JP4623874B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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JP4623874B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に用いて好適なディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のディスクブレーキとして、例えば、特開昭54−111058号公報に開示されたものがある。このディスクブレーキは、ディスクの両側に配置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、ディスクを跨ぐように配置されて、インナパッドおよびアウタパッドをディスク軸線方向に移動可能となるように支持するキャリアと、互いに離間してキャリアのインナパッド側に形成された一対のガイド穴に、一対のガイドピンをインナパッド側から嵌合させることにより、キャリアにディスク軸線方向の移動が可能に支持され、インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有するものである。
【0003】
このディスクブレーキでは、制動時にディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受ける。そして、ディスク回転方向入口側が変形することで、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるようになっている。このように、ディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けるようにすることで、インナパッドおよびアウタパッドの自励振動を抑えてブレーキ鳴きの発生を抑制するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようになっている場合、キャリアのディスク回転方向入口側が変形すると、キャリアのキャリパを支持するガイド穴とガイドピンとの軸がずれてしまい、ガイド穴に対するガイドピンの摺動性能すなわちキャリパの摺動性能を低下させてしまう場合があった。また、キャリパがクリアランスによりパッドとともに移動した場合等においても、ガイド穴に対するガイドピンの摺動性能すなわちキャリパの摺動性能を低下させてしまう場合があった。
【0005】
したがって、本発明は、キャリアがディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構成を採用した上で、キャリパの良好な摺動性能を確保することができるディスクブレーキの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディスクの両側に配置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、ディスクを跨ぐように該ディスク軸の車両進行方向前側に配置されて、前記インナパッドおよび前記アウタパッドをディスク軸線方向に移動可能となるように支持するキャリアと、ディスク周方向に離間して前記キャリアに形成された一対のガイド穴に、一対のガイドピンを前記インナパッド側から遊嵌させることにより、該キャリアにディスク軸線方向の移動が可能に支持され、前記インナパッドおよび前記アウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、前記キャリアは、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面に前記インナパッド若しくはアウタパッドが自重により当接した状態において、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と前記インナパッド若しくは前記アウタパッドとの間にディスク回転方向における移動クリアランスを有するとともに、車両の上下方向上側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの上側嵌合クリアランスが、車両の上下方向下側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの下側嵌合クリアランスより小さく設定されたディスクブレーキにおいて、前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記移動クリアランスよりも前記上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されていることを特徴としている。
【0007】
このように、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面にインナパッド若しくはアウタパッドが自重により当接した状態において、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と間の移動クリアランスよりも、上側のガイド穴およびガイドピンの上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けた後、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるまで変形しても、そのときのガイド穴の変形量は上記移動クリアランスに相当し、これよりも大きく設定された上側嵌合クリアランスによって、変形したガイド穴内であってもガイドピンが良好に摺動可能となる。
【0008】
本発明の請求項2記載のディスクブレーキは、請求項1記載のものに関して、前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記移動クリアランスよりも、前記下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されていることを特徴としている。
【0009】
このように、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面にインナパッド若しくはアウタパッドが自重により当接した状態において、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と間の移動クリアランスよりも、下側のガイド穴およびガイドピンの下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けた後、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるまで変形し、そのときの上記移動クリアランスに相当する変形量で変形する上側ガイド穴に沿うようにキャリパが傾いても、非制動時において下側のガイド穴の中心にあった下側のガイドピンのそのときの移動量は、上記移動クリアランスに相当し、これよりも大きく設定された下側嵌合クリアランスの半分の値によって、下側のガイド穴でもガイドピンが良好に摺動可能となる。
【0010】
本発明の請求項3記載のディスクブレーキは、ディスクの両側に配置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、ディスクを跨ぐように該ディスク軸の車両進行方向後側に配置されて、前記インナパッドおよび前記アウタパッドをディスク軸線方向に移動可能となるように支持するキャリアと、ディスク周方向に離間して前記キャリアに形成された一対のガイド穴に、一対のガイドピンを前記インナパッド側から遊嵌させることにより、該キャリアにディスク軸線方向の移動が可能に支持され、前記インナパッドおよび前記アウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、前記キャリアは、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面に対する前記インナパッド若しくは前記アウタパッドのディスク回転方向の入口側移動クリアランスが、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面に対する前記インナパッド若しくは前記アウタパッドのディスク回転方向の出口側移動クリアランスより小さく設定されるとともに、車両の上下方向上側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの上側嵌合クリアランスが、車両の上下方向下側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの下側嵌合クリアランスより小さく設定されたディスクブレーキにおいて、前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記入口側移動クリアランスよりも前記下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されていることを特徴としている。
【0011】
このように、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向入口側の入口側トルク受面と間の入口側移動クリアランスよりも、下側のガイド穴およびガイドピンの下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアにディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けさせる位置まで、アウタパッドとキャリパとが一体にディスク回転方向移動側に移動しても、非制動時において下側のガイド穴の中心にあった下側のガイドピンがガイド穴内において良好に摺動可能となる。
【0012】
本発明の請求項4記載のディスクブレーキは、請求項3記載のものに関して、前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記出口側移動クリアランスよりも、前記上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されていることを特徴としている。
【0013】
このように、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と間の移動クリアランスよりも、上側のガイド穴およびガイドピンの上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けた後、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるまで変形し、そのときの変形量でインナパッドとキャリパとが移動しても、ディスク回転方向出口側である上側のガイド穴でもガイドピンが良好に摺動可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態のディスクブレーキを図1〜図4を参照して以下に説明する。なお、以下においては、車両を制動可能な正規位置に配置された状態をもって説明する。
【0015】
第1実施形態のディスクブレーキ10は、ディスク11の軸に対して車両進行方向前側に配置されるもので、ディスク11に対しその軸線方向、半径方向および回転方向のいずれにおいても位置固定となるよう車両の非回転部に、ディスク11の車両進行方向前側を跨ぐように取り付けられるキャリア12と、このキャリア12にディスク11の円盤面を両側から挾むよう配設されこのキャリア12によってディスク軸線方向に摺動可能となるように支持される一対のインナパッド13およびアウタパッド14と、ディスク回転方向に離間してキャリア12に設けられた二カ所の摺動案内部16,16にディスク軸線方向に摺動自在となるよう支持されてインナパッド13およびアウタパッド14を両外側からディスク方向に押圧するキャリパ17とで、主に構成されている。
【0016】
ここで、ディスクブレーキ10は、図3における右側をディスクに対して車体外側に配置するとともに、左側をディスクに対して車体内側に配置した状態で車両の非回転部に取り付けられることになり、以下では、上記インナパッド13およびアウタパッド14のように、車体側をインナ側、車体に対し反対側をアウタ側と称す。
【0017】
キャリア12は、鋳物からなるキャリア本体19と、キャリア本体19の摺動案内部16,16それぞれの内側に配置されてインナパッド13およびアウタパッド14を案内する溝形状の一対のパッドガイド20とで構成されている。
【0018】
キャリア12のディスク周方向に離間する二カ所の摺動案内部16には、インナパッド13側の外側からディスク軸線方向に沿うガイド穴21,22がそれぞれ互いに所定距離離間して形成されており、キャリパ17は、所定距離離間して設けられた一対のガイドピン23,24を、一対のガイド穴21,22にインナパッド13側から遊嵌させることにより、キャリア12にディスク軸線方向移動が可能に支持されている。
【0019】
そして、車両の上下方向上側に位置するガイド穴21およびガイドピン23の間の上側嵌合クリアランスCm(=φDm−φdm(ただし、φDm:上側のガイド穴21の直径、φdm:上側のガイドピン23の直径))は、車両の上下方向下側に位置するガイド穴22およびガイドピン24の間の下側嵌合クリアランスCs(=φDs−φds(ただし、φDs:下側のガイド穴22の直径、φds:下側のガイドピン24の直径))より小さく設定されている。また、上側のガイド穴21の下端部に上側のガイドピン23の下端部がキャリパ17の自重により当接した状態において、下側のガイドピン24が下側のガイド穴22の上下方向における略中央に位置するように、ガイド穴21,22間およびガイドピン23,24間の距離が設定されている。
【0020】
図3に示すように、インナパッド13およびアウタパッド14は、共に、ディスク11に接触して摩擦力を発生させるライニング26と、このライニング26を固着状態で保持する裏金27とを有しており、ライニング26,26同士を対向させた状態でディスク11に対し両側に配置される。
【0021】
インナパッド13およびアウタパッド14には、インナパッド13を図1に、アウタパッド14を図2に示すように、それぞれの裏金27のディスク半径方向(図1,図2における矢示A方向をディスク半径方向と称す)の外側(図1,図2におけるA方向側)のディスク回転方向における両側位置には、ディスク半径方向外側に突出する形状の支持部30,31が形成されている。
【0022】
ここで、インナパッド13およびアウタパッド14において、車両前進時のディスク回転方向における入口側の支持部30は、車両前進時には、このときディスク回転方向出口側となる内側の側面部30aにおいて、キャリア12のパッドガイド20に案内されるようになっている。
【0023】
また、インナパッド13およびアウタパッド14において、車両前進時のディスク回転方向における出口側の支持部31は、車両前進時には、このときディスク回転方向出口側となる外側の側面部31aにおいて、キャリア12のパッドガイド20に案内されるようになっている。
【0024】
キャリア12は、ディスク周方向における両端位置にディスク11を越えるように配置されるとともにキャリパ17を支持する一対の摺動案内部16,16と、これら摺動案内部16,16のディスク周方向における外側位置から、ディスク11のインナ側においてそれぞれディスク半径方向内方に一旦延出する壁部33,33と、ディスク11のインナ側においてディスク回転方向に延在するとともに壁部33,33の延出先端部同士を連結させるメインビーム34と、摺動案内部16,16から、ディスク軸線方向におけるディスク11のアウタ側においてそれぞれディスク半径方向内方に延出する壁部35,35とを有している。
【0025】
そして、インナ側の壁部33,33およびアウタ側の壁部35,35には、それぞれ摺動案内部16にかけて凹部37,38が形成されており、ディスク回転方向における同側の壁部33および壁部35には、それぞれ、凹部37,38の形状にあった形状のパッドガイド20が嵌合されている。これらパッドガイド20は、インナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向における両側の支持部30,31を支持案内するもので、インナパッド13およびアウタパッド14の支持部30の内側の側面部30aを案内する案内面部37aと、インナパッド13およびアウタパッド14の支持部30の外側の側面部30bを案内する案内面部37bと、インナパッド13およびアウタパッド14の支持部31の内側の側面部31bを案内する案内面部38bと、インナパッド13およびアウタパッド14の支持部31の外側の側面部31aを案内する案内面部38aとを有している。
【0026】
なお、パッドガイド20,20には、それぞれ、インナパッド13およびアウタパッド14を押圧する押圧板部40a,40bが設けられている。
【0027】
キャリア12は、非制動時において、ディスク回転方向入口側の凹部37の入口側トルク受面である側面部37aに、インナパッド13およびアウタパッド14が自重によりこれに対向する側面部30aで当接した状態すなわちこれらのクリアランスCENT-inが0の状態となっている。この状態において、ディスク回転方向出口側の凹部38の出口側トルク受面である側面部38aとこれに対向するインナパッド13およびアウタパッド14の側面部31aとの間にディスク回転方向における移動クリアランスCEX-outを有している(すなわち、CENT-in=0のとき、CEX-out>0)。
【0028】
また、キャリア12およびキャリパ17は、非制動時において、少なくともアウタパッド14の上記移動クリアランスCEX-outよりも上側嵌合クリアランスCmの方が大きく設定されている(すなわち、CEX-out<Cm)。この実施形態では、インナパッド13についても、上記移動クリアランスCEX-outよりも上側嵌合クリアランスCmの方が大きく設定されている。
【0029】
さらに、キャリア12およびキャリパ17は、少なくともアウタパッド14の上記移動クリアランスCEX-outよりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されている(すなわち、CEX-out<Cs/2)。この実施形態では、インナパッド13についても、上記移動クリアランスCEX-outよりも下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されている。
【0030】
キャリパ17は、ディスク11の一面側に対向配置されたシリンダ部52と、このシリンダ部52の一側からディスク11の外周部を跨いで延出するディスクパス部53と、このディスクパス部53のシリンダ部52に対し反対側からディスク11の他面側に対向するよう延出する爪部54とを有しており、シリンダ部52をインナ側に、爪部54をアウタ側に配置した状態でキャリア12の摺動案内部16,16に形成されたガイド穴21,22にガイドピン23,24を遊嵌させることでキャリア12に支持される。
【0031】
そして、シリンダ部52には、ディスク11側に開口するよう断面円形状をなすボア57が設けられており、このボア57には、ピストン58が摺動自在に嵌合されている。このピストン58は、インナパッド13の裏金27に対向配置されてこれを押圧可能とされ、爪部54は、アウタパッド14の裏金27に対向配置され、これを押圧可能とされている。
【0032】
このような構成のディスクブレーキによれば、例えば車両前進時にブレーキ作動がなされ、ピストン58が突出してキャリパ17がピストン58および爪部54でパッド13,14をディスク11の方向に移動させると、パッド13,14は、それぞれのライニング26でディスク11に接触して制動力を発生させる。
【0033】
このとき、キャリア12は、まず、そのディスク回転方向入口側の両凹部37がその側面部37aにおいて、インナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向入口側の支持部30の側面部30aから制動トルクを受けることになる。
【0034】
その後、制動トルクによりディスク回転方向入口側の摺動案内部16が変形すると、キャリア12は、そのディスク回転方向出口側の両凹部38がその側面部38aにおいて、インナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向出口側の支持部31の側面部31aから制動トルクを受けることになる。
【0035】
そして、非制動時に、ディスク回転方向入口側の凹部37の側面部37aにインナパッド13およびアウタパッド14が自重により当接した状態において、インナパッド13およびアウタパッド14の、ディスク回転方向出口側の凹部38の側面部38aとの間の移動クリアランスよりも、上側のガイド穴21およびガイドピン23の上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されているため、アウタパッド14のみを示す図4に示すように、ディスク11からインナパッド13およびアウタパッド14に導入される制動トルクを、キャリア12が、ディスク回転方向入口側の凹部37の側面部37aで受けた後、図4に二点鎖線で示すように、ディスク回転方向出口側の凹部38の側面部38aで受けるまで変形する。このようなときでも、ガイド穴21の変形量は上記移動クリアランスに相当するため、これよりも大きく設定された上側嵌合クリアランスによって、図4に示すように車両の上下方向上側に位置するガイド穴21とそのガイド穴21の車両の上下方向下側に自重により当接したガイドピン23の先端との間にクリアランス(図4のP部参照)が残り、ガイドピン23が変形したガイド穴21内であっても良好に摺動可能となる。
【0036】
したがって、キャリア12がディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構造を採用した上で、キャリパ17の良好な摺動性能を確保することができる。
【0037】
しかも、非制動時に、ディスク回転方向入口側の凹部37の側面部37aにインナパッド13およびアウタパッド14が自重により当接した状態において、インナパッド13およびアウタパッド14の、ディスク回転方向出口側の凹部38の側面部38aと間の移動クリアランスよりも、車両の上下方向下側に位置するガイド穴22およびガイドピン24の下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されているため、制動時に、ディスク11からインナパッド13およびアウタパッド14に導入される制動トルクを、キャリア12が、ディスク回転方向入口側の凹部37の側面部37aで受けた後、ディスク回転方向出口側の凹部38の側面部38aで受けるまで変形し、そのときの上記移動クリアランスに相当する変形量で変形する車両の上下方向上側に位置するガイド穴21に沿うようにキャリパ17が傾いても、非制動時において車両の上下方向下側のガイド穴22の略中心にあった車両の上下方向下側のガイドピン24のそのときの移動量は、上記移動クリアランスに相当し、これよりも大きく設定された下側嵌合クリアランスの半分の値によって、下側のガイド穴22でもガイドピン24が良好に摺動可能となる。
【0038】
したがって、キャリア12がディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構造を採用した上で、キャリパ17の良好な摺動性能を確実に確保することができる。
【0039】
次に、本発明の第2実施形態のディスクブレーキを図5を主に参照して以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0040】
第2実施形態のディスクブレーキは、第1実施形態と同様のディスクブレーキを、ディスク11の軸に対して車両進行方向後側に配置してなるもので、キャリア12がディスク11の車両進行方向後側を跨ぐように取り付けられている。
【0041】
そして、第2実施形態のディスクブレーキ10において、キャリア12およびキャリパ17は、第1実施形態と同様、車両の上下方向上側に位置するガイド穴21およびガイドピン23の上側嵌合クリアランスCm(=φDm−φdm)は、車両の上下方向下側に位置するガイド穴22およびガイドピン24の下側嵌合クリアランスCs(=φDs−φds)より小さく設定されている。また、車両の上下方向上側に位置するガイド穴21の下端部に車両の上下方向上側に位置するガイドピン23の下端部がキャリパ17の自重により当接した状態においては、下側のガイドピン24は、下側のガイド穴22の上下方向における略中央に位置するようにガイド穴21,22間およびガイドピン23,24間の距離が設定されている。
【0042】
また、第2実施形態のディスクブレーキでは、キャリア12は、非制動時においてディスク回転方向出口側の凹部37の側面部37aにインナパッド13およびアウタパッド14が自重により当接した状態すなわちこれらのクリアランスCEX-inが0の状態において、ディスク回転方向入口側の凹部38の入口側トルク受面である側面部38bとこれに対向するインナパッド13およびアウタパッド14の側面部31bとの入口側移動クリアランスCENT-inが、ディスク回転方向出口側の凹部37の出口側トルク受面である側面部37bとこれに対向するインナパッド13およびアウタパッド14の側面部30bとの間のディスク回転方向における出口側移動クリアランスCEX-outより小さく設定されている(すなわち、CENT-in<CEX-out)。
【0043】
さらに、キャリア12およびキャリパ17は、少なくともアウタパッド14の上記入口側移動クリアランスCENT-inよりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されている(すなわち、CENT-in<Cs/2)。この実施形態では、インナパッド13についても、入口側移動クリアランスCENT-inよりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されている(図5においてインナパッド13側のみ示す)。
【0044】
加えて、キャリア12およびキャリパ17は、少なくともアウタパッド14の上記出口側移動クリアランスCEX-outよりも、上側嵌合クリアランスCmの値の方が大きく設定されている(すなわち、CEX-out<Cm)。この実施形態では、インナパッド13についても、出口側移動クリアランスCEX-outよりも、上側嵌合クリアランスCmの値の方が大きく設定されている。
【0045】
さらに、キャリア12およびキャリパ17は、少なくともアウタパッド14の出口側移動クリアランスCEX-outから入口側移動クリアランスCENT-inを減算した減算値よりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されている(すなわち、CEX-out−CENT-in<Cs/2)。この実施形態では、インナパッド13についても、出口側移動クリアランスCEX-outから入口側移動クリアランスCENT-inを減算した減算値よりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されている。
【0046】
以上のような構成のディスクブレーキ10においては、例えば車両前進時にブレーキ作動がなされ、ピストン58が突出してキャリパ17がピストン58および爪部54でパッド13,14をディスク11の方向に移動させると、パッド13,14は、それぞれのライニング26でディスク11に接触して制動力を発生させる。
【0047】
このとき、キャリア12がインナパッド13およびアウタパッド14から制動トルクを受ける前に、キャリパ17がインナパッド13およびアウタパッド14とともにディスク回転方向出口側に移動することになり、その移動量は、入口側移動クリアランスCENT-inとなる。このようにキャリパ17が移動しても、インナパッド13およびアウタパッド14の入口側移動クリアランスCENT-inよりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されていることから、非制動時において下側のガイド穴22の中心にあった下側のガイドピン24がガイド穴22内においてクリアランスが確保され良好に摺動可能となる。
【0048】
したがって、キャリア12がディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることで、ブレーキ鳴きの発生を抑制する構成を採用した上で、キャリパ17の良好な摺動性能を確保することができる。
【0049】
そして、キャリア12は、ディスク回転方向入口側の両凹部38の側面部38bが、インナパッド13およびアウタパッド14の側面部31bから制動トルクを受けることになる。
【0050】
このようにして導入される制動トルクにより、インナパッド13およびアウタパッド14がキャリア12のディスク回転方向入口側を出口側に押圧して変形させることになるが、インナパッド13およびアウタパッド14の出口側移動クリアランスCEX-outよりも、上側嵌合クリアランスCmの値の方が大きく設定されているため、変形でインナパッド13とキャリパ17とが移動しても、ディスク回転方向出口側である上側のガイド穴21においてクリアランスが確保されガイドピン23が良好に摺動可能となる。
【0051】
すなわち、キャリア12の上記変形による変形量である出口側移動クリアランスCEX-outから入口側移動クリアランスCENT-inを減算した値の分、インナパッド13およびキャリパ17が移動しこれによりディスク回転方向出口側である上側のガイド穴21とガイドピン23とのクリアランスが減少することになるが、キャリパ17の制動初期のディスク回転方向出口側への移動によってすでに入口側移動クリアランスCENT-inに相当する量クリアランスが減少してしまっていることから、残りの移動可能なクリアランスは、上側嵌合クリアランスCmから入口側移動クリアランスCENT-inを減算した値であり、この値が上記変形量よりも小さければ、ディスク回転方向出口側である上側のガイド穴23とガイドピン21との間にクリアランスが残ることになり、その関係は、CEX-out−CENT-in<Cm−CENT-inであることから、CEX-out<Cmを満足させればよいことになる。
【0052】
しかも、インナパッド13およびアウタパッド14の出口側移動クリアランスCEX-outから入口側移動クリアランスCENT-inを減算した減算値よりも、下側嵌合クリアランスCsの半分の値の方が大きく設定されているため、第1実施形態と同様にディスク回転方向入口側のガイド穴22が変形したとしても、ガイド穴22とガイドピン24の先端との間にクリアランスが残り、ガイド穴22にガイドピン24が良好に摺動可能となる。
【0053】
ここで、CENT-in<Cs/2、CENT-in<Cmと、CEX-out−CENT-in<Cs/2とから、CEX-out<Cs/2+CENT-in<Csであり、また、上側のガイドピン23とガイド穴21との関係とCEX-out<Cmであることとから、CEX-out<Cm<Csとなる。さらに、CEX-out−CENT-in>0であることから、非制動時の各部のクリアランスの関係を以下のように表すこともできる。
0≦CENT-in<CEX-out<Cm<Cs
【0054】
ここで、0≦CENT-inとしたのは、クロンク音対策などで非制動時でもパッドスプリングのバネ力でパッドを上側に付勢しておく(すなわCEX-in>0)場合もあるためである。
一方、CEX-out<Cmであることから、CEX-out−CENT-in<CEX-out<Cmとなる。
なお、第1,第2実施形態では、インナ、アウタ両パッドに本発明を適用した例を示したが、インナ、アウタ両パッドのうちのいずれか一方に適用しても良い。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のディスクブレーキによれば、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面にインナパッド若しくはアウタパッドが自重により当接した状態において、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と間の移動クリアランスよりも、上側のガイド穴およびガイドピンの上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けた後、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるまで変形しても、そのときのガイド穴の変形量は上記移動クリアランスに相当し、これよりも大きく設定された上側嵌合クリアランスによって、変形したガイド穴内であってもガイドピンが良好に摺動可能となる。
【0056】
したがって、キャリアがディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構成を採用した上で、キャリパの良好な摺動性能を確保することができる。
【0057】
本発明の請求項2記載のディスクブレーキによれば、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面にインナパッド若しくはアウタパッドが自重により当接した状態において、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と間の移動クリアランスよりも、下側のガイド穴およびガイドピンの下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けた後、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるまで変形し、そのときの上記移動クリアランスに相当する変形量で変形する上側ガイド穴に沿うようにキャリパが傾いても、非制動時において下側のガイド穴の中心にあった下側のガイドピンのそのときの移動量は、上記移動クリアランスに相当し、これよりも大きく設定された下側嵌合クリアランスの半分の値によって、下側のガイド穴でもガイドピンが良好に摺動可能となる。
【0058】
したがって、キャリアがディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構成を採用した上で、キャリパの良好な摺動性能を確実に確保することができる。
【0059】
本発明の請求項3記載のディスクブレーキによれば、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向入口側の入口側トルク受面と間の入口側移動クリアランスよりも、下側のガイド穴およびガイドピンの下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアにディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けさせる位置まで、アウタパッドとキャリパとが一体にディスク回転方向移動側に移動しても、非制動時において下側のガイド穴の中心にあった下側のガイドピンがガイド穴内において良好に摺動可能となる。
【0060】
したがって、キャリアがディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構成を採用した上で、キャリパの良好な摺動性能を確保することができる。
【0061】
本発明の請求項4記載のディスクブレーキによれば、インナパッド若しくはアウタパッドのディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と間の移動クリアランスよりも、上側のガイド穴およびガイドピンの上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されているため、制動時に、ディスクからインナパッドおよびアウタパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面で受けた後、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面で受けるまで変形し、そのときの変形量でインナパッドとキャリパとが移動しても、ディスク回転方向出口側である上側のガイド穴でもガイドピンが良好に摺動可能となる。
【0062】
したがって、キャリアがディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けることでブレーキ鳴きの発生を抑制する構成を採用した上で、キャリパの良好な摺動性能を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のディスクブレーキのインナ側をディスク側から見た軸直交方向に沿う断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態のディスクブレーキのアウタ側をディスク側から見た軸直交方向に沿う断面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態のディスクブレーキを示す軸方向に沿う断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態のディスクブレーキの制動時のキャリアとアウタパッドとキャリパとの関係を示す模式図である。
【図5】 本発明の第2実施形態のディスクブレーキのインナ側をディスク側から見た軸直交方向に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ディスクブレーキ
11 ディスク
12 キャリア
13 インナパッド
14 アウタパッド
17 キャリパ
21,22 ガイド穴
23,24 ガイドピン
37a 側面部(入口側トルク受面)
38a 側面図(出口側トルク受面)
EX-out 出口側移動クリアランス(移動クリアランス)
ENT-in 入口側移動クリアランス

Claims (4)

  1. ディスクの両側に配置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、
    ディスクを跨ぐように該ディスク軸の車両進行方向前側に配置されて、前記インナパッドおよび前記アウタパッドをディスク軸線方向に移動可能となるように支持するキャリアと、
    ディスク周方向に離間して前記キャリアに形成された一対のガイド穴に、一対のガイドピンを前記インナパッド側から遊嵌させることにより、該キャリアにディスク軸線方向の移動が可能に支持され、前記インナパッドおよび前記アウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、
    前記キャリアは、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面に前記インナパッド若しくはアウタパッドが自重により当接した状態において、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面と前記インナパッド若しくは前記アウタパッドとの間にディスク回転方向における移動クリアランスを有するとともに、
    車両の上下方向上側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの上側嵌合クリアランスが、車両の上下方向下側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの下側嵌合クリアランスより小さく設定されたディスクブレーキにおいて、
    前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記移動クリアランスよりも前記上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記移動クリアランスよりも、前記下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. ディスクの両側に配置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、
    ディスクを跨ぐように該ディスク軸の車両進行方向後側に配置されて、前記インナパッドおよび前記アウタパッドをディスク軸線方向に移動可能となるように支持するキャリアと、
    ディスク周方向に離間して前記キャリアに形成された一対のガイド穴に、一対のガイドピンを前記インナパッド側から遊嵌させることにより、該キャリアにディスク軸線方向の移動が可能に支持され、前記インナパッドおよび前記アウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、
    前記キャリアは、ディスク回転方向入口側の入口側トルク受面に対する前記インナパッド若しくは前記アウタパッドのディスク回転方向の入口側移動クリアランスが、ディスク回転方向出口側の出口側トルク受面に対する前記インナパッド若しくは前記アウタパッドのディスク回転方向の出口側移動クリアランスより小さく設定されるとともに、
    車両の上下方向上側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの上側嵌合クリアランスが、車両の上下方向下側に位置する前記ガイド穴および前記ガイドピンの下側嵌合クリアランスより小さく設定されたディスクブレーキにおいて、
    前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記入口側移動クリアランスよりも前記下側嵌合クリアランスの半分の値の方が大きく設定されていることを特徴とするディスクブレーキ。
  4. 前記インナパッド若しくは前記アウタパッドの前記出口側移動クリアランスよりも、前記上側嵌合クリアランスの方が大きく設定されていることを特徴とする請求項3記載のディスクブレーキ。
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