JPH0211629Y2 - - Google Patents

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JPH0211629Y2
JPH0211629Y2 JP1983193418U JP19341883U JPH0211629Y2 JP H0211629 Y2 JPH0211629 Y2 JP H0211629Y2 JP 1983193418 U JP1983193418 U JP 1983193418U JP 19341883 U JP19341883 U JP 19341883U JP H0211629 Y2 JPH0211629 Y2 JP H0211629Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案はデイスクブレーキとブレーキパツド
との間に所定量のブレーキクリアランスを生ぜし
めるデイスクブレーキのリトラクト機構に関する
ものである。
デイスクブレーキにおいては、車輪とともに回
転させられるデイスクロータの両側にブレーキパ
ツドが配置され、キヤリパに嵌合されたピストン
が押し出されるとき、そのパツドがロータに押し
付けられてロータの回転が抑制されるようになつ
ている。
このようなデイスクブレーキには、ブレーキ作
用が解除されたとき、ブレーキパツドとデイスク
ロータとの間に所定量のブレーキクリアランスを
生ぜしめるためのリトラクト機構が設けられるの
が普通である。第1図はそのリトラクト機構の一
例をキヤリパ浮動型のデイスクブレーキとともに
示したものである。このリトラクト機構10は、
キヤリパシリンダ部12の内周側に形成された環
状の凹所14と、凹所14に収容された環状の弾
性体16とで構成され、ピストン18がブレーキ
作用方向に押し出されたとき弾性体16がピスト
ン18の移動方向に弾性変形させられるようにな
つている。そして、ブレーキ作用が解除されると
きには弾性変形させられた弾性体16の復元力に
よつてピストン18が原位置に戻され、デイスク
ロータ16とブレーキパツド22との間にブレー
キクリアランスが生ぜしめられるのである。
ところで、このようなリトラクト機構において
は、弾性体16の弾性変形し得る部分は内周側の
一部分に過ぎない。弾性体16を収容する凹所1
4には弾性体16の弾性変形を許容するための逃
げ部(空間)24が形成されているが、この逃げ
部24は内周側の一部にしか形成されておらず、
したがつて第2図に示されるように弾性体16は
その逃げ部が形成された部分だけしか弾性変形し
得ないのである。
このように上記リトラクト機構10において
は、弾性体の一部しか弾性変形できないために弾
性変形量を大きくとることができず、したがつて
ピストンの戻し量、つまりブレーキクリアランス
を十分大きくとることもできなくなつて、ピスト
ンが回転するデイスクロータによつてノツクされ
る現象を生じる場合がある。すなわち、デイスク
ロータの表面にはその軸心方向に多少の凹凸があ
るために、ロータのその凸形状部によつてピスト
ンがブレーキパツドとともに非作用側へ叩き戻さ
れるノツクバツク現象を生じるのである。このと
きピストンは弾性体に対して摺動させられるた
め、上記現象が繰り返えされると、弾性体のピス
トンに対する接触部が摩耗させられてピストンが
弾性体に対してすべりやすくなる。すると、ブレ
ーキ作用時における弾性体の変形量、したがつて
ブレーキ解除時におけるピストンの戻し量、すな
わちブレーキクリアランスも少なくなり、これに
よつてパツドの引摺り(パツドが回転するロータ
に摺接させられる現象)が引き起こされるのであ
る。
また、弾性体はシール部材としての役目も果た
しているために、弾性体が摩耗することによつて
油漏れをも起こす問題が惹起される。
これに対し、たとえば特開昭60−4636号公報に
記載されているような断面形状が略平行四辺形を
成す弾性体を用いれば、ピストンの前進時にその
弾性体を軸方向において全体的に弾性変形させ得
てその弾性変形量を比較的大きく確保し得るた
め、ピストンの戻し量を充分に確保し得ると考え
られる。しかし、この場合においても未だ解決す
べき問題を有している。すなわち、弾性体が全体
的に弾性変形させられることに起因して弾性体の
復元力を充分に確保し難いため、その弾性体の復
元力によりピストンが原位置まで確実に戻されず
デイスクロータとブレーキパツドとの間に所要の
クリアランスを確保し得ない場合があるのであ
る。
本考案はこのような事情を背景として為された
ものであつて、その目的とするところは、ブレー
キ非作用時においてデイスクロータとブレーキパ
ツドとの間に所要のブレーキクリアランスを確実
に生ぜしめるデイスクブレーキのリトラクト機構
を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本考案は、キヤ
リパのシリンダ部の内周面に摺動可能に嵌合され
たピストンとそのシリンダ部の内周面に設けられ
た環状の凹所との間、及び/又はそのキヤリパの
移動の案内を為すスライドピンとそのスライドピ
ンの外周面に摺動可能に嵌合された嵌合部の内周
面に設けられた環状の凹所との間においてピスト
ンの外周面及び/又はスライドピンの外周面に予
圧状態で介挿された環状の弾性体がブレーキ作用
時に軸方向へ弾性変形させられることによりその
弾性体に生じた復元力に基づいて、ブレーキ作用
方向に移動した前記ピストン及び/又は前記キヤ
リパを原位置に戻すことにより、デイスクロータ
とブレーキパツドとの間に所定のブレーキクリア
ランスを生ぜしめる形式のデイスクブレーキのリ
トラクト機構において、前記ピストンの外周面及
び/又は前記スライドピンの外周面を押圧する内
周部と、その内周部よりも前記凹所の一方の側壁
側へずれた状態でその内周部に一体に設けられ、
その一方の側壁と対向する面にその一方の側壁と
略平行な平行面を有するとともに、前記ピストン
及びキヤリパがブレーキ作用方向に移動させられ
るときその平行面においてその一方の側壁に当接
させられる外周部とを備えて前記弾性体を構成し
たことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
第3図および第4図において、26は非回転部
材に固定されたトルク受部材で、このトルク受部
材26により一対のブレーキパツド28,30が
金具32を介して支持されている。ブレーキパツ
ド28,30は車輪とともに回転するデイスクロ
ータ34の両面に対面する状態で配置されてお
り、ブレーキ作用時に相接近する方向に移動させ
られて回転するデイスクロータ34を両側から挟
みその回転を抑制する。
トルク受部材26にはデイスクロータ34の軸
心と並行な方向に一対のスライドピン36が設け
られている。スライドピン36は第4図に示され
るようにトルク受部材26の雌ねじ穴に螺合され
たボルト38と、ボルト38に嵌められたスリー
ブ40とを有しており、そのスリーブ40には嵌
合穴42を備えたキヤリパ46のアーム部(嵌合
部)44が摺動可能に嵌合されている。キヤリパ
46は一方のブレーキパツド30に対向する位置
に配置されたシリンダ部48と他方のブレーキバ
ツド28に対向して配置された爪部51とを有し
ており、シリンダ部48に嵌合されたピストン5
0が押し出されて一方のパツド30をロータ34
に押し付けたときその反作用で爪部51がピスト
ン50とは反対方向に移動させられて、他方のパ
ツド28をデイスクロータ34に押し付けるよう
になつている。
ピストン50とシリンダ部48との間及び前記
スライドピン36とキヤリパアーム部44との間
にはリトラクト機構52および54が設けられ、
ブレーキ解除時にピストン50およびキヤリパ4
6が原位置にもどされるようになつている。リト
ラクト機構52,54はシリンダ部48およびア
ーム部44の各内周側に設けられた円環状の凹所
56,58とそれら凹所56,58に収容された
弾性体60,62とからそれぞれ成つている。リ
トラクト機構52における弾性体60は、第5図
に示すように、円環状の大径部(外周部)64と
軸方向の位置が大径部64とは異なる小径部(内
周部)66とから一体的に形成されており、その
小径部66の内周面が第6図にも詳しく示すよう
に、ピストン50の外周面に予圧状態で嵌合され
ている。弾性体60は大径部64がピストン50
の押出し側に位置するように、また小径部66が
ピストン50の戻り側に位置するように配置され
ている。
一方、キヤリパアーム部44とスライドピン3
6との間に設けられたリトラクト機構54の凹所
58、弾性体62も同様の形状とされており、弾
性体62の小径部68の内周面がスライドピン3
6の外周面に予圧状態で嵌合されている。ただ
し、弾性体62は小径部68がブレーキ作用時に
おいて、キヤリパ46が移動する側に、また大径
部70がキヤリパ46の戻り側に位置するように
配置されている。
本実施例においては、更に、弾性体60の大径
部64の凹所56のデイスクロータ34側に位置
する側壁71と対向する面にその側壁71と略平
行を成す平行面73が形成されているとともに、
弾性体62の大径部70の凹所58のデイスクロ
ータ34側に位置する側壁75と対向する面にそ
の側壁75と略平行を成す平行面77が形成され
ている。
次にこのようなリトラクト機構の作用をデイス
クブレーキの作用とともに説明する。
シリンダ部48の液圧室72に液圧が供給され
ると、ピストン50が図中右方に押し出され、ブ
レーキパツド30を回転するロータ34に押し付
ける。ピストン50が押し出されてパツド30を
ロータ34に押し付けると、その反作用でキヤリ
パ46がピストン50とは反対の方向(図中左
方)に移動させられて、他方のパツド28をロー
タ34に押し付け、ロータ34の回転を抑制す
る。
ピストン50およびキヤリパ46が互いに反対
方向に移動させられるとき、ピストン50に嵌合
された弾性体60の小径部66は、第7図に示す
ように、ピストン50と同じ方向に移動させられ
る。すなわち、弾性体60が弾性変形させられる
のである。同様にスライドピン36に嵌合された
弾性体62もキヤリパ46の移動によつて小径部
68がその軸方向位置を大径部30に接近させる
方向に弾性変形させられる。このとき、弾性体6
0,62は大径部64,70に形成された平行面
73,77において凹所56,58の前記側壁7
1,75に当接させられた状態で軸方向に弾性変
形させられるため、大径部64,70における弾
性変形が抑制され且つ小径部66,68において
比較的大きく弾性変形させられることとなる。こ
の状態で、シリンダ部48の液圧室72への液圧
の供給が断たれると、ピストン50およびキヤリ
パ46は弾性変形させられた弾性体60,62の
復元力によつて元の位置へと戻される。なお、ピ
ストン50、キヤリパ46は一方のリトラクト機
構54がなくても他方のリトラクト機構52の作
用で非作用方向に戻される。しかしながら、一方
のリトラクト機構54がない場合には、キヤリパ
46が十分に戻されにくい。キヤリパ46はピス
トン50よりも重量が重いために移動させにく
く、そのためピストン50とキヤリパ46との間
の相対的な戻り量は同じであつても、デイスクロ
ータ34から離間させられる距離はピストン50
と比べてキヤリパ46の方が少なくなるのであ
る。すなわち、ブレーキが解除された後におい
て、ピストン50とデイスクロータ34との間の
距離よりもキヤリパ爪部51とデイスクロータ3
4との間の距離の方が少なくなるのである。
しかしながら、上記デイスクブレーキにはリト
ラクト機構52の他にもう一つのリトラクト機構
54が設けられているために、上記のような不都
合を生じない。リトラクト機構54は位置固定の
スライドピン36とキヤリパアーム部44との間
に設けられているため、ブレーキ解除時において
キヤリパ46を、位置固定のスライドピン36、
トルク受部材26、更にはデイスクロータ34に
対して確実に一定量相対移動させるからである。
この結果、ピストン50とキヤリパ46とはデイ
スクロータ34に対して同じ量だけ非作用方向に
戻され、パツド28,30とロータ34との間に
適正量のブレーキクリアランスを生ぜしめるので
ある。
このように本実施例によれば、ピストン50と
シリンダ部48との間に設けられたリトラクト機
構52の弾性体60は、ピストン50の外周面を
押圧する小径部66とその小径部66と軸方向位
置が相違する大径部64とから構成されているた
め、第1図および第2図に示す従来の弾性体16
に比べて、弾性体60は凹所56内において一層
大きく軸方向に弾性変形することができる。これ
により、弾性体60の弾性変形量を大きくとるこ
とが可能となつて、ブレーキ解除時におけるピス
トン50戻り量、すなわちブレーキ非作用時にお
けるパツド30とデイスクロータ34との間のブ
レーキクリアランスを大きくとることが可能とな
る。この結果、パツド30の引摺りが防止される
とともに、前述したノツクバツク現象を回避し得
てそのノツクバツク現象に伴う弾性体60の摩耗
を回避することができるため、弾性体60の摩耗
による油漏れが効果的に防止され且つ弾性体60
の摩耗に基づくブレーキクリアランスの低下が効
果的に防止される。
なお、スライドピン36とアーム部44との間
に設けられた弾性体62も同じく弾性変形量を大
きくとることができるので、ブレーキ解除時にお
けるキヤリパ46の戻り量、すなわちブレーキ非
作用時における爪部51側のパツド28とデイス
クロータ34との間のブレーキクリアランスも充
分に大きくとることが可能となつて、パツド28
の引摺りが防止される。
また、本実施例によれば、ピストン50および
キヤリパ46がブレーキ作用方向に移動させられ
るときには、弾性体60,62は大径部64,7
0の平行面73,77において凹所56,58の
側壁71,75に当接させられた状態で軸方向に
弾性変形させられて、大径部64,70の弾性変
形が抑制され且つ小径部66,68において比較
的大きく弾性変形させられることとなるので、断
面形状が略平行四辺形を成して全体的に比較的大
きく弾性変形させられる従来の弾性体に比べて、
弾性体の復元力を一層大きく確保することができ
てピストン50およびキヤリパ46を原位置まで
一層確実に戻すことができる。
ところで、上記デイスクブレーキにおいては、
ブレーキパツド28,30が摩耗したときその摩
耗量だけピストン50、キヤリパ46の非作用位
置をブレーキ作用方向にずらせることが必要とな
る。それらの非作用状態をずらせるには、弾性体
60,62の硬さをブレーキ作用時における弾性
体の変形量が一定の量に達した時にピストン50
またはスライドピン36が弾性体60,62に対
して滑るように定めておくか、または第8図に示
すように、ストツパ74をシリンダ部48もしく
はキヤリパアーム部44に設けておけば良い。
以上本考案の実施例について詳述したが、本考
案はその他の異なつた形態で実施することが可能
である。例えば、弾性体は第9図に示すように、
内周部76と外周部78とが軸方向に異なつた位
置に形成されている、嵌合穴80を備えた皿状の
弾性体82を使用することも可能である。また、
上記実施例はピンスライド型デイスクブレーキに
本考案を適用したものであるが、本考案はその他
のキヤリパ浮動型デイスクブレーキ、あるいはキ
ヤリパが固定された形式のデイスクブレーキに対
しても適用可能である。
以上詳記したように、本考案は、キヤリパのシ
リンダ部の内周面に設けられた環状の凹所とピス
トンの外周面との間、及び/又は嵌合部の内周面
に設けられた環状の凹所とスライドピンの外周面
との間においてそれらピストンの外周面及び/又
はスライドピンの外周面に予圧状態で介挿された
弾性体がブレーキ作用時に軸方向へ弾性変形させ
られることによりその弾性体に生じた復元力に基
づいて、ブレーキ作用方向に移動したピストン及
び/又はキヤリパを原位置に戻す形式のデイスク
ブレーキのリトラクト機構において、ピストンの
外周面及び/又はスライドピンの外周面を押圧す
る内周部と、その内周部よりも前記凹所の一方の
側壁側へずれた状態でその内周部に一体に設けら
れ、その側壁と対向する面にその側壁と略平行な
平行面を有するとともに、ピストン及びキヤリパ
がブレーキ作用方向に移動させられるときその平
行面において前記側壁に当接させられる外周部と
を備えて前記弾性体を構成したことを特徴とする
ものである。
この結果、ピストン及びキヤリパがブレーキ作
用方向に移動させられるときに内周部が軸方向に
おいて外周部に接近する方向へ弾性体を好適に弾
性変形させ得てその弾性変形量を比較的大きく確
保し得て、ブレーキ解除時におけるピストン及
び/又はキヤリパの戻り量を充分に確保し得、こ
れにより、ブレーキパツドとデイスクロータとの
間のブレーキクリアランスを大きくとることが可
能となつて、パツドの引摺りやノツクバツク現象
に伴う弾性体の摩耗を回避することができる。そ
して、上記リトラクト機構がピストンとシリンダ
部との間に設けられる場合には、上記弾性体の摩
耗を回避し得ることによりピストンとシリンダ部
との間から油が漏れるのを防止し得るという効果
をも生ずる。
また、弾性体外周部の平行面と凹所の一方の側
壁との当接に基づいてブレーキ作用時における弾
性体外周部の弾性変形が抑制され、弾性体は内周
部において比較的大きく弾性変形させられるた
め、断面形状が略平行四辺形を成して全体的に比
較的大きく弾性変形させられる従来の弾性体に比
べて復元力を一層大きく確保し得、これにより、
ピストン及び/又はキヤリパを一層確実に原位置
まで戻し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリトラクト機構をキヤリパ浮動
型のデイスクブレーキとともに示す正面断面図で
あり、第2図は第1図におけるリトラクト機構の
作用状態を示す要部断面図である。第3図は本考
案の実施例であるリトラクト機構をピンスライド
式キヤリパ浮動型デイスクブレーキとともに示す
一部を切欠いた正面図であり、第4図は第3図に
おける−視断面図である。第5図は第3図に
おける弾性体の正面断面図であり、第6図は第3
図におけるリトラクト機構とその周辺部を拡大し
て示す要部断面図であり、第7図はそのリトラク
ト機構の作用状態を示す要部断面図である。第8
図は本考案の他の実施例であるリトラクト機構の
要部正面断面図であり、第9図は本考案のさらに
他の実施例であるリトラクト機構に用いられる弾
性体の正面断面図である。 28,30:ブレーキパツド、34:デイスク
ロータ、36:スライドピン、44:アーム部
(嵌合部)、46:キヤリパ、48:シリンダ部、
52,54:リトラクト機構、56,58:凹
所、60,62:弾性体、64,70:大径部
(外周部)、66,68:小径部(内周部)、7
6:内周部、78:外周部、82:弾性体、7
1,75:側壁、73,77:平行面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キヤリパのシリンダ部の内周面に摺動可能に嵌
    合されたピストンと該シリンダ部の内周面に設け
    られた環状の凹所との間、及び/又は該キヤリパ
    の移動の案内を為すスライドピンと該スライドピ
    ンの外周面に摺動可能に嵌合された嵌合部の内周
    面に設けられた環状の凹所との間において該ピス
    トンの外周面及び/又は該スライドピンの外周面
    に予圧状態で介挿された環状の弾性体がブレーキ
    作用時に軸方向へ弾性変形させられることにより
    該弾性体に生じた復元力に基づいて、ブレーキ作
    用方向に移動した前記ピストン及び/又は前記キ
    ヤリパを原位置に戻すことにより、デイスクロー
    タとブレーキパツドとの間に所定のブレーキクリ
    アランスを生ぜしめる形式のデイスクブレーキの
    リトラクト機構において、 前記ピストンの外周面及び/又は前記スライド
    ピンの外周面を押圧する内周部と、該内周部より
    も前記凹所の一方の側壁側へずれた状態で該内周
    部に一体に設けられ、該一方の側壁と対向する面
    に該一方の側壁と略平行な平行面を有するととも
    に、前記ピストン及びキヤリパがブレーキ作用方
    向に移動させられるとき該平行面において該一方
    の側壁に当接させられる外周部とを備えて前記弾
    性体を構成したことを特徴とするデイスクブレー
    キのリトラクト機構。
JP19341883U 1983-12-15 1983-12-15 デイスクブレ−キのリトラクト機構 Granted JPS60101233U (ja)

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