JPS6138230A

JPS6138230A - 車両用ドラムブレ−キのシユ−ホ−ルド装置

Info

Publication number: JPS6138230A
Application number: JP16140384A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Suganuma; 菅沼　博実
Original assignee: Nissin Kogyo Co Ltd
Current assignee: Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date: 1984-07-31
Filing date: 1984-07-31
Publication date: 1986-02-24
Also published as: JPH0359290B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、パーキングレバー及び制動間隙自動調整装置
を備える内部拡開式の車両用ドラムブレーキのシューホ
ールド装置に関する。

〔従来の技術〕

この種のブレーキ装置においては、制動作用の繰返しに
よりライニングが摩耗した場合、その摩耗量を補償すべ
く制動間隙自動調整装置によりブ・レーキシューを拡開
調節し、更に長期に亘って使用される間にブレーキドラ
ムの内面にプレーキシューとの摺擦によって段部が形成
されるこトカする。したがって、例えばブレーキシュー
の交換のため、ブレーキドラムを軸方向へ離ＩＡするｔ
ｌ［、その内周面に形成された前記周溝にブレーキシュ
ーが喰込んでブレーキドラムの離脱を阻害することがあ
り、取外し作業を困難にしていた。

この問題を解決する従来の技術としては、例えば本出願
人により出願された特願昭５８−２４７４７４号があり
、これを第７図に基づいて説明する。

バックプレート１にシューホールドダウンピン２とシュ
ーホールドスプリング３を介して、摺動可能に支持され
た一方のブレーキシュー４のウェブ４ａ下面には、運転
者の牽引操作により回動して制動間隙自動調整装置のス
トラット５を押動し、両シューを拡開するパーキングレ
バー６が設けられており、該レバー６は戻しバネ（図示
せず）の弾発力により反制動方向（図面左方）に付勢さ
れている。

前記パーキングレバー６は、その後′退限をバックプレ
ート１の背面より挿通されたストッパ部材７に規制され
ている。このストッパ部材７は、シューホールドダウン
ピン２を内挿する筒部７ａの一端にフランジ７ｂを有し
、該フランジ７ｂには小孔７ｄを穿設した引張突起７Ｃ
が設けられており、このストッパ部材７をバックプレー
ト１の背面側より挿通し、前記シューホールドダウンピ
ン２を内挿して、該ビン２と共にシューホールドスプリ
ング３により弾発係止し、筒部７ａの先端に反−Ｊ動方
向に付勢されるパーキングレバー６の側端６ａを当接係
合して該レバー６の優退限を規制している。

そして、ブレーキドラム（図示せず）内面に形成された
周溝に喰込んだブレーキシュー４を交換等により取外す
場合には、ストッパ部材７の引張突起７Ｃの小孔７ｄに
工具を差込み、シューホールドスプリング３の弾発力に
抗して引張ると、パーキングレバー６との係合が外れ、
該レバー６は後退限を解除されて反制動方向へ移動し、
これによりブレーキシューが縮小してブレーキドラムの
周溝から離脱する。

（発明が解決しようとする問題点〕従って、このドラムブレーキのストッパは車体側へ引戻
すように構成されているため、シューホールドスプリン
グの弾発力に抗する大きな引張力を要し、また車体の下
部に入って作業しなければならない等、作業性に問題が
あった。

そこで本発明は、シューホールドダウンピンを内挿する
楕円形筒部を備えたストッパ部材を回動させ、ブレーキ
レバーの規制を解除す−るようにして、その作業能率を
高めた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、ブレーキシューをシューホールドダウンピンとシュ
ーホールドスプリングによりバックプレートに摺動可能
に弾持し、且つパーキングレバーと制動間隙自動調整装
置を備える車両用ドラムブレーキにおいて、パーキング
レバーの後退・限を規制し、前記シューホールドダウン
ピンが挿通可能な中空状の筒部を断面異形に形成すると
共に、該異形筒部の一端にフランジを連設したストッパ
部材を形成し、該ストッパ部材をバックプレート背面よ
り回動可能に挿通して筒部の長軸側側壁にパーキングレ
バーの側端を当接せしめ、シューホールドダウンピン及
びシューホールドスプリングによりバックプレートに弾
発係止したことを特徴とする。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第５図に基づいて
説明する。

車体に固定されるバックプレート１ｏの内側には、左右
一対の弓形のリーディングシュー１１及びトレーリング
シュー１２がそれぞれシューホールドダウンピン１３．
１４とシューホールドスプリング１５．１６によってバ
ックプレート１０に弾持して配設され、両シュー１１．
１２（７）９１面には、車輪と共に回転するブレーキド
ラム（図示せず）の内周面に摺接して制動力を加えるた
めのシューライニング１７．１８が接合されている。

バックプレート１０の内側上部には、ブレーキシュー１
１．１２を油圧作動するためのホイールシリンダ１９が
固設され、該ホイールシリンダ１９のピストン２０．２
１に両ブレーキシュー１１゜１２のウェア１１　ａ、　
１２ａ（１）　−ｇａｌ　１　ｂ、　１２ｂを当接する
と共に、バックプレート内側下部には、ウェブ１１ａ、
１２ａの他端１１０．１２Ｇを支承して該シュー１１．
１２の拡開及び縮小時の支点となるアンカー２２が固設
されている。

また、ブレーキシュー１１．１２と公知のフォードラン
ド型制動間隙自動調整装Ｎ２３のストラット２４間それ
ぞれには、該ブレーキシュー１１゜１２を常時縮小方向
に付勢する一対のリターンスプリング２５．２６が張設
されている。ストラット２４のリーディングシュー１１
側の端部２４ａには、該シュー１１に支持ピン２７を支
点として回動自在に設けられたパーキングレバー２８が
当接しており、アンカー２２側に延びた先端にパーキン
グブレーキケーブル（図示せず）を連結して、運転者の
牽引操作によりパーキングブレーキケーブルが引かれる
と、パーキングレバー２８を回動し、更にストラット２
４を押動してブレーキシュー１１．１２を拡開させ、制
動作用を行う。尚、２９は両端をウェブ１１ａ、１２ａ
の他端１１Ｃ１１２ｃ間にそれぞれ係止したアンカース
プリングである。

リーディングシュー１１のウェブ１１ａを弾持するシュ
ーホールドダウンピン１３には、第１図乃至第５図に示
す如く、前記シューホールドダウンピン１３を内挿し、
且つ先端にパーキングレバー２８の側端２８ａを当接し
て該レバー２８の後退限を規制する断面中空状の長方形
の筒部３０ａと、該長方形筒部３０ａの一端に連設した
十字状のフランジ部３０ｂとを有するストッパ部材３０
が、シューホールドスプリング１５に弾持されるシュー
ホールドダウンピン１３の頭部１３ａの押圧によりバッ
クプレート１０に弾発係止されている。

このストッパ部材３０の筒部３０ａは、前述の如く長方
形長軸側の側壁３０Ｃ，３０Ｃ及び短軸側の側１３０ｄ
、３０ｄを有する断面中空状の長方形に形成すると共に
、該長方形筒部３０ａの外隅部に丸みをもたせてあり、
また十字状のフランジ部３０ｂのうち、一対のフランジ
部３０ｂ、３ｏｂの側端には小孔３０ｅを穿設した回動
突起３０ｆがそれぞれ延設されている。

バックプレート１０の背面１０ａのストッパ部材挿通孔
１０ｂ周囲には、前記ストッパ部材３０のフランジ部３
０ｂに対応する十字状の凹部１０Ｃが形成され、該凹部
１０ｃと背面１０ａとの間には傾斜面１０ｄが連続形成
されている。

そして、ストッパ部材３０を、バックプレート１０の背
面１０ａより挿通孔１０ｂに挿通して該バックプレート
１０の凹部１０Ｃ内に十字状のフランジ部３０ｂを係合
し、前述の如くシューホールドダウンピン１３及びシュ
ーホールドスプリング１５によりバックプレート１０に
弾発係止し、長方形筒部３０ａ先端の断面長方形の長軸
側側壁３０Ｃにパーキングレバー２８の側端２８ａを当
接係止する。

以上の構成により、ブレーキドラム内面に形成された周
溝に喰込んだ両ブレーキシュー１１．１２を交換等によ
り取外す際には、バックプレート１０の背面１０ａに突
出するストッパ部材３０の回動突起３０ｆの小孔３０ｅ
に、ワイヤーあるいは棒状物を差し入れて回動すると、
十字状のフランジ部３０ｂはシューホールドスプリング
１５の弾発力に抗して傾斜面１０ｄを滑動して背面１０
ａに乗上げ、更に反対側の傾斜面１０ｄを滑って９０°
回動された位置で隣接する他の凹部１０ｃ内に再び係合
する。この回動により断面長方形の長軸側側壁３０ｃに
当接していたパーキングレバー２８の側端２８ａは、長
方形短軸側の側壁３０ｄに当接することとなり、該側端
２８ａは第４図に示す如く反制動方向に長さ１分移動し
て、２点鎖線の位置で係止される。これにより、パーキ
ングレバー２８の後退限の規制が解除され、ブレーキシ
ュー１１及び１２は内方へ縮小してブレーキドラムの取
外しが可能となる。

第６図は他の実施例を示すもので、ストッパ部材３１は
、シューホールドダウンピン１３を挿通する筒部３１ａ
を断面中空状の楕円形に形成し、前記実施例同様十字状
のフランジ部３１ｂ及び小孔３１ｃを穿設した回動突起
３１ｄを備えるもので、バックプレート１０に設定する
際にはフランジ部３１ｂをバックプレート１０の十字状
の凹部１０Ｃに係合して楕円形筒部３１ａの楕円長軸側
の側壁３１ｅにパーキングレバー２８の側端２８ａを当
接係止し、また９０６回動じた規制解除時には短軸側の
側壁３１ｆでパーキングレバー２８を支承する。

上記実施例では、上述の如くストッパ部材に十字状のフ
ランジ部を、バックプレート背面にこれと対応する凹部
をそれぞれ設けて両者を係合するようになしたので、ス
トッパ部材の設定位置が確実に保持されて、振動等によ
り妄りに回動する虞れがない。

尚、パーキングレバーを当接係止するストッパ部材の筒
部は、回動によってパーキングレバーの後退限を許容す
る形状範囲内で設計変更可能であり、またフランジ部は
筒部に周設したものであつてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように、パーキングレバーと制動間隙自
動調整装置を備える車両用ドラムブレーキにおいて、パ
ーキングレバーの後退限を規制し、前記シューホールド
ダウンピンを挿通可能な中空状の筒部を断面異形に形成
すると共に、該異形筒部の一端にフランジ部を連設した
ストッパ部材を形成し、該ストッパ部材をバックプレー
トの背面より回動可能に挿通して異形筒部の長軸側側壁
にパーキングレバーの側端を当接せしめ、シューホール
ドダウンピン及びシューホールドスプリングによりバッ
クプレートに弾発係止させたので、ブレーキシューが喰
込んだブレーキドラムを取外す際にも、従来のような引
戻しによる解除作業を要せず、簡単な回動操作のみで喚
込みを解除するので作業者の労力を軽減し、車体の外部
からも容易に解除操作ができるので作業性が一段と向上
し、更に引戻しのための特別な工具を不要とするなど、
実施効果の高い発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図はストッパ部材の斜視図、第２図は第５図のＩ−Ｉ
Ｆ断面図、第３図はストッパ部材及びシューホールドダ
ウンピンを弾発係止したバックプレートの背面図、第４
図は第２図のＩＶ−ＩＶ断面図、第５図はドラムブレー
キの正面図、第６図は他の実施例を示すストッパ部材の
斜視図、第７図は従来例を示す要部断面図である。１０・・・バックプレート　　　１０ａ・・・背面１０
ｂ・・・挿通孔　　１０Ｇ・・・凹部　　１０ｄ・・・
傾斜面　　１１・・・リーディングシュー　　１１ａ・
・・ウェブ　　　１２・・・トレーリングシュー１２ａ
・・・ウェブ　　１３．１４・・・シューホールドダウ
ンピン　　　１３ａ・・・頭部　　１５．１６・・・シ
ューホールドスプリング　　　１９・・・ホイールシリ
ンダ　　　２３・・・制動間隙自動調整装置２４・・・
ストラット　　２８・・・パーキングレバー２８ａ・・
・側端　　　３０・・・ストッパ部材３０ａ・・・長方
形筒部　　３０ｂ・・・フランジ部３０Ｇ・・・長方形
長軸側側Ｍ！１　３０ｄ・・・長方形短軸側側壁　　３
０ｅ・・・小孔　　３０ｆ・・・回動突起３１・・・ス
トッパ部材　　３１ａ・・・楕円形局部３１ｂ・・・フ
ランジ部　　３１ｅ・・・楕円長軸側側壁３１ｆ・・・
楕円短軸側側壁

Claims

【特許請求の範囲】

１、ブレーキシューをシューホールドダウンピンとシュ
ーホールドスプリングによりバックプレートに摺動可能
に弾持し、且つパーキングレバーと制動間隙自動調整装
置を備える車両用ドラムブレーキにおいて、パーキング
レバーの後退限を規制し、前記シューホールドダウンピ
ンが挿通可能な中空状の筒部を断面異形に形成すると共
に、該異形筒部の一端にフランジ部を連設したストッパ
部材を形成し、該ストッパ部材をバックプレート背面よ
り回動可能に挿通して筒部の長軸側側壁にパーキングレ
バーの側端を当接せしめ、シューホールドダウンピン及
びシューホールドスプリングによりバックプレートに弾
発係止したことを特徴とする車両用ドラムブレーキのシ
ューホールド装置。