内エステル混合物のRr値
は0.7〜0.85である。最終生成物のRr値は、出
発混合物質のRr値より大きい。したかりてクロマトグ
ラフィーの結果は出発物質か存在していないことを示し
ている。N at CO3の01%溶液で60℃、1時
間処理−4−ろことにより、エステル結合か開裂12、
最−IJの出発ガングリオノド混合物が得られろ。
得られたガングリオシド混合物は、けい酸カラムを用い
、メタ、!−ルークロロホルムの混合液で8出すること
により、実質的に純粋なガングリオシド(「発明の背景
および分!l!F jの項で説明)に相当する各部分に
分別することができる。この方法で得られた平均的構成
は、ガングリオノドGDla約40%、ガングリオシド
GM、21%、ガングリオシドGt、b19%およびガ
ングリオシドGD1b16%である。
1、!im例:3 カッ′711オツド混音物のメチルエステル混合物カン
グリオノド、混合物(実施例2に記載のようにうじの脳
組織から抽出によって得られた乙の)、7)分子内エス
テル5gをメチレンクロリドおよびメタノール4:1の
無水混合液200aQに溶解ずt、1.、 jji(水
メタノール50111(2にl8解したナトリウム・メ
チラート318.l!9(5,86mM)をこれに加え
、この混合物を2時間還流する。以下、実施例1に記載
のよつに行い、粗反応生成物を分離する(49%)1.
ついで、この粗製物を、セフアデックス・l) D A
 EアセテートA−2で、溶媒としてクロ(Iホルム/
メタノール/水(30・608)の混合液を使用するク
ロマトグラフィーにより精製する。
合わ己゛ノニ中性画分を蒸発さU・、水で透析し、+I
i度F、4 Q乾固する。残渣をクロロホルム/メタノ
ール(1:1)15村に溶解し、アセトン751+12
で生成物を沈澱さけろ。収量439゜(Rスペクトル分
1(KBr)ては1750cm−’にエステル結合の典
IFlj的な吸収を認めた。実施例!に記載の如く行つ
fニクロマトグラフィーでは、生成物はRr値072〜
0.85を示し、カングリオノドのメチルエステル混合
物であることか判明した(ガングリオノド混合物の[也
「値は02〜0.7)。
エステル交換か完全であることは、N at CO3の
0、IN溶液で60℃、1時間処理してすべてのエステ
ルの開裂を起こした後、遊離したメチルアルコールを定
量的「ヘッド・スペース」ガスクロマトグラフィーにか
けて得られろアルコキノ基ノアル酸基の分子比とネベン
ネルホルムのN−アセチルノイラミン酸測定法から測定
することにより確認することができろ。
実施例4 ガングリオシドG M Iのエチルエステル実施例1の
メチルエステルを得る方法と同様の方法により、但し、
メチルアルコールおよびナトリウム・メチラートの代イ
つりにエチルアルコールj5よびナトリウム・エチラー
トを使用し、また実施例1と同モル量の分子内エステル
およびエチラ−f4tを使用して、G M Hのエチル
エステルを製造し、分離する。ダウエックス(Dowe
x)樹脂をエチルアルコールで洗滌し、濾過した物質を
蒸発することによって得た残渣を、メチレンクロリド/
エタノール(1:1)50xQに溶解オろ。粗生成物(
、・)収htは4.9!/でj5る。精製ら実施例1と
同様にLで行う。精製した〇 M lガングリオノド・
エチルエステルの収量は4,39゜実施例Iの方法と同
(、トにして′、L、:施しfこ生成物のりC77トグ
ラフイー分)jてで、Rc値08の単一化合物の6・C
七を示し、G〜1、カングリオノドおよびその分子内エ
ステル(I(自1市、′Lそイ′1どれ065および0
.75)は(7:在しなL)ことθ・1′41明する。
実施例1記載と同様なNXI、COlによる加水分解で
、ガングリオノF’ G M lか生;戊子ろ。Inス
ペクトル分鼾(K[3r?J2)により1750cm−
’に典型的なエステルの吸収帯を認めろ。
号jI&例5 ツノンクリオノド混合物のエチルエステル混合物実施例
3のメチルエステル混合物を得る方法と同様の方法によ
り、但し、エチルアルコールお上ひナトリ「ンム・メチ
ラートの代わりにJ“、チルアルコールおよびナトリウ
ム・エチラートを使用し、分子内エステル混合物59お
よびナトリウム・エチラート318m9(5,86mM
)を使用してエチルエステル混合物を製造し、分離する
ダウエックス樹脂の洗滌はエチルアルコールて?テい、
濾過した物質を蒸発することによ−て得f−残澄を、り
aaホ/l/ lz / エタ/−ル(1: I )5
0.y&に溶解ケる。、fil生我物の収量は4.99
てd5ろ、精製ら実施例3と同様にして行う。精製しf
エステルエステル混合物の収量は459゜IRスベタト
ル分近(KBr法)によりI 750c、w−’に典型
的16 エステルの吸収帯を認めろ。、凋整しl二てJ
)クロロホルム/メタノール/IM水酸化テ°トラメチ
ルア/モニウム(55:45・10)溶液を使1rl 
L、エールリッヒ試薬でH111定するソリカゲル乎1
反タロマドタラフィーを行い、この生成物は050〜0
75の+ulpRを示す(ガングリオノド混合物では0
20〜0.60)> 完全なエステル交換は実施例3に記載の方法と同(、η
の方法て証明オろ。
1〜’+1!!iシll li 力/ItllオツドG1141J)イノ7′ロビルエス
テル”旧例I J)メチルエステルを得ろが、プ、と同
様のツノ法1こより、但し、メチルアルコールおよびナ
ト1、lr“)−1、・メチラート、)代わ′2にイ゛
ノブCIピルアルコール1″j上びナトリウム・イソブ
〔Jビラートを使111シ、まf−実施例1と同モル遺
の分−11内エステル1、Lひ(、)プロピラード量を
使用して、この誘導法・2製造し、分離する。ダウエ・
・lタス樹脂の洗滌・全イソプロピルアルコールで行い
、IIB過した物質・!味発オろことによって得た残渣
を、メチレンク・、7+11・/イソプロパツール(1
:I)50mgに溶解・(゛ろ。+ll’L:成物の収
量は・1.99である。精製6実11@例1と固唾にし
て行う。精製しfこGM、ガングリオノド・イソプロピ
ルエステルの収1dは11.29゜実迩例1の方法と同
様にして実施した生成物のりaマドグラフィー分析で、
rtrt直0.85の単一化合物の年産を示し、GM、
ガングリオシドおよびその分子内エステルは存在しない
ことか判明する3実施例■の記載と同様なNatCO3
による加水分解によ−)でガノクリオノF’ G y 
+か生1戊(、l−I nスペクトル分υF(K13r
/Il、)に、ノ;す、l 750cz2’に典型的な
エステルの吸収帯を認y)ろ。
実施例7 カンクリオツド混合物のイソプロピルエステル混合物 実物例3のメチルエステル混合物をえろ1ノ°θ、と同
様の方法により、但し、メチルアルコールおよびすトリ
ウム・メチラートの代わりにイソプロピルアルコールお
よびナトリウム・イソプロピラードを使用し、分子内エ
ステル混合物5gおよびナトリウム・イソプロピラード
537!R9(6,52mM)を使用してこの誘導体混
合物を製造し、分離する1、ダウエックス樹脂の洗滌は
イソプロピルアルコールで行い、濾過した物質を凶発す
ることによって得た残渣をクロロホルム/イソプロパツ
ール(1:1)50ieに溶解する。粗生成物の収量は
4.99である。精製ら実施例3と同様に行うが、但し
、クロロホルム/イソプロピルアルコール/水(20:
60:8)の混合液をクロマトグラフィーJ)溶出液と
して使用する。精製したイソプロピルエステル混合物の
収量は439゜ 1に11租例5に記載の方法でクロ1マドグラフイーを
行い、生成物は0.40−0.78のrtr値を示す(
ガングリオノド混合物は0.20−0.60)。tRス
ペクトル分Fr(KBr法)により、l 750cm−
”に典型的なエステルの吸収帯を認めろ。完全なエスフ
“ル交換は実施例3に記載の方法と同様の方法で証明4
−ろ。
実l血例8 カングリオノドGM、の第3扱ブチルエステル′丸j1
&例1のメチルエステルをi′−)ろ方法と同様の力l
ノ言こよi)、(IJ (、、メチルアルコールおよび
ナトリ・°lム・メチラートの代イっりに、第3吸ブチ
ルアルコールおよびナトリウム・第3扱ブチラードを使
用し、また実施例1と同モルEilの分子内エステルお
よび第3汲ブヂルアルコールj11を使用して、二y)
 、:l、4体を”A逍し、分nIFする。ダウエック
ス樹1ii y)洗滌を第3汲ブチルアルコールて行い
、l・ど過しノ゛−1勿質・督;べ発子ろこと(こよ−
・てiすた残ンへを、メチレンクロリド/第3級ブチル
アルコール(11)50mQに溶解ケる。粗生成物の収
量は4 つ9て西ろ。精製したGM、ガングリオシド・
第3級ブチルエステルの収量は41了。
実施例1と同様の方法で実施した生成物のクロマトグラ
フィーから、0.71(1)Rr値を何する中−化合物
の存在か示され、ClTl、カングリオノドおよびその
分子内エステルは6′、([シない。実施例1に記載の
ようなNatCO,にょる加水分解から、カンクリオツ
ドGMIか生成・)−ろ、+Iえスペクトル分析(K[
3r法)により、1750c〔’L:すlハシ的なエス
テル吸収帯を認める。
実施例9 ガンク混合物トイ昆合物の第3級ブチルエステル混合物 実施例3のメチルエステル混合物を得ろ方法と同様の方
法により、但しメチルアルコールによひナトリウム・メ
チラートの代わりに第3扱ブチルアルコールおよびナト
リウl、・第3最ブチラード4−使用し、分子内エステ
ル混合物59およびす1・リパノム・’M’= :3 
’i及ツブチラーl−fi 28.Ti;1ir((i
、52m\l’l−全使用して、二の混合物を・視迅し
、分離・1−ろ。
S/’ ”J J、 !クス樹脂の洗滌は第:3扱ブチ
ルアルコール−ζij゛い、濾過した物質を蒸発するご
とによって得/二浅渣をケ〔10ポル!、/第31及ブ
ーf−ルアルコール+、 l 、 I :i 502σ
に溶解ずろ。粗生成物の収らにはL  07で三5ろ。
精製し実施例3と同様に行うが、II l−、クロロボ
ルム/第31及ブ子ルアlレコール(11)、91g、
合1夜をクロマトグラフィーの溶出液として使用する。
精製した第3級ブチルエステルの収ら)は41凱 【R
スペクトル分析(Kr3r法)により、l 750cx
t−’に典型的なエステルの吸収帯を認コ・′)ろ。実
施例5に2aの方法てりc1マドグラフィーを?’r 
イ、生成物(io−25〜0.70のRr&ffを、、
< 1− 、完全に反応が行なわれていることは、実施
例:3に記載の方法と同様にして証明する。
実施例10 ガングリオシドG M lのペンジルエステルガノグリ
オノドG y +のカリウム塩5g(3,14mM)を
ツメチルスルホキシド(DMSO)50z12に溶解し
、ヘノノルタLJ’l l”1.58g(12,5+n
\IJわよびK l 2.08y(125mM)を二7
ノ溶液ニ加ンLろ。窒素中に、25°Cて・18時間放
置j−て反]1..:さUろっ反応終末時、溶液をn−
ブタノール溶液水(′21)で分岐して、D〜ISOお
Lび塩を除ノi計ろ−ブタノール溶液を蒸発乾固し、+
I父11ンをクロロホルム/ヘンノルアルコール(1:
I)50ηeて回収し、アセトノ250.11Qを用い
て反応生成物を沈澱さu/′J0このようにして得ら1
1z r:、粗生成物(5,3!?、)を、ノリ力ゲル
平板で、クロロホルム/メタノール/水(65二32 
ニア)の混合液を溶媒として使用する調整用クロマトグ
ラフィーにかけることによって精製する。
純粋両分を合わけて蒸発し、残渣をクロロポルム/イソ
プロパツール(l・1)15.1pに再溶解し、アセト
ン75IItgで生成物を沈澱させろ。純粋なヘンシル
エステルの収量:489゜ IRスペクトル分析(KBr法)により」750C1−
1に典型的なエステルの吸収帯を認め、まf二無水エチ
ルアルコールを溶媒として行うUVスペクトルd川用て
は、250.255および261nMf53側J)吸収
極大を示す。
ユーロロホルム/メタノール10,3%Ca CQ t
 (60:35:8)、よjよびクロロホルム/メタノ
ール−’ 2 、5 Nアンモニア水溶、夜(55:4
5:l 2)をIIい、ノリカゲル平板でエールリッヒ
試薬を用い一ζ測〉と4゛るクロマトグラフィーを行い
、この生成物(まそれぞれ0.65および0.53のR
r値をrfl−ろ中・物質てδ5す、GM、出発物質(
[値は、モジ−3イーO110および145)を含f丁
しないことか認められる。
\a、ICO、、l) O、l N i合液で60℃、
1時間処理・(−ろことにより、エステル結合の開裂か
起こり、乙と5′)出発物質(GM、およびヘンシルア
ルコール)/戸t1.?られろ。
′λ≦施例II カンクリオツド混合物C)ヘノノルエステル混合物 )1. 、’j直例2に記載の如く、うじの脳組織から
抽出t°;’、こと:こよ−・て人手し、引続きナトリ
ウムをカリウムに置換(イオン交換)して塩としfニカ
ンゲリオンド混合物(カリウム塩)59をl)MSOl
oo−iQに溶解し、この溶液にベンノルクロリド3.
3g(2G、OmM)および216g(13,0mM)
を加えろっ混合物を、窒素中に25℃で48時間放置し
て反応させろ。反応の終末時に、f8液をブタノール溶
液■20て分割して、DMSOおよび塩を除去する。
ブタノール溶液を蒸発乾固して、残渣をクロロポルf、
/ヘンノルアルコ−ル し、アセトン25020.を用し・て−1Z成物を沈澱
ご1」ろ。このようにして得られた粗生成物(ラ 69
)を、クロロホルム/メタノール/水(30:608)
を使用しセファデックス−DE/〜E(アセテート型)
で行うクロマトクラフィーによって精製・rろ。
溶出した中性画分を合ね口°で、蒸発によーて溶媒を除
去し、残〜をクロロホルム/イソプロI ’+ 7’−
ル(1 :1)l 5nで採取し、アセトン757&を
用いて精製したへンジルエステル,1複合物を沈殿5口
ろ。収量! 9凱 + +?スベ′7トルFr+斤(K 13 r/!; 
) +コよりl 750c、′1− ’+ : 1if
i ++、り的・′^ニスづ−ルノ)吸収帯を認め、ま
た111(水工= ルフルコールを溶媒として行’+l
;Vスペクトル、111ノドて1よ、250.255お
よび26IniVIに311古1.)吸収庫大を示す。
′’ U ’Jポルム/メタノール103%CaC12
3(6t1.25:8)、およびクロロホルム/メタノ
−・ル25\アンモニア水溶を夜(55:45:12)
を(・Ijll+f〜 ノリ力ゲル平阪でエールリッヒ
試薬を用いて測定するクロマトグラフィーを行うことに
よ・)、二の生成物は、それぞれ140〜0,70おL
乙・029〜053の間で変化中るRf値を有すること
か認められる(らとのガングリオノド混合物、) It
 f値は、それぞれ0.05〜14oおよご・012〜
146)。
完全に反応か行なイつれているごとは、実施例3に記載
ツノ方法と同様にして証明する。
J′、施例12 ガングリオノドGM、のアリルエステルカングリオノド
GM、のカリウム塩5g(3,14mM)をDMSO5
0りに溶解し、この溶液にアリルプロミド453.7m
g(3,75mM)とKI625 Jg(3、75mM
)を加える。これを25でて48時間放置して反応させ
ろ。
反応の終末時に、この溶液をn−ブタノール/1120
(2:l)で分割してD MS Oと塩を除去・)−ろ
っブタノール溶液を蒸発乾固し、その残渣をクロロホル
ム/メタノール(1:I)の50z(!に溶解して採取
し、アセトン250′Rf2を用いて生成物を沈澱さけ
る。
このようにして得た粗生成物(5,19)を、ついてク
ロロホルム/メタノール/水(60:35:8)の混合
物を溶媒として使用する調整用ソリ力ゲル・カラムクロ
マトグラフィーにより精製する。
純粋両分を集めて、これを蒸発し、クロロホルム/イソ
プロパツール(1:1)15.x&に再び溶解し、アセ
トン75a(7で生成物を沈澱させる。純粋なアリルエ
ステルの収Hk ll 、 5 y。
IRスペクトル分析(KBr法)によりI 750ca
−’に典型的なエステルの吸収帯を認める。
りCjCJホルム/メタノール10.3%cacQ(6
0・↓0・9)、およびクロロホルム/メタノール/2
5\アンモニア水溶液(55:45:l O)を使用し
、ノリ力ゲル平板でエールリッヒ試薬を用L)て測定す
るクロマトグラフィーを行うことにより、この生成物は
それぞれ0.56および0.39ノ) It f値を有
する単一な化合物であり、らとのガングリオノドG s
s l(R[l直は、それぞれ0.40および0.42
)は全く存在しないことか認められる。
0、I N−Na2CL)z溶液て、60 ’C1時間
処理十ろことにより、エステル結合の開裂か起こり、出
発力ノグリオンドGMlおよびアリルアルコールか得ら
れろ。
実施例13   。
ガングリオノドG%A、のエトキノカルボニルメチルエ
ステル カングリオントGM、のカリウ” 塩D 9(3、14
mM:lを1)〜l5O50ai!に溶解し、この溶液
にモノブロム酢酸エチル2.12!7(12,5mM)
およびに12、(] 89(12,5mM)を加え、こ
れを25℃て24時間放置して反応させる。−)いで、
こり)溶液をn−ブタノール/水(2:1)で分割して
D M S Qと塩を除去する。ブタノール溶液を蒸発
乾固し、その残渣をクロロホルム/メタノール(1・l
)の50mt2に溶解して採取し、アセトン250.+
vσを用いて生成物を沈澱させろ。収量4.8g。
この組成物を、クロロホルム/メタノール、/水(60
:32 ニア)の、昆合液を溶媒として使用する調整用
ンリカゲル・カラムクロマトグラフィーにより精製オろ
。純粋画分を1)イ・)uoて蒸発乾固し、残渣をクロ
ロポルム/メタノール(1:1)15*10に溶解し、
アセトン75mQを用いてエトキノカルボニルメチルエ
ステルを沈澱させる。収量・24g。
IRスペクトル分tf(KBr法)によりl 750c
、++ −’に典型的なエステルの吸収帯を認める。
クロロホルム/メタノール10.3%CaCぐ、(60
:35:8)を使用し、ノリ力ゲル平板でエールリッヒ
試薬を用いて測定するクロマトグラフィーを行うことに
より、この生成物は0.6・I Q) RIlp’jを
rloする単一化合物であり、出発化合物G y 1 
i′11l’ i11’jυ ・10)は全<(NEし
ないことか認められろ。
(1、I N −Na、C03溶液て、60°C1時間
処理、1−ろことにより、エステル結合の開裂が起こり
、らとのカングリオノドGM、か得られる。
実噺例I・1 ガノタリオノドG M+のアミド カングリオノドG M Iの分−r−内エステル5g(
327mM)をIart水イソジイソプロピルアルコー
ル100xQする。低星(−5°C)でこの懸澗液の攪
拌を続け、3時間無水条件で、乾燥アンモニアを吹き込
む。
反応の終末時に、溶媒を蒸発させて除去し、そJ)残渣
をクロロホルム/メタノール(1l)の50H4Qに溶
解して回収し、アセトン250z(2を用いて生成物を
沈澱させる。
粗生成物(=1.9y)を1%N at CO3溶液1
0011+(て25°C130分間処理して残留するエ
ステル基を1)日水分解し、水で透析後、真空で蒸発乾
固し、ついてクロロホルム/メタノール/l−1zO(
60:109)の混合液を第■溶媒、タロロア1;シム
/メタ、7−ル/H,O(55:45・10)の混合液
を第2溶媒として使用するJl−1整用ノリカ/7’ル
・カフムクロマトクラフィーを行って精製する。、1・
、出4’ 、S純粋画分を合わUて、蒸発乾固して践t
hをり(1[!ポルム/メタノール(11)の15xQ
に溶解し、アセトン75々Qてアミドを沈澱させろ。収
M・18トクロロポルム/メタノール/・1Nアンモニ
ア水溶液(5545:10)、およびクロロホルム/メ
タノール/′03%(/ a Co2(55:45 :
 l O)を便111シ、ノリ力ゲル平板でレゾルンノ
ール試薬を用いて測定するクロマトグラフィーを行うこ
とにより、この生成物は単一化合物であり(Rf値は、
それぞれ0.10および032)、GMlを全く食上な
い(GMIのR1’値は、それぞれ0.35および03
5)ことか裏付けられろ。
実施例15 ガングリオシド混合物のアミドl昆合物実施例2に記載
のガングリオシド分子内エステル混合物5gを、実施例
14と同様にアンモニアと反応さけ、同し〈実施例14
に記載の如くアセトノで沈澱さけろ。実施例14に記1
戦のよ;)に\a−Co J l1t1水分解処理後、
111生成物を一ド記の方法て精製する。
IJ[1水分解によって得た生成物を水で透析し、溶液
を真空蒸発し、残渣をクロロポルム/メタノール、/1
.Lo(30:60 :8)の50順に回収しこれをク
ロロホルム/メタノール/水(30:60:8)の混、
′ffi液を溶媒として使用するセファデックス−DI
らAEA−25(アセテート型)による、、l、%l製
用りじ!7トグラフイーで精製する。
溶出する中性画分をメヘ発乾固し、透Uテシ、再度、:
I′< (6乾固し、これをクロ〔1ポルム/メタノー
ル(10の15x(に溶解し、アセトン75z0.でア
ミド混合物を沈澱、、5u゛ろ。収呈4.89゜11え
スペクトル分針てl 750cttt−’の典(−v的
な」−ステルの吸収帯は乙はや認められない。
′!ロLJホルム/メタノール/♂INアンモーア水、
゛1層1々(55・lI5:10)1.1; 、1:び
夕[7Clホルム/メメタ−ル、103%CaCり、(
55:45:l Q)を使用1−、レゾルノノール試薬
てi+tl+定、4−るシリカゲル・l’ t)、jり
[lマドグラフィーを行うと、この生成物は、それぞれ
0.01〜0.lOおよび055〜145の間で変動す
るRf値を示す(乙とのカングリオノド混合物のRf値
は、それぞれ0.15〜070および0.20〜070
である)。
実施例16 ガングリオシドGM、のメチルアミド ガングリオノドGM、の分子内エステル59(327+
++M)を、無水条件で冷凍S流器を付けf二容2に中
、−25℃て無水メチルアミノ25mQ中に完全に懸♂
jさ仕ろ。I2!、濁液を室温て3時間攪拌を続i+ろ
33反応の終末時に、溶媒を入定させて除去し、15、
清をクロロホルム/メタノール(11ルう50%に採取
し、アセトン250.ηQて沈澱suろ。
このようにして得た川う1成物(・1 、9 y)を、
I %Na、2CO3100aOて25°Cて30分間
処理して残留するエステル括を加水分解し、水で透析−
4−;C広’+(k /i:真空テ、7r’;、 発1
;・2 固L、残jh −、’i 夕C) IV ホJ
L7 !、・メタノール/水(30:60 :8)の混
合液を溶媒として使用するセファデックスDEAE  
A−25(アセテート型)による、JM] 装用クロマ
トグラフィーて11′1・jI′、!°・4″ろ。
中性両分を合わ仕て、■発乾燥し、透析を行い、11)
 11: ;ベイこし、クロロホルム/メタノール(1
:1)15、τCに溶解し、アセトン75RQてメチル
アミド・1−沈、!Qさ己ろ。収j且・1.89゜[R
スペクトル分析てl 750cz−’の典型的なエステ
ルの吸収帯は認められない。
クロロホルム/メタノール/4Nアンモニア水溶液(5
ラ ・15:10)、およびクロロポルム/メンノール
103%CaC12z(55:45 : l O)を使
111シ、レゾルノノール試薬で測定4“ろシリカゲル
]IL仮によるクロマトグラフィーで、この生成物は、
それぞれ0.13および072に11r値を有する11
1−化合物であり、G M lを全く含んでいないこと
か認、y)られろ(GMIのRf値は、それぞれ03う
4;よび065)。
実施例17 カ/グリオンド混合物のメチルアミド混合物実施例15
に使用した分子内エステル混合物59を、実施例16と
同様にしてメチルアミンで処理し、同し〈実施例16と
同し方法で、反応生成物を処理し、分離する。純粋な生
成物の収量(使用したガングリオシド混合物のメチルア
ミド、混合物)は4,8gである。
実施例16と同様にして測定したRr値は、それぞれ0
.01〜0.IOlおよび0.20〜145である(ら
とのガングリオシド混合物のRr IiMは、それぞれ
0.15〜070、および020〜0゜70)。【Rス
ペクトル分析の成績は、実施例I6と同様である。
実施例18 ガングリオシドGM、のエチルアミド ガングリオノドGIT!、の分子内エステル59(32
7n+M)とエチルアミン25村から、実施例16と同
様の方法により、この誘導体を製造し、精製を行う。純
粋なカッグリオ910M1エチルアミドの収量は4.8
9である。
!Rスペクトル分析の成績は実施例16のメチルアミド
の場合と同じであり、同実施例と同一条件で行ったクロ
マトグラフィー試験により、この1:、5Q物は、そノ
Rrvj(ソれぞao、19、オヨヒ075)から重−
物質であり、GMlを全く含有しないことが認められる
(GM、のRr値は、それぞ:IZ、 0 、35、お
よび065)。
実施例19 ガノタ゛リオンド混合物のエチルアミド昆合物実雀例1
7て使用したガングリオシド分子内エステルの混合物5
gとエチルアミン25村から、実施例17と同様の方法
により、この誘導体混合物を装造し、l+’J ”Aす
る。ガングリオシド混合物のエヂルアミト混合物の収量
は4 、89である。クロcノー1ルム、/メタノール
/4Nアンモニア水溶液(5545:10)、およびク
ロロポルム/メタノール/ O、:3%CaC&、(6
035:8)を使用し、レソルノ、ノール試薬を用いて
ifうタロマドグラフィー測定で得られるRf値は、そ
れぞれ0.11〜021、」jよび0.35〜055て
♂5ろ(乙とのガンタリオノト、昆合物の[工[値は、
それぞれ0,15〜070才;よび0.05〜0.11
(lて♂うる)。
Jで11&例20 ガングリオシドCJM、のブチル−2−アミドガングリ
オシドG11ll、分子内エステル5V(3,27mM
)を無水ビリノン25dに溶解する。この溶液に2−ブ
チルアミン12.511(!を加え、混合物を無水条件
下に25℃で24時間攪拌を続ける。
反応の終末時に、溶媒を、;!−発し、残渣をクロロポ
ルム/メタノール(1:I)の50z(に採取し、アセ
トン2501f2で反応生成物を沈澱させる。
得られた粗生成物(5,29)を1%N a 2 CO
3溶液10011(て30分間25℃で処理して残留し
ているエステル基を加水分解し、水で透析し、通針溶液
を真空で蒸発乾固71−る。残渣をクロロホルム/メタ
ノール/水(110:40:6)を溶媒として使用する
調製用ノリ力ゲル・クロマトクラフィーで精製する。溶
出する純粋画分を合わせて、溶液を蒸発乾固し、残渣を
クロロホルム/イソプロパツール(1:l)で回収し、
アセトン75z&でブチルアミドを沈澱させる。収I1
1は=17?である。
IRスペクトル分析で、I 750cm、−’の典型的
なエステルの吸収jIFは乙はや認められない。
′!口〔ノホルム/′メタノール/4\アンモニア水+
’i’? 114k((i 0 :40 :9:i、お
よびクロロホルム/メタール、 0  :3%CaCジ
、CG O:35 :8)を使用し、し!−ルンノール
試■で測定するノリ力ゲル平板を用いろ90マドグラフ
イーで、こりつ生成物は、そ′ど・′030、お貝び0
50のILi″値を示すjliイツグYT −C,、,
5す、ガングリオノドCM 1を全く含何1−ていパ〕
いこと・谷示している(、GM、の1ur(直は、そ、
パ、ど”、0.12、および140)。
実ず1伍例21 ガンクリオツドCIM+のペンジルアミドカンゲリオノ
トGM、の分子内エステル59(3゜27mM)を無水
ビリノン20aQ、に溶解し、ヘンノルアミノ3964
g(3、27mM)をこの溶液に加えろ。ついて、この
溶液を無水条件下に24時間室温て醐拌を続けろ。
文応シ)終末時に、溶媒を蒸発して除去し、浅漬−’i
 7 clczホルム/メ9./−/Lz(1: l 
)ノ50i12IC採取し、アセトン25ffI2で生
成物を沈澱させる。
iuらイtlこ粗生成物(5,19)を¥施例16に記
載J)方法で精製し、収量・t 6ソの純粋r父カッ′
711オツドヘンシルアミドを得ろ。
+Iえスベケトル分針−ζ、17うOcrマーIJ)1
ノ11 (1;Q的なエステルの吸収・:1唇ましはや
認、0ろれr工い。
ンV!【1ポルム/メタノール/′・INアンモニア水
溶液C55:il”+:In)、!jよびクロロホルム
7・メタノール103%Ca Cρ、(60:35 :
8)21史用し−ごイ1′つノリ力ゲル・l’ tli
によろ夕(1マドケラ−)(−で、この生成物は、03
2および069、・)■り[値を有し、単一・でG M
 1を全く含何していrヱいことを示している(GMl
の[値−035および0゜10)。
実施例22 ガングリオノドl昆合物のへンノルアミト混合物この混
合物は、ガンクリオツドGMlのヘンノルアミドを製造
する実施例21の方法にしf二かい、実施例2て使用し
たカングリオノド混合物59とヘンシルアミン792H
C7,4mM)から製造ずろ。
得られた粗生成物の精製ら、同じ〈実施例2Iにしたか
って行う。収量は489である。
I Rスペクトル分析およびノリ力ゲル平板で行な−)
タロマドグラフィーは実施例21と同様に実11m −
1−ロ、、 Rr(直は、そhぞれ0.l O〜0.4
2、」jよび055〜0.71である(乙とのガングリ
オノド)混合物の対応する値は0.O1〜0,15、J
’; 、にひ 0.05〜0 40)。
IRスペクトル分析では1750Cm−’の典型的fi
ミニステル吸収帯はもはや認められない。
実血r@I 23 ガンクリオツドGMIのイップロビルアミトカ/グリオ
ントGM、の分子内エスイール5L!(327mM’)
を無水イソプロピルアミン12πCに溶解し、混合物を
無水条件で2・1時間、攪拌を続(トろ。
反応))終末時に、溶媒を、に発し、残渣をクロロホル
ム/メタノール(1:l’)f17)50a0.で回収
し、アセトン250々Qで生成物を沈澱さU・ろ。岨生
成物(〜1.8y)を1%Na2CO3溶液100z0
.て25分間30°Cて処理し、残留しているエステル
結合を加水分解し、−ジいて水て透析・1°’Jll 
Lj11打液を蒸イメL−i’、’1.1.ll’pr
+r+−1=+1、!、/J、シフt−+L/QC′、
\丁アンモニア水溶液(6010・9)の混合液を溶i
(!、l。
として使用する調製用ソリ力ゲル・クロマ1−クラフf
−により精製する。溶出する純粋画分を合ハU−1’y
aロホ)Iレム/l タ/−1しく1 : I )ノ1
5dに溶解し、アセトン75πQて生成物を沈澱5u゛
ろ、クロロホルム/メタノール/25Nアンモニア水溶
液(60:40 :9)、およびクロロホルl、/メタ
ノール103%CaCL(,60: 35 : 8 )
’#iでン媒として使用し、レゾルシノール試薬で測定
するノツプフケ11毛り反クロマトタラフィーて:よ、
二3)アミドi)(、l’l’j −テQ vlをk 
< F’+ f’l’ t!’−4’、ソ、+−p !
−o 、 25および066の[(直を(J゛すること
Q\明ら、′)Xてご)る(GH,0)Rr値は、それ
ぞれ0.12よjよび0・10)。
11’tスペクトル分[斤てはl 750 cm−’Q
:+す1↓型的なエステルの吸収シ(7は乙はや認めJ
)れ程い、実11&例211 ガンクリオツドGM、のツメデルアミドガングリオノド
(1,の分子内エステル59(327mM)をジメチル
アミン2う:0に溶解−,1−、、、混、゛討〕・全、
“ilj 、’l(条件Fに低温(′−5℃)て21時
間攪ill 、1−、−、’、 、 ij L己7)終
末O11に、実施例2;うに記載り)如;、×41゜C
o1で処理し、同実雀例と同争玉に、(す1−、ドア1
ニアマドクラフイーの第1溶媒にクロロホルム メンノ
ール/2.5Nアンモニア水銀液(60i(1:9i、
上た第2溶媒としてりClロポルム/′メタI−ル/水
(601−’I Q :9 >を使用して精製Cパ)−
7メチルアミド・1 6gを11する。
″j4血例23に記載の如く、分光学的試験およびI)
 F171・′!ラーノf−試験を実Ii医・(゛ろ1
.この生成物は、それぞれ020および146にR1゛
(直を有4ろ伯=−化合物でうり、+1.を全く合釘し
ていない−とをボしている(GMIのRr (前よ、そ
れぞれ01 ’ 、1′;よび140)。IRスペクト
ル分析で、I7 、”+ Ocm ’のエステルの吸収
、′:;は認められない。
¥1赳例25 カックリオツド混合物のツメチルアミド混合物二7ノ化
1′予物は、’、’l 、!+iji例2に記載のガン
グリオノ!”tr’f’ 内エステル混合物および11
1(水ツメデルアミ/20−υから出発し、前記実施例
の方法にしたかって製凸するう以−トの処理しまr二+
iij記の実施例と同様に実11色干ろが、屯し、」、
−1製用クロマトクラフイーは、セファデックス 八〜
25(アセテートJ(す、 ’)を使用し、溶媒として
クロロポルム/メタノール、/水(30・608)の混
合液を使用して実値する。
純粋わ呈生成物4.9gを得;I2゜ I Itスペクトル分析およびクロマトグラフィーは先
の実1血例と同様に行6つ。
R1°値は、それぞれ0.15〜050および010〜
0.56てdうろ(乙とのブjンタリオノト、昆含物の
[値は、それぞれ0.15〜060および005〜0 
・10)。
実施例26 ガングリオノドGy+のノエチルアミドこの化合物は、
実施例24の7メチルアミトノノ場合と同様の方法で、
ガングリオノドGMIの分子内エステル59と無水ノエ
チルアミン25.zQから出発して製造ずろ。精製は、
実施例23と同(211の方法で行なう。収量:47g
。実施例23の場合と同様に行なっLクロマトグラフィ
ー試験で、こ、゛)′4ミ成物は、そイtぞれ0.29
および0.50のR1’ 1pji−4小し、IIi 
、−て、GNllを全く含(1していない二とl)1明
らかてうろ。IRスペクトル分析では75 T) cm
 1J)エステル吸収帯は認められない。
」ミ1血例27 カンクリオツド混合物の7工チルアミド混合物こ、)混
合物は、実施例2に使用したカンクリオツド、昆、′〒
物7)分子′・内エステル57と(!(ξ水ノエチル1
′ミノ2141〕\ら、5袋O)実(I恒例の方法にし
f二かって+”J Iム1′ろ、精製は実施例25の混
1)・物のツメデルアミI−J)精製と同様の方法で行
なう、l? I’ fll′j (先の実施例に示した
方法で測だ)はそれで・’t++s〜055および14
3〜0.60で、−:  ++1スペタトル分叶て:ま
l 750cm−’のエスイール1jli収jjj: 
j1認められない、。
人血例28 カンクリオツドGM、のエチルメチルアミン二5)化合
物は、実施例24と同様の方法によりり、G〜11カン
グリオノド5gとエチルメチルアミン2)、y(1,t
)・ニ、袈JΔ11−るっt111製ら同じく実施例2
4の方法で行なう。収量:47れ 実施例24と同様に、ノリ力ゲル乎仮クロマトグラフ、
「−を行ない、生成物は単一で、GM、を・1iく含(
」シていないことか裏付けられろ。Rr=025および
0.48゜IRスペクトル分ト斤て1750cy+−’
、1)1111型的なエステルの吸収帯は認められない
実施例29 カングリオノドGM、υ);う−ツメデルアミノプロビ
ル−1−アミド カングリオノドGM、の分1′・内ユ、ステルラq(:
:S27mM)を無水ビリノン20哩に溶解し、3−ツ
メチルアミノプロピル−I−アミン675++1!7(
66mM)をこの溶液に加える。この混合物を至温て2
.1時間攪拌ケる。生成物を先の実施例と同様な方法で
分離し、実施例28と同様の方法て精製”・1゛る。3
−ツメチルアミノプロピル−■−アミドの収ii”<:
4.99゜ クロロホルム/メタノール/2Nアンモニア水溶液(5
5:45:l O)およびクロロホルム/メタノール1
03%CaCQ2(55:45 : l O)を溶媒と
(−で1史用」′ろノリカケル牢(反タロマトンラフイ
ー7〕・−′)、生成物はそれぞれ0.02および14
06の1?1′値を示し、中−てGM、を全(含(、J
し−こいないことか明らかになった(GM、のR1’l
直はそれぞれ0゜1うおよびO65)。
Br匝例j(0 カッグリオノドGM、の3−ジメチルアミノプロピル−
] アミド・マレイン酸塩 例えば、実施例29に記載のようにして得たガンクリオ
ツドGM、の3−ジメチルアミノプロピル−1−アミド
5gを、クロロホルム/メタノール(11)の100R
12に溶解し、この溶液にマレイン酸400 、q9C
3、44mM)を加えろ。室温で1時間攪拌i史、溶液
を真空で蒸発し、残渣をクロロホルム/メタノール/(
1: I )25rQで回収し、アセトノ200z12
中にこの生成物を沈澱さける。3−ジメチルアミノプロ
ピル−1−アミドのマレイン酸塩として529か得られ
ろ。
実施例31 ガングリオシド混合物の3−ジメチルアミツブ[1ビル
−1−アミド混、′?物 実施例2に記載し!二カックリオツド1.7)分子内エ
ステル混合物59を無水ピリジン2 g 、、、ぐに溶
fq’+! L、3−ツメチルアミノプロピル−1−ア
ミン151 y(+ −1,8mM)をこの溶液に加入
1.混合物を111(+条111−に屑温て2411!
、間1(,11−1’・l’ ”I U以後り処理は実
施例29と同様に行なう、精製しノニカンタリオノト混
合物の3−ツメチルアミノプロピル−1−アミドの収量
は519である。
実施例29に示したように実施したノリ力ゲル平板クロ
マトグラフィーにより、それぞれOO1〜0,05およ
び0.01−0.10のRfか得られろ(ムとのガング
リオシド混合物のRf値は、それぞれ0,15〜0.7
0および0.20〜070)。
実施例32 ガングリオシド混合物の3−ツメチルアミノプロピル−
1−アミド混合物・マレイン酸塩実施例31に記載のよ
うにして製造したガングリオシド混合物の3−ジメチル
アミノプロピル−1−アミド混合物5gを、クロロホル
ム/メタノール(1:lN00mσに溶解し、この溶液
にマレ1′)酸6す7ay(GmM)を加える。室温で
攪拌して1時間反応後、溶液を真空で蒸発乾固し、残渣
をクロロポルム/メタノール(11)の25 iQヲ回
収し、アセトン200+Qに生成物を沈澱ざ仕ろ。
マレイン酸塩として53gを得ろ。
実顆例33 カックリオツドGM、のンメチルアミノプロピルアミド カングリオノドGMIの分子内エステル5g(327m
l’+、■)全クロロホルム/イソプロパツール(1゜
1)5)無水溶液50mQに溶解し、ごれにジメチル−
r ミノエチルアミン537 ay(6、5mM)を加
える。
二の溶液を無水条件下に室温で24時間攪拌する。この
ようにして得た粗生成物の分離、精製は実施例:31の
記載と同様にして行ない、収量4゜99を得ろ。
二ノ)生成物は、先の実施例に記載の条件でクロマトク
ラフィーを行ない、それぞれ0.11および0 、 l
 4 U)Rf値を示し、(1′I−であることが明ら
かにされた。IRスペクトル分析では1750cm−’
の吸収帯は認められない。
実施例34 ガングリオノドG!IIlのツメナルアミノエチルアミ
ド・マレイン酸塩 実施例33に記載の如くして得たガンクリオツドGM、
のツメチルアミノエチルアミド59を、クロロポルム/
メタノール(1・1)のI 00 aQに1容解し、こ
の溶液にマレイン酸400zg(344mM)を加える
。1時間室温で攪拌後、溶液を真空て礪発し、8mをク
ロロホルム、/メタノール(ll)の25/lIQて回
収し、アセトン200nσて生成物を沈澱さける。収量
 529゜ 実施例35 ガングリオノド混合物のジメチルアミノエチルアミド混
合物 実施例2に記載したガングリオノド分子内エステル5g
を、クロロポルム/メタノール(1・しシ)無水溶液5
0.+!σに溶解し、この溶液にツメチルアミ、ノエチ
ルアミン955 :ijゾ(0,88m〜りを加えろ。
二、)溶液を和(水条件−ドに、室温で24時間攪拌す
る。
H1’l:代物の分離、精製は実1商例:33に記載の
よ゛」にIテなう。実施例33と同(ぷに実施したンリ
カリル+(;・りにl: 勺1/ Lに2トゾッ−、/
 (−−ζ、3れどれ(1、(11〜0 、 f 4お
よび0.01〜0.16のRf(的、kt+、)ろ(乙
とのガングリオシド、昆、17物のR[l直は、そ且モ
it’L O、I 5〜0.70および0.20〜07
0)、[ltスペクトル分分針は1750cm−’のエ
ステル吸収帯は認められない。
実在例36 ガングリオシド混合物のジメチルアミノエチルアミド混
合物のマレイン酸塩 実j点例35に吸収帯のガングリオシドのジメチルアミ
ノエチルアミド混合物59を、クロロホルム/エタノー
ル(1:l)の100iQに溶解し、この溶液にマレイ
ン酸697 巧(6mM)を加える。
溶液を室温で1時間攪拌後、溶液を真空で蒸発乾固し、
残渣をクロロホルム/エタノール喧1 :1)J)25
sqて回収し、アセトン200iQで生成物を沈澱さU
る。収量、マレイン酸塩5.39゜実施例37 ガングリオシドGM、のエタノールアミドガングリオノ
ドGM、の分子内エステル59(327mM)をりしl
(ノホルム/(ツブt〕+:ノール(11)の無水溶液
50′Ir0.に溶解し、この溶液にユータ、ノールア
ミン397.2u9(6,5mM)を加入る。
溶液は無水条件に保ち、室温で攪拌ずろ。
反応生成物の分離、精製は実施例33と同様の方法によ
り実施する。純粋な生成品、4.9gか得られろ。
クロロホルム/メタノール/4Nアンモニア水溶液(5
5・45:10)、およびクロロホルム/メタノール1
0.3%CaCl22(60:35 :8’)を使用し
、レゾルンノール試薬で測定するシリカゲル平板クロマ
トグラフィーで、生成物は単一で、GM。
を全く含有せず、その[工「値は、それぞれ0.12お
よび0.49を示す。
実施例38 ガングリオシドのエタノールアミド混合物この混合物は
、実施例2に記載したガングリオノド混合物の分子内エ
ステル混合物59を無水ピリツノ201Qに溶解し、こ
れとエタノールアミンfi 71 ++!7(10,8
mM)から製造ずろ。混合物は室温−ζ2・1時間攪拌
する。
+11生成物の分離、精製は先の実施例の方法と同Fk
にして行ない、目的物の収ff15.2gを得る。
実在例33と同様にij゛なったクロマトグラフィーて
:ま、それぞれ009〜0.56および0.25〜0.
55のRf値を得る。I Rスペクトル分析によ4)、
典型的なエステルの吸収帯を認めない。
実在例39 カンタリオノドGM、の6−ヒトロキンヘキノルー1−
アミド カングリオントGM、の分子内エステル5g(3,27
mM)を1川水ビリノン20vσに溶解し、これに6−
ヒト〔1キノへキノルーl−アミン762屑9(65m
〜1)を溶解する。jlEl集水下に、室温で攪拌しr
工から21時間反応さU−ろ。粗生成物の分離は実施例
28と同様の方法でij゛なつ。実1血例12と同様の
方法で残存エステルの加水分解と透析を行ない、+11
+製しj=生成物は面記の実施例と同様にアセトンで沈
澱する。収量: 4.39゜ クロロホルム/メタノール/2.5Nアンモニア水溶液
(60:40:9)、およびクロロホルム/メタノール
10.3%CaCQ2(60:35 :8 )を溶媒と
して使用し、レゾルンノール試薬で測定するシリカゲル
平板クロマトグラフィーにより、生成物が単一で、GM
、を全く含有していないことか認められ、Rf値はそれ
ぞれ0.40および0.80である(GM、のR「値は
、それぞれ0.42および0.40)。
実施例40 ガングリオシドGM、の過アセチル化誘導体ガングリオ
シドGM、のナトリウム塩57(3,19mM)を無水
ピリノン50pQに溶解し、蒸留しf二ばかりの無水酢
酸25IQをこの溶液に25°Cて加えろ。
この溶液の攪拌を室温で72時間続ける。反応の終末時
に、溶液を真空で蒸発乾燥し、残渣を水氷100mf2
と酢酸エチル200z12で分岐する。
ついで、酢酸エチル層を、冷1.0〜1−)IC+!、
1(シよびl 、OM  Nal−1co*溶液で順次
洗滌す、)、白代層を硫酸ナトリウムで脱水し、真空蒸
発し、残渣をジクロロメタノ/酢酸エチル/イソプロI
・、ノール(70・30ニア)の混合液を溶出液としζ
1史用・1−る精製用ソリ力ゲル・カラムクロマトグラ
−11−によ−て精製する。純粋画分を合わせろ。
:、入定乾固し、残渣を再度、酢酸エチル20tnQに
溶解し、生lIk物を市ヘギサンl OO’it9中に
沈澱さl゛る。
ノタロごメタン/酢酸エチル/メタノール(70:30
:10)、および酢酸エチル/イソプロパツール(95
:5)を使用し、エールリッヒ試薬で、則疋才ろノリ力
ゲル平板クロマトタラフィーを行r、Cい、生成物は単
一であることを認め、それぞれ(117P;ヨび0.2
BixRr値を得る。
北1血例41 ガンクリオツド混合物の過アセチル誘導体実施例2に記
載したガングリオツド混合物のナトリウム塩5gを無水
ピリノン25mQに溶解し、二))溶液に無水酢酸25
πQを加える。混合物を室温で72時間続けて攪拌する
。反応の終末時に、溶液を真空で蒸発乾固し、′l曵渣
を氷水100・Qと酢酸エチル200iQで分液し、酢
酸エチル1−tk冷1.0N−HCf2.水およびl 
、 OM  NatICOv溶液で順次洗滌する。
得られたく1機層をけε酸ナトリウムで脱水し、(°L
空で蒸発乾固し、残lへを酢酸エチル20 Xil’で
回収し、生成物を正ヘキサンて沈澱させる。収H1,,
11℃g。
実施例40と同様にしてクロマトグラブイ−を行ない、
混合物のR1’値は、それぞれ0.01〜146および
0.01〜036を示す。
実施例・12 ガングリオシドG動・メチルエステルの過アセチル化誘
導体 ガングリオノドGM、のメチルエステル5g(317+
++M)を無水ピリジン50!IQに溶解し、熟留した
ばかりの無水酢酸25,1をこの溶液に25℃で加え、
この混合液を室温で72時間続けて攪拌才ろ。反応の終
末時に、溶液を真空で蒸発し、残渣を氷水100iff
と酢酸エチル200iQて分液ずろ一へ′1酸五子ル層
を冷1.0N−14CL水、I M−Nallco、で
順次洗滌する。遊機層を硫酸ナトリウムで脱水し、真空
で蒸発し、v3.渣をジクロロメタノ・′^’I’ft
?2エチル/イソプロパツール(7(1:30:、15
)の混合液を溶媒として使用4°ろ調製用シリカケルカ
ラム・クロマトグラフィーにより精製す”’Jっ 純粋画分を合わせて、蒸発し、酢酸エチル20.57υ
にi4溶解し、正ヘキサン1oosQで沈澱させる。
(置、IIカノゲリオント・メチルエステルの過アセデ
ルfヒ、1.り桿IA= 4 、59を得ろ。ノンロL
1メタノ/ Q’l酸ユ、子yし7/メタノール(70
:30:10)、および酢酸」−チル/イソプロパツー
ル(95・5)を使用し、上−ルリノヒ試薬で測定4°
るソリカゲル平板りロマトタラフィーから、この生成物
は中−てj5ろこと1ノ\示Jれ、I’lrl直はそれ
ぞれ0.47および028てうる。
実1血例・13 カングリオノド混合物メチルエステル混合物の過アセチ
ル誘導体 実施例2(同じ〈実施例3参照)に記載のガングリオシ
ド混合物のメチルエステル混合物59を実施例40に記
載の如くアセチル化する。アセチル化反応生成物の精製
ら実施例40と同様にしてhない、実施例3のメチルエ
ステル混合物の過アセデル化誘導体5.49を得る。
前記実施例と同様にして行なったクロマトクラフィーの
Rr値は、0.23〜0.54および001〜052の
範囲にある。
実II市例44 ガン7リオンl’ G  ・アミドの過アセ子ル化誘導
体 GM、ガングリオシドのアミド5g(3,20m〜I)
を無水ピリジン50dに溶解し、これから実11L例・
12記載と同様にしでアセチル誘導体を製造・1°・コ
実施例41と同様に、1(1シ、りcrマドグラフf−
にはジクロロメタン/イソプロパツールC95:5)を
溶媒として使用して精製を行なう。収”rlG〜1゜ガ
ングリオシド・アミドの純粋な過アセチル誘導体11.
4g。
′1−.l戊物に、[j11記実飄例と同様のシロマド
クラフィーを行ない弔−であることか明らかでdうり、
それど1代Ol13および0 ・18のRr値を示C0
′J′、施例45 ガングリオシド混合物・アミド混合物の過アセーlル1
,5桿体 実施例15に記載のガングリオシドアミド混合物)テを
jll(水ピリノン5011(lに溶解し、これを+i
if記′〕」髄例と同様に、無水酢酸25.y&でアセ
チル化J−/)。′に施例42の記載と同様にして、精
製を行r工い、実施例15のガングリオシド・アミドの
過アセデル化誘導体4.99を得る。
+iQ記実雀例記載の条件と同じ条件でクロマトグラフ
ィーを行ない、化合物は、それぞれ0.11〜0.−1
5r;よび0.01〜0.50のItf値を示ス。
天竜例46 ガングリオシドG y +のフェニルエチルエステル 実’ii!i例1のメチルエステル製造と同様の方法に
より、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの
代イつりにフェネチルアルコールおよびすトリウムフェ
ニルエチラ−1・を用い、実施例1と同しモル量の分子
内エステルおよびナトリウムフェニルエチラートを使用
し、水浴上で加熱してGM。
のフェニルエチルエステルを製造、単離する。7エ二ル
エチルアルコールを用いダウエックス樹脂を洗浄し、a
過物質を蒸発させて残渣を(す、これを塩化メチレン/
7エネチルアルコール(1:l)50mlに溶解する。
粗生成物の収量は519てうろ。
実施例1と同様に精製する。G1111.ガングリオシ
ドの精製されたフェニルエチルエステルの収量は、13
gである。
KBrペレットで行なったIR分売先試験1750ci
+−’で該エステルの特宵な吸収帯を示す。実施例■と
同様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析は
Rf=0.90の単一化合物の存在と、GM、ガングリ
オシドおよびその分子内エステル(各々、Rr=0.6
5および0.75)の不f竿在を示す。実施例1と同様
なNatCOzを用いた加水分解によりガングリオシド
GM、か生成する。
jこ11邑(夕1し17 ガングリオシド混合物のフェニルエチルエステル、混合
物 赴す&例2のメチルエステル混合物うν造と同様の方、
去により、メチルアルコールおよびナトリウムメチラー
トの代わりにフェネチルアルコールおよびナトリウムフ
ェニルエチラートを用い、分子内」、スフ゛ルl昆t7
物5gJ’yよびナトリウムフェニルエチラート84−
18mg(5,86ミリモル)を使用し、!1(浴−1
,て加熱してフェニルエチル上ステルの混合セフを・製
造、弔離する。フェニルエチルアルコール・z・用いy
s)エックス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発さU・て残
渣を得、これを塩化メチレン/フエ二Fレエチルアルコ
ール(1:l)50mlに溶解する。
徂’に酸物の収量は539てあろっ実施例3と同様にt
、冒+74−る。精製されたエステル混合物の収量は1
 、 、+ 9てj5る。
K 13 rベレットで行ったIR分光試験は1750
cm−’で該エステルの持6゛な吸収;)シを示す1.
詠生1」見物・’:、−、L”二(こ、′JV+製しノ
ニタロロホル!、/メターノール/IM水酸化テトラメ
チルアンモニウJ、z (55・45:l O)溶液を
用いソリ力ゲルトてクロマトグラフィーに付し、エール
リッヒ試薬で、11す定・(−ろと、該生成物f:j:
Rf=0.65〜0.8.87(ガングリオシド混合物
0.2〜0.60)を示す。実施例2と同様な方法によ
り完全なエステル交換1ノ・証明される。
実施例・18 ガングリオシドGM、の2−7クロヘキシルエチルエス
テル 実施例1のメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
2−シクロヘキシルエタノールおよびナトリウム2−ノ
クロへキシルエチラートを用い、実施例■と同じモル量
の分子内エステルおよびナトリウム2−ンクロへキノル
エチラートを1史用し、水浴上で加熱してGM、の2−
シクロヘキシルエチルエステルを製造、単離する。2−
7クロヘキシルエチルアルコールを用いダく7エソクス
laJ脂を洗浄し、濾過物質を蒸発さ已て残渣・谷11
ト、二イ;を塩1化メ子レン 2 ツタ(lヘキノルエ
タノール(1:I)50mlに溶解する。粗生成物の収
量(よ319である。実施例1と同様に精製する。GM
、ガングリオシドの精製された2−シクロヘキノルエチ
ルエステルの収量は4.3gである。
K B rペレットで行ったIR分光試験は1750c
m−’で該エステルの特有な吸収帯を示°七。実施例1
と同様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分、
If′TはRf=0.92の単一化合物の存在と、GM
、ガングリオシドおよびその分子内エステル(各々、R
f=0.65および0.75)(1’)不存在を示す。
実施例1と同様なNa2CO3を用いた加水分解により
ガングリオノドGM、が生成する。
実施例49 ガングリオシド混合物の2−シクロへキシルエチルエス
テル混合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様の方法によ
り、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの代
わりに2−シクロヘキシルエタノールおよびナトリウム
2−シクロへキシルエチラーI−を用い、分1′・内山
スフ゛ル混合物5 gJ’; 、1−ひナトリウム2−
シクロへキノルエチラート8803mg(5,86ミリ
モル)を使用し、水浴上で加熱して2−シクロヘキンル
エチルエステルを製造、L%’p、離する。2−シクロ
ヘキンルエチルアルコールを用いダウエックス樹脂を洗
rDL、濾過物質を!ζ発させて残渣を得、こイ1を塩
化メチレンーフェニルエチルアルコール(1:l)50
mlに溶解・1°ろ。
粗生成物の収量は5.39である。実施例3と同様に精
製する。精製されたエステル混合物の収量は4.39で
ある。
KBrベレットで行ったIR分光試験は1750 cm
−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生成物を、
新たに調製したクロロホルム/メタ−ノール/1M水酸
化テトラメチルアンモニウム(55:45:10)溶液
を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し、エー
ルリッヒ試薬で測定すると、該生成物はRf=0.67
〜0.90(ガングリオシド混合物020〜0.60)
を示す。実施例2と同様な方法により完全なエステル交
換か証明されろ。
実施例50 ガングリオシドGM、のメンチルエステル実施例1のメ
チルエステル製造と同様の方法により、メチルアルコー
ルおよびナトリウムメチラートの代わりにメンチルアル
コールおよびナトリウムメンチラートを用い、実施例■
と同じモル量の分子・内エステルおよびナトリウムメン
チラートを使用し、水浴上で加熱して(J M 1のメ
ンチルエステルを製造、単離する。メンチルアルコール
/塩化メチレン(1:l)を用いダウエックス樹脂を洗
浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得、これを塩化メチ
レン/メントール(1:I)50mlに溶解中ろ。粗生
成物の収5大は399である。実施例1と同(口に精製
する。G M 1ガングリオシドの精製されたメンチル
エステルの収il【は4.2gである。
K 13 rペレットで行なったII1分光試験は17
50cm−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実1
1&例1と同様な方法で行った生成物のクロマトグラフ
ィー分析はRr=0.93の単一化合物の存在と、GM
、ガングリオシドおよびその分子内エステル(各々、R
r=0.65および0.75)の不存在を示す。実施例
1と同様なNa2CO3を用いf二加水分解によりガン
グリオシドGM、か生成するっ実施例5I ガングリオシド混合物のメンチルエステル、r1i合物 実施例2のメチルエステル混合物”JJ造と同FAシ)
方法により、メチルアルコールおよびナトリウムメチラ
ートの代わりにメントールおよびすトリウムメンチラー
トを用い、分子内エステル混合物うgおよびナトリウム
メンチラートI O38,8mg(586ミリモル)を
使用し、水浴上で加熱してメ〉チルエステルの混合物を
製造、単離1゛ろ。メンチルアルコール/塩化メチレン
(1:I)を用いダウエックス樹脂を洗浄し、濾過物質
を蒸発させて浅1bを得、これをクロロホルム/エタノ
ール(1口50m1に溶解する。粗生成物の収量は52
9てめろ。実施例3と同様に精製オろ。精製さi、1f
ニ工ステル混合物の収量は439てJうろ。
K L3 rベレットで行った【1七分光試験は175
0cm’で、浅エステルの時打な吸収帯を示す。該生成
物を、%jこに調製しfこクロロホルム/メタ−ノール
/ l M水酸化テトラメチルアンモニウム(5ラ ・
15・10)溶液を用いシリカゲル上でクロマトケラフ
r−に付し、エールリッヒ試薬で測定す・モト、該生成
物LtRr=0.70〜0.93(カンクリオ/ト混り
物02〜060)を示す。実施例2と同様な方法により
完全なエステル交換が証明さ4−ろ。
実1血例52 カングリオンドGMIのテトラヒドロフルフリルエステ
ル 実施例Iのメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
テトラヒドロフルフリルアルコールおよびナトリウムテ
トラヒドロフルフリラートを用い、実施例1と同じモル
量の分子内エステルおよびナトリウムテトラヒドロフル
フリラートを使用し、水浴上で加熱してGM、のテトラ
ヒドロ−フルフリルエステルをlu造、単離ずろ。テト
ラヒドロフルフリルアルコールを用いダウエックス樹脂
を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得、これを塩化
メチレン/テトラヒドロフルフリルアルコール(1・I
)50mlに溶解する。−粗生成物の収積は5,0gで
ある。実施例Hと同様に精製する。
GM、ガングリオシドの精製されたテトラヒドロフルフ
リルエステルの収口1は429である。
KBrペレットで行なったIRR光試験は1750c+
a−’で該エステルの時打な吸収帯を示すっ実施例Iと
同様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析は
Rf=0.72の単一化合物のa在と、GMIガングリ
オシドおよびその分子内エステル(各々、Rf=0.6
5および0.75)の不存在を示す。実施例1と同様な
N a2G O*を用いた加水分解によりガングリオシ
ドGM、が生成する。
実施例53 ガングリオシド混合物のテトラヒドロフルフリエステル
混合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様のブDrに
LL)、メチルアルコールお、l;びナトリウムメチラ
ートの代わりにテトラヒドロフルフリルアルコールおよ
びナトリウムテトラヒドロフルフリラートを用い、分子
内エステル混合物5gおよび→・トリ”、) !、、テ
トラヒドロフル7リラート727.5mg(5,86ミ
リモル)を使用し、水浴りで加熱して7−トラヒド[1
フルフリルエステルの混合物を製造、単離4−る。テト
ラヒドロフルフリルアルコールを用いダウエックス樹脂
を洗浄し、濾過物質を礪発さ口・て残渣を得、これをク
ロロポルム/エチルアルコール(l:1]50m1に溶
解する。f11生成物J)収;且は529である。実施
例2と同様に精製する。精製されたエステル混合物の収
量は4゜29て♂5ろ。
K [3rペレ・ソトて行っrこIR分分域試験175
0 cm−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生
成物を、新たに′A製したクロロホルム/メタ−ノール
/1M水酸化テトラメチルアンモニウム(55,15・
10)溶液を用いシリカゲル上でクロマトグフフ(−に
付し、エールリッヒ試薬で測定すると、該生成物は[=
0.45〜0.68(ガングリオシド混合物0.20〜
0.60)を示す。実施例2と同様な方法により完全な
エステル交換か証明される。
実施例54 ガングリオシドGM、のフェニルエチルエステル 実施例1のメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラー!・の代イつ
りにテトラヒドロ−28−ビラン−4−オールおよびナ
トリウムテトラヒドロ−211ビラン−4−イラートを
用い、実施例1と同しモル量の分子内エステルおよびナ
トリウムテトラヒドロ−20−ビラン−4−イラートを
使用し、水浴上で加熱してGM、のテトラヒドロ−21
−1−ビラン−4−イルエステルを製造、革離する。テ
トラヒドロ−2H−ビラン−4−オールを用いダウエッ
クス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸、発さ仕て残渣を得、
これを塩化メチレン/テトラヒドロ−2【【−ビラン−
4−オール(1:l)50mlに7&M −4゜・−粗
生成物U)収量は519てJ5ろ。実施例Iと同様に精
製するうGM、の精製されfニテトラヒドロ−2H−ビ
ラン−4−イルエステルの収11は4゜39て己うる。
K 13 rベレットで行なったIR分光試験は175
0cm’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実弛例1
と同様な方法で行った生成物のクロマトグアーlイー分
析はRf−0,73の91−化合物の存在と、GM、ガ
ングリオノドおよびその分子内エステル(各々、Rf=
0.65およUo、75)の不存在を示す。実施例1と
同様なN a、G O、を用いたIJ11水分解により
ガングリオシドGM、が生成する。
実施例55 ガンゲリオンドl昆合物のテトラヒドロ−2H−ピラノ
ー4−イルエステル混合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様の方法によ
り、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの代
わりにテトラヒドロ−2H−ビラン−11−オールおよ
びナトリウムテトラヒドロ−2tl−ビラン−4−イラ
ートを用い、分子内エステル混合物5gおよびすI・リ
ウムテトラヒトロー2 H−ビラン−11−イラート7
27.5mg(5,86ミリモルノを使用し、水浴して
加熱してテトラヒドロ−2tl−ビラン−4−イルエス
テルの混合物を製造、単離する。テトラヒドロ−211
−ピラノ−・1−イルアルコールを用いダウエックス樹
11旨を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得、これ
をクロロポルム/エチルアルコール(1:I)50ml
に溶解する。粗生成物の収量は5.3gである。実施例
3と同様に精製する。精製されたエステル混合物の収量
は4.59である。
KBrベレットで行ったIR分光試験は+750 ct
a−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生成物を
、新fこに調製したクロロホルム/メタ−ノール/1M
水酸化テトラメチルアンモニウム(55:115:10
)溶液を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し
、エールリヅヒ試薬で測定すると、該生成物はFLr=
0.48〜0.72(ガニzグリオシト混合物0.20
〜0.60)を示す。実施例2と同様な方法により完全
なエステル交換が証明される。
実施例56 ガングリオシドG M+のL−ヘプチルエステル 実施例1のメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
1.−ヘプタツールおよびナトリウムI−へブチラード
を用い、実施例1と同じモル量の分子内エステルおよび
ナトリウムl−へブチラードを使用し、水浴上で加熱し
てGM、の1−へブチルチルエステルを製造、単離する
。■−ヘプヂルアルコールを用いダウエックス樹脂を洗
浄し、11!過物質を蒸発させて残渣を得、これを塩化
メチレン/I−ヘプタツール(1:l)50mlに溶解
する。粗生成物の収量は3,99である。実施例1と同
様に精製する。GM、ガングリオシドの精製された1−
へブチルチルエステルの収量は4゜39である。
KBrペレットで行ったIR分光試験は175(1cm
−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実施例!と同
様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析ばR
f=0.89の単一化合物の存在と、G11l、ガング
リオシドおよびその分子内エステル(各々、Rf=OJ
5およ(J’0.75)の不存在を示す。
実施例1と同様なN at COsを用いた加水分解に
よりガングリオシドGM、が生成する。
実施例57 ガングリオシドI足金物のL−ヘプチルエステル混合物 実施f12のメチルエステル混合物製造と同様の方法に
より、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの
代わりにI−ヘプタツールおよびナトリウムl−へブチ
ラードを用い、分子内エステル混合物5gおよびナトリ
ウムl−へブチラード809.8mg(5,86ミリモ
ル)を使用し、水浴上で加熱して1−ヘプチルエステル
を製造、単離する。!−ヘプチルアルコールを用いダウ
エックス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得
、これをクロロホルム/エタノール(1:l)50ml
に溶解する。粗生成物の収量は5.2gである。実竜例
3と同様に精製する。精製されたエステル混合物の収量
は4.3gである。
KBrペレブトで行った■R分光試験は1750 cm
−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生成物を、
折たに調製したクロロホルム/メタ−ノール/ l M
水酸化テトラメチルアンモニウム(55:45:10)
溶液を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し、
エールリッヒ試薬で測定すルト、該生成物fiRf=0
.68〜0.90(ガングリオシド混合物0,20〜0
.60)を示す。実施例2と同様な方法により完全なエ
ステル交換が証明される。
実施例58 ガングリオシドGM、の2−メチル−1−ペンチルエス
テル 実施例1のメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
2−メチル−1−ペンチルアルコールおよびナトリウム
2−メチル−1−ペンチラードを用い、実施例1と同じ
モル量の分子内エステルおよびナトリウム2−メチル−
1−ペンチラードを使用し、水浴上で加熱してG114
.の2−メチル−1−ペンチルエステルを製造、単離す
る。
2−メチル−1−ペンチルアルコールを用いダウエック
ス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得、これ
を塩化メチレン/2−メチル−1−ペンチタノール(1
:1)50Illに溶解する。粗生成物の収量は5.1
gである。実施例1と同様に精製する。GM、ガングリ
オシドの精製された2−メチル−1−ペンチルエステル
の収量は4.49である。
KBrペレットで行なったI’R分光試験は1750c
i+−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実施例1
と同様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析
はRf=0.90の単一化合物の存在と、GM、ガング
リオシドおよびその分子内エステル(各々、Rf=0.
65および0.75)の不存在を示す。実施例Iと同様
なNatCO3を用いた加水分解によりガングリオシド
GM、が生成する。
実施例59 ガングリオシド混合物の2−メチル−1−ペンデルエス
テル混合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様の方法によ
り、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの代
わりに2−メチル−1−ペンタノールおよびナトリウム
2−メチル−1−ペンチラード用い、分子内エステル混
合物5gおよびナトIJウム2−メチルー1−ペンチラ
ード727.7mg(5,86ミリモル)を使用し、水
浴上で加熱して2−メチル−1−ペンチルエステルの混
合物を製造、@4離する。2−メチル−■−ペンチルア
ルコールを用いダウエックス樹脂を洗浄し、濾過物質を
蒸発さ仕て$Aaを得、これをクロロホルム/エタノー
ル(1: 1 )50mlに溶解する。粗生成物の収量
は5,39である。実施例2と同様に精製する。
精製されたエステル混合物の収量は4,4gである。
KBrペレットで行った[R分光試験は!750 cl
l−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生成物を
、新たに調製したクロロホルム/メタ−ノール/ l 
M水酸化テトラメチルアンモニウム(55:45:10
)溶液を用いシリカゲル上てクロマトグラフィーに付し
、エールリッヒ試薬で測定すると、該生成物!1Rf=
0.70〜0.93(ガングリオシド混合物0620〜
0.60)を示す。実施例2と同様な方法により完全な
エステル交換が証明される。
実施例60 ガングリオシドGM、の3−メチル−2−ペンチルエス
テル 実施例1のメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
3−メチル−2−ペンチルアルコールおよびナトリウム
3−メチル−2−ペンチラードを用い、実施例1と同じ
モル量の分子内エステルおよびナトリウム3−メチル−
2−ペンチラードを使用し、水浴上で加熱してGM、の
3−メチル−2−ペンチルエステルを製造、単離する。
3−メチル−2−ペンチルアルコールを用いダウエック
ス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得、これ
を塩化メチレン/3−メチル−2−ペンタノール(1:
l)50mlに溶解する。粗生成物の収量は5.19で
ある。実施例1と同様に精製する。GM、ガングリオシ
ドの精製された3−メチル−2−ペンチルエステルの収
量は4.2gである。
KBrベレットで行なったIR分光試験は1750cm
−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実施例1と同
様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析はR
[’=0.92の単一化合物の存在と、G M lガン
グリオシドおよびその分子内エステル(各々、Rf=0
.65および0.75)の不存在を示す。実施例1と同
様なN a t CO3を用いた加水分解によりガング
リオシドG M’1が生成する。
実施例61 ガングリオシド混合物の3−メチル−2−ペンチルエス
テル混合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様の方法によ
り、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの代
わりに3−メチル−2−ペンタノールおよびナトリウム
3−メチル−2−ベンチラードを用い、分子内エステル
混合物5gおよびナトリウム3−メチル−2−ペンチラ
ード727゜7mg(5,86ミリモル)を使用し、水
浴上で加熱して3−メチル−2−ペンチルエステルの混
合物を製造、単離する。3−メチル−2−ペンチルアル
コールを用いダウエックス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸
発させて残渣を得、これをクロロホルム/エタノール(
1:l)50m+に溶解する。粗生成物の収量は5,3
9である。実施例2と同様に精製する。精製されたエス
テル混合物の収量は4.49である。
KBrペレットで行ったIR分光試験は1750 cI
ll−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生成物
を、新たに調製したクロロホルム/メタ ノール/1M
水酸化テトラメチルアンモニウム(55:45:10)
溶液を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し、
エールリッヒ試薬で測定すると、該生成物はR[=0.
72〜o、95(ガングリオシド混合物0.20〜06
0)を示す。実施例2と同様な方法により完全なエステ
ル交換が証明される。
実施例62 ガングリオシドGMlの2−メトキシエチルエステル 実施例Iのメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
2−メトキシエチルアルコニルおよびナトリウム2−メ
トキシエチラートを用い、実施例1と同じモル量の分子
内エステルおよびナトリウム2−メトキシエチラートを
使用し、水浴上で加熱してGM、の2−メトキシエチル
エステルを製造、単離する。2−メトキシエチルアルコ
ールを用いダウエックス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発
さU゛て残渣を得、これを塩化メチレン/2−メトキシ
エタノール(1:j)50mlに溶解する。
粗生成物の収量は4.99である。実施例1と同様に精
製する。Gy、ガングリオシドの精製された2−メトキ
シエチルエステルの収量は4.3gである。
KBrペレットで行なったlr(分光試験は1750c
m−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実施例1と
同様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析は
Rf−0,77の単一化合物の存在と、CM+ガングリ
オシドおよびその分子内エステル(各々、Rf=0.6
5および075)の不存在を示す。実施例1と同様なN
atCO3を用いた加水分解によりガングリオシドGM
Iが生成する。
実施例63 ガングリオシド混合物の2−メトキシエチルエステル混
合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様の方法によ
り、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの代
わりに2−メトキシエタノールおよびナトリウム2−メ
トキシエチラートを用い、分子内エステル混合物5gお
よびナトリウム2−メトキシエチラート57’4.9m
g(5,86ミリモル)を使用し、水浴上で加熱して2
−メトキシエチルエステルの混合物を製造、単離する。
2−メトキシエチルアルコールを用いダウエックス樹脂
を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣を得、これをりa
ctホルム/エタノール(1:I)50+nlに溶解゛
a−る。粗生成物の収量は529である。精製は、実施
例3と同様に行なった。粗生成物をエステル混合物4.
39で精製した。
KBrベレットで行ったIR分売先試験1750cm−
’で該エステルの特有な吸収帯を示す。該生成物を、新
たに調製したクロロホルム/メタ−ノール/ l M水
酸化テトラメチルアンモニウム(55:=15:10)
溶液を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し、
エールリッヒ試薬で測定すると、該生成物はr(f=0
.51〜078(ガングリオノド混合物0.20〜0.
60)を示す。実施例2と同様な方法により完全なエス
テル交換が証明される。
実施例64 ガングリオノドGM、のl−メトキシ−2−プロピルエ
ステル 実施例1のメチルエステル製造と同様の方法により、メ
チルアルコールおよびナトリウムメチラートの代わりに
1=メトキン−2−プロピルアルコールおよびナトリウ
ムl−メトキシ−2−プロピラードを用い、実施例1と
同じモル量の分子内エステルおよびナトリウムl−メト
キシ−2−プロピラードを使用し、水浴上で加熱してG
M、のl−メトキシ−2−プロピルエステルを製造、単
離する。l−メトキシ−2−プロピルアルコールを用い
ダウエックス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発させて残渣
を得、これを塩化メチレン/l−メトキシ−2−プロパ
ツール(1:1)50mlに溶解する。粗生成物の収量
は4.99である。実施例1と同様に精製する。GM、
ガングリオシドの精製されたl−メトキシ−2−プロピ
ルエステルの収量は4.2gである。
KBrペレットで行なったIRR光試験は1750ca
+−’で該エステルの特有な吸収帯を示す。実施例1と
同様な方法で行った生成物のクロマトグラフィー分析は
Rf=0.81の単一化合物の存在と、Gy、ガングリ
オシドおよびその分子内エステル(各々、Rf=0.6
5および0.75)の不存在を示す。実施例1と同様な
Na、Co3を用いた加水分解によりガングリオノドG
 M、1が生成する。
実施例65 ガングリオノド混合物の1−メトキシ−2−プロピルエ
ステル混合物 実施例2のメチルエステル混合物製造と同様の方法によ
り、メチルアルコールおよびナトリウムメチラートの代
わりに1−メトキシ−2−プロパツールおよびナトリウ
ム!−メトキンー2−プロピラードを用い、分子内エス
テル混合物5gおよびナトリウム1−メトキノプロビラ
−トロ57゜0mg(5,86ミリモル)を使用し、水
浴上で加熱してl−メトキンプロピルエステルの混合物
を製造、単離する。l−メトキシ−2−プロピルアルコ
ールを用いダウエックス樹脂を洗浄し、濾過物質を蒸発
させて残渣を得、これをクロロホルム/エタノール(1
:1)50mlに溶解する。粗生成物の収量は5.29
である。実施例2と同様に精製ずろ。精製エステル、混
合物の収量は4.39である。
KBrペレットで行った[R分光試験は175o cm
−’で該エステルの特aな吸収帯を示す。該生成物を、
新たに調製したクロロホルム/メタ−ノール/1M水酸
化テトラメチルアンモニウム(55:45:l O)溶
液を用いシリカゲル上でクロマトグラフィーに付し、エ
ールリッヒ試薬で測定すると、該生成物G!Rf=0.
52〜0.80(ガングリオノド混合物0.20〜0.
60)を示す。実施例2と同様な方法により完全なエス
テル交換が証明される。
実施例66 ガングリオシドGal!、のシクロヘキノルエステル。
ガングリオ2ド6 をDMS0501WI2に溶かし、プロモンクロヘキサ
ン6 6 1.5mg(3.7 5mM)およびK I
 6 2 5i9(375mM)を溶液に加える。これ
を25℃で48時間反応させる。反応終了後、溶液をn
−ブタノール/HzO(2:1)で分配してDMSOと
塩を除く。ブタノール溶液を蒸発乾固し、残渣をり[1
0ポルム/メタノール(l・I)5’Odで回収し、生
成物をアセトン250犯ρで沈澱させる。得られたf[
iu物(5,2g)をノリカゲル上でクロロホルム/メ
タ21−ル/水(60:35:8)混合物を溶媒として
Al11!用カラムクロマトグラフイーで精製する。
純粋なフラクションを混合し、濃縮し、クロロホルム、
/′イソプロパツール(l・1)lj!&に再溶解し、
生成物をアセトン75靜て沈澱させる。純ンタロヘキン
ルエステルの収量は4 l(gでアル。
1りB「ベレットで行ったt it分光試験は1750
Cm−’にエステル結合の特性吸収を示す。シリカゲル
プレート上でクロロホルム/メタノール103%CaC
12(60:40 : 9 )とクロロホルム/メタノ
ール/25Nアンモニア(55:45:l O)により
クロマトグラフィーを行い、エールリッヒ試薬で検出す
ると、生成物はそれぞれRrO,70および058の単
一化合物であり、原料のガングリオシドG v + (
Rrそれぞれ0.40および0゜45)か存在しないこ
とを示す。0 、 I N  NatCO3により60
℃で1時間処理するとエステル結合か解裂し、原料のガ
ングリオノドC114,を生ずる。
実施例67 ガングリオノドGM、のウンデノルエステル。
ガングリオノドGM、カリウム塩5g(3,l=1ml
vl)をDMS050i12に溶かし、1−ブC7モウ
ノデカ、/882. l i!y(3,75mM)およ
びK[を溶液に加える。これを25℃で48時間反応さ
せろっ反応終了後、溶液をn−ブタノール/l−1,0
(211)で分配してDMSOと塩を除く。ブタノール
溶液を蒸発乾固し、残渣をクロロホルム/メタノール(
1:1)50Il(!で回収し、生成物をアセトン25
0txQで沈澱させる。得られた粗製物(5,39)を
ノリ力ゲル上でクロロホルム/メタノール/水(603
5・8)混合物を溶媒として調製用カラムクロマトグラ
フィーで精製する。純粋なフラクションを混合し、濃縮
し、クロロホルム/イソプロパツール(I・1N5x(
7に再溶解し、生成物をアセトン75x(で沈澱させる
。純つンデンルエステルの収量は499である。
KBrベレットで行ったIR分売先試験+750cx−
’にエステル結合の特性吸収を示す。シリカゲルプレー
ト上でクロロホルム/メタノール703%CaCl、(
60:40 :9)とりaロホルム/メタノール/2.
5Nアンモニア(55:45:l O)によりクロマト
グラフィーを行い、エールリッヒ試薬で検出すると、生
成物はそれぞれRfO,68および0.56の単一化合
物であり、原料のガングリオシドGM、(Rfそれぞれ
0.40および051t5)か存在しなイコとを示す。
0−LN−NatCO3により60℃で1時間処理する
とエステル結合か解裂し、原料のガングリオシドGMI
を生ずる。
実施例68 ガングリオシドGM、のI〜ヒドロキシウンデカン−I
I−イルエステル。
ガングリオノドGM、カリウム塩59(3,14mM)
をDMSO50屑Qに溶かし、II−ブロモ−1−ウン
デカノール0.42y(3,75mM)およびに!を溶
液に加える。これを25℃で48時間反応させろ。反応
終了後、溶液をn−ブタノール/1420(2: l 
)テ分配L ”’CD M S Oと塩を除く。ブタノ
ール溶液を蒸発乾固し、残渣をクロロホルム/メタノー
ル(1:1)50iQで回収し、生成物をアセトン25
0i12で沈澱させる。得られた粗製物(5,3g)を
ンリカゲル上でクロロホルム/メタノール/水(60:
35:8)混合物を溶媒として3!J製用カラムクロマ
トグラフイーで精製する。純粋なフラクションを混合し
、濃縮し、クロロホルム/イソプロパツール(1:l)
15m(に再溶解し、生成物をアセトン75村で沈澱さ
せる。純1−ヒドロキノウンデカン−11−イルエステ
ルの収量は4.8gである。
K B rベレットで行ったI R分光試験は1750
cm””にエステル結合の特性吸収を示す。シリカゲル
プレート上でクロロホルム/メタノール103%CaC
L(60:40:9)とクロaホルム/メタノール/2
.5Nアンモニア(55:45:l O)によりクロマ
トグラフィーを行い、エールリッヒ試薬で検出すると、
生成物はそれぞれRfO,65才しよび052の単一化
合物であり、原料のガングリオノドGy、(R1’それ
ぞれ0.40および015)か存在しないことを示す。
Q、lN−Na、COlにより60°Cて1時間処理す
るとエステル結合か解裂し、原料のガングリオノドGM
、を生ずる。
実施例69 ガングリオシドGM、のシアノブチル−4−イルエステ
ル ガングリオシドGM、カリウム塩59(3,14mM)
をDMSO50iy12に溶かし、4−ブロモブチo=
トリル550a9(3,75mM)およびK[を溶液に
加える。これを25℃で48時間反応させる。
反応終了後、溶液をn−ブタノール/H,O(2・l)
で分配してD M S Oと塩を除く。ブタノール溶液
を蒸発乾固し、PU渣をクロロ71;シム/メタノール
(1:1)50λQて回収し、生成物をアセトン250
yrQで沈澱させる。得られた粗製物(5,1g)をシ
リカゲル上でクロロホルム/メタノール/水(60:3
5:8)混合物を溶媒として調製用カラムクロマトグラ
フィーで精製する。純粋なフラクションを混合し、濃縮
し、クロロホルム/イソプロパツール(1:l)15m
12に再溶解し、生成物をアセトン75if2で沈澱さ
d−る。純ノクロヘキノルエステルの収量は4.69で
ある。
KBrベレットで行ったIR分光試験は1750C〔1
にエステル結合の特性吸収を示す〜ンリ力ゲルプレート
上でクロロホルム/メタノール10.3%CaC1z(
60:40 :9)とクロロホルム/メタノール725
Nアンモニア(55:45:l O)によりクロマトグ
ラフィーを行い、エールリッヒ試薬で検出すると、生成
物はそれぞれRfO,42および0.45の単一化合物
であり、原料のガングリオシドGM、(Rfそれぞれ1
40および145)か存在しないことを示す。0 、 
I N −NamCO3により60℃で1時間処理する
とエステル結合か解裂し、原料のガングリオノドG11
1.を生する。
実施例70 ガングリオシドGM、のピロリジンアミド。
この誘導体は、ガングリオシドGM、分子内エステル5
9(3、27mM)およびピロリジン2Fimσから実
施例16と同様に製造し、同様な精製法を11つ。純ガ
ングリオシドGh11.ピロリジンアミドh・51gの
収量で得られる。
(Rスペクトルデータは実施例16のメチルアミドと同
様てあり、上記実施例と同一条件下のクロマトグラフィ
ーによると生成物は単一でGMIを含まず、lえ「(直
はそれぞれ0.29および14b(〔;vlのRf1直
はそれぞれ0.35および0.40)でd5ろ。
欠施例71 カングリオノド混合物のピロリノンアミド混合物。
二J″)1誘導体は、実1血例17て用いたガングリオ
ノド分子内エステル混合物59およびピロリノン25裡
を使用して実施例I7と同様に製造し、同様な精製法を
行う。ガングリオノド混合物ピロリツノアミド混合物が
499の収量で得られる。
ノリカケルプレート上でクロロポルム/メタノール/i
Nアンモニア(55:45:10)およびりCL Cl
ホルム/メタノール103%Ca Cl 2によりクロ
マトグラフィーを行い、レゾルシノール試薬で検出する
と、Rf値はそれぞれ0.08−0.40および0.3
5−0.48(原料ガングリオシド混合物のRf値はそ
れぞれ0.15−0.70および0.05−0.40)
である。
実施例72 ガングリオシドGM、のピペリノンアミド。
この誘導体は、ガングリオシド0M、分子内エステル5
9(3,27mM)およびピペリノン25*12から実
施例16と同様に製造し、同様な精製法を行う。純ガン
グリオシドGMIピペリノンアミドか5.29の収量で
得られる。
IRスペクトルデータは実施例16のメチルアミドと同
様てあり、上記実1血例と同−条(’l lこのタロマ
ドグラフィーによると生成物は単一でGMIを含まず、
Rf値はそれぞれ030および050 (G M 、の
Rf値はそれぞれ0.35および0.40)である。
実施例73 ガングリオント混合物のピペリノンアミド混合物。
この誘導体は、実施例17で用いたガングリオシド分子
内エステル混合物59およびピペリジン2511Qを使
用して実施例17と同様に製造し、同G9な精製法を行
う。ガングリオシド昆合物ピペリノンアミド混合物か5
.1gの収量で得られる。
シリカゲルプレート上でクロロポルム/メタノール/4
Nアンモニア(55:45・10)およびクロロホルム
/メタノール103%CaCLによりクロマトグラフィ
ーを行い、レゾルシノール試薬で検出ずろと、Rf値は
それぞれ0.10−0.42および0.37−0.50
(原料ガングリオシド混合物のRf値はそれぞれ0.1
5−0.70および0.05−0.40)である。
実施例74 ガングリオシドGMlのテトラヒドロフルフリルアミド
この誘導体は、ガングリオシドGM、分子内エステル5
9(3,27mM)およびテトラヒドロフルフリルアミ
ン25村から実施例16と同様に製造し、同様な精製法
を行う。純ガングリオントGM1テトラヒドロフルフリ
ルアミドか5.39の収量で得られる。
IRスペクトルデータは実施例」6のメチルアミドと同
様てあり、上記実施例と同一条件ドのタロマドグラフィ
ーによると生成物は単一でGMIを含まず、Rc値はそ
れぞれ0.33および052 (G M 、のR「値は
それぞれ0.35および140)である。
実施例75 ガングリオシド混合物のテトラヒドロフルフリルアミド
混合物。
この誘導体は、実施例17で用いたガングリオシド分子
内エステル混合物57およびテトラヒドロフルフリルア
ミン251112を使用して実施例■7と同様に製造し
、同様な精製法を行う。ガングリオシド混合物テトラヒ
ドロフルフリルアミド混合物が5.2gの収量で得られ
る。
シリカゲルプレート上でクロロホルム/メタノール/4
Nアンモニア(55・45:、IO)およびクロロホル
ム/メタノール103%CaC1tによりり【lマドグ
ラフィーを行い、レゾルシノール試薬で検出すると、R
f値はそれぞれ0.12−”0.45および0.40−
0.57(原料ガングリオシド混合物のltr値はそれ
ぞれ0.15−0.70および0.05−0.40)で
める。
実施例76 ガングリオシドG M lの2−メチルピペリジンアミ
ド。
この誘導体は、ガングリオシド0111.分子内エステ
ル5 g(3、27mM)および2−メチルビペリノン
25if2から実施例16と同様に製造し、同様な精製
法を行う。純ガングリオシドCM+2−メチルビペリノ
ンアミドが5゜2gの収量で得られる。
【Rスペクトルデータは実施例16のメチルアミドと同
様であり、上記実施例と同一条件下のクロマトグラフィ
ーによると生成物は単一でGMIを含まず、Rf値はそ
れぞれ0.33および0.54 (G M 、のIff
値はそれぞれ0.35および0.40)である。
実施例77 ガングリオシド混合物の2−メチルピペリジノアミド混
合物。
この誘導体は、実施例17で用いたガングリオシド分子
内エステル混合物5gおよび2−メチルビペリノン25
RI2を使用して実施例17と同様に製造し、同様な精
製法を行う。ガングリオシド混合物2−メチルピペリジ
ンアミド混合物が5,4gの収量で得られる。
シリカゲルプレート上でクロロポルム/メタノール/4
Nアンモニア(55:=i5:10)およびクロロホル
ム/メタノール10.3%CaCl2によりクロマトグ
ラフィーを行い、レゾルシノール試薬で検出すると、R
f値はそれぞれ0.14−0.46および0.39−0
.59(原料ガングリオノド混合物のRf値はそれぞれ
Q、l 5−0.70および0.05−0.40)であ
る。
実施例78 ガングリオシドGa11.の■−メチルビペラジンアミ
ド。
二J″)誘導体は、ガングリオノドGM、分子内エステ
ル5g(3,27mM)およびl−メチルビベラノン2
5212から実施例16と同様に製造し、同様な精製法
を行う。純ガングリオノドGM、l−メチルビペラノン
アミドか5.19の収量で得られる。
]Rスペクトルデータは実施例16のメチルアミドと同
様であり、上記実施例と同一条件下のクロマトグラフィ
ーによると生成物は単一でGMIを含まず、Rf値はそ
れぞれ014およびoO8(G M 、)Rf値ハソれ
ぞれ0.35および0.40)である。
実施例79 カングリオシト混合物の1−メチルビペラノンアミド混
合物。
この誘導体は、実施例17で用いたガングリオノド分子
内エステル混合物5gおよび1−メチルピペラジン25
x(!を使用して実施例17と同様に製造し、同様な精
製法を行う。ガングリオシド混合物l−メチルピペラジ
ンアミド混合物が5.59の収量で得られる。
ンリ力ゲルプレート上でクロロホルム/メタノール/4
Nアンモニア(55:45:l O)およびクロロホル
ム/メタノール103%cac12によりクロマトグラ
フィーを行い、レゾルシノール試薬で検出すると、Rr
値はそれぞれ0.01−0.06および0.01−0.
12(原料ガングリオノド混合物のRf値はそれぞれo
、tsmo、7oおよび0.05−0.40)である。
実施例80 ガングリオシドG1111.の2−フェニルエチルアミ
ド。
この誘導体は、ガングリオシドG114.分子内エステ
ル5 g(3、27mM)および2−フエニルエチルア
ミン25J112から実施例16と同様に製造し、同様
な精製法を行う。純ガングリオシドGM、2−フェニル
エチルアミドか5.39の収量で得られる。
IRスペクトルデータは実施例I6のメチルアミドと同
様であり、上記実施例と同一条件下のクロマトグラフィ
ーによると生成物は単一でGMIを含まず、Rr値はそ
れぞれ0.33および0.73 (G y + )Rr
値ハソれ”aO,35および0.40)である。
実施例81 ガングリオシド、fA合物の2−フェニルエチルアミド
混合物。
この誘導体は、実施例!7で用いたガングリオシド分子
内エステル混合物59および2−フエニルエチルアミン
25iQを使用して実施例17と同F、ρに製造し、同
様な精製法を行う。ガングリオシド混合物2−フェニル
エチルアミド混合物が5゜59の収量で得られる。
ノリ力ゲルプレート上でクロロホルム/メタノール/4
N7ンー1−=7(55:45:10)およU’)コロ
ホルム/メタノール10.3%CaCl2によりクロマ
トグラフィーを行い、レゾルシノール試薬で検出すると
、ttr値はそれぞれ0.12−0’、4・1および0
.60−0.78(原料ガングリオシド、混合物)RI
’1tNiそれぞれ0.15−0.70および0.05
−0.40)である。
[医薬製剤1 前述のように、前記の新規〃ングリオシド誘導体、特に
ガングリオシドAおよびBグループから誘導した誘導体
および先に列挙した特殊誘体の1個またはそれ以上を、
活性物質として含有している医薬製剤はこの発明の目的
の1つに属する。また、この発明の医薬製剤は、前記の
既知誘導体および新規誘導体から成るエステル化誘導体
またはアミド類およびこれらの7シル化誘導体を含有し
ている。5fjに好ましいものは、ガングリオシドGH
3およびGM、のメチルエステルおよびこれらの過アシ
ル化誘導体および〃ングリオシドGM、の7ミド等であ
る。
この発明め医薬製剤は、経口、経直腸(坐剤)非経口、
局所または皮内適用可能な製剤等を包含する。したがっ
て、これらはピル(丸薬)、錠剤、ゼラチン被覆カプセ
ル、カプセル、坐薬または軟カプセル等のように固形ま
たは半固形剤型である。
非経口投与適用のためには、筋肉内、皮下または皮内投
与を目的とする剤型または点滴または静注を目的とする
剤型への使用が可能であり、したかって、これらは活性
化合物の溶液または活性化合物の凍結乾燥品粉末として
提供され、さらにこれに、上記適用に好適で、しかも生
理的体液と適合し得る浸透圧を有する1個またはそれ以
上の製薬上許容し得る賦形剤または希釈剤を加えて提供
すうことができる。経鼻スプレーのような噴霧剤型、局
所適用用のクリームまたは軟膏、皮内投与用として好適
に調整された硬膏剤型等の製剤は、局所適用に使用する
ことができる。この発明の製剤はヒトまたは動物に投与
可能である。好ましくは、溶液、噴霧剤、軟膏およびク
リーム等の組成物では0.01%〜10%の活性成分を
含有すべきであり、また固形製剤では1゛〜100%、
好ましくは5%〜50%の活性成分を含有する。投与量
は、医学的摘要症、所望される効果および選択した投与
経路によって定められる。実施例82〜83に、この発
明における医薬製剤を例示する。
実施例82 注射用溶液医薬品製剤 (製剤例]) 1バイアル(2社)中に下記の成分を含有する。
・活性物質       5旬 ・塩化ナトリウム   16Rg クエン酸緩衝剤(pH6)を添加しパイロジエン(発熱
性物質)を含まない蒸留水を加え、全量2z&とする。
活性物質は、実施例14.15.16.17.18.1
9.20.21.22.23および24のいずれか1つ
に記載のガングリオシド誘導体の中から選択することが
できる。
(製剤例2) 1バイフル(2z&)中に下記の成分を含有する。
・活性物質       50す ・塩化ナトリウム    16zy クエン酸塩緩衝剤(pH6)を添加しパイロツエンを含
まない蒸留水を加え、全量2xNとする。
活性物質は、実施例25.26.27.28.29.3
0.31.32.33.34.35.36.37.38
および39のいずれか1つに記載のガングリオシド誘導
体の中から選択することができる。
(製剤例3) 栓付き瓶(4d’)1個中に下記の成分を含有する。
・活性物質      100肩9 ・塩化ナトリウム    32mg クエン酸塩緩衝剤(pH6)を添加しパイロツエンを含
まない蒸留水を加え、全量4z1とする。
活性物質は、実施例20〜39のいずれか1つに記載の
ガングリオシド誘導体の中から選択することができる。
製剤例1.2および3は前記経路のいずれが1つによっ
て、動物またはヒトに直接投与することができる。また
化合物は、池の活性物質を含有することができる。
実施例83 ダブル瓶(粉末注射)製剤として調製する医薬組成物 この実施例に例示する製剤は2本の瓶で調製される。第
1の瓶には、凍結乾燥品粉末の形の活性物質を、池の医
薬上許容し得る賦形剤、グリシンまたはマンニトール等
とともに、10〜90(重量)%の範囲で変化し得る量
で含有する。第2の瓶は、塩化ナトリウムおよびクエン
酸緩衝剤のような溶液を溶解剤として含有する。
2つの瓶の内容物は、使用直前に混和し、活性物質の凍
結乾燥品粉末をすみやかに溶解することにより、注射可
能な溶液が得られる。活性物質の凍結乾燥品粉末を含有
している瓶は、この発明の好ましい医薬製剤である。
(様式1) a、凍結乾燥した2社栓付き瓶1個に下記の成分を含有
する。
・活性成分       5Jll? ・グリシン      30xg b、1バイアル(2d)中に下記成分から成る溶解剤を
含有する。
・塩化ナトリウム   16xg クエン酸塩緩衝剤を添加しパイロジエンを含んでいない
水を加え、全H2dとする。
活性物質は、実施例1・t、15.16.17.18.
19.20,21.22.23および24のいずれか1
つに記載のガングリオシド誘導体の中から選択すること
ができる。
(様式2) a、凍結乾燥した1バイフル(3ze)中に下記の成分
を含有する。
・活性物質       5肩2 φマンニトール    40zg b、1バイアル(2′R1)中に下記成分から成る溶解
剤を含有する。
・塩化ナトリウム   16ク クエン酸塩緩衝剤を添加しパイロツエンを含んでいない
水を加え、全量2znとする。
活性物質は、実施例1.2.4.5.6.7.8.9.
10.11.12および13のいずれが1つに記載のガ
ングリオシド誘導体の中から選択することができる。
(様式3) a、2fi、結乾燥した1バイフル(3z7)中に下記
の成分を含有士る。
・活性物質      50朽 ・グリシン      25zg b、lバイアル(311)中に下記成分から成る溶解剤
を含有する。
・塩化ナトリウム   24濁9 クエン酸塩緩衝剤を添加しパイロジエンを含んでいない
水を加え、全量3社とする。
活性物質は、実施例14.15.16.17.21.3
7.38および39のいずれか1つに記載のがングリオ
シド誘導体の中から選択することができる。
(様式4) a、凍結乾燥した1バイアル(3zf)中に下記の成分
を含有する。
・活性物質      50Rg 拳マンニトール    20肩g b、  1バイアル(3ij)中に下記成分から成る溶
解剤を含有する。
・塩化ナトリウム   24zg クエン酸塩緩衝剤を添加しパイロツエンを含んでいない
水を加え、全量3111とする。
活性物質は、゛実施例10〜13および6ロー67のい
ずれか1つに記載のガングリオシド誘導体の中から選択
することができる。
(様式5) a、凍結乾燥したlバイフル(5i1)中に下記の成分
を含有する。
・活性物質     150z1F ・グリシン      Sozg b、  1バイフル(4d)中に下記成分から成る溶解
剤を含有する。
・塩化ナトリウム   32βg クエン酸緩衝剤を添加しパイロツエンを含んでいない水
を加え、全量4dとする。
活性物質は、実施例14〜39のいずれか1つに記載の
ガングリオシド誘導体の中から選択することができる。
(様式6) a、凍結乾燥しtこ5j+&栓付き1tK1個に下記の
成分を含有する。
・活性物質     100JIIF 働マンニトール    40mg b、  1バイアル(4ajり中に下記成分から成る溶
解剤を含有する。
・塩化ナトリウム   3211? クエン酸緩衝剤を添加しパイロジエンを含んでいない水
を加え、全量4wlとする。
活性物質は、実施例5〜9のいずれか1つに記載のガン
グリオシド誘導体の中から選択することかでする6 (様式7) a、3d栓付き瓶1個に下記の成分を含有する。
・滅菌微粒子化した活性物質   40JIl?b、 
 1バイフル(3z1)中に下記成分から成る溶解剤を
゛含有している。
・ツイーンi30    10xg ・塩化ナトリウム   24ク リン酸塩t1衝剤を添加しパイロジエンを含んでいない
水を加え、全923R1とする。
活性物質は、実施例40〜45のいずれか1つに記載の
ガングリオシド誘導体の中から選択することができる。
(様式8) a、5zj!栓付き瓶1個に下記の成分を含有する。
・滅菌微粒子化した活性物質  10100z、  1
バイアル(4z1)中に下記成分から成る溶解剤を含有
している。
・ツイーン80         15zy・大豆レシ
チン           511g・塩化ナトリウム
        36zl?クエン酸塩緩衝剤を添加し
パイロツエンを含んでいない水を加え、全fi4.(と
する。
活性物質は、実施例40〜45のいずれか1つに記載の
がングリオシド誘導体の中から選択することができる。
(治療活性) 前記した新規なガングリオシド誘導体、とくにA群およ
びB群のがングリオシド誘導体および前記した具体的な
化合物は、全て本発明の医薬組成物中の活性成分に含ま
れる。さらに、本発明の医薬M放物は前記したタイプお
よびすでに文献中により公知のガングリオシド誘導体、
例えば〃ングリオシドGM、のメチルエステルまたはそ
の過(完全)アセチル化誘導体をも含有することができ
る。また、本発明には新規および公知を問わずこれら全
てのガングリオシド誘導体の治療用途を目的とする適用
が包含される。
前記したように、本発明の生成物のようなガングリオシ
ドおよびその誘導体の治療活性は、神経細胞の側芽形成
現象の刺激に基づくもので、これによって神経伝達の回
復を獲得することができる。
例えば、実施例2で記載したようなウシの脳から得たガ
ングリオシド混合物(GA混合物)のインビボ投与は挫
滅後のラットの座骨神経の側芽形成を刺激し、神経筋結
合レベルでの該神経の電気的な活性の回復を促進するこ
とができる。
神経突起の発芽は極在化した神経細胞の分化と考えられ
るので、〃ングリオシド分子がこの作用を生み出す生化
学的メカニズムについて、細胞分化に対する作用に基づ
き、インビトロでの7エオクロモチトーマpc、2の細
胞培養を用いて実験した。PC1□培地中で、pc、、
細胞の分化誘発剤である神経成長因子(NGF)にガン
グリオシドを添加するとニューロン膜内が刺激される。
この作用はその機能特性(すなわち酵素活性)の修飾を
誘発する神経細胞膜内へのガングリオシドのとり“□こ
みに帰することができる。実際にニューロン膜内へのガ
ングリオシドのとりこみが(Na”、K”)−ATPア
ーゼ活性を刺激することができる。細胞膜と連結された
この酵素の活性化の重要性については何人かの研究者が
培養液中における神経細胞の生存および結果として生ず
る該細胞の分化をNC,Fによるこの酵素の活性化にま
でさかのぼって研究している。これに対し、電気的な活
性においてこの酵素が果す主要な役割もよく知られてお
り、軸索膜に沿った神経インパルスの伝播に従うイオン
性メカニズムが関係している。
前記した方法に基づき、本発明の新規なガングリオシド
誘導体について、P12細胞中の神経突起の発芽によっ
て示される薬理活性を測定した。いくつかの誘導体のイ
ンビトロにおける(Na”。
K”  )ATPアーゼを用いて得られた結果を以下に
示す。(PC,2細胞における神経突起発芽についての
ガングリオシドの作用) 材料およゾ方法 サブクローンIA由来のpc、2細ね株はビイ・カリイ
サノIC,N、R,ラボラトリイ・オブ・セラー・ハイ
オロジイ(Dr、 P、 Ca1issano、 La
1)oratory or Ce1lular Bio
logy) 、ローマ]から入手した。
細胞(100000/プレート)をヘラエウス・インキ
ュベーター(Heraeus 1ncubator)(
Co25%および湿潤空気95%)中で37℃に保持し
、以下の培地の存在下にコラーデン支持体上ファルコン
・不ンテグリッド・プレート(Falcon Inte
grid P 1aLe) 60111111上に接種
する。85%RF’ M1640(ギブ:I (G 1
bco)) 10%熱熱情活性化ウマ血清5%子牛血清
(ギブコ)、Sou/meペニシリンおよび25mg/
 m、0−ストレプトマイシン。
ついで細胞を血清非含有媒質中で3回洗浄する。
3回洗浄後、細胞を50ng/ m(INGFおよび濃
度10−’Mの本発明のガングリオシド誘導体または対
称として用いたガングリオシド混合物を含有する血清非
含有媒質中でインキエベートする。
50ng7’+yρNGFを含有する血清非含有媒質の
添加により細胞増殖を阻止し、神経突起を形成し3日目
のような早期に分化が得られる。この効果は3日目に神
経突起を有する細胞数を計数することによって評価する
結果 結果を、実施例2の方法により得られたガングリオシド
混合物および単一のモノシフ0ガングリオシド・7ラク
シヨンGM、を用いて得られた比較値として以下の第1
表に示す。
第1表 1)C,、細胞の神経突起発芽に対する本発明のガング
リオノド誘導体およびガングリオシド第1表(つづり 第1表(つづき)− (=、−0ン膜の(Na ” 、に−)ATPアーゼに
対するガングリオシド誘導体の作用) 材料および方法 <a)ラント脳の本■製ミトコンドリア7ラクシシン(
7ラクシヨンP、)の調製 モルガン・工・コール[バイオケミカル・エト・バイオ
フィシ力・7クタ(Morgan e coll、 。
Biocbem、 Biophys、 Acta) 、
241.37(1971)]からP27ラクシコンの製
造に用いる方法を採用した(種々の捏作は0〜4°Cで
行なった。Xgの値は遠心分離力の平均値である)成熟
雄性スプラーグ・トウリー・ラント[チャールス・リバ
ー(Charles River)から入手、体重15
0〜17561の首を切断し、直ちにその脳を摘出して
水冷等張渡で洗浄した。小脳を切I)取った後、脳をホ
モジナイズ用溝′tL(1ff1Mリン酸カルシウム緩
衝液および0.1  nM  EDTA2ナトリウムを
含有する0、32Mシ3糖、 pH7,27)4容量を
用い、モーター駆動ガラスおよびテフロンホモジナイザ
ー(ラジアルクリアランス公表値0.25mm、 81
10rg+、m )中で上下に12回振動させてホモジ
ナイズした。ホモジナイズした物質を細目〃−ゼの4つ
の層に通してン濾過し、14) 00 r、p、m、で
15分間遠心分離した。
得られたベレットを前記と同容量のホモジナイズ用溶液
で洗浄し、前記したように遠心分離した。
集めた上澄液を17500r、p、伯、で25分間遠心
分j!IL(この条件の重力遠心分離力を用いて7ラク
シタン中の神経末端が最も豊富な部分を得た)、ベレン
)を、各回ごとにホモジナイズ用溶液9容量で4回洗浄
し、遠心分離した(1?500r、p。
m、25分間)。
P27ラクシジンとして知られている最終ベレットはそ
の主要な成分としてミトコンドリア自体および神経末端
を含む。最終ベレットを、適当な容量のホモジナイズ用
溶液で、ガラスおよびテフロンホモジナイザーにより均
一に再懸濁し、直ちにテストに用いた。該物質の保存状
態による変動をさけるために、各使用前に新鮮なP27
ラクシ3ンを調製した。P27ラクシ1ン調製物は蛋白
質1 +o); ’5 ’)結合シフル酸33,9±2
.8(標準偏M)、、モルのガングリオシド、成分を有
していた。
(IJ3 A TP 7−ゼ酵素の活性化ワーリフクお
よびコールの方法1ツヤ−ナル・オブ・7TラマコUシ
イ・7ンド・エクスベリメンタルーテラボウティクX(
Wallick and colL、1−  Pl+a
rm−Expel、 Therap、  )、 」−刀
ヨ9.434(1974)Iに従い、分光光度法でAT
P7−ゼ活性を測定した。特に断わらない限り、反応混
合物は最終pf(7,2であって、最終容量3Tap。
中、50+nMシヨ糖、l)、2 mM  EDTA2
ナトリウム(pH7,4にしたもの)、100+aMN
aCe、5  mM  MgCL、10wMKC乏、2
 mMホスホ(エノール)ピルビン酸(PEP)のモノ
カリウム塩(pH7,4にしたもの)、3+aMATP
、50mM)リスーHC乏(pH7,4)、0.33 
mM  NADH、ピルベート−キナーゼ(P K )
(30g/mQ )およびラクテート・デハイドロデナ
ーゼ(LDH)(10g/m、iいを有する。蛋白質と
してP、7ラクシ3ン50〜75μgを添加して反応を
開始する。(Na ” 、K” )ATPアーゼ活性は
、つ7バイン3X10−5Mの存在下に測定したATP
7−ゼの総括性と依存ATPアーゼMg1−活性との差
異によって決定する。各1回のテストに要した時開は3
〜5分であった。ATP7−ゼ活性は国際単位(1,U
、)(加水分解されr1− A T Pマイクロモル/
蛋白質1+mg/分)として示した。〃ングリオシF誘
導体50nMの活性はニューロン膜と共に37°Cで2
時間インキュベートして得た。
結果 ATPアーゼ活性の比較実験の結果を第2表に示す。
第2表 ニュ、 (77+E4の(Na = 、に=”)Ai’
Pアーゼ(こに・tするカングリオノドおよびその誘導
体のりJ果 本発明のガングリオシド誘導体は、ガングリオシド類と
比較して活性が延長され、したがって「遅延形」薬剤と
して有用であることに注目すべきであるにの現象は、例
えばガングリオシドエステルの動力学的吸収に基づく以
下に示す実験によって説明される。
(ガングリオシド誘導体のインビボ血液分布)(1)ラ
ベル生成物の調製 スズキら[ジャーナル・オブ・リピッド・リサーチ(S
uzuki et al、 +J、  Lipid R
es、 ) 、  11.687〜690(1972)
]の方法およびギド1−ら[インターナショナル・ジャ
ーナル・オブaバイオケミストリイ(Ghidoni 
eL al、 、 I tal、J、  BioChe
m、 ) 、  23.32 +3−328 (197
4)の変法によりラベルガングリオシドを調製する。こ
のラベルガングリオシドをエステル化してエチルおよび
イソプロピルエステルを調製する。比放射能をガングリ
オシドおよびエステルの両方について測定する。
(2)動物の処理 チャールズ・リバー(カルコロ)から入手したスイスマ
ウス(体重的20〜25g)を、生成物10μCを用い
て静脈内経路で処理した。投与後2.4.8.12.1
6時間の後、動物の頭部を切断して殺し、その血液をペ
パリン添加7う又コに採取した。非揮発性放射能を血液
試料についてバラカード・トリカーボ・シンチレータ−
(PackardT RI CA RB 5cinti
llator)で測定し、’H,ffングリオシドおよ
びエステルについてTLCで同定した。
(3)結果 トリチウム化ガングリオシドの静脈内投与後、動力学的
曲線は約3時間のt/2で減退し、その後16時間まで
一定につづく緩速排泄期の2期からなる。G〜Il〃ン
グリオシドのエチルおよびイソプロピルエステルについ
て、初期に同定された生成物のレベルは天然の生成物に
関し観察された最大値には達しないが、時間の経過につ
れてより高い値を示し、このレベルが長時間維持される
このように分布量が増加し、治療用量の維持時間が増大
する。(第1図) 前記した薬理特性により、本発明のガングリオシド誘導
体は神経系疾患、とくに、末梢神経および中枢神経系の
処置用の種々の治療における薬剤として用いることがで
きる。
本発明は特に、例えばガングリオシドAおよびBの誘導
体群および具体的に詳記した生成物のような前記したガ
ングリオシド誘導体の治療用途、ならびにこれら誘導体
全ての以下に示す用量での投与を提供する。さらに詳し
くは、本発明のガングリオシド誘導体は、神経筋機能の
回復および神経の再生を刺激する必要がある外傷性、圧
迫性、増殖性または毒素感染性の末梢神経系の疾患の治
療に、ならびに機能回復を得るために神経側芽形成現象
を刺激する必要がある外傷性、酸素欠乏性、変性性また
は毒素感染性の中枢神経線系疾患の治療に用いることが
できる。その遅延された作用により、本発明のガングリ
オシド誘導体はこれまで前記症例で用いられてきた薬剤
である〃ングリオシトと比較してはるかに優れた利点を
有する。
投与量は所望の効果および選択した投与経路に、より異
なる。投与は、通常筋肉内、皮下、静脈内、皮内または
肺内経路により、好ましくは緩衝水性担体中に入れて行
なわれる。該物質を保存するための医薬形態は、この場
合、上記誘導体の溶液を含み、本発明の医薬組成物につ
いて記載したような池の補助成分を同時に含有してもよ
いバイフルである。前記のような非経口経路による治療
的または予防的適用についての投与量は、好ましくは体
重IKg当り有効成分0.05−5mg1日、とくに好
ましくは0.05〜2IIIgである。
本発明の新規な治療的適用は、一般に中枢または末梢神
経系の神経刺激作用に関連する全ての疾患に対し適当で
あるが、以下の具体的な疾患には特に有用である。球後
視神経炎、動服神経の麻痺、三叉神経の神経炎、顔面神
経のベル麻痺および麻痺、〃ルシン症候群、神経根炎、
末梢神経の外傷、糖乳病性およびアルコール性多発性神
経炎、産科性麻痺、麻痺性坐骨神経痛、運動ニューロン
疾患、を髄ロウ性筋萎縮−萎絽性側索硬化症、進行外球
麻痺、重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋
ノストロフイー、中枢神経系および末梢神経系における
シナプス神経伝達の衰退、錯乱、脳振とう、血栓症、塞
栓症等のような意識の障害。
この発明の実施態様は以下の通りである。
(1)  オリゴ糖部分、少なくとも1種のセラミド残
基および少なくとも1種のシアル酸残基を含むガングリ
オシドのガングリオシド誘導体であって、上記ガングリ
オシド誘導体は、下記群すなわち、上記シアル酸残基の
カルボキシル基のエステル類であって上記オリゴ糖部分
、上記セラミド残基および上記シアル酸残基のヒドロキ
シル基が所望により過アシル化されていてもよいもの、
上記シアル酸残基のカルボキシル基のアミド類であって
上記オリゴ糖部分、上記セラミド残基および上記シアル
酸残基のヒドロキシル基が所望により過アシル化されて
いてもよいもの、および上記ヒドロキシル基の過アシル
化誘導体であって上記シアル酸残基が遊離カルボキシル
基を有するものからなる群から選ばれたガングリオシド
誘導体の宵効量を投与することからなる、神経系疾患の
処置方法。
(2)処置か神経の側芽形成に有効なものである上記1
項記載の方法。
(3)特許請求の範囲第4.8.9、loおよび11項
記載のガングリオシド0.05−5−y/体m−を経口
投与することからなる、上記1項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、放射性ガングリオシドまたはその誘導体をマ
ウスに投与したときの経時的血中比放射能レベルを示す
図である。

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オリゴ糖部分、少なくとも1種のセラミド残基お
    よび少なくとも1種のシアル酸残基を含むガングリオシ
    ドからのガングリオシド誘導体であつて、上記ガングリ
    オシド誘導体は、下記群すなわち、上記シアル酸残基の
    カルボキシル基のエステル類であつて上記オリゴ糖部分
    、上記セラミド残基および上記シアル酸残基のヒドロキ
    シル基が所望により過アシル化されていてもよいもの、
    上記シアル酸残基のカルボキシル基のアミド類であつて
    上記オリゴ糖部分、上記セラミド残基および上記シアル
    酸残基のヒドロキシル基が所望により過アシル化されて
    いてもよいもの、および上記ヒドロキシル基の過アシル
    化誘導体であつて上記シアル酸残基が遊離カルボキシル
    基を有するものからなる群から選ばれたガングリオシド
    誘導体(但し、上記ガングリオシド誘導体はガングリオ
    シドG_M_1のもしくはその過アシル化誘導体、ガン
    グリオシドG_M_3のメチルエステルもしくはその過
    アシル化誘導体ではないものとする)。
  2. (2)オリゴ糖が、グルコースおよびガラクトースから
    なる群から選ばれた最高4個のヘキソースまたはN−ア
    セチルグルコサミンおよびN−アセチルガラクトサミン
    から選ばれたN−アセチルヘキソサミンから形成され、
    少なくとも1個のヘキソース残基が存在し、オリゴ糖が
    化学構造上単一であり、セラミド残基が、飽和であるか
    または1個の2重結合を有し炭素原子数16−22の鎖
    を有するアシルスフィンゴシン類の集団に由来し、シア
    ル酸残基が、N−アセチルノイラミン酸およびN−グリ
    コリルノイラミン酸並びにヒドロキシ基の1つがアシル
    化された対応する酸類からなる群に由来するものである
    、特許請求の範囲第1項記載のガングリオシド誘導体。
  3. (3)セラミド残基が炭素原子数18−20のスフイン
    ゴシン鎖と炭素原子数18−20の長さのアシル基を有
    する、特許請求の範囲第2項記載のセラミド誘導体。
  4. (4)基本ガングリオシドがG_M_1、G_D_1_
    a、G_D_1_bおよびG_T_1_bからなる群か
    ら選ばれる、特許請求の範囲第1−3項の何れか1項記
    載のガングリオシド誘導体。
  5. (5)カルボキシルのエステル化基が炭素原子数最高1
    2個の脂肪族アルコール、またはベンゼン環を1個のみ
    有するアラリフアテイツクアルコールであつて、所望に
    よりC_1_−_4アルキル基1−3個で置換されてい
    てもよく、脂肪族鎖が炭素原子数最高4個のものに由来
    するか、または炭素原子数最高12個でN、SおよびO
    からなる群から選ばれたヘテロ原子を有する複素環を1
    個のみ有する複素環式アルコール、またはC_1_−_
    1_4脂環式もしくは脂肪族−脂環式アルコールによる
    ものである、特許請求の範囲第1−4項の何れか1項記
    載のガングリオシド誘導体。
  6. (6)アミド形成基が炭素原子数最高12個の開環もし
    くは環状鎖の脂肪族アミン、ベンゼン環1個のみを有し
    所望によりC_1_−_4アルキル基1−3個で置換さ
    れていてもよく脂肪族部分が炭素原子数最高4個のアラ
    リフアテイツクアミン、またはアンモニアに由来する、
    特許請求の範囲第1−4項の何れか1項記載のガングリ
    オシド誘導体。
  7. (7)オリゴ糖部分、セラミド残基およびシアル酸残基
    のヒドロキシル基がC_1_−_10脂肪族カルボン酸
    または安息香酸もしくはそのメチル、ヒドロキシ、アミ
    ノもしくはカルボキシル基置換誘導体からなる群から選
    ばれた芳香族カルボン酸で過アシル化されている、特許
    請求の範囲第1−6項の何れか1項記載のガングリオシ
    ド誘導体。
  8. (8)ガングリオシドG_M_1、G_D_1_b、G
    _D_1_aおよびG_T_1_bのメチル、エチル、
    プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t
    −ブチル、ウンデシル、ヒドロキシデシル、ヘプチル、
    2−メチル−1−ペンチル、アリル、エトキシカルボニ
    ルメチル、メトキシエチル、1−メトキシ−2−プロピ
    ル、ベンジル、フエネチル、シクロヘキシル、メンチル
    、テトラヒドロフルフリル、テトラヒドロピラニルおよ
    びシアノブチリルエステルからなる群から選ばれたもの
    である、特許請求の範囲第1項記載のガングリオシド誘
    導体。
  9. (9)ガングリオシドG_M_1、G_D_1_b、G
    _D_1_aおよびG_T_1_bの非置換メチルアミ
    ド、エチルアミド、プロピルアミド、ジメチルアミド、
    ジエチルアミド、ブチルアミド、ピロリジンアミド、ピ
    ペリジンアミド、2−メチルピペリジンアミド、ピペラ
    ジンアミド、1−メチルピペラジンアミド、モルホリン
    アミド、チオモルホリンアミド、エタノールアミド、ベ
    ンジルアミド、エチルメチルアミド、ジメチルアミノプ
    ロピル−1−アミド、ジメチルアミノエチルアミド、6
    −ヒドロキシヘキシル−1−アミド、テトラヒドロフル
    フリルアミドおよびフエニルエチルアミドからなる群か
    ら選ばれたものである、特許請求の範囲第1項記載のガ
    ングリオシド誘導体。
  10. (10)エステル類またはアミド類の過アセチレート、
    過プロピオニレート、過ブチリレート、マレイニレート
    およびスクシニレートから なる群から選ばれたものである、特許請求の範囲第8ま
    たは9記載のガングリオシド誘導体。
  11. (11)ガングリオシド類G_M_1、G_D_1_b
    、G_D_1_aおよびG_T_1_bの過アセチレー
    ト、過プロピオニレート、過ブチリレート、マレイニレ
    ートおよびスクシニレートから選ばれたものである、特
    許請求の範囲第1項記載のガングリオシド誘導体。
  12. (12)有効成分として、オリゴ糖部分、少なくとも1
    種のセラミド残基および少なくとも1種のシアル酸残基
    を含むガングリオシドからのガングリオシド誘導体であ
    つて、上記ガングリオシド誘導体は、下記群すなわち、
    上記シアル酸残基のカルボキシル基のエステル類であつ
    て上記オリゴ糖部分、上記セラミド残基および上記シア
    ル酸残基のヒドロキシル基が所望により過アシル化され
    ていてもよいもの、上記シアル酸残基のカルボキシル基
    のアミド類であつて上記オリゴ糖部分、上記セラミド残
    基および上記シアル酸残基のヒドロキシル基が所望によ
    り過アシル化されていてもよいもの、および上記ヒドロ
    キシル基の過アシル化誘導体であつて上記シアル酸残基
    が遊離カルボキシル基を有するものからなる群から選ば
    れたガングリオシド誘導体の神経病理学的処置有効量を
    含む、医薬組成物。
  13. (13)有効成分として、特許請求の範囲第1−11項
    の何れか1項記載のガングリオシド誘導体の神経病理学
    的処置有効量を含む、医薬組成物。
  14. (14)基本ガングリオシドがG_M_1、G_D_1
    _a、G_D_1_bおよびG_T_1_bからなる群
    から選ばれたものである、特許請求の範囲第12項記載
    の医薬組成物。
  15. (15)有効成分として、特許請求の範囲第8項記載の
    ガングリオシド誘導体の神経病理学的処置有効量を含む
    、医薬組成物。
  16. (16)有効成分として、特許請求の範囲第9項記載の
    ガングリオシド誘導体の神経病理学的処置有効量を含む
    、医薬組成物。
  17. (17)有効成分として、特許請求の範囲第10項記載
    のガングリオシド誘導体の神経病理学的処置有効量を含
    む、医薬組成物。
  18. (18)有効成分として、特許請求の範囲第11項記載
    のガングリオシド誘導体の神経病理学的処置有効量を含
    む、医薬組成物。
  19. (19)(a)酸タイプのイオン交換体で、ガングリオ
    シド、ガングリオシドの混合物またはそれらの過アシル
    化誘導体(該ガングリオシドのヒドロキシ基は過アシル
    されている)を処理して該ガングリオシド、ガングリオ
    シドの混合物またはその過アシル化誘導体の金属塩を生
    成させ、 (b)得られた該ガングリオシド、ガングリオシドの混
    合物またはそれらの過アシル化誘導体の金属塩を対応す
    るアルコール中でジアゾ−アルカンで処理することを特
    徴とするガングリオシド誘導体の製造方法。
  20. (20)(a)酸タイプのイオン交換体でガングリオシ
    ド、ガングリオシドの混合物またはそれらの過アシル化
    誘導体(該ガングリオシドのヒドロキシ基は過アシルさ
    れている)を処理して該ガングリオシド、ガングリオシ
    ドの混合物またはその過アシル化誘導体の金属塩を生成
    させ、 (b)得られた該ガングリオシド、ガングリオシドの混
    合物またはそれらの過アシル化誘導体の金属塩を該ガン
    グリオシドのシアル酸残基のカルボン酸と結合したエス
    テルとなるべき炭化水素を含むエステル化剤で処理する
    ことを特徴とするガングリオシド誘導体の製造方法。
  21. (21)エステル化剤が炭化水素ハロゲン化物である、
    特許請求の範囲第20項の方法。
  22. (22)金属塩がナトリウムまたはカリウム塩である、
    特許請求の範囲第19〜21項のいずれか1項記載の方
    法。
  23. (23)ガングリオシド、ガングリオシド混合物または
    それらの過アシル化誘導体の金属塩の処理が20〜12
    0℃の温度で非プロトン溶媒中で行なわれる、特許請求
    の範囲第19〜21項のいずれか1項記載の方法。
  24. (24)溶媒がジオキサンまたはDMSOである、特許
    請求の範囲第23項記載の方法。
  25. (25)ガングリオシド分子内エステルまたはそれらの
    混合物をアルコールで処理して上記ガングリオシド分子
    内エステルまたはそれらの混合物のシアル酸残基のカル
    ボキシル基における対応するエステルを得ることからな
    る、ガングリオシド誘導体の製造方法。
  26. (26)該処理が該アルコールに対応する金属アルコラ
    ートの存在下に行なわれる特許請求の範囲第25項記載
    の方法。
  27. (27)アルコールが、炭素原子数最高12個の脂肪族
    アルコール、またはベンゼン環を1個のみ有するアラリ
    フアテイツクアルコールであつて、所望によりC_1_
    −_4アルキル基1−3個で置換されていてもよく、脂
    肪族鎖が炭素原子数最高4個のもの、または炭素原子数
    最高12個でN、SおよびOからなる群から選ばれたヘ
    テロ原子を有する複素環を1個のみ有する複素環式アル
    コール、またはC_1_−_1_4脂環式もしくは脂肪
    族−脂環式アルコールである、特許請求の範囲第26項
    記載の方法。
  28. (28)アルコールが、メチル、エチル、プロピル、イ
    ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ウ
    ンデシル、ヒドロキシデシル、ヘプチル、2−メチル−
    1−ペンチル、アリル、エトキシカルボニルメチル、メ
    トキシエチル、1−メトキシ−2−プロピル、ベンジル
    、フエネチル、シクロヘキシル、メンチル、テトラヒド
    ロフルフリル、テトラヒドロピラニルおよびシアノブチ
    リルアルコールからなる群から選ばれたものである、特
    許請求の範囲第26項記載の方法。
  29. (29)炭化水素ハロゲニドの炭化水素基が、メチル、
    エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
    チル、t−ブチル、ウンデシル、ヒドロキシデシル、ヘ
    プチル、2−メチル−1−ペンチル、アリル、エトキシ
    カルボニルメチル、メトキシエチル、1−メトキシ−2
    −プロピル、ベンジル、フエネチル、シクロヘキシル、
    メンチル、テトラヒドロフルフリル、テトラヒドロピラ
    ニルまたはシアノブチリルである、特許請求の範囲第2
    1項記載の方法。
  30. (30)アルコラートが該アルコールのアルカリ性金属
    アルコラートである、特許請求の範囲第28項記載の方
    法。
  31. (31)ガングリオシドもしくはガングリオシド類混合
    物、ガングリオシド分子内エステルもしくはガングリオ
    シド分子内エステル類混合物、またはガングリオシドも
    しくはガングリオシド類混合物のカルボキシルエステル
    を、アンモニアまたはアミンで処理することからなる、
    ガングリオシド誘導体の製造方法。
  32. (32)アミンが、炭素原子数最高12個の開環もしく
    は環状鎖の脂肪族アミン、ベンゼン環1個のみを有し所
    望によりC_1_−_4アルキル基1−3個で置換され
    ていてもよく脂肪族部分が炭素原子数最高4個のアラリ
    フアテイツクアミンである、特許請求の範囲第31項記
    載の方法。
  33. (33)アミンが、メチルアミン、エチルアミン、プロ
    ピルアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアミン、ジ
    エチルアミン、ブチルアミン、ピロリジン、ピペリジン
    、2−メチルピペリジン、ピペラジン、1−メチルピペ
    ラジン、エタノールアミン、ベンジルアミン、エチルメ
    チルアミン、ジメチルアミノプロピル−1−アミン、ジ
    メチルアミノエチルアミン、6−ヒドロキシヘキシル−
    1−アミン、テトラヒドロフルフリルアミンおよび2−
    フエニルエチルアミンからなる群から選ばれたものであ
    る、特許請求の範囲第32項記載の方法。
  34. (34)ガングリオシドもしくはガングリオシド類、ま
    たはそのエステルもしくはアミド誘導体を、塩基の存在
    下にアシル化剤で処理することからなる、ガングリオシ
    ド誘導体の製造法。
  35. (35)アシル化剤が、C_1_−_1_0脂肪族カル
    ボン酸、または安息香酸およびそのメチル、ヒドロキシ
    ル、アミノもしくはカルボキシ基で置換された誘導体か
    ら選ばれた芳香族カルボン酸である、特許請求の範囲第
    34項記載の方法。
  36. (36)アシル化剤が、酢酸、プロピオン酸、酪酸、マ
    レイン酸およびこはく酸からなる群から選ばれたもので
    ある、特許請求の範囲第35項記載の方法。
  37. (37)塩基が第3級アミンである、特許請求の範囲第
    36項記載の方法。
  38. (38)プシル化剤が無水物であり、塩基が第3級アミ
    ンである、特許請求の範囲第34項記載の方法。
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