JPS6139544Y2 - - Google Patents

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JPS6139544Y2
JPS6139544Y2 JP510881U JP510881U JPS6139544Y2 JP S6139544 Y2 JPS6139544 Y2 JP S6139544Y2 JP 510881 U JP510881 U JP 510881U JP 510881 U JP510881 U JP 510881U JP S6139544 Y2 JPS6139544 Y2 JP S6139544Y2
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JP
Japan
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grooves
plastic sheet
sheet
groove
crease
Prior art date
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Expired
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JP510881U
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JPS57118807U (ja
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Priority to JP510881U priority Critical patent/JPS6139544Y2/ja
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  • Cartons (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、折り目線に沿つて折り畳むことので
きる折り目線入りプラスチツクシートに関するも
のである。 従来より、硬質プラスチツクシートを折り曲げ
て容器を作るために、シートが容易かつ正確に折
り曲げられるようにあらかじめ一本の条溝からな
る折り目線を形成することが行なわれている。し
かしながら一本の条溝では以下のような問題点が
あつた。 (1) 折り曲げたり、伸ばしたりした時にプラスチ
ツクシートの弾力性のため戻りが生じ一定の角
度に仕上がらない、いわゆるスプリングバツク
性があるので、容器の自動組立機械などにより
組み立てるのが難かしい。 (2) 折り曲げにより条溝部分のシートが大きく変
形するために白化を生じ易く、また部分的な応
力が生じ易いので特に薄手のプラスチツクシー
ト程、この応力の影響により折り目線の両側の
シートが波打つように変形し易い。 (3) 容器の組み立て、折り畳みなどに伴う曲げ伸
しにより折り目線が劣化し破れる場合がある。 本考案は、特定の開口幅および深さを有する2
本の条溝を特定の間隔で平行に形成して、折り目
線とすることにより、上記問題点を解決したもの
である。 以下、本考案を図面に基き詳細に説明する。 第1図は、本考案の折り目線入りプラスチツク
シートの一例を示す正面図、第2図は第1図の
−断面拡大図である。 第1図は折り畳み箱を展開した状態のプラスチ
ツクシートであり、第1図及び第2図に示すよう
に、本考案は、折り目線2入り非発泡硬質プラス
チツクシート1においてその各折り目線2が、平
行する2本の条溝3,4からなり、条溝の間隔C
がプラスチツクシートの厚さの5倍以内であり、
各条溝の深さはプラスチツクシートの厚さの30〜
80%、各条溝の開口幅がプラスチツクシートの厚
さの3倍以内でかつ条溝の深さよりも大きいこと
を特徴とする折り目線入りプラスチツクシートで
ある。ここで硬質プラスチツクシート1はポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの
プラスチツクからなるものであればよいが、ポリ
塩化ビニル硬質シートが透明性が良好で比較的加
工し易いので好ましい。 折り目線2は近接して平行する2本の条溝3,
4で構成される必要がある。条溝が1本では前述
したように、折り曲げによつて白化したスプリン
グバツクが大きすぎる。また、2本の条溝の間隔
が離れすぎていると、折り目2が条溝の間隔の分
だけ太くなつて見苦しく、また180゜に折りたた
んだときに折り目の幅の分だけ厚みが大きくなつ
てかさばる、一方の条溝のみが大きくおれ曲つて
均一な外観が得られないとの問題が生じる。この
ため2本の条溝3,4は第2図に示すように間隔
Cがシート厚さの5倍以内になるように近接させ
ることが必要である。このように2本の条溝を折
り目線として折り曲げると、折り曲げ量がそれぞ
れに分散され、1本のみの条溝からなる折り目線
と比較して、条溝各々の変形量が少なくなるので
白化や、曲げ伸しによる破れや、折り目両側のシ
ートの波打ち変形が少ない。 そして、条溝が3本以上あると特定の条溝のみ
が大きく折れ曲る傾向があり、一定の折り目を得
るためには条溝の一本一本を精度良く形成しなけ
ればならないのに対し、近接した2本の条溝であ
るとそれぞれが影響し合つて均一に折れ曲り易
い。 また、2本だと折り曲げの中心に、条溝の間の
厚肉部が位置し、この部分により折り曲げた時の
角が厚肉となるので、外部の物品との摩擦を受け
易い角部が補強される。さらに、第1図に示すよ
うに折り目線2に連続する切り込み線5を第2図
に示す折り目の中央、すなわち条溝3,4の中央
から連続させるようにすれば、実際に折り曲げら
れる条溝が切り込み線5と直接連続しないので、
切り込み線5をきつかけにして折り目線2が破れ
る危険が少ないなどの利点があるからである。 条溝の深さはプラスチツクシートの厚さの30〜
80%として折り曲げのきつかけとなりしかもプラ
スチツクシートの強度が低下しないようにしなが
ら薄いプラスチツクシートでも均一に折り曲げが
できる。条溝の開口幅Wは第2図に示すようにプ
ラスチツクシートの厚さの3倍以内でかつ条溝の
深さより大きくしておく必要があり、このことに
より折り目がシヤープでかつ折り曲げ易い。条溝
の断面形状はV型、U型などでよく、また条溝の
幅や深さを部分的に多少変化させてもよい。 次に、本考案の折り目線入りプラスチツクシー
トを製造する方法の一例を示す。第3図は製造装
置の一例を示す断面の概略図である。台板5上に
プラスチツクシート1を載置し、2本の溝付け刃
6を取り付けた上板7を矢印のように下降させて
溝付け刃6をシート1に押し付けて条溝3,4を
形成する。この時、溝付け刃6を加熱(例えばポ
リ塩化ビニルシートに対しては60゜C乃至80゜
C)しておくと、小さな押し付け力によつて、条
溝を形成し得る。溝付け刃のほかに切断刃(図示
せず)を並設しておき、条溝の形成と同時に所形
状にシートを切断することもできる。 以上詳細したように、本考案の折り目線入りプ
ラスチツクシートは、特定の幅および深さを有す
る2本の条溝を特定の間隔で平行に形成して折り
目線を形成するという極めて簡便な方法により、
スプリングバツク性が小さく正確な折り曲げがで
きるほか、 1 折り曲げによる白化や破れが生じ難い。 2 折り曲げによる部分的応力が少なく、薄手の
シートを用いても折り目線両側のシートの変形
が生じ難いので、シートを薄くして資源の節約
を図ることができる。 などの効果を奏するものである。 次に本考案を説明するための実験例を示す。 厚さ0.25mmのポリ塩化ビニル硬質シートを幅50
mm、長さ120mmにトリミングして、該シートの略
中央を全幅にわたつて20゜Cの溝切り刃によつて
押圧し、断面が、第2図に示す幅Wが0.45mm、深
さが0.15mmの略U型の条溝を1本、及び該条溝を
間隔Cが0.2mmとなるように2本形成し折り目線
としたサンプルを作成した。 そして、得られたサンプルを20℃の雰囲気下で
台板上に載置して、折り目線の両側でシートのな
す角度が0゜になるよう手で折りたたみ、5Kgの
分銅を折り目の全幅に渡るように5秒間だけ、折
られたサンプル上に載置する。続いて分銅を取り
去り、1分後に折り目線の両側のシートがなす角
度0゜から何度になつたか(以下、戻り角度と言
う)を測定した。折りたたみは、条溝側と、その
反対側と2方向について行なつた。各条件で5個
ずつ測定して平均をとり結果を表−1に示す。
【表】 表−1から明らかなように、本考案の2本の条
溝からなる折り目線を有するシートは、従来の1
本の条溝のものに比較して条溝側に折りたたんだ
場合でも、条溝と反対側に折りたたんだ場合でも
いずれの場合も戻り角度が小さい、すなわちスプ
リングバツク性が少なく、例えば製箱機などの機
械加工適性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の折り目線入りプラスチツクシ
ートの一例を示す正面図、第2図は第1図の−
断面拡大図であり、第3図は本考案の折り目線
入りプラスチツクシートを製造するための装置の
一例を示す断面概略図である。 1……硬質プラスチツクシート、2……折り目
線、3,4……条溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 折り目線入り非発泡硬質プラスチツクシートに
    おいてその各折り目線が、平行する2本の条溝か
    らなり、条溝の間隔がプラスチツクシートの厚さ
    の5倍以内であり、各条溝の深さはプラスチツク
    シートの厚さの30〜80%、各条溝の開口幅がプラ
    スチツクシートの厚さの3倍以内でかつ条溝の深
    さよりも大きいことを特徴とする折り目線入りプ
    ラスチツクシート。
JP510881U 1981-01-17 1981-01-17 Expired JPS6139544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP510881U JPS6139544Y2 (ja) 1981-01-17 1981-01-17

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JP510881U JPS6139544Y2 (ja) 1981-01-17 1981-01-17

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JPS57118807U JPS57118807U (ja) 1982-07-23
JPS6139544Y2 true JPS6139544Y2 (ja) 1986-11-13

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ID=29803494

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JP2002219746A (ja) * 2000-11-24 2002-08-06 Sumika Plastech Co Ltd 熱可塑性樹脂シートおよび樹脂製箱
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