JPS6155120A - 新規シアノアリ−ルエ−テル重合体およびその製造法 - Google Patents

新規シアノアリ−ルエ−テル重合体およびその製造法

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JPS6155120A
JPS6155120A JP17516184A JP17516184A JPS6155120A JP S6155120 A JPS6155120 A JP S6155120A JP 17516184 A JP17516184 A JP 17516184A JP 17516184 A JP17516184 A JP 17516184A JP S6155120 A JPS6155120 A JP S6155120A
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JP
Japan
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polymer
biphenol
dihalogenobenzonitrile
solvent
cyanoaryl ether
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Pending
Application number
JP17516184A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsuo
茂 松尾
Tomoyoshi Murakami
友良 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は新規なシアノアリールエーテル重合体およびそ
の製造法に関し、更に詳しくは、着色が少なく、しかも
耐熱性、耐溶剤性、難燃性及び機械的強度に優れたシア
ノアリールエーテル重合体およびその製造法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点1 種々の構造のシアノアリールエーテル重合体が特開昭4
7−14270号公報に開示されている。ところが、こ
れらの重合体はガラス転移温度が138〜178°0と
低く、実用上充分な耐熱性を備えているとは言い難い。
そこで、本発明者らは、更に耐熱性の改善されたシアノ
アリールエーテル系重合体を得るべく検討を重ねた結果
、等モル量の4.4°−ビフェノールとジハロゲノベン
ゾニトリルとを反応させることにより、耐熱性の良好な
シアノアリールエーテル重合体が得られることを見出し
た(特願昭59−1387)、この重合体は優れた耐熱
性および機械的強度を具備してはいるものの、重合体自
身が褐色に着色しているため、その用途に制約がある。
したがって、優れた耐熱性および機械的強度を有すると
ともに、着色の少ないシアノアリールエーテル重合体の
開発が強く求められている。
[発明の目的] 本発明は、上記要請に応えるとともに、合わせて、耐溶
剤性、難燃性にも優れた新規シアノアリールエーテル重
合体およびその製造法の提供を目的とする。
[発明の概要] 本発明の新規シアノアリールエーテル重合体は。
次式: で示される繰り返し単位を有し、末端基がX−お0M 表わす)であり、かつ、トメチルピロリドンを溶媒とす
る0、2g/dl濃度の溶液の30”Oにおける還元粘
度が0.3du /g以上であることを特徴とし、その
製造法は、4.4′−ビフェノールとジハロゲノベンゾ
ニトリルとを、4.4゛−ビフェノールに対するジハロ
ゲノベンゾニトリルの使用量がモル比で1.005乃至
1.03となるように仕込み、溶媒及びアルカリ金属の
炭酸塩もしくは水酸化物の存在下で反応させたのち、水
又はアルコールで処理することを特徴とする。
本発明の新規シアノアリールエーテル重合体は、式(I
)で示される繰返し単位が複数個直鎖状に連結してなる
骨格を有し、ベンゾニトリル側の末端はX−で、かつ、
ビフェノール側の末姓は0M である、これらの末端基は出発物質の1つであるジハロ
ゲノベンゾニトリルから導入されるもので、ハロゲンX
としてはF、 C1が好ましい。
本発明の重合体は、この重合体をN−メチルピロリドン
に溶解してその濃度を0.2g/diとしたとき、この
溶液の30℃における還元粘度[ηsp/c’Jが0.
3dJL /g以上であるような分子量を有するもので
ある。還元粘度[ηsp/c]が0.3d文/g* N
4であるような重合度の場合には耐熱性および機械的強
度が低下するので好ましくない。
本発明のシアノアリールエーテル重合体は次のようにし
て製造される。
すなわち、  4.4’−ビフェノールとジハロゲノベ
ンゾニトリルとを、後述する溶媒及びアルカリ金属の炭
酸塩もしくは水酸化物の存在下、後述する条件の下に反
応させる。
4.41−ビフェノールとジハロゲノベンゾニトリルの
使用量は、4.4−ビフェノールに対するジハロゲノベ
ンゾニトリルのモル比が1.005〜1.03となるよ
うに決定される。このモル比が1.005未満の場合は
、得られた重合体の分子量が過大となり成形性が悪くな
る。又、1.03を超えると分子量が小さくなり充分な
耐熱性および機械的強度が得られないという不都合があ
る。
炭酸塩もしくは水酸化物として使用されるアルカリ金属
は、何であってもよいが、とくに、Na、には好、まし
いものである。
使用する溶媒としては、各種の有機溶媒のうち、好まし
いものとして、N−メチルピロリドン。
スルホラン、ジメチルスルホキシドなどの中性極性溶媒
をあげることができる。又、その使用量は、上記の各化
合物、すなわち、 4,4−ビフェノール、ジハロゲノ
ベンゾニトリルおよびアルカリ金属の炭酸塩もしくは水
酸化物を溶解せしめるに充分な量であればよい。
反応温度は 150〜280℃、好ましくは180〜2
50℃であり、反応時間は0.5〜5時間、好ましくは
1〜3時間である。また、反応を行なう際の圧力は任意
に設定すればよい。
次いで、上記過程を経て得られた反応生成物を水または
アルコールで処理して目的とする重合体を析出せしめる
。アルコールとしてはメタノール、エタノールが好まし
い、又、その処理方法としては、上記反応生成物を水ま
たはアルコールの中に投入するだけでよい。
[発明の実施例] 実施例1 攪拌装置、精留装置ならびにアルゴンガス吹込管を備え
た30hJlのセパラブルフラスコに、2.6−ジクo
oベンゾニトリル8.80g(0,05モル)と、4.
4°−ビフェノール9.114g(0,049モル)、
炭酸カリウム8.91g(0,05モル)、N−メチル
ピロリドン10hJlおよびトルエン50鵬文を仕込み
、アルゴンガスを吹込みながら攪拌し、 180℃にお
いて1時イ 開学、ついで 190℃において4時間反応させた。
重合反応の終了後、生成物をメタノール中に投入して析
出回収し、得られた重合体をワーリング社製ブレンダー
で粉砕したのち、熱水 !見、メタノール 1文でそれ
ぞれ洗浄し、 110℃において8時間減圧乾鰻した。
この結果、得られた重合体の収量は14.3g(収率1
00%)であり、トメチルピロリドンの0.2g/dl
濃度の溶液の30℃における還元粘度[ηsp/c]は
0.74 dl /gであった。この重合体のフィルム
に対して赤外&l吸収スペクトル(JR)分析を行なっ
たところ、3030cm−亀、  830c+s−’に
ベンゼン環のC−H結合による吸収、1590cm’に
ベンゼン環のC−C結合による吸収、1240cm″1
に芳香族エーテル結合による吸収、2220 c m−
’にニトリルの吸収がみられた。
また、この重合体の熱的性質についてみると、ガラス転
移温度(Tg)が221℃、融点(T■)が360℃、
熱分解開始温度(Td)が540℃(空気中、以下同様
)であった、また、耐溶剤性についてみると、アセトン
、メタノール、トルエン、塩化メチレン、クロロホルム
の各溶剤に不溶であった。ざらに難燃性を調べるために
、この重合体のフィルムにライターの炎を!Os間あて
たのち、炎を遠ざけたところ、火は直ちに消え、溶融滴
下はみられなかった。さらにまた、この重合体の着色度
をみるため1重合体250■gをトメチルピロリドン 
10mJlに溶解し、波長420n層の光の吸光度を測
定したところ、o、oeであり、はとんど着色のないこ
とが確認された。又、この重合体の機械的強度に関して
は、破断強度が1100kg/am2.降伏強度が10
40 kg/c+s2.伸びが40%、弾性率が170
00kg/cm2であった。
実施例2 4.4°−ビフェノールの使用量を9.207g (0
,0495モル)としたほかは、実施例1と同様にした
。この結果1重合体の収量はt4.3g(収率100%
)であり、還元粘度[ηsp/c]は0.81dll 
/gテあった。
IR分析結果は実施例1と同様であり、Tgは22G”
C,Tmハ380℃、Tdは540’0 テあった。ま
た、耐溶剤性、難燃性および機械的強度は実施例1と同
様であり、重合体の吸光度は0.07であった。
比較例 2.8−ジクロロベンゾニトリルの使用量を8.428
g(0,049モル)とし、かつ4,4°−ビフェノー
ルの使用量を9.30g(0,05モル)としたほかは
実施例1と同様にした0重合体の収量は14.1g(収
率too%)、還元粘度[ηsp/c]はo、98dj
l /g、Tg−220℃、 Tri璽380℃、Td
田540℃、 IR,l@溶剤性。
難燃性および機械的強度は実施例1と同様であった。し
かし、重合体の吸光度は0.72ときわめて大きく、又
、目視によっても着色が確認された。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように1本発明のシアノアリー
ルエーテル重合体は、従来のものに比べて着色がはるか
に少ないので、着色による用途の制約を受けることがな
い、又、同時に、優れた耐熱性、耐溶剤性、難燃性およ
び機械的強度を備えているため、電子・電気機器、各種
の機械部品の材料として広い範囲で有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される繰り返し単位を有し、末端基がX−および▲
    数式、化学式、表等があります▼(但し、式中、Xはハ
    ロゲン原子を表わす)であり、かつ、N−メチルピロリ
    ドンを溶媒とする0.2g/dl濃度の溶液の30℃に
    おける還元粘度が0.3dl/g以上であることを特徴
    とする新規シアノアリールエーテル重合体。 2、4,4′−ビフェノールとジハロゲノベンゾニトリ
    ルとを、4,4′−ビフェノールに対するジハロゲノベ
    ンゾニトリルの使用量がモル比で1.005乃至1.0
    3となるように仕込み、溶媒及びアルカリ金属の炭酸塩
    もしくは水酸化物の存在下で反応させたのち、水又はア
    ルコールで処理することを特徴とする新規シアノアリー
    ルエーテル重合体の製造法。
JP17516184A 1984-08-24 1984-08-24 新規シアノアリ−ルエ−テル重合体およびその製造法 Pending JPS6155120A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023090101A1 (ja) 2021-11-18 2023-05-25 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリルの製造方法
WO2023090100A1 (ja) 2021-11-18 2023-05-25 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリルの製造方法
WO2023090099A1 (ja) 2021-11-18 2023-05-25 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリルの製造方法
WO2023090096A1 (ja) 2021-11-18 2023-05-25 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリル成形用材料及びその製造方法、ポリエーテルニトリル樹脂組成物成形用材料の製造方法
WO2023190280A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリル成形用材料及びその製造方法、ポリエーテルニトリル樹脂組成物成形用材料の製造方法
WO2023189822A1 (ja) 2022-03-30 2023-10-05 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリル成形用材料の製造方法、ポリエーテルニトリル樹脂組成物成形用材料の製造方法

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