JPS61213219A - ポリエ−テルケトンの製造方法 - Google Patents

ポリエ−テルケトンの製造方法

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JPS61213219A
JPS61213219A JP5424085A JP5424085A JPS61213219A JP S61213219 A JPS61213219 A JP S61213219A JP 5424085 A JP5424085 A JP 5424085A JP 5424085 A JP5424085 A JP 5424085A JP S61213219 A JPS61213219 A JP S61213219A
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alkali metal
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polyetherketone
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Shigeru Matsuo
茂 松尾
Ryuichi Takazawa
高沢 隆一
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ポリエーテルケトンの製造方法に関し、更に
詳しくは、高分子量で耐熱性に優れたポリエーテルケト
ンの製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
ポリエーテルケトンとし【、次式: 位からなるものがよく知られてお夛、このポリエーテル
ケトンは機械的性質に優れているため広く用いられてい
る。しかしながら、このポリエーテルケトンはガラス転
移温度が142Cであるため、耐熱性が請求される用途
分野にあっては、耐熱性が不充分であるという欠点を有
している。
一方、他の繰返し単位からなるポリエーテルケれる繰返
し単位からなるポリエーテルケトンがポサマー。25巻
、 1151頁、 1984年(POLYMER。
Vol 25. pH51,1984)  に発表サレ
テイル0コノポリエーテルケトンは、 と、4.4’−ジフルオロベンゾフェノンとから合成て
れると発表されている。
しかしながら、上記出発原料からポリエーテルケトンを
製造する方法においては、分子量の大きな重合体が得ら
れず、したがって耐熱性も不充分表型合体しか得られな
かった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した問題点を解消し、高分子量で耐熱性
に優れているポリエーテルケトンの製造方法の提供を目
的とする。
〔発明の概要〕
本発明者らは前述した2種類のポリエーテルケトンのう
ち後者の重合体を容易に高分子量化する方法につき種々
検討した結果、ポリエーテルケトンの製造に際して出発
原料を後述する組合せにすれば重合体の高分子量化が進
みやすくなり、したがって、耐熱性の優れたポリエーテ
ルケトンが得られるとの事実を見出し本発明を完成する
に到った。
すなわち、本発明のポリエーテルケトンの製造方法は、 次式=X舎o−()−x        ・・・(I>
(式中、Xはハロゲン原子を表わす) で示されるジハロゲノベンゾフェノンと、(式中、Mは
アルカリ金属を表わす) で示されるジヒドロキシナフタレンのアルカリ金属塩と
を溶媒の存在下で反応させることを特徴とする◎ 本発明方法において、第1の出発原料は上記(I)式で
示されるジハロゲノベンゾフェノンである◎ここでXは
ハロゲン原子であれば何であってもよく、好ましくはF
 、 Cjlである。
次に1第2の出発原料は上記0式で示されるジヒドロキ
シナフタレンのアルカリ金属塩である。
これを出発原料の1つにするということが本発明におけ
る最大の特徴である。この0式におけるアルカリ金属が
生成されるポリエーテルケトンの高分子量化に寄与して
おり、延いてはポリエーテルケトンの耐熱性向上に寄与
しているのである。
式Iの化合物で、Mはアルカリ金属であれば何であって
もよいが、とくにNa、には好ましいものである。この
弐〇の化合物は、ジヒドロキシナフタレンと炭酸カリウ
ム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属塩との中和反
応によって調製される。
なお、後述する反応を進めるKあたっては、当初から弐
■の化合物を用いることなく、例えば、反応系1tCジ
ヒドロキシナフタレンと上記したようなアルカリ金属塩
とを一緒に添加しておいてもよい。この場合には、反応
の進行に伴って反応系内で式■の化合物が生成すること
になる。
式(I)の化合物と式Iの化合物の使用量は、目的とす
る重合体の重合度との関係から決められる。
両者はほぼ等モル量使用されればよいが、等モル量でな
くても不都合はない◎ 以上の出発原料を用いた反応は溶媒中で行なわれる。使
用する溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド、
スルホラン、ジメチルアセトアミ)”、N−メf−ルビ
ロリドン、ジフェニルスルホンをあげることができ、そ
の使用量は式(I)9式■の各化合物を溶解せしめるに
充分な量であればよい。
反応温度は180〜350C,好ましくは200〜32
0 t:’、反応時間は1〜5時間、好ましくは1.5
〜3時間である。また1反応は常圧下もしくは若干の加
圧下で行なえばよい。
なお、この過程で分子量調節剤として、(式中、Rは水
素原子、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、ア
ルアルキル基、シアノ基のいずれかを表わす。) で示される一価フエノールを添加することが好ましい。
式(2)の化合物で7リール基としては、フエニル基が
好ましく、アルキル基としては、tert−ブチル基が
好ましい。式(I[Dで示される一価フエノールとして
は、例えば、p−クミルフェノール、p−tert−7
’チルフエノール、 フェニルフェノールがあげられる
また、分子量調節剤の添加量は、目的とする重合体の分
子量との関係から決められる。
次に1上記過程を経て得られた反応生成物を水またはア
ルコールで処理して、反応生成物の末端に存在するアル
カリ金属を脱離せしめて、これをH、OHで置換する。
アルコールとしては、メタノール、エタノールが好まし
い。また処理方法としては、上記反応生成物を水または
アルコールの中に投入するだけでよい。
以上の方法により得られたポリエーテルケトンで示され
る繰返し単位を基本骨格としたものKなる。
上記した方法により、分子量が異なる種々のポリエーテ
ルケトンが得られるが、耐熱性の優れたポリエーテルケ
トンを得るには、反応条件などを調節シて、p−クロル
フェノールの0.297dl、濃度の溶液の60 CK
おける還元粘度〔η sp/c)がQ、6dV9以上と
なるように設定すればよい〇〔発明の実施例〕 実施例1゜ 攪拌装置、精留装置ならびにアルゴンガス吹込管す備え
た300−のセパラブルフラスコに、4゜4′−ジフル
オロベンゾフェノン21.829 (0,1モル)と、
2,7−シヒドロキシナフタレン15.8599 (0
,099モル)、炭酸カリウム16.5859 (0,
12モル)、スルホラン10017.)ルエン501を
仕込み、アルゴンガスな吹込みながら攪拌し、160D
において15時間反応させ、ついで200Cに昇温して
L5時間反応させた。
重合反応の終了後、生成物をメタノール中に析出させて
回収し、ワーニング社製プレンダーにより粉砕した後、
熱水2Qと熱メタノール2Qでそれぞれ洗浄し、120
Cで8時間減圧乾燥した。この結果、重合体の収量は3
0.3.g(収率100チ)であった。
ここで得られた重合体は、p−クロルフェノールを溶媒
とする0、2g/dQ濃度の溶液の60GKおける還元
粘度〔ηsp/c ) (以下の実施例も同様条件で測
定)は0.83 dQ/9であった。
この重合体を用いてプレス成形によりフィルムな作製し
、このフィルムを用いて赤外線吸収スペクトル(IR)
分析をおこなった結果、1650 r:m −’の位置
にカルボニル基にもとづく吸収、 1220〜1250
cm’ の位置に芳香族エーテルにもとづく吸収がそれ
ぞれ認められた。
この重合体の熱的性質については、ガラス転移温度(T
g)170C,融点(Tm) 249 C、熱分解開始
温度(Td)571G (空気中)であった。
これに対して、従来のポリエーテルケトン例工ばICI
社のPEEKはTg 142 t:’ 、 Td 54
0 Cであり、本発明のポリエーテルケトンが耐熱性に
優れるものであることが確認された。
一方、この重合体の機械的性質な調べるため、高滓製作
所製オートグラフl5−5000を用いて、引張速度1
 tar/mi nにおいて、降伏強度、破断強度。
弾性率、伸びをそれぞれ測定し、その結果を表に示した
〇 実施例2 実施例1における200Cでの反応時間を2.5時間と
したほかは実施例1と同様にしてポリエーテルケトンを
製造した。
この結果、重合体の収量は30.39(収率100チ)
であり、還元粘度はλ31 dQ/gであった。また、
IR分析結果は実施例1と同様であった0熱的性質に関
しては、Tg 172C9Tm 250C9’l’d5
70Cであり、また、機械的性質は表に示す如きであっ
た。
実施例3 2.7−ジヒドロキシナフタレンの使用量を15.70
9 (0,098モル)とし、かつ分子量調節剤として
p−クミルフェノール0.2129 (0,001モル
)添加したほかは、実施例2と同様にしてポリエーチル
ケトンを製造した。
この結果1重合体の収量は30.:l(収率100%)
であり、還元粘度は1.05 dffi/gであった。
また、IR分析結果は実施例1と同様であった。
熱的性質に関しては、Tg 171 C、Tm 249
 C。
Td 572Cであり、また、機械的性質は表に示す如
きであった。
実施例4 2.7−ジヒドロキシナフタレンに代えて、1゜6−シ
ヒドロキシナフタレン15.8599(0,099モル
)を使用したほかは、実施例1と同様にしてポリエーテ
ルケトンを製造した。
この結果1重合体の収量は30.39(収率1oon)
であり、還元粘度は0,75 dQ/gであった。また
、IR分析結果は実施例1と同様であった。
熱的性質に関しては、Tg 2161:’ 、 Td 
5221rであり、また、機械的性質は表に示す如きで
あった。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の方法によれば
、ポリエーテルケトンの高分子量化が可能であり、した
がって、耐熱性に優れ機械的強度も良好なポリエーテル
ケトンを得ることができる。
本発明方法により製造されたポリエーテルケトンは、電
子・電気機器1機械などの各種部品の素材に適用して有
用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはハロゲン原子を表わす) で示されるジハロゲノベンゾフェノンと、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Mはアルカリ金属を表わす) で示されるジヒドロキシナフタレンのアルカリ金属塩と
    を溶媒の存在下で反応させることを特徴とするポリエー
    テルケトンの製造方法。 2、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、
    アリール基、アルアルキル基、シアノ基のいずれかを表
    わす。) で示される一価フェノールを分子量調節剤として用いる
    特許請求の範囲第1項記載のポリエーテルケトンの製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0216122A (ja) * 1988-07-04 1990-01-19 Daicel Chem Ind Ltd 熱安定性の優れた芳香族ポリエーテル
WO2003050163A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Mitsui Chemicals, Inc. Cetone de polyether et procede de production

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US7217780B2 (en) 2001-12-11 2007-05-15 Mitsui Chemicals, Inc. Polyether ketone and method of producing the same

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