JP3689825B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に用いられるディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスクブレーキの一例として、液圧に応動して進退するピストンが設けられたシリンダ部、該シリンダ部からディスクを跨いで延ばされたディスクパス部、及び該ディスクパス部の先端からディスクの径方向に延ばされた爪部からなり、固定部材に対してディスクの軸線方向に摺動可能に支持されたキャリパと、前記ディスクとシリンダ部との間に介装されて、該ピストンの進退によりディスクの軸線方向に移動可能なインナパッドと、前記ディスクと爪部との間に介装され、前記キャリパの摺動に応動してディスクの軸線方向に移動可能なアウタパッドを備え、ディスクの軸線方向爪部側に対して突出形成したアウタパッドの突起部を爪部に係合させて、当該アウタパッドをディスクの回転方向に対してキャリパに支持するようにしたものがある。
【0003】
そして、この種のディスクブレーキにあっては、アウタパッドのキャリパに対する組付け性を良くするためや、ディスクにアウタパッドを摺動させた際のアウタパッドの熱膨張分を許容するために、若干のクリアランスをもってアウタパッドの突起部を爪部に係合させて、アウタパッドをディスクの回転方向に対してキャリパに支持するようになっていた。
【0004】
また、この種のディスクブレーキでは、ブレーキ作動時、アウタパッドに発生する制動トルクを、アウタパッドの突起部と係合する爪部の側面で受けるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディスクブレーキでは、長期間車両を放置しておいた場合に爪部と突起部との間に錆びが発生し、この錆びによって前記クリアランス部分が埋まってしまうため、アウタパッドを交換する際に爪部から取外しにくくなるという問題があった。
【0006】
また、上記従来のディスクブレーキでは、前回ブレーキを作動させたときと逆方向に進行しているときにブレーキを作動させた場合は、アウタパッドがこのクリアランス分だけ逆方向に移動し、今まで当接していなかった方の爪部側面と突起部とが当接することになる。このため、緩制動のときにはクロンク音が発生する場合があり(特に後進時のブレーキ作動時に多い)、車両乗員に不快感を与えるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、アウタパッドの突起部と爪部との固着や、クロンク音を防止できるディスクブレーキを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、液圧に応動して進退するピストンが設けられたシリンダ部、該シリンダ部からディスクを跨いで延ばされたディスクパス部、及び該ディスクパス部の先端からディスクの径方向に延ばされた爪部からなり、固定部材に対してディスクの軸線方向に摺動可能に支持されたキャリパと、前記ディスクとシリンダ部との間に介装され、前記ピストンの進退によりディスクの軸線方向に移動可能なインナパッドと、前記ディスクと爪部との間に介装されて、前記キャリパの摺動に応動してディスクの軸線方向に移動可能なアウタパッドと、を備え、前記アウタパッドには、前記爪部に係合して当該アウタパッドをディスクの回転方向に対して前記キャリパに支持するために、ディスクの軸線方向に対して突出する突起部を形成してなるディスクブレーキにおいて、前記アウタパッドの突起部と前記キャリパの爪部とは、ディスク軸線方向に延び、ディスク回転方向において互いに当接する係合面と側面とを有し、この互いに当接する係合面と側面との間にグリスを介在させ、前記突起部と前記爪部との間には、前記突起部の係合面と前記爪部の側面との間にグリスを補給できるように、前記係合面に隣接して該係合面と前記側面とが互いに当接してもディスク回転方向に隙間を形成することでグリスを貯留するグリス溜め部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態のディスクブレーキを添付図面に基づいて説明する。図1ないし図3において、1はキャリパで、このキャリパ1は、液圧に応動してディスク2の軸線方向に進退するピストン(図示せず)が収容されるシリンダ部3と、シリンダ部3からディスク2を跨いでディスク2の軸線方向に沿って延ばされたディスクパス部4と、ディスクパス部4の先端からディスク2の径方向内方に延ばされ、リセス部Rを形成する一対の爪部5とから大略構成されている。
【0010】
そして、シリンダ部3の両側には、後述のスリーブ6を挿通するための孔7が形成された一対の嵌合部8が設けられている。さらに、シリンダ部3の両側には、一対のブリーダ加工用ボス部9及び一対の配管加工用ボス部10とが左右対称に形成されており、ブレーキ液路中から空気を逃がすブリーダバルブBV、マスタシリンダに対してブレーキ液を給排するためのブレーキホースの接続口HCがそれぞれ左右択一的に設けられている。
【0011】
キャリパ1は、図3に示すように、その嵌合部8の孔7にスリーブ6を挿通させて、このスリーブ6をボルト11によって車両の非回転部のナックル12に固定することによってディスク2の軸線方向に摺動可能に支持される。
【0012】
ディスク2とシリンダ部3との間にはインナパッド13が介装され、ディスク2と一対の爪部5との間にはアウタパッド14が介装されている。インナパッド13、アウタパッド14は、それぞれ、横長形状の金属製の裏板13a、14aと、この裏板13a、14aに接合された横長形状のライニング材13b、14bとからなっている。
【0013】
インナパッド13は、図1、図2に示すように、裏板13aの長手方向の長さがキャリパ1のディスクパス部4の幅よりも長くなっており、その両端部側は、延設部13cになっている。この延設部13cの間は、キャリパ1のディスクパス部4が介在できるような凹部となっている。また、この延設部13cの相対向する側には、溝13dが開口している。
【0014】
そして、インナパッド13は、前記キャリパ1のディスクパス部4の両側にそれぞれ突出形成され、ディスク2の軸線G方向に沿って延びるインナパッドガイド部15に、その溝13dを係合させて、ディスク2の軸線G方向に移動可能に支持されている。
【0015】
これに対し、アウタパッド14は、その裏板14aの中央部分に、図1、図2に示すように、かしめ用凸部14cが形成されている。そして、このかしめ用凸部14cを挟むように一対の突起14dが形成されている。ここで、この一対の突起14dは、かしめ用凸部14cと対向しない側面14e間の距離がリセス部Rの幅寸法と略等しくなるように配置されており、かつこの側面14eの形状は、リセス部Rを画成する一対の爪部5の形状と対応するようになっている。
【0016】
ここで、一対の爪部5の相対向する側面の形状は、図2に示すように、両爪部5間の距離が爪部5の長さ方向中間部に対して先端側が近接するようになっている。
そして、アウタパッド14は、この突起14dを一対の爪部5間に嵌合させることにより、アウタパッド13が両爪部5間の先端側から脱落しないように、ディスク2の径方向に対してキャリパ1に支持される一方、ディスク1の回転方向に対してもキャリパ1に支持される。
【0017】
16はリテーナスプリング(図2中では、破線で示す)で、中央に前記かしめ用凸部14cを挿入するための孔16aが形成された平板状の基板部16bと、基板部16bから相反する向きにそれぞれ延び、基端側が基板部16bの一面側(図1では、下方向)に湾曲された一対のアーム部16cと、基板部16bからアーム部15cの延在方向と直角にかつ相反する向き(図2では、上下方向)に延びる抑え板部16dとから大略構成されている。
【0018】
このリテーナスプリング16は、基板部16bの孔16aにアウタパッド14のかしめ用凸部14cを挿入し、上述したようにかしめ用凸部14cをかしめてアウタパッド14の裏板14aに固着されている。そして、基端側が屈曲されたアーム部16cの先端部16fが一対の爪部5それぞれに形成された凹部5b(図1参照)に掛止され、アーム部16cが凹部5bによってディスク2の軸線G方向に対して移動規制されるように張設されているため、アウタパッド14は爪部5側に引き寄せられるように付勢されている。
【0019】
これにより、ブレーキ作動時にアウタパッド14に発生する制動トルクは、アウタパッド14の裏板14aに突起14dを介して、この突起14dの側面14eが当接する爪部5の対向部側面5aからキャリパ1に伝達され、ひいては車両の非回転部のナックル12が受けるようにされている。この場合、制動トルクを受ける爪部5は、ディスク2の回転方向出口側の爪部5であり、ディスク2が例えば、図1に示すように矢印E方向に回転する場合、制動トルクを受ける爪部5は、同図中左側の爪部である。
【0020】
図4に示すように、爪部5の対向部側面5aに当接する、アウタパッド14の突起部14dの係合面14fにはグリス17が塗布され、この係合面に隣接するように、突起部14dにはテーパ部14gが設けられている。爪部5の対向部側面5aとテーパ部14gとの間にできる隙間18には、グリス17が貯留されている。隙間18は、ブレーキが作動し、アウタパッド14にかかる制動トルクによって対向部側面5aとテーパ部14gとが当接した際にも空間が保たれ、グリス溜めとして作用し、係合面14fにグリス17を補給できるようになっている。
【0021】
したがって、爪部5の対向部側面5aと突起部14dとの間には常にグリス17が介在することになり、爪部5とアウタパッド14との間に錆びが発生することにより固着してしまうことや、クロンク音の発生を防止できる。
【0022】
なお、上記実施の形態では、突起部14dにテーパ部14gを設けることで、爪部5と突起部14dとの間にグリス溜めとなる隙間18を形成したが、図5及び図6に示すように、爪部5と当接する係合面14fに隣接した突起部14dの付け根側に溝部14hを設ける、また、図7及び図8に示すように、爪部5と当接する係合面14fに隣接した突起部14dの先端側に凹部14iを設けるなどして、隙間18を形成するようにしてもよい。
【0023】
つぎに、図9ないし図11を用いて、本発明の第1の変形例を説明する。ただし、前述の実施の形態と同一の構成については同一の図番を付し、説明を省略する。
アウタパッド14の裏板14aには、図9に示すように、一対の突起14dが形成されている。ここで、この一対の突起14dは、互いに対向する側面14e間の距離が一対の爪部5の相対向しない側面5c間の距離と略等しくなるように配置されており、かつ、この側面14eの形状は、爪部5の形状と対応するようになっている。
そして、アウタパッド14は、図中においては省略したリテーナスプリング等により、両爪部5の先端側から脱落しないようにディスク2の径方向に対してキャリパ1に支持される一方、突起14dが爪部5の側面5cに係合することにより、ディスク2の回転方向に対してキャリパ1に支持される。
【0024】
これにより、ブレーキ作動時にアウタパッド14に発生する制動トルクは、アウタパッド14の裏板14aに突起14dを介して、この突起14dの側面14eが当接する爪部5の側面5cを介してキャリパ1に伝達され、ひいては車両の非回転部のナックル(図示せず)が受けるようにされている。この場合、制動トルクを受ける爪部5は、ディスク2の回転方向入口側の爪部5であり、ディスク2が例えば、図9に示すように矢印E方向に回転する場合、制動トルクを受ける爪部5は、同図中右側の爪部である。
【0025】
図10及び図11に示すように、爪部5の側面5cに当接する、アウタパッド14の突起部14dの係合面14fと図9中上方向の面14f’との2面にはグリス17が塗布され、この係合面14f、14f’と隣接するように、突起部14dにはテーパ部14gが設けられている。側面5cとテーパ部14gとの間にできる隙間18に、グリス17が貯留される。隙間18は、ブレーキが作動し、アウタパッド14にかかる制動トルクによって爪部5と突起部14dとが当接した際にも空間が保たれ、グリス溜めとして作用し、係合面14f、14f’にグリス17を補給できるようになっている。
【0026】
したがって、爪部5の側面5cと突起部14dとの間には常にグリス17が介在することになり、爪部5とアウタパッド14との間に錆びが発生することや、クロンク音の発生を防止できる。
【0027】
つぎに、図12ないし図13を用いて、本発明の第2の変形例を説明する。ただし、前述の実施の形態と同一の構成については同一の図番を付し、説明を省略する。
アウタパッド14の裏板14aには、図12に示すように、一対の突起14dが形成されている。ここで、この一対の突起14d間の距離は、爪部5に設けられた一対の孔5d間の距離と略等しくなるように配置されている。
そして、アウタパッド14は、この突起14dを爪部5の孔5dに嵌合させることにより、ディスク2の径方向及び回転方向に対して、キャリパ1に支持される。
【0028】
これにより、ブレーキ作動時にアウタパッド14に発生する制動トルクを、アウタパッド14の裏板14aの突起14d、この突起14dの外周面14jが当接する爪部5の孔5dの内壁を介してキャリパ1に伝達し、ひいては車両の非回転部のナックル12が受けるようにされている。この場合、爪部5は両方の爪部が制動トルクを受けるようになる。
【0029】
図13及び図14に示すように、アウタパッド14の突起部14dの先端側の外周面14jに、テーパ部14gが設けられている。孔5dの内壁とテーパ部14gとの間にできる隙間18に、グリス17が塗布される。隙間18は、ブレーキが作動し、アウタパッド14にかかる制動トルクによって爪部5と突起部14dとが当接した際にも空間が保たれ、グリス溜めとして作用し、外周面14jにグリス17を補給できるようになっている。
【0030】
したがって、爪部5の孔5dの内壁と突起部14dとの間には常にグリス17が介在することになり、爪部5とアウタパッド14との間に錆びが発生することや、クロンク音の発生を防止できる。
【0031】
上記実施例及び変形例では、キャリパ1を直接車両固定部材に対して摺動自在に支持し、インナパッド13はキャリパ1に対して移動可能に支持する構成としたが、キャリパ1とインナパッド13それぞれの支持方法についてはこれに限らない。
【0032】
また、上記実施例及び変形例では、アウタパッド14の突起部14dにグリス溜め部となるテーパ部14g、または、溝部14hを設けたが、グリス溜め部を爪部5側の係合面に隣接する部分に設けるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されたディスクブレーキであるから、アウタパッドの突起部とキャリパの爪部とは、ディスク軸線方向に延び、ディスク回転方向において互いに当接する係合面と側面を有し、この互いに当接する係合面と側面との間にグリスが塗布され、この係合面に隣接するように、グリス溜め部が設けられて爪部と突起部との間に係合面が互いに当接してもディスクの回転方向に隙間が形成され、この隙間にグリスが貯留される。この隙間は、ブレーキが作動し、アウタパッドにかかる制動トルクによって爪部の側面と突起部の係合面とが当接した際にもディスクの回転方向に空間が保たれ、グリス溜めとして作用する。
【0034】
したがって、爪部と突起部とのディスク回転方向における側面と係合面には常にグリスが介在することになり、爪部とアウタパッドの突起部との間に錆びが発生して、アウタパッドの取外しが困難になってしまったり、爪部と突起部が当接する際にクロンク音が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のディスクブレーキを示す部分截断の平面図である。
【図2】同ディスクブレーキを示す正面図である。
【図3】同ディスクブレーキを示す側面図である。
【図4】同ディスクブレーキの図1中のIで囲った部分の拡大図である。
【図5】突起部14dが別形状になった同ディスクブレーキを示す部分截断の平面図である。
【図6】同ディスクブレーキの図5中のIIで囲った部分の拡大図である。
【図7】爪部5が別形状になった同ディスクブレーキを示す部分截断の平面図である。
【図8】同ディスクブレーキの図7中のIIIで囲った部分の拡大図である。
【図9】本発明の第1の変形例のディスクブレーキを示す部分截断の平面図である。
【図10】同ディスクブレーキのA−A断面を示す図である。
【図11】同ディスクブレーキのB−B断面を示す図である。
【図12】本発明の第2の変形例のディスクブレーキを示す部分截断の平面図である。
【図13】同ディスクブレーキのC−C断面を示す図である。
【図14】同ディスクブレーキのD−D断面を示す図である。
【符号の説明】
1 キャリパ
2 ディスク
3 シリンダ部
4 ディスクパス部
5 爪部
5a 対向部側面
5b 凹部
5c 外側側面
5d 孔
6 スリーブ
7 孔
8 嵌合部
9 ブリーダ加工用ボス部
10 配管加工用ボス部
11 ボルト
12 非回転部のナックル
13 インナパッド
13a 裏板
13b ライニング材
13c 延設部
13d 溝
14 アウタパッド
14a 裏板
14b ライニング材
14c かしめ用凸部
14d 突起部
14e 側面
14g テーパ部
14h 溝部
14i 凹部
14j 外周面
14f 係合面
15 インナパッドガイド部
16 リテーナスプリング
16a 孔
16b 基板部
16c アーム部
16d 抑え板部
16f 先端部
17 グリス
18 隙間(グリス溜め部)

Claims (1)

  1. 液圧に応動して進退するピストンが設けられたシリンダ部、該シリンダ部からディスクを跨いで延ばされたディスクパス部、及び該ディスクパス部の先端からディスクの径方向に延ばされた爪部からなり、固定部材に対してディスクの軸線方向に摺動可能に支持されたキャリパと、前記ディスクとシリンダ部との間に介装され、前記ピストンの進退によりディスクの軸線方向に移動可能なインナパッドと、前記ディスクと爪部との間に介装されて、前記キャリパの摺動に応動してディスクの軸線方向に移動可能なアウタパッドと、を備え、前記アウタパッドには、前記爪部に係合して当該アウタパッドをディスクの回転方向に対して前記キャリパに支持するために、ディスクの軸線方向に対して突出する突起部を形成してなるディスクブレーキにおいて、前記アウタパッドの突起部と前記キャリパの爪部とは、ディスク軸線方向に延び、ディスク回転方向において互いに当接する係合面と側面とを有し、この互いに当接する係合面と側面との間にグリスを介在させ、前記突起部と前記爪部との間には、前記突起部の係合面と前記爪部の側面との間にグリスを補給できるように、前記係合面に隣接して該係合面と前記側面とが互いに当接してもディスク回転方向に隙間を形成することでグリスを貯留するグリス溜め部を形成したことを特徴とするディスクブレーキ。
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